核酸増幅
目的の核酸配列の増幅のための組成物および方法が開示される。本方法はプライマーによる核酸配列の鎖置換複製を基礎とする。本開示の方法は、ゲノム核酸試料および他の高度に複雑な核酸試料を増幅するために有用な、複数置換増幅(MDA)の一形式である。本開示の方法は、1または限られた数のプライマーだけを用いてそのような高度に複雑な核酸試料を増幅するのに用いることができる。1または少数のプライマーが、全ゲノムおよび他の高度な配列複雑性を有する核酸試料を効果的に増幅することができることが見出されている。そのプライマーは、プライマー中に発現されるプライマー配列の限られた量にもかかわらず、高度に複雑な核酸試料中に存在する幅広い範囲の配列のプライマーとなりおよび効率的に増幅することができるように特別に選択または設計されている。等温増幅手順における高分子量アーティファクトの生成は、反応をより高い温度にて、および随意的に、一種類以上の添加剤の存在下で実施することによって、なお目的のインプットDNAの増幅を可能にする一方で相当に低減または消失させることができることが見出されている。増幅反応は、閾量のまたはそれを上回る量の核酸について、および/または、閾濃度のまたはそれを下回る濃度の核酸について実施するならば、低い増幅偏りといった高品質の増幅産物を生じることができることもまた見出されている。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲノムを増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項2】
ゲノムが真核ゲノムであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項3】
ゲノムが植物ゲノムであることを特徴とする請求項2の方法。
【請求項4】
ゲノムが動物ゲノムであることを特徴とする請求項2の方法。
【請求項5】
ゲノムが脊椎動物ゲノムであることを特徴とする請求項4の方法。
【請求項6】
ゲノムが魚類ゲノムであることを特徴とする請求項5の方法。
【請求項7】
ゲノムが哺乳類ゲノムであることを特徴とする請求項5の方法。
【請求項8】
ゲノムがヒトゲノムであることを特徴とする請求項7の方法。
【請求項9】
ゲノムが微生物ゲノムまたはウイルスゲノムであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項10】
ゲノム核酸試料中の少なくとも10の核酸配列について増幅偏りが20倍未満であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項11】
ゲノム核酸試料中の少なくとも10の核酸配列について増幅偏りが10倍未満であることを特徴とする請求項10の方法。
【請求項12】
プライマーが3ヌクレオチド、4ヌクレオチド、5ヌクレオチド、6ヌクレオチド、7ヌクレオチド、8ヌクレオチド、9ヌクレオチド、10ヌクレオチド、11ヌクレオチド、12ヌクレオチド、13ヌクレオチド、14ヌクレオチド、15ヌクレオチド、16ヌクレオチド、17ヌクレオチド、18ヌクレオチド、19ヌクレオチド、20ヌクレオチド、21ヌクレオチド、22ヌクレオチド、23ヌクレオチド、24ヌクレオチド、25ヌクレオチド、26ヌクレオチド、27ヌクレオチド、28ヌクレオチド、29ヌクレオチド、または30ヌクレオチドの長さを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項13】
プライマーが4ヌクレオチド未満、5ヌクレオチド未満、6ヌクレオチド未満、7ヌクレオチド未満、8ヌクレオチド未満、9ヌクレオチド未満、10ヌクレオチド未満、11ヌクレオチド未満、12ヌクレオチド未満、13ヌクレオチド未満、14ヌクレオチド未満、15ヌクレオチド未満、16ヌクレオチド未満、17ヌクレオチド未満、18ヌクレオチド未満、19ヌクレオチド未満、20ヌクレオチド未満、21ヌクレオチド未満、22ヌクレオチド未満、23ヌクレオチド未満、24ヌクレオチド未満、25ヌクレオチド未満、26ヌクレオチド未満、27ヌクレオチド未満、28ヌクレオチド未満、29ヌクレオチド未満、30ヌクレオチド未満、または31ヌクレオチド未満の長さを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項14】
ゲノム核酸試料を、20℃、21℃、22℃、23℃、24℃、25℃、26℃、27℃、28℃、29℃、30℃、31℃、32℃、33℃、34℃、35℃、36℃、37℃、38℃、39℃、40℃、41℃、42℃、43℃、44℃、45℃、46℃、47℃、48℃、49℃、50℃、51℃、52℃、53℃、54℃、55℃、56℃、57℃、58℃、59℃、60℃、61℃、62℃、63℃、64℃、65℃、66℃、67℃、68℃、69℃、70℃、71℃、72℃、73℃、74℃、75℃、76℃、77℃、78℃、79℃、または80℃にてインキュベートすることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項15】
ゲノム核酸試料を、21℃未満、22℃未満、23℃未満、24℃未満、25℃未満、26℃未満、27℃未満、28℃未満、29℃未満、30℃未満、31℃未満、32℃未満、33℃未満、34℃未満、35℃未満、36℃未満、37℃未満、38℃未満、39℃未満、40℃未満、41℃未満、42℃未満、43℃未満、44℃未満、45℃未満、46℃未満、47℃未満、48℃未満、49℃未満、50℃未満、51℃未満、52℃未満、53℃未満、54℃未満、55℃未満、56℃未満、57℃未満、58℃未満、59℃未満、60℃未満、61℃未満、62℃未満、63℃未満、64℃未満、65℃未満、66℃未満、67℃未満、68℃未満、69℃未満、70℃未満、71℃未満、72℃未満、73℃未満、74℃未満、75℃未満、76℃未満、77℃未満、78℃未満、79℃未満、または80℃未満にてインキュベートすることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項16】
ゲノム核酸試料が少なくとも1×103ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、ゲノム核酸試料が少なくとも1×104ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、ゲノム核酸試料が少なくとも1×105ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、ゲノム核酸試料が少なくとも1×106ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、ゲノム核酸試料が少なくとも1×107ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、ゲノム核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、またはゲノム核酸試料が少なくとも1×109ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項17】
プライマー、DNAポリメラーゼおよびゲノム核酸試料が、1種類の追加のプライマーと、2種類の追加のプライマーと、3種類の追加のプライマーと、4種類の追加のプライマーと、5種類の追加のプライマーと、6種類の追加のプライマーと、7種類の追加のプライマーと、8種類の追加のプライマーと、9種類の追加のプライマーと、10種類の追加のプライマーと、11種類の追加のプライマーと、12種類の追加のプライマーと、13種類の追加のプライマーと、14種類の追加のプライマーと、15種類の追加のプライマーと、16種類の追加のプライマーと、17種類の追加のプライマーと、18種類の追加のプライマーと、19種類の追加のプライマーと、20種類の追加のプライマーと、21種類の追加のプライマーと、22種類の追加のプライマーと、23種類の追加のプライマーと、24種類の追加のプライマーと、25種類の追加のプライマーと、26種類の追加のプライマーと、27種類の追加のプライマーと、28種類の追加のプライマーと、29種類の追加のプライマーと、30種類の追加のプライマーと、31種類の追加のプライマーと、32種類の追加のプライマーと、33種類の追加のプライマーと、34種類の追加のプライマーと、35種類の追加のプライマーと、36種類の追加のプライマーと、37種類の追加のプライマーと、38種類の追加のプライマーと、39種類の追加のプライマーと、40種類の追加のプライマーと、41種類の追加のプライマーと、42種類の追加のプライマーと、43種類の追加のプライマーと、44種類の追加のプライマーと、45種類の追加のプライマーと、46種類の追加のプライマーと、47種類の追加のプライマーと、48種類の追加のプライマーと、49種類の追加のプライマーと、50種類の追加のプライマーと、51種類の追加のプライマーと、52種類の追加のプライマーと、53種類の追加のプライマーと、54種類の追加のプライマーと、55種類の追加のプライマーと、56種類の追加のプライマーと、57種類の追加のプライマーと、58種類の追加のプライマーと、59種類の追加のプライマーと、60種類の追加のプライマーと、61種類の追加のプライマーと、62種類の追加のプライマーと、63種類の追加のプライマーと、75種類の追加のプライマーと、100種類の追加のプライマーと、150種類の追加のプライマーと、200種類の追加のプライマーと、300種類の追加のプライマーと、400種類の追加のプライマーと、500種類の追加のプライマーと、750種類の追加のプライマーと、または1,000種類の追加のプライマーと接触させられ、各プライマーが異なる特異的ヌクレオチド配列を有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項18】
プライマーがすべて同一の長さであることを特徴とする請求項17の方法。
【請求項19】
プライマー、DNAポリメラーゼおよびゲノム核酸試料が、2種類未満の追加のプライマーと、3種類未満の追加のプライマーと、4種類未満の追加のプライマーと、5種類未満の追加のプライマーと、6種類未満の追加のプライマーと、7種類未満の追加のプライマーと、8種類未満の追加のプライマーと、9種類未満の追加のプライマーと、10種類未満の追加のプライマーと、11種類未満の追加のプライマーと、12種類未満の追加のプライマーと、13種類未満の追加のプライマーと、14種類未満の追加のプライマーと、15種類未満の追加のプライマーと、16種類未満の追加のプライマーと、17種類未満の追加のプライマーと、18種類未満の追加のプライマーと、19種類未満の追加のプライマーと、20種類未満の追加のプライマーと、21種類未満の追加のプライマーと、22種類未満の追加のプライマーと、23種類未満の追加のプライマーと、24種類未満の追加のプライマーと、25種類未満の追加のプライマーと、26種類未満の追加のプライマーと、27種類未満の追加のプライマーと、28種類未満の追加のプライマーと、29種類未満の追加のプライマーと、30種類未満の追加のプライマーと、31種類未満の追加のプライマーと、32種類未満の追加のプライマーと、33種類未満の追加のプライマーと、34種類未満の追加のプライマーと、35種類未満の追加のプライマーと、36種類未満の追加のプライマーと、37種類未満の追加のプライマーと、38種類未満の追加のプライマーと、39種類未満の追加のプライマーと、40種類未満の追加のプライマーと、41種類未満の追加のプライマーと、42種類未満の追加のプライマーと、43種類未満の追加のプライマーと、44種類未満の追加のプライマーと、45種類未満の追加のプライマーと、46種類未満の追加のプライマーと、47種類未満の追加のプライマーと、48種類未満の追加のプライマーと、49種類未満の追加のプライマーと、50種類未満の追加のプライマーと、51種類未満の追加のプライマーと、52種類未満の追加のプライマーと、53種類未満の追加のプライマーと、54種類未満の追加のプライマーと、55種類未満の追加のプライマーと、56種類未満の追加のプライマーと、57種類未満の追加のプライマーと、58種類未満の追加のプライマーと、59種類未満の追加のプライマーと、60種類未満の追加のプライマーと、61種類未満の追加のプライマーと、62種類未満の追加のプライマーと、63種類未満の追加のプライマーと、64種類未満の追加のプライマーと、75種類未満の追加のプライマーと、100種類未満の追加のプライマーと、150種類未満の追加のプライマーと、200種類未満の追加のプライマーと、300種類未満の追加のプライマーと、400種類未満の追加のプライマーと、500種類未満の追加のプライマーと、750種類未満の追加のプライマーと、または1,000種類未満の追加のプライマーと接触させられ、各プライマーが異なる特異的ヌクレオチド配列を有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項20】
各プライマーが配列AGTGGGまたはAGAGAGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項21】
各プライマーが配列AGCCGG、AGTAGG、またはAGTTGGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項22】
各プライマーが配列AGGCGG、AGTGGG、AGGGAG、またはAGTGAGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項23】
各プライマーが配列AGTGGG、AGCCAG、AGTTAG、AGTCAG、またはAGACAGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項24】
各プライマーが配列AGAGGG、AGGCAG、AGCCAG、AGTCAG、またはAGACAGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項25】
各プライマーが配列AGTAGG、AGGTGG、AGGCAG、AGACAG、またはAGTGAGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項26】
各プライマーが配列AGGAGG、AGAGGG、AGGGAG、AGTCAG、またはAGCGAGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項27】
各プライマーが配列CGGTGG、TCACGC、CGAGCG、GCGTGG、ACTCGG、AATCGC、CGGAGG、CCGAGA、GATCGC、AGAGCG、AGCGAG、またはACTCCGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項28】
プライマーが配列AGTGGGまたはAGAGAGのうち1つを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項29】
プライマーが配列AGCCGG、AGTAGG、またはAGTTGGのうち1つを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項30】
プライマーが配列AGGCGG、AGTGGG、AGGGAG、またはAGTGAGのうち1つを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項31】
プライマーが配列AGTGGG、AGCCAG、AGTTAG、AGTCAG、またはAGACAGのうち1つを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項32】
プライマーが配列AGAGGG、AGGCAG、AGCCAG、AGTCAG、またはAGACAGのうち1つを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項33】
プライマーが配列CGGTGG、TCACGC、CGAGCG、GCGTGG、ACTCGG、AATCGC、CGGAGG、CCGAGA、GATCGC、AGAGCG、AGCGAG、またはACTCCGのうち1つを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項34】
プライマーが反復配列中の配列と相補的であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項35】
反復配列がマイクロサテライト配列、ミニサテライト配列、サテライト配列、トランスポゾン配列、リボソームRNA配列、短い核散在配列(short interspersed nuclear element (SINE))、または長い核散在配列(long interspersed nuclear element)(LINE)であることを特徴とする請求項34の方法。
【請求項36】
プライマーが機能共通配列中の配列と相補的であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項37】
機能共通配列がプロモーター配列、エンハンサー配列、サイレンサー配列、上流調節配列、転写終止部位配列、トランスポゾン調節配列、リボソームRNA調節配列、またはポリアデニル化部位配列であることを特徴とする請求項36の方法。
【請求項38】
機能共通配列が微生物プロモーター配列、微生物エンハンサー配列、微生物サイレンサー配列、微生物上流調節配列、微生物転写終止部位配列、微生物トランスポゾン調節配列、微生物リボソームRNA調節配列、または微生物ポリアデニル化部位配列であることを特徴とする請求項37の方法。
【請求項39】
プライマーが広カバー率プライマーであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項40】
プライマーが、平均して、5,000ヌクレオチド以下毎、4,000ヌクレオチド以下毎、3,000ヌクレオチド以下毎、2,500ヌクレオチド以下毎、2,000ヌクレオチド以下毎、1,500ヌクレオチド以下毎、1,000ヌクレオチド以下毎、900ヌクレオチド以下毎、800ヌクレオチド以下毎、700ヌクレオチド以下毎、600ヌクレオチド以下毎、500ヌクレオチド以下毎、400ヌクレオチド以下毎、300ヌクレオチド以下毎、200ヌクレオチド以下毎、100ヌクレオチド以下毎、または50ヌクレオチド以下毎に、ゲノム核酸試料の核酸分子中に存在する配列と相補的であることを特徴とする請求項39の方法。
【請求項41】
プライマーが、ゲノム核酸試料のG+C比率の20%以内、15%以内、10%以内、9%以内、8%以内、7%以内、6%以内、5%以内、4%以内、3%以内、2%、または1%以内のG+C比率を有することを特徴とする請求項39の方法。
【請求項42】
プライマーが、使用した種類のゲノム核酸試料について、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも10%の遺伝子座発現量を生じることを特徴とする請求項39の方法。
【請求項43】
プライマーが、使用した種類のゲノム核酸試料について、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少なくとも100%の遺伝子座発現量を生じることを特徴とする請求項42の方法。
【請求項44】
