説明

日覆い用制御ユニット

この発明は、日除け用のモータ駆動装置を制御するための制御ユニットに関し、日除けを駆動することのできる電動モータと、電源と、当該電源に接続される汎用のプログラム可能なマイクロコントローラとを備え、当該マイクロコントローラには、第1の信号プロトコルに従って第1の動作信号を受信するため、および/または、当該第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルに従って第2の動作信号を受信するための少なくとも1つの入力ポートと、当該駆動モータに結合されて、当該駆動モータをオンおよびオフに切換えることのできる制御信号を当該駆動モータに送信するための制御ポートとが設けられる。当該マイクロコントローラは、入来する動作信号を受信して、動作信号が従うプロトコルを判定して、当該動作信号を駆動モータ用の適正な制御信号に変換して、当該制御信号を当該駆動モータに送信するように適合される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、日除け用のモータ駆動装置を制御するための制御ユニットに関する。この発明はまた、このような制御ユニットが設けられた日除けと、当該制御ユニットの使用とに関する。
【背景技術】
【0002】
多数の種類の屋内用および屋外用日除けが市販されており、これらの日除けには、カーテンレール上のカーテン、任意に引上げ可能なローラブラインド、折目付きセルラーシェード、折畳式ブラインド、垂直方向のスラットブラインド、および水平方向のスラットブラインド(ベネチアン(Venetian)ブラインドとも称する)が含まれる。たとえばベネチアンブラインドの場合、空間内に進入する太陽光の量を調整するために、水平方向のスラットを傾斜させることができる。日除けの種類によっては、スラットを傾斜させるだけではなく、引上げるか、または引下げることが可能なものもある。多くの場合、スラットの傾斜付けならびに/または引上げおよび引下げは、家庭用電源または電池を介して給電される電動モータにより行なわれる。適用されるべき駆動モータは、要因の中でも特に、日除けの種類および寸法に依存する。多数の異なる種類の日除けが存在するという事実により、実際に、多数の種類の駆動モータが同様に適用される。このようなモータを制御するために、マイクロコントローラ等の電子制御装置を適用することが公知であり、当該電子制御装置のハードウェアは、特定の種類の駆動モータに適するように形成されている。日除けの製造業者にとって、このことは、かなり複雑な物流管理を伴う。多数の異なる種類の制御ユニットを在庫状態にしておかなければならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
駆動モータの上記の制御は、ワイヤレスでまたは結線で制御ユニットに結合されたオペレーティングユニット、たとえば、赤外線リモコン、オン/オフスイッチ、または無線リモコンをユーザが用いることにより行なわれる。そして、公知の制御装置のハードウェアもまた、適用されるべきオペレーティングユニットの種類に適したものにならなければならない。たとえば赤外線リモコンは、たとえば無線リモコンからの動作信号とは異なる処理を必要とする動作信号を提供する。なぜなら、これらの異なる信号が、異なる信号プロトコルに従うためである。したがって、赤外線信号は、通常、無線通信用のIrDA規格(「赤外線データ通信標準化団体(Infrared Data Association)」規格)に準拠し、その一方で、この分野における無線周波数信号は、たとえば「無線機器、電気通信端末機器、およびそれらの準拠についての相互認識(Radio Equipment and Telecommunications Terminal Equipment and the mutual recognition of their conformity)」に関する指令(Directive)199/5/ECに準拠する。したがって、当該プロトコルに特定的に適合される制御ユニットは、日除けにおいて、動作信号用の考え得るあらゆるプロトコルに備えて設けられなければならない。これにより、かなり複雑な物流管理が必要となる。また、これによって制御ユニットが相対的に高価なものとなってしまう。なぜなら、相対的に多数の異なる制御ユニットを在庫状態にしておかなければならないためである。異なる制御ユニットを適用するさらに別の欠点とは、製造業者および/または設置者による当該制御ユニットの設置と、顧客向けの操作とがかなり複雑になって常に異なる点であり、それにより、設置および稼動期間中に誤りを犯す危険性が相対的に大きくなる。
【0004】
マイクロコントローラもまた公知である。このマイクロコントローラは、当該マイクロコントローラの手前に1つ以上のさらに別の変換回路を配置することにより、動作信号用の異なるプロトコルの処理に適したものとなり得る。たとえば赤外線信号の処理に適した
マイクロコントローラが、無線周波数信号を処理するように変更されなければならないとき、この種の公知のマイクロコントローラでは、当該マイクロコントローラにハードウェア構成要素が増設される。このことは、さらに別の手間を生じ、それによって制御ユニットのコストの上昇を招く。
