説明

有機電界発光表示装置及びその駆動方法

【課題】有機電界発光表示装置が高い周波数で駆動される場合、消費電力の上昇、安全性の低下、製造コストの上昇などのような問題が発生する。
【解決手段】本発明は、低い駆動周波数で駆動され得るようにした有機電界発光表示装置に関する。本発明は、互いに交互に配置される第1サブ画素及び第2サブ画素を含む有機電界発光表示装置の駆動方法において、i(iは1、3、5、...)フレーム期間に前記第1サブ画素を非発光状態に設定する段階と、前記iフレーム期間に第1走査信号を順次供給しながら、前記第1サブ画素を水平ライン単位で選択する段階と、i+1フレーム期間に前記第2サブ画素を非発光状態に設定する段階と、前記i+1フレーム中、第2走査信号を順次供給しながら、前記第2サブ画素を水平ライン単位で選択する段階とを含み、前記iフレーム期間に前記第2サブ画素が発光状態に設定され、前記i+1フレーム期間に前記第1サブ画素が発光状態に設定される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は有機電界発光表示装置及びその駆動方法に関し、特に、低い駆動周波数で駆動され得るようにした有機電界発光表示装置及びその駆動方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、陰極線管(Cathode Ray Tube)の短所である重さと体積を減らすことができる各種平板表示装置が開発されている。平板表示装置としては、液晶表示装置(Liquid Crystal Display)、電界放出表示装置(Field Emission Display)、プラズマ表示パネル(Plasma Display Panel)及び有機電界発光表示装置(Organic Light Emitting Display Device)などが挙げられる。
【0003】
平板表示装置のうち、有機電界発光表示装置は電子と正孔の再結合によって光を発生する有機発光ダイオードを用いて映像を表示するものであって、これは速い応答速度を有すると同時に、低い消費電力で駆動されるという長所がある。
【0004】
有機電界発光表示装置は、複数のデータ線、走査線、電源線の交差部にマトリックス状に配列される複数の画素を備える。画素は通常、有機発光ダイオード、駆動トランジスタを含む2つ以上のトランジスタ及び1つ以上のキャパシタからなる。
【0005】
このような有機電界発光表示装置は、3D映像を実現するために、図1に示すように、16.6msの期間に4つのフレームを含む。4つのフレームのうち、第1フレームは左側映像を表示し、第3フレームは右側映像を表示する。そして、第2フレーム及び第4フレームは、ブラックの映像を表示する。
【0006】
シャッタ眼鏡は第1フレーム期間に左側の眼鏡で光の供給を受け、第3フレーム期間に右側の眼鏡で光の供給を受ける。このとき、シャッタ眼鏡の着用者はシャッタ眼鏡を通じて供給される映像を3Dで認知する。第2フレーム及び第4フレーム期間に表示されるブラックの映像は、左側及び右側映像が混在してクロストーク(Cross Talk)現象が発生するのを防止する。
【0007】
しかし、従来は16.6msの期間に4つのフレームが含まれ、それにより、240Hzの駆動周波数で駆動されなければならないという問題がある。このように、有機電界発光表示装置が高い周波数で駆動される場合、消費電力の上昇、安全性の低下、製造コストの上昇などのような問題が発生する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、低い駆動周波数で駆動され得るようにした有機電界発光表示装置及びその駆動方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の実施形態に係る互いに交互に配置される第1サブ画素及び第2サブ画素を含む有機電界発光表示装置の駆動方法は、i(iは1、3、5、...)フレーム期間に前記第1サブ画素を非発光状態に設定する段階と、前記iフレーム期間に第1走査信号を順次供給しながら、前記第1サブ画素を水平ライン単位で選択する段階と、i+1フレーム期間に前記第2サブ画素を非発光状態に設定する段階と、前記i+1フレーム中、第2走査信号を順次供給しながら、前記第2サブ画素を水平ライン単位で選択する段階とを含み、前記iフレーム期間に前記第2サブ画素が発光状態に設定され、前記i+1フレーム期間に前記第1サブ画素が発光状態に設定される。
