説明

有機物の撹拌処理装置

【課題】被処理物の剪断効果が高く、低速回転でも均一に撹拌出来、簡単な構造で被処理物を均一に加温出来る有機物の撹拌処理装置の提供を目的とする。
【解決手段】被処理物を投入する処理室と、被処理物の撹拌手段と、空気循環手段とを備え、撹拌手段は、処理室に略水平方向に配設した回転軸の周りに放射状で且つ螺旋状にパドルバーを設けるとともにパドルバーの先端部よりであって隣接するパドルバー間に外寄部と内寄部との段差部を形成するようにリボンスクリューでつないであり、処理室は、内壁と外壁とでその間に循環空隙した二重構造になっていて、空気循環手段は、処理室内の空気を循環空隙を経由して循環するものであることを特徴とする有機物の撹拌処理装置とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、有機系の廃棄物を微生物処理するのに適した撹拌処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
パドル羽根やリボンスクリューを用いた撹拌装置は公知である。
しかし、有機物等の廃棄物を微生物で分解処理する場合に、ゆっくりと撹拌して、微生物の活動が活発になるようにしてやらなければならないが、従来の撹拌処理装置は、撹拌速度を遅くすると、被処理物が均一に撹拌しない問題があった。
また、雑菌の繁殖を抑えつつ、有機系廃棄物を効率的に微生物分解するには、60〜70℃に温調するのが良いとされているが、ゆっくりと撹拌する場合には温度が均一になりにくい問題があった。
特開2006−297250号公報には、回転軸の周りに複数のプロペラブレードを植え付け、根本側半分と、先端側半分とが正負逆ピッチになっている攪拌機を開示するが、被処理物の横方向の移動を促進するが上下方向の移動が弱く、また、被処理物の剪断力も弱く、均一な撹拌が不十分である。
また、処理容器を外側から作動液で加熱しているが、構造が複雑になり高コストの要因となっている。
【0003】
【特許文献1】特開2006−297250号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記背景技術に内在する技術課題に鑑みて、被処理物の剪断効果が高く、低速回転でも均一に撹拌出来、簡単な構造で被処理物を均一に加温できる有機物の撹拌処理装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1記載の有機物の撹拌処理装置は、被処理物を投入する処理室と、被処理物の撹拌手段と、空気循環手段とを備え、撹拌手段は、処理室に略水平方向に配設した回転軸の周りに放射状で且つ螺旋状にパドルバーを設けるとともにパドルバーの先端部よりであって隣接するパドルバー間に外寄部と内寄部との段差部を形成するようにリボンスクリューでつないであり、処理室は、内壁と外壁とでその間に循環空隙した二重構造になっていて、空気循環手段は、処理室内の空気を循環空隙を経由して循環するものであることを特徴とする。
【0006】
パドルバーの先端部よりであって隣接するパドルバー間に外寄部と内寄部との段差部を形成するようにリボンスクリューでつないでありとは、例えば隣接するパドルバー先端部に渡るように弧形スクリュー板を連続して複数配設して、弧形スクリュー板同士の繋ぎ目部分は一方をパドルバーの外寄側に連結して他方をパドルバー内寄側にそれぞれ連結して互いの連結部間に段差を形成し、この段差部分に被処理物を回し入れて内寄部や外寄部で剪断する趣旨である。
空気循環手段は、処理室内の空気を循環空隙を経由して循環するとは、例えば処理室の被処理物を処理する処理空間と循環空隙とを繋ぐ循環路と、循環路を通して空気を処理空間と循環空隙との間で循環させるポンプとを有する空気循環装置を設ける趣旨であり、空気循環手段には空気の温調装置を備えて、例えば被処理物温度を検出して被処理物温度を適正値に調整するように循環空気を加温制御すると良い。