プライマーが、使用した種類のゲノム核酸試料について、少なくとも10%の遺伝子座発現量を、少なくとも6個の異なる遺伝子座、少なくとも7個の異なる遺伝子座、少なくとも8個の異なる遺伝子座、少なくとも9個の異なる遺伝子座、少なくとも10個の異なる遺伝子座、少なくとも11個の異なる遺伝子座、少なくとも12個の異なる遺伝子座、少なくとも13個の異なる遺伝子座、少なくとも14個の異なる遺伝子座、少なくとも15個の異なる遺伝子座、少なくとも16個の異なる遺伝子座、少なくとも17個の異なる遺伝子座、少なくとも18個の異なる遺伝子座、少なくとも19個の異なる遺伝子座、少なくとも20個の異なる遺伝子座、少なくとも25個の異なる遺伝子座、少なくとも30個の異なる遺伝子座、少なくとも40個の異なる遺伝子座、少なくとも50個の異なる遺伝子座、少なくとも75個の異なる遺伝子座、または少なくとも100個の異なる遺伝子座に関して生じることを特徴とする請求項42の方法。
【請求項45】
プライマーが、使用した種類のゲノム核酸試料について、50倍未満の増幅偏りを生じることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項46】
プライマーが、使用した種類のゲノム核酸試料について、45倍未満、40倍未満、35倍未満、30倍未満、25倍未満、20倍未満、19倍未満、18倍未満、17倍未満、16倍未満、15倍未満、14倍未満、13倍未満、12倍未満、11倍未満、10倍未満、9倍未満、8倍未満、7倍未満、6倍未満、5倍未満、または4倍未満の増幅偏りを生じることを特徴とする請求項45の方法。
【請求項47】
プライマーが、使用した種類のゲノム核酸試料について、50倍未満の増幅偏りを、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも6個の異なる遺伝子座、少なくとも7個の異なる遺伝子座、少なくとも8個の異なる遺伝子座、少なくとも9個の異なる遺伝子座、少なくとも10個の異なる遺伝子座、少なくとも11個の異なる遺伝子座、少なくとも12個の異なる遺伝子座、少なくとも13個の異なる遺伝子座、少なくとも14個の異なる遺伝子座、少なくとも15個の異なる遺伝子座、少なくとも16個の異なる遺伝子座、少なくとも17個の異なる遺伝子座、少なくとも18個の異なる遺伝子座、少なくとも19個の異なる遺伝子座、少なくとも20個の異なる遺伝子座、少なくとも25個の異なる遺伝子座、少なくとも30個の異なる遺伝子座、少なくとも40個の異なる遺伝子座、少なくとも50個の異なる遺伝子座、少なくとも75個の異なる遺伝子座、または少なくとも100個の異なる遺伝子座に関して生じることを特徴とする請求項45の方法。
【請求項48】
プライマーが内部相補的3'末端を有しないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項49】
プライマーが核酸試料の非存在下で顕著な複製産物を生じないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項50】
DNAポリメラーゼがφ29DNAポリメラーゼであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項51】
ゲノム核酸試料が変性条件に供されないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項52】
ゲノム核酸試料が熱変性条件に供されないことを特徴とする請求項51の方法。
【請求項53】
ゲノム核酸試料がアルカリ性変性条件に供されないことを特徴とする請求項51の方法。
【請求項54】
ゲノム核酸試料が変性条件に供されることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項55】
ゲノム核酸試料が熱変性条件に供されることを特徴とする請求項54の方法。
【請求項56】
ゲノム核酸試料がアルカリ性変性条件に供されることを特徴とする請求項54の方法。
【請求項57】
ゲノム核酸試料中の核酸がゲノム核酸試料中の他の物質から分離されないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項58】
ゲノム核酸試料が粗細胞溶解物であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項59】
ゲノム核酸試料が、細胞をアルカリ性条件に曝露して細胞溶解物を生じ、細胞溶解物が全ゲノムを含み、および細胞溶解物のpHを低下させて安定化した細胞溶解物を生じることによって調製されることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項60】
細胞を溶解溶液と混合することによって細胞がアルカリ性条件に曝露されることを特徴とする請求項59の方法。
【請求項61】
溶解溶液が塩基を含むことを特徴とする請求項60の方法。
【請求項62】
細胞溶解物を安定化溶液と混合することによって細胞溶解物のpHを低下させることを特徴とする請求項59の方法。
【請求項63】
安定化溶液が緩衝剤を含むことを特徴とする請求項62の方法。
【請求項64】
安定化溶液が酸を含むことを特徴とする請求項62の方法。
【請求項65】
細胞溶解物および安定化された細胞溶解物中の核酸が細胞溶解物中の他の物質から分離されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項66】
細胞溶解物および安定化された細胞溶解物が、インキュベート前に精製に供されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項67】
細胞溶解物、安定化された細胞溶解物、または両方が、インキュベート前に部分精製に供されることを特徴とする請求項59の方法。
【請求項68】
細胞溶解物および安定化された細胞溶解物が、インキュベート前に相当な精製に供されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項69】
インキュベートが実質的に等温であることを特徴とする請求項59の方法。
【請求項70】
細胞溶解物も安定化された細胞溶解物もインキュベートの温度を実質的に上回って加熱されないことを特徴とする請求項69の方法。
【請求項71】
細胞溶解物も安定化された細胞溶解物もインキュベートの温度を上回る実質的な加熱に供されないことを特徴とする請求項69の方法。
【請求項72】
細胞がインキュベートの温度を実質的に上回って加熱されないことを特徴とする請求項69の方法。
【請求項73】
細胞がインキュベートの温度を上回る実質的な加熱に供されないことを特徴とする請求項69の方法。
【請求項74】
細胞が、その細胞が増殖する温度を実質的に上回って加熱されないことを特徴とする請求項69の方法。
【請求項75】
細胞が、その細胞が増殖する温度を上回る実質的な加熱に供されないことを特徴とする請求項69の方法。
【請求項76】
細胞溶解物も安定化された細胞溶解物も、ゲノムの明らかな変性を引き起こしうる温度を上回っておよびそのような時間にわたって加熱されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項77】
細胞溶解物も安定化された細胞溶解物も、ゲノムの明らかな変性を引き起こしうる温度を上回るおよびそのような時間にわたる加熱に供されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項78】
細胞が熱によって溶解されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項79】
アルカリ性条件の非存在下で相当な細胞溶解を引き起こす温度を上回っておよびそのような時間にわたって細胞が加熱されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項80】
アルカリ性条件の非存在下で相当な細胞溶解を引き起こす温度を上回るおよびそのような時間にわたる加熱に細胞が供されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項81】
プライマー、ゲノム核酸試料およびDNAポリメラーゼを接触させる前に、
ゲノム核酸試料中の核酸分子の相当な変性を促進する条件にゲノム核酸試料を曝露し、それによって変性したゲノム核酸試料を生じ、および条件をゲノム核酸試料中の核酸分子の相当な変性を促進しない条件に変えて変性したゲノム核酸試料を生じることをさらに含む請求項1の方法。
【請求項82】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、増幅された核酸分子について、ゲノム核酸試料における平均断片長よりも長い平均断片長を結果として生じることを特徴とする請求項81の方法。
【請求項83】
ゲノム核酸試料、変性したゲノム核酸試料、または両方がイオン条件に曝露されることを特徴とする請求項81の方法。
【請求項84】
ゲノム核酸試料を変性溶液と混合することによっておよびゲノム核酸試料中の核酸分子を相当に変性させる温度におよびそのような時間ゲノム核酸試料を加熱することによって、ゲノム核酸試料が相当な変性を促進する条件に曝露されることを特徴とする請求項81の方法。
【請求項85】
プライマーが3'−5'エキソヌクレアーゼに耐性となるようにプライマーが少なくとも1個の修飾ヌクレオチドを含むことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項86】
プライマーが長さ6ヌクレオチドであって、プライマーがヌクレアーゼ耐性となるようにプライマーが少なくとも1個の修飾ヌクレオチドを含み、およびDNAポリメラーゼがφ29DNAポリメラーゼであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項87】
核酸分子の複製を促進する条件が実質的に等温であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項88】
核酸分子の複製を促進する条件が熱サイクル反応に関係しないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項89】
核酸分子の複製を促進する条件が熱サイクル反応を含まないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項90】
プライマーがヌクレオチドを含み、そのヌクレオチドの1種類以上がリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項91】
ヌクレオチドの約10%ないし約50%がリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項90の方法。
【請求項92】
ヌクレオチドの約50% 以上がリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項90の方法。
【請求項93】
ヌクレオチドの全部がリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項90の方法。
【請求項94】
プライマーがヌクレオチドを含み、そのヌクレオチドの1種類以上が2'−O−メチルリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項95】
ヌクレオチドの約10%ないし約50%が2'−O−メチルリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項94の方法。
【請求項96】
ヌクレオチドの約50% 以上が2'−O−メチルリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項94の方法。
【請求項97】
ヌクレオチドの全部が2'−O−メチルリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項94の方法。
【請求項98】
プライマーがヌクレオチドを含み、そのヌクレオチドがリボヌクレオチドおよび2'−O−メチルリボヌクレオチドの混合物であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項99】
プライマーがヌクレオチドを含み、そのヌクレオチドがデオキシリボヌクレオチドおよび2'−O−メチルリボヌクレオチドの混合物であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項100】
ゲノム核酸試料が血液試料、尿試料、精液試料、リンパ液試料、脳脊髄液試料、羊水試料、生検試料、針吸引生検試料、がん試料、腫瘍試料、組織試料、細胞試料、細胞溶解物試料、粗細胞溶解物試料、法医学試料、考古学的試料、感染試料、院内感染試料、製品試料、医薬調製物試料、生物学的分子製品試料、タンパク質調製物試料、脂質調製物試料、糖質調製物試料、またはその組み合わせであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項101】
ゲノム核酸試料が粗細胞溶解物であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項102】
ゲノム核酸試料が細胞溶解を超えて処理されないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項103】
増幅された核酸分子が分析されることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項104】
増幅された核酸分子が1種類以上のDNAチップを用いて分析されることを特徴とする請求項103の方法。
【請求項105】
増幅された核酸分子がハイブリダイゼーションによって分析されることを特徴とする請求項103の方法。
【請求項106】
増幅された核酸分子が核酸配列決定によって分析されることを特徴とする請求項103の方法。
【請求項107】
増幅された核酸分子がその分析の前、後、または前および後の両方に保存されることを特徴とする請求項103の方法。
【請求項108】
プライマー、DNAポリメラーゼ、および第2のゲノム核酸試料を接触させ、および第2のゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下で第2のゲノム核酸試料をインキュベートすることをさらに含み、
第2のゲノム核酸試料はゲノムの全部または相当な部分を含み、第2のゲノム核酸試料中の核酸分子の複製は鎖置換複製によって進行し、第2のゲノム核酸試料中の核酸分子の複製の結果として第2のゲノム核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製が生じることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項109】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料と同一の種類の生物に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項110】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料と同一の種類の組織に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項111】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料と同一の生物に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項112】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料とは異なる時に得られることを特徴とする請求項111の方法。
【請求項113】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料とは異なる生物に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項114】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料とは異なる種類の組織に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項115】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料とは異なる種の生物に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項116】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料とは異なる系統の生物に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項117】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料とは異なる細胞区画に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項118】
ゲノムを増幅する方法であって、1,000種類未満のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
各プライマーが異なる特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項119】
DNAポリメラーゼおよびゲノム核酸試料が、2種類未満のプライマーと、3種類未満のプライマーと、4種類未満のプライマーと、5種類未満のプライマーと、6種類未満のプライマーと、7種類未満のプライマーと、8種類未満のプライマーと、9種類未満のプライマーと、10種類未満のプライマーと、11種類未満のプライマーと、12種類未満のプライマーと、13種類未満のプライマーと、14種類未満のプライマーと、15種類未満のプライマーと、16種類未満のプライマーと、17種類未満のプライマーと、18種類未満のプライマーと、19種類未満のプライマーと、20種類未満のプライマーと、21種類未満のプライマーと、22種類未満のプライマーと、23種類未満のプライマーと、24種類未満のプライマーと、25種類未満のプライマーと、26種類未満のプライマーと、27種類未満のプライマーと、28種類未満のプライマーと、29種類未満のプライマーと、30種類未満のプライマーと、31種類未満のプライマーと、32種類未満のプライマーと、33種類未満のプライマーと、34種類未満のプライマーと、35種類未満のプライマーと、36種類未満のプライマーと、37種類未満のプライマーと、38種類未満のプライマーと、39種類未満のプライマーと、40種類未満のプライマーと、41種類未満のプライマーと、42種類未満のプライマーと、43種類未満のプライマーと、44種類未満のプライマーと、45種類未満のプライマーと、46種類未満のプライマーと、47種類未満のプライマーと、48種類未満のプライマーと、49種類未満のプライマーと、50種類未満のプライマーと、51種類未満のプライマーと、52種類未満のプライマーと、53種類未満のプライマーと、54種類未満のプライマーと、55種類未満のプライマーと、56種類未満のプライマーと、57種類未満のプライマーと、58種類未満のプライマーと、59種類未満のプライマーと、60種類未満のプライマーと、61種類未満のプライマーと、62種類未満のプライマーと、63種類未満のプライマーと、64種類未満のプライマーと、75種類未満のプライマーと、100種類未満のプライマーと、150種類未満のプライマーと、200種類未満のプライマーと、300種類未満のプライマーと、400種類未満のプライマーと、500種類未満のプライマーと、750種類未満のプライマーと、または1,000種類未満のプライマーと接触させられることを特徴とする請求項118の方法。
【請求項120】
