説明

板材供給装置

【課題】最下層の板材をこの上層の板材の板面から離間する方向に分離させることで、板材の表面のこすれを防止する。
【解決手段】板材供給装置1は、複数枚の板材Bをほぼ水平に積層し、その最下層の板材B1を1枚ずつ搬送して供給する。この板材供給装置1は、積層された板材Bを載置可能に構成され、かつ、この板材Bのうちその最下層の板材B1を選択的に落下させる載置台10を備えている。載置台10は、最下層の板材B1を落下させる際に、この最下層の板材B1の支持状態を、上層の板材B2と分離して解除する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、板材供給装置に関する。詳しくは、複数枚の板材をほぼ水平に積層し、その最下層の板材を1枚ずつ搬送して供給する板材供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の板材供給装置については、例えば特許文献1に開示されている板紙の給紙装置が知られている。この板紙の給紙装置では、積層された段ボールシートのうち、最下層の段ボールシートの下面を送り出しロールに当接させる。そして、この送り出しロールを回転駆動させることで、上記最下層の段ボールシートを1枚ずつスライドさせて給紙するようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平09−295719号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記従来技術では、最下層の段ボールシートにはこの上方に積層された複数の段ボールシートの重量がかかっているので、最下層の段ボールシートとこの上層の段ボールシートとの間に生じる摩擦抵抗により段ボールシートの表面にこすれが生じて傷ついてしまうという問題があった。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものである。すなわち、本発明が解決しようとする課題は、最下層の板材をこの上層の板材の板面から離間する方向に分離させることで、板材の表面のこすれを防止することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、本発明の板材供給装置は次の手段をとる。
まず、第1の発明は、複数枚の板材をほぼ水平に積層し、その最下層の板材を1枚ずつ搬送して供給する板材供給装置である。この板材供給装置は、積層された板材を載置可能に構成され、かつ、この板材のうちその最下層の板材を選択的に落下させる載置台を備えている。載置台は、最下層の板材を落下させる際に、この最下層の板材の支持状態を、上層の板材と分離して解除する。
この第1の発明によれば、最下層の板材を上層の板材から1枚ずつ分離して落下させることができる。すなわち、最下層の板材をこの上層の板材の板面から離間する方向に分離させて、板材の表面のこすれを防止することができる。
【0006】
ついで、第2の発明は、上述した第1の発明において、板材は、a回対称図形(aは有限の自然数)の板面を有するように構成されており、載置台は、板材の板面の形状に対応した形状に形成された切欠部を備え、切欠部は、この切欠部と対応した向きに板材が位置している場合はこの板材を自由に通過させ、かつ、切欠部の縁部と干渉する向きに板材が位置している場合はこの板材の通過を阻止するように構成され、載置台は、積層された板材を切欠部の上方にこの切欠部の縁部と板材の板面の一部とが干渉する向きに載置し、かつ、積層された板材のうちその最下層の板材を、1枚ずつ切欠部に対して水平方向に回転させて切欠部の縁部との干渉が解除される位置に移動させることによりこの切欠部から落下させ、上記回転は、最下層の板材と切欠部の縁部との干渉を解除するために必要な回転角度がより少なくなる向きに行われるものである。
ある図形がa回対称図形(aは有限の自然数)である場合、その図形を図形中心の周りに回転させると、その回転角が360b/a°(bは自然数)である場合に限り回転後の図形が回転前の図形と一致する。言い換えると、互いに合同な2つのa回対称図形の向きが0°よりも大きく360/a°よりも小さい任意の角度だけずれている場合、上記2つの図形を重ね合わせることができない。なお、上記の性質は無限回対称図形(例えば円形)には当てはまらない。
すなわち、上記第2の発明によれば、最下層の板材を切欠部と対応した向きに回転させるだけで、この最下層の板材を切欠部から落下させてこの上層の板材から分離することができる。これにより、最下層の板材をこの上層の板材から分離する載置台の構成を簡単にすることができる。
ここで、最下層の板材を回転させる際には、この最下層の板材と上層の板材との間に摩擦抵抗が生じてこすれが発生する。しかしながら、最下層の板材の回転を切欠部の縁部との干渉を解除するために必要な回転角度がより少なくなる方向に行うことで、上記回転によるこすれを低減させることができる。
【0007】
