核酸を修飾するためのトランスポゾン末端組成物及び方法
本発明は、トランスポザーゼ及びトランスポゾン末端を用いて二本鎖標的DNAをインビトロで広範に断片化及び5’タグ化し、次いで、DNAポリメラーゼを用いて、PCR増幅反応を行わずに5’及び3’がタグ化された一本鎖DNA断片を作製する、方法、組成物、及びキットであって、5’末端の第1のタグが転移トランスポゾン末端の配列及び必要に応じて更なる任意配列を示し、3’末端の第2のタグが第1のタグが示す配列とは異なる配列を示す、方法、組成物、及びキットを提供する。方法は、環境試料中のDNAのメタゲノム分析、DNAのコピー数変化(CNV)分析、及び大規模並列DNAシークエンシング(いわゆる「次世代シークエンシング)等の比較ゲノムシークエンシング(CGS)のプロセスを初めとする種々のプロセスで使用するための5’及び3’タグ化DNA断片の作製に有用である。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
標的DNAのタグ化DNA断片のライブラリーを作製する方法であって、
i)前記標的DNAを、トランスポザーゼ及びトランスポゾン末端又は5’部分にタグドメインを有する転移鎖を含むトランスポゾン末端組成物と、前記トランスポザーゼにより転位反応が触媒される条件下でインキュベートする工程であって、
a)前記標的DNAが断片化されて複数の標的DNA断片が生成され、
b)前記トランスポゾン末端又は前記トランスポゾン末端組成物の転移鎖が前記複数の標的DNA断片のそれぞれの5’末端に連結されて、
複数の5’タグ化標的DNA断片が生成される、工程;及び
ii)前記複数の5’タグ化標的DNA断片を、少なくとも1つの核酸修飾酵素と、3’タグが前記5’タグ化標的DNA断片の3’末端に連結されてジタグ化標的DNA断片を含むが生成される条件下でインキュベートする工程と
を含む、方法。
【請求項2】
標的DNAの断片をタグ化する方法であって、
i)標的DNAを、トランスポザーゼ及びトランスポゾン末端又は5’部分にタグドメインを含む転移鎖を含むトランスポゾン末端組成物と、前記トランスポザーゼにより転位反応が触媒される条件下でインキュベートする工程であって、
a)前記標的DNAが断片化され;
b)前記トランスポゾン末端又はトランスポゾン末端組成物の前記転移鎖が前記標的DNAの断片の5’末端に連結されて、
5’タグ化標的DNA断片が生成される工程;及び
ii)前記5’タグ化標的DNA断片を、核酸修飾酵素と、前記5’タグ化標的DNAの3’末端に3’タグが連結されてジタグ化標的DNA断片が生成される条件下でインキュベートする工程と
を含む、方法。
【請求項3】
前記核酸修飾酵素がDNAポリメラーゼであり、前記3’タグが前記5’タグ化標的DNA断片の前記3’末端の伸張により形成され、前記DNAポリメラーゼが鋳型依存性DNAポリメラーゼ及び鋳型非依存性DNAポリメラーゼからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記鋳型依存性DNAポリメラーゼが鎖置換活性及び/又は5’ヌクレアーゼ活性を有する、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記核酸修飾酵素がリガーゼであり、前記3’タグが前記5’タグ化標的DNA断片の前記3’末端へのオリゴヌクレオチドのライゲーションにより形成され、前記リガーゼが鋳型依存性リガーゼ及び鋳型非依存性リガーゼからなる群から選択される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
前記転移末端が、制限部位ドメイン、捕捉タグドメイン、シークエンシングタグドメイン、増幅タグドメイン、検出タグドメイン、アドレスタグドメイン、及び転写プロモータードメインの1又は複数を含むタグドメインを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記タグドメインが、ロシュ社の454A及び454Bシークエンシングタグ、イルミナ(商標)社のSOLEXA(商標)シークエンシングタグ、アプライドバイオシステムズ社のSOLID(商標)シークエンシングタグ、パシフィックバイオサイエンス社のSMRT(商標)シークエンシングタグ、ポロネイター・ポロニー社のシークエンシングタグ、又はコンプリート・ゲノミクス社のシークエンシングタグから選択されるシークエンシングタグを含む又はからなるシークエンシングタグドメインである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
1又は複数の前記5’タグ化標的DNA断片及び/又は前記ジタグ化標的DNA断片の増幅を更に含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記増幅が、PCR増幅反応、鎖置換増幅反応、ローリングサークル増幅反応、リガーゼ連鎖反応、転写仲介増幅反応、又はループ仲介増幅反応の1又は複数の使用を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記増幅が、前記DNA断片ライブラリーを含む前記5’タグ化標的DNA断片又は前記DNA断片ライブラリーを含む前記ジタグ化標的DNA断片の非選択的増幅を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記トランスポゾン末端組成物が、核酸配列の少なくとも1つのヌクレオチドが異なる複数の転移鎖を含み、前記増幅が、前記5’末端のタグ又はタグドメインの核酸配列に基づく前記ジタグ化DNA断片の選択的増幅を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記選択的増幅が、少なくとも1つのヌクレオチドが異なる複数の5’末端タグ又はタグドメインを含む前記ジタグ化DNA断片の選択的増幅を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記増幅が、前記ジタグ化標的DNA断片の前記3’タグに相補的な1種類のオリゴヌクレオチドプライマーを用いるポリメラーゼ連鎖反応を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記増幅が、1種類のオリゴヌクレオチドプライマーを用いる鎖置換増幅反応を含み、前記オリゴヌクレオチドプライマーが、リボヌクレオチドのみからなるか、プリンリボヌクレオチドのみからなるか、ピリミジン2’−F−2’−デオキシリボヌクレオチドのみからなり、前記鎖置換増幅反応が鎖置換型DNAポリメラーゼ及びリボヌクレアーゼHを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記増幅が、3’末端部分をそれぞれが含む第1及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーを用いるポリメラーゼ連鎖反応を含み、前記第1のPCRプライマーの少なくとも前記3’末端部分が前記ジタグ化標的DNA断片の前記3’タグに相補的であり、前記第2のPCRプライマーの少なくとも前記3’末端部分が前記ジタグ化標的DNA断片の前記5’タグ又はタグドメインの少なくとも一部の配列を示す、請求項8に記載の方法。
【請求項16】
