説明

机等におけるサイドパネルの取付構造

【課題】サイドパネル取付用のブラケットの部品点数を削減してコスト低減が図れ、かつサイドパネルを体裁よく取付けうるようにしたサイドパネルの取付構造を提供する。
【解決手段】サイドパネルを取付けるブラケットBを、脚柱5の外側面に当接する上下方向を向く基片12、及びこの基片12の前端より内向きに延出し、脚柱5の前端部に当接可能な係合片13を備える第1ブラケット10と、上下方向を向くパネル取付片17、及びこのパネル取付片17の後端より内向きに延出し、脚柱5の後面に当接可能な後片22を備える第2ブラケット11とからなり、第1、第2ブラケット10、11同士を、締付手段32をもって互いに前後方向に接近するように連結し、両ブラケット10、11における係合片13と後片22とを脚柱5の前面と後面に圧接させることにより、第1、第2ブラケット10、11を脚柱5に取付け、パネル取付片17に、サイドパネル9を、係合手段31、36をもって取付ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、机等の脚柱に、サイドパネルを容易に取り付けうるようにした取付構造に関する。
【背景技術】
【0002】
本願の出願人は、机の脚柱に何らの加工を施すことなく、サイドパネルを脚柱に容易に取り付けうる取付構造を案出し、先に特許出願している(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2007−267991号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に記載されているサイドパネルの取付構造においては、サイドパネル取付用のブラケットが、脚柱に止着される前後2個の第1支持ブラケットと、この第1支持ブラケットにねじ止めされる第2支持ブラケットとの3部材よりなっているので、部品点数が多く、コスト高となっており、かつ支柱へのブラケットの取付けも面倒である。
また、第1及び第2ブラケット同士を固定するねじが外部に露呈しているので、体裁が悪いものとなっている。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、サイドパネル取付用のブラケットの部品点数を削減してコスト低減が図れ、かつねじ等の締付手段を外部に露呈させることなく、脚柱に、サイドパネルを体裁よく取付けうるようにした、机等におけるサイドパネルの取付構造を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明によると、上記課題は、次の各項のようにして解決される。
(1)天板を支持する左右の脚柱における少なくともいずれか一方の側面に、ブラケットをもってサイドパネルを取付けるようにした机等におけるサイドパネルの取付構造において、前記ブラケットは、前記脚柱の外側面に当接する上下方向を向く基片、及びこの基片の前端より内向きに延出し、前記脚柱の少なくとも前面に当接可能な係合片を備える第1ブラケットと、前記第1ブラケットの外側面側に位置する上下方向を向くパネル取付片、及びこのパネル取付片の後端より内向きに延出し、前記脚柱の後面に当接可能な後片を備える第2ブラケットとからなり、前記第1、第2ブラケット同士を、締付手段をもって互いに前後方向に接近するように連結し、両ブラケットにおける前記係合片と後片とを前記脚柱の前面と後面に圧接させることにより、第1、第2ブラケットを脚柱に取付け、前記パネル取付片に、前記サイドパネルを、それらの対向面に設けた係合手段をもって取付ける。
【0007】
このような構成とすると、サイドパネル取付用のブラケットは、第1ブラケットと第2ブラケットとの2部材のみであるので、従来の取付構造に比して部品点数が少なく、コスト低減が図れる。
また、第1、第2ブラケット同士を、締付手段をもって互いに前後方向に接近するように連結し、両ブラケットの係合片と後片とを脚柱の前面と後面に圧接させることにより、第1、第2ブラケットを脚柱に取付けているので、脚柱に、ブラケット固定用の何らの加工を施す必要がない。
さらに、サイドパネルは、これと、第2ブラケットのパネル取付片との対向面に設けた係合手段により、パネル取付片に取付けられているので、係合手段が目立たず、サイドパネルを体裁よく取付けることができる。
【0008】
