説明

木質ペレット燃焼器及びその運転方法

【課題】簡単な構成でクリンカーの発生を抑制することができる。
【解決手段】ペレットストーブ10では、制御装置38がロストル32への燃料供給量と空気供給量のバランスを周期的に変化させることで、ロストル32の上面側を一定時間おきに空気過剰状態にする。これにより、ロストル32の上面側でクリンカーになりかけていた木質ペレット14の燃焼残渣が燃焼を促進されて灰になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、木質ペレット燃焼器及びその運転方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の木質燃料暖房装置(例えば、特許文献1参照)では、木質固形燃料(木質ペレット)に使用されている樹皮成分の含有率を判断し、その燃焼に最適な燃料供給量及び空気供給量に調節することで、クリンカー(灰やすすなどの燃焼残渣が固まったもの)の発生を抑制するようにしている。
【0003】
しかしながら、上述の木質燃料暖房装置では、木質固形燃料表面の光学特性を測定するための光学特性測定装置を必要とするため、装置の全体構成が複雑になっている。
【0004】
一方、木質ペレットを燃焼させる燃焼皿に取り付けた羽根を回転させることで、燃焼皿にこびりついたクリンカーを粉砕するようにしたペレットストーブが考案されている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
しかしながら、上述のペレットストーブにおいても、羽根を回転させるためのモータが必要であるため、装置の全体構成が複雑になっている。
【特許文献1】特開2005−257121号公報
【特許文献2】特開2005−201575号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、簡単な構成でクリンカーの発生を抑制することができる木質ペレット燃焼器及びその運転方法を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明に係る木質ペレット燃焼器は、木質ペレットを燃焼させる燃焼部と、前記燃焼部へ木質ペレットを供給する燃料供給装置と、前記燃焼部へ空気を供給する送風機と、前記燃料供給装置及び前記送風機の少なくとも一方の作動を制御して、前記燃焼部を周期的に空気過剰状態にする制御装置と、を有することを特徴としている。
【0008】
なお、請求項1に記載の「空気過剰状態」は、燃焼部に供給された木質ペレットを最適に燃焼させるために必要な空気量よりも多量の空気が燃焼部に供給されている状態をいう。この点は以下に説明する請求項4においても同様である。
【0009】
また、請求項1に記載の「周期的に空気過剰状態にする」は、一定時間おきに空気過剰状態にする場合の他、空気過剰状態にする時間及び空気過剰状態にしない時間の少なくとも一方が一定でない(周期的に変化する)場合も含む。この点は以下に説明する請求項4においても同様である。
【0010】
請求項1に記載の木質ペレット燃焼器では、燃料供給装置及び送風機の少なくとも一方の作動を制御する制御装置が、燃焼部を周期的に空気過剰状態にする。これにより、燃焼部での木質ペレットの燃焼が周期的に促進されるので、燃焼部でクリンカーになりかけていた燃焼残渣を灰にすることができる。したがって、簡単な構成でクリンカーの発生を抑制することができる。
【0011】
請求項2に記載の発明に係る木質ペレット燃焼器は、請求項1に記載の木質ペレット燃焼器において、前記制御装置は、前記送風機による前記燃焼部への空気供給量を増加させることで前記空気過剰状態にすることを特徴としている。
【0012】
請求項2に記載の木質ペレット燃焼器では、制御装置が送風機による燃焼部への空気供給量を周期的に増加させることで、燃焼部が周期的に空気過剰状態になる。これにより、燃焼部での木質ペレットの燃焼が周期的に促進されるので、燃焼部でクリンカーになりかけていた燃焼残渣を灰にすることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明に係る木質ペレット燃焼器は、請求項1又は請求項2に記載の木質ペレット燃焼器において、前記制御装置は、前記燃料供給装置による前記燃焼部への木質ペレット供給量を減少させることで前記空気過剰状態にすることを特徴としている。
【0014】