【0005】
米国特許US 6 069 465から、日除けの駆動モータ用の制御システムが公知である。このシステムは、マイクロプロセッサが設けられた制御ユニットから組立てられており、当該制御ユニットは、モータ駆動装置に接続されている。このシステムは、データおよび送信回線を介してモータ制御信号を受信するための第1の入力を有する。データ信号は、スイッチを用いて、マイクロプロセッサの入力に送信され得る。ここで、この制御ユニットは、2つの異なるモード、すなわち、マスタモードおよびスレーブモードで機能し得る。制御ユニットは、1つ以上のディップスイッチを手動で作動させることにより、マスタモードまたはスレーブモードに置かれる。制御ユニットが動作信号を受信すると、この信号が当該制御ユニットのアドレスを含んでいるか否かのチェックがまず行なわれる。信号が実際にそのアドレスを含んでいる場合、その制御ユニットが起動され、そうではない場合、その信号は制御ユニットにより無視される。
【0006】
公知のシステムでは、制御ユニットが起動されるか否かは、制御信号内で共に送信されるアドレスに応じて判定されるものの、この公知のシステムでは、制御ユニットが、制御信号の予め定められた単一のプロトコルにのみ適していることに変わりはない。制御信号が従うプロトコルが変化すると、システムのハードウェアおよび/またはソフトウェアの調節が必要となる。上記の理由により、このことは、複雑な物流管理と、相対的に高い設置コストとを生じる。
【0007】
この発明の目的は、少なくとも上記の欠点を解消する、日除け用の制御ユニットを提供することである。
【0008】
また、この発明の目的は、より広範囲に適用可能な制御ユニットを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明の第1の局面によると、この目的のために、日除け用のモータ駆動装置を制御するための制御ユニットが提供される。この制御ユニットは、
−日除けを駆動することのできる電動モータと、
−電源と、
−当該電源に接続される汎用のプログラム可能なマイクロコントローラとを備え、当該マイクロコントローラには、
−第1の信号プロトコルに従って第1の動作信号を受信するため、および/または、当該第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルに従って第2の動作信号を受信するための少なくとも1つの入力ポートと、
−当該駆動モータに結合されて、当該駆動モータをオンおよびオフに切換えることのできる制御信号を当該駆動モータに送信するための制御ポートとが設けられる。当該マイクロコントローラは、入来する動作信号を受信して、当該動作信号が従うプロトコルを判定して、当該判定されたプロトコルに応じて、当該動作信号を当該駆動モータ用の適正な制御信号に変換して、当該制御信号を当該駆動モータに送信するように適合される。
【0010】
当該マイクロコントローラが、受信した動作信号が従う特定のプロトコルを判定して、当該判定されたプロトコルに応じて当該動作信号を解釈して、当該駆動モータにとって適正な制御信号が生成されるように適合されているため、当該制御ユニットは、ユーザ(たとえば製造業者または設置者等)による介入を必要とせずに、多くの異なる種類の動作信
号を処理するのに適したものとなる。これによって日除けの製造が簡素化され、さらに、物流管理に関する多大な利点を生じる。これにより、当該制御ユニットは、より広い用途を有するようにもなる。なぜなら、この制御ユニットが、2つ以上の異なる入力プロトコルからの信号の処理に自動的に適したものになったためである。
【0011】
第1の実施形態によると、このマイクロコントローラは、第1の信号プロトコルに従って第1の動作信号を受信および/または送信するための第1の入力および/または出力ポートと、第2のプロトコルに従って第2の動作信号を受信および/または送信するための第2の入力および/または出力ポートとを含む。この実施形態において、マイクロコントローラは、異なるプロトコルに従う動作信号が入力され得る2つ以上のポートを含む。マイクロコントローラは、各ポートからの動作信号を、当該駆動モータにとって適正な制御信号へと処理することができる。
【0012】
さらに別の好ましい実施形態によると、マイクロコントローラは、当該マイクロコントローラに格納され、かつ、2つ以上の異なるプロトコルについての情報を含むプログラムによってプログラミングされる。マイクロコントローラは、この情報に基づき、動作信号がどのプロトコルに従っているのかを判定する。適正なプログラムをマイクロコントローラにローディングすることにより、マイクロコントローラは、異なる入力プロトコルの処理に適したものとなり得る。プロトコルが変化するか、または別のプロトコルが対象となったときには、変更されたプログラムをローディングすることにより、マイクロコントローラの機能性が容易に適合され得る。したがって、マイクロコントローラは、汎用型となり得、ここでハードウェアの変更を必要とすることなく、その適正なプログラミングによって、異なるプロトコルによる動作信号の処理に適したものへと、簡単な態様で改良され得る。
