説明

時間測定装置

【課題】複数の時間測定装置を使用せずに安価な手法で測定時間の短縮が可能な時間測定装置を実現する。
【解決手段】クロック信号をカウントすることにより複数の入力信号のエッジ間の時間を測定する時間測定装置において、各エッジを検出した時にどの入力信号で検出されたかの状態を表すイベントデータとトリガ信号を出力するトリガ生成部と、クロック信号に同期して常にカウント動作しトリガ信号が入力される度にカウンタ値を出力するカウンタ部と、イベントデータとカウンタ値を記憶する記憶部と、記憶部に記憶されたイベントデータとカウンタ値を用いてエッジ間の時間を算出する演算制御部とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の入力信号のエッジ間の時間を測定する時間測定装置に関し、特に複数の時間測定装置を使用せずに安価な手法で測定時間の短縮が可能な時間測定装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体デバイスの試験において、複数のIC(Integrated Circuit)やLSI(Large Scale Integration)等から出力される信号のエッジ間の時間を測定して、周期や周波数を算出する試験がある。
【0003】
半導体デバイスの試験時間は、半導体デバイスを製造する半導体メーカの利益に影響する。すなわち、限られた時間においては試験時間が長くなれば試験可能なデバイス数は少なくなり、試験時間が短くなれば試験可能なデバイス数は多くなる。
【0004】
一方、デバイスの不良を検出するために試験項目はあまり削れず、項目数を減らすことによる試験時間の短縮は困難となっている場合が多い。このような状況においては、試験そのものの時間を短縮することが重要となっている。本発明は、このような測定時間の短縮を要求される時間測定装置に関する。
【0005】
従来の時間測定装置に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
【0006】
【特許文献1】特開平5−150056号公報
【0007】
図5はこのような従来の時間測定装置を示す構成ブロック図である。マルチプレクサ1は4組の入力信号から任意の1組を選択して出力する。クロック生成部2は時間測定の基準となるクロック信号を生成する。カウンタ部3はクロック生成部2から出力されるクロック信号に同期して動作するカウンタを有する。
【0008】
演算制御部4はカウンタ部3から出力されるカウンタ値を記憶部5に記憶させたり、記憶部5に記憶させたカウンタ値を用いて測定した時間を算出する。記憶部5はRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(電気的に書き換え可能なROM)、または、ハードディスク等で構成される。また、被試験対象デバイス(以下、DUT(Device Under Test)という)100a〜100dはAとBの2系統の信号を出力するICまたはLSIである。
【0009】
DUT100a〜DUT100dのA信号出力端子およびB信号出力端子はそれぞれマルチプレクサ1の入力端子に接続され、マルチプレクサ1のA信号出力端子およびB信号出力端子はそれぞれカウンタ部3の入力端子に接続される。クロック生成部2のクロック信号出力端子はカウンタ部3のクロック信号入力端子に接続され、カウンタ部3の出力端子は演算制御部4の入力端子に接続される。
【0010】
演算制御部4の選択信号出力端子はマルチプレクサ1の選択信号入力端子に接続され、演算制御部4のデータ入出力端子は記憶部5のデータ入出力端子に接続される。マルチプレクサ1、クロック生成部2、カウンタ部3、演算制御部4および記憶部5は時間測定装置50を構成している。なお、時間測定装置50は半導体試験装置(図示せず)に組み込まれているものとする。
【0011】
図5に示す従来例の動作を図6を用いて説明する。図6は従来の時間測定装置の動作を説明する説明図である。
【0012】
DUT100a〜DUT100dに半導体試験装置からパターン信号(図示せず)がそれぞれ入力されると、DUT100a〜DUT100dはそれぞれ信号出力を開始する。演算制御部4は選択信号をマルチプレクサ1に出力し、マルチプレクサ1はDUT100aからのA1信号およびB1信号を選択して、A信号およびB信号として出力する。