請求項3に記載の木質ペレット燃焼器では、制御装置が燃料供給装置による燃焼部への木質ペレットの供給量を周期的に減少させることで、燃焼部が周期的に空気過剰状態になる。これにより、燃焼部での木質ペレットの燃焼が周期的に促進されるので、燃焼部でクリンカーになりかけていた燃焼残渣を灰にすることができる。
【0015】
請求項4に記載の発明に係る木質ペレット燃焼器の運転方法では、木質ペレットを燃焼させる燃焼部と、前記燃焼部へ木質ペレットを供給する燃料供給装置と、前記燃焼部へ空気を供給する送風機と、を備えた木質ペレット燃焼器の運転方法であって、前記燃料供給装置及び前記送風機の少なくとも一方の作動を制御して、前記燃焼部を周期的に空気過剰状態にすることを特徴としている。
【0016】
請求項4に記載の木質ペレット燃焼器の運転方法では、燃料供給装置及び送風機の少なくとも一方の作動を制御して、燃焼部を周期的に空気過剰状態にする。これにより、燃焼部での木質ペレットの燃焼が周期的に促進されるので、燃焼部でクリンカーになりかけていた燃焼残渣を灰にすることができる。したがって、簡単な構成でクリンカーの発生を抑制することができる。
【発明の効果】
【0017】
以上説明したように、本発明に係る木質ペレット燃焼器及びその運転方法では、簡単な構成でクリンカーの発生を抑制することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
図1には、本発明の実施形態に係る木質ペレット燃焼器としてのペレットストーブ10の構成が側断面図にて示されている。また、図2には、図1の2−2線断面図が示されている。
【0019】
ペレットストーブ10は、筐体12を備えている。筐体12の内部には、燃料タンクとされるホッパ16が配設されている。このホッパ16の内部には、間伐材を粉砕圧縮加工して作った木質固形燃料である木質ペレット14が貯蔵されている。なお、本実施形態では、木質ペレット14は、例えば、円柱状に加工成形されており、直径が4ミリ乃至5ミリ程度、長さが5ミリ乃至6ミリ程度とされている。
【0020】
ホッパ16の下方には、燃料供給装置18(燃料搬送装置)が設けられている。燃料供給装置18は、上下2段の段違いに配置された上スクリュー20と下スクリュー22とを有している。この上スクリュー20と下スクリュー22とは、モータ24の動力によって回転するようになっている。このモータ24は、ペレットストーブ10に配設された図示しない配線を介して制御装置38に接続されている。
【0021】
また、ホッパ16の下部には、燃料降下口26が形成されており、ホッパ16内に投入された木質ペレット14は、この燃料降下口26から上スクリュー20によってかき出され、シュート28へ搬送されて落下する。シュート28から落下した木質ペレット14は、燃料供給装置18の下段に配された下スクリュー22によって、燃焼室30側へ押し出される。燃焼室30には、燃焼部を構成する燃焼棚としての平板状のロストル32が配置されており、燃焼室30側へ押し出された木質ペレット14は、ロストル32の上面に供給される(図1の矢印A参照)。
【0022】
図3に示されるように、ロストル32の下方には、棒状の点火ヒータ34が設けられている。点火ヒータ34は、所謂「セラミックヒータ」であり、ロストル32の板面に対して所定角度傾斜した状態で配置されている。この点火ヒータ34は、ロストル32の下面にネジにより固定されたステー35、及びナット37によってロストル32に下面に固定されている。
【0023】
点火ヒータ34の先端部は、ロストル32に形成された貫通孔36に挿通されて、ロストル32の上面から所定量突出している。このため、上述の如くロストル32の上面に木質ペレット14が供給されると、点火ヒータ34の先端部が、木質ペレット14によって覆われるようになっている。この点火ヒータ34は、ペレットストーブ10に配設された図示しない配線を介して制御装置38に接続されている。
【0024】
一方、ロストル32には、複数の通気孔40が形成されており、燃料供給装置18の下方に設置された送風機42から、図1の矢印B方向へ進行し、空気取入室44に送気された空気(1次空気)が、通気孔40を通過してロストル32の上側へ供給(送風)されるようになっている。この送風機42は、ペレットストーブ10に配設された図示しない配線を介して制御装置38に接続されている。
【0025】
