施設支柱固定具の中心軸補正装置
【課題】施設支柱が挿設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事において中心軸を外れた施設支柱固定具の横紐(X軸)、縦紐(Y軸)、垂直(Z軸)、及び水平(X−Y面)を補正して前記施設支柱固定具を前記中心軸に合わせることのできる施設支柱固定具の中心軸補正装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る施設支柱固定具の中心軸補正装置によれば、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事において中心軸を外れた施設支柱固定具に取り付けて締結・固定することにより、中心軸の横紐(X軸)、縦紐(Y軸)、垂直(Z軸)、及び水平(X−Y面)を簡単に補正して中心軸を合わせることで施設支柱を円滑で且つ安定的に設置することが可能になる。
【解決手段】本発明に係る施設支柱固定具の中心軸補正装置によれば、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事において中心軸を外れた施設支柱固定具に取り付けて締結・固定することにより、中心軸の横紐(X軸)、縦紐(Y軸)、垂直(Z軸)、及び水平(X−Y面)を簡単に補正して中心軸を合わせることで施設支柱を円滑で且つ安定的に設置することが可能になる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、施設支柱固定具の中心軸補正装置に係り、さらに詳しくは、施設支柱が挿設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事において中心軸を外れた施設支柱固定具の横紐(X軸)、縦紐(Y軸)、垂直(Z軸)、及び水平(X−Y面)を補正して前記施設支柱固定具を前記中心軸に合わせることのできる施設支柱固定具の中心軸補正装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、建築物、畜舎、屋外施設、造景施設、水上構造物などの施設を施工するとき、その施設支柱を地上に支持するための基礎を設置する。このとき、かような基礎として施設支柱が嵌設される施設支柱固定具を使用するが、このような施設支柱固定具を施設支柱に合わせて多数が地中に貫入する。
【0003】
このように施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事において施設支柱固定具を地中に貫入するに際して、地中の岩石や不均質な土質、地盤が出現する場合が頻発して施工しようとする中心軸を外れたり、水平面が回転してねじれが発生したり、海岸地域、河川地域、湿地、水空間などの地盤が弱い軟弱地盤地域においてはこのような施設固定具を地中に貫入しようとするときに前記施設固定具の支持力を十分に確保することのできる地盤まで地中に貫入しなければならないため、施設支柱固定具が地中に貫入する深さも異なってくる場合がある。この場合に、前記施設支柱固定具は中心軸を外れてしまい、前記施設支柱固定具に施工される施設支柱を前記施設支柱固定具に正確な位置と高さをもって嵌設することができなくなるという不都合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第7467536号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上述した問題点を解消するためになされたものであり、その目的は、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事において、中心軸を外れた施設の固定具を簡単に補正して中心軸を合わせることにより施設支柱を円滑で且つ安定的に設置することのできる施設支柱固定具の中心軸補正装置を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の上端面に結合され、縁部には多数のスロット201が等間隔にて形成されて多数の連結部202が前記スロット201と交互に形成され、中央部には固定孔203が形成され、前記中央部の下部面には固定片204が形成されるフランジ20と、前記フランジ20の上側に結合されるが、内側に前記施設支柱100が嵌設される空間部が形成され、下部面にガイド孔301が形成されてガイド片302が前記ガイド孔301に沿って移動可能に取り付けられて前記固定孔203を貫通して前記固定片204に締結され、前記ガイド孔301と前記スロット201がボルト−ナット締結される支柱連結部30と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記フランジ20は、前記多数のスロット201と連結部202の内側に同じ形状の連結部202’とスロット201’が交互にそれぞれ形成されることを特徴とする。
【0008】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の上端面に結合され、縁部には多数の第1スロット401が等間隔にて形成されて多数の第1連結部402が前記第1スロット401と交互に形成され、中央部には第1固定孔403が形成され、前記中央部の下部面には固定片404が形成される第1フランジ40と、前記第1フランジ40の上側に結合されるが、内側に前記施設支柱100が挿設される空間部が形成され、下部面の中央部には第2固定孔501が形成されて締結片502が前記第2固定孔501と前記第1固定孔403を貫通して前記固定片404に締結され、前記第1フランジ40の前記第1スロット401と第1連結部402に対向して同じ形状に第2スロット503と第2連結部504が形成されてボルト505が前記第1スロット401と前記第2スロット503を貫通してダブルナット506に締結される第2フランジ50と、を備えることを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の空間部には前記施設支柱100が嵌設されるが、前記施設支柱固定具10の上部には多数の係合孔101が等間隔にて形成され、前記係合孔101には係合片102が係合されて前記施設支柱100を固定することを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の空間部には連結棒60が嵌設され、前記連結棒60の上端面には内側に前記施設支柱100が嵌設される空間部が形成される支柱連結部30’が結合されるが、前記施設支柱固定具10の上部には多数の係合孔101が等間隔にて形成され、前記係合孔101には係合片102が係合されて前記施設支柱100を固定することを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記係合孔101は3つが等間隔にて形成され、前記係合孔101に前記係合片102が係合されることを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10は、内側に前記施設支柱が嵌設される空間部71、81が形成される下部固定具70と上部固定具80とから構成されるが、前記下部固定具70は、下部には外周縁にネジ山73が形成される上広下狭のくさび部74が形成され、前記下部固定具70の上端部に前記上部固定具80の下端部が組み付け可能に形成されることを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、前記下部固定具70の上端部と前記上部固定具80の下端部にはフランジ部77、87が形成されて互いにフランジ結合されるが、前記フランジ部77、87は螺旋状に形成されることを特徴とする。
【0014】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記上部固定具80は、外周縁にネジ山84が形成されることを特徴とする。
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の上部に一体にまたは結合形成され、前後方面にそれぞれ2つずつのX軸ガイド孔151が形成され、前記X軸ガイド孔151には前記X軸ガイド孔151に沿って前後に移動し、ガイド片ボルト−ガイド片ナット154、155から構成されるガイド片153が取り付けられるX軸ガイドプレート150と、前記X軸ガイドプレート510の上側に左右方面にそれぞれ2つずつのY軸ガイド孔161が形成され、前記Y軸ガイド孔161には前記Y軸ガイド孔161に沿って左右に移動し、前記ガイド片153が取り付けられるY軸ガイドプレート160と、を備えることを特徴とする。
【0015】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、前記ガイド片ナット155はダブルナット156から構成して前記Y軸ガイドプレート160の上下に締結されて前記X軸ガイドプレート150と前記Y軸ガイドプレート160の前後左右の間隔を調節できるようにすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る施設支柱固定具の中心軸補正装置によれば、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事において中心軸を外れた施設支柱固定具に取り付けて締結・固定することにより中心軸の横紐(X軸)、縦紐(Y軸)、垂直(Z軸)、及び水平(X−Y面)を簡単に補正して中心軸を合わせることで施設支柱を円滑で且つ安定的に設置することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】中心軸を外れた施設支柱固定具の状態図。
【図2】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の分解斜視図。
【図3】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の側面図。
【図4】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の分解斜視図。
【図5】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の側面図。