【0013】
カウンタ部3はクロック生成部2から入力されるクロック信号の周期を基準としてカウントする。図6に示すように、カウンタ部3はA信号の立ち上がりエッジからB信号の立ち上がりエッジまでカウントし、カウンタ値を演算制御部4に出力する。すなわち、A信号の立ち上がりエッジでカウントを開始し、B信号の立ち上がりエッジでカウントを終了する。演算制御部4はカウンタ部3からカウンタ値を受け取ると、記憶部5へカウンタ値を書き込む。
【0014】
次に、演算制御部4は選択信号をマルチプレクサ1に出力し、マルチプレクサ1はDUT100bからのA2信号およびB2信号を選択して、A信号およびB信号として出力する。そして、DUT100aの時と同様に、カウンタ部3はカウンタ値を演算制御部4に出力し、演算制御部4はカウンタ部3から受け取ったカウンタ値を記憶部5へ書き込む。
【0015】
以下同様に、DUT100cおよびDUT100dの測定を行う。その後、演算制御部4は記憶部5からDUT100a〜DUT100dのカウンタ値を読み出し、それぞれのエッジ間の時間を算出する。エッジ間の時間は、式(1)で算出できる。
エッジ間の時間=クロック信号の周期×カウンタ値 (1)
【0016】
例えば、クロック生成部2から出力されるクロック信号の周期が10ns(周波数:100MHz)で、カウンタ値が5であった場合、式(2)よりエッジ間の時間は50nsとなる。
10ns×5=50ns (2)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
しかし、図5に示す従来例では、DUT100a〜DUT100dの出力信号をマルチプレクサ1で順次選択して測定しているため、時間がかかるという問題点があった。この問題を解決するために、複数の時間測定装置を用いて同時に測定することが考えられるが、コストが高くなるという問題点がある。
従って本発明が解決しようとする課題は、複数の時間測定装置を使用せずに安価な手法で測定時間の短縮が可能な時間測定装置を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0018】
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
クロック信号をカウントすることにより複数の入力信号のエッジ間の時間を測定する時間測定装置において、
前記各エッジを検出した時にどの入力信号で検出されたかの状態を表すイベントデータとトリガ信号を出力するトリガ生成部と、前記クロック信号に同期して常にカウント動作し前記トリガ信号が入力される度にカウンタ値を出力するカウンタ部と、前記イベントデータと前記カウンタ値を記憶する記憶部と、この記憶部に記憶された前記イベントデータと前記カウンタ値を用いて前記エッジ間の時間を算出する演算制御部とを備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項2記載の発明は、
クロック信号をカウントすることにより複数の入力信号のエッジ間の時間を測定する時間測定装置において、
前記各エッジを検出した時にどの入力信号で検出されたかの状態を表すイベントデータとトリガ信号を出力するトリガ生成部と、前記クロック信号に同期して常にカウント動作し前記トリガ信号が入力される度にカウンタ値を出力するカウンタ部と、前記カウンタ値に対応したアドレスに前記イベントデータを記憶する記憶部と、この記憶部に記憶された前記イベントデータと前記アドレスを用いて前記エッジ間の時間を算出する演算制御部とを備えたことを特徴とする。
【0020】
請求項3記載の発明は、
請求項1または請求項2に記載の時間測定装置において、
前記演算制御部が、
前記複数の入力信号毎の周期または周波数を算出することを特徴とする。
【0021】
請求項4記載の発明は、
請求項1〜3のいずれかに記載の時間測定装置において、