前記第1又は第2のオリゴヌクレオチドプライマーが5’末端部分を含み、前記第1のプライマーの少なくとも前記5’末端部分が前記ジタグ化標的DNA断片の前記3’タグに相補的でないか、前記第2のプライマーの前記5’部分が前記ジタグ化標的DNA断片の前記5’タグ又はタグドメインの少なくとも一部の配列を示さない、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーがそれぞれ5’末端部分を含み、前記第1のPCRプライマーの少なくとも前記5’末端部分が前記ジタグ化標的DNA断片の前記3’タグに相補的でなく且つ/又は前記第2のPCRプライマーの前記5’末端部分が前記ジタグ化標的DNA断片の前記5’タグドメインの少なくとも一部の配列を示さない、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
標的DNAからタグ化環状一本鎖DNA断片の集合を作製する方法であって、
i)標的DNAと、トランスポザーゼと、トランスポゾン末端又は5’部分にタグドメインを有し3’部分にトランスポゾン末端を有する転移鎖を含むトランスポゾン末端組成物とを、前記トランスポザーゼにより転位反応が触媒される条件下でインキュベートする工程であって、
a)前記標的DNAが断片化されて複数の標的DNA断片が生成され、
b)前記トランスポゾン末端又はトランスポゾン末端組成物の前記転移鎖が前記複数の前記標的DNA断片のそれぞれの5’末端に連結されて
5’タグ化標的DNA断片の集合が生成される、工程と;
ii)前記5’タグ化標的DNA断片を変性させて一本鎖5’タグ化標的DNA断片を生成する工程と;
iii)前記一本鎖5’タグ化標的DNA断片と核酸リガーゼを、前記一本鎖5’タグ化標的DNA断片が分子内ライゲーションしてそれぞれが前記転移鎖の配列及び前記標的DNAの一部の配列を示すタグ化環状一本鎖DNA断片を形成する条件下でインキュベートする工程と
を含む、方法。
【請求項19】
前記タグドメインが切断部位の配列を示し、方法が更に、前記タグ化環状一本鎖DNA断片を、切断酵素組成物を含む少なくとも1つの酵素とインキュベートする工程を含み、前記切断酵素組成物により前記タグ化環状一本鎖DNA断片が切断されてジタグ化直鎖一本鎖DNA断片が生成される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記タグドメインが制限部位の配列を示し、方法が更に、
iv)前記タグ化環状一本鎖DNA断片に、前記タグドメインに相補的なオリゴヌクレオチドをアニーリングさせる工程;
v)前記制限部位を認識する制限エンドヌクレアーゼと前記タグ化環状一本鎖DNA断片をインキュベートする工程であって、
前記制限エンドヌクレアーゼにより前記タグ化環状一本鎖DNA断片が切断されてジタグ化直鎖一本鎖DNA断片が生成される工程
を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記タグ化環状一本鎖DNA断片及び/又は前記ジタグ化直鎖一本鎖DNA断片の1又は複数の増幅を更に含む、請求項18〜20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記増幅が、3’末端をそれぞれが含む第1及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーを用いるポリメラーゼ連鎖反応を含み、前記第1のPCRプライマーの少なくとも前記3’末端部分が前記タグ化環状一本鎖DNA断片又は前記ジタグ化直鎖一本鎖DNA断片中の前記転移鎖の前記配列の少なくとも一部に相補的であり、前記第2のPCRプライマーの少なくとも前記3’末端部分が前記タグ化環状一本鎖DNA断片又は前記ジタグ化直鎖一本鎖DNA断片中の前記転移鎖の相補体の少なくとも一部に相補的である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記第1及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーのそれぞれが5’末端部分を含み、前記第1のPCRプライマーの前記5’末端部分が前記タグ化環状一本鎖DNA断片中又は前記ジタグ化直鎖一本鎖DNA断片中の前記転移鎖の前記配列に相補的でなく、前記第2のPCRプライマーの5’末端部分が前記タグ化環状一本鎖DNA断片中又は前記ジタグ化直鎖一本鎖DNA断片中の前記転移鎖の相補体に相補的でない、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
標的DNAからタグ化環状DNA断片の集合を作製する方法であって、
i)標的DNAと、トランスポザーゼと、5’末端に非転移鎖配列を示し且つ3’末端に転移鎖配列を示し且つタグドメインを含む介在ループ配列を示すオリゴヌクレオチドを含むヘアピントランスポゾン末端組成物とを、前記オリゴヌクレオチドが分子内ステムループを形成でき且つ前記トランスポザーゼにより転位反応が触媒される条件下でインキュベートする工程であって、
a)前記標的DNAが断片化されて複数の標的DNA断片が生成され、
b)前記ヘアピントランスポゾン末端組成物の前記オリゴヌクレオチドが前記複数の標的DNA断片のそれぞれの5’末端に連結され、
5’タグ化標的DNA断片の集合が生成される工程と、
ii)前記5’タグ化標的DNA断片の集合と、鋳型依存性リガーゼと、
a)5’→3’エキソヌクレアーゼ活性、3’→5’エキソヌクレアーゼ活性、及び鎖置換活性を有さないDNAポリメラーゼ;又は
b)前記トランスポザーゼ及び前記ヘアピントランスポゾン末端組成物を用いた転位反応後に生じる前記5’タグ化DNA断片中の一本鎖ギャップと同じ長さを単独又は組合せで有する1又は複数のサイズのランダム配列オリゴヌクレオチドとを、
前記5’タグ化標的DNA断片中の一本鎖ギャップが埋められ且つ各前記5’タグ化DNA断片の3’末端が前記標的DNAの相補的部分を含む別の前記5’タグ化DNA断片の5’末端に連結される条件下で
インキュベートする工程であって、ループ構造中に前記タグドメインを含み且つ前記標的DNAの一部の両方の鎖を含むタグ化環状DNA断片が形成される工程と
を含む方法。
【請求項25】
前記ステップii)の連結が、
I)ステップi)で得られた前記5’タグ化DNA断片と前記DNAポリメラーゼを各前記5’タグ化DNA断片の3’末端が伸張されて5’タグ化DNA断片伸張産物の集合が形成される条件下でインキュベートする工程;及び
II)前記5’タグ化DNA断片伸張産物と前記鋳型依存性リガーゼを前記5’タグ化DNA断片伸張産物がライゲーションされる条件下でインキュベートすることで前記タグ化環状DNA断片を作製する工程
を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記DNAポリメラーゼ及び前記リガーゼが混合物中に提供され、前記ステップI)及びII)が単一の反応混合物中で行われる、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記ステップii)の連結が、前記ステップi)で得られた前記5’タグ化DNA断片と、前記1又は複数のサイズのランダム配列オリゴヌクレオチド及び前記鋳型依存性リガーゼとを、前記ランダム配列オリゴヌクレオチドがアニーリングして一本鎖ギャップを埋め、互いに又は隣接する前記5’タグ化DNA断片の末端にライゲーションされる条件下でインキュベートすることでタグ化環状DNA断片を形成する工程を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項28】