また、送風機42から送気された空気は、空気通路46にも流入し(図1の矢印C参照)、仕切板48に形成された空気墳孔50から燃焼室30内へ噴出される(2次空気)。さらに、空気通路46に流入した空気は、燃料供給装置18側へ分岐した空気戻通路52へも流入し、燃料供給装置18のシュート28上方から噴出されるようになっている。
【0026】
ここで、本ペレットストーブ10では、上述した燃料供給装置18のモータ24、点火ヒータ34及び送風機42は、前記制御装置38によって集中制御される構成になっている。制御装置38は、CPU及びドライバを含んで構成されており、ペレットストーブ10に搭載された図示しない電源スイッチが「ON」にされると、燃料供給装置18のモータ24及び送風機42を作動させると共に、点火ヒータ34に所定時間だけ通電するようになっている。
【0027】
通電により点火ヒータ34が発熱すると、点火ヒータ34の先端部を覆っている木質ペレット14が加熱されて点火する。このとき、上述したように送風機42から空気取入室44へ送気された1次空気(図1の矢印B参照)が、ロストル32の通気孔40を通過して燃焼室30へ通風され、ロストル32の上面に供給(搬送)された木質ペレット14を燃焼させるようになっている。ロストル32上面の木質ペレット14が燃焼しているときには、ホッパ16内の木質ペレット14が、燃料供給装置18の上スクリュー20及び下スクリュー22によって順次ロストル32上に補充され燃焼する。
【0028】
ロストル32の燃料供給装置18とは反対側には、灰受皿大58が配設されており、燃焼された木質ペレット14の燃えカス(灰)は、上スクリュー20及び下スクリュー22によって新たにロストル32上に補充される木質ペレット14によって押し出され、灰受皿大58内に落下する。
【0029】
なお、木質ペレット14は、燃え尽きても粉末状にはならず、原形を少し残した形で灰になるので、ロストル32の通気孔40から落下する灰は僅かであるが、ロストル32下方の空気取入室44には灰受皿小60が配設されており、ロストル32の通気孔40から空気取入室44内に落下した木質ペレット14の灰は、灰受皿小60内に落下するようになっている。
【0030】
一方、木質ペレット14の燃焼により燃焼室30内に乾溜可燃性ガスが充満し、木質ペレット14の燃焼を阻害することがあるが、送風機42から送気され、仕切板48の空気墳孔50から燃焼室30内へ噴出される前述した2次空気により、前記乾溜可燃性ガスの燃焼が促進されるようになっている。
【0031】
なお、送風機42から送気され、空気通路46及び空気戻通路52を通って燃料供給装置18のシュート28上方から噴出される空気は、燃焼室30内に発生した排気ガスが、燃料供給装置18側へ逆流することを防止する。
【0032】
また、燃焼室30の上方において、筐体12の上面には筒状の煙道62が設けられており、この煙道62の下方の燃焼室30内部には、バッフルプレート64が、燃焼室30の壁面に固定されている。バッフルプレート64には、複数の通気孔66が形成されており、上記木質ペレット14の燃焼により燃焼室30内に発生した排気ガスは、このバッフルプレート64の通気孔66及び煙道62の筒内を通過して、煙道62に接続された図示しない排気管からペレットストーブ10の外部に排出される構成である(図1の矢印D参照)。
【0033】
一方、空気通路46とホッパ16との間において、仕切板54には燃焼室30内の温度を検出するサーモスタット56が固定されている。このサーモスタット56は、ペレットストーブ10に配設された図示しない配線を介して制御装置38に接続されている。制御装置38は、サーモスタット56の検出結果に基づいて燃焼室30の温度を検知すると共に、当該検知結果に基づいて燃料供給装置18及び送風機42の作動を制御するようになっている。
【0034】
また、制御装置38は、ペレットストーブ10に搭載された図示しない温度調節スイッチの操作状態(例えば、弱、中、強の何れかが選択された状態)に応じて、燃料供給装置18によるロストル32への木質ペレット14の供給量(以下、燃料供給量という)を増減させると共に、この燃料供給量に応じて、送風機42によるロストル32への1次空気(燃焼用空気)の供給量を増減させる。これにより、制御装置38は、通常運転時においては、ロストル32の上面に供給した木質ペレット14を燃焼させるために最適な量の空気を、ロストル32の上面側へ供給するようになっている。
【0035】