【0010】
好ましくは、前記第1走査信号によって選択された前記第1サブ画素は、右側データ信号の供給を受ける。前記第2走査信号によって選択された前記第2サブ画素は、左側データ信号の供給を受ける。前記第1サブ画素は第1発光制御線に共通して接続され、前記第1発光制御線に供給される第1発光制御信号に対応して同時に発光又は非発光状態に設定される。前記第2サブ画素は第2発光制御線に共通して接続され、前記第2発光制御線に供給される第2発光制御信号に対応して同時に発光又は非発光状態に設定される。
【0011】
本発明の実施形態に係る有機電界発光表示装置の駆動方法は、第1フレーム期間に非発光状態に設定された第1サブ画素に右側データ信号に対応する電圧を充電させる段階と、第2フレーム期間に前記第1サブ画素と交互に配置され、非発光状態に設定された第2サブ画素に左側データ信号に対応する電圧を充電させる段階とを含み、前記第1フレーム期間に前記第2サブ画素が発光状態に設定され、前記第2フレーム期間に前記第1サブ画素が発光状態に設定される。
【0012】
本発明の実施形態に係る有機電界発光表示装置は、第1走査線と接続される第1サブ画素と、第2走査線と接続され、前記第1サブ画素と交互に配置される第2サブ画素と、前記第1サブ画素と共通して接続される第1発光制御線と、前記第2サブ画素と共通して接続される第2発光制御線と、i(iは1、3、5、...)フレーム期間に前記第1走査線に第1走査信号を順次供給し、前記第1発光制御線に第1発光制御信号を供給するための第1走査駆動部と、i+1フレーム期間に前記第2走査線に第2走査信号を順次供給し、前記第2発光制御線に第2発光制御信号を供給するための第2走査駆動部とを備える。
【0013】
好ましくは、前記第1発光制御線に前記第1発光制御信号が供給されるとき、前記第1サブ画素は非発光状態に設定される。前記第2発光制御線に前記第2発光制御信号が供給されるとき、前記第2サブ画素は非発光状態に設定される。前記iフレーム期間に前記第1走査信号に同期されるように前記j番目のデータ線に右側データ信号を供給し、前記i+1フレーム期間に前記第2走査信号に同期されるように前記j+1番目のデータ線に左側データ信号を供給するデータ駆動部を備える。
【0014】
互いに隣接するように位置する第1サブ画素及び第2サブ画素は、同一色の光を生成する。第1色の光を生成する第1サブ画素及び第2サブ画素と、第2色の光を生成する第1サブ画素及び第2サブ画素と、第3色の光を生成する第1サブ画素及び第2サブ画素が1つの画素をなす。
【発明の効果】
【0015】
本発明の有機電界発光表示装置及びその駆動方法によれば、右側映像を表示する第1サブ画素及び左側映像を表示する第2サブ画素がフレームを基準に交互に発光される。ここで、第1サブ画素が発光する期間に第2サブ画素にデータ信号を供給し、第2サブ画素が発光する期間に第1サブ画素にデータ信号を供給するため、120Hzの駆動周波数で3D映像を実現できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】3D映像を実現するための従来のフレーム期間を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る有機電界発光表示装置を示す図である。
【図3】図2に示す第1及び第2走査駆動部で供給される駆動波形を示す波形図である。
【図4】本発明の実施形態に係るフレーム期間を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る画素を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係るサブ画素の構造を示す回路図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る有機電界発光表示装置を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の属する技術分野において通常の知識を有する者が本発明を容易に実施できる好適な実施形態が添付された図2〜図7を参照して詳細に説明すれば、以下の通りである。
【0018】
図2は、本発明の第1実施形態に係る有機電界発光表示装置を示す図である。