直鎖DNA、ライゲーションされていないランダム配列オリゴヌクレオチド、及び/又は標的DNAに連結されていないヘアピントランスポゾン末端組成物からの前記タグ化環状DNA断片の分離を更に含む、請求項24に記載の方法。
【請求項29】
前記タグ化環状DNA断片を含む前記反応混合物をT5エキソヌクレアーゼで処理して直鎖DNAを除去する工程を更に含む、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
前記タグ化環状DNA断片を前記ループ構造のそれぞれで切断し、それぞれの鎖が5’末端に前記タグの一部を有し且つ3’末端に前記タグの一部を有する扇形二本鎖DNA断片を作製する工程を更に含む、請求項24〜29のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
前記ループ構造中の前記タグ配列が制限部位を含み、
iv)前記タグ化環状DNA断片に、前記タグ配列中の前記制限部位に相補的なオリゴヌクレオチドをアニーリングさせる工程;
v)前記タグ化環状DNA断片を、前記制限部位を認識する制限エンドヌクレアーゼとインキュベートする工程;
を更に含み、
前記制限エンドヌクレアーゼにより前記タグ化環状DNA断片が切断されて前記扇形二本鎖DNA断片が生成される
請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記ループ構造中の前記タグドメインが、切断酵素組成物を用いて切断可能な1又は複数の部位を含み、前記タグ化環状DNA断片と前記切断酵素組成物を、前記タグ化環状DNA断片が前記切断可能な部位で切断されて前記扇形二本鎖DNA断片が生成される条件下でインキュベートする工程を更に含む、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記切断酵素組成物がN−グリコシラーゼ及びAPエンドヌクレアーゼを含む、請求項19又は32に記載の方法。
【請求項34】
前記N−グリコシラーゼが、ウラシル−N−グリコシラーゼ、APエンドヌクレアーゼ、及びFPGタンパク質から選択され、前記APエンドヌクレアーゼが大腸菌エンドヌクレアーゼIII又はエンドヌクレアーゼIVから選択される、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記扇形二本鎖DNA断片を変性させてジタグ化直鎖一本鎖DNA断片を作製することを更に含む、請求項30〜34のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
DNAシークエンシング法又は増幅反応の鋳型として前記DNA断片を使用することを更に含む、請求項24〜35のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
前記タグ化環状DNA断片、前記扇形二本鎖DNA断片、及び/又は前記ジタグ化直鎖一本鎖DNA断片の増幅を更に含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記増幅が、PCR増幅反応、鎖置換増幅反応、ローリングサークル増幅反応、リガーゼ連鎖反応、転写仲介増幅反応、又はループ仲介増幅反応の1又は複数の使用を含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記増幅が、3’末端部分をそれぞれが含む第1及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーを用いるポリメラーゼ連鎖反応を含み、前記第1のPCRプライマーの少なくとも前記3’末端部分が前記タグドメインの少なくとも一部に相補的であり、前記第2のPCRプライマーの少なくとも前記3’末端部分が前記タグドメインの少なくとも一部の配列を示す、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記第1及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーのそれぞれが5’末端部分を含み、前記第1のPCRプライマーの前記5’末端部分が前記タグ配列に相補的でなく、前記第2のPCRプライマーの前記5’末端部分が前記タグドメインの配列を示さない、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記第1及び/又は前記第2のPCRプライマーの前記5’末端部分がタグドメインを示す、請求項16、17、23、又は40のいずれか一項に記載の方法。
【請求項42】
前記タグドメインが、制限部位ドメイン、捕捉タグドメイン、シークエンシングタグドメイン、増幅タグドメイン、検出タグドメイン、アドレスタグドメイン、及び転写プロモータードメインの1又は複数を含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記タグドメインが、ロシュ社の454A及び454Bシークエンシングタグ、イルミナ(商標)社のSOLEXA(商標)シークエンシングタグ、アプライドバイオシステムズ社のSOLID(商標)シークエンシングタグ、パシフィックバイオサイエンス社のSMRT(商標)シークエンシングタグ、ポロネイター・ポロニー社のシークエンシングタグ、又はコンプリート・ゲノミクス社のシークエンシングタグから選択されるシークエンシングタグを含む又はからなるシークエンシングタグドメインである、請求項20に記載の方法。
【請求項44】
標的DNAをタグ化及び断片化する方法であって、
i)標的DNAと、トランスポザーゼと、5’部分にトランスポゾン末端ではないタグドメインの配列を示し且つ3’部分に転移トランスポゾン末端の配列を示す転移鎖を含むトランスポゾン末端組成物とをインキュベートする工程であって、
a)前記標的DNAが断片化され、
b)前記トランスポゾン末端組成物の前記転移鎖が前記標的DNAの断片の5’末端に連結される
工程
を含み、5’タグ化標的DNA断片が生成される、方法。
【請求項45】
標的DNAの5’タグ化断片のライブラリーを作製する方法であって、
i)標的DNAと、トランスポザーゼと、特定の目的のための1又は複数のタグドメインの配列を5’部分に示し且つ転移トランスポゾン末端の配列を3’部分に示す転移鎖を含むトランスポゾン末端組成物とを、前記トランスポザーゼにより転位反応が触媒される条件下でインキュベートする工程であって、
a)前記標的DNAが断片化され、
b)前記トランスポゾン末端組成物の前記転移鎖が前記標的DNAの断片の5’末端に連結されて5’タグ化標的DNA断片が生成される
工程を
含み、前記転位反応により、前記標的DNAに由来するDNA断片ライブラリーを含む複数の5’タグ化標的DNA断片が生成される、方法。
【請求項46】
タグドメインを含む5’部分及びトランスポゾン末端の転移鎖を含む3’部分を有する合成核酸分子を含む組成物。
【請求項47】
複数の合成核酸分子を含む組成物であって、前記核酸分子が、少なくとも1つのヌクレオチドが異なるタグドメインを含む5’部分及びトランスポゾン末端の転移鎖を含む3’部分を含む、組成物。
【請求項48】
少なくとも前記3’部分が二本鎖DNAである、請求項46に記載の組成物。
【請求項49】
前記トランスポゾン末端がTn5トランスポゾン末端である、請求項46に記載の組成物。
【請求項50】
前記トランスポゾン末端がMuトランスポゾン末端である、請求項46に記載の組成物。
