説明

本人確認情報登録済携帯電話、携帯電話を使用した本人確認システム及び本人認証装置

【課題】課金処理を行おうとする場合において、携帯電話等の表示画面に名義人の顔写真画像を表示させ、携帯電話操作者と携帯電話の名義人が一致しているかの照合を可能とする本人確認情報登録済携帯電話を得る。
【解決手段】記録部11と表示部12と操作部13を有する携帯電話10において、前記携帯電話の名義人の顔写真画像を読み出し専用の本人確認情報として前記記録部11に登録し、前記操作部13の操作により前記本人確認情報を前記表示部12に表示可能にして成る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯電話の表示画面を利用して携帯電話操作者と携帯電話の名義人が一致しているかの照合を可能とする本人確認情報登録済携帯電話、携帯電話を使用した本人確認システム、及び、そのシステムに必要となる本人認証装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、携帯電話は高機能化し電話機という範疇から携帯型コンピュータに変化しつつある。そして、携帯電話を使用して課金処理を行うことにより、携帯電話を財布代わりに使用できるビジネスモデルが多数提案されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
携帯電話を財布代わりに使用する場合、携帯電話を所持している者若しくは操作している者(以下、両方を含めて操作者という)が携帯電話の名義人であるかどうかは外観上区別することができない。
例えば、紛失された携帯電話や窃盗により得た携帯電話を使用して店舗において商品を購入する等の課金処理を行った場合においても、店舗側では商品購入者である携帯電話を所持している者が課金処理を行ってよい人物(携帯電話の名義人)であるかどうかの判断はつかないので、課金処理を行わざるを得ない。
【0004】
この場合、携帯電話の名義人にとっては、自分が購入していない商品について課金されることになり不利益を蒙ることになる。携帯電話の名義人は、紛失した時に直ちに契約している携帯電話会社に連絡し、課金処理を行わないように指示することは可能であるが、時間差があるばかりか携帯電話の紛失自体に気が付かない場合も考えられる。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、課金処理を行おうとする場合において、携帯電話等の表示画面に名義人の顔写真画像を表示させ、携帯電話操作者と携帯電話の名義人が一致しているかの照合を可能とする本人確認情報登録済携帯電話、携帯電話を使用した本人確認システム及びこのシステムに必要な本人認証装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため請求項1は、記録部11と表示部12と操作部13を有する携帯電話10において、前記携帯電話の名義人の顔写真画像を読み出し専用の本人確認情報として前記記録部11に登録し、前記操作部13の操作により前記確認情報を前記表示部12に表示可能にして成る本人確認情報登録済携帯電話であることを特徴としている。
【0007】
請求項2は、請求項1の本人確認情報登録済携帯電話において、前記携帯電話に登録される顔写真画像がコピーガード処理されたことを特徴としている。
【0008】
請求項3は、請求項1の本人確認情報登録済携帯電話において、登録される本人確認情報は、顔写真画像の他に氏名、住所、生年月日の文字情報であることを特徴としている。
【0009】
請求項4は、請求項1の本人確認情報登録済携帯電話において、前記記録部11に認証情報を予め登録し、前記本人確認情報を表示部12に表示する場合には前記認証情報の入力を必要とすることを特徴としている。
【0010】
請求項5は、携帯電話20と、該携帯電話20の名義人に関する認証情報を予め登録して管理する管理部31を設けた管理センター30との間で本人確認を行うためのシステムであって、次の構成を含むことを特徴としている。
前記名義人の顔写真画像を本人確認情報として前記管理部31に登録する。
前記携帯電話20から前記管理センター30に認証情報を送信する。
前記管理部31が認証情報を確認した時に前記携帯電話20に前記顔写真画像を送信し、携帯電話20の操作者が名義人と一致するかの本人確認を行う。
【0011】
請求項6は、請求項6の携帯電話を使用した本人確認システムにおいて、携帯電話20に前記管理センターに直接送信するための送信キー21を設けたことを特徴としている。