明らかな配列複雑性を有する核酸試料を増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、および核酸試料を接触させ、および核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下で核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、核酸試料が少なくとも1×104ヌクレオチドの配列複雑性を有し、核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、核酸試料中の核酸分子の複製が結果として核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項121】
核酸試料が少なくとも1×105ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、核酸試料が少なくとも1×106ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、核酸試料が少なくとも1×107ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、または核酸試料が少なくとも1×109ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする請求項120の方法。
【請求項122】
核酸試料がゲノム、染色体、染色体断片、人工染色体、酵母人工染色体、細菌人工染色体、コスミド、または組み合わせであるかまたはそれに由来することを特徴とする請求項120の方法。
【請求項123】
核酸試料が血液試料、尿試料、精液試料、リンパ液試料、脳脊髄液試料、羊水試料、生検試料、針吸引生検試料、がん試料、腫瘍試料、組織試料、細胞試料、細胞溶解物試料、粗細胞溶解物試料、法医学試料、考古学的試料、感染試料、院内感染試料、製品試料、医薬調製物試料、生物学的分子製品試料、タンパク質調製物試料、脂質調製物試料、糖質調製物試料、またはその組み合わせであるかまたはそれに由来することを特徴とする請求項120の方法。
【請求項124】
核酸試料が真核生物、植物、および動物、海産動物、脊椎動物、哺乳類、またはヒトであるかまたはそれに由来することを特徴とする請求項120の方法。
【請求項125】
ゲノムを増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料が少なくとも1×109ヌクレオチドの配列複雑性を有し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも0.01%の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項126】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも0.1%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも1%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも5%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも10%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも20%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも30%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも40%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも50%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも60%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも70%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも80%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも90%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも95%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも96%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも97%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも98%、またはゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも99%の複製を生じることを特徴とする請求項125の方法。
【請求項127】
ゲノムを増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも0.1%の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項128】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも1%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも5%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも10%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも20%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも30%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも40%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも50%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも60%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも70%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも80%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも90%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも95%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも96%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも97%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも98%、またはゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも99%の複製を生じることを特徴とする請求項127の方法。
【請求項129】
ゲノムを増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料が少なくとも1×107ヌクレオチドの配列複雑性を有し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも1%の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項130】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも5%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも10%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも20%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも30%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも40%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも50%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも60%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも70%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも80%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも90%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも95%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも96%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも97%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも98%、またはゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも99%の複製を生じることを特徴とする請求項129の方法。
【請求項131】
ゲノムを増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料が少なくとも1×106ヌクレオチドの配列複雑性を有し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも10%の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項132】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも20%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも30%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも40%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも50%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも60%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも70%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも80%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも90%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも95%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも96%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも97%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも98%、またはゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも99%の複製を生じることを特徴とする請求項131の方法。
【請求項133】
ゲノムを増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料が少なくとも1×105ヌクレオチドの配列複雑性を有し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも80%の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項134】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも90%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも95%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも96%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも97%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも98%、またはゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも99%の複製を生じることを特徴とする請求項133の方法。
【請求項135】
ゲノムを増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果として少なくとも10%の遺伝子座発現量を、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して生じることを特徴とする方法。
【請求項136】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少なくとも100%の遺伝子座発現量を、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して生じることを特徴とする請求項135の方法。
【請求項137】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として少なくとも10%の遺伝子座発現量を、少なくとも6個の異なる遺伝子座、少なくとも7個の異なる遺伝子座、少なくとも8個の異なる遺伝子座、少なくとも9個の異なる遺伝子座、少なくとも10個の異なる遺伝子座、少なくとも11個の異なる遺伝子座、少なくとも12個の異なる遺伝子座、少なくとも13個の異なる遺伝子座、少なくとも14個の異なる遺伝子座、少なくとも15個の異なる遺伝子座、少なくとも16個の異なる遺伝子座、少なくとも17個の異なる遺伝子座、少なくとも18個の異なる遺伝子座、少なくとも19個の異なる遺伝子座、少なくとも20個の異なる遺伝子座、少なくとも25個の異なる遺伝子座、少なくとも30個の異なる遺伝子座、少なくとも40個の異なる遺伝子座、少なくとも50個の異なる遺伝子座、少なくとも75個の異なる遺伝子座、または少なくとも100個の異なる遺伝子座に関して生じることを特徴とする請求項135の方法。
【請求項138】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として50倍未満の増幅偏りを生じることを特徴とする請求項135の方法。
【請求項139】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として45倍未満、40倍未満、35倍未満、30倍未満、25倍未満、20倍未満、19倍未満、18倍未満、17倍未満、16倍未満、15倍未満、14倍未満、13倍未満、12倍未満、11倍未満、10倍未満、9倍未満、8倍未満、7倍未満、6倍未満、5倍未満、または4倍未満の増幅偏りを生じることを特徴とする請求項138の方法。
【請求項140】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として50倍未満の増幅偏りを、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも6個の異なる遺伝子座、少なくとも7個の異なる遺伝子座、少なくとも8個の異なる遺伝子座、少なくとも9個の異なる遺伝子座、少なくとも10個の異なる遺伝子座、少なくとも11個の異なる遺伝子座、少なくとも12個の異なる遺伝子座、少なくとも13個の異なる遺伝子座、少なくとも14個の異なる遺伝子座、少なくとも15個の異なる遺伝子座、少なくとも16個の異なる遺伝子座、少なくとも17個の異なる遺伝子座、少なくとも18個の異なる遺伝子座、少なくとも19個の異なる遺伝子座、少なくとも20個の異なる遺伝子座、少なくとも25個の異なる遺伝子座、少なくとも30個の異なる遺伝子座、少なくとも40個の異なる遺伝子座、少なくとも50個の異なる遺伝子座、少なくとも75個の異なる遺伝子座、または少なくとも100個の異なる遺伝子座に関して生じることを特徴とする請求項138の方法。
【請求項141】
高い配列複雑性の核酸試料を増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、および核酸試料を接触させ、および核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下で核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、核酸試料が少なくとも1×103ヌクレオチドの配列複雑性を有し、核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、核酸試料中の核酸分子の複製が結果として少なくとも10%の配列発現量を、少なくとも5個の異なる標的配列に関して生じることを特徴とする方法。
【請求項142】
核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少なくとも100%の配列発現量を、少なくとも5個の異なる標的配列に関して生じることを特徴とする請求項141の方法。
【請求項143】
核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として少なくとも10%の配列発現量を、少なくとも6個の異なる標的配列、少なくとも7個の異なる標的配列、少なくとも8個の異なる標的配列、少なくとも9個の異なる標的配列、少なくとも10個の異なる標的配列、少なくとも11個の異なる標的配列、少なくとも12個の異なる標的配列、少なくとも13個の異なる標的配列、少なくとも14個の異なる標的配列、少なくとも15個の異なる標的配列、少なくとも16個の異なる標的配列、少なくとも17個の異なる標的配列、少なくとも18個の異なる標的配列、少なくとも19個の異なる標的配列、少なくとも20個の異なる標的配列、少なくとも25個の異なる標的配列、少なくとも30個の異なる標的配列、少なくとも40個の異なる標的配列、少なくとも50個の異なる標的配列、少なくとも75個の異なる標的配列、または少なくとも100個の異なる標的配列に関して生じることを特徴とする請求項141の方法。
【請求項144】
核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として50倍未満の増幅偏りを生じることを特徴とする請求項141の方法。
【請求項145】
核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として45倍未満、40倍未満、35倍未満、30倍未満、25倍未満、20倍未満、19倍未満、18倍未満、17倍未満、16倍未満、15倍未満、14倍未満、13倍未満、12倍未満、11倍未満、10倍未満、9倍未満、8倍未満、7倍未満、6倍未満、5倍未満、または4倍未満の増幅偏りを生じることを特徴とする請求項144の方法。