【請求項51】
前記タグドメインが、制限部位ドメイン、捕捉タグドメイン、シークエンシングタグドメイン、増幅タグドメイン、検出タグドメイン、アドレスタグドメイン、及び転写プロモータードメインの1又は複数を含む、請求項46又は47に記載の組成物。
【請求項52】
前記タグドメインが、ロシュ社の454A及び454Bシークエンシングタグ、イルミナ(商標)社のSOLEXA(商標)シークエンシングタグ、アプライドバイオシステムズ社のSOLID(商標)シークエンシングタグ、パシフィックバイオサイエンス社のSMRT(商標)シークエンシングタグ、ポロネイター・ポロニー社のシークエンシングタグ、又はコンプリート・ゲノミクス社のシークエンシングタグから選択されるシークエンシングタグを含む又はからなるシークエンシングタグを含む、請求項55に記載の組成物。
【請求項53】
精製されたトランスポザーゼを含む、請求項46に記載の組成物。
【請求項54】
前記トランスポザーゼがTn5トランスポザーゼ及びMuトランスポザーゼから選択される、請求項46に記載の組成物。
【請求項55】
前記核酸分子及び前記トランスポザーゼが混合物中に提供される、請求項53に記載の組成物。
【請求項56】
非イオン性界面活性剤を更に含む、請求項55に記載の組成物。
【請求項57】
前記非イオン性界面活性剤がNonidet P−40及び/又はTween−20を含む、請求項46に記載の組成物。
【請求項58】
請求項46〜61のいずれか一項に記載の組成物を含むキット。
【請求項59】
DNAリガーゼを更に含む、請求項58に記載のキット。
【請求項60】
DNAポリメラーゼを更に含む、請求項58に記載のキット。
【請求項61】
増幅反応のための試薬を更に含む、請求項58に記載のキット。
【請求項62】
前記増幅反応がポリメラーゼ連鎖反応である、請求項61に記載のキット。
【請求項63】
前記増幅反応のための前記試薬が少なくとも1つのプライマーを含む、請求項62に記載のキット。
【請求項64】
前記少なくとも1つのプライマーが、前記核酸分子の前記5’部分の前記タグドメインの相補体に相補的な3’部分を含むプライマーを含む、請求項63に記載のキット。
【請求項65】
前記タグドメインが、制限部位ドメイン、捕捉タグドメイン、シークエンシングタグドメイン、増幅タグドメイン、検出タグドメイン、アドレスタグドメイン、及び転写プロモータードメインの1又は複数を含む、請求項58に記載のキット。
【請求項66】
前記タグドメインが、ロシュ社の454A及び454Bシークエンシングタグ、イルミナ(商標)社のSOLEXA(商標)シークエンシングタグ、アプライドバイオシステムズ社のSOLID(商標)シークエンシングタグ、パシフィックバイオサイエンス社のSMRT(商標)シークエンシングタグ、ポロネイター・ポロニー社のシークエンシングタグ、又はコンプリート・ゲノミクス社のシークエンシングタグから選択されるシークエンシングタグを含む又はからなるシークエンシングタグドメインを含む、請求項69に記載のキット。
【請求項67】
DNAシークエンシング反応のための試薬を更に含む、請求項65に記載のキット。
【請求項68】
二本鎖標的DNA及び請求項46〜57のいずれか一項に記載の組成物を含む反応混合物。
【請求項69】
精製されたトランスポザーゼ及び複数の合成トランスポゾン末端又はトランスポゾン末端組成物を含む組成物。
【請求項70】
前記トランスポゾン末端組成物がヘアピントランスポゾン末端を含む、請求項70に記載の組成物。
【請求項71】
前記合成トランスポゾン末端又はトランスポゾン末端組成物が転移鎖及び非転移鎖を含む、請求項70に記載の組成物。
【請求項72】
前記転移鎖が5’タグドメインを含む、請求項70に記載の組成物。
【請求項73】
前記タグドメインが、制限部位ドメイン、捕捉タグドメイン、シークエンシングタグドメイン、増幅タグドメイン、検出タグドメイン、アドレスタグドメイン、及び転写プロモータードメインの1又は複数を含む、請求項72に記載の組成物。
【請求項74】
前記タグドメインが、ロシュ社の454A及び454Bシークエンシングタグ、イルミナ(商標)社のSOLEXA(商標)シークエンシングタグ、アプライドバイオシステムズ社のSOLID(商標)シークエンシングタグ、パシフィックバイオサイエンス社のSMRT(商標)シークエンシングタグ、ポロネイター・ポロニー社のシークエンシングタグ、又はコンプリート・ゲノミクス社のシークエンシングタグから選択されるシークエンシングタグを含む又はからなるシークエンシングタグを含む、請求項73に記載の組成物。
【請求項75】
前記複数の合成トランスポゾン末端が、少なくとも1つのヌクレオチドが互いに異なる少なくとも2つの転移鎖を含む、請求項71に記載の組成物。
【請求項76】
前記転移鎖が5’部分及び3’部分を含み、前記転移鎖の前記5’部分の少なくとも2つが、少なくとも1つのヌクレオチドが互いに異なるタグを含み、前記転移鎖の前記3’部分が同じトランスポゾン末端配列を含む、請求項71に記載の組成物。
【請求項77】
前記トランスポゾン末端がMuトランスポゾン末端を含み、前記トランスポザーゼがMuトランスポザーゼである、請求項69に記載の組成物。
【請求項78】
前記転移鎖の前記3’部分がMuトランスポゾン末端由来の配列を含み、前記転移鎖の前記5’部分がMuトランスポゾンに由来しない、請求項75に記載の組成物。
【請求項79】
前記トランスポゾン末端がTn5トランスポゾン末端を含み、前記トランスポザーゼがTn5トランスポザーゼである、請求項69に記載の組成物。
【請求項80】
前記転移鎖の前記3’部分がTn5トランスポゾン末端由来の配列を含み、前記転移鎖の前記5’部分がTn5トランスポゾンに由来しない、請求項75に記載の組成物。
【請求項81】
DNA断片ライブラリーを含む組成物であって、前記DNA断片ライブラリーが、トランスポゾン末端又はトランスポゾン末端組成物の転移鎖に由来する配列を含む5’末端を有する前記標的DNAの断片を含む、組成物。
【請求項82】
前記転移鎖に由来する前記配列が5’タグドメインを含む、請求項81に記載の組成物。
【請求項83】
前記DNA断片ライブラリーが前記標的DNAの二本鎖断片を含む、請求項82に記載の組成物。
【請求項84】
前記DNA断片ライブラリーが、トランスポゾン末端又はトランスポゾン末端組成物の転移鎖に相補的な3’タグを含む標的DNAの断片を含む、請求項81に記載の組成物。
【請求項85】
標的DNAのタグ化環状DNA断片を含む組成物であって、前記タグ化環状DNA断片に含まれる部分が、前記部分の5’末端に非転移鎖配列と、前記部分の3’末端に転移鎖配列と、タグ配列を含む介在ループ配列と、標的DNAの一部の両方の鎖の配列とを含む、組成物。
【請求項86】
標的DNAのタグ化環状一本鎖DNA断片を含む組成物であって、トランスポゾン末端又はトランスポゾン末端組成物に由来する転移鎖配列及び標的DNAの一本鎖部分を含む、組成物。
【請求項87】
前記転移鎖配列がタグドメインを含む、請求項86に記載の組成物。
【請求項88】
標的DNAの扇形二本鎖DNA断片を含む組成物であって、標的DNAの二本鎖部分を含み、各鎖が、転移鎖配列の少なくとも一部を含む5’末端及び非転移鎖配列の少なくとも一部を含む3’末端を有する、組成物。
【請求項1】
標的DNAのタグ化DNA断片のライブラリーを作製する方法であって、