【0013】
さらに別の好ましい実施形態によると、マイクロコントローラは、駆動モータの種類を判定するように適合される。
【0014】
さらに別の実施形態によると、マイクロコントローラは、駆動モータの種類に応じて制御信号を生成するように適合される。まず、マイクロコントローラは、どの種類の駆動モータが適用されているのかを検出し、マイクロコントローラに格納された情報に依存して、当該種類の駆動モータに適した制御信号が生成され得る。
【0015】
限定された好ましい実施形態によると、制御ユニットは、ポートに接続されて、リモコンから信号を受信し、受信した信号を第1および/または第2の動作信号に変換するための受信機を含む。ここで受信機は、赤外線信号をワイヤレスで受信するため、および、その信号を電気動作信号に変換するための赤外線受信機であり得る。
【0016】
さらに別の実施形態において、受信機は、無線周波数信号をワイヤレスで受信するため、および、その信号を電気動作信号に変換するための無線周波数受信機であり得る。
【0017】
さらに別の好ましい実施形態において、受信機は、ポートに接続されて、マイクロコントローラに動作信号を提供するための電気オン/オフスイッチであり得る。
【0018】
さらに別の好ましい実施形態において、オペレーティングユニットは、ポートに接続されて、マイクロコントローラに動作信号を提供するための通信回線を含む。この通信回線は、たとえば、コンピュータとの接触を提供するシリアルRS485通信ケーブルであり得る。
【0019】
別の実施形態によると、マイクロコントローラは、駆動モータの回転方向を調節するた
めの制御信号に動作信号を変換するように適合される。回転方向(たとえば反時計回りおよび時計回り)は、たとえば、日除けを開けるか、もしくは反対に閉じるか、または、スラットを上方向に変位させるか、もしくは下方向に変位させるかを決定する。
【0020】
さらに別の好ましい実施形態によると、マイクロコントローラは、駆動モータの回転速度を調節するための制御信号に動作信号を変換するように適合される。回転速度は、たとえば、水平方向のスラットを上方向または下方向に変位させる速度を決定することができる。
【0021】
この発明のさらに別の局面によると、日除け材料が設けられたフレームを備える日除けが提供される。ここでは、上記のクレームのいずれかに記載の制御ユニットが当該フレームに設けられ、駆動モータは、太陽光線保護の程度を調節するために日除け材料を変位させる目的で組入れられる。
【0022】
特定の実施形態において、フレームは、制御ユニットが配設され、かつ、多数のスラットが取付けられる上側フレームを含み、当該駆動モータは、スラットを傾斜させるため、および/または、スラットを引上げるか、もしくは引下げるために組入れられる。制御ユニットにより生成される制御信号は、スラットが所望通りに傾斜され得ること、および/または、引上げられるか、もしくは引下げられ得ることを確実にする。
【0023】
この発明のさらに別の利点、特徴、および詳細は、この発明の好ましい実施形態の以下の説明に基づいて明らかにされる。この説明では、図面に対する参照が行なわれる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0024】
図1は、多数の水平方向のスラット8が取付けられた上側フレームまたは上側レール2から構成される日除け1を示す。変位可能なフレーム部品3もまた、日除けの下側に設けられる。このような日除けは、当業者に公知の多くの実施形態および変形物において利用可能である。当業者に公知の態様で、スラット8および変位可能なフレーム部品3が、駆動コード9および9′を介して上側レール2に取付けられる。上側レール2には、動力伝達装置7を介してコード9および9′を作動させることのできる駆動モータ6が配設される。コードは、たとえば、スラットを傾斜させる(P1)か、または、スラットを引上げるか、もしくは引下げる(P2)ことができる。このような日除けは、当業者に一般に公知であり、したがって、そのさらなる説明は省略が可能である。
【0025】
上側レール2には、駆動モータ6に加え、電源、たとえば、電池もしくは蓄電池電源40か、または家庭用電源に接続された変圧器30と、制御ユニット4とが設けられる。制御ユニット4は、多数の入力ポート11、12、および13、ならびに多数のモータ制御ポート14および15に加え、マイクロコントローラ10を含む。赤外線受信機16、基本的な無線周波数受信機17、または、より広範囲の無線周波数受信機18が、入力ポート11−13の1つに所望通りに接続され得る。図2に概略的に示すように、標準的な電気オン/オフスイッチ19が、別の入力ポート11−13に接続され得、シリアル通信回線20が、さらに別の入力ポート11−13に接続され得る。モータ制御ポート14に対し、たとえば位置検出が行なわれない種類の駆動モータを接続することもできる。このような駆動モータの例は、傾斜のみを行なう種類の水平方向のスラットブラインド31、傾斜のみを行なう種類の垂直方向のスラットブラインド32、相互に摺動可能な垂直方向のスラットブラインド33、セルラーシェードまたは折目付きシェード34、カーテンレール35、およびシャッタまたは屋外用日除け36である。ポート14に対し、駆動モータを接続することもでき、この駆動モータにおいて、日除けの日除け材料(たとえばスラット)のこのような位置決定が行なわれる。このような駆動モータの例は、引上げ可能および傾斜可能な水平方向のスラットブラインド37、引上げ可能なセルラーシェードもしく