さらに、この制御装置38は、上述の如き通常運転時には、ロストル32への燃料供給量と空気供給量のバランスを周期的に変化させることで、ロストル32の上面側を周期的に空気過剰状態(ロストル32の上面に供給された木質ペレット14を最適に燃焼させるために必要な空気量よりも多量の空気がロストル32の上面側に供給されている状態)にするようになっている。
【0036】
なお、制御装置38には、ペレットストーブ10に搭載された図示しない周期設定ダイヤルが電気的に接続されており、この周期設定ダイヤルを操作することで、上述の周期(以下、設定時間1という)を任意に変更できるようになっている。また、制御装置38には、ペレットストーブ10に搭載された図示しない動作時間設定ダイヤルが電気的に接続されており、この動作時間設定ダイヤルを操作することで、上記空気過剰状態の継続時間(以下、設定時間2という)を任意に変更できるようになっている。
【0037】
次に、図4に示されるフローチャートに従って本実施形態の作用について説明する。
【0038】
上記構成のペレットストーブ10では、制御装置38は、ペレットストーブ10に搭載された図示しない電源スイッチが「ON」に操作されると、通常運転を開始する(ステップ100)。このステップ100では、制御装置38は、ロストル32上面の木質ペレット14を点火ヒータ34によって点火すると共に、燃料供給装置18及び送風機42の作動を制御して、木質ペレット14を最適な状態で燃焼させる。このステップ100での処理が終了すると、ステップ102に移行する。
【0039】
ステップ102では、制御装置38は、通常運転を開始してから所定の設定時間1(例えば、2時間)が経過したか否かを判断する。このステップ102での判断が否定された場合には、制御装置38は、ステップ100に戻って通常運転を続行する。
【0040】
一方、ステップ102での判断が肯定された場合には、ステップ104に移行する。ステップ104では、制御装置38は、送風機42によるロストル32への空気供給量を増加させると共に、燃料供給装置18によるロストル32への燃料供給量を減少させる。このため、ロストル32の上面側が空気過剰状態になり、木質ペレット14の燃焼が促進される。なお、この場合、制御装置38は、空気供給量過剰によって木質ペレット14が立ち消えしないように、送風機42の風量を調節する。このステップ104での処理が終了すると、ステップ106に移行する。
【0041】
ステップ106では、制御装置38は、ステップ104での処理を開始してから所定の設定時間2(例えば、20分〜30分)が経過したか否かを判断する。このステップ106での判断が否定された場合には、制御装置38は、ステップ104に戻って前記空気過剰状態を持続させる。
【0042】
一方、ステップ106での判断が肯定された場合には、制御装置38は、ステップ100に戻って上述した如き処理を繰り返す。
【0043】
このように、本ペレットストーブ10では、制御装置38が一定時間おきにロストル32(燃焼部)の上面側を空気過剰状態にして木質ペレット14の燃焼を促進させる。このため、ロストル32の上面にクリンカーが発生することが抑制される。
【0044】
すなわち、長時間の木質ペレット14の燃焼によってロストル32上面の灰の量が多くなると、灰に含まれる酸化ケイ素成分がクリンカーと呼ばれるガラス状物質に変質することがある。特に樹木の皮部を用いた木質ペレット14は、樹木の芯部を用いた木質ペレット14に比べて灰成分を多く含むため、燃焼させた場合の灰の生成量が多くなり、クリンカーの発生量も多くなる。このようなクリンカーは、ロストル32上の灰の堆積を誘発すると共に、通気孔40を塞ぐことで燃焼用空気の供給を妨げることがあり、長時間の安定燃焼が困難になってしまう。
【0045】
この点、本ペレットストーブ10では、上述の如くロストル32の上面側が一定時間おきに空気過剰状態とされるので、ロストル32の上面でクリンカーになりかけていた木質ペレット14の燃焼残渣が燃焼を促進されて灰になる。したがって、クリンカーの発生を抑制できると共に、仮にクリンカーが発生した場合でも、このクリンカーが肥大化することを防止できる。
【0046】
しかも、このペレットストーブ10では、制御装置38がロストル32の上面側を空気過剰状態にする際には、ロストル32への空気供給量(送風量)が増加される。このため、ロストル32上面の灰が吹き飛ばされるので、ロストル32の上面に灰が滞留することが抑制される。したがって、これによってもクリンカーの発生を抑制できると共に、ロストル32の上面が清掃されることによって木質ペレット14の燃焼状態を安定させることができる。