i)前記標的DNAを、トランスポザーゼ及びトランスポゾン末端又は5’部分にタグドメインを有する転移鎖を含むトランスポゾン末端組成物と、前記トランスポザーゼにより転位反応が触媒される条件下でインキュベートする工程であって、
a)前記標的DNAが断片化されて複数の標的DNA断片が生成され、
b)前記トランスポゾン末端又は前記トランスポゾン末端組成物の転移鎖が前記複数の標的DNA断片のそれぞれの5’末端に連結されて、
複数の5’タグ化標的DNA断片が生成される、工程;及び
ii)前記複数の5’タグ化標的DNA断片を、少なくとも1つの核酸修飾酵素と、3’タグが前記5’タグ化標的DNA断片の3’末端に連結されてジタグ化標的DNA断片を含むが生成される条件下でインキュベートする工程と
を含む、方法。
【請求項2】
標的DNAの断片をタグ化する方法であって、
i)標的DNAを、トランスポザーゼ及びトランスポゾン末端又は5’部分にタグドメインを含む転移鎖を含むトランスポゾン末端組成物と、前記トランスポザーゼにより転位反応が触媒される条件下でインキュベートする工程であって、
a)前記標的DNAが断片化され;
b)前記トランスポゾン末端又はトランスポゾン末端組成物の前記転移鎖が前記標的DNAの断片の5’末端に連結されて、
5’タグ化標的DNA断片が生成される工程;及び
ii)前記5’タグ化標的DNA断片を、核酸修飾酵素と、前記5’タグ化標的DNAの3’末端に3’タグが連結されてジタグ化標的DNA断片が生成される条件下でインキュベートする工程と
を含む、方法。
【請求項3】
前記核酸修飾酵素がDNAポリメラーゼであり、前記3’タグが前記5’タグ化標的DNA断片の前記3’末端の伸張により形成され、前記DNAポリメラーゼが鋳型依存性DNAポリメラーゼ及び鋳型非依存性DNAポリメラーゼからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記鋳型依存性DNAポリメラーゼが鎖置換活性及び/又は5’ヌクレアーゼ活性を有する、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記核酸修飾酵素がリガーゼであり、前記3’タグが前記5’タグ化標的DNA断片の前記3’末端へのオリゴヌクレオチドのライゲーションにより形成され、前記リガーゼが鋳型依存性リガーゼ及び鋳型非依存性リガーゼからなる群から選択される、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
前記転移末端が、制限部位ドメイン、捕捉タグドメイン、シークエンシングタグドメイン、増幅タグドメイン、検出タグドメイン、アドレスタグドメイン、及び転写プロモータードメインの1又は複数を含むタグドメインを含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記タグドメインが、ロシュ社の454A及び454Bシークエンシングタグ、イルミナ(商標)社のSOLEXA(商標)シークエンシングタグ、アプライドバイオシステムズ社のSOLID(商標)シークエンシングタグ、パシフィックバイオサイエンス社のSMRT(商標)シークエンシングタグ、ポロネイター・ポロニー社のシークエンシングタグ、又はコンプリート・ゲノミクス社のシークエンシングタグから選択されるシークエンシングタグを含む又はからなるシークエンシングタグドメインである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
1又は複数の前記5’タグ化標的DNA断片及び/又は前記ジタグ化標的DNA断片の増幅を更に含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記増幅が、PCR増幅反応、鎖置換増幅反応、ローリングサークル増幅反応、リガーゼ連鎖反応、転写仲介増幅反応、又はループ仲介増幅反応の1又は複数の使用を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記増幅が、前記DNA断片ライブラリーを含む前記5’タグ化標的DNA断片又は前記DNA断片ライブラリーを含む前記ジタグ化標的DNA断片の非選択的増幅を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記トランスポゾン末端組成物が、核酸配列の少なくとも1つのヌクレオチドが異なる複数の転移鎖を含み、前記増幅が、前記5’末端のタグ又はタグドメインの核酸配列に基づく前記ジタグ化DNA断片の選択的増幅を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記選択的増幅が、少なくとも1つのヌクレオチドが異なる複数の5’末端タグ又はタグドメインを含む前記ジタグ化DNA断片の選択的増幅を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記増幅が、前記ジタグ化標的DNA断片の前記3’タグに相補的な1種類のオリゴヌクレオチドプライマーを用いるポリメラーゼ連鎖反応を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
前記増幅が、1種類のオリゴヌクレオチドプライマーを用いる鎖置換増幅反応を含み、前記オリゴヌクレオチドプライマーが、リボヌクレオチドのみからなるか、プリンリボヌクレオチドのみからなるか、ピリミジン2’−F−2’−デオキシリボヌクレオチドのみからなり、前記鎖置換増幅反応が鎖置換型DNAポリメラーゼ及びリボヌクレアーゼHを含む、請求項8に記載の方法。
【請求項15】
前記増幅が、3’末端部分をそれぞれが含む第1及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーを用いるポリメラーゼ連鎖反応を含み、前記第1のPCRプライマーの少なくとも前記3’末端部分が前記ジタグ化標的DNA断片の前記3’タグに相補的であり、前記第2のPCRプライマーの少なくとも前記3’末端部分が前記ジタグ化標的DNA断片の前記5’タグ又はタグドメインの少なくとも一部の配列を示す、請求項8に記載の方法。
【請求項16】
前記第1又は第2のオリゴヌクレオチドプライマーが5’末端部分を含み、前記第1のプライマーの少なくとも前記5’末端部分が前記ジタグ化標的DNA断片の前記3’タグに相補的でないか、前記第2のプライマーの前記5’部分が前記ジタグ化標的DNA断片の前記5’タグ又はタグドメインの少なくとも一部の配列を示さない、請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記第1及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーがそれぞれ5’末端部分を含み、前記第1のPCRプライマーの少なくとも前記5’末端部分が前記ジタグ化標的DNA断片の前記3’タグに相補的でなく且つ/又は前記第2のPCRプライマーの前記5’末端部分が前記ジタグ化標的DNA断片の前記5’タグドメインの少なくとも一部の配列を示さない、請求項15に記載の方法。
【請求項18】
標的DNAからタグ化環状一本鎖DNA断片の集合を作製する方法であって、
i)標的DNAと、トランスポザーゼと、トランスポゾン末端又は5’部分にタグドメインを有し3’部分にトランスポゾン末端を有する転移鎖を含むトランスポゾン末端組成物とを、前記トランスポザーゼにより転位反応が触媒される条件下でインキュベートする工程であって、
a)前記標的DNAが断片化されて複数の標的DNA断片が生成され、