さらに、第3の発明は、上述した第2の発明において、最下層の板材の中央部分に下側から当接して積層された板材を載置台から持ち上げるように押圧力を加える昇降体を備え、この昇降体は、載置台が最下層の板材を回転させる際に、積層された板材に上記押圧力を加えるものである。
この第3の発明によれば、最下層の板材は、昇降体によりその中央部分に押圧力が加えられて、切欠部の縁部に加わる荷重が低減された状態で回転される。このため、最下層の板材を回転させる際に、この最下層の板材と切欠部の縁部との間の摩擦抵抗が低減される。
ここで、昇降体は最下層の板材の図形中心(すなわち回転中心)に近い中央部分に押圧力を加える。これにより、最下層の板材を回転させる際に、最下層の板材と昇降体との間の摩擦抵抗の影響が小さくなる。このため、最下層の板材を回転させて落下させるために必要なエネルギーをより少なくし、かつ、板材の供給の確実性を向上させることができる。
【0008】
さらに、第4の発明は、上述した第3の発明において、昇降体が積層された板材を載置台から持ち上げる際に、最下層の板材の中央部分を挟んで対向する2箇所の縁部にそれぞれ下側から当接する一対の当接腕を備えているものである。
一般的に、板材供給装置により供給される板材は均一な大きさではなく、板材の寸法には外力によるたわみまたは温度および湿度の変化などの理由により基準の大きさに対するばらつきが生じる。このため、基準よりも大きな板材を通過させるために載置台の切欠部を大きく形成すると、基準よりも小さな板材が切欠部に対して位置ずれする可能性が生じる。そして、最下層の板材が切欠部に対して位置ずれした場合、昇降体が最下層の板材の中央部分を支持できなくなり、板材のバランスが崩れて板材の供給に不具合が発生するようになる。
すなわち、上記第4の発明によれば、基準よりも小さな板材が切欠部に対して位置ずれした場合でも、一対の当接腕が最下層の板材に下側から当接することで、板材のバランスが崩れることを防ぐことができる。これにより、板材の供給の確実性をさらに向上させることができる。ここで、一対の当接腕は最下層の板材の中央部分を挟んで対向する2箇所の縁部に下側から当接する。このため、板材のバランスが崩れることを防ぎながら最下層の板材を回転させることができる。
【0009】
さらに、第5の発明は、上述した第2から第4の発明のいずれかにおいて、積層された板材のうち、その最下層よりも上層の板材に当接することで、この板材の水平方向への回動および移動を阻止する拘束部材を備えているものである。
この第5の発明によれば、積層された板材に拘束部材を当接させて案内させることで、板材の切欠部に対する位置ずれを防いで、この板材の供給の確実性を向上させることができる。また、拘束部材は、最下層の板材を回転させながら、最下層よりも上層の板材が最下層の板材とともに回転してしまうことを防いで、板材の供給の確実性をさらに向上させることができる。
【0010】
さらに、第6の発明は、上述した第2から第5の発明のいずれかにおいて、板材は、長方形形状の板面を有するように構成されており、切欠部は、板材の板面に対応した長方形形状に形成された開口部であるものである。
長方形は2回対称図形(この長方形が正方形でもある場合は4回対称図形)の特殊な形であり、4つある角がそれぞれ90°(すなわち直角)となり、かつ、その図形中心が2本ある対角線の交点と一致する。
この第6の発明によれば、板材の切欠部に対する角度のずれを、板材の板面および開口部の縁部を見ることで簡単に識別できるようになる。また、板材の板面および開口部に対角線を引いて、それぞれの図形中心を簡単に知ることができる。これにより、切欠部に対して板材を積層させる位置および角度を簡単に設定することができる。
【0011】
さらに、第7の発明は、上述した第1から第6の発明のいずれかにおいて、載置台の下方に設置されて落下してきた板材を受け止め、この板材を外部に搬送する搬送手段を備え、この搬送手段は、落下してきた板材を受け止めてこの板材を外部に搬送するための第1の搬送コンベアと、板材とは別体の粘性体を搬送するための第2の搬送コンベアと、を備え、第2の搬送コンベアは、第1の搬送コンベアの上方にこの第1の搬送コンベアに沿うように配設され、搬送手段は、第1の搬送コンベアにより搬送される板材の位置および速度を第2の搬送コンベアにより搬送される粘性体の位置および速度と同期させた状態で、この粘性体を板材に載置するものである。
この第7の発明によれば、板材を粘性体が載置された状態で供給できるようになる。ここで、上記板材は、その位置および速度が粘性体と同期した状態でこの粘性体を受け止める。これにより、板材に対する粘性体の相対速度を0に近づけて、この粘性体を板材に載置する際の粘性体の変形を低減させることができる。
【0012】
さらに、第8の発明は、上述した第7の発明において、第2の搬送コンベアは、粘性体を一定の速度で搬送するように構成され、かつ、この粘性体が第2の搬送コンベア内における所定の位置に到達したことを感知して電気信号を発生させるセンサを備え、第1の搬送コンベアは、センサからの電気信号を受けて板材の搬送を開始するように構成されているものである。