は折目付きシェード、または、いわゆる薄手のシェーディング38、およびローラブラインド39のためのモータである。日除けの位置を決定することのできる位置決定センサは、図2に示すようにポート15に接続される。
【0026】
マイクロコントローラ10は、当該マイクロコントローラに格納された制御プログラムに応じて機能する。マイクロコントローラ10は、ポート11−13の1つ以上に入来する動作信号に依存して、その入来する信号がどのプロトコルに従うかを判定することができるようにプログラムされる。
【0027】
たとえば、赤外線受信機16がマイクロコントローラ10に接続され、赤外線リモコン22が赤外線受信機16に赤外線信号を送信する場合、受信機16は、赤外線信号を受信し、その信号を、判定されたプロトコルの電気信号に変換して、この信号10を、動作信号としてマイクロコントローラに送信する。マイクロコントローラ10は、当該マイクロコントローラに予め格納された情報に依存して、受信信号が赤外線通信用のプロトコル、たとえばIrDAプロトコルに準拠していると判定する。マイクロコントローラ10が、入来する動作信号がどのプロトコルに従っているのかを一旦判定すると、リモコン22により送信されたコマンドが、マイクロコントローラ10により解釈されて、駆動モータ6用の制御信号に変換され得る。
【0028】
無線周波数受信機17および18等の別の受信機が同じ入力ポート11に接続される場合、マイクロコントローラ10は、上記の態様で、リモコン23または24により生成されて入力ポートを介して入来する動作信号がどのプロトコルに準拠しているかを判定することができる。この場合、マイクロコントローラは、当該プロトコルがそれぞれ、基本的な無線受信プロトコルに準拠しているのか、または、より広範囲の無線受信プロトコルに準拠しているのかを判定する。適正なプロトコルが一旦判定されると、マイクロコントローラ10は、入来する動作信号を解釈し、それを駆動モータ用の適正な制御信号に変換することができる。
【0029】
限定された実施形態では、異なる受信機が異なる入力ポート11−13に接続されることも可能である。たとえば無線周波数受信機16−18が、入力ポート12に接続され、たとえばスイッチおよび/またはコンピュータからのシリアル通信回線がポート11−13の1つ以上に接続されることも可能である。それにより、日除けは、スイッチおよび/または上記コンピュータにより、ならびに、2つ以上の異なるリモコンにより、操作可能となる。なぜなら、マイクロコントローラが、入来する動作信号の各々を解釈し、それを適正な制御信号に変換し得るためである。
【0030】
限定された好ましい実施形態によると、マイクロコントローラ10は、当該マイクロコントローラ10に接続される駆動モータの種類を判定するようにも適合される。この実施形態において、マイクロコントローラには、モータの種類の認識と、この認識されたモータの種類に基づいた制御コマンドの調節とを可能にするソフトウェアが設けられている。
【0031】
別の実施形態において、マイクロコントローラは、使用されている特定のモータに対して設定が行なわれ得るか、または、最適化さえも行なわれ得る。工場の場合、このプログラミングは工場で行なわれる。エンドユーザまたは設置者も同様に、マイクロコントローラの設定を変更することができる。この機能性は、ファームウェアの一部を成し、原則的には、たとえば既に装着された日除けと接触する特定のリモコンを介して、場所を問わず、(後に)実現され得る。
【0032】
この発明は、水平方向のスラットを有するブラインドの一例に基づいて説明されている。しかしながら、この発明を、他のあらゆる任意の日除け、たとえば、カーテンレール上
のカーテン、任意に引上げ可能なローラブラインド、折目付きセルラーシェード、折畳式ブラインドおよび垂直方向のスラットブラインドにも広範囲に適用することができる。この発明は、本明細書に記載した好ましい実施形態に限定されない。むしろ、求められる権利は、多くの変更が想定され得るこの発明の範囲内において、前掲の請求項により規定される。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】この発明の好ましい実施形態に従った制御ユニットが適用される、水平方向のスラットを有する日除けの概略図を示す図である。
【図2】図1の制御ユニットと共に作動する駆動モータおよびリモコンの概略図を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
日除け用のモータ駆動装置を制御するための制御ユニットであって、
−前記日除けを駆動することのできる電動モータと、