【0007】
請求項3記載の有機物の撹拌処理装置の発明は、リボンスクリューの配置は、被処理物が軸方向中央部に寄るように左右逆方向送りになっているとともに、軸方向中央部と軸方向端部との間が少なくとも一箇所以上分断されていて、処理室の底壁から当該分断部に突出した隔壁を有していることを特徴とする。
【0008】
処理室の底壁からリボンスクリューの分断部に突出する隔壁を設け、被処理物の流動を隔壁部分で部分的に滞留させてリボンスクリューにより撹拌し剪断することで、中央部へ被処理物を寄せるまでの被処理物への撹拌性、剪断性を高めてある。
隔壁は、軸方向貫通孔を有するものとして、貫通孔を通して被処理物を流動させると良い。
【0009】
請求項5記載の有機物の撹拌処理装置の発明は、処理室の底壁は軸直角方向断面が半円形状であり、処理室の軸方向側壁は略直角に形成してあり、軸方向最端部のパドルバーには軸方向側壁がわに突出した軸方向端部羽根を有しているとともに当該端部羽根は外周端部を切り欠いてあり、この切り欠き部に臨むように底壁に突起を設けてあることを特徴とする。
【0010】
処理室内の軸方向端部のがわに溜まる被処理物は、軸方向最端部のパドルバーに設けた軸方向端部羽根を回転させることで、軸方向側壁及び底壁に沿って掻き取って撹拌しリボンスクリューで流動させつつ、底壁から突出させた突起と軸方向端部羽根との間で剪断する。
【0011】
請求項6記載の有機物の撹拌処理装置の発明は、隔壁に最も近接したパドルバーには隔壁がわに突出した隔壁向き羽根を有していることを特徴とする。
【0012】
処理室内の隔壁部分に溜まる被処理物は、隔壁の被処理物が溜まる側で隔壁に最も近接したパドルバーに設けた隔壁向き羽根を回転させることで、隔壁及び底壁に沿って掻き取って撹拌し、被処理物を隔壁の貫通孔に流動させたり隔壁を乗り越えさせつつ、貫通孔の縁部と隔壁向き羽根との間で被処理物を剪断する。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る有機物の撹拌処理装置においては、被処理物を投入した内壁内の処理空間の空気を、内壁外側に設けた循環空隙を経由して循環させるため、内壁毎温度を均一化して、被処理物温度を均一化出来る。
そして、循環させる空気の温調装置を備えることで、シンプルな構成でありながら被処理物全体を均一に温度調整し、微生物活動を活発化させて有機物を効率良く分解処理出来る。
また、被処理物を内壁と外壁で二重に密閉するために、装置外への臭いの漏れだしを低減出来る。
【0014】
リボンスクリューに分断部を設けて、処理室には底壁の分断部位置に隔壁を設けると、隔壁部分で被処理物を部分的に滞留させてリボンスクリューにより被処理物を撹拌し、剪断出来る。
そして、隔壁に貫通孔を設けることで被処理物の流動性を調整出来る。
【0015】
軸方向最端部のパドルバーに軸方向端部羽根を設けると、処理室の軸方向端部付近に滞留しようとする被処理物を掻き取って、上下に撹拌した上でリボンスクリューで流動出来る。
被処理物の撹拌手段は、軸方向端部付近では軸方向最端部のパドルバーに軸方向側壁に向けた羽根を設けて、軸方向側壁と底壁に沿って被処理物を掻き取り撹拌しつつ、底壁に設けた突起と羽根との間で剪断し、隔壁付近では、隔壁に近接したパドルバーに隔壁向きの羽根を設けて、隔壁と底壁に沿って被処理物を掻き取り撹拌しつつ、隔壁の貫通孔の縁部と羽根との間で剪断する。
これにより、リボンスクリューによる被処理物の流動経路中で、断続的に被処理物を撹拌し、剪断するため、低速回転でも被処理物に固まりを形成することなく均一に撹拌出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明に係る撹拌処理装置の例を図面に基づいて以下説明する。
図1に撹拌処理装置10の構造説明図を示し、図3に、撹拌処理装置10の外観図を示し、図2に処理室20内部に設けた撹拌機構の説明用の斜視図を示す。