この第8の発明によれば、粘性体の速度が一定となるので、粘性体が所定の位置に到達した時間が分かれば、その後の粘性体の位置を簡単に予測することができる。このため、板材の位置および速度の同期を簡単に行うことができる。また、粘性体が所定の位置に到達してから板材の搬送を開始することで、第1の搬送コンベアが無駄に駆動しないようにして、搬送手段の消費エネルギーを低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明に係る板材供給装置を表した平面図である。
【図2】上記板材供給装置の受け止めコンベアおよび被載置コンベアを表した側面図である。
【図3】上記板材供給装置の載置台を表した正面図である。
【図4】上記板材供給装置の被載置コンベアおよび送り出しコンベアを表した正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下に、本発明の一実施形態に係る板材供給装置1の構成について、図1ないし図4を用いて説明する。なお、以下において、電気配線およびエアチューブなどの付随的な部材については、その図示および説明を省略する。
板材供給装置1は、図1ないし図3に示すように、複数枚の板材Bをほぼ水平に積層し、その最下層の板材B1を1枚ずつ搬送して供給する板材供給装置である。この板材供給装置1は、積層された板材Bを載置可能な載置台10と、この板材Bを1枚ずつ外部に搬送するための搬送手段20と、を備えている。
【0015】
上記載置台10は、図2および図3に示すように、上記板材Bのうち、その最下層の板材B1を選択的に落下させることができるように構成されている。この上記最下層の板材B1は、載置台10からほぼ水平な状態で落下して搬送手段20の受け止めコンベア21Aによって受け止められ、1枚の板材Bとして搬送手段20の被載置コンベア21Bに搬送されるようになっている。
ここで、載置台10は、最下層の板材B1を落下させる際に、この最下層の板材B1の支持状態を、上層の板材B2と分離して解除するようになっている。これにより、載置台10は、上層の板材B2を最下層の板材B1から分離して支持し、最下層の板材B1を1枚ずつ上記受け止めコンベア21Aに落下させる。
上記構成によれば、最下層の板材B1を上層の板材B2から1枚ずつ分離して落下させることができる。このため、最下層の板材B1をこの上層の板材B2から分離する際に、最下層の板材B1と上層の板材B2との間に摩擦抵抗が発生しなくなる。すなわち、最下層の板材B1を上層の板材B2の板面から離間する方向に分離させて、板材Bの表面のこすれを防止することができる。さらに、最下層の板材B1と上層の板材B2とを分離する際の駆動力が低減されるので、板材Bの供給に必要なエネルギーを少なくするとともに、板材Bの供給の確実性を向上させることができる。
【0016】
そして、上記被載置コンベア21Bに搬送された板材Bは、図1に示すように、送り出しコンベア21Cを経由して外部に搬送されるようになっている。ここで、上記送り出しコンベア21Cは、図1および図4に示すように、上述した受け止めコンベア21Aおよび被載置コンベア21Bとは別体に形成されている。このため、送り出しコンベア21Cを配設する向きを変更することで、板材Bを搬送する方向を簡単に切り替えることができる。
なお、以下では、上述した受け止めコンベア21A、被載置コンベア21B、および、送り出しコンベア21Cをまとめて、第1の搬送コンベア21(図1参照)とも記載する。
【0017】
ところで、上述した板材Bは、図1ないし図4に示すように、木材によりその板面が長方形となる直方体形状に形成されている。また、板材供給装置1は、上記直方体形状の板材Bを搬送して供給するように構成されている。
具体的には、上述した載置台10は、図1に示すように、ほぼ長方形形状に開口した開口部11を備えている。この開口部11は、板材Bの板面の長方形に対応した形状に形成されて、その大きさが板材Bの板面の長方形よりもわずかに大きく設定されている。これにより、板材Bは、開口部11と対応する向きに位置している場合、この開口部11をほぼ水平な状態で自由に通過できるようになっている。ここで、開口部11が本発明における「切欠部」に相当する。
【0018】
上記載置台10には、図2および図3に示すように、その開口部11の上方に上記板材Bがほぼ水平に積層された状態で載置されている。このとき、板材Bは、図1ないし図3に示すように、その板面の中央部分B3を開口部11の開口中心11Aの真上に位置させている。また、板材Bは、図1に示すように、その板面の長方形の向きが開口部11の長方形に対して角度Aだけずれた状態となっている。これにより、開口部11は、その縁部を板材Bの縁部と干渉させてこの板材Bを下側から支持し、板材Bの通過(落下)を阻止するようになっている。なお、本実施形態では、上記角度Aは1°〜4°の範囲に、より好ましくは2°〜3°の範囲に設定されている。