−電源と、
−前記電源に接続される汎用のプログラム可能なマイクロコントローラとを備え、前記マイクロコントローラには、
−第1の信号プロトコルに従って第1の動作信号を受信するため、および/または、前記第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルに従って第2の動作信号を受信するための少なくとも1つの入力ポートと、
−前記駆動モータに結合されて、前記駆動モータをオンおよびオフに切換えることのできる制御信号を前記駆動モータに送信するための制御ポートとが設けられ、
前記マイクロコントローラは、入来する動作信号を受信して、前記動作信号が従うプロトコルを判定して、前記判定されたプロトコルに応じて、前記動作信号を前記駆動モータ用の適正な制御信号に変換して、前記制御信号を前記駆動モータに送信するように適合される、制御ユニット。
【請求項2】
前記マイクロコントローラは、第1の信号プロトコルに従って第1の動作信号を受信および/または送信するための少なくとも1つの第1の入力および/または出力ポートと、第2のプロトコルに従って第2の動作信号を受信および/または送信するための第2の入力および/または出力ポートとを含む、請求項1に記載の制御ユニット。
【請求項3】
前記マイクロコントローラは、前記マイクロコントローラに格納され、かつ、2つ以上の異なるプロトコルについての情報を含むプログラムによってプログラミングされ、前記マイクロコントローラは、前記情報に基づき、前記動作信号がどのプロトコルに従っているのかを判定する、請求項1に記載の制御ユニット。
【請求項4】
前記マイクロコントローラは、駆動モータの種類を判定するように適合される、請求項3に記載の制御ユニット。
【請求項5】
前記マイクロコントローラは、駆動モータの前記種類に応じて前記制御信号を生成するように適合される、請求項4に記載の制御ユニット。
【請求項6】
ポートに接続されて、リモコンから信号を受信し、前記受信した信号を前記第1および/または第2の動作信号に変換するための受信機を備える、先行する請求項のいずれかに記載の制御ユニット。
【請求項7】
前記受信機は、赤外線信号をワイヤレスで受信するため、および、前記赤外線信号を電気動作信号に変換するための赤外線受信機である、請求項6に記載の制御ユニット。
【請求項8】
前記受信機は、無線周波数信号をワイヤレスで受信するため、および、前記無線周波数信号を電気動作信号に変換するための無線周波数受信機である、請求項6に記載の制御ユニット。
【請求項9】
ポートに接続されて、前記マイクロコントローラに動作信号を提供するための電気オン/オフスイッチを備える、先行する請求項のいずれかに記載の制御ユニット。
【請求項10】
ポートに接続されて、前記マイクロコントローラに動作信号を提供するための通信回線を備える、先行する請求項のいずれかに記載の制御ユニット。
【請求項11】
前記電源は、1つ以上の電池により、または蓄電池により形成される、先行する請求項のいずれかに記載の制御ユニット。
【請求項12】
日除けの上側レールに組付けられる、先行する請求項のいずれかに記載の制御ユニット。
【請求項13】
前記マイクロコントローラは、前記駆動モータの回転方向を調節するため、および/または、前記駆動モータの回転速度を調節するための制御信号に動作信号を変換するように適合される、先行する請求項のいずれかに記載の制御ユニット。
【請求項14】
日除け材料が設けられたフレームを備える日除けであって、先行する請求項のいずれかに記載の制御ユニットが前記フレームに設けられ、駆動モータは、太陽光線保護の程度を調節するために前記日除け材料を変位させる目的で組入れられている、日除け。
【請求項15】
前記フレームは、前記制御ユニットが配設され、かつ、多数のスラットが取付けられる上側フレームを含み、前記駆動モータは、前記スラットを傾斜させるため、および/または、前記スラットを引上げるか、もしくは引下げるために組入れられている、請求項14に記載の日除け。
【請求項16】
先行する請求項のいずれかに記載の制御ユニットまたは日除けの使用。

【図1】
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【図2】
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【公表番号】特表2009−516097(P2009−516097A)
【公表日】平成21年4月16日(2009.4.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−539952(P2008−539952)
【出願日】平成18年11月14日(2006.11.14)
【国際出願番号】PCT/NL2006/000567
【国際公開番号】WO2007/055574
【国際公開日】平成19年5月18日(2007.5.18)
【出願人】(508143823)テクニク・ホールディング・ベスローテン・フエンノートシャップ (1)
【氏名又は名称原語表記】TECHNIKU HOLDING B.V.
【Fターム(参考)】