図4は、パドルバー32とリボンスクリュー40の取付け関係を部分図として示す。
図2は、図1に比較してリボンスクリュー40の巻き数を少なくする等簡略化して描いてある。
【0017】
図1、図3に示すように、処理室20は内壁21と外壁22とを備えた二重構造で、内壁21内に被処理物を密閉収納する処理空間23を設け、内壁21と外壁22との間に内壁を囲む循環空隙24を設けてある。
処理空間23は、底壁25aと軸方向側壁25bと軸横側壁25cと上壁25dとで囲んであり、底壁25aは軸方向直角断面が半円形状にしてあり、軸横側壁25cと軸方向側壁25dは略垂直に形成してある。
底壁25aには45度斜めのドレン14が設けてある。
ドレン14は、リボンスクリュー40の回転により回り込んでくる被処理物を外部に掻き出しやすくなっている。
なお、図示を省略したが処理室には被処理物の投入口を適宜設けてある。
【0018】
図1、図2に示すように、処理室20には、軸方向側壁25bに軸受31を設けて略水平方向に回転軸30が回転自在に取り付けてあり、外部のモーター11と、プーリー12及びベルト13の組み合わせ、あるいはギヤ機構等の回転伝達手段で連結してある。
回転軸30の周りには、棒状の、複数のパドルバー32が螺旋状に植え付けてあり、パドルバー32の先端は、回転軸を中心にして放射状に配置してある。
図2、図4をみると分かりやすいように、パドルバー32の先端部には、隣接するパドルバーに渡る螺旋状で軸径方向に外寄りに設けてある外寄部44と内寄りに設けてある内寄部45とを交互に設けたリボンスクリュー40が溶接等で連結してある。
このリボンスクリュー40は、リボン形の複数の弧形スクリュー板43を隣接するパドルバー32の先端部に連なるように連結してある。
それぞれのパドルバー32の先端部で、隣接する弧形スクリュー板43同士は、一方の連結端部47をパドルバー先端側に寄った外寄部44を形成して連結し、他方の連結端部47を外寄部よりも回転軸30側によった内寄部45を形成して連結してある。
外寄部44は、パドルバー32の先端に揃うように形成してあり、内寄部45はパドルバー先端から弧形スクリュー板43のリボン幅程度内側に形成してある。
これにより、リボンスクリュー40は弧形スクリュー板43同士の連結部分に段差46を形成してある。
図4に示した実施例では、リボン幅が約50mmの場合に、外寄部44と内寄部45との段差46は約50mm程度に設定し、外寄部44と底壁22との隙間は約20mm程度に設定した。
リボンスクリュー40は、このように外周縁部に段差を形成するものであればよく、隣接するパドルバー先端部への弧形スクリュー板の連結形態を限定するものではない。
図1、図2に示すように処理室底壁22には、このリボンスクリュー40の内寄部45に対応する位置で、内寄部45の外縁の回転軌道に臨むように突出する突起26aを設けてある。
この突起26aの配置位置は底壁22の下端でも、斜め側部でも良い。
【0019】
リボンスクリュー40は回転軸30の回転によって回転し、その螺旋形状により処理空間23内の被処理物を案内して軸方向に流動させる。
被処理物を流動させる際に、リボンスクリュー40は被処理物を内寄部45と底壁22との間の段差46部分の隙間に回り込ませた上で外寄部44で剪断する。
そして、内寄部45の回転により内寄部45の外縁と突起26aとの間でも被処理物を剪断する。
このリボンスクリュー40は、処理室20の中央部23aを境にして2つのリボンスクリュー41a、41bに分割してあり、右側と左側で螺旋状の向きが逆になっている。
これにより、図1では軸上部が紙面奥から手前側に向けて回転すると、底壁25a上の左右に溜まった被処理物を矢印のように中央部に寄せるように流動させる。
【0020】
中央部23aにおいて回転軸30の軸中央位置を挟んで隣接するパドルバー32aには先端から付け根側に渡って中央向きに突出した対向羽根34が設けてある。