ここで、板材Bの板面および開口部11は、それぞれ対応した長方形形状に形成されている。このため、板材Bの板面および開口部11の縁部を見ると、その角度および位置のずれが簡単に識別される。また、長方形の図形中心は2本ある対角線の交点と一致するため、板材Bの板面および開口部11に対角線を引いて、それぞれの図形中心を簡単に知ることができる。これにより、開口部11に対して板材Bを積層させる位置および角度Aを簡単に設定できるようになる。
【0019】
ところで、載置台10には、図1に示すように、図示しないエアポンプから供給される空気により伸縮される一対の空気圧シリンダ12が、開口部11の開口中心11Aを挟んで対向する2箇所の縁部に設けられている。この各空気圧シリンダ12は、制御装置23の制御により同期して駆動される。そして、各空気圧シリンダ12は、載置台10の積層された板材Bのうち最下層の板材B1のみを水平方向に押圧し、この最下層の板材B1にその中央部分B3まわりのモーメントを与えるようになっている。
ここで、上記各空気圧シリンダ12は、開口部11の縁部のうち、積層された板材Bの縁部と干渉する側に設けられている。このため、上記最下層の板材B1は、上記各空気圧シリンダ12から受けるモーメントにより、最下層の板材B1の中央部分B3を中心として上述した開口部11との向きのずれ角度を0°に近づける方向(図1で見て反時計回り方向)に水平に回転される。これにより、最下層の板材B1は、上層の板材B2から分離され、上記開口部11から上述した受け止めコンベア21Aに向かって落下するようになっている。
言い換えると、載置台10は、最下層の板材B1を開口部11と対応した向きに回転させて開口部11から落下させ、上層の板材B2から分離するようになっている。これにより、同期して駆動される一対の空気圧シリンダ12という簡単な構成を用いて、最下層の板材B1を上層の板材B2から分離することができる。
ここで、最下層の板材B1を回転させる際には、この最下層の板材B1と上層の板材B2との間に摩擦抵抗が生じてこすれが発生する。しかしながら、最下層の板材B1の回転を開口部11の縁部との干渉を解除するために必要な回転角度がより少なくなる方向(図1で見て反時計回り方向)に行うことで、上記回転によるこすれを低減させることができる。
【0020】
また、載置台10には、図1に示すように、それぞれ板状に形成された複数枚(本実施形態では4枚)の拘束部材13が、上述した開口部11の縁部を囲むように設けられている。この各拘束部材13は、積層された板材Bのうち、その最下層よりも上層の板材B2の縁部に各拘束部材13の板面を当接させて、上層の板材B2の水平方向への回動および移動を阻止するように構成されている。
上記各拘束部材13は、積層された板材Bに当接することでこの板材Bの向きを開口部11に対して角度A(図1参照)だけずれた向きに案内し、板材Bの開口部11に対する位置ずれを防ぐようになっている。これにより、板材Bの供給の確実性を向上させることができる。
また、拘束部材13は、図2および図3に示すように、積層された板材Bのうち、その最下層よりも上層の板材B2のみを拘束するように構成されている。これにより、最下層の板材B1を回転させながら、最下層よりも上層の板材B2を最下層の板材B1とともに回転してしまわないように拘束して、板材Bの供給の確実性をさらに向上させることができる。
【0021】
ところで、板材供給装置1には、図1ないし図3に示すように、図示しないエアポンプから供給される空気により伸縮される空気圧シリンダ14Bが設けられている。この空気圧シリンダ14Bは、制御装置23(図1参照)の制御により駆動されて、棒状に形成された昇降体14の先端部14Aを昇降させるようになっている。この昇降体14は、その先端部14Aを上記最下層の板材B1の中央部分B3(図1参照)に下側(図2および図3で見て下側)から当接させることができるように構成されている。そして、昇降体14は、載置台10が最下層の板材B1を回転させる際に、最下層の板材B1の中央部分B3に上向きの押圧力を加えることで、載置台10に積層された板材Bをこの載置台10から持ち上げるようになっている。
上記構成によれば、最下層の板材B1は、昇降体14によりその中央部分B3を持ち上げられて、載置台10から離れた状態で一対の空気圧シリンダ12により回転される。言い換えると、最下層の板材B1は、昇降体14によりその中央部分B3に押圧力が加えられて、開口部11の縁部に加わる荷重が低減された状態で回転される。このため、最下層の板材B1を回転させる際に、この最下層の板材B1と開口部11の縁部との間の摩擦抵抗が低減される。
ここで、昇降体14は最下層の板材B1の図形中心(すなわち回転中心)に近い中央部分B3に押圧力を加える。これにより、最下層の板材B1を回転させる際に、最下層の板材B1と昇降体14との間の摩擦抵抗の影響が小さくなる。このため、最下層の板材B1を回転させて落下させるために必要なエネルギーをより少なくし、かつ、板材Bの供給の確実性を向上させることができる。