【請求項146】
核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として50倍未満の増幅偏りを、少なくとも5個の異なる標的配列に関して、少なくとも6個の異なる標的配列、少なくとも7個の異なる標的配列、少なくとも8個の異なる標的配列、少なくとも9個の異なる標的配列、少なくとも10個の異なる標的配列、少なくとも11個の異なる標的配列、少なくとも12個の異なる標的配列、少なくとも13個の異なる標的配列、少なくとも14個の異なる標的配列、少なくとも15個の異なる標的配列、少なくとも16個の異なる標的配列、少なくとも17個の異なる標的配列、少なくとも18個の異なる標的配列、少なくとも19個の異なる標的配列、少なくとも20個の異なる標的配列、少なくとも25個の異なる標的配列、少なくとも30個の異なる標的配列、少なくとも40個の異なる標的配列、少なくとも50個の異なる標的配列、少なくとも75個の異なる標的配列、または少なくとも100個の異なる標的配列に関して生じることを特徴とする請求項144の方法。
【請求項147】
ゲノムを増幅する方法であって、一組のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
そのプライマーの組が1種類以上の選択プライマーを含み、各選択プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とし、
その組に含まれる各選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に選択核酸試料中の核酸配列の少なくとも80%の複製を生じることができ、選択核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする方法。
【請求項148】
プライマーの組がさらに少なくとも1種類の追加のプライマーを含むことを特徴とする請求項147の方法。
【請求項149】
プライマーの組が少なくとも1種類の非選択プライマーをさらに含み、その非選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に選択核酸試料中の核酸配列の80%未満の複製を生じることを特徴とする請求項147の方法。
【請求項150】
ゲノムを増幅する方法であって、一組のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
そのプライマーの組が1種類以上の選択プライマーを含み、各選択プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とし、
その組に含まれる各選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に、20倍未満の増幅偏りを、選択核酸試料中の少なくとも10個の核酸配列に関して生じることができ、選択核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする方法。
【請求項151】
ゲノムを増幅する方法であって、一組のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
そのプライマーの組が1種類以上の選択プライマーを含み、各選択プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とし、
その組に含まれる各選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に、少なくとも10%の配列発現量を、選択核酸試料中の少なくとも10個の核酸配列に関して生じることができ、選択核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする方法。
【請求項152】
核酸を増幅する方法であって、一組のプライマー、DNAポリメラーゼ、および核酸試料を接触させ、および核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下で核酸試料をインキュベートすることを含み、
そのプライマーの組が1種類以上の選択プライマーを含み、各選択プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、核酸試料中の核酸分子の複製が結果として核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とし、
その組に含まれる各選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に、選択核酸試料中の核酸配列の少なくとも80%の複製を生じることができ、選択核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする方法。
【請求項153】
プライマーの組がさらに少なくとも1種類の追加のプライマーを含むことを特徴とする請求項152の方法。
【請求項154】
プライマーの組が少なくとも1種類の非選択プライマーをさらに含み、その非選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に選択核酸試料中の核酸配列の80%未満の複製を生じることを特徴とする請求項152の方法。
【請求項155】
核酸試料が少なくとも1×103ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする請求項152の方法。
【請求項156】
核酸を増幅する方法であって、一組のプライマー、DNAポリメラーゼ、および核酸試料を接触させ、および核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下で核酸試料をインキュベートすることを含み、
そのプライマーの組が1種類以上の選択プライマーを含み、各選択プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、核酸試料中の核酸分子の複製が結果として核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とし、
その組に含まれる各選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に、20倍未満の増幅偏りを、選択核酸試料中の少なくとも10個の核酸配列に関して生じることができ、選択核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする方法。
【請求項157】
核酸を増幅する方法であって、一組のプライマー、DNAポリメラーゼ、および核酸試料を接触させ、および核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下で核酸試料をインキュベートすることを含み、
そのプライマーの組が1種類以上の選択プライマーを含み、各選択プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、核酸試料中の核酸分子の複製が結果として核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とし、
その組に含まれる各選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に、少なくとも10%の配列発現量を、選択核酸試料中の少なくとも10個の核酸配列に関して生じることができ、選択核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする方法。
【請求項158】
核酸を増幅する方法であって、標的配列を含む核酸を高温にて、鎖置換活性を有する熱不安定性核酸ポリメラーゼ、添加剤、および一組のプライマーの存在下で、核酸の複製を促進する条件下でインキュベートすることを含み、核酸の複製が、複製された鎖を結果として生じ、複製中に、複製された核酸鎖のうち少なくとも1つが、別の複製された鎖の鎖置換複製によって置換され、標的配列からの複製された鎖の形成が、非標的配列からの複製された鎖の形成よりも有利であることを特徴とする方法。
【請求項159】
高温が、核酸ポリメラーゼが添加剤の非存在下で実質的にテンプレート依存性重合を行うことができない温度であることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項160】
高温が摂氏30度より高い温度であることを特徴とする請求項159の方法。
【請求項161】
高温が摂氏32度より高い温度であることを特徴とする請求項159の方法。
【請求項162】
高温が摂氏35度より高い温度であることを特徴とする請求項159の方法。
【請求項163】
高温が摂氏37度より高い温度であることを特徴とする請求項159の方法。
【請求項164】
熱不安定性核酸ポリメラーゼがファイ29DNAポリメラーゼであることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項165】
熱不安定性核酸ポリメラーゼがファイ29DNAポリメラーゼ、大腸菌(E.coli)DNAポリメラーゼ、Bst大断片DNAポリメラーゼ、BcaDNAポリメラーゼ、ファージM2DNAポリメラーゼ、ファージφPRD1DNAポリメラーゼ、DNAポリメラーゼIのクレノー断片、T5DNAポリメラーゼ、T4DNAポリメラーゼホロ酵素、または組み合わせであることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項166】
プライマーの組が少なくとも2種類のプライマーを含むことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項167】
プライマーの組が少なくとも10種類のプライマーを含むことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項168】
プライマーの組が少なくとも50種類のプライマーを含むことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項169】
プライマーの組が少なくとも200種類のプライマーを含むことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項170】
プライマーの組が1023種類より多いプライマーを含むことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項171】
プライマーの組に含まれるプライマーがそれぞれ長さ6ヌクレオチドであることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項172】
プライマーの組に含まれるプライマーがそれぞれ長さ8ヌクレオチドであることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項173】
プライマーの組に含まれるプライマーがそれぞれ8ヌクレオチドより長いことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項174】
プライマーの組に含まれるプライマーのうち2種類以上が異なる長さであることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項175】
添加剤が糖または糖の組み合わせを含むことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項176】
添加剤がトレハロース、グルコース、スクロース、または組み合わせを含むことを特徴とする請求項175の方法。
【請求項177】
添加剤が糖、シャペロン、タンパク質、または組み合わせを含むことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項178】
鎖置換複製が添加剤の存在下で行われることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項179】
添加剤がトレハロースを含むことを特徴とする請求項178の方法。
【請求項180】
核酸、核酸ポリメラーゼ、添加剤、およびプライマーの組のインキュベートがデオキシリボヌクレオチド三リン酸の存在下であることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項181】
標的配列から複製された鎖の非標的配列から複製された鎖に対する比率が、核酸が同一の核酸ポリメラーゼおよびプライマーの組の存在下でおよび高温以外は同一の条件下でインキュベートされる場合、標的配列から複製された鎖の非標的配列から複製された鎖に対する比率より小さいことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項182】
高温が、添加剤、dNTP、およびテンプレート核酸の非存在下で核酸ポリメラーゼがそれ以上の温度で明らかに不活性化される温度であることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項183】
高温が、添加剤、dNTP、およびテンプレート核酸の非存在下で核酸ポリメラーゼがそれ以上の温度で相当に不活性化される温度であることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項184】
高温が、添加剤、dNTP、およびテンプレート核酸の非存在下で核酸ポリメラーゼがそれ以上の温度で顕著に不活性化される温度であることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項185】
全ゲノムを増幅する方法であって、
細胞をアルカリ性条件に曝露して細胞溶解物を生じ、細胞溶解物は全ゲノムを含み、
細胞溶解物のpHを低下させて安定化した細胞溶解物を生じ、
および安定化した細胞溶解物を高温にて、鎖置換活性を有する熱不安定性核酸ポリメラーゼ、添加剤、および一組のプライマーの存在下で、核酸の複製を促進する条件下でインキュベートすることを含み、核酸の複製は、複製された鎖を結果として生じ、複製中に、複製された核酸鎖のうち少なくとも1つが、別の複製された鎖の鎖置換複製によって置換され、
標的配列からの複製された鎖の形成が、非標的配列からの複製された鎖の形成よりも有利であることを特徴とする方法。
【請求項186】
鎖置換核酸合成を高温にて実施する方法であって、
鎖置換活性を有する熱不安定性核酸ポリメラーゼ、標的配列を含む核酸、一組のプライマー、および添加剤を混合し、
および高温にておよび標的配列へのプライマーのハイブリダイゼーションおよびテンプレート依存的方法でのプライマーの3’末端への連続的なヌクレオチドの付加によるプライマーの伸長に有利になる条件下でインキュベートすることを含み、その伸長の結果として標的配列の複製が生じることを特徴とする方法。
【請求項187】
核酸を増幅するためのキットであって、
鎖置換活性を有する熱不安定性核酸ポリメラーゼ、
添加剤、および
一組のプライマーを含み、
標的配列を含む核酸を高温にて、熱不安定性核酸ポリメラーゼ、添加剤、および一組のプライマーの存在下で、核酸の複製を促進する条件下でインキュベートする結果として、複製された鎖が生じおよび非標的配列からの複製された鎖の形成を優先して標的配列からの複製された鎖の形成を生じるキット。
【請求項188】
高温が、核酸ポリメラーゼが添加剤の非存在下で実質的にテンプレート依存性重合を行うことができない温度であることを特徴とする請求項187のキット。
【請求項189】
標的配列を含む核酸を高温にて、熱不安定性核酸ポリメラーゼ、添加剤、および一組のプライマーの存在下で、核酸の複製を促進する条件下でインキュベートする結果として、複製された鎖が生じおよび非標的配列からの複製された鎖の形成を優先して標的配列からの複製された鎖の形成を生じるように、熱不安定性核酸ポリメラーゼ、添加剤、および一組のプライマーが選択されることを特徴とする請求項187のキット。
【請求項190】
核酸ポリメラーゼがファイ29DNAポリメラーゼであることを特徴とする請求項187のキット。
【請求項191】
添加剤が糖、シャペロン、タンパク質、トレハロース、グルコース、スクロース、または組み合わせであることを特徴とする請求項187のキット。
【請求項192】
添加剤がトレハロースを含み、プライマーの組がエキソヌクレアーゼ耐性ランダム六量体プライマーを含み、および核酸ポリメラーゼがファイ29DNAポリメラーゼを含み、キットがさらに適当な量で混合した際に、10mM MgCl2、37.5mMトリス−HCl、pH7、50mM KCl、20mM硫酸アンモニウム、および1mM dNTPの終濃度を有する反応混合物を生じる1種類以上の 成分を含むことを特徴とする請求項187のキット。
【請求項193】
さらに、安定化溶液、溶解溶液、プライマーの組、ジチオスレイトール、リン酸緩衝生理食塩水、および対照DNAテンプレートを含む反応混合物のうち任意の1つまたは組み合わせを含む請求項187のキット。
【請求項194】
安定化溶液が800mMトリス−HCl、pH4を含み;溶解溶液が400 mM KOH、100 mM ジチオスレイトール、および10 mM EDTAを含み;反応混合物が150 mMトリス−HCl、200 mM KCl、40 mM MgCl2、20 mM (NH4)2SO4、4mMデオキシヌクレオチド三リン酸、および0.2mMランダム六量体プライマーを含み;ジチオスレイトールが1Mジチオスレイトールであり;およびリン酸緩衝生理食塩水が1Xリン酸緩衝生理食塩水、pH7.5であることを特徴とする請求項193のキット。
【請求項195】
核酸を増幅する方法であって、
核酸を含むと見られる試料をアルカリ性条件に曝露し、
試料の全部または一部のpHを低下させて安定化された試料を生じ、および
試料からの核酸の複製を促進する条件下で増幅混合物をインキュベートすることを含み、増幅混合物は安定化された試料の全てまたは一部を含み、
核酸の複製の結果として複製された鎖が生じ、複製中に、複製された鎖のうち少なくとも1つが、別の複製された鎖の鎖置換複製によって試料中の核酸から置換され、複製された鎖が低い増幅偏りを有することを特徴とする方法。
【請求項196】
増幅混合物中の核酸の濃度が、プライマーのハイブリダイゼーションを核酸の再会合よりも有利にすることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項197】
増幅混合物中の核酸の濃度が10ng/μl以下であることを特徴とする請求項196の方法。
【請求項198】
増幅混合物中の核酸の濃度が8ng/μl以下、6ng/μl以下、5ng/μl以下、4ng/μl以下、3ng/μl以下、2ng/μl以下、1ng/μl以下、または0.5ng/μl以下であることを特徴とする請求項196の方法。
【請求項199】
増幅混合物中の核酸の濃度が100ng/μl以下であることを特徴とする請求項196の方法。
【請求項200】
増幅混合物中の核酸の量が、複製された鎖における低い増幅偏りを結果として生じうる閾値以上であることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項201】
増幅混合物が少なくとも100ngの核酸を含むことを特徴とする請求項200の方法。
【請求項202】
増幅試料が少なくとも150ng、少なくとも200ng、少なくとも300ng、少なくとも400ng、少なくとも500ng、少なくとも1mg、少なくとも2mg、または少なくとも3mgの核酸を含むことを特徴とする請求項201の方法。
【請求項203】
増幅混合物が少なくとも10ngの核酸を含むことを特徴とする請求項200の方法。
【請求項204】