図2を参照すれば、本発明の第1実施形態に係る有機電界発光表示装置は、第1走査線S11〜S1n及び奇数番目のデータ線D1、D3、...の交差部に位置する第1サブ画素142と、第2走査線S21〜S2n及び偶数番目のデータ線D2、D4、...の交差部に位置する第2サブ画素144と、第1サブ画素142と共通して接続される第1発光制御線E1と、第2サブ画素144と共通して接続される第2発光制御線E2と、第1走査線S11〜S1n及び第1発光制御線E1を駆動するための第1走査駆動部110と、第2走査線S21〜S2n及び第2発光制御線E2を駆動するための第2走査駆動部120と、データ線D1〜Dmを駆動するためのデータ駆動部130と、第1走査駆動部110、第2走査駆動部120及びデータ駆動部130を制御するためのタイミング制御部150とを備える。
【0019】
第1走査駆動部110は、図3及び図4に示すように、i(iは1、3、5、...)フレーム期間に第1走査線S11〜S1nに第1走査信号を順次供給する。そして、第1走査駆動部110は、i番目のフレーム期間に第1発光制御線E1に第1発光制御信号を供給する。ここで、第1走査信号はサブ画素142、144に含まれているトランジスタがターンオンされ得る電圧(例えば、ロウ電圧)に設定され、第1発光制御信号はトランジスタがターン-オフされ得る電圧(例えば、ハイ電圧)に設定される。
【0020】
第2走査駆動部120は、i+1フレーム期間に第2走査線S21〜S2nに第2走査信号を順次供給し、第2発光制御線E2に第2発光制御信号を供給する。ここで、第2走査信号はサブ画素142、144に含まれているトランジスタがターンオンされ得る電圧(例えば、ロウ電圧)に設定され、第2発光制御信号はトランジスタがターン-オフされ得る電圧(例えば、ハイ電圧)に設定される。
【0021】
データ駆動部130は、iフレーム期間に第1走査信号と同期されるように奇数番目のデータ線D1、D3、...にデータ信号を供給し、i+1フレーム期間に第2走査信号と同期されるように偶数番目のデータ線D2、D4、...にデータ信号を供給する。ここで、データ駆動部130はiフレーム期間に右側データ信号を供給し、i+1フレーム期間に左側データ信号を供給する。
【0022】
一方、本発明では説明の便宜上、第1サブ画素142が奇数番目のデータ線D1、D3、...と接続され、第2サブ画素144が偶数番目のデータ線D2、D4、...と接続されると図示したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1サブ画素142が偶数番目のデータ線D2、D4、...と接続され、第2サブ画素144が奇数番目のデータ線D1、D3、...と接続されてもよい。
【0023】
タイミング制御部150は、第1走査駆動部110、第2走査駆動部120及びデータ駆動部130を制御する。
【0024】
第1サブ画素142及び第2サブ画素144は、水平ラインで互いに交互に配置される。3D映像を実現するとき、第1サブ画素142は右側映像を表示し、第2サブ画素144は左側映像を表示する。
【0025】
詳細に説明すれば、第1サブ画素142は第1走査線S11〜S1n及び奇数番目のデータ線D1、D3、...の間に位置される。このような第1サブ画素142は、iフレーム期間に第1走査線S11〜S1nに供給される第1走査信号に対応して水平ライン単位で選択されながら、奇数番目のデータ線D1、D3、...から右側データ信号の供給を受ける。
【0026】
一方、第1サブ画素142が右側データ信号の供給を受けるiフレーム期間に第1発光制御線E1に第1発光制御信号が供給され、それにより、第1サブ画素142はiフレーム期間に非発光状態に設定される。そして、第1サブ画素142は、第1発光制御信号が供給されないi+1フレーム期間に発光状態に設定される。
【0027】
第2サブ画素144は、第2走査線S21〜S2n及び偶数番目のデータ線D2、D4、...の間に位置される。第2サブ画素144は、i+1フレーム期間に第2走査線S21〜S2nに供給される第2走査信号に対応して水平ライン単位で選択されながら、偶数番目のデータ線D2、D4、...から左側データ信号の供給を受ける。
【0028】
一方、第2サブ画素144が左側データ信号の供給を受けるi+1フレーム期間に第2発光制御線E2に第2発光制御信号が供給され、それにより、第2サブ画素144はi+1フレーム期間に非発光状態に設定される。そして、第2サブ画素144は、第2発光制御信号が供給されないiフレーム期間に発光状態に設定される。