【0022】
また、載置台10には、図1に示すように、図示しないエアポンプから供給される空気により伸縮される一対の空気圧シリンダ15Aが、開口部11の開口中心11Aを挟んで対向する2箇所の縁部にそれぞれ設けられている。より詳しくは、上記各空気圧シリンダ15Aは、開口部11の縁部のうち、積層された板材Bの縁部と干渉する側に設けられている。
上記各空気圧シリンダ15Aには、図1ないし図3に示すように、開口部11の縁部側にそれぞれ当接腕15が取り付けられている。この各当接腕15は、各空気圧シリンダ15Aからこの各空気圧シリンダ15Aの配設位置に対応して載置台10に形成された孔部15Bを通って、下側かつ板材Bが積層されている側に向かって伸びるように配設されている。
そして、各空気圧シリンダ15Aは、制御装置23の制御により上述した昇降体14と同期して駆動され、上記各当接腕15を上側かつ板材Bが積層されている側に向けて移動させるようになっている。この際、上記各孔部15Bは、各当接腕15の動き代として機能する。
【0023】
各当接腕15は、図2および図3に示すように、上記各空気圧シリンダ15Aによる移動の際に、上記各空気圧シリンダ15Aの開口部11に対する配設位置に対応した位置で最下層の板材B1に下側から当接するようになっている。言い換えると、各当接腕15は、昇降体14が積層された板材Bを載置台10から持ち上げる際に、最下層の板材B1の中央部分B3を挟んで対向する2箇所の縁部にそれぞれ下側から当接するようになっている。
板材Bの寸法には、外力によるたわみまたは温度および湿度の変化などの理由により基準の大きさに対するばらつきが生じることがある。このため、基準よりも大きな板材Bを通過させるために載置台10の開口部11を大きく形成すると、基準よりも小さな板材Bが開口部11に対して位置ずれする可能性が生じる。
ここで、最下層の板材B1が開口部11に対して位置ずれした場合、昇降体14が最下層の板材B1の中央部分B3を支持できなくなり、板材Bのバランスが崩れて板材Bの供給に不具合が発生するようになる。
すなわち、上記構成によれば、基準よりも小さな板材Bが開口部11に対して位置ずれした場合でも、一対の当接腕15が最下層の板材B1に下側から当接することで、板材Bのバランスが崩れることを防ぐことができる。これにより、板材Bの供給の確実性をさらに向上させることができる。
ここで、上記一対の当接腕15は、最下層の板材B1の中央部分B3を挟んで対向する2箇所の縁部に下側から当接するようになっている。このため、板材Bのバランスが崩れることを防ぎながら最下層の板材B1を一対の空気圧シリンダ12により回転させることができる。
【0024】
さて、本実施形態においては、板材Bは、図1に示すように、成形された粘土素地Cを載置して乾燥させるための粘土板である。また、板材供給装置1は、板材Bを粘土素地Cが載置された状態で供給できるように構成されている。ここで、粘土素地Cが本発明における「粘性体」に相当する。
具体的には、上記粘土素地Cは、粘土素地供給装置C1から板材Bとは別体に板状に成形された状態で供給される。また、板材供給装置1の搬送手段20は、上述した第1の搬送コンベア21と、上記粘土素地Cを搬送するための第2の搬送コンベア22とを備えている。
【0025】
上記第2の搬送コンベア22は、図1および図4に示すように、第1の搬送コンベア21の上方に、この第1の搬送コンベア21に沿うように配設されている。そして、第2の搬送コンベア22は、粘土素地供給装置C1から供給された粘土素地Cを搬送し、この粘土素地Cを上記第1の搬送コンベア21により搬送される板材Bに向けて載置するように構成されている。
ここで、上記第1の搬送コンベア21は、制御装置23により制御されている。そして、第1の搬送コンベア21は、板材Bの位置および速度を第2の搬送コンベア22上を搬送される粘土素地Cの位置および速度と同期させた状態で、この粘土素地Cを上記板材Bで受け止めるようになっている。
言い換えると、板材Bは、その位置および速度が粘土素地Cと同期した状態でこの粘土素地Cを受け止める。これにより、板材Bに対する粘土素地Cの相対速度を0に近づけて、この粘土素地Cを板材Bに載置する際に、粘土素地Cの変形を低減させることができる。
ここで、第2の搬送コンベア22は、粘土素地Cを一定の速度で搬送するように構成されている。このため、粘土素地Cが所定の位置に到達した時間が分かれば、その後の粘土素地Cの位置を簡単に予測することができる。これにより、板材Bの位置および速度の同期を簡単に行うことができる。
【0026】
また、第2の搬送コンベア22は、図1および図4に示すように、粘土素地Cが第2の搬送コンベア22内における所定の位置に到達したことを感知して電気信号を発生させる光学式のセンサ22Aを備えている。なお、上記センサ22Aは、図2に示すように、第2の搬送コンベア22上を搬送される粘土素地Cに対して上方に位置するように配設されて、この粘土素地Cとセンサ22Aとが干渉しないようになっている。