【0012】
請求項7は、請求項6の携帯電話を使用した本人確認システムにおいて、携帯電話20に前記管理センター30との接続中に点灯する接続確認部22を設けたことを特徴としている。
【0013】
請求項8は、請求項6の携帯電話を使用した本人確認システムにおいて、前記認証情報は声紋又は指紋情報であることを特徴としている。
【0014】
請求項9は、請求項6の携帯電話を使用した本人確認システムにおいて、前記顔写真画像の送信は、携帯電話に代えて表示部41を有する第三の端末装置40に送信することで、携帯電話20の操作者と名義人とが一致するかの本人確認を行うことを特徴としている。
【0015】
請求項10は、表示部41を有する端末装置40と、携帯電話20の名義人に関する認証情報を予め登録して管理する管理部31を設けた管理センター30との間で本人確認を行うためのシステムであって、次の構成を含むことを特徴としている。
前記名義人の顔写真画像を本人確認情報として前記管理部31に登録する。
前記端末装置40から前記携帯電話20の電話番号を認証情報として送信する。
前記管理部31が認証情報を確認した時に前記端末装置40に前記顔写真画像を送信し、携帯電話20の所有者が名義人と一致するかの本人確認を行う。
【0016】
請求項11の本人認証装置は、携帯電話20の名義人に関する認証情報を予め登録するとともに、前記名義人の顔写真画像を本人確認情報として記録して管理する管理部31と、
携帯電話20若しくは端末装置30から送信された認証情報を受信し前記認証情報とが一致するかの照合を行う認証照合部33と、
認証情報同士が一致した場合に前記顔写真画像を送信元へ送信する送信部34とを具備することを特徴としている。
【発明の効果】
【0017】
本発明の本人確認情報登録済携帯電話によれば、記録部に記録された読み出し専用の本人確認情報を表示させることで、携帯電話側で名義人の顔写真画像を見ることができるので、その者が現実の携帯電話操作者と一致するかどうかを容易に確認することができ、例えば店舗側において課金処理を行う場合に、本人確認を簡単に行うことができる。
【0018】
本発明の携帯電話を使用した本人確認システムによれば、携帯電話(若しくは端末装置)からの認証情報を確認した際に送信される名義人の顔写真画像を携帯電話(若しくは端末装置)側で見ることができるので、その者が現実の携帯電話操作者と一致するかどうかを容易に確認することができ、店舗側において課金処理を行う場合に、本人確認を簡単に行うことができる。
【0019】
本発明の本人認証装置によれば、携帯電話の名義人に関する認証情報を予め登録するとともに、前記名義人の顔写真画像を本人確認情報として記録し、携帯電話(若しくは端末装置)から送信された認証情報を受信して照合を行って送信元へ顔写真画像を送信するので、送信元において携帯電話の名義人と現実の操作者との確認を容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明の実施形態の一例としての本人確認情報登録済携帯電話について、図1及び図2を参照しながら説明する。
本人確認情報登録済携帯電話10は、通常の携帯電話と同様の外観を有し、電話番号等を記録する記録部11と、各種の情報をディスプレイする表示部12と、複数のキーから成る操作部13と、これら各部との間で情報制御を行う制御部14を有して構成されている。
【0021】
前記記録部11には、電話番号等、操作者が自由に記録し書き換え可能な書換可能記録部と、携帯電話購入時に専門ショップでのみ記録できる固定記録部とが存在する。固定記録部に記録された情報は、読み出し専用の情報であり、携帯電話の名義人の顔写真画像、氏名、住所、生年月日の文字による個人情報、認証情報が予め記録されている。
【0022】
本人確認情報登録済携帯電話10には、操作部13の一つとして確認ボタン15が設けられ、この確認ボタン15を押し、操作部13から後述するパスワードから構成される認証情報を入力することにより、記録部11に登録済の前記した顔写真画像が表示部12に表示されるように構成されている。
【0023】
携帯電話の名義人の顔写真画像は、例えば、前記した専門ショップでのみ存在する背景画面とし、コピーガード処理が成されて記録されている。コピーガード処理は、例えば画像信号に対してコピーガード信号を重畳するもので、顔画像写真をコピーした場合にはコピー画像に横縞模様が入ったり画面が暗くなったりする処理が施されるものである。
また、背景画面にはキャラクター等の動画を含むものであってもよい。