【0029】
シャッタ眼鏡は、第2サブ画素144が発光するiフレーム期間に左側の眼鏡で光の供給を受け、第1サブ画素142が発光するi+1フレーム期間に右側の眼鏡で光の供給を受ける。このとき、シャッタ眼鏡の着用者は、シャッタ眼鏡を通じて供給される映像を3Dで認知する。
【0030】
一方、本発明では第1サブ画素142が発光する期間に第2サブ画素144が非発光状態に設定され、第2サブ画素144が発光する期間に第1サブ画素142が非発光状態に設定される。従って、左側及び右側映像が混在するクロストーク現象が発生しない。更に、本発明では16.6msの期間に2つのフレーム(iF、i+1F)だけが含まれるため、120Hzの駆動周波数で駆動され得る。
【0031】
図5は、本発明の実施形態に係る画素を示す図である。
図5を参照すれば、本発明において第1サブ画素142及び第2サブ画素144は、フレーム期間毎に互いに交互に発光する。従って、iフレーム及びi+1フレームのそれぞれの期間に所望のカラー映像が表示され得るように互いに隣接して位置する第1サブ画素142及び第2サブ画素144は同一色の光を生成する。
【0032】
即ち、赤色(又は第1色)の光を生成するための第1サブ画素142、第2サブ画素144が互いに隣接するように形成され、緑色(又は第2色)の光を生成するための第1サブ画素142及び第2サブ画素144が互いに隣接するように形成される。また、青色(又は第3色)の光を生成するための第1サブ画素142及び第2サブ画素144で互いに隣接するように形成される。ここで、赤色、緑色及び青色の光をそれぞれ生成する3つの第1サブ画素142及び赤色、緑色及び青色の光をそれぞれ生成するための3つの第2サブ画素144が1つの画素146をなす。
【0033】
図6は、本発明の実施形態に係るサブ画素を示す回路図である。本発明において第1サブ画素142及び第2サブ画素144は同じ画素構造に設定される。図6では説明の便宜上、第2サブ画素144を示す。
【0034】
図6を参照すれば、本発明の実施形態に係る第2サブ画素144は、有機発光ダイオードOLEDと、有機発光ダイオードOLEDに供給される電流量を制御するための画素回路148と、画素回路148と有機発光ダイオードOLEDとの間に接続される制御トランジスタCMとを備える。
【0035】
有機発光ダイオードOLEDのアノード電極は、制御トランジスタCMに接続され、カソード電極は、第2電源ELVSSに接続される。このような有機発光ダイオードOLEDは、画素回路148から供給される電流量に対応して所定輝度の光を生成する。
【0036】
画素回路148は、有機発光ダイオードOLEDに供給される電流量を制御する。このような画素回路148は、現在公知となっている多様な形態の回路で構成され得る。例えば、画素回路148は第1トランジスタM1、第2トランジスタM2及びストレージキャパシタCstを備える。
【0037】
第1トランジスタM1の第1電極は、データ線Dmに接続され、第2電極は、第2トランジスタM2のゲート電極に接続される。そして、第1トランジスタM1のゲート電極は、第2走査線S2nに接続される。このような第1トランジスタM1は、第2走査線S2nに第2走査信号が供給される時にターンオンされてデータ線Dmと第2トランジスタM2のゲート電極を電気的に接続させる。
【0038】
第2トランジスタM2の第1電極は、第1電源ELVDDに接続され、第2電極は、制御トランジスタCMの第1電極に接続される。そして、第2トランジスタM2のゲート電極は、第1トランジスタM1の第2電極に接続される。このような第2トランジスタM2は、自身のゲート電極に接続された電圧に対応する電流を有機発光ダイオードOLEDに供給する。
【0039】
ストレージキャパシタCstは、第2トランジスタM2のゲート電極と第1電源ELVDDとの間に接続される。このようなストレージキャパシタCstは、データ信号に対応する電圧を充電する。
【0040】
制御トランジスタCMの第1電極は、画素回路148に接続され、第2電極は、有機発光ダイオードOLEDのアノード電極に接続される。そして、制御トランジスタCMのゲート電極は、第2発光制御線E2に接続される。このような制御トランジスタCMは、第2発光制御線E2に第2発光制御信号が供給される時にターンオフされ、発光制御信号が供給されない時にターンオンされる。一方、第1サブ画素142は制御トランジスタCMのゲート電極が第1発光制御線E1に接続されるのを除いて同じ構成に設定される。