【図6】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図。
【図7】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の平面図。
【図8】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図。
【図9A】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図。
【図9B】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図。
【図10A】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図。
【図10B】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図。
【図11A】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の側面分解図。
【図11B】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の側面結合図。
【図12】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の分解斜視図。
【図13】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の使用状態図。
【図14】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の使用状態側面図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付図面に基づき、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置及び補正方法を詳述する。
図1は、中心軸を外れた施設支柱固定具の状態図であり、図2は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の分解斜視図であり、図3は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の側面図であり、図4は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の分解斜視図であり、図5は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の側面図であり、図6は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図であり、図7は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の平面図であり、図8は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図であり、図9A〜図10Bは、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図であり、図11Aは、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の側面分解図であり、図11Bは、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の側面結合図であり、図12は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の分解斜視図であり、図13は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の使用状態図であり、図14は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の使用状態側面図である。
【0019】
施設の基礎工事において施設支柱を嵌設するための施設支柱固定具10を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入しようとするときに地中の岩石や不均質な土質、地盤が出現する場合が頻発して、図1に示すように、施工しようとする横紐(X軸)、縦紐(Y軸)、垂直(Z軸)から外れてしまい、施設支柱固定具が地中に貫入する深さも異なってきて水平(X−Y面)から外れて中心軸から外れてしまう。この場合に、前記施設支柱固定具に施工される施設支柱100を前記施設支柱固定具10に正確な位置と高さをもって施工することができなくなる。
【0020】
本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図2及び図3に示すように、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の上端面に結合され、縁部には多数のスロット201が等間隔にて形成されて多数の連結部202が前記スロット201と交互に形成され、中央部には固定孔203が形成され、前記中央部の下部面には固定片204が形成されるフランジ20と、前記フランジ20の上側に結合されるが、内側に前記施設支柱100が嵌設される空間部が形成され、下部面にガイド孔301が形成されてガイド片302が前記ガイド孔301に沿って移動可能に取り付けられて前記固定孔203を貫通して前記固定片204に締結され、前記ガイド孔301と前記スロット201がボルト−ナット締結される支柱連結部30と、から構成されることを特徴とする。
【0021】
これによれば、細長い穴状の前記多数のスロット201、前記固定孔203、及び前記固定片204が形成される前記フランジ20は前記施設支柱固定具10の上端面に別途の結合手段を用いて結合してもよく、前記施設支柱固定具10と一体に形成してもよい。
【0022】
前記施設支柱固定具10の上端面に前記フランジ20を結合したり一体に形成した場合、前記施設支柱固定具10を地中に貫入するに際して前記フランジ20がより広い面積の地面により支持されるため、一層安定的に地中に貫入する。
【0023】
また、内側に前記施設支柱100が嵌設される前記支柱連結部30は、前記ガイド片204を前記固定孔203に嵌入することにより前記固定孔203を軸として回転可能であるが、前記中心軸から外れた場合、前記中心軸の方向に前記支柱連結部30を回転させ、前記ガイド孔に沿って中心軸に正確に合わせた後、前記ガイド片204を前記固定孔203を貫通して前記固定片204に締結することにより前記フランジ20と結合され、これと共に、前記ガイド孔301と前記スロット201にボルト−ナット締結することにより二重に固定される。
【0024】
このように本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、前記施設支柱固定具10の上部面に中心軸を補正して取り付けられ、前記支柱連結部30の前記空間部に前記施設支柱100が嵌設されて安定的に設置されることになる。
【0025】
また、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図3に示すように、前記フランジ20は前記多数のスロット201と連結部202の内側に同じ形状の連結部202’とスロット201’が交互にそれぞれ形成されることを特徴とする。
【0026】
これによれば、前記スロット201、201’は二重に形成されて前記フランジ20の縁部全体をカバーできるようになって、中心軸を補正するに際して一層簡単で且つ効率的に構成することが好ましい。
【0027】
一方、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図4及び図5に示すように、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の上端面に結合され、縁部には多数の第1スロット401が等間隔にて形成されて多数の第1連結部402が前記第1スロット401と交互に形成され、中央部には第1固定孔403が形成され、前記中央部の下部面には固定片404が形成される第1フランジ40と、前記第1フランジ40の上側に結合されるが、内側に前記施設支柱100が挿設される空間部が形成され、下部面の中央部には第2固定孔501が形成されて締結片502が前記第2固定孔501と前記第1固定孔403を貫通して前記固定片404に締結され、前記第1フランジ40の前記第1スロット401と第1連結部402に対向して同じ形状に第2スロット503と第2連結部504が形成されてボルト505が前記第1スロット401と前記第2スロット503を貫通してダブルナット506に締結される第2フランジ50と、から構成されることを特徴とする。
【0028】
本発明は、地中に貫入した施設支柱固定具10が垂直的に合わずにZ軸方向に対して傾斜した場合にこれを補正するための装置である。前記第1フランジ40と前記第2フランジ50は上下に平行に間隔をおいて結合され、その間隔は前記ボルト505と前記ダブルナット506により調節されて垂直から傾斜した分だけ補正することが可能になる。
【0029】
すなわち、前記ボルト505と前記ダブルナット506を前記第1フランジ40と前記第2フランジ50の前後方面の4角に形成される前記第1スロット401と前記第2スロット503に締結するが、前記ダブルナット506を用いて中心軸から傾斜した側の間隔を増やし、反対側の間隔を減らすような方式により調節することによりZ軸方向に対して傾斜した分だけ補正して垂直を合わせることになる。
【0030】
一方、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図6に示すように、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の空間部には前記施設支柱100が嵌設されるが、前記施設支柱固定具10の上部には多数の係合孔101が等間隔にて形成され、前記係合孔101には係合片102が係合されて前記施設支柱100を固定することを特徴とする。
【0031】