そして、上述した制御装置23は、上記センサ22Aが発生させた電気信号を受けて上述した第1の搬送コンベア21を駆動させるようになっている。言い換えると、第1の搬送コンベア21は、センサ22Aからの電気信号を受けて板材Bの搬送を開始するように構成されている。これにより、第1の搬送コンベア21が無駄に駆動しないようにして、搬送手段20の消費エネルギーを低減させることができる。
【0027】
ここで、粘土素地Cが粘土素地供給装置C1により供給されてからこの粘土素地Cが板材Bに載置された状態で外部に搬送されるまでの流れについて説明する。上記粘土素地Cは、図4に示すように、粘土素地供給装置C1から第2の搬送コンベア22へ、この第2の搬送コンベア22に載置された状態で供給される。第2の搬送コンベア22は、モータ22Bにより常に一定の速度で駆動されるローラコンベアであり、上記粘土素地Cを一定の速度で搬送するようになっている。
粘土素地Cが第2の搬送コンベア22内における所定の位置(図1参照)に到達すると、第2の搬送コンベア22に設けられた光学式のセンサ22Aが粘土素地Cの到達を感知して電気信号を上述した制御装置23に伝える。この制御装置23は、センサ22Aが発生させた電気信号を受けてモータ21Fおよびモータ21G(図2参照)の駆動を開始させる。
【0028】
ここで、上記モータ21Fは、第1の搬送コンベア21の被載置コンベア21Bを上述した第2の搬送コンベア22と同じ搬送速度および搬送方向に駆動させるように構成されている。また、上記モータ21Gは、第1の搬送コンベア21の受け止めコンベア21Aを一定の速度で駆動させるように構成されている。
これにより、上記受け止めコンベア21Aに載置された状態となっている板材B(図2参照)は、上記被載置コンベア21Bに搬送される。そして、この板材Bは、第2の搬送コンベア22の下側で、この第2の搬送コンベア22上を搬送される粘土素地Cに並走するように搬送される。
【0029】
上記第2の搬送コンベア22は、図1および図4に示すように、上記被載置コンベア21Bに沿うように、かつ、この被載置コンベア21Bの上方で途切れるように配設されている。このため、第2の搬送コンベア22上を搬送されている粘土素地Cは、この第2の搬送コンベア22から被載置コンベア21Bに向かって落下する。ここで、上記被載置コンベア21Bは、上記粘土素地Cの下側でこの粘土素地Cに並走するように上記板材Bを搬送している。このため、第2の搬送コンベア22から落下した粘土素地Cは、粘土素地Cが変形するほどの加速度を得ることなく上記板材Bに受け止められる。
言い換えると、搬送手段20は、上記第2の搬送コンベア22が搬送している粘土素地Cを、上記被載置コンベア21Bが搬送している板材Bに載置する。ここで、上記板材Bは粘土素地Cに並走することで、この粘土素地Cを載置する際に粘土素地Cを変形させる外力を与えないようになっている。
【0030】
そして、上記板材Bに載置された粘土素地Cは、板材Bごと送り出しコンベア21Cに搬送される。この送り出しコンベア21Cは、図1に示すように、制御装置23により制御されたモータ21Hによって駆動される。また、送り出しコンベア21Cは、板材Bが送り出しコンベア21Cに到達したことを感知して電気信号を発生させる光学式のセンサ21Eを備えている。なお、上記センサ21Eは、図4に示すように、上記板材Bおよび粘土素地Cに対して上方に位置するように配設されて、この板材Bおよび粘土素地Cの干渉を防止するようになっている。
上記制御装置23は、センサ21Eからの電気信号を受けてモータ21Hを駆動させ、送り出しコンベア21C上の板材Bをこの送り出しコンベア21Cにより外部に搬送させる。これにより、送り出しコンベア21Cが無駄に駆動しないようにして、搬送手段20の消費エネルギーを低減させることができる。
【0031】
なお、上記各コンベア21A、21B、21Cは、図1ないし図3に示すように、チェーンコンベアであり、そのチェーンに一体に設けられた各押し出し部材21I、21J、21Kにより板材Bの縁部を押圧してこの板材Bを搬送するように構成されている。これにより、各コンベア21A、21B、21Cと板材Bとの間のすべりの影響を低減させて、板材Bの速度および位置の制御をより正確に行うことができる。
また、上述した制御装置23は、上記各モータ21F、21G、21Hの駆動を開始させてから一定の時間が経過した後に各モータ21F、21G、21Hを停止させるようになっている。これにより、上記各コンベア21A、21B、21Cが無駄に駆動しないようにして、各コンベア21A、21B、21Cの消費エネルギーを低減させることができる。さらに、各モータ21F、21G、21Hの駆動を一定の時間で停止させることで、上述した各モータ21F、21G、21Hの各押し出し部材21I、21J、21Kを所定の位置に停止させることができる。これにより、板材Bの板面と各押し出し部材21I、21J、21Kとの干渉を防ぐとともに、板材Bの速度および位置の制御をより正確に行うことができるようになる。