【0024】
記録部11の固定記録部には、携帯電話購入時に設定するパスワードを認証情報として予め登録しておく。そして、携帯電話の名義人に関する顔写真画像及び前記個人情報は、認証情報を操作部13から入力した時に初めて表示部12に表示されるようになっている。
すなわち、確認ボタン15を押し、この状態で認証情報を入力する(パスワードを操作部13のキーで入力する)と表示部12に顔写真情報及びスクロール若しくはページ切替で文字情報から成る個人情報を表示させることができるので、本人確認を行うに際して顔写真画像以外の情報も参照することができる。
また、表示部12に表示された顔写真画像は、操作部13のクリアボタン16(又はリターンキー)を押すことで通常状態に戻すようになっている。
【0025】
上述した本人確認情報登録済携帯電話の使用例について説明する。
携帯電話で課金処理を行う場合に、店舗において店員から携帯電話10の操作者が当該携帯電話の名義人であるかどうかの確認を求められた場合、操作者が携帯電話10の確認ボタン15を押し認証情報(パスワード)を入力することで表示部12に名義人の顔写真画像を表示させることができ、その画像を店員に見せることで名義人と操作者とが同一人であることを確認できる。
また、銀行や郵便局等で本人確認を求められた場合、表示部12に顔写真画像を表示させた状態でスクロール又はページ切替で表示部12に氏名、生年月日等の個人情報を表示させることができ、この情報を見せることで本人確認を行うことができる。
【0026】
上述した本人確認情報登録済携帯電話10によれば、確認ボタン15を押し操作部13から認証情報を入力するという簡単な操作で顔写真画像を表示部12に表示させることができ、本人確認を容易に行うことができる。
【0027】
次に、本発明の実施形態の他例として、携帯電話を使用した本人確認システムの具体的な装置について、図3及び図4を参照しながら説明する。
この本人確認システムは、携帯電話20と、本人認証装置30が設置された管理センターとの間で本人確認を行うためのシステムである。
管理センターに設置された本人認証装置30は、携帯電話20との間で情報を送受信可能に構成されている。
【0028】
本人認証装置30は、携帯電話20の名義人に関する認証情報及び前記名義人の顔写真画像を本人確認情報として予め記録して管理する管理部31と、携帯電話20の電話番号の照合、及び携帯電話20から送信された認証情報を受信する受信部32と、受信した認証情報が管理部31に登録されている前記認証情報と一致するかの照合を行う認証照合部33と、認証情報同士が一致した場合に前記顔写真画像を送信元(携帯電話20)へ送信する送信部34と、これら各部との間で情報処理を行う演算処理部35を有して構成されている。
【0029】
管理部31はインターネットを介して情報を記録可能な記録部を有し、この記録部に携帯電話20の名義人の顔写真画像が登録されている。顔写真画像は、携帯電話の購入時に専門ショップで作成した画像について、専門ショップ内のパソコンからインターネットを介して転送するようになっている。また、顔写真画像は読み出し専用の情報であり、コピーガード処理が成されて記録されている。この背景画面には、例えば、前記した専門ショップでのみ背景画面として設定可能な画像を使用したり、独自のキャラクターによる動画を含むものを使用してもよい。
【0030】
管理センターの管理部31には、本人確認情報として上述した顔写真画像の他に、携帯電話20の名義人の氏名、住所、生年月日の文字による個人情報、認証情報が予め記録されている。これらの情報は、携帯電話購入時に顔写真画像を作成し、個人情報、パスワードから成る認証情報とともに読み出し専用の情報として記録されている。
【0031】
携帯電話20は、通常の携帯電話と同様の外観を有し、図1の携帯電話10と同様に電話番号等を記録する記録部と、各種の情報をディスプレイする表示部12と、複数のキーから成る操作部13、これら各部との間の制御を行う制御部を有して構成されているが、このシステム使用に適した構造として、管理センターの本人確認装置30に送信するための送信キー21と、本人確認装置30との接続を確認する接続確認部22を設けて構成されている。
【0032】
送信キー21は、これを押すことで携帯電話20に記録されている管理センターの電話番号に携帯電話の回線を介して直接繋がるようになっている。したがって、送信キー21を押し操作部13より認証情報を送信すると本人確認装置30から携帯電話20側に顔写真画像が送信され、表示部12に表示される。