【0041】
図7は、本発明の第2実施形態に係る有機電界発光表示装置を示す図である。図7を説明するにおいて、図2と同じ構成については同じ図面符号を付し、詳細な説明は省略する。
【0042】
図7を参照すれば、本発明の第2実施形態に係る有機電界発光表示装置においてデータ線D1〜Dm/2は同一の水平ラインに形成され、互いに隣接するように位置する第1サブ画素142及び第2サブ画素144と共通して接続される。この場合、図2の有機電界発光表示装置に比べてデータ線D1〜Dm/2の数を半分に減らせるという長所がある。
【0043】
データ駆動部132は、iフレーム期間にデータ線D1〜Dm/2のそれぞれに右側データ信号を供給し、i+1フレーム期間にデータ線D1〜Dm/2のそれぞれに左側データ信号を供給する。iフレーム期間にデータ線D1〜Dm/2に供給された右側データ信号は、第1サブ画素142に供給され、i+1フレーム期間にデータ線D1〜Dm/2に供給された左側データ信号は、第2サブ画素144に供給される。この他の構成及び駆動方法は、図2と同一であるので、詳細な説明は省略する。
【0044】
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は明細書に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能なのはもちろんであり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0045】
110 第1走査駆動部
120 第2走査駆動部
130 データ駆動部
150 タイミング制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに交互に配置される第1サブ画素及び第2サブ画素を含む有機電界発光表示装置の駆動方法において、
i(iは1、3、5、...)フレーム期間に前記第1サブ画素を非発光状態に設定する段階と、
前記iフレーム期間に第1走査信号を順次供給しながら、前記第1サブ画素を水平ライン単位で選択する段階と、
i+1フレーム期間に前記第2サブ画素を非発光状態に設定する段階と、
前記i+1フレーム中、第2走査信号を順次供給しながら、前記第2サブ画素を水平ライン単位で選択する段階と
を含み、
前記iフレーム期間に前記第2サブ画素が発光状態に設定され、前記i+1フレーム期間に前記第1サブ画素が発光状態に設定されることを特徴とする有機電界発光表示装置の駆動方法。
【請求項2】
前記第1走査信号によって選択された前記第1サブ画素は、右側データ信号の供給を受けることを特徴とする請求項1に記載の有機電界発光表示装置の駆動方法。
【請求項3】
前記第2走査信号によって選択された前記第2サブ画素は、左側データ信号の供給を受けることを特徴とする請求項1に記載の有機電界発光表示装置の駆動方法。
【請求項4】
前記第1サブ画素は第1発光制御線に共通して接続され、前記第1発光制御線に供給される第1発光制御信号に対応して同時に発光又は非発光状態に設定されることを特徴とする請求項1に記載の有機電界発光表示装置の駆動方法。
【請求項5】
前記第2サブ画素は第2発光制御線に共通して接続され、前記第2発光制御線に供給される第2発光制御信号に対応して同時に発光又は非発光状態に設定されることを特徴とする請求項1に記載の有機電界発光表示装置の駆動方法。
【請求項6】
第1フレーム期間に非発光状態に設定された第1サブ画素に右側データ信号に対応する電圧を充電させる段階と、
第2フレーム期間に前記第1サブ画素と交互に配置され、非発光状態に設定された第2サブ画素に左側データ信号に対応する電圧を充電させる段階と
を含み、
前記第1フレーム期間に前記第2サブ画素が発光状態に設定され、前記第2フレーム期間に前記第1サブ画素が発光状態に設定されることを特徴とする有機電界発光表示装置の駆動方法。
【請求項7】
第1走査線と接続される第1サブ画素と、
第2走査線と接続され、前記第1サブ画素と交互に配置される第2サブ画素と、
前記第1サブ画素と共通して接続される第1発光制御線と、
前記第2サブ画素と共通して接続される第2発光制御線と、