【0032】
ところで、上述した受け止めコンベア21Aは、図2に示すように、この受け止めコンベア21A上に板材Bが載置されているか否かを、この板材Bと干渉しない位置から判別する光学式のセンサ21Dを備えている。このセンサ21Dは、受け止めコンベア21A上に板材Bが載置されていない状態を検出すると、制御装置23(図1参照)に電気信号を伝えるように構成されている。
そして、上記制御装置23は、上記センサ21Dが発生させた電気信号を受けて板材供給装置1の各空気圧シリンダ12、14B、15Aを駆動させ、載置台10に積層された板材Bのうち、その最下層の板材B1を受け止めコンベア21A上に落下させる。これにより、板材供給装置1は、粘土素地Cが載置された板材Bを繰り返し供給することができる。
ここで、上記制御装置23は、上記各空気圧シリンダ12、14B、15Aを駆動させている間、上記センサ21Dからの電気信号を無視するように構成されている。これにより、各空気圧シリンダ12、14B、15Aの誤動作を防いで板材供給装置1の動作の確実性を向上させることができる。
【0033】
本発明は、上述した一実施形態で説明した外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、以下のような各種の形態を実施することができる。
(1)拘束部材は複数枚の板状の部材に限定されない。すなわち、例えば拘束部材を棒状の部材として任意の本数配設したり、拘束部材を枠状の部材として一体に形成したりすることができる。
(2)拘束部材は開口部の縁部を囲むように設けられている必要はない。すなわち、拘束部材は積層された板材と係合してこの板材の位置および角度を拘束して案内することができるように配設されていればよい。
(3)板材の板面および開口部の形状は長方形に限定されない。すなわち、例えば板材の板面および開口部を、楕円や多角形など、任意のa回対称図形(aは有限の自然数)とすることができる。この場合でも、板材の板面と開口部との向きのずれ角度を0°よりも大きく360/a°よりも小さい値に設定することで、上記実施形態と同じ効果を発揮させることができる。
(4)載置台の開口部は板材の板面と合同または相似である必要はなく、板材の向きによってこの板材の通過を許容するか阻止するかを切り替えることができる形状であればよい。
(5)板材は、その縁部で自重を支持可能な剛性を有し、かつ、平たく薄い形状に形成されてほぼ水平に積層させることができる部材であればよい。すなわち、例えばエキスパンドメタルなどの剛性を有する板状の網部材または板状の枠部材を板材として供給することができる。
(6)板材は木製である必要はなく、板紙や金属板など、その素材を適宜決定することができる。
(7)板材は粘土素地を載置して乾燥させるための粘土板に限定されず、その用途は適宜設定することができる。また、板材を何も載置しない状態で供給する構成を用いることができる。
(8)昇降体の形状は棒状である必要はなく、最下層の板材の中央部分に下側から押圧力を加えることができる形状であれば、その形状を適宜設定することができる。
(9)昇降体は積層された板材を持ち上げる構成である必要はなく、最下層の板材の中央部分に下側から押圧力を加えるだけの構成であってもよい。この場合でも、最下層の板材を回転させる際に、この最下層の板材から切欠部の縁部に加わる荷重が低減され、最下層の板材と切欠部の縁部との間の摩擦抵抗が低減される。すなわち、上述した実施形態と同様の効果を発揮させることができる。
(10)一対の当接腕の動き代となる各孔部の形状は適宜設定することができる。また、載置台の開口部に形成した切り欠きを上記各当接腕の動き代として用いて、上記各孔部を省略した構成を用いることもできる。
(11)板材供給装置から一対の当接腕を省略することができる。また、上記各当接腕を省略した場合、板材供給装置から昇降体を省略することもできる。
(12)各コンベアはチェーンコンベアまたはローラコンベアに限定されない。すなわち、上記各コンベアにベルトコンベアなどの他種類のコンベアを適宜使用することができる。
(13)板材供給装置の各空気圧シリンダの数およびその配置は適宜設定することができる。
(14)板材供給装置の各空気圧シリンダを、油圧シリンダなど、押圧力を発揮する他の部材に適宜置き換えることができる。
(15)板材供給装置の各構成の制御方法は適宜決定することができる。また、板材供給装置の制御装置を省略して、作業者が手作業で板材供給装置の各構成を制御する構成を用いることができる。
【符号の説明】
【0034】
1 板材供給装置
10 載置台
11 開口部(切欠部)
11A 開口中心
12 空気圧シリンダ
13 拘束部材
14 昇降体
14A 先端部
14B 空気圧シリンダ
15 当接腕
15A 空気圧シリンダ
15B 孔部
20 搬送手段
21 第1の搬送コンベア