半導体試験装置に用いたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、クロック信号をカウントすることにより複数の入力信号のエッジ間の時間を測定する時間測定装置において、前記各エッジを検出した時にどの入力信号で検出されたかの状態を表すイベントデータとトリガ信号を出力するトリガ生成部と、前記クロック信号に同期して常にカウント動作し前記トリガ信号が入力される度にカウンタ値を出力するカウンタ部と、前記イベントデータと前記カウンタ値を記憶する記憶部と、この記憶部に記憶された前記イベントデータと前記カウンタ値を用いて前記エッジ間の時間を算出する演算制御部とを備えたことにより、従来の構成をあまり変えることなく、複数の信号を同時に測定することができるので、複数の時間測定装置を使用せずに安価な手法で測定時間の短縮が可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る時間測定装置の一実施例を示す構成ブロック図であり、図5と共通する部分には同一の符号を付けている。
【0024】
図1において、トリガ生成部6は入力信号の立ち上がりエッジを検出するとトリガ信号とイベントデータを出力する。このイベントデータは、どの入力信号でエッジが検出されたかの状態を表す。カウンタ部7は入力されるクロック信号に同期してカウントを行い、トリガ信号が入力されたタイミングで、その時のカウンタ値を出力する。
【0025】
演算制御部8はイベントデータを受信することでエッジが検出されたことを認識する。そして、この時のカウンタ値を取り込み、イベントデータとカウンタ値を対応付けて記憶部5にに書き込む。さらに、このイベントデータを用いてエッジ間の時間を算出する。
【0026】
DUT100a〜DUT100dのA信号出力端子およびB信号出力端子はそれぞれトリガ生成部6の入力端子に接続される。トリガ生成部6のトリガ信号出力端子はカウンタ部7の入力端子に接続され、トリガ生成部6のイベントデータ出力端子は演算制御部8のイベントデータ入力端子に接続される。クロック生成部2のクロック信号出力端子はカウンタ部7のクロック信号入力端子に接続され、カウンタ部7の出力端子は演算制御部8のカウンタ値入力端子に接続される。演算制御部8のデータ入出力端子は記憶部5のデータ入出力端子に接続される。
【0027】
クロック生成部2、記憶部5、トリガ生成部6、カウンタ部7および演算制御部8は時間測定装置51を構成している。なお、時間測定装置51は半導体試験装置(図示せず)に組み込まれているものとする。
【0028】
図1に示す実施例の動作を図2および図3を用いて説明する。図2は実施例の時間測定装置の動作を説明する説明図、図3は記憶部5に記憶されるイベントデータを説明する説明図である。
【0029】
図2では、DUT100aから出力されるA1信号およびB1信号、DUT100bから出力されるA2信号およびB2信号のそれぞれのエッジ間の時間を測定する場合の動作を示している。カウンタ部7はクロック生成部2から入力されるクロック信号に同期して常にカウント動作している。すなわち、カウンタ部7はクロック信号の周期をタイムベースとして常にカウント動作(フリーラン)している状態である。
【0030】
そして、トリガ生成部6は入力信号に立ち上がりエッジを検出する度にカウンタ部7へトリガ信号を出力すると共に演算制御部8へイベントデータを出力する。カウンタ部7はトリガ信号が入力される度にカウンタ値を演算制御部8へ出力する。演算制御部8は図3に示すどちらかの方法で記憶部5にイベントデータ、または、カウンタ値とイベントデータを書き込む。
【0031】
演算制御部8が記憶部5に記憶させるデータの形式例を図3に示す。図3(A)に示す例は、カウンタ値に対応した記憶部5のアドレスにイベントデータを記憶するようにした場合の記憶部5のイメージを示している。例えば、アドレス0001にA3信号のビットがセットされている。これは、トリガ生成部6がDUT100cから出力されたA3信号の立ち上がりエッジを検出した時のカウンタ部7のカウンタ値が0001であったことを示している。
【0032】
同様に、アドレス0002にA1信号およびA4信号のビットがセットされている。これは、トリガ生成部6がDUT100aから出力されたA1信号の立ち上がりエッジ、および、DUT100dから出力されたA4信号の立ち上がりエッジをそれぞれ検出した時のカウンタ部7のカウンタ値が0002であったことを示している。
【0033】
以下同様に、立ち上がりエッジを検出した時のカウンタ部7のカウンタ値に対応した記憶部5のアドレスにイベントデータが記憶される。
【0034】