(2)上記(1)項において、第2ブラケットの後片に、左右の脚柱同士を連結する横杆に上方より嵌合される嵌合片を設ける。
【0009】
このような構成とすると、第2ブラケットに加わる下向荷重が、横杆により受止されるので、脚柱に取付けた第1、第2ブラケットが下方に位置ずれする恐れがなく、従って、ブラケットに、サイドパネルを、床面から離間させて取付けることができる。
【0010】
(3)上記(1)または(2)項において、第1ブラケットの基片と、第2ブラケットのパネル取付片とに、それぞれ外向固定片と内向固定片とを、前記基片とパネル取付片間において互いに対向するように、かつ対向面間に締め代分の隙間が形成されるようにして突設し、これら外向固定片と内向固定片とを締付手段により固定することにより、第1ブラケットと第2ブラケット同士を連結する。
【0011】
このような構成とすると、第1、第2ブラケットの固定部、及び締付手段が外部に露呈しないので、ブラケットの見栄えがよく、かつサイドパネルを体裁よく取付けることができる。
【0012】
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、パネル取付片に、締付手段を操作しうる作業用孔を設ける。
【0013】
このような構成とすると、外向固定片と内向固定片とを締付手段により固定する作業を、作業用孔より工具等を差し込んで、外側方から容易に行うことができる。
【0014】
(5)上記(3)または(4)項において、第2ブラケットの内向固定片の内端に、脚柱の外側面に当接するとともに、第1ブラケットの基片の内側面に当接する折曲片を連設する。
【0015】
このような構成とすると、脚柱の外側面への第2ブラケットの接触面積が大となるので、サイドパネルを安定よく保持することができる。
また、折曲片を、第1ブラケットの基片に当接させることにより、第1、第2ブラケット同士を左右方向に位置決めして、外向固定片と内向固定片とを締付手段により容易に固定することができる。
【0016】
(6)上記(3)〜(5)項のいずれかにおいて、パネル取付片の前端に、内向片を、その前面が第1ブラケットの係合片の前面とほぼ同一面に整合するようにして連設する。
【0017】
このような構成とすると、第1、第2ブラケットの前面同士がほぼ同一面に整合しているので、ブラケットの体裁が向上する。
【0018】
(7)上記(6)項において、内向片の内端に、第1ブラケットの基片の外側面に当接する後向片を連設する。
【0019】
このような構成とすると、脚柱の外側面への第1ブラケットの接触面積が大となるので、サイドパネルを、より安定よく保持することができる。
【0020】
(8)上記(7)項において、後向片と第1ブラケットの基片とを、第2ブラケットのパネル取付片に設けた通孔より挿入したねじにより固定する。
【0021】
このような構成とすると、第1ブラケットと第2ブラケットとが強固に固定されるので、サイドパネルも安定よく取付けることができる。
【0022】
(9)上記(1)〜(8)項のいずれかにおいて、脚柱を、固定脚柱と、この固定脚柱内に昇降可能に嵌合された可動脚柱よりなるものとし、第1ブラケットの基片の上端と第2ブラケットのパネル取付片の上端との少なくともいずれか一方に、下面が前記固定脚柱の上面に当接する上片を設ける。
【0023】
このような構成とすると、ブラケットに加わる下向荷重が、上片を介して、固定脚柱の上面により受止されるので、ブラケットが下方に位置ずれする恐れはなく、ブラケットに、サイドパネルを、床面から離間させて安定よく取付けることができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、サイドパネル取付用のブラケットは、第1ブラケットと第2ブラケットとの2部材のみであるので、従来の取付構造に比して部品点数が少なく、コスト低減が図れる。
また、第1、第2ブラケット同士を、締付手段をもって互いに前後方向に接近するように連結し、両ブラケットの係合片と後片とを脚柱の前面と後面に圧接させることにより、第1、第2ブラケットを脚柱に取付けているので、脚柱に、ブラケット固定用の何らの加工を施す必要がない。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明を適用した机の斜視図である。
【図2】同じく、サイドパネル取付部の分解斜視図である。
【図3】第1ブラケットの拡大斜視図である。