i(iは1、3、5、...)フレーム期間に前記第1走査線に第1走査信号を順次供給し、前記第1発光制御線に第1発光制御信号を供給するための第1走査駆動部と、
i+1フレーム期間に前記第2走査線に第2走査信号を順次供給し、前記第2発光制御線に第2発光制御信号を供給するための第2走査駆動部と
を備えることを特徴とする有機電界発光表示装置。
【請求項8】
前記第1発光制御線に前記第1発光制御信号が供給されるとき、前記第1サブ画素は非発光状態に設定されることを特徴とする請求項7に記載の有機電界発光表示装置。
【請求項9】
前記第2発光制御線に前記第2発光制御信号が供給されるとき、前記第2サブ画素は非発光状態に設定されることを特徴とする請求項7に記載の有機電界発光表示装置。
【請求項10】
前記第1サブ画素はj(jは奇数又は偶数)番目のデータ線と接続され、前記第2サブ画素はj+1番目のデータ線と接続されることを特徴とする請求項7に記載の有機電界発光表示装置。
【請求項11】
前記iフレーム期間に前記第1走査信号に同期されるように前記j番目のデータ線に右側データ信号を供給し、前記i+1フレーム期間に前記第2走査信号に同期されるように前記j+1番目のデータ線に左側データ信号を供給するデータ駆動部を備えることを特徴とする請求項10に記載の有機電界発光表示装置。
【請求項12】
前記第1及び第2走査線と交互に形成されるデータ線を備え、互いに隣接する第1サブ画素及び第2サブ画素は1つのデータ線に共通して接続されることを特徴とする請求項7に記載の有機電界発光表示装置。
【請求項13】
前記iフレーム期間に前記第1走査信号に同期されるように前記データ線に右側データ信号を供給し、前記i+1フレーム期間に前記第2走査信号に同期されるように前記データ線に左側データ信号を供給するデータ駆動部を備えることを特徴とする請求項12に記載の有機電界発光表示装置。
【請求項14】
互いに隣接するように位置する第1サブ画素及び第2サブ画素は、同一色の光を生成することを特徴とする請求項7に記載の有機電界発光表示装置。
【請求項15】
第1色の光を生成する第1サブ画素及び第2サブ画素と、第2色の光を生成する第1サブ画素及び第2サブ画素と、第3色の光を生成する第1サブ画素及び第2サブ画素が1つの画素をなすことを特徴とする請求項14に記載の有機電界発光表示装置。
【請求項16】
前記第1サブ画素のそれぞれは、
有機発光ダイオードと、
前記第1走査線に第1走査信号が供給される時に前記右側データ信号に対応する電圧を充電し、充電された電圧に対応して前記有機発光ダイオードに供給される電流量を制御する画素回路と、
前記有機発光ダイオードと前記画素回路との間に接続され、前記第1発光発光制御線に前記第1発光制御信号が供給される時にターンオフされ、その他の場合にターンオンされる制御トランジスタと
を備えることを特徴とする請求項11又は13に記載の有機電界発光表示装置。
【請求項17】
前記第2サブ画素のそれぞれは、
有機発光ダイオードと、
前記第2走査線に第2走査信号が供給される時に前記左側データ信号に対応する電圧を充電し、充電された電圧に対応して前記有機発光ダイオードに供給される電流量を制御する画素回路と、
前記有機発光ダイオードと前記画素回路との間に接続され、前記第2発光発光制御線に前記第2発光制御信号が供給される時にターンオフされ、その他の場合にターンオンされる制御トランジスタと
を備えることを特徴とする請求項11又は13に記載の有機電界発光表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−93688(P2012−93688A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−283103(P2010−283103)
【出願日】平成22年12月20日(2010.12.20)
【出願人】(308040351)三星モバイルディスプレイ株式會社 (764)
【氏名又は名称原語表記】Samsung Mobile Display Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】San #24 Nongseo−Dong,Giheung−Gu,Yongin−City,Gyeonggi−Do 446−711 Republic of KOREA
【Fターム(参考)】