A1/B1〜A4/B4までの全ての信号でエッジが検出された後に、演算制御部8はイベントデータが記憶されている記憶部5の領域をサーチする。そして、イベントデータが記憶されている記憶部5のアドレス(カウンタ値)を信号名と関連付けて抽出する。
【0035】
図3(A)において、アドレス0002にA1信号のビットがセットされているので、演算制御部8はA1信号のエッジを検出した時のカウンタ値として0002を取得する。また、アドレス0006にB1信号のビットがセットされているので、演算制御部8はB1信号のエッジを検出した時のカウンタ値として0006を取得する。
【0036】
例えば、クロック生成部2から出力されるクロック信号の周期が10ns(周波数:100MHz)であった場合、A1信号のエッジ−B1信号のエッジ間の時間は式(3)より40nsとなる。
10ns×(6−2)=40ns (3)
【0037】
同様に、アドレス0003にA2信号のビットがセットされているので、演算制御部8はA2信号のエッジを検出した時のカウンタ値は0003であると認識する。また、アドレス0006にB2信号のビットがセットされているので、演算制御部8はB2信号のエッジを検出した時のカウンタ値は0006であると認識する。
【0038】
これにより、A2信号のエッジ−B2信号のエッジ間の時間は式(4)より30nsとなる。
10ns×(6−3)=30ns (4)
【0039】
以下同様の考え方で、A3信号のエッジ−B3信号のエッジ間の時間は式(5)より40nsとなり、A4信号のエッジ−B4信号のエッジ間の時間は式(6)より50nsとなる。
10ns×(5−1)=40ns (5)
10ns×(7−2)=50ns (6)
【0040】
一方、図3(B)に示す例は、エッジが検出された時に、カウンタ値およびイベントデータを記憶部5に記憶するようにした場合の記憶部5のイメージを示している。この場合は図3(A)の場合と異なり、カウンタ値およびイベントデータが記憶されるアドレスは任意のアドレスとなる。
【0041】
図3(A)の場合と同様に、A1/B1〜A4/B4までの全ての信号でエッジが検出された後に、演算制御部8は記憶部5からカウンタ値とイベントデータを読み出す。そして、各信号のエッジ間の時間は式(3)〜式(6)に示したように算出する。
【0042】
この結果、クロック信号の周期をタイムベースとしてカウンタ部7をフリーランさせ、入力信号の立ち上がりエッジを検出する度にカウンタ値、イベントデータを記憶部5に記憶させ、演算制御部8がカウンタ値およびイベントデータを用いて入力信号のエッジ間の時間を算出することにより、従来の構成をあまり変えることなく、複数の信号を同時に測定することができるので、複数の時間測定装置を使用せずに安価な手法で測定時間の短縮が可能になる。
【0043】
なお、図1に示す実施例において、時間測定装置51を半導体試験装置に組み込んで使用しているが、必ずしもこのように限定される必要はなく、時間測定装置51を単体測定器として使用してもよい。
【0044】
また、図1に示す実施例において、時間測定装置51はA信号/B信号という異なる信号のエッジ間の時間(タイムインターバル)を測定しているが、必ずしもこのように限定される必要はなく、信号毎の周期や周波数を測定するようにしてもよい。
【0045】
この場合の例を図4を用いて説明する。図4は周期または周波数を測定する時の時間測定装置の動作を説明する説明図である。例えば、A1信号およびB1信号の周期を測定する場合は、図4(A)に示すように、トリガ生成部6はA1信号またはB1信号の立ち上がりエッジを検出する度にカウンタ部7へトリガ信号を出力すると共に演算制御部8へイベントデータを出力する。
【0046】
演算制御部8は図4(B)に示すように、記憶部5へカウンタ値およびイベントデータを書き込む。この時、図3(A)に示すように、カウンタ値に対応した記憶部5のアドレスにイベントデータを書き込むようにしてもよい。
【0047】
一定時間測定を行った後、演算制御部8は記憶部5からカウンタ値とイベントデータを読み出す。A1信号の場合、カウンタ値は0002、0006、0010となっている。クロック生成部2から出力されるクロック信号の周期が10ns(周波数:100MHz)とすると、A1信号の周期は式(7)より40nsとなる。
10ns×(6−2)=40ns (7)
【0048】
同様に、B1信号の場合、カウンタ値は0003、0007、0011と変化しているので、1番目と2番目のカウンタ値を用いると、B1信号の周期は式(8)より40nsとなる。