【図4】第2ブラケットの拡大斜視図である。
【図5】第1、第2ブラケット同士の固定要領を示す斜視図である。
【図6】第1、第2ブラケットを固定脚柱に取付けた状態の拡大斜視図である。
【図7】図6のVII-VII線拡大横断平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した机の斜視図、図2は、サイドパネル取付部の分解斜視図で、机1は、左右1対の脚体2、2と、両脚体2の上面に取付けられた天板3とを備えている。
【0027】
左右の脚体2、2は、下端の前方(以下、図1の右側方手前側を前として説明する)を向くベース脚4と、その後端部の上面より起立する中空状の固定脚柱5と、この固定脚柱5内に上下動可能に嵌合され、図示しない昇降手段の操作により上方への突出寸法を調節可能な可動脚柱6とからなり、左右の固定脚柱5、5の後端部の対向面同士は、平板状の横杆7により連結されている。
上記天板3の両側端部は、可動脚柱6の上端の前後方向を向く支持杆8により支持されている。
【0028】
右方の固定脚柱5には、サイドパネル9が、ブラケットBにより取付けられている。
図2に示すように、ブラケットBは、第1ブラケット10と第2ブラケット11とからなり、第1ブラケット10は、図3にも示すように、上下の端縁に、外側方を向く上部折曲片12aと下部折曲片12bを有する前後方向を向く垂直平板状の基片12と、この基片12の前端に連設され、固定脚柱5の前面と内側面の前端部に当接可能な平面視ほぼ後向L字状をなす係合片13と、基片12の後端に連設された外側方を向く外向固定片14とからなっている。なお、基片12の後端部には、第2ブラケット11の後記する前向折曲片29bの板厚に相当する分だけ外方に凹入する段差面が形成されている。
【0029】
基片12の前端部に穿設された上下2個の通孔(図示略)と対応する位置において、基片12の後面には、ナット15、15が溶接されている。
また、外向固定片14には、上下2個のボルト挿通孔16、16が穿設されている。
【0030】
図2及び図4に示すように、第2ブラケット11は、前後寸法が固定脚柱5のそれとほぼ等しい寸法の上下方向を向くパネル取付片17と、その前縁に連設され、内向片18aとそれに連続する後向片18bとからなる前部屈折縁18と、パネル取付片17の上縁に内向き折曲され、前端部を除いた後部側の内端部を、平面視L字状に切欠いてなる上片19と、パネル取付片17の下縁に連設され、内向片20aとそれに連続する上向片20bとからなる下部屈折縁20と、パネル取付片17の後縁に内向きに連設され、左半部の上端部に切欠段部21を有する、左右寸法が固定脚柱5の左右幅よりも長寸の内向後片22とを備えている。
【0031】
上記切欠段部21の上縁には、前向片23aとそれに連続する下向片23bとからなる側面視倒立L字状の嵌合片23が折曲形成され、下向片23bの中央部には、通孔24が穿設されている。
内向後片22の右半部の上縁には、前向上片25が、上記上片19の後端と連続するようにして形成され、前向上片25の前縁と上片19の切欠部19aとの間に形成された平面視コ字状の空間は、可動脚柱6に外側方から嵌合可能な嵌合凹部26となっている。
【0032】
パネル取付片17の中央部には、方形をなす大きめの作業用孔27が形成され、この作業用孔27の前縁には、短寸の内向折曲片28が、同じく後縁には、内向固定片29aとそれに連続する前向折曲片29bとからなる平面視L字状の折曲片29が、それぞれ連設されている。内向固定片29aには、上下2個のめねじ孔30が穿設されている。
パネル取付片17の前後両端部には、係合手段としての上下左右方向に並ぶ4個の倒立達磨状のパネル取付孔31が穿設されている。
【0033】
次に、サイドパネル9の取付要領について説明する。
第2ブラケット11の内方の空間部内に第1ブラケット10を嵌め込んだのち、図2、図6及び図7に示すように、第1ブラケット10の前端の後向L字状をなす係合片13を、固定脚柱5の前上端部に嵌合するとともに、第2ブラケット11の上面に形成された嵌合凹部26を、可動脚柱6に外側方より嵌合し、かつ固定脚柱5の上面に上片19と前向上片25の下面が当接するまで、両ブラケット10、11を下方に移動させながら、内向後片22の上縁に設けた嵌合片23を、横杆7の上部に上方より嵌合する。
なお、この際、第1ブラケット10の外向固定片14と、第2ブラケットの内向き固定片29aとの対向面間に、締め代分の若干の隙間が形成されるようにしてある。