複製された鎖の増幅偏りが、試料中の少なくとも10個の標的配列に関して、20倍未満であることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項205】
複製された鎖の増幅偏りが、試料中の少なくとも10個の標的配列に関して、10倍未満であることを特徴とする請求項204の方法。
【請求項206】
複製された鎖の遺伝子座発現量が、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも10%であることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項207】
複製された鎖の遺伝子座発現量が、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少なくとも100%であることを特徴とする請求項206の方法。
【請求項208】
複製された鎖の遺伝子座発現量が、少なくとも6個の異なる遺伝子座、少なくとも7個の異なる遺伝子座、少なくとも8個の異なる遺伝子座、少なくとも9個の異なる遺伝子座、少なくとも10個の異なる遺伝子座、少なくとも11個の異なる遺伝子座、少なくとも12個の異なる遺伝子座、少なくとも13個の異なる遺伝子座、少なくとも14個の異なる遺伝子座、少なくとも15個の異なる遺伝子座、少なくとも16個の異なる遺伝子座、少なくとも17個の異なる遺伝子座、少なくとも18個の異なる遺伝子座、少なくとも19個の異なる遺伝子座、少なくとも20個の異なる遺伝子座、少なくとも25個の異なる遺伝子座、少なくとも30個の異なる遺伝子座、少なくとも40個の異なる遺伝子座、少なくとも50個の異なる遺伝子座、少なくとも75個の異なる遺伝子座、または少なくとも100個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも10%であることを特徴とする請求項206の方法。
【請求項209】
複製された鎖の増幅偏りが50倍未満であることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項210】
複製された鎖の増幅偏りが45倍未満、40倍未満、35倍未満、30倍未満、25倍未満、20倍未満、19倍未満、18倍未満、17倍未満、16倍未満、15倍未満、14倍未満、13倍未満、12倍未満、11倍未満、10倍未満、9倍未満、8倍未満、7倍未満、6倍未満、5倍未満、または4倍未満であることを特徴とする請求項209の方法。
【請求項211】
複製された鎖の増幅偏りが、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも6個の異なる遺伝子座、少なくとも7個の異なる遺伝子座、少なくとも8個の異なる遺伝子座、少なくとも9個の異なる遺伝子座、少なくとも10個の異なる遺伝子座、少なくとも11個の異なる遺伝子座、少なくとも12個の異なる遺伝子座、少なくとも13個の異なる遺伝子座、少なくとも14個の異なる遺伝子座、少なくとも15個の異なる遺伝子座、少なくとも16個の異なる遺伝子座、少なくとも17個の異なる遺伝子座、少なくとも18個の異なる遺伝子座、少なくとも19個の異なる遺伝子座、少なくとも20個の異なる遺伝子座、少なくとも25個の異なる遺伝子座、少なくとも30個の異なる遺伝子座、少なくとも40個の異なる遺伝子座、少なくとも50個の異なる遺伝子座、少なくとも75個の異なる遺伝子座、または少なくとも100個の異なる遺伝子座に関して、50倍未満であることを特徴とする請求項209の方法。
【請求項212】
試料が細胞を含み、アルカリ性条件が細胞の溶解を促進し、アルカリ性条件が結果として細胞溶解物を生じることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項213】
試料が、アルカリ性条件の非存在下で相当な細胞溶解を生じる温度を上回ってまたはそのような時間、加熱に供されないことを特徴とする請求項212の方法。
【請求項214】
試料が核酸を含み、核酸がゲノムを含み、核酸の複製が結果としてゲノムの複製を生じることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項215】
試料中の核酸の複製が結果としてゲノムの全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とする請求項214の方法。
【請求項216】
ゲノムが真核ゲノム、植物ゲノム、動物ゲノム、脊椎動物ゲノム、魚類ゲノム、哺乳類ゲノム、ヒトゲノム、細菌ゲノム、微生物ゲノム、またはウイルスゲノムであることを特徴とする請求項215の方法。
【請求項217】
ゲノムが増幅混合物中の核酸の少なくとも50%を構成することを特徴とする請求項214の方法。
【請求項218】
ゲノムが増幅混合物中の核酸の少なくとも90%を構成することを特徴とする請求項217の方法。
【請求項219】
ゲノムが増幅混合物中の核酸の少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%を構成することを特徴とする請求項217の方法。
【請求項220】
核酸が複数のゲノムを含み、核酸の複製が結果として複数のゲノムの複製を生じることを特徴とする請求項214の方法。
【請求項221】
ゲノムのうち少なくとも2つが異なる生物のゲノムであることを特徴とする請求項220の方法。
【請求項222】
少なくとも1つのゲノムがヒトゲノムでありおよび少なくとも1つのゲノムが細菌ゲノム、ウイルスゲノム、微生物ゲノム、または病原体ゲノムであることを特徴とする請求項221の方法。
【請求項223】
少なくとも1つのゲノムが真核ゲノム、植物ゲノム、動物ゲノム、脊椎動物ゲノム、魚類ゲノム、哺乳類ゲノム、ヒトゲノム、細菌ゲノム、微生物ゲノム、またはウイルスゲノムであり、および少なくとも1つのゲノムが真核ゲノム、植物ゲノム、動物ゲノム、脊椎動物ゲノム、魚類ゲノム、哺乳類ゲノム、ヒトゲノム、細菌ゲノム、微生物ゲノム、またはウイルスゲノムあることを特徴とする請求項221の方法。
【請求項224】
ゲノムが増幅混合物中の核酸の少なくとも50%を構成することを特徴とする請求項220の方法。
【請求項225】
ゲノムが増幅混合物中の核酸の少なくとも90%を構成することを特徴とする請求項224の方法。
【請求項226】
ゲノムが増幅混合物中の核酸の少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%を構成することを特徴とする請求項224の方法。
【請求項227】
試料が真核試料、植物試料、動物試料、脊椎動物試料、魚類試料、哺乳類試料、ヒト試料、非ヒト試料、細菌試料、微生物試料、ウイルス試料、生物学的試料、血清試料、血漿試料、血液試料、尿試料、精液試料、リンパ液試料、脳脊髄液試料、羊水試料、生検試料、針吸引生検試料、がん試料、腫瘍試料、組織試料、細胞試料、細胞溶解物試料、粗細胞溶解物試料、組織溶解物試料、組織培養細胞試料、口腔塗抹試料、口腔洗浄液試料、糞便試料、ミイラ化組織試料、法医学試料、検死試料、考古学的試料、感染試料、院内感染試料、製品試料、医薬調製物試料、生物学的分子製品試料、タンパク質調製物試料、脂質調製物試料、糖質調製物試料、無生物試料、空気試料、土壌試料、樹液試料、金属試料、化石試料、土砂試料、地球上試料、地球外試料、またはその組み合わせであることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項228】
試料が血清試料または血漿試料であることを特徴とする請求項227の方法。
【請求項229】
試料を溶解溶液と混合することによって試料がアルカリ性条件に曝露されることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項230】
溶解溶液が塩基、緩衝剤、または組み合わせを含むことを特徴とする請求項229の方法。
【請求項231】
溶解 溶液が塩基を含み、塩基 が水酸化カリウムであることを特徴とする請求項230の方法。
【請求項232】
溶解溶液が400mM KOHを含むことを特徴とする請求項231の方法。
【請求項233】
溶解溶液が400mM KOHおよび10mM EDTAを含むことを特徴とする請求項232の方法。
【請求項234】
溶解溶液が100mM KOHを含むことを特徴とする請求項231の方法。
【請求項235】
溶解溶液が100mM KOHおよび2.5mM EDTAを含むことを特徴とする請求項234の方法。
【請求項236】
試料が等しい容量の溶解溶液と混合されることを特徴とする請求項229の方法。
【請求項237】
試料のpHを約 pH7.0 ないし約pH6.8の範囲に低下させることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項238】
試料を安定化溶液と混合することによって試料のpHを低下させることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項239】
安定化溶液が緩衝剤、酸、または組み合わせを含むことを特徴とする請求項238の方法。
【請求項240】
安定化溶液が緩衝剤を含み、緩衝剤がトリス−HClであることを特徴とする請求項239の方法。
【請求項241】
安定化溶液が800mMトリス−HClを含むことを特徴とする請求項240の方法。
【請求項242】
安定化溶液が200mMトリス−HClを含むことを特徴とする請求項240の方法。
【請求項243】
安定化溶液が20mMトリス−HClを含むことを特徴とする請求項240の方法。
【請求項244】
試料が等しい容量の安定化溶液と混合されることを特徴とする請求項238の方法。
【請求項245】
アルカリ性条件への試料の曝露、試料のpHの低下、および安定化された試料のインキュベートが、同一の反応チャンバー内で実施されることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項246】
反応チャンバーが、チューブ、試験管、エッペンドルフチューブ、ベッセル、マイクロベッセル、プレート、ウェル、マイクロウェルプレートのウェル、マイクロタイタープレートのウェル、チャンバー、マイクロ流体チャンバー、マイクロマシンチャンバー、密閉チャンバー、ホール、凹部、小窪、シャーレ、表面、膜、マイクロアレイ、ファイバー、グラスファイバー、光ファイバー、ファイバー織物、フィルム、ビーズ、瓶、チップ、コンパクトディスク、成型ポリマー、粒子および微粒子を含むことを特徴とする請求項245の方法。
【請求項247】
表面が密閉可能であることを特徴とする請求項246の方法。
【請求項248】
反応チャンバーが、アクリルアミド、セルロース、ニトロセルロース、ガラス、金、ポリスチレン、ポリエチレンビニルアセテート、ポリプロピレン、ポリメタクリレート、ポリエチレン、ポリエチレンオキサイド、ガラス、ポリシリケート、ポリカーボネート、テフロン、フルオロカーボン、ナイロン、シリコンゴム、ポリ無水物、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリオルトエステル、官能基化シラン、ポリプロピルフマラート、コラーゲン、グリコサミノグリカン、ポリアミノ酸、または組み合わせを含むことを特徴とする請求項245の方法。
【請求項249】
増幅混合物のインキュベート前に核酸が精製または抽出されないことを特徴とする請求項245の方法。
【請求項250】
試料中の核酸が試料中の他の物質から分離されないことを特徴とする請求項245の方法。
【請求項251】
安定化された試料中の核酸が安定化された試料中の他の物質から分離されないことを特徴とする請求項245の方法。
【請求項252】
安定化された試料中の核酸が、水を除く重量で、純度0.01%未満、純度0.1%未満、純度0.5%未満、純度1%未満、純度5%未満、純度10%未満、または純度20%未満であることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項253】
試料がインキュベート前に相当な精製に供されないことを特徴とする請求項195の方法。
【請求項254】
試料がインキュベート前に遠心分離、抽出、クロマトグラフィー、沈澱、濾過、または透析に供されることを特徴とする請求項253の方法。
【請求項255】
複製された鎖を検出することをさらに含む、請求項195の方法。
【請求項256】
複製された鎖を検出することが、複製された鎖の存在、量、または存在および量を検出することを含むことを特徴とする請求項255の方法。
【請求項257】
複製された鎖の存在、量、または存在および量が、1種類以上の標的配列の存在、量、または存在および量を検出することによって達成されることを特徴とする請求項256の方法。
【請求項258】
複数の対立遺伝子、遺伝子座、または両方の量が検出されることを特徴とする請求項257の方法。
【請求項259】
複製された鎖の検出が、試料が核酸を含むことを示すことを特徴とする請求項255の方法。
【請求項260】
複製された鎖を対立遺伝子欠落について分析し、500以上の遺伝子座、400以上の遺伝子座、300以上の遺伝子座、200以上の遺伝子座、100以上の遺伝子座、50以上の遺伝子座、40以上の遺伝子座、30以上の遺伝子座、20以上の遺伝子座、15以上の遺伝子座、10以上の遺伝子座、8以上の遺伝子座、6以上の遺伝子座、5以上の遺伝子座、4以上の遺伝子座、3以上の遺伝子座、2以上の遺伝子座、または1以上の遺伝子座に関して対立遺伝子欠落が無いことを特徴とする請求項195の方法。
【請求項261】
複製された鎖を対立遺伝子欠落について分析し、500以上の遺伝子座、400以上の遺伝子座、300以上の遺伝子座、200以上の遺伝子座、100以上の遺伝子座、50以上の遺伝子座、40以上の遺伝子座、30以上の遺伝子座、20以上の遺伝子座、15以上の遺伝子座、10以上の遺伝子座、8以上の遺伝子座、6以上の遺伝子座、5以上の遺伝子座、4以上の遺伝子座、3以上の遺伝子座、2以上の遺伝子座、または1以上の遺伝子座に関して対立遺伝子欠落が5%未満であることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項262】
試料中の核酸の存在を検出する方法であって、
アルカリ性条件に試料を曝露し、
試料のpHを低下させて安定化された試料を生じ、および
試料からの核酸の複製を促進する条件下で増幅混合物をインキュベートすることを含み、増幅混合物が安定化された試料の全部または一部を含み、
核酸の複製が結果として複製された鎖を生じ、
複製された鎖を検出し、複製された鎖の検出が、試料が核酸を含むことを示すことを特徴とする方法。
【請求項263】
複製された鎖を定量することをさらに含む、請求項262の方法。
【請求項264】
複製された鎖の量が、試料中に存在する核酸の量の指標であることを特徴とする請求項263の方法。
【請求項265】
試料が3以上の生物に由来する核酸を含み、複製された鎖が少なくとも1の生物を検出することを特徴とする請求項262の方法。
【請求項266】
試料が全生態系に由来する核酸を含み、複製された鎖が少なくとも1の生物を検出することを特徴とする請求項262の方法。
【請求項267】
試料が実質的に無細胞試料であることを特徴とする請求項262の方法。
【請求項268】
試料が血清試料または血漿試料であることを特徴とする請求項262の方法。
【請求項269】
試料が水試料であることを特徴とする請求項262の方法。
【請求項270】
複製中に、複製された鎖のうち少なくとも1つが、別の複製された鎖の鎖置換複製によって、試料中の核酸から置換されることを特徴とする請求項262の方法。
【請求項271】
核酸が、指数ローリング・サークル増幅(ERCA)、およびローリング・サークル増幅(RCA)、複数置換増幅(MDA)、鎖置換増幅(SDA)、核酸配列準拠増幅(NASBA)、転写媒介増幅(TMA)、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、自己維持的配列複製(3SR)、Qβ−レプリカーゼを用いる増幅、およびサイクルシークエンシング、を用いる複製であることを特徴とする請求項262の方法。
【請求項272】
試料中の生物の存在を検出する方法であって、
アルカリ性条件に試料を曝露し、
試料のpHを低下させて安定化された試料を生じ、および
試料からの核酸の複製を促進する条件下で増幅混合物をインキュベートすることを含み、増幅混合物が安定化された試料の全部または一部を含み、核酸の複製が結果として複製された鎖を生じ、および
複製された鎖の配列の1種類以上を含む1種類以上の生物を同定し、それによって試料中の生物の存在を検出する方法。
【請求項273】
複製された鎖の1種類以上の配列を得るために、複製された鎖の少なくとも一部を配列決定し、複製された鎖の1種類以上の配列を文字列として用いて核酸配列のデータベースを連続的に検索し、および試料中に存在する可能性が高いおよび試料中に存在する可能性が低い生物の配列として検索の結果を同定し、それによって試料中の生物の存在を検出することにより、複製された鎖の配列の1種類以上を含む1種類以上の生物が同定されることを特徴とする請求項272の方法。
【請求項274】
試料が全生態系に由来する核酸を含み、試料中の少なくとも1の生物が変異生物であり、その変異生物はデータベース中に存在する同一の種類の生物の配列から変異した配列を含み、複製された鎖の1種類以上の配列を含む生物の種類を同定することによって少なくとも1の生物が同定されることを特徴とする請求項273の方法。
【請求項275】
複製された鎖の少なくとも一部を配列決定することが、複数の核酸プローブのうち少なくとも1種類へのハイブリダイゼーションによって達成されることを特徴とする請求項273の方法。
【請求項276】
核酸プローブがマイクロアレイ上に固定化されていることを特徴とする請求項275の方法。
【請求項277】
2の生物に由来する核酸を試料が含み、複製された鎖の1種類以上の配列を含む生物の種類を同定することによって、両方の生物が同定されることを特徴とする請求項272の方法。
【請求項278】
2の生物に由来する核酸を試料が含み、複製された鎖の1種類以上の配列を含む生物の種類を同定することによって、少なくとも一方の生物が同定されることを特徴とする請求項272の方法。
【請求項279】
核酸を増幅する方法であって、
試料をアルカリ性条件に曝露し、
試料の全部または一部のpHを低下させて安定化された試料を生じ、および
試料からの核酸の複製を促進する条件下で増幅混合物をインキュベートすることを含み、増幅混合物が安定化された試料の全部または一部を含み、
核酸の複製の結果として複製された鎖が生じ、複製された鎖が低い増幅偏りを有し、増幅混合物中の核酸の濃度が、プライマーのハイブリダイゼーションを核酸の再会合よりも有利にし、増幅混合物中の核酸の量が、複製された鎖における低い増幅偏りを結果として生じうる閾値以上であることを特徴とする方法。
【請求項280】
核酸が、指数ローリング・サークル増幅(ERCA)、およびローリング・サークル増幅(RCA)、複数置換増幅(MDA)、鎖置換増幅(SDA)、核酸配列準拠増幅(NASBA)、転写媒介増幅(TMA)、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、自己維持的配列複製(3SR)、Qβ−レプリカーゼを用いる増幅、およびサイクルシークエンシングを用いて複製されることを特徴とする請求項279の方法。
【請求項281】
核酸増幅のための反応条件を特定する方法であって、
被験試料を試験条件下で増幅して、増幅された核酸を作製し、
増幅された核酸における増幅偏りを測定することを含み、
増幅偏りが目的の閾値未満であれば、その試験条件が核酸増幅のための条件として特定されることを特徴とする方法。
【請求項282】