b)前記トランスポゾン末端又はトランスポゾン末端組成物の前記転移鎖が前記複数の前記標的DNA断片のそれぞれの5’末端に連結されて
5’タグ化標的DNA断片の集合が生成される、工程と;
ii)前記5’タグ化標的DNA断片を変性させて一本鎖5’タグ化標的DNA断片を生成する工程と;
iii)前記一本鎖5’タグ化標的DNA断片と核酸リガーゼを、前記一本鎖5’タグ化標的DNA断片が分子内ライゲーションしてそれぞれが前記転移鎖の配列及び前記標的DNAの一部の配列を示すタグ化環状一本鎖DNA断片を形成する条件下でインキュベートする工程と
を含む、方法。
【請求項19】
前記タグドメインが切断部位の配列を示し、方法が更に、前記タグ化環状一本鎖DNA断片を、切断酵素組成物を含む少なくとも1つの酵素とインキュベートする工程を含み、前記切断酵素組成物により前記タグ化環状一本鎖DNA断片が切断されてジタグ化直鎖一本鎖DNA断片が生成される、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記タグドメインが制限部位の配列を示し、方法が更に、
iv)前記タグ化環状一本鎖DNA断片に、前記タグドメインに相補的なオリゴヌクレオチドをアニーリングさせる工程;
v)前記制限部位を認識する制限エンドヌクレアーゼと前記タグ化環状一本鎖DNA断片をインキュベートする工程であって、
前記制限エンドヌクレアーゼにより前記タグ化環状一本鎖DNA断片が切断されてジタグ化直鎖一本鎖DNA断片が生成される工程
を含む、請求項18に記載の方法。
【請求項21】
前記タグ化環状一本鎖DNA断片及び/又は前記ジタグ化直鎖一本鎖DNA断片の1又は複数の増幅を更に含む、請求項18〜20のいずれか一項に記載の方法。
【請求項22】
前記増幅が、3’末端をそれぞれが含む第1及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーを用いるポリメラーゼ連鎖反応を含み、前記第1のPCRプライマーの少なくとも前記3’末端部分が前記タグ化環状一本鎖DNA断片又は前記ジタグ化直鎖一本鎖DNA断片中の前記転移鎖の前記配列の少なくとも一部に相補的であり、前記第2のPCRプライマーの少なくとも前記3’末端部分が前記タグ化環状一本鎖DNA断片又は前記ジタグ化直鎖一本鎖DNA断片中の前記転移鎖の相補体の少なくとも一部に相補的である、請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記第1及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーのそれぞれが5’末端部分を含み、前記第1のPCRプライマーの前記5’末端部分が前記タグ化環状一本鎖DNA断片中又は前記ジタグ化直鎖一本鎖DNA断片中の前記転移鎖の前記配列に相補的でなく、前記第2のPCRプライマーの5’末端部分が前記タグ化環状一本鎖DNA断片中又は前記ジタグ化直鎖一本鎖DNA断片中の前記転移鎖の相補体に相補的でない、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
標的DNAからタグ化環状DNA断片の集合を作製する方法であって、
i)標的DNAと、トランスポザーゼと、5’末端に非転移鎖配列を示し且つ3’末端に転移鎖配列を示し且つタグドメインを含む介在ループ配列を示すオリゴヌクレオチドを含むヘアピントランスポゾン末端組成物とを、前記オリゴヌクレオチドが分子内ステムループを形成でき且つ前記トランスポザーゼにより転位反応が触媒される条件下でインキュベートする工程であって、
a)前記標的DNAが断片化されて複数の標的DNA断片が生成され、
b)前記ヘアピントランスポゾン末端組成物の前記オリゴヌクレオチドが前記複数の標的DNA断片のそれぞれの5’末端に連結され、
5’タグ化標的DNA断片の集合が生成される工程と、
ii)前記5’タグ化標的DNA断片の集合と、鋳型依存性リガーゼと、
a)5’→3’エキソヌクレアーゼ活性、3’→5’エキソヌクレアーゼ活性、及び鎖置換活性を有さないDNAポリメラーゼ;又は
b)前記トランスポザーゼ及び前記ヘアピントランスポゾン末端組成物を用いた転位反応後に生じる前記5’タグ化DNA断片中の一本鎖ギャップと同じ長さを単独又は組合せで有する1又は複数のサイズのランダム配列オリゴヌクレオチドとを、
前記5’タグ化標的DNA断片中の一本鎖ギャップが埋められ且つ各前記5’タグ化DNA断片の3’末端が前記標的DNAの相補的部分を含む別の前記5’タグ化DNA断片の5’末端に連結される条件下で
インキュベートする工程であって、ループ構造中に前記タグドメインを含み且つ前記標的DNAの一部の両方の鎖を含むタグ化環状DNA断片が形成される工程と
を含む方法。
【請求項25】
前記ステップii)の連結が、
I)ステップi)で得られた前記5’タグ化DNA断片と前記DNAポリメラーゼを各前記5’タグ化DNA断片の3’末端が伸張されて5’タグ化DNA断片伸張産物の集合が形成される条件下でインキュベートする工程;及び
II)前記5’タグ化DNA断片伸張産物と前記鋳型依存性リガーゼを前記5’タグ化DNA断片伸張産物がライゲーションされる条件下でインキュベートすることで前記タグ化環状DNA断片を作製する工程
を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
前記DNAポリメラーゼ及び前記リガーゼが混合物中に提供され、前記ステップI)及びII)が単一の反応混合物中で行われる、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記ステップii)の連結が、前記ステップi)で得られた前記5’タグ化DNA断片と、前記1又は複数のサイズのランダム配列オリゴヌクレオチド及び前記鋳型依存性リガーゼとを、前記ランダム配列オリゴヌクレオチドがアニーリングして一本鎖ギャップを埋め、互いに又は隣接する前記5’タグ化DNA断片の末端にライゲーションされる条件下でインキュベートすることでタグ化環状DNA断片を形成する工程を含む、請求項24に記載の方法。
【請求項28】
直鎖DNA、ライゲーションされていないランダム配列オリゴヌクレオチド、及び/又は標的DNAに連結されていないヘアピントランスポゾン末端組成物からの前記タグ化環状DNA断片の分離を更に含む、請求項24に記載の方法。
【請求項29】
前記タグ化環状DNA断片を含む前記反応混合物をT5エキソヌクレアーゼで処理して直鎖DNAを除去する工程を更に含む、請求項26に記載の方法。
【請求項30】
前記タグ化環状DNA断片を前記ループ構造のそれぞれで切断し、それぞれの鎖が5’末端に前記タグの一部を有し且つ3’末端に前記タグの一部を有する扇形二本鎖DNA断片を作製する工程を更に含む、請求項24〜29のいずれか一項に記載の方法。
【請求項31】
前記ループ構造中の前記タグ配列が制限部位を含み、
iv)前記タグ化環状DNA断片に、前記タグ配列中の前記制限部位に相補的なオリゴヌクレオチドをアニーリングさせる工程;
v)前記タグ化環状DNA断片を、前記制限部位を認識する制限エンドヌクレアーゼとインキュベートする工程;
を更に含み、
前記制限エンドヌクレアーゼにより前記タグ化環状DNA断片が切断されて前記扇形二本鎖DNA断片が生成される
請求項30に記載の方法。
【請求項32】