対向羽根34は回転軸30の回転により回転することで中央部23aに寄せられた被処理物を上方に掻き上げ、左右に拡げ撹拌させる。
なお、この対向羽根34は、リボンスクリュー幅程度の小さいもので良く、突起状でも良い。
底壁22には、この対向羽根34に対応する位置で、対向羽根34の先端の回転軌道に臨むように突起を突出させて設けて、突起と対向羽根との間で被処理物を剪断するようにしても良い。
【0021】
また、回転軸30の両端部に配設したパドルバー32bは先端から付け根に渡って軸方向側壁23向きに突出した軸方向端部羽根35を設けてある。
この軸方向端部羽根35の外周端部は切り欠き部35aで切り欠いてある。
そして、底壁22には、この軸方向端部羽根35に対応する位置で、軸方向端部羽根35の切り欠き部35aに臨み、羽根回転時に切り欠き部35aとすれ違うように突出させた突起26bを軸周方向に複数設けてある。
軸方向端部羽根35は、回転することで軸方向側壁23に沿うように滞留する被処理物を掻き取って上方に掻き上げて撹拌し、リボンスクリュー40により流動させる。
そして、軸方向端部羽根35の先端と突起26bとの間で被処理物を剪断する。
【0022】
中央部23aを境に分割してあるリボンスクリュー41a、41bも、それぞれ隙間42を設けて左右に分断してある。
処理空間23にはリボンスクリュー41a、41bの、それぞれの分断した分断部42に対応する位置において、底壁25a側の空間を仕切る隔壁27が設けてある。
リボンスクリュー41a、41bが被処理物をそれぞれ送る方向の送出元側で、隔壁27に隣接するパドルバー32cには先端から付け根側に渡って隔壁27向きに突出させた隔壁向き羽根33が設けてある。
また、隔壁27には隔壁27を軸方向に貫通する貫通孔27aが設けてある。
この隔壁27は、リボンスクリュー41a、41bを分断した隙間の位置に、処理室21の底壁22側の空間を仕切るように設けてあることで、リボンスクリュー41a、41bが回転して中央に向けて送出する被処理物の流動を部分的に制限し、隔壁27部分で被処理物を滞留させる。
隔壁27が滞留させた被処理物は、隔壁向き羽根33が回転することで軸周方向に撹拌し、隔壁27の貫通孔縁部27bと隔壁向き羽根33との間で剪断する。
そして、隔壁向き羽根33の撹拌力と、リボンスクリュー41a、41bの送出力により、被処理物は貫通孔27aを通ったり、隔壁27上を乗り越えたりして、隔壁27よりも中央側へ流動する。
この隔壁向き羽根33の外周端部を切り欠き部で切り欠いて、そして底壁25aの、この隔壁向き羽根35に軸方向に対応する位置に、羽根回転時に切り欠き部とすれ違うように突出させた突起を例えば周方向に複数設けて、隔壁向き羽根とこの突起との間で被処理物を剪断するようにしてもよい。
このように処理室21では、被処理物を軸方向端部23bから中央部23aに流動させる際に、軸方向端部23bと中央部23a及びその中間で撹拌し、剪断するため、例えば1分間に約2〜5回転程度の低速回転であっても、被処理物を均一に撹拌して微生物の活動を促進出来る。
【0023】
処理空間23内の空気と循環空隙24内の空気は、空気循環装置60により互いに循環させてある。
空気循環装置60は、ポンプ61により吸引管62を通して処理空間23内の空気を取込んで送出管63を通して循環空隙24に吹き込み、そして、循環空隙24に吹き込んだ空気を、処理空間23と循環空隙24とを連通させてある環流管64で循環空隙24から処理空間23内に戻す。
環流管64は中間部を外壁22の外側に引き出して温調装置65内を通してあり、この温調装置65により空気循環装置60は循環させる空気の温度調整を行う。
この温調装置65は、隔壁27上端の中央位置に取付管66を通して取り付けてある熱電対等の温度センサーの検出値に基づいて、環流管64内を流れる空気を加温処理する。
この温度センサーは、処理空間23中央付近で、撹拌される被処理物が直接当たらない所に設けると良い。