また、接続確認部22は、携帯電話20が管理センターの本人確認装置30と接続中である場合に点灯するもので、携帯電話20の表示部12に表示された顔写真画像が実際に本人確認装置30から送信されている情報であることを確認することができる。
【0033】
続いて、上述の携帯電話20を使用した本人確認システムの流れについて、図3及び図4、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
店舗において商品を購入し、携帯電話20を使用して課金処理を行うに際して店舗側より本人確認を求められた場合、携帯電話20の操作者は送信キー21を押す(ステップ101)。
【0034】
送信キー21を押すと自動的に管理センターに電話が繋がり、携帯電話20と本人確認装置30との間で情報の送受信が可能な状態となり、本人確認装置30の認証照合部33では、発信元(携帯電話20)の携帯電話番号を認証する(ステップ102)。
この状態でパスワードを操作部13から入力して管理センター側へ送信すれば(ステップ103)、パスワード(認証情報)を認証照合し(ステップ104)、演算処理部35においてこの携帯電話番号及び認証情報に対応する顔写真画像を管理部31から検索し(ステップ105)、発信元の携帯電話20に送信する(ステップ106)。
【0035】
携帯電話20側では送信された顔写真画像及び個人情報が表示部12に表示され(ステップ107)、表示部12を観ることで操作者と携帯電話20の名義人との同一性を確認できる。
この際、接続確認部22が点灯するので、現実に管理センターの本人確認装置30に接続中であることが確認でき、表示部12に表示された顔写真画像が実際に本人確認装置30から送信されている画像であることを確認することができる。
また、表示部12でスクロールやページ切替を行うことにより、顔写真画像に加えて生年月日等の個人情報を表示部12に表示させることができる。
【0036】
個人情報として、運転免許証の番号やパスポート番号を登録しておけば、顔写真画像の表示とともに、本人認証を行うこともできる。
【0037】
上述の例における本人確認システムでは認証情報をパスワードとしたが、携帯電話の名義人本人の声紋又は指紋であってもよい。
声紋を認証情報とする場合、携帯電話の名義人の音声を認証情報として本人確認装置の管理部31に予め登録しておき、携帯電話の音声入力部から本人の音声を入力し認証照合部33で声紋の同一性を判断する。
指紋を認証情報とする場合、携帯電話の名義人の指紋画像を認証情報として本人確認装置の管理部31に予め登録しておき、携帯電話の撮像部(カメラ部)で指紋画像を得ることで入力し認証照合部33で指紋の同一性を判断する。
【0038】
上記例では、携帯電話20から管理センターへの送信に基づいて携帯電話20に顔写真画像が送信されるようにしたが、図6に示すように、顔写真画像の送信が、携帯電話20に代えた表示画面41を有する第三の端末装置40(例えば店舗に設置されている)に送信するような本人確認システムでもよい。本人確認装置30の構成は図3と同様であり、顔写真画像を送信させる手順については、図3乃至図5で述べたものと同じである。
この場合、端末装置40の表示部41に送信された顔写真画像を観ることで、携帯電話20の操作者と名義人とが一致するかの本人確認を行う。
【0039】
上述した本人確認システムによれば、携帯電話20の送信キー21を押しパスワード(認証情報)を入力するという簡単な操作で顔写真画像や個人情報を表示部12に表示させることができ、本人確認を容易に行うことができる。
【0040】
また、図7に示すように、携帯電話を直接操作することなく、端末装置と管理センターとの間で本人を確認するようなシステムでもよい。本人確認装置30の構成は図3と同様である。
すなわち、携帯電話20の名義人を確認するに際し、表示部41を有する端末装置40を使用し、端末装置40の入力部から携帯電話20の電話番号を認証情報として本人確認装置30へ送信し、演算処理部35において管理部31の認証情報との一致を確認した時に前記端末装置40に顔写真画像を送信し、表示部41に表示させる。
この表示部41の顔写真画像を観ることにより、携帯電話20の所有者が名義人と一致するかの本人確認を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の本人確認情報登録済携帯電話の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の本人確認情報登録済携帯電話の外観を示す斜視説明図である。