前記ループ構造中の前記タグドメインが、切断酵素組成物を用いて切断可能な1又は複数の部位を含み、前記タグ化環状DNA断片と前記切断酵素組成物を、前記タグ化環状DNA断片が前記切断可能な部位で切断されて前記扇形二本鎖DNA断片が生成される条件下でインキュベートする工程を更に含む、請求項30に記載の方法。
【請求項33】
前記切断酵素組成物がN−グリコシラーゼ及びAPエンドヌクレアーゼを含む、請求項19又は32に記載の方法。
【請求項34】
前記N−グリコシラーゼが、ウラシル−N−グリコシラーゼ、APエンドヌクレアーゼ、及びFPGタンパク質から選択され、前記APエンドヌクレアーゼが大腸菌エンドヌクレアーゼIII又はエンドヌクレアーゼIVから選択される、請求項33に記載の方法。
【請求項35】
前記扇形二本鎖DNA断片を変性させてジタグ化直鎖一本鎖DNA断片を作製することを更に含む、請求項30〜34のいずれか一項に記載の方法。
【請求項36】
DNAシークエンシング法又は増幅反応の鋳型として前記DNA断片を使用することを更に含む、請求項24〜35のいずれか一項に記載の方法。
【請求項37】
前記タグ化環状DNA断片、前記扇形二本鎖DNA断片、及び/又は前記ジタグ化直鎖一本鎖DNA断片の増幅を更に含む、請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記増幅が、PCR増幅反応、鎖置換増幅反応、ローリングサークル増幅反応、リガーゼ連鎖反応、転写仲介増幅反応、又はループ仲介増幅反応の1又は複数の使用を含む、請求項37に記載の方法。
【請求項39】
前記増幅が、3’末端部分をそれぞれが含む第1及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーを用いるポリメラーゼ連鎖反応を含み、前記第1のPCRプライマーの少なくとも前記3’末端部分が前記タグドメインの少なくとも一部に相補的であり、前記第2のPCRプライマーの少なくとも前記3’末端部分が前記タグドメインの少なくとも一部の配列を示す、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記第1及び第2のオリゴヌクレオチドプライマーのそれぞれが5’末端部分を含み、前記第1のPCRプライマーの前記5’末端部分が前記タグ配列に相補的でなく、前記第2のPCRプライマーの前記5’末端部分が前記タグドメインの配列を示さない、請求項39に記載の方法。
【請求項41】
前記第1及び/又は前記第2のPCRプライマーの前記5’末端部分がタグドメインを示す、請求項16、17、23、又は40のいずれか一項に記載の方法。
【請求項42】
前記タグドメインが、制限部位ドメイン、捕捉タグドメイン、シークエンシングタグドメイン、増幅タグドメイン、検出タグドメイン、アドレスタグドメイン、及び転写プロモータードメインの1又は複数を含む、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記タグドメインが、ロシュ社の454A及び454Bシークエンシングタグ、イルミナ(商標)社のSOLEXA(商標)シークエンシングタグ、アプライドバイオシステムズ社のSOLID(商標)シークエンシングタグ、パシフィックバイオサイエンス社のSMRT(商標)シークエンシングタグ、ポロネイター・ポロニー社のシークエンシングタグ、又はコンプリート・ゲノミクス社のシークエンシングタグから選択されるシークエンシングタグを含む又はからなるシークエンシングタグドメインである、請求項20に記載の方法。
【請求項44】
標的DNAをタグ化及び断片化する方法であって、
i)標的DNAと、トランスポザーゼと、5’部分にトランスポゾン末端ではないタグドメインの配列を示し且つ3’部分に転移トランスポゾン末端の配列を示す転移鎖を含むトランスポゾン末端組成物とをインキュベートする工程であって、
a)前記標的DNAが断片化され、
b)前記トランスポゾン末端組成物の前記転移鎖が前記標的DNAの断片の5’末端に連結される
工程
を含み、5’タグ化標的DNA断片が生成される、方法。
【請求項45】
標的DNAの5’タグ化断片のライブラリーを作製する方法であって、
i)標的DNAと、トランスポザーゼと、特定の目的のための1又は複数のタグドメインの配列を5’部分に示し且つ転移トランスポゾン末端の配列を3’部分に示す転移鎖を含むトランスポゾン末端組成物とを、前記トランスポザーゼにより転位反応が触媒される条件下でインキュベートする工程であって、
a)前記標的DNAが断片化され、
b)前記トランスポゾン末端組成物の前記転移鎖が前記標的DNAの断片の5’末端に連結されて5’タグ化標的DNA断片が生成される
工程を
含み、前記転位反応により、前記標的DNAに由来するDNA断片ライブラリーを含む複数の5’タグ化標的DNA断片が生成される、方法。
【請求項46】
タグドメインを含む5’部分及びトランスポゾン末端の転移鎖を含む3’部分を有する合成核酸分子を含む組成物。
【請求項47】
複数の合成核酸分子を含む組成物であって、前記核酸分子が、少なくとも1つのヌクレオチドが異なるタグドメインを含む5’部分及びトランスポゾン末端の転移鎖を含む3’部分を含む、組成物。
【請求項48】
少なくとも前記3’部分が二本鎖DNAである、請求項46に記載の組成物。
【請求項49】
前記トランスポゾン末端がTn5トランスポゾン末端である、請求項46に記載の組成物。
【請求項50】
前記トランスポゾン末端がMuトランスポゾン末端である、請求項46に記載の組成物。
【請求項51】
前記タグドメインが、制限部位ドメイン、捕捉タグドメイン、シークエンシングタグドメイン、増幅タグドメイン、検出タグドメイン、アドレスタグドメイン、及び転写プロモータードメインの1又は複数を含む、請求項46又は47に記載の組成物。
【請求項52】
前記タグドメインが、ロシュ社の454A及び454Bシークエンシングタグ、イルミナ(商標)社のSOLEXA(商標)シークエンシングタグ、アプライドバイオシステムズ社のSOLID(商標)シークエンシングタグ、パシフィックバイオサイエンス社のSMRT(商標)シークエンシングタグ、ポロネイター・ポロニー社のシークエンシングタグ、又はコンプリート・ゲノミクス社のシークエンシングタグから選択されるシークエンシングタグを含む又はからなるシークエンシングタグを含む、請求項55に記載の組成物。
【請求項53】
精製されたトランスポザーゼを含む、請求項46に記載の組成物。
【請求項54】
前記トランスポザーゼがTn5トランスポザーゼ及びMuトランスポザーゼから選択される、請求項46に記載の組成物。
【請求項55】
前記核酸分子及び前記トランスポザーゼが混合物中に提供される、請求項53に記載の組成物。
【請求項56】
非イオン性界面活性剤を更に含む、請求項55に記載の組成物。
【請求項57】
前記非イオン性界面活性剤がNonidet P−40及び/又はTween−20を含む、請求項46に記載の組成物。
【請求項58】
請求項46〜61のいずれか一項に記載の組成物を含むキット。
【請求項59】
DNAリガーゼを更に含む、請求項58に記載のキット。
【請求項60】
DNAポリメラーゼを更に含む、請求項58に記載のキット。
【請求項61】
増幅反応のための試薬を更に含む、請求項58に記載のキット。
【請求項62】
前記増幅反応がポリメラーゼ連鎖反応である、請求項61に記載のキット。
【請求項63】
前記増幅反応のための前記試薬が少なくとも1つのプライマーを含む、請求項62に記載のキット。
【請求項64】