これによれば、前記施設支柱固定具10は、空間部を有する中空円錐状の鋼管体から形成されてハンマーなどにより加圧して地中に貫入するか、あるいは、図6に示すように、外周縁に下端の頂点から所定の高さまで前記ネジ山103が形成され、掘削機などの機械を用いて前記施設支柱固定具10を加圧及び回転して施工される。前記ネジ山103が形成される場合には、前記ネジ山103により回転しながら直接的に地面を掘り込んで地中に埋設できるように形成されて地盤との摩擦力が増大されて支持力が極大化可能であり、前記空間部には前記施設支柱100が挿設される。
【0032】
このとき、挿設された前記施設支柱固定具10が地面と垂直的に合わなくて垂直(Z軸)の中心軸から外れた場合に、前記施設支柱100を前記空間部に挿設した後、前記施設支柱固定具10の上部に等間隔にて形成された多数の係合孔101と前記係合孔101に係合される係合片102によって垂直を合わせてZ軸方向に補正することが可能になる。
【0033】
すなわち、前記施設支柱100は、前記施設支柱固定具10の前記空間部に挿設された後に前記係合孔101に係合される前記係合片102によって支持・固定されるが、垂直(Z軸)の中心軸を補正するためには前記施設支柱固定具10が傾斜した側に形成された係合孔に係合される係合片は前記空間部の内側に一層深く挿入されて締結され、反対側に形成された係合孔に係合される係合片は前記空間部の内側に一層浅く挿入されて締結されることにより、前記施設支柱固定具10の前記空間部に挿設される前記施設支柱100の位置を中心軸に合わせて正確に施工することが可能になる。前記係合孔101と前記係合片102は、図6に示すように、それぞれボルト孔及びボルトから構成されて前記ボルトが前記ボルト孔に締結される。
【0034】
一方、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図8に示すように、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の空間部には連結棒60が嵌設され、前記連結棒60の上端面には内側に前記施設支柱100が嵌設される空間部が形成される支柱連結部30’が結合されるが、前記施設支柱固定具10の上部には多数の係合孔101が等間隔にて形成され、前記係合孔101には係合片102が係合されて前記施設支柱100を固定することを特徴とする。
【0035】
これによれば、前記施設支柱固定具10は、空間部を有する中空円錐状の鋼管体から形成されてハンマーなどにより加圧して地中に貫入するか、あるいは、図8に示すように、外周縁に下端の頂点から所定の高さまで前記ネジ山103が形成され、掘削機などの機械を用いて前記施設支柱固定具10を加圧及び回転して施工される。前記ネジ山103が形成される場合には、前記ネジ山103により回転しながら直接的に地面を掘り込んで地中に埋設できるように形成されて地盤との摩擦力が増大されて支持力が極大化可能であり、前記空間部には前記施設支柱100が挿設される。
【0036】
このとき、挿設された施設支柱固定具が地面と垂直的に合わなくて垂直(Z軸)の中心軸から外れた場合に、前記施設支柱固定具の空間部に前記連結棒60を挿入した後に、前記施設支柱固定具10の上部に等間隔にて形成された多数の係合孔101と前記係合孔101に係合される前記係合片102によって垂直をZ軸方向に補正することが可能になる。
【0037】
すなわち、前記連結棒60は、前記施設支柱固定具10の前記空間部に挿入された後に前記係合孔101に係合される前記係合片102によって支持・固定されるが、垂直(Z軸)の中心軸を補正するためには前記施設支柱固定具10が傾斜した側に形成された係合孔に係合される係合片は前記空間部の内側に一層深く挿入されて締結され、反対側に形成された係合孔に係合される係合片は前記空間部の内側に一層浅く挿入されて締結されることにより、前記連結棒60の上端面に形成された前記支柱連結部30’の前記空間部に挿設される前記施設支柱100の位置を中心軸に合わせて正確に施工することが可能になる。前記係合孔101と前記係合片102は、図8に示すように、それぞれボルト孔とボルトから構成されて前記ボルトが前記ボルト孔に締結され、前記支柱連結部30’は前記連結棒60の上側に結合されるが、その挿設される前記施設支柱100の形状に対応して種々の形状に構成することができる。
【0038】
また、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図7に示すように、前記係合孔101は3つが等間隔にて形成され、前記係合孔101に前記係合片102が係合されることを特徴とする。
【0039】
これによれば、前記係合孔101及び前記係合片102は、2つ、3つ、4つ、5つずつなど多数が等間隔にて形成されて前記施設支柱固定具10の空間部に挿設される前記施設支柱100または前記連結棒60の垂直を補正するが、3つずつである場合の方が、幾何学的に安定的な構造を有しながらも最も簡単に補正することが可能になる。
【0040】
すなわち、前記係合孔101及び前記係合片102が2つずつである場合には両側から垂直を合わせるものであるため垂直が上手く合わないだけではなく、構造的にも極めて不安定的であり、4つずつ以上である場合には垂直が上手く合うとはいえ、あまりにもその数が多くて垂直を合わせることが容易ではなく、煩雑で且つ複雑になるのに対し、3つずつである場合にこのような作業上の問題と構造的な問題をバランスよく解決することが可能になる。
【0041】
一方、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図9A及び図9Bに示すように、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10は、内側に前記施設支柱が嵌設される空間部71、81が形成される下部固定具70と上部固定具80とから構成されるが、前記下部固定具70は、下部には外周縁にネジ山73が形成される上広下狭のくさび部74が形成され、前記下部固定具70の上端部に前記上部固定具80の下端部が組み付け可能に形成されることを特徴とする。
【0042】
これによれば、前記下部固定具70は、前記くさび部74の前記ネジ山73により地盤を掘り込んで容易に地中に貫入することが可能になり、海岸地域、河川地域、湿地、水空間など地盤が弱い軟弱地盤地域において十分な支持力を確保するために一層地中の深くに挿入しようとするとき、前記上部固定具80を前記下部固定具70の上端部に組み付けることにより前記施設支柱固定具10の長さを容易に延ばして、追加的に十分な支持力を確保可能な地盤まで地中に貫入して水平(X−Y面)的に合わない場合を補正することが可能になる。
【0043】
また、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図9A及び図9Bに示すように、前記下部固定具70の上端部には多数の下部溝部75が形成され、前記上部固定具80の下端部には多数の上部突部82が形成されて前記下部溝部75と上部突部82が嵌合するか、あるいは、前記下部固定具70の上端部には多数の下部突部76が形成され、前記上部固定具80の下端部には多数の上部溝部83が形成されて前記下部突部76と上部溝部83が嵌合する。
【0044】
これによれば、前記下部固定具70の上端部と前記上部固定具80の下端部は前記下部溝部75と上部突部82、前記下部突部76と上部溝部83により嵌合することにより簡単に組み付けられるような構造に形成されて、前記施設支柱固定具10の長さを容易に延ばし、追加的に十分な支持力を確保可能な地盤まで地中に貫入して水平(X−Y面)が合わない場合を補正することが可能になる。
【0045】
また、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図11A及び図11Bに示すように、前記下部固定具70の上端部と前記上部固定具80の下端部にはフランジ部77、87が形成されて互いにフランジ結合されるが、前記フランジ部77、87は螺旋状に形成されることを特徴とする。
【0046】
これによれば、前記下部固定具70の上端部と前記上部固定具80の下端部にはフランジ部77、87が形成され、前記フランジ部77、87にはボルト孔が形成されて前記ボルト孔にボルト−ナットを締結することにより互いにフランジ結合されて強固に組み付けられるが、前記フランジ部77、87をネジ山のように螺旋状に形成することにより前記螺旋状のフランジ部77、87は前記施設支柱固定具10を地中に貫入するに際して前記ネジ山73が形成された前記くさび部74と同様に地盤を掘り込んで長さが延ばされた前記施設支柱固定具10を容易に地中に貫入することが可能になる。
【0047】
また、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図10Aから図11Bに示すように、前記上部固定具80は外周縁にネジ山84が形成されることを特徴とする。
これによれば、前記上部固定具80もまた、前記下部固定具70と同様に、外周縁にネジ山84が形成される構成であるが、前記上部固定具80が前記下部固定具70に組み付けられてその長さが延ばされた前記施設支柱固定具10を地中に貫入するに際して、前記ネジ山84が地盤を掘り込んで容易に地中に貫入することが可能になる。
【0048】
一方、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図12及び図13に示すように、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の上部に一体にまたは結合形成され、前後方面にそれぞれ2つずつのX軸ガイド孔151が形成され、前記X軸ガイド孔151には前記X軸ガイド孔151に沿って前後に移動し、ガイド片ボルト−ガイド片ナット154、155から構成されるガイド片153が取り付けられるX軸ガイドプレート150と、前記X軸ガイドプレート510の上側に左右方面にそれぞれ2つずつのY軸ガイド孔161が形成され、前記Y軸ガイド孔161には前記Y軸ガイド孔161に沿って左右に移動し、前記ガイド片153が取り付けられるY軸ガイドプレート160と、から構成されることを特徴とする。
【0049】