本実施例では隔壁27の上端が温度センサーを保護する。
したがって、リボンスクリューが下から上方に掻き上げる側の隔壁27上部に取付管66を設けると良い。
温調装置65は、被処理物内の微生物が活発に分解活動して有機物を効率良く分解し、かつ、雑菌が死滅する温度に被処理物温度を安定的に調整する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明に係る撹拌処理装置の構造説明図を示す。
【図2】撹拌機構の説明用斜視図を示す。
【図3】撹拌処理装置の外観図を示す。
【図4】パドルバーとリボンスクリューの取付け関係の部分説明図を示す。
【符号の説明】
【0025】
10 有機物の撹拌処理装置
11 モーター
12 プーリー
13 ベルト
14 ドレン
20 処理室
21 内壁
22 外壁
23 処理空間
23a 中央部
23b 軸方向端部
24 循環空隙
25a 底壁
25b 軸方向側壁
25c 軸横側壁
25d 上壁
26a、26b 突起
27 隔壁
27a 貫通孔
27b 貫通孔縁部
30 回転軸
31 軸受
32、32a、32b、32c パドルバー
33 隔壁向き羽根
34 対向羽根
35 軸方向端部羽根
35a 切り欠き部
40、41a、41b リボンスクリュー
42 分断部
43 弧形スクリュー板
44 外寄部
45 内寄部
46 段差
47 連結端部
60 空気循環装置
61 ポンプ
62 吸引管
63 送出管
64 環流管
65 温調装置
66 温度センサー取付管

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被処理物を投入する処理室と、被処理物の撹拌手段と、空気循環手段とを備え、
撹拌手段は、処理室に略水平方向に配設した回転軸の周りに放射状で且つ螺旋状にパドルバーを設けるとともにパドルバーの先端部よりであって隣接するパドルバー間に外寄部と内寄部との段差部を形成するようにリボンスクリューでつないであり、
処理室は、内壁と外壁とでその間に循環空隙した二重構造になっていて、
空気循環手段は、処理室内の空気を循環空隙を経由して循環するものであることを特徴とする有機物の撹拌処理装置。
【請求項2】
空気循環手段は、空気の温調装置を備えていることを特徴とする請求項1記載の有機物の撹拌処理装置。
【請求項3】
リボンスクリューの配置は、被処理物が軸方向中央部に寄るように左右逆方向送りになっているとともに、軸方向中央部と軸方向端部との間が少なくとも一箇所以上分断されていて、処理室の底壁から当該分断部に突出した隔壁を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の有機物の撹拌処理装置。
【請求項4】
隔壁は、軸方向貫通孔を有していることを特徴とする請求項3記載の有機物の撹拌処理装置。
【請求項5】
処理室の底壁は軸直角方向断面が半円形状であり、処理室の軸方向側壁は略直角に形成してあり、
軸方向最端部のパドルバーには軸方向側壁がわに突出した軸方向端部羽根を有しているとともに当該端部羽根は外周端部を切り欠いてあり、この切り欠き部に臨むように底壁に突起を設けてあることを特徴とする請求項1又は2記載の有機物の撹拌処理装置。
【請求項6】
隔壁に最も近接したパドルバーには隔壁がわに突出した隔壁向き羽根を有していることを特徴とする請求項5記載の有機物の撹拌処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−253899(P2008−253899A)
【公開日】平成20年10月23日(2008.10.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−97094(P2007−97094)
【出願日】平成19年4月3日(2007.4.3)
【出願人】(503015503)シゲタ動物薬品工業株式会社 (4)
【Fターム(参考)】