前記少なくとも1つのプライマーが、前記核酸分子の前記5’部分の前記タグドメインの相補体に相補的な3’部分を含むプライマーを含む、請求項63に記載のキット。
【請求項65】
前記タグドメインが、制限部位ドメイン、捕捉タグドメイン、シークエンシングタグドメイン、増幅タグドメイン、検出タグドメイン、アドレスタグドメイン、及び転写プロモータードメインの1又は複数を含む、請求項58に記載のキット。
【請求項66】
前記タグドメインが、ロシュ社の454A及び454Bシークエンシングタグ、イルミナ(商標)社のSOLEXA(商標)シークエンシングタグ、アプライドバイオシステムズ社のSOLID(商標)シークエンシングタグ、パシフィックバイオサイエンス社のSMRT(商標)シークエンシングタグ、ポロネイター・ポロニー社のシークエンシングタグ、又はコンプリート・ゲノミクス社のシークエンシングタグから選択されるシークエンシングタグを含む又はからなるシークエンシングタグドメインを含む、請求項69に記載のキット。
【請求項67】
DNAシークエンシング反応のための試薬を更に含む、請求項65に記載のキット。
【請求項68】
二本鎖標的DNA及び請求項46〜57のいずれか一項に記載の組成物を含む反応混合物。
【請求項69】
精製されたトランスポザーゼ及び複数の合成トランスポゾン末端又はトランスポゾン末端組成物を含む組成物。
【請求項70】
前記トランスポゾン末端組成物がヘアピントランスポゾン末端を含む、請求項70に記載の組成物。
【請求項71】
前記合成トランスポゾン末端又はトランスポゾン末端組成物が転移鎖及び非転移鎖を含む、請求項70に記載の組成物。
【請求項72】
前記転移鎖が5’タグドメインを含む、請求項70に記載の組成物。
【請求項73】
前記タグドメインが、制限部位ドメイン、捕捉タグドメイン、シークエンシングタグドメイン、増幅タグドメイン、検出タグドメイン、アドレスタグドメイン、及び転写プロモータードメインの1又は複数を含む、請求項72に記載の組成物。
【請求項74】
前記タグドメインが、ロシュ社の454A及び454Bシークエンシングタグ、イルミナ(商標)社のSOLEXA(商標)シークエンシングタグ、アプライドバイオシステムズ社のSOLID(商標)シークエンシングタグ、パシフィックバイオサイエンス社のSMRT(商標)シークエンシングタグ、ポロネイター・ポロニー社のシークエンシングタグ、又はコンプリート・ゲノミクス社のシークエンシングタグから選択されるシークエンシングタグを含む又はからなるシークエンシングタグを含む、請求項73に記載の組成物。
【請求項75】
前記複数の合成トランスポゾン末端が、少なくとも1つのヌクレオチドが互いに異なる少なくとも2つの転移鎖を含む、請求項71に記載の組成物。
【請求項76】
前記転移鎖が5’部分及び3’部分を含み、前記転移鎖の前記5’部分の少なくとも2つが、少なくとも1つのヌクレオチドが互いに異なるタグを含み、前記転移鎖の前記3’部分が同じトランスポゾン末端配列を含む、請求項71に記載の組成物。
【請求項77】
前記トランスポゾン末端がMuトランスポゾン末端を含み、前記トランスポザーゼがMuトランスポザーゼである、請求項69に記載の組成物。
【請求項78】
前記転移鎖の前記3’部分がMuトランスポゾン末端由来の配列を含み、前記転移鎖の前記5’部分がMuトランスポゾンに由来しない、請求項75に記載の組成物。
【請求項79】
前記トランスポゾン末端がTn5トランスポゾン末端を含み、前記トランスポザーゼがTn5トランスポザーゼである、請求項69に記載の組成物。
【請求項80】
前記転移鎖の前記3’部分がTn5トランスポゾン末端由来の配列を含み、前記転移鎖の前記5’部分がTn5トランスポゾンに由来しない、請求項75に記載の組成物。
【請求項81】
DNA断片ライブラリーを含む組成物であって、前記DNA断片ライブラリーが、トランスポゾン末端又はトランスポゾン末端組成物の転移鎖に由来する配列を含む5’末端を有する前記標的DNAの断片を含む、組成物。
【請求項82】
前記転移鎖に由来する前記配列が5’タグドメインを含む、請求項81に記載の組成物。
【請求項83】
前記DNA断片ライブラリーが前記標的DNAの二本鎖断片を含む、請求項82に記載の組成物。
【請求項84】
前記DNA断片ライブラリーが、トランスポゾン末端又はトランスポゾン末端組成物の転移鎖に相補的な3’タグを含む標的DNAの断片を含む、請求項81に記載の組成物。
【請求項85】
標的DNAのタグ化環状DNA断片を含む組成物であって、前記タグ化環状DNA断片に含まれる部分が、前記部分の5’末端に非転移鎖配列と、前記部分の3’末端に転移鎖配列と、タグ配列を含む介在ループ配列と、標的DNAの一部の両方の鎖の配列とを含む、組成物。
【請求項86】
標的DNAのタグ化環状一本鎖DNA断片を含む組成物であって、トランスポゾン末端又はトランスポゾン末端組成物に由来する転移鎖配列及び標的DNAの一本鎖部分を含む、組成物。
【請求項87】
前記転移鎖配列がタグドメインを含む、請求項86に記載の組成物。
【請求項88】
標的DNAの扇形二本鎖DNA断片を含む組成物であって、標的DNAの二本鎖部分を含み、各鎖が、転移鎖配列の少なくとも一部を含む5’末端及び非転移鎖配列の少なくとも一部を含む3’末端を有する、組成物。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
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【図14】
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【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【公表番号】特表2012−506704(P2012−506704A)
【公表日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−533401(P2011−533401)
【出願日】平成21年10月24日(2009.10.24)
【国際出願番号】PCT/US2009/061983
【国際公開番号】WO2010/048605
【国際公開日】平成22年4月29日(2010.4.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(511103616)エピセンター テクノロジーズ コーポレイション (2)
【氏名又は名称原語表記】EPICENTRE TECHNOLOGIES CORPORATION
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年3月22日(2012.3.22)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年10月24日(2009.10.24)
【国際出願番号】PCT/US2009/061983
【国際公開番号】WO2010/048605
【国際公開日】平成22年4月29日(2010.4.29)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.テフロン
【出願人】(511103616)エピセンター テクノロジーズ コーポレイション (2)
【氏名又は名称原語表記】EPICENTRE TECHNOLOGIES CORPORATION
【Fターム(参考)】
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