これによれば、前記X軸ガイドプレート150に形成された前記X軸ガイド孔151と前記Y軸ガイドプレート160に形成されたY軸ガイド孔161は互いに直交するように形成され、前記ガイド片ボルト−ガイド片ナット154、155から構成される前記ガイド片153を前記X軸ガイド孔151に沿って前後(横方向、X軸方向)に移動してX軸方向に外れた分だけ補正し、前記ガイド片153を前記Y軸ガイド孔161に沿って左右(縦方向、Y軸方向)に移動してY軸方向に外れた分だけ補正して前記X軸ガイドプレート150と前記Y軸ガイドプレート160を前記ガイド片ボルト−ガイド片ナット154、155に締結することにより、X軸及びY軸の方向に中心軸を外れた分だけ補正することが可能になり、図12及び図13に示すように、前記施設支柱100を前記Y軸ガイドプレート160の上側に連結部材170により結合して円滑で且つ安定的に設置することになる。
【0050】
また、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図14に示すように、前記ガイド片ナット155はダブルナット156から構成して前記Y軸ガイドプレート160の上下に締結されて前記X軸ガイドプレート150と前記Y軸ガイドプレート160の前後左右の間隔を調節可能にすることを特徴とする。
【0051】
これによれば、前記ガイド片ナット155を前記ダブルナット156から構成することにより、前記X軸ガイドプレート150と前記Y軸ガイドプレート160は上下に平行に間隔をおいて結合され、その間隔は前記ダブルナット156を用いて前後方面にそれぞれ2つずつ締結される前記ガイド片153の長さを調節することにより、垂直から傾斜した分だけ補正することが可能になる。すなわち、中心軸を外れて傾斜した側の前記ガイド片153の長さを増やし、反対側の前記ガイド片153の長さは減らすような方式により調節することにより、Z軸方向に対して傾斜した分だけ補正して垂直を合わせることになり、X軸、Y軸、Z軸の方向に中心軸を外れた分だけ補正することが可能になることから、図14に示すように、前記施設支柱100を前記Y軸ガイドプレート160の上側に連結部材170により結合して円滑で且つ安定的に設置することになる。
【0052】
一方、本発明はそれに関する最良の構成状態を列挙しているが、本発明はこれに制限されるものではなく、特許請求の範疇を逸脱することなく実施可能であれば、上述した構成例の変更を考慮することができるということはいうまでもない。
【符号の説明】
【0053】
10……施設支柱固定具、
101……係合孔、
102……係合片、
103……ネジ山、
20……フランジ、
201、201’……スロット、
202、202’……連結部、
203……固定孔、
204……固定片、
30、30’……支柱連結部、
301……ガイド孔、
302……ガイド片、
40……第1フランジ、
401……第1スロット、
402……第1連結部、
403……第1固定孔、
404……固定片、
50……第2フランジ、
501……第2固定孔、
502……締結片、
503……第2スロット、
504……第2連結部、
505……ボルト、
506……ダブルナット、
60……連結棒、
70……下部固定具、
71……空間部、
73……ネジ山、
74……くさび部、
75……下部溝部、
76……下部突部、
77……フランジ部、
80……上部固定具、
81……空間部、
82……上部突部、
83……上部溝部、
84……ネジ山、
87……フランジ部、
150……X軸ガイドプレート、
151……X軸ガイド孔、
153……ガイド片、
154……ガイド片ボルト、
155……ガイド片ナット、
156……ダブルナット、
160……Y軸ガイドプレート、
161……Y軸ガイド孔、
170……連結部材、
100……施設支柱。
【技術分野】
【0001】
本発明は、施設支柱固定具の中心軸補正装置に係り、さらに詳しくは、施設支柱が挿設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事において中心軸を外れた施設支柱固定具の横紐(X軸)、縦紐(Y軸)、垂直(Z軸)、及び水平(X−Y面)を補正して前記施設支柱固定具を前記中心軸に合わせることのできる施設支柱固定具の中心軸補正装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、建築物、畜舎、屋外施設、造景施設、水上構造物などの施設を施工するとき、その施設支柱を地上に支持するための基礎を設置する。このとき、かような基礎として施設支柱が嵌設される施設支柱固定具を使用するが、このような施設支柱固定具を施設支柱に合わせて多数が地中に貫入する。
【0003】
このように施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事において施設支柱固定具を地中に貫入するに際して、地中の岩石や不均質な土質、地盤が出現する場合が頻発して施工しようとする中心軸を外れたり、水平面が回転してねじれが発生したり、海岸地域、河川地域、湿地、水空間などの地盤が弱い軟弱地盤地域においてはこのような施設固定具を地中に貫入しようとするときに前記施設固定具の支持力を十分に確保することのできる地盤まで地中に貫入しなければならないため、施設支柱固定具が地中に貫入する深さも異なってくる場合がある。この場合に、前記施設支柱固定具は中心軸を外れてしまい、前記施設支柱固定具に施工される施設支柱を前記施設支柱固定具に正確な位置と高さをもって嵌設することができなくなるという不都合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第7467536号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上述した問題点を解消するためになされたものであり、その目的は、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事において、中心軸を外れた施設の固定具を簡単に補正して中心軸を合わせることにより施設支柱を円滑で且つ安定的に設置することのできる施設支柱固定具の中心軸補正装置を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の上端面に結合され、縁部には多数のスロット201が等間隔にて形成されて多数の連結部202が前記スロット201と交互に形成され、中央部には固定孔203が形成され、前記中央部の下部面には固定片204が形成されるフランジ20と、前記フランジ20の上側に結合されるが、内側に前記施設支柱100が嵌設される空間部が形成され、下部面にガイド孔301が形成されてガイド片302が前記ガイド孔301に沿って移動可能に取り付けられて前記固定孔203を貫通して前記固定片204に締結され、前記ガイド孔301と前記スロット201がボルト−ナット締結される支柱連結部30と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記フランジ20は、前記多数のスロット201と連結部202の内側に同じ形状の連結部202’とスロット201’が交互にそれぞれ形成されることを特徴とする。
【0008】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の上端面に結合され、縁部には多数の第1スロット401が等間隔にて形成されて多数の第1連結部402が前記第1スロット401と交互に形成され、中央部には第1固定孔403が形成され、前記中央部の下部面には固定片404が形成される第1フランジ40と、前記第1フランジ40の上側に結合されるが、内側に前記施設支柱100が挿設される空間部が形成され、下部面の中央部には第2固定孔501が形成されて締結片502が前記第2固定孔501と前記第1固定孔403を貫通して前記固定片404に締結され、前記第1フランジ40の前記第1スロット401と第1連結部402に対向して同じ形状に第2スロット503と第2連結部504が形成されてボルト505が前記第1スロット401と前記第2スロット503を貫通してダブルナット506に締結される第2フランジ50と、を備えることを特徴とする。
【0009】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の空間部には前記施設支柱100が嵌設されるが、前記施設支柱固定具10の上部には多数の係合孔101が等間隔にて形成され、前記係合孔101には係合片102が係合されて前記施設支柱100を固定することを特徴とする。
【0010】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の空間部には連結棒60が嵌設され、前記連結棒60の上端面には内側に前記施設支柱100が嵌設される空間部が形成される支柱連結部30’が結合されるが、前記施設支柱固定具10の上部には多数の係合孔101が等間隔にて形成され、前記係合孔101には係合片102が係合されて前記施設支柱100を固定することを特徴とする。
【0011】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記係合孔101は3つが等間隔にて形成され、前記係合孔101に前記係合片102が係合されることを特徴とする。
【0012】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10は、内側に前記施設支柱が嵌設される空間部71、81が形成される下部固定具70と上部固定具80とから構成されるが、前記下部固定具70は、下部には外周縁にネジ山73が形成される上広下狭のくさび部74が形成され、前記下部固定具70の上端部に前記上部固定具80の下端部が組み付け可能に形成されることを特徴とする。
【0013】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、前記下部固定具70の上端部と前記上部固定具80の下端部にはフランジ部77、87が形成されて互いにフランジ結合されるが、前記フランジ部77、87は螺旋状に形成されることを特徴とする。
【0014】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記上部固定具80は、外周縁にネジ山84が形成されることを特徴とする。