【0034】
ついで、図7に示すように、第2ブラケット11の前向折曲片29bの外面を、第1ブラケット10の基片12の後端部内側面に当接させて、両ブラケット10、11を左右方向に位置決めしたのち、第1ブラケット10の外向固定片14のボルト挿通孔16、16に挿入した六角孔付きボルト32を、外向固定片14の後面に近接している第2ブラケット11における内向固定片29aの上下のめねじ孔30に螺合させて締め付け、外向固定片14と内向固定片29aとを固定する。これにより、第1ブラケット10と第2ブラケット11とが、それらの前面を同一面に整合させた状態で連結される。なお、ボルト32の締付け作業は、パネル取付片17の作業用孔27より、六角レンチ等の工具を挿入して容易に行うことができる。
【0035】
外向固定片14と内向固定片29aをボルト32により固定すると、上述したように、両固定片14、29a間には締め代分の隙間が形成されているので、第1ブラケット10の係合片13と、第2ブラケット11の内向後片22とが、固定脚柱5の前後両端に強く当接するようになり、両ブラケット10、11は、固定脚柱5に強固に取り付けられる。
【0036】
ついで、図5及び図7に示すように、パネル取付片17における前部側の上下のパネル取付孔31より挿入した止めねじ33、33を、前部屈折縁18の後向片18bの後端部に形成した切欠溝34に貫通させて、第1ブラケット10の基片12の内側面に固着されたナット15に螺合させて締め付け、第1ブラケット10の基片12と、第2ブラケット11の前部屈折縁12の後向片18bとを固定する。このように、基片12と後向片18bとを固定すると、第2ブラケット11の後部側の前向折曲片29bの内側面が、固定脚柱5の外側面に強く当接するので、第2ブラケット11が左右方向にぐらつくのが防止される。
【0037】
ついで、第2ブラケット11の嵌合片23の下向片23bに設けられた通孔24に挿入した止めねじ35を、横杆7のめねじ孔(図示略)に螺合し、嵌合片23を横杆7に固定する。なお、上述したように、第1、第2ブラケット10、11は、固定脚柱5に強固に取り付けられているので、止めねじ35を省略することもある。
【0038】
このようにして、第1、第2ブラケット10、11同士をボルト30と止めねじ33により固定したのち、図5及び図7に示すように、サイドパネル9の後部側の内側面に取付けた、係合手段としての4個の段付きピン(または段付きボルト)36を、第2ブラケット11のパネル取付片17の4個のパネル取付孔31に嵌合し、かつ下方に移動させて係合させる。これにより、固定脚柱5の外側面に、第1、第2ブラケット10、11を介して、サイドパネル9を着脱可能に取付けることができる。なお、サイドパネル9を、床面と当接または離間させて取付けることができる。
【0039】
以上説明したように、上記実施形態のサイドパネルの取付構造においては、サイドパネル取付用のブラケットBは、第1ブラケット10と第2ブラケット11との2部材のみからなっているので、従来の取付構造に比して部品点数が少なく、コストの低減が図れる。
また、第1、第2ブラケット10、11の固定部、及び固定用のボルト32や止めねじ33は内部に位置し、外部に露呈していないので、ブラケットBの見栄えがよく、かつサイドパネル9を体裁よく取付けることができる。
【0040】
さらに、第2ブラケット11の上片19と前向上片25とを、固定脚柱5の上面に当接させてあるので、第2ブラケット11のぐらつきが防止され、サイドパネル9を固定脚柱5に安定よく取り付けることができる。
【0041】
なお、上記実施形態においては、倒立達磨状の複数のパネル取付孔31を、第2ブラケット11のパネル取付片17に、パネル取付孔31に係合する段付きピン36を、サイドパネル9の内側面に、それぞれ設けたが、それとは反対に、パネル取付孔31をサイドパネル9の内側面に、段付きピン36をパネル取付片17に、それぞれ設けてもよい。
【0042】
また、上記のような係合手段の代わりに、例えば、パネル取付片17に上向き鉤状の係合フックを設け、この係合フックに、サイドパネルの内側面に設けた係合孔を係合させるようにすることもできる。
【0043】
本発明は、固定の脚柱のみからなる脚体を備える机にも適用することができることは、勿論である。
【符号の説明】
【0044】
1 机