21A 受け止めコンベア
21B 被載置コンベア
21C 送り出しコンベア
21D センサ
21E センサ
21F モータ
21G モータ
21H モータ
21I 押し出し部材
21J 押し出し部材
21K 押し出し部材
22 第2の搬送コンベア
22A センサ
22B モータ
23 制御装置
A 角度
B 板材
B1 最下層の板材
B2 上層の板材
B3 中央部分
C 粘土素地
C1 粘土素地供給装置


【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数枚の板材をほぼ水平に積層し、その最下層の板材を1枚ずつ搬送して供給する板材供給装置であって、
積層された前記板材を載置可能に構成され、かつ、当該板材のうちその前記最下層の板材を選択的に落下させる載置台を備え、
前記載置台は、前記最下層の板材を落下させる際に、当該最下層の板材の支持状態を、前記上層の板材と分離して解除することを特徴とする板材供給装置。
【請求項2】
請求項1に記載の板材供給装置であって、
前記板材は、a回対称図形(aは有限の自然数)の板面を有するように構成されており、前記載置台は、前記板材の板面の形状に対応した形状に形成された切欠部を備え、当該切欠部は、当該切欠部と対応した向きに前記板材が位置している場合は当該板材を自由に通過させ、かつ、前記切欠部の縁部と干渉する向きに前記板材が位置している場合は当該板材の通過を阻止するように構成され、前記載置台は、積層された前記板材を前記切欠部の上方に当該切欠部の縁部と前記板材の板面の一部とが干渉する向きに載置し、かつ、積層された前記板材のうちその前記最下層の板材を、1枚ずつ前記切欠部に対して水平方向に回転させて前記切欠部の縁部との干渉が解除される位置に移動させることにより当該切欠部から落下させ、前記回転は、前記最下層の板材と前記切欠部の縁部との干渉を解除するために必要な回転角度がより少なくなる向きに行われることを特徴とする板材供給装置。
【請求項3】
請求項2に記載の板材供給装置であって、
前記最下層の板材の中央部分に下側から当接して積層された前記板材を前記載置台から持ち上げるように押圧力を加える昇降体を備え、当該昇降体は、前記載置台が前記最下層の板材を回転させる際に、積層された前記板材に前記押圧力を加えることを特徴とする板材供給装置。
【請求項4】
請求項3に記載の板材供給装置であって、
前記昇降体が積層された前記板材を前記載置台から持ち上げる際に、前記最下層の板材の中央部分を挟んで対向する2箇所の縁部にそれぞれ下側から当接する一対の当接腕を備えていることを特徴とする板材供給装置。
【請求項5】
請求項2から請求項4のいずれかに記載の板材供給装置であって、
積層された前記板材のうち、その前記最下層よりも上層の前記板材に当接することで、当該板材の水平方向への回動および移動を拘束する拘束部材を備えていることを特徴とする板材供給装置。
【請求項6】
請求項2から請求項5のいずれかに記載の板材供給装置であって、
前記板材は、長方形形状の板面を有するように構成されており、前記切欠部は、前記板材の板面に対応した長方形形状に形成された開口部であることを特徴とする板材供給装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれかに記載の板材供給装置であって、
前記載置台の下方に設置されて落下してきた前記板材を受け止め、当該板材を外部に搬送する搬送手段を備え、当該搬送手段は、落下してきた前記板材を受け止めて当該板材を外部に搬送するための第1の搬送コンベアと、前記板材とは別体の粘性体を搬送するための第2の搬送コンベアと、を備え、当該第2の搬送コンベアは、前記第1の搬送コンベアの上方に当該第1の搬送コンベアに沿うように配設され、前記搬送手段は、前記第1の搬送コンベアにより搬送される前記板材の位置および速度を前記第2の搬送コンベアにより搬送される前記粘性体の位置および速度と同期させた状態で、当該粘性体を前記板材に載置することを特徴とする板材供給装置。
【請求項8】
請求項7に記載の板材供給装置であって、
前記第2の搬送コンベアは、前記粘性体を一定の速度で搬送するように構成され、かつ、当該粘性体が前記第2の搬送コンベア内における所定の位置に到達したことを感知して電気信号を発生させるセンサを備え、前記第1の搬送コンベアは、前記センサからの前記電気信号を受けて前記板材の搬送を開始するように構成されていることを特徴とする板材供給装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−103811(P2013−103811A)
【公開日】平成25年5月30日(2013.5.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−249427(P2011−249427)
【出願日】平成23年11月15日(2011.11.15)
【出願人】(595120655)株式会社石川時鐵工所 (6)
【Fターム(参考)】