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の上部に一体にまたは結合形成され、前後方面にそれぞれ2つずつのX軸ガイド孔151が形成され、前記X軸ガイド孔151には前記X軸ガイド孔151に沿って前後に移動し、ガイド片ボルト−ガイド片ナット154、155から構成されるガイド片153が取り付けられるX軸ガイドプレート150と、前記X軸ガイドプレート510の上側に左右方面にそれぞれ2つずつのY軸ガイド孔161が形成され、前記Y軸ガイド孔161には前記Y軸ガイド孔161に沿って左右に移動し、前記ガイド片153が取り付けられるY軸ガイドプレート160と、を備えることを特徴とする。
【0015】
さらに、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、前記ガイド片ナット155はダブルナット156から構成して前記Y軸ガイドプレート160の上下に締結されて前記X軸ガイドプレート150と前記Y軸ガイドプレート160の前後左右の間隔を調節できるようにすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る施設支柱固定具の中心軸補正装置によれば、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事において中心軸を外れた施設支柱固定具に取り付けて締結・固定することにより中心軸の横紐(X軸)、縦紐(Y軸)、垂直(Z軸)、及び水平(X−Y面)を簡単に補正して中心軸を合わせることで施設支柱を円滑で且つ安定的に設置することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】中心軸を外れた施設支柱固定具の状態図。
【図2】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の分解斜視図。
【図3】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の側面図。
【図4】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の分解斜視図。
【図5】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の側面図。
【図6】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図。
【図7】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の平面図。
【図8】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図。
【図9A】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図。
【図9B】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図。
【図10A】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図。
【図10B】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図。
【図11A】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の側面分解図。
【図11B】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の側面結合図。
【図12】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の分解斜視図。
【図13】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の使用状態図。
【図14】本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の使用状態側面図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、添付図面に基づき、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置及び補正方法を詳述する。
図1は、中心軸を外れた施設支柱固定具の状態図であり、図2は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の分解斜視図であり、図3は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の側面図であり、図4は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の分解斜視図であり、図5は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の側面図であり、図6は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図であり、図7は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の平面図であり、図8は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図であり、図9A〜図10Bは、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の斜視図であり、図11Aは、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の側面分解図であり、図11Bは、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の側面結合図であり、図12は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の分解斜視図であり、図13は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の使用状態図であり、図14は、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置の他の実施形態の使用状態側面図である。
【0019】
施設の基礎工事において施設支柱を嵌設するための施設支柱固定具10を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入しようとするときに地中の岩石や不均質な土質、地盤が出現する場合が頻発して、図1に示すように、施工しようとする横紐(X軸)、縦紐(Y軸)、垂直(Z軸)から外れてしまい、施設支柱固定具が地中に貫入する深さも異なってきて水平(X−Y面)から外れて中心軸から外れてしまう。この場合に、前記施設支柱固定具に施工される施設支柱100を前記施設支柱固定具10に正確な位置と高さをもって施工することができなくなる。
【0020】
本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図2及び図3に示すように、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の上端面に結合され、縁部には多数のスロット201が等間隔にて形成されて多数の連結部202が前記スロット201と交互に形成され、中央部には固定孔203が形成され、前記中央部の下部面には固定片204が形成されるフランジ20と、前記フランジ20の上側に結合されるが、内側に前記施設支柱100が嵌設される空間部が形成され、下部面にガイド孔301が形成されてガイド片302が前記ガイド孔301に沿って移動可能に取り付けられて前記固定孔203を貫通して前記固定片204に締結され、前記ガイド孔301と前記スロット201がボルト−ナット締結される支柱連結部30と、から構成されることを特徴とする。
【0021】
これによれば、細長い穴状の前記多数のスロット201、前記固定孔203、及び前記固定片204が形成される前記フランジ20は前記施設支柱固定具10の上端面に別途の結合手段を用いて結合してもよく、前記施設支柱固定具10と一体に形成してもよい。
【0022】
前記施設支柱固定具10の上端面に前記フランジ20を結合したり一体に形成した場合、前記施設支柱固定具10を地中に貫入するに際して前記フランジ20がより広い面積の地面により支持されるため、一層安定的に地中に貫入する。
【0023】
また、内側に前記施設支柱100が嵌設される前記支柱連結部30は、前記ガイド片204を前記固定孔203に嵌入することにより前記固定孔203を軸として回転可能であるが、前記中心軸から外れた場合、前記中心軸の方向に前記支柱連結部30を回転させ、前記ガイド孔に沿って中心軸に正確に合わせた後、前記ガイド片204を前記固定孔203を貫通して前記固定片204に締結することにより前記フランジ20と結合され、これと共に、前記ガイド孔301と前記スロット201にボルト−ナット締結することにより二重に固定される。
【0024】
このように本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、前記施設支柱固定具10の上部面に中心軸を補正して取り付けられ、前記支柱連結部30の前記空間部に前記施設支柱100が嵌設されて安定的に設置されることになる。
【0025】
また、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図3に示すように、前記フランジ20は前記多数のスロット201と連結部202の内側に同じ形状の連結部202’とスロット201’が交互にそれぞれ形成されることを特徴とする。
【0026】
これによれば、前記スロット201、201’は二重に形成されて前記フランジ20の縁部全体をカバーできるようになって、中心軸を補正するに際して一層簡単で且つ効率的に構成することが好ましい。
【0027】