10ns×(7−3)=40ns (8)
また、周波数は周期の逆数で計算できるので、A1信号の周波数は25MHzとなる。
【0049】
また、図1に示す実施例において、時間測定装置51は2出力のDUT×4個で合計8個の信号を入力する構成となっているが、必ずしもこのように限定される必要はなく、少なくとも複数の入力信号であればよい。
【0050】
また、図1および図2に示す実施例において、トリガ生成部6が入力信号の立ち上がりエッジでトリガ信号を出力しているが、必ずしもこのように限定される必要はなく、入力信号の立ち下がりエッジでトリガ信号を出力するようにしてもよいし、入力信号の立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジの両方でトリガ信号を出力するようにしてもよい。
【0051】
また、図1および図2に示す実施例において、トリガ生成部6が入力信号のエッジを検出する度にトリガ信号を出力しているが、必ずしもこのように限定される必要はなく、検出回数を設定し、その回数分検出したら、それ以降に検出してもトリガ信号を出力しないようにしてもよい。例えば、検出回数を1回とした場合、トリガ生成部6は1回目のエッジの検出ではトリガ信号を出力するが、2回目以降のエッジを検出ではトリガ信号を出力しない。
【0052】
また、図3(A)に示す実施例において、カウンタ値を記憶部5のアドレスとしているが、必ずしもこのように限定される必要はなく、カウンタ値に任意のアドレスを加算したアドレスを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明に係る時間測定装置の一実施例を示す構成ブロック図である。
【図2】実施例の時間測定装置の動作を説明する説明図である。
【図3】記憶部に記憶されるイベントデータを説明する説明図である。
【図4】周期または周波数を測定する時の時間測定装置の動作を説明する説明図である。
【図5】従来の時間測定装置を示す構成ブロック図である。
【図6】従来の時間測定装置の動作を説明する説明図である。
【符号の説明】
【0054】
1 マルチプレクサ
2 クロック生成部
3,7 カウンタ部
4,8 演算制御部
5 記憶部
6 トリガ生成部
50,51 時間測定装置
100a,100b,100c,100d DUT

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クロック信号をカウントすることにより複数の入力信号のエッジ間の時間を測定する時間測定装置において、
前記各エッジを検出した時にどの入力信号で検出されたかの状態を表すイベントデータとトリガ信号を出力するトリガ生成部と、
前記クロック信号に同期して常にカウント動作し前記トリガ信号が入力される度にカウンタ値を出力するカウンタ部と、
前記イベントデータと前記カウンタ値を記憶する記憶部と、
この記憶部に記憶された前記イベントデータと前記カウンタ値を用いて前記エッジ間の時間を算出する演算制御部と
を備えたことを特徴とする時間測定装置。
【請求項2】
クロック信号をカウントすることにより複数の入力信号のエッジ間の時間を測定する時間測定装置において、
前記各エッジを検出した時にどの入力信号で検出されたかの状態を表すイベントデータとトリガ信号を出力するトリガ生成部と、
前記クロック信号に同期して常にカウント動作し前記トリガ信号が入力される度にカウンタ値を出力するカウンタ部と、
前記カウンタ値に対応したアドレスに前記イベントデータを記憶する記憶部と、
この記憶部に記憶された前記イベントデータと前記アドレスを用いて前記エッジ間の時間を算出する演算制御部と
を備えたことを特徴とする時間測定装置。
【請求項3】
前記演算制御部が、
前記複数の入力信号毎の周期または周波数を算出することを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の時間測定装置。
【請求項4】
半導体試験装置に用いたことを特徴とする
請求項1〜3のいずれかに記載の時間測定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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