核酸が、指数ローリング・サークル増幅(ERCA)、およびローリング・サークル増幅(RCA)、複数置換増幅(MDA)、鎖置換増幅(SDA)、核酸配列準拠増幅(NASBA)、転写媒介増幅(TMA)、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、自己維持的配列複製(3SR)、Qβ−レプリカーゼを用いる増幅、およびサイクルシークエンシングを用いて複製されることを特徴とする請求項281の方法。
【請求項283】
核酸増幅のための反応条件を特定する方法であって、
被験試料をアルカリ性条件に曝露し、
被験試料の全部または一部のpHを低下させて安定化された被験試料を生じ、および
増幅された核酸を生じる条件下で被験増幅混合物をインキュベートすることを含み、被験増幅混合物が安定化された被験試料の全部または一部を含み、
試験条件が核酸の複製を促進し、被験増幅混合物中の核酸の濃度が被験核酸濃度であり、被験増幅混合物中の核酸の量が核酸の試験量であり、
増幅された核酸における増幅偏りを測定し、増幅偏りが目的の閾値未満であれば、その核酸の試験濃度が核酸増幅のために用いるべき濃度でありおよび核酸のその試験量が核酸増幅に用いるべき閾量であることを特徴とする方法。
【請求項284】
核酸を増幅する方法であって、
核酸を含みうる試料をアルカリ性条件に曝露し、
試料の全部または一部のpHを低下させて安定化された試料を生じ、および
試料からの核酸の複製を促進する条件下で増幅混合物をインキュベートすることを含み、増幅混合物が安定化された試料の全部または一部を含み、
核酸の複製が結果として複製された鎖を生じ、複製中に、複製された鎖のうち少なくとも1つが、別の複製された鎖の鎖置換複製によって、試料中の核酸から置換され、複製された鎖が目的の閾値未満の増幅偏りを有し、
増幅混合物中の核酸の濃度が所定の濃度以上であり、増幅混合物中の核酸の量が閾量以上であり、所定の濃度および閾量が、
被験試料をアルカリ性条件に曝露し、
被験試料の全部または一部のpHを低下させて安定化された被験試料を生じ、および
核酸の複製を促進する条件下で被験増幅混合物をインキュベートして増幅された核酸を生じることを含み、増幅混合物が安定化された試料の全部または一部を含み、
被験増幅混合物中の核酸の濃度が被験核酸濃度であり、被験増幅混合物中の核酸の量が核酸の試験量であり、
増幅された核酸における増幅偏りを測定し、
増幅偏りが目的の閾値未満であれば、その核酸の試験濃度が所定の濃度でありおよび核酸のその試験量が閾量であることによって決定されることを特徴とする方法。
【請求項285】
全ゲノムを増幅するためのキットであって、
安定化溶液、
一組のプライマーを含む反応混合物、および
DNAポリメラーゼを含むDNAポリメラーゼ混合物を含むキット。
【請求項286】
1Mジチオスレイトール
1Xリン酸緩衝生理食塩水、pH7.5、および
対照DNAテンプレートをさらに含み、
安定化溶液が800mMトリス−HCl、pH4を含み、
反応混合物が150mMトリス−HCl、200mM KCl、40mM MgCl2、20mM(NH4)2SO4、4mMデオキシヌクレオチド三リン酸、および0.2mMランダム六量体プライマーを含み、
DNAポリメラーゼがφ29DNAポリメラーゼである請求項285のキット。
【請求項1】
ゲノムを増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項2】
ゲノムが真核ゲノムであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項3】
ゲノムが植物ゲノムであることを特徴とする請求項2の方法。
【請求項4】
ゲノムが動物ゲノムであることを特徴とする請求項2の方法。
【請求項5】
ゲノムが脊椎動物ゲノムであることを特徴とする請求項4の方法。
【請求項6】
ゲノムが魚類ゲノムであることを特徴とする請求項5の方法。
【請求項7】
ゲノムが哺乳類ゲノムであることを特徴とする請求項5の方法。
【請求項8】
ゲノムがヒトゲノムであることを特徴とする請求項7の方法。
【請求項9】
ゲノムが微生物ゲノムまたはウイルスゲノムであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項10】
ゲノム核酸試料中の少なくとも10の核酸配列について増幅偏りが20倍未満であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項11】
ゲノム核酸試料中の少なくとも10の核酸配列について増幅偏りが10倍未満であることを特徴とする請求項10の方法。
【請求項12】
プライマーが3ヌクレオチド、4ヌクレオチド、5ヌクレオチド、6ヌクレオチド、7ヌクレオチド、8ヌクレオチド、9ヌクレオチド、10ヌクレオチド、11ヌクレオチド、12ヌクレオチド、13ヌクレオチド、14ヌクレオチド、15ヌクレオチド、16ヌクレオチド、17ヌクレオチド、18ヌクレオチド、19ヌクレオチド、20ヌクレオチド、21ヌクレオチド、22ヌクレオチド、23ヌクレオチド、24ヌクレオチド、25ヌクレオチド、26ヌクレオチド、27ヌクレオチド、28ヌクレオチド、29ヌクレオチド、または30ヌクレオチドの長さを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項13】
プライマーが4ヌクレオチド未満、5ヌクレオチド未満、6ヌクレオチド未満、7ヌクレオチド未満、8ヌクレオチド未満、9ヌクレオチド未満、10ヌクレオチド未満、11ヌクレオチド未満、12ヌクレオチド未満、13ヌクレオチド未満、14ヌクレオチド未満、15ヌクレオチド未満、16ヌクレオチド未満、17ヌクレオチド未満、18ヌクレオチド未満、19ヌクレオチド未満、20ヌクレオチド未満、21ヌクレオチド未満、22ヌクレオチド未満、23ヌクレオチド未満、24ヌクレオチド未満、25ヌクレオチド未満、26ヌクレオチド未満、27ヌクレオチド未満、28ヌクレオチド未満、29ヌクレオチド未満、30ヌクレオチド未満、または31ヌクレオチド未満の長さを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項14】
ゲノム核酸試料を、20℃、21℃、22℃、23℃、24℃、25℃、26℃、27℃、28℃、29℃、30℃、31℃、32℃、33℃、34℃、35℃、36℃、37℃、38℃、39℃、40℃、41℃、42℃、43℃、44℃、45℃、46℃、47℃、48℃、49℃、50℃、51℃、52℃、53℃、54℃、55℃、56℃、57℃、58℃、59℃、60℃、61℃、62℃、63℃、64℃、65℃、66℃、67℃、68℃、69℃、70℃、71℃、72℃、73℃、74℃、75℃、76℃、77℃、78℃、79℃、または80℃にてインキュベートすることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項15】
ゲノム核酸試料を、21℃未満、22℃未満、23℃未満、24℃未満、25℃未満、26℃未満、27℃未満、28℃未満、29℃未満、30℃未満、31℃未満、32℃未満、33℃未満、34℃未満、35℃未満、36℃未満、37℃未満、38℃未満、39℃未満、40℃未満、41℃未満、42℃未満、43℃未満、44℃未満、45℃未満、46℃未満、47℃未満、48℃未満、49℃未満、50℃未満、51℃未満、52℃未満、53℃未満、54℃未満、55℃未満、56℃未満、57℃未満、58℃未満、59℃未満、60℃未満、61℃未満、62℃未満、63℃未満、64℃未満、65℃未満、66℃未満、67℃未満、68℃未満、69℃未満、70℃未満、71℃未満、72℃未満、73℃未満、74℃未満、75℃未満、76℃未満、77℃未満、78℃未満、79℃未満、または80℃未満にてインキュベートすることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項16】
ゲノム核酸試料が少なくとも1×103ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、ゲノム核酸試料が少なくとも1×104ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、ゲノム核酸試料が少なくとも1×105ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、ゲノム核酸試料が少なくとも1×106ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、ゲノム核酸試料が少なくとも1×107ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、ゲノム核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、またはゲノム核酸試料が少なくとも1×109ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項17】
プライマー、DNAポリメラーゼおよびゲノム核酸試料が、1種類の追加のプライマーと、2種類の追加のプライマーと、3種類の追加のプライマーと、4種類の追加のプライマーと、5種類の追加のプライマーと、6種類の追加のプライマーと、7種類の追加のプライマーと、8種類の追加のプライマーと、9種類の追加のプライマーと、10種類の追加のプライマーと、11種類の追加のプライマーと、12種類の追加のプライマーと、13種類の追加のプライマーと、14種類の追加のプライマーと、15種類の追加のプライマーと、16種類の追加のプライマーと、17種類の追加のプライマーと、18種類の追加のプライマーと、19種類の追加のプライマーと、20種類の追加のプライマーと、21種類の追加のプライマーと、22種類の追加のプライマーと、23種類の追加のプライマーと、24種類の追加のプライマーと、25種類の追加のプライマーと、26種類の追加のプライマーと、27種類の追加のプライマーと、28種類の追加のプライマーと、29種類の追加のプライマーと、30種類の追加のプライマーと、31種類の追加のプライマーと、32種類の追加のプライマーと、33種類の追加のプライマーと、34種類の追加のプライマーと、35種類の追加のプライマーと、36種類の追加のプライマーと、37種類の追加のプライマーと、38種類の追加のプライマーと、39種類の追加のプライマーと、40種類の追加のプライマーと、41種類の追加のプライマーと、42種類の追加のプライマーと、43種類の追加のプライマーと、44種類の追加のプライマーと、45種類の追加のプライマーと、46種類の追加のプライマーと、47種類の追加のプライマーと、48種類の追加のプライマーと、49種類の追加のプライマーと、50種類の追加のプライマーと、51種類の追加のプライマーと、52種類の追加のプライマーと、53種類の追加のプライマーと、54種類の追加のプライマーと、55種類の追加のプライマーと、56種類の追加のプライマーと、57種類の追加のプライマーと、58種類の追加のプライマーと、59種類の追加のプライマーと、60種類の追加のプライマーと、61種類の追加のプライマーと、62種類の追加のプライマーと、63種類の追加のプライマーと、75種類の追加のプライマーと、100種類の追加のプライマーと、150種類の追加のプライマーと、200種類の追加のプライマーと、300種類の追加のプライマーと、400種類の追加のプライマーと、500種類の追加のプライマーと、750種類の追加のプライマーと、または1,000種類の追加のプライマーと接触させられ、各プライマーが異なる特異的ヌクレオチド配列を有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項18】
プライマーがすべて同一の長さであることを特徴とする請求項17の方法。
【請求項19】
プライマー、DNAポリメラーゼおよびゲノム核酸試料が、2種類未満の追加のプライマーと、3種類未満の追加のプライマーと、4種類未満の追加のプライマーと、5種類未満の追加のプライマーと、6種類未満の追加のプライマーと、7種類未満の追加のプライマーと、8種類未満の追加のプライマーと、9種類未満の追加のプライマーと、10種類未満の追加のプライマーと、11種類未満の追加のプライマーと、12種類未満の追加のプライマーと、13種類未満の追加のプライマーと、14種類未満の追加のプライマーと、15種類未満の追加のプライマーと、16種類未満の追加のプライマーと、17種類未満の追加のプライマーと、18種類未満の追加のプライマーと、19種類未満の追加のプライマーと、20種類未満の追加のプライマーと、21種類未満の追加のプライマーと、22種類未満の追加のプライマーと、23種類未満の追加のプライマーと、24種類未満の追加のプライマーと、25種類未満の追加のプライマーと、26種類未満の追加のプライマーと、27種類未満の追加のプライマーと、28種類未満の追加のプライマーと、29種類未満の追加のプライマーと、30種類未満の追加のプライマーと、31種類未満の追加のプライマーと、32種類未満の追加のプライマーと、33種類未満の追加のプライマーと、34種類未満の追加のプライマーと、35種類未満の追加のプライマーと、36種類未満の追加のプライマーと、37種類未満の追加のプライマーと、38種類未満の追加のプライマーと、39種類未満の追加のプライマーと、40種類未満の追加のプライマーと、41種類未満の追加のプライマーと、42種類未満の追加のプライマーと、43種類未満の追加のプライマーと、44種類未満の追加のプライマーと、45種類未満の追加のプライマーと、46種類未満の追加のプライマーと、47種類未満の追加のプライマーと、48種類未満の追加のプライマーと、49種類未満の追加のプライマーと、50種類未満の追加のプライマーと、51種類未満の追加のプライマーと、52種類未満の追加のプライマーと、53種類未満の追加のプライマーと、54種類未満の追加のプライマーと、55種類未満の追加のプライマーと、56種類未満の追加のプライマーと、57種類未満の追加のプライマーと、58種類未満の追加のプライマーと、59種類未満の追加のプライマーと、60種類未満の追加のプライマーと、61種類未満の追加のプライマーと、62種類未満の追加のプライマーと、63種類未満の追加のプライマーと、64種類未満の追加のプライマーと、75種類未満の追加のプライマーと、100種類未満の追加のプライマーと、150種類未満の追加のプライマーと、200種類未満の追加のプライマーと、300種類未満の追加のプライマーと、400種類未満の追加のプライマーと、500種類未満の追加のプライマーと、750種類未満の追加のプライマーと、または1,000種類未満の追加のプライマーと接触させられ、各プライマーが異なる特異的ヌクレオチド配列を有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項20】
各プライマーが配列AGTGGGまたはAGAGAGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項21】
各プライマーが配列AGCCGG、AGTAGG、またはAGTTGGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項22】
各プライマーが配列AGGCGG、AGTGGG、AGGGAG、またはAGTGAGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項23】
各プライマーが配列AGTGGG、AGCCAG、AGTTAG、AGTCAG、またはAGACAGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項24】
各プライマーが配列AGAGGG、AGGCAG、AGCCAG、AGTCAG、またはAGACAGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項25】
各プライマーが配列AGTAGG、AGGTGG、AGGCAG、AGACAG、またはAGTGAGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項26】
各プライマーが配列AGGAGG、AGAGGG、AGGGAG、AGTCAG、またはAGCGAGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項27】
各プライマーが配列CGGTGG、TCACGC、CGAGCG、GCGTGG、ACTCGG、AATCGC、CGGAGG、CCGAGA、GATCGC、AGAGCG、AGCGAG、またはACTCCGのうち異なる1つを有することを特徴とする請求項19の方法。
【請求項28】
プライマーが配列AGTGGGまたはAGAGAGのうち1つを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項29】
プライマーが配列AGCCGG、AGTAGG、またはAGTTGGのうち1つを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項30】
プライマーが配列AGGCGG、AGTGGG、AGGGAG、またはAGTGAGのうち1つを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項31】
プライマーが配列AGTGGG、AGCCAG、AGTTAG、AGTCAG、またはAGACAGのうち1つを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項32】
プライマーが配列AGAGGG、AGGCAG、AGCCAG、AGTCAG、またはAGACAGのうち1つを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項33】
プライマーが配列CGGTGG、TCACGC、CGAGCG、GCGTGG、ACTCGG、AATCGC、CGGAGG、CCGAGA、GATCGC、AGAGCG、AGCGAG、またはACTCCGのうち1つを有することを特徴とする請求項1の方法。
【請求項34】
プライマーが反復配列中の配列と相補的であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項35】
反復配列がマイクロサテライト配列、ミニサテライト配列、サテライト配列、トランスポゾン配列、リボソームRNA配列、短い核散在配列(short interspersed nuclear element (SINE))、または長い核散在配列(long interspersed nuclear element)(LINE)であることを特徴とする請求項34の方法。
【請求項36】
プライマーが機能共通配列中の配列と相補的であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項37】
機能共通配列がプロモーター配列、エンハンサー配列、サイレンサー配列、上流調節配列、転写終止部位配列、トランスポゾン調節配列、リボソームRNA調節配列、またはポリアデニル化部位配列であることを特徴とする請求項36の方法。
【請求項38】
機能共通配列が微生物プロモーター配列、微生物エンハンサー配列、微生物サイレンサー配列、微生物上流調節配列、微生物転写終止部位配列、微生物トランスポゾン調節配列、微生物リボソームRNA調節配列、または微生物ポリアデニル化部位配列であることを特徴とする請求項37の方法。
【請求項39】
プライマーが広カバー率プライマーであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項40】