一方、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図4及び図5に示すように、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の上端面に結合され、縁部には多数の第1スロット401が等間隔にて形成されて多数の第1連結部402が前記第1スロット401と交互に形成され、中央部には第1固定孔403が形成され、前記中央部の下部面には固定片404が形成される第1フランジ40と、前記第1フランジ40の上側に結合されるが、内側に前記施設支柱100が挿設される空間部が形成され、下部面の中央部には第2固定孔501が形成されて締結片502が前記第2固定孔501と前記第1固定孔403を貫通して前記固定片404に締結され、前記第1フランジ40の前記第1スロット401と第1連結部402に対向して同じ形状に第2スロット503と第2連結部504が形成されてボルト505が前記第1スロット401と前記第2スロット503を貫通してダブルナット506に締結される第2フランジ50と、から構成されることを特徴とする。
【0028】
本発明は、地中に貫入した施設支柱固定具10が垂直的に合わずにZ軸方向に対して傾斜した場合にこれを補正するための装置である。前記第1フランジ40と前記第2フランジ50は上下に平行に間隔をおいて結合され、その間隔は前記ボルト505と前記ダブルナット506により調節されて垂直から傾斜した分だけ補正することが可能になる。
【0029】
すなわち、前記ボルト505と前記ダブルナット506を前記第1フランジ40と前記第2フランジ50の前後方面の4角に形成される前記第1スロット401と前記第2スロット503に締結するが、前記ダブルナット506を用いて中心軸から傾斜した側の間隔を増やし、反対側の間隔を減らすような方式により調節することによりZ軸方向に対して傾斜した分だけ補正して垂直を合わせることになる。
【0030】
一方、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図6に示すように、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の空間部には前記施設支柱100が嵌設されるが、前記施設支柱固定具10の上部には多数の係合孔101が等間隔にて形成され、前記係合孔101には係合片102が係合されて前記施設支柱100を固定することを特徴とする。
【0031】
これによれば、前記施設支柱固定具10は、空間部を有する中空円錐状の鋼管体から形成されてハンマーなどにより加圧して地中に貫入するか、あるいは、図6に示すように、外周縁に下端の頂点から所定の高さまで前記ネジ山103が形成され、掘削機などの機械を用いて前記施設支柱固定具10を加圧及び回転して施工される。前記ネジ山103が形成される場合には、前記ネジ山103により回転しながら直接的に地面を掘り込んで地中に埋設できるように形成されて地盤との摩擦力が増大されて支持力が極大化可能であり、前記空間部には前記施設支柱100が挿設される。
【0032】
このとき、挿設された前記施設支柱固定具10が地面と垂直的に合わなくて垂直(Z軸)の中心軸から外れた場合に、前記施設支柱100を前記空間部に挿設した後、前記施設支柱固定具10の上部に等間隔にて形成された多数の係合孔101と前記係合孔101に係合される係合片102によって垂直を合わせてZ軸方向に補正することが可能になる。
【0033】
すなわち、前記施設支柱100は、前記施設支柱固定具10の前記空間部に挿設された後に前記係合孔101に係合される前記係合片102によって支持・固定されるが、垂直(Z軸)の中心軸を補正するためには前記施設支柱固定具10が傾斜した側に形成された係合孔に係合される係合片は前記空間部の内側に一層深く挿入されて締結され、反対側に形成された係合孔に係合される係合片は前記空間部の内側に一層浅く挿入されて締結されることにより、前記施設支柱固定具10の前記空間部に挿設される前記施設支柱100の位置を中心軸に合わせて正確に施工することが可能になる。前記係合孔101と前記係合片102は、図6に示すように、それぞれボルト孔及びボルトから構成されて前記ボルトが前記ボルト孔に締結される。
【0034】
一方、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図8に示すように、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の空間部には連結棒60が嵌設され、前記連結棒60の上端面には内側に前記施設支柱100が嵌設される空間部が形成される支柱連結部30’が結合されるが、前記施設支柱固定具10の上部には多数の係合孔101が等間隔にて形成され、前記係合孔101には係合片102が係合されて前記施設支柱100を固定することを特徴とする。
【0035】
これによれば、前記施設支柱固定具10は、空間部を有する中空円錐状の鋼管体から形成されてハンマーなどにより加圧して地中に貫入するか、あるいは、図8に示すように、外周縁に下端の頂点から所定の高さまで前記ネジ山103が形成され、掘削機などの機械を用いて前記施設支柱固定具10を加圧及び回転して施工される。前記ネジ山103が形成される場合には、前記ネジ山103により回転しながら直接的に地面を掘り込んで地中に埋設できるように形成されて地盤との摩擦力が増大されて支持力が極大化可能であり、前記空間部には前記施設支柱100が挿設される。
【0036】
このとき、挿設された施設支柱固定具が地面と垂直的に合わなくて垂直(Z軸)の中心軸から外れた場合に、前記施設支柱固定具の空間部に前記連結棒60を挿入した後に、前記施設支柱固定具10の上部に等間隔にて形成された多数の係合孔101と前記係合孔101に係合される前記係合片102によって垂直をZ軸方向に補正することが可能になる。
【0037】
すなわち、前記連結棒60は、前記施設支柱固定具10の前記空間部に挿入された後に前記係合孔101に係合される前記係合片102によって支持・固定されるが、垂直(Z軸)の中心軸を補正するためには前記施設支柱固定具10が傾斜した側に形成された係合孔に係合される係合片は前記空間部の内側に一層深く挿入されて締結され、反対側に形成された係合孔に係合される係合片は前記空間部の内側に一層浅く挿入されて締結されることにより、前記連結棒60の上端面に形成された前記支柱連結部30’の前記空間部に挿設される前記施設支柱100の位置を中心軸に合わせて正確に施工することが可能になる。前記係合孔101と前記係合片102は、図8に示すように、それぞれボルト孔とボルトから構成されて前記ボルトが前記ボルト孔に締結され、前記支柱連結部30’は前記連結棒60の上側に結合されるが、その挿設される前記施設支柱100の形状に対応して種々の形状に構成することができる。
【0038】
また、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図7に示すように、前記係合孔101は3つが等間隔にて形成され、前記係合孔101に前記係合片102が係合されることを特徴とする。
【0039】
これによれば、前記係合孔101及び前記係合片102は、2つ、3つ、4つ、5つずつなど多数が等間隔にて形成されて前記施設支柱固定具10の空間部に挿設される前記施設支柱100または前記連結棒60の垂直を補正するが、3つずつである場合の方が、幾何学的に安定的な構造を有しながらも最も簡単に補正することが可能になる。
【0040】
すなわち、前記係合孔101及び前記係合片102が2つずつである場合には両側から垂直を合わせるものであるため垂直が上手く合わないだけではなく、構造的にも極めて不安定的であり、4つずつ以上である場合には垂直が上手く合うとはいえ、あまりにもその数が多くて垂直を合わせることが容易ではなく、煩雑で且つ複雑になるのに対し、3つずつである場合にこのような作業上の問題と構造的な問題をバランスよく解決することが可能になる。
【0041】
一方、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図9A及び図9Bに示すように、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10は、内側に前記施設支柱が嵌設される空間部71、81が形成される下部固定具70と上部固定具80とから構成されるが、前記下部固定具70は、下部には外周縁にネジ山73が形成される上広下狭のくさび部74が形成され、前記下部固定具70の上端部に前記上部固定具80の下端部が組み付け可能に形成されることを特徴とする。
【0042】
これによれば、前記下部固定具70は、前記くさび部74の前記ネジ山73により地盤を掘り込んで容易に地中に貫入することが可能になり、海岸地域、河川地域、湿地、水空間など地盤が弱い軟弱地盤地域において十分な支持力を確保するために一層地中の深くに挿入しようとするとき、前記上部固定具80を前記下部固定具70の上端部に組み付けることにより前記施設支柱固定具10の長さを容易に延ばして、追加的に十分な支持力を確保可能な地盤まで地中に貫入して水平(X−Y面)的に合わない場合を補正することが可能になる。
【0043】
また、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図9A及び図9Bに示すように、前記下部固定具70の上端部には多数の下部溝部75が形成され、前記上部固定具80の下端部には多数の上部突部82が形成されて前記下部溝部75と上部突部82が嵌合するか、あるいは、前記下部固定具70の上端部には多数の下部突部76が形成され、前記上部固定具80の下端部には多数の上部溝部83が形成されて前記下部突部76と上部溝部83が嵌合する。
【0044】
これによれば、前記下部固定具70の上端部と前記上部固定具80の下端部は前記下部溝部75と上部突部82、前記下部突部76と上部溝部83により嵌合することにより簡単に組み付けられるような構造に形成されて、前記施設支柱固定具10の長さを容易に延ばし、追加的に十分な支持力を確保可能な地盤まで地中に貫入して水平(X−Y面)が合わない場合を補正することが可能になる。
【0045】
また、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図11A及び図11Bに示すように、前記下部固定具70の上端部と前記上部固定具80の下端部にはフランジ部77、87が形成されて互いにフランジ結合されるが、前記フランジ部77、87は螺旋状に形成されることを特徴とする。
【0046】