【図3】本発明の携帯電話を使用した本人確認システムの実施形態の一例を示すブロック図である。
【図4】本発明の本人確認システムで使用する携帯電話の外観を示す斜視説明図である。
【図5】本発明の本人確認システムにおける確認手順を示すフローチャート図である。
【図6】本発明の携帯電話を使用した本人確認システムの実施形態の他例を示すブロック図である。
【図7】本発明の携帯電話を使用した本人確認システムの実施形態の他例を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0042】
10 本人確認情報登録済携帯電話
11 記録部
12 表示部
13 操作部
14 制御部
15 確認ボタン
20 携帯電話
21 送信キー
22 接続確認部
30 本人確認装置
31 管理部
32 受信部
33 認証照合部
34 送信部
35 演算処理部
40 端末装置
41 表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録部と表示部と操作部を有する携帯電話において、
前記携帯電話の名義人の顔写真画像を読み出し専用の本人確認情報として前記記録部に登録し、前記操作部の操作により前記本人確認情報を前記表示部に表示可能にして成ることを特徴とする本人確認情報登録済携帯電話。
【請求項2】
前記携帯電話に登録される顔写真画像がコピーガード処理された請求項1に記載の本人確認情報登録済携帯電話。
【請求項3】
登録される本人確認情報は、顔写真画像の他に氏名、住所、生年月日の文字情報である請求項1に記載の本人確認情報登録済携帯電話。
【請求項4】
前記記録部に認証情報を予め登録し、前記本人確認情報を表示部に表示する場合には前記認証情報の入力を必要とする請求項1に記載の本人確認情報登録済携帯電話。
【請求項5】
携帯電話と、該携帯電話の名義人に関する認証情報を予め登録して管理する管理部を設けた管理センターとの間で本人確認を行うためのシステムであって、
前記名義人の顔写真画像を本人確認情報として前記管理部に登録し、
前記携帯電話から前記管理センターに認証情報を送信し、
前記管理部が認証情報を確認した時に前記携帯電話に前記顔写真画像を送信し、携帯電話の操作者が名義人と一致するかの本人確認を行う
ことを特徴とする携帯電話を使用した本人確認システム。
【請求項6】
携帯電話に前記管理センターに直接送信するための送信キーを設けた請求項5に記載の携帯電話を使用した本人確認システム。
【請求項7】
携帯電話に前記管理センターとの接続中に点灯する接続確認部を設けた請求項5に記載の携帯電話を使用した本人確認システム。
【請求項8】
前記認証情報は声紋又は指紋情報である請求項5に記載の携帯電話を使用した本人確認システム。
【請求項9】
前記顔写真画像の送信は、携帯電話に代えて表示部を有する第三の端末装置に送信することで、携帯電話の操作者と名義人とが一致するかの本人確認を行う請求項5に記載の携帯電話を使用した本人確認システム。
【請求項10】
表示部を有する端末装置と、携帯電話の名義人に関する認証情報を予め登録して管理する管理部を設けた管理センターとの間で本人確認を行うためのシステムであって、
前記名義人の顔写真画像を本人確認情報として前記管理部に登録し、
前記端末装置から前記携帯電話の電話番号を認証情報として送信し、
前記管理部が認証情報を確認した時に前記端末装置に前記顔写真画像を送信し、携帯電話の所有者が名義人と一致するかの本人確認を行う
ことを特徴とする携帯電話を使用した本人確認システム。
【請求項11】
携帯電話の名義人に関する認証情報を予め登録するとともに、前記名義人の顔写真画像を本人確認情報として記録して管理する管理部と、
携帯電話若しくは端末装置から送信された認証情報を受信し前記認証情報とが一致するかの照合を行う認証照合部と、
認証情報同士が一致した場合に前記顔写真画像を送信元へ送信する送信部と
を具備することを特徴とする本人認証装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−146441(P2006−146441A)
【公開日】平成18年6月8日(2006.6.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−333756(P2004−333756)
【出願日】平成16年11月17日(2004.11.17)
【出願人】(000114293)株式会社ミヨシ (3)
【Fターム(参考)】