プライマーが、平均して、5,000ヌクレオチド以下毎、4,000ヌクレオチド以下毎、3,000ヌクレオチド以下毎、2,500ヌクレオチド以下毎、2,000ヌクレオチド以下毎、1,500ヌクレオチド以下毎、1,000ヌクレオチド以下毎、900ヌクレオチド以下毎、800ヌクレオチド以下毎、700ヌクレオチド以下毎、600ヌクレオチド以下毎、500ヌクレオチド以下毎、400ヌクレオチド以下毎、300ヌクレオチド以下毎、200ヌクレオチド以下毎、100ヌクレオチド以下毎、または50ヌクレオチド以下毎に、ゲノム核酸試料の核酸分子中に存在する配列と相補的であることを特徴とする請求項39の方法。
【請求項41】
プライマーが、ゲノム核酸試料のG+C比率の20%以内、15%以内、10%以内、9%以内、8%以内、7%以内、6%以内、5%以内、4%以内、3%以内、2%、または1%以内のG+C比率を有することを特徴とする請求項39の方法。
【請求項42】
プライマーが、使用した種類のゲノム核酸試料について、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも10%の遺伝子座発現量を生じることを特徴とする請求項39の方法。
【請求項43】
プライマーが、使用した種類のゲノム核酸試料について、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少なくとも100%の遺伝子座発現量を生じることを特徴とする請求項42の方法。
【請求項44】
プライマーが、使用した種類のゲノム核酸試料について、少なくとも10%の遺伝子座発現量を、少なくとも6個の異なる遺伝子座、少なくとも7個の異なる遺伝子座、少なくとも8個の異なる遺伝子座、少なくとも9個の異なる遺伝子座、少なくとも10個の異なる遺伝子座、少なくとも11個の異なる遺伝子座、少なくとも12個の異なる遺伝子座、少なくとも13個の異なる遺伝子座、少なくとも14個の異なる遺伝子座、少なくとも15個の異なる遺伝子座、少なくとも16個の異なる遺伝子座、少なくとも17個の異なる遺伝子座、少なくとも18個の異なる遺伝子座、少なくとも19個の異なる遺伝子座、少なくとも20個の異なる遺伝子座、少なくとも25個の異なる遺伝子座、少なくとも30個の異なる遺伝子座、少なくとも40個の異なる遺伝子座、少なくとも50個の異なる遺伝子座、少なくとも75個の異なる遺伝子座、または少なくとも100個の異なる遺伝子座に関して生じることを特徴とする請求項42の方法。
【請求項45】
プライマーが、使用した種類のゲノム核酸試料について、50倍未満の増幅偏りを生じることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項46】
プライマーが、使用した種類のゲノム核酸試料について、45倍未満、40倍未満、35倍未満、30倍未満、25倍未満、20倍未満、19倍未満、18倍未満、17倍未満、16倍未満、15倍未満、14倍未満、13倍未満、12倍未満、11倍未満、10倍未満、9倍未満、8倍未満、7倍未満、6倍未満、5倍未満、または4倍未満の増幅偏りを生じることを特徴とする請求項45の方法。
【請求項47】
プライマーが、使用した種類のゲノム核酸試料について、50倍未満の増幅偏りを、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも6個の異なる遺伝子座、少なくとも7個の異なる遺伝子座、少なくとも8個の異なる遺伝子座、少なくとも9個の異なる遺伝子座、少なくとも10個の異なる遺伝子座、少なくとも11個の異なる遺伝子座、少なくとも12個の異なる遺伝子座、少なくとも13個の異なる遺伝子座、少なくとも14個の異なる遺伝子座、少なくとも15個の異なる遺伝子座、少なくとも16個の異なる遺伝子座、少なくとも17個の異なる遺伝子座、少なくとも18個の異なる遺伝子座、少なくとも19個の異なる遺伝子座、少なくとも20個の異なる遺伝子座、少なくとも25個の異なる遺伝子座、少なくとも30個の異なる遺伝子座、少なくとも40個の異なる遺伝子座、少なくとも50個の異なる遺伝子座、少なくとも75個の異なる遺伝子座、または少なくとも100個の異なる遺伝子座に関して生じることを特徴とする請求項45の方法。
【請求項48】
プライマーが内部相補的3'末端を有しないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項49】
プライマーが核酸試料の非存在下で顕著な複製産物を生じないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項50】
DNAポリメラーゼがφ29DNAポリメラーゼであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項51】
ゲノム核酸試料が変性条件に供されないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項52】
ゲノム核酸試料が熱変性条件に供されないことを特徴とする請求項51の方法。
【請求項53】
ゲノム核酸試料がアルカリ性変性条件に供されないことを特徴とする請求項51の方法。
【請求項54】
ゲノム核酸試料が変性条件に供されることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項55】
ゲノム核酸試料が熱変性条件に供されることを特徴とする請求項54の方法。
【請求項56】
ゲノム核酸試料がアルカリ性変性条件に供されることを特徴とする請求項54の方法。
【請求項57】
ゲノム核酸試料中の核酸がゲノム核酸試料中の他の物質から分離されないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項58】
ゲノム核酸試料が粗細胞溶解物であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項59】
ゲノム核酸試料が、細胞をアルカリ性条件に曝露して細胞溶解物を生じ、細胞溶解物が全ゲノムを含み、および細胞溶解物のpHを低下させて安定化した細胞溶解物を生じることによって調製されることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項60】
細胞を溶解溶液と混合することによって細胞がアルカリ性条件に曝露されることを特徴とする請求項59の方法。
【請求項61】
溶解溶液が塩基を含むことを特徴とする請求項60の方法。
【請求項62】
細胞溶解物を安定化溶液と混合することによって細胞溶解物のpHを低下させることを特徴とする請求項59の方法。
【請求項63】
安定化溶液が緩衝剤を含むことを特徴とする請求項62の方法。
【請求項64】
安定化溶液が酸を含むことを特徴とする請求項62の方法。
【請求項65】
細胞溶解物および安定化された細胞溶解物中の核酸が細胞溶解物中の他の物質から分離されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項66】
細胞溶解物および安定化された細胞溶解物が、インキュベート前に精製に供されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項67】
細胞溶解物、安定化された細胞溶解物、または両方が、インキュベート前に部分精製に供されることを特徴とする請求項59の方法。
【請求項68】
細胞溶解物および安定化された細胞溶解物が、インキュベート前に相当な精製に供されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項69】
インキュベートが実質的に等温であることを特徴とする請求項59の方法。
【請求項70】
細胞溶解物も安定化された細胞溶解物もインキュベートの温度を実質的に上回って加熱されないことを特徴とする請求項69の方法。
【請求項71】
細胞溶解物も安定化された細胞溶解物もインキュベートの温度を上回る実質的な加熱に供されないことを特徴とする請求項69の方法。
【請求項72】
細胞がインキュベートの温度を実質的に上回って加熱されないことを特徴とする請求項69の方法。
【請求項73】
細胞がインキュベートの温度を上回る実質的な加熱に供されないことを特徴とする請求項69の方法。
【請求項74】
細胞が、その細胞が増殖する温度を実質的に上回って加熱されないことを特徴とする請求項69の方法。
【請求項75】
細胞が、その細胞が増殖する温度を上回る実質的な加熱に供されないことを特徴とする請求項69の方法。
【請求項76】
細胞溶解物も安定化された細胞溶解物も、ゲノムの明らかな変性を引き起こしうる温度を上回っておよびそのような時間にわたって加熱されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項77】
細胞溶解物も安定化された細胞溶解物も、ゲノムの明らかな変性を引き起こしうる温度を上回るおよびそのような時間にわたる加熱に供されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項78】
細胞が熱によって溶解されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項79】
アルカリ性条件の非存在下で相当な細胞溶解を引き起こす温度を上回っておよびそのような時間にわたって細胞が加熱されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項80】
アルカリ性条件の非存在下で相当な細胞溶解を引き起こす温度を上回るおよびそのような時間にわたる加熱に細胞が供されないことを特徴とする請求項59の方法。
【請求項81】
プライマー、ゲノム核酸試料およびDNAポリメラーゼを接触させる前に、
ゲノム核酸試料中の核酸分子の相当な変性を促進する条件にゲノム核酸試料を曝露し、それによって変性したゲノム核酸試料を生じ、および条件をゲノム核酸試料中の核酸分子の相当な変性を促進しない条件に変えて変性したゲノム核酸試料を生じることをさらに含む請求項1の方法。
【請求項82】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、増幅された核酸分子について、ゲノム核酸試料における平均断片長よりも長い平均断片長を結果として生じることを特徴とする請求項81の方法。
【請求項83】
ゲノム核酸試料、変性したゲノム核酸試料、または両方がイオン条件に曝露されることを特徴とする請求項81の方法。
【請求項84】
ゲノム核酸試料を変性溶液と混合することによっておよびゲノム核酸試料中の核酸分子を相当に変性させる温度におよびそのような時間ゲノム核酸試料を加熱することによって、ゲノム核酸試料が相当な変性を促進する条件に曝露されることを特徴とする請求項81の方法。
【請求項85】
プライマーが3'−5'エキソヌクレアーゼに耐性となるようにプライマーが少なくとも1個の修飾ヌクレオチドを含むことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項86】
プライマーが長さ6ヌクレオチドであって、プライマーがヌクレアーゼ耐性となるようにプライマーが少なくとも1個の修飾ヌクレオチドを含み、およびDNAポリメラーゼがφ29DNAポリメラーゼであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項87】
核酸分子の複製を促進する条件が実質的に等温であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項88】
核酸分子の複製を促進する条件が熱サイクル反応に関係しないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項89】
核酸分子の複製を促進する条件が熱サイクル反応を含まないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項90】
プライマーがヌクレオチドを含み、そのヌクレオチドの1種類以上がリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項91】
ヌクレオチドの約10%ないし約50%がリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項90の方法。
【請求項92】
ヌクレオチドの約50% 以上がリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項90の方法。
【請求項93】
ヌクレオチドの全部がリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項90の方法。
【請求項94】
プライマーがヌクレオチドを含み、そのヌクレオチドの1種類以上が2'−O−メチルリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項95】
ヌクレオチドの約10%ないし約50%が2'−O−メチルリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項94の方法。
【請求項96】
ヌクレオチドの約50% 以上が2'−O−メチルリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項94の方法。
【請求項97】
ヌクレオチドの全部が2'−O−メチルリボヌクレオチドであることを特徴とする請求項94の方法。
【請求項98】
プライマーがヌクレオチドを含み、そのヌクレオチドがリボヌクレオチドおよび2'−O−メチルリボヌクレオチドの混合物であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項99】
プライマーがヌクレオチドを含み、そのヌクレオチドがデオキシリボヌクレオチドおよび2'−O−メチルリボヌクレオチドの混合物であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項100】
ゲノム核酸試料が血液試料、尿試料、精液試料、リンパ液試料、脳脊髄液試料、羊水試料、生検試料、針吸引生検試料、がん試料、腫瘍試料、組織試料、細胞試料、細胞溶解物試料、粗細胞溶解物試料、法医学試料、考古学的試料、感染試料、院内感染試料、製品試料、医薬調製物試料、生物学的分子製品試料、タンパク質調製物試料、脂質調製物試料、糖質調製物試料、またはその組み合わせであることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項101】
ゲノム核酸試料が粗細胞溶解物であることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項102】
ゲノム核酸試料が細胞溶解を超えて処理されないことを特徴とする請求項1の方法。
【請求項103】
増幅された核酸分子が分析されることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項104】
増幅された核酸分子が1種類以上のDNAチップを用いて分析されることを特徴とする請求項103の方法。
【請求項105】
増幅された核酸分子がハイブリダイゼーションによって分析されることを特徴とする請求項103の方法。
【請求項106】
増幅された核酸分子が核酸配列決定によって分析されることを特徴とする請求項103の方法。
【請求項107】
増幅された核酸分子がその分析の前、後、または前および後の両方に保存されることを特徴とする請求項103の方法。
【請求項108】
プライマー、DNAポリメラーゼ、および第2のゲノム核酸試料を接触させ、および第2のゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下で第2のゲノム核酸試料をインキュベートすることをさらに含み、
第2のゲノム核酸試料はゲノムの全部または相当な部分を含み、第2のゲノム核酸試料中の核酸分子の複製は鎖置換複製によって進行し、第2のゲノム核酸試料中の核酸分子の複製の結果として第2のゲノム核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製が生じることを特徴とする請求項1の方法。
【請求項109】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料と同一の種類の生物に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項110】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料と同一の種類の組織に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項111】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料と同一の生物に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項112】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料とは異なる時に得られることを特徴とする請求項111の方法。
【請求項113】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料とは異なる生物に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項114】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料とは異なる種類の組織に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項115】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料とは異なる種の生物に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項116】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料とは異なる系統の生物に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項117】
第2のゲノム核酸試料が第1のゲノム核酸試料とは異なる細胞区画に由来する試料であることを特徴とする請求項108の方法。
【請求項118】
ゲノムを増幅する方法であって、1,000種類未満のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
各プライマーが異なる特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項119】
DNAポリメラーゼおよびゲノム核酸試料が、2種類未満のプライマーと、3種類未満のプライマーと、4種類未満のプライマーと、5種類未満のプライマーと、6種類未満のプライマーと、7種類未満のプライマーと、8種類未満のプライマーと、9種類未満のプライマーと、10種類未満のプライマーと、11種類未満のプライマーと、12種類未満のプライマーと、13種類未満のプライマーと、14種類未満のプライマーと、15種類未満のプライマーと、16種類未満のプライマーと、17種類未満のプライマーと、18種類未満のプライマーと、19種類未満のプライマーと、20種類未満のプライマーと、21種類未満のプライマーと、22種類未満のプライマーと、23種類未満のプライマーと、24種類未満のプライマーと、25種類未満のプライマーと、26種類未満のプライマーと、27種類未満のプライマーと、28種類未満のプライマーと、29種類未満のプライマーと、30種類未満のプライマーと、31種類未満のプライマーと、32種類未満のプライマーと、33種類未満のプライマーと、34種類未満のプライマーと、35種類未満のプライマーと、36種類未満のプライマーと、37種類未満のプライマーと、38種類未満のプライマーと、39種類未満のプライマーと、40種類未満のプライマーと、41種類未満のプライマーと、42種類未満のプライマーと、43種類未満のプライマーと、44種類未満のプライマーと、45種類未満のプライマーと、46種類未満のプライマーと、47種類未満のプライマーと、48種類未満のプライマーと、49種類未満のプライマーと、50種類未満のプライマーと、51種類未満のプライマーと、52種類未満のプライマーと、53種類未満のプライマーと、54種類未満のプライマーと、55種類未満のプライマーと、56種類未満のプライマーと、57種類未満のプライマーと、58種類未満のプライマーと、59種類未満のプライマーと、60種類未満のプライマーと、61種類未満のプライマーと、62種類未満のプライマーと、63種類未満のプライマーと、64種類未満のプライマーと、75種類未満のプライマーと、100種類未満のプライマーと、150種類未満のプライマーと、200種類未満のプライマーと、300種類未満のプライマーと、400種類未満のプライマーと、500種類未満のプライマーと、750種類未満のプライマーと、または1,000種類未満のプライマーと接触させられることを特徴とする請求項118の方法。