これによれば、前記下部固定具70の上端部と前記上部固定具80の下端部にはフランジ部77、87が形成され、前記フランジ部77、87にはボルト孔が形成されて前記ボルト孔にボルト−ナットを締結することにより互いにフランジ結合されて強固に組み付けられるが、前記フランジ部77、87をネジ山のように螺旋状に形成することにより前記螺旋状のフランジ部77、87は前記施設支柱固定具10を地中に貫入するに際して前記ネジ山73が形成された前記くさび部74と同様に地盤を掘り込んで長さが延ばされた前記施設支柱固定具10を容易に地中に貫入することが可能になる。
【0047】
また、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図10Aから図11Bに示すように、前記上部固定具80は外周縁にネジ山84が形成されることを特徴とする。
これによれば、前記上部固定具80もまた、前記下部固定具70と同様に、外周縁にネジ山84が形成される構成であるが、前記上部固定具80が前記下部固定具70に組み付けられてその長さが延ばされた前記施設支柱固定具10を地中に貫入するに際して、前記ネジ山84が地盤を掘り込んで容易に地中に貫入することが可能になる。
【0048】
一方、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図12及び図13に示すように、施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、前記施設支柱固定具10の上部に一体にまたは結合形成され、前後方面にそれぞれ2つずつのX軸ガイド孔151が形成され、前記X軸ガイド孔151には前記X軸ガイド孔151に沿って前後に移動し、ガイド片ボルト−ガイド片ナット154、155から構成されるガイド片153が取り付けられるX軸ガイドプレート150と、前記X軸ガイドプレート510の上側に左右方面にそれぞれ2つずつのY軸ガイド孔161が形成され、前記Y軸ガイド孔161には前記Y軸ガイド孔161に沿って左右に移動し、前記ガイド片153が取り付けられるY軸ガイドプレート160と、から構成されることを特徴とする。
【0049】
これによれば、前記X軸ガイドプレート150に形成された前記X軸ガイド孔151と前記Y軸ガイドプレート160に形成されたY軸ガイド孔161は互いに直交するように形成され、前記ガイド片ボルト−ガイド片ナット154、155から構成される前記ガイド片153を前記X軸ガイド孔151に沿って前後(横方向、X軸方向)に移動してX軸方向に外れた分だけ補正し、前記ガイド片153を前記Y軸ガイド孔161に沿って左右(縦方向、Y軸方向)に移動してY軸方向に外れた分だけ補正して前記X軸ガイドプレート150と前記Y軸ガイドプレート160を前記ガイド片ボルト−ガイド片ナット154、155に締結することにより、X軸及びY軸の方向に中心軸を外れた分だけ補正することが可能になり、図12及び図13に示すように、前記施設支柱100を前記Y軸ガイドプレート160の上側に連結部材170により結合して円滑で且つ安定的に設置することになる。
【0050】
また、本発明による施設支柱固定具の中心軸補正装置は、図14に示すように、前記ガイド片ナット155はダブルナット156から構成して前記Y軸ガイドプレート160の上下に締結されて前記X軸ガイドプレート150と前記Y軸ガイドプレート160の前後左右の間隔を調節可能にすることを特徴とする。
【0051】
これによれば、前記ガイド片ナット155を前記ダブルナット156から構成することにより、前記X軸ガイドプレート150と前記Y軸ガイドプレート160は上下に平行に間隔をおいて結合され、その間隔は前記ダブルナット156を用いて前後方面にそれぞれ2つずつ締結される前記ガイド片153の長さを調節することにより、垂直から傾斜した分だけ補正することが可能になる。すなわち、中心軸を外れて傾斜した側の前記ガイド片153の長さを増やし、反対側の前記ガイド片153の長さは減らすような方式により調節することにより、Z軸方向に対して傾斜した分だけ補正して垂直を合わせることになり、X軸、Y軸、Z軸の方向に中心軸を外れた分だけ補正することが可能になることから、図14に示すように、前記施設支柱100を前記Y軸ガイドプレート160の上側に連結部材170により結合して円滑で且つ安定的に設置することになる。
【0052】
一方、本発明はそれに関する最良の構成状態を列挙しているが、本発明はこれに制限されるものではなく、特許請求の範疇を逸脱することなく実施可能であれば、上述した構成例の変更を考慮することができるということはいうまでもない。
【符号の説明】
【0053】
10……施設支柱固定具、
101……係合孔、
102……係合片、
103……ネジ山、
20……フランジ、
201、201’……スロット、
202、202’……連結部、
203……固定孔、
204……固定片、
30、30’……支柱連結部、
301……ガイド孔、
302……ガイド片、
40……第1フランジ、
401……第1スロット、
402……第1連結部、
403……第1固定孔、
404……固定片、
50……第2フランジ、
501……第2固定孔、
502……締結片、
503……第2スロット、
504……第2連結部、
505……ボルト、
506……ダブルナット、
60……連結棒、
70……下部固定具、
71……空間部、
73……ネジ山、
74……くさび部、
75……下部溝部、
76……下部突部、
77……フランジ部、
80……上部固定具、
81……空間部、
82……上部突部、
83……上部溝部、
84……ネジ山、
87……フランジ部、
150……X軸ガイドプレート、
151……X軸ガイド孔、
153……ガイド片、
154……ガイド片ボルト、
155……ガイド片ナット、
156……ダブルナット、
160……Y軸ガイドプレート、
161……Y軸ガイド孔、
170……連結部材、
100……施設支柱。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、
前記施設支柱固定具(10)の上端面に結合され、縁部には多数のスロット(201)が等間隔にて形成されて多数の連結部(202)が前記スロット(201)と交互に形成され、中央部には固定孔(203)が形成され、前記中央部の下部面には固定片(204)が形成されるフランジ(20)と、
前記フランジ(20)の上側に結合されるが、内側に前記施設支柱(100)が嵌設される空間部が形成され、下部面にガイド孔(301)が形成されてガイド片(302)が前記ガイド孔(301)に沿って移動可能に取り付けられて前記固定孔(203)を貫通して前記固定片(204)に締結され、前記ガイド孔(301)と前記スロット(201)がボルト−ナット締結される支柱連結部(30)と、
を備えることを特徴とする施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項2】
前記フランジ(20)は、前記多数のスロット(201)と連結部(202)の内側に同じ形状の連結部(202’)とスロット(201’)が交互にそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1に記載の施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項3】
施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、
前記施設支柱固定具(10)の上端面に結合され、縁部には多数の第1スロット(401)が等間隔にて形成されて多数の第1連結部(402)が前記第1スロット(401)と交互に形成され、中央部には第1固定孔(403)が形成され、前記中央部の下部面には固定片(404)が形成される第1フランジ(40)と、
前記第1フランジ(40)の上側に結合されるが、内側に前記施設支柱(100)が挿設される空間部が形成され、下部面の中央部には第2固定孔(501)が形成されて締結片(502)が前記第2固定孔(501)と前記第1固定孔(403)を貫通して前記固定片(404)に締結され、前記第1フランジ(40)の前記第1スロット(401)と第1連結部(402)に対向して同じ形状に第2スロット(503)と第2連結部(504)が形成されてボルト(505)が前記第1スロット(401)と前記第2スロット(503)を貫通してダブルナット(506)に締結される第2フランジ(50)と、
を備えることを特徴とする施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項4】
施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、
前記施設支柱固定具(10)の空間部には前記施設支柱(100)が嵌設されるが、前記施設支柱固定具(10)の上部には多数の係合孔(101)が等間隔にて形成され、前記係合孔(101)には係合片(102)が締結されて前記施設支柱(100)を固定することを特徴とする施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項5】
施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、
前記施設支柱固定具(10)の空間部には連結棒(60)が嵌設され、前記連結棒(60)の上端面には内側に前記施設支柱(100)が嵌設される空間部が形成される支柱連結部(30’)が結合されるが、前記施設支柱固定具(10)の上部には多数の係合孔(101)が等間隔にて形成され、前記係合孔(101)には係合片(102)が締結されて前記施設支柱(100)を固定することを特徴とする施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項6】
前記係合孔(101)は3つが等間隔にて形成され、前記係合孔(101)に前記係合片(102)が締結されることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項7】
施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、