【0047】
さらに、このペレットストーブ10では、制御装置38がロストル32の上面側を空気過剰状態にする際には、ロストル32への燃料供給量が減少される。このため、木質ペレット14が燃焼を促進されることで、燃焼部の温度(燃焼室30の温度)が高くなりすぎることを抑制できる。
【0048】
以上説明したように、本実施形態に係るペレットストーブ10では、ロストル32の上面側を周期的に空気過剰状態にするだけのシンプルな制御方法(運転方法)で、クリンカーの発生を抑制する。このため、簡単で安価な構成でクリンカーの発生を抑制することができると共に、装置の全体構成が大型化することがない。
【0049】
なお、上述したように、樹木の皮部を用いた木質ペレット14は、灰の生成量(クリンカーの発生量)が多くなるため、ステップ106における設定時間2を長め(例えば30分程度)に設定することが好ましい。また、樹木の芯部を用いた木質ペレット14は、灰の生成量が少ないため、ステップ106における設定時間2を短め(例えば20分程度)に設定することが好ましい。
【0050】
また、上記実施形態では、ステップ104において、空気供給量の増加と燃料供給量の減少との両方が実施される構成にしたが、本発明はこれに限らず、ステップ104において、空気供給量の増加と燃料供給量の減少のうち何れか一方だけが実施される構成にしてもよい。
【0051】
さらに、上記実施形態では、燃焼部としてのロストル32が平板状に形成された構成にしたが、本発明はこれに限らず、燃焼部の形状は適宜設定変更することができるものであり、例えば燃焼部が皿状に形成された構成にしてもよい。
【0052】
また、上記実施形態では、木質ペレットを燃料とするペレットストーブに対して本発明が適用された場合について説明したが、本発明は、木質ペレットを燃料とするボイラー等に対しても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の実施形態に係るペレットストーブの構成を示す側断面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の一部を拡大した拡大断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るペレットストーブを構成する制御装置の制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0054】
10 ペレットストーブ(木質ペレット燃焼器)
18 燃料供給装置
32 ロストル(燃焼部)
42 送風機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
木質ペレットを燃焼させる燃焼部と、
前記燃焼部へ木質ペレットを供給する燃料供給装置と、
前記燃焼部へ空気を供給する送風機と、
前記燃料供給装置及び前記送風機の少なくとも一方の作動を制御して、前記燃焼部を周期的に空気過剰状態にする制御装置と、
を有する木質ペレット燃焼器。
【請求項2】
前記制御装置は、前記送風機による前記燃焼部への空気供給量を増加させることで前記空気過剰状態にすることを特徴とする請求項1に記載の木質ペレット燃焼器。
【請求項3】
前記制御装置は、前記燃料供給装置による前記燃焼部への木質ペレット供給量を減少させることで前記空気過剰状態にすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の木質ペレット燃焼器。
【請求項4】
木質ペレットを燃焼させる燃焼部と、
前記燃焼部へ木質ペレットを供給する燃料供給装置と、
前記燃焼部へ空気を供給する送風機と、
を備えた木質ペレット燃焼器の運転方法であって、
前記燃料供給装置及び前記送風機の少なくとも一方の作動を制御して、前記燃焼部を周期的に空気過剰状態にすることを特徴とする木質ペレット燃焼器の運転方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−267709(P2008−267709A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−112005(P2007−112005)
【出願日】平成19年4月20日(2007.4.20)
【出願人】(000144898)株式会社山本製作所 (144)
【Fターム(参考)】