【請求項120】
明らかな配列複雑性を有する核酸試料を増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、および核酸試料を接触させ、および核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下で核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、核酸試料が少なくとも1×104ヌクレオチドの配列複雑性を有し、核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、核酸試料中の核酸分子の複製が結果として核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項121】
核酸試料が少なくとも1×105ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、核酸試料が少なくとも1×106ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、核酸試料が少なくとも1×107ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有するか、または核酸試料が少なくとも1×109ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする請求項120の方法。
【請求項122】
核酸試料がゲノム、染色体、染色体断片、人工染色体、酵母人工染色体、細菌人工染色体、コスミド、または組み合わせであるかまたはそれに由来することを特徴とする請求項120の方法。
【請求項123】
核酸試料が血液試料、尿試料、精液試料、リンパ液試料、脳脊髄液試料、羊水試料、生検試料、針吸引生検試料、がん試料、腫瘍試料、組織試料、細胞試料、細胞溶解物試料、粗細胞溶解物試料、法医学試料、考古学的試料、感染試料、院内感染試料、製品試料、医薬調製物試料、生物学的分子製品試料、タンパク質調製物試料、脂質調製物試料、糖質調製物試料、またはその組み合わせであるかまたはそれに由来することを特徴とする請求項120の方法。
【請求項124】
核酸試料が真核生物、植物、および動物、海産動物、脊椎動物、哺乳類、またはヒトであるかまたはそれに由来することを特徴とする請求項120の方法。
【請求項125】
ゲノムを増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料が少なくとも1×109ヌクレオチドの配列複雑性を有し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも0.01%の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項126】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも0.1%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも1%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも5%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも10%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも20%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも30%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも40%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも50%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも60%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも70%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも80%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも90%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも95%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも96%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも97%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも98%、またはゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも99%の複製を生じることを特徴とする請求項125の方法。
【請求項127】
ゲノムを増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも0.1%の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項128】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも1%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも5%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも10%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも20%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも30%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも40%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも50%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも60%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも70%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも80%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも90%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも95%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも96%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも97%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも98%、またはゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも99%の複製を生じることを特徴とする請求項127の方法。
【請求項129】
ゲノムを増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料が少なくとも1×107ヌクレオチドの配列複雑性を有し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも1%の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項130】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも5%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも10%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも20%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも30%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも40%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも50%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも60%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも70%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも80%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも90%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも95%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも96%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも97%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも98%、またはゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも99%の複製を生じることを特徴とする請求項129の方法。
【請求項131】
ゲノムを増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料が少なくとも1×106ヌクレオチドの配列複雑性を有し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも10%の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項132】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも20%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも30%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも40%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも50%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも60%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも70%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも80%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも90%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも95%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも96%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも97%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも98%、またはゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも99%の複製を生じることを特徴とする請求項131の方法。
【請求項133】
ゲノムを増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料が少なくとも1×105ヌクレオチドの配列複雑性を有し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも80%の複製を生じることを特徴とする方法。
【請求項134】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも90%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも95%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも96%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも97%、ゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも98%、またはゲノム核酸試料中の核酸配列の少なくとも99%の複製を生じることを特徴とする請求項133の方法。
【請求項135】
ゲノムを増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果として少なくとも10%の遺伝子座発現量を、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して生じることを特徴とする方法。
【請求項136】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少なくとも100%の遺伝子座発現量を、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して生じることを特徴とする請求項135の方法。
【請求項137】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として少なくとも10%の遺伝子座発現量を、少なくとも6個の異なる遺伝子座、少なくとも7個の異なる遺伝子座、少なくとも8個の異なる遺伝子座、少なくとも9個の異なる遺伝子座、少なくとも10個の異なる遺伝子座、少なくとも11個の異なる遺伝子座、少なくとも12個の異なる遺伝子座、少なくとも13個の異なる遺伝子座、少なくとも14個の異なる遺伝子座、少なくとも15個の異なる遺伝子座、少なくとも16個の異なる遺伝子座、少なくとも17個の異なる遺伝子座、少なくとも18個の異なる遺伝子座、少なくとも19個の異なる遺伝子座、少なくとも20個の異なる遺伝子座、少なくとも25個の異なる遺伝子座、少なくとも30個の異なる遺伝子座、少なくとも40個の異なる遺伝子座、少なくとも50個の異なる遺伝子座、少なくとも75個の異なる遺伝子座、または少なくとも100個の異なる遺伝子座に関して生じることを特徴とする請求項135の方法。
【請求項138】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として50倍未満の増幅偏りを生じることを特徴とする請求項135の方法。
【請求項139】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として45倍未満、40倍未満、35倍未満、30倍未満、25倍未満、20倍未満、19倍未満、18倍未満、17倍未満、16倍未満、15倍未満、14倍未満、13倍未満、12倍未満、11倍未満、10倍未満、9倍未満、8倍未満、7倍未満、6倍未満、5倍未満、または4倍未満の増幅偏りを生じることを特徴とする請求項138の方法。
【請求項140】
ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として50倍未満の増幅偏りを、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも6個の異なる遺伝子座、少なくとも7個の異なる遺伝子座、少なくとも8個の異なる遺伝子座、少なくとも9個の異なる遺伝子座、少なくとも10個の異なる遺伝子座、少なくとも11個の異なる遺伝子座、少なくとも12個の異なる遺伝子座、少なくとも13個の異なる遺伝子座、少なくとも14個の異なる遺伝子座、少なくとも15個の異なる遺伝子座、少なくとも16個の異なる遺伝子座、少なくとも17個の異なる遺伝子座、少なくとも18個の異なる遺伝子座、少なくとも19個の異なる遺伝子座、少なくとも20個の異なる遺伝子座、少なくとも25個の異なる遺伝子座、少なくとも30個の異なる遺伝子座、少なくとも40個の異なる遺伝子座、少なくとも50個の異なる遺伝子座、少なくとも75個の異なる遺伝子座、または少なくとも100個の異なる遺伝子座に関して生じることを特徴とする請求項138の方法。
【請求項141】
高い配列複雑性の核酸試料を増幅する方法であって、単一のプライマー、DNAポリメラーゼ、および核酸試料を接触させ、および核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下で核酸試料をインキュベートすることを含み、
プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、核酸試料が少なくとも1×103ヌクレオチドの配列複雑性を有し、核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、核酸試料中の核酸分子の複製が結果として少なくとも10%の配列発現量を、少なくとも5個の異なる標的配列に関して生じることを特徴とする方法。
【請求項142】
核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少なくとも100%の配列発現量を、少なくとも5個の異なる標的配列に関して生じることを特徴とする請求項141の方法。
【請求項143】
核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として少なくとも10%の配列発現量を、少なくとも6個の異なる標的配列、少なくとも7個の異なる標的配列、少なくとも8個の異なる標的配列、少なくとも9個の異なる標的配列、少なくとも10個の異なる標的配列、少なくとも11個の異なる標的配列、少なくとも12個の異なる標的配列、少なくとも13個の異なる標的配列、少なくとも14個の異なる標的配列、少なくとも15個の異なる標的配列、少なくとも16個の異なる標的配列、少なくとも17個の異なる標的配