前記施設支柱固定具(10)は、内側に前記施設支柱が嵌設される空間部(71、81)が形成される下部固定具(70)と上部固定具(80)とから構成されるが、前記下部固定具(70)は、下部には外周縁にネジ山(73)が形成される上広下狭のくさび部(74)が形成され、前記下部固定具(70)の上端部に前記上部固定具(80)の下端部が組み付け可能に形成されることを特徴とする施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項8】
前記下部固定具(70)の上端部と前記上部固定具(80)の下端部にはフランジ部(77、87)が形成されて互いにフランジ結合されるが、前記フランジ部(77、87)は螺旋状に形成されることを特徴とする請求項7に記載の施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項9】
前記上部固定具(80)は、外周縁にネジ山(84)が形成されることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項10】
施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、
前記施設支柱固定具(10)の上部に一体にまたは結合形成され、前後方面にそれぞれ2つずつのX軸ガイド孔(151)が形成され、前記X軸ガイド孔(151)には前記X軸ガイド孔(151)に沿って前後に移動し、ガイド片ボルト−ガイド片ナット(154、155)から構成されるガイド片(153)が取り付けられるX軸ガイドプレート(150)と、
前記X軸ガイドプレート(510)の上側に左右方面にそれぞれ2つずつのY軸ガイド孔(161)が形成され、前記Y軸ガイド孔(161)には前記Y軸ガイド孔(161)に沿って左右に移動し、前記ガイド片(153)が取り付けられるY軸ガイドプレート(160)と、
を備えることを特徴とする施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項11】
前記ガイド片ナット(155)はダブルナット(156)から構成して前記Y軸ガイドプレート(160)の上下に締結されて前記X軸ガイドプレート(150)と前記Y軸ガイドプレート(160)の前後左右の間隔を調節できるようにすることを特徴とする請求項10に記載の施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項1】
施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、
前記施設支柱固定具(10)の上端面に結合され、縁部には多数のスロット(201)が等間隔にて形成されて多数の連結部(202)が前記スロット(201)と交互に形成され、中央部には固定孔(203)が形成され、前記中央部の下部面には固定片(204)が形成されるフランジ(20)と、
前記フランジ(20)の上側に結合されるが、内側に前記施設支柱(100)が嵌設される空間部が形成され、下部面にガイド孔(301)が形成されてガイド片(302)が前記ガイド孔(301)に沿って移動可能に取り付けられて前記固定孔(203)を貫通して前記固定片(204)に締結され、前記ガイド孔(301)と前記スロット(201)がボルト−ナット締結される支柱連結部(30)と、
を備えることを特徴とする施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項2】
前記フランジ(20)は、前記多数のスロット(201)と連結部(202)の内側に同じ形状の連結部(202’)とスロット(201’)が交互にそれぞれ形成されることを特徴とする請求項1に記載の施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項3】
施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、
前記施設支柱固定具(10)の上端面に結合され、縁部には多数の第1スロット(401)が等間隔にて形成されて多数の第1連結部(402)が前記第1スロット(401)と交互に形成され、中央部には第1固定孔(403)が形成され、前記中央部の下部面には固定片(404)が形成される第1フランジ(40)と、
前記第1フランジ(40)の上側に結合されるが、内側に前記施設支柱(100)が挿設される空間部が形成され、下部面の中央部には第2固定孔(501)が形成されて締結片(502)が前記第2固定孔(501)と前記第1固定孔(403)を貫通して前記固定片(404)に締結され、前記第1フランジ(40)の前記第1スロット(401)と第1連結部(402)に対向して同じ形状に第2スロット(503)と第2連結部(504)が形成されてボルト(505)が前記第1スロット(401)と前記第2スロット(503)を貫通してダブルナット(506)に締結される第2フランジ(50)と、
を備えることを特徴とする施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項4】
施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、
前記施設支柱固定具(10)の空間部には前記施設支柱(100)が嵌設されるが、前記施設支柱固定具(10)の上部には多数の係合孔(101)が等間隔にて形成され、前記係合孔(101)には係合片(102)が締結されて前記施設支柱(100)を固定することを特徴とする施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項5】
施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、
前記施設支柱固定具(10)の空間部には連結棒(60)が嵌設され、前記連結棒(60)の上端面には内側に前記施設支柱(100)が嵌設される空間部が形成される支柱連結部(30’)が結合されるが、前記施設支柱固定具(10)の上部には多数の係合孔(101)が等間隔にて形成され、前記係合孔(101)には係合片(102)が締結されて前記施設支柱(100)を固定することを特徴とする施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項6】
前記係合孔(101)は3つが等間隔にて形成され、前記係合孔(101)に前記係合片(102)が締結されることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項7】
施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、
前記施設支柱固定具(10)は、内側に前記施設支柱が嵌設される空間部(71、81)が形成される下部固定具(70)と上部固定具(80)とから構成されるが、前記下部固定具(70)は、下部には外周縁にネジ山(73)が形成される上広下狭のくさび部(74)が形成され、前記下部固定具(70)の上端部に前記上部固定具(80)の下端部が組み付け可能に形成されることを特徴とする施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項8】
前記下部固定具(70)の上端部と前記上部固定具(80)の下端部にはフランジ部(77、87)が形成されて互いにフランジ結合されるが、前記フランジ部(77、87)は螺旋状に形成されることを特徴とする請求項7に記載の施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項9】
前記上部固定具(80)は、外周縁にネジ山(84)が形成されることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項10】
施設支柱が嵌設される多数の施設支柱固定具を横紐と縦紐を合わせて地中に貫入する施設の基礎工事における中心軸を外れた施設支柱固定具の中心軸補正装置において、
前記施設支柱固定具(10)の上部に一体にまたは結合形成され、前後方面にそれぞれ2つずつのX軸ガイド孔(151)が形成され、前記X軸ガイド孔(151)には前記X軸ガイド孔(151)に沿って前後に移動し、ガイド片ボルト−ガイド片ナット(154、155)から構成されるガイド片(153)が取り付けられるX軸ガイドプレート(150)と、
前記X軸ガイドプレート(510)の上側に左右方面にそれぞれ2つずつのY軸ガイド孔(161)が形成され、前記Y軸ガイド孔(161)には前記Y軸ガイド孔(161)に沿って左右に移動し、前記ガイド片(153)が取り付けられるY軸ガイドプレート(160)と、
を備えることを特徴とする施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【請求項11】
前記ガイド片ナット(155)はダブルナット(156)から構成して前記Y軸ガイドプレート(160)の上下に締結されて前記X軸ガイドプレート(150)と前記Y軸ガイドプレート(160)の前後左右の間隔を調節できるようにすることを特徴とする請求項10に記載の施設支柱固定具の中心軸補正装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9A】
【図9B】
【図10A】
【図10B】
【図11A】
【図11B】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2010−236344(P2010−236344A)
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−249145(P2009−249145)
【出願日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願人】(509291910)クリナー コリア カンパニー リミテッド (2)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年10月21日(2010.10.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願人】(509291910)クリナー コリア カンパニー リミテッド (2)
【Fターム(参考)】
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