2 脚体
3 天板
4 ベース脚
5 固定脚柱
6 可動脚柱
7 横杆
8 支持杆
9 サイドパネル
10 第1ブラケット
11 第2ブラケット
12 基片
12a上部折曲片
12b下部折曲片
13 係合片
14 外向固定片
15 ナット
16 ボルト挿通孔
17 パネル取付片
18 前部屈折縁
18a内向片
18b後向片
19 上片
19a切欠部
20 下部屈折縁
20a内向片
20b上向片
21 切欠段部
22 内向後片
23 嵌合片
23a前向片
23b下向片
24 通孔
25 前向上片
26 嵌合凹部
27 作業用孔
28 内向折曲片
29 折曲片
29a内向固定片
29b前向折曲片
30 めねじ孔
31 パネル取付孔(係合手段)
32 六角孔付きボルト
33 止めねじ
34 切欠溝
35 止めねじ
36 段付きピン(係合手段)
B ブラケット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
天板を支持する左右の脚柱における少なくともいずれか一方の側面に、ブラケットをもってサイドパネルを取付けるようにした机等におけるサイドパネルの取付構造において、
前記ブラケットは、前記脚柱の外側面に当接する上下方向を向く基片、及びこの基片の前端より内向きに延出し、前記脚柱の少なくとも前面に当接可能な係合片を備える第1ブラケットと、前記第1ブラケットの外側面側に位置する上下方向を向くパネル取付片、及びこのパネル取付片の後端より内向きに延出し、前記脚柱の後面に当接可能な後片を備える第2ブラケットとからなり、前記第1、第2ブラケット同士を、締付手段をもって互いに前後方向に接近するように連結し、両ブラケットにおける前記係合片と後片とを前記脚柱の前面と後面に圧接させることにより、第1、第2ブラケットを脚柱に取付け、前記パネル取付片に、前記サイドパネルを、それらの対向面に設けた係合手段をもって取付けたことを特徴とする机等におけるサイドパネルの取付構造。
【請求項2】
第2ブラケットの後片に、左右の脚柱同士を連結する横杆に上方より嵌合される嵌合片を設けてなる請求項1記載の机等におけるサイドパネルの取付構造。
【請求項3】
第1ブラケットの基片と、第2ブラケットのパネル取付片とに、それぞれ外向固定片と内向固定片とを、前記基片とパネル取付片間において互いに対向するように、かつ対向面間に締め代分の隙間が形成されるようにして突設し、これら外向固定片と内向固定片とを締付手段により固定することにより、第1ブラケットと第2ブラケット同士を連結してなる請求項1または2記載の机等におけるサイドパネルの取付構造。
【請求項4】
パネル取付片に、締付手段を操作しうる作業用孔を設けてなる請求項3記載の机等におけるサイドパネルの取付構造。
【請求項5】
第2ブラケットの内向固定片の内端に、脚柱の外側面に当接するとともに、第1ブラケットの基片の内側面に当接する折曲片を連設してなる請求項3または4記載の机等におけるサイドパネルの取付構造。
【請求項6】
パネル取付片の前端に、内向片を、その前面が第1ブラケットの係合片の前面とほぼ同一面に整合するようにして連設してなる請求項3〜5のいずれかに記載の机等におけるサイドパネルの取付構造。
【請求項7】
内向片の内端に、第1ブラケットの基片の外側面に当接する後向片を連設してなる請求項6記載の机等におけるサイドパネルの取付構造。
【請求項8】
後向片と第1ブラケットの基片とを、第2ブラケットのパネル取付片に設けた通孔より挿入したねじにより固定してなる請求項7記載の机等におけるサイドパネルの取付構造。
【請求項9】
脚柱を、固定脚柱と、この固定脚柱内に昇降可能に嵌合された可動脚柱よりなるものとし、第1ブラケットの基片の上端と第2ブラケットのパネル取付片の上端との少なくともいずれか一方に、下面が前記固定脚柱の上面に当接する上片を設けてなる請求項1〜8のいずれかに記載の机等におけるサイドパネルの取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−255655(P2010−255655A)
【公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−103066(P2009−103066)
【出願日】平成21年4月21日(2009.4.21)
【出願人】(000000561)株式会社岡村製作所 (1,415)
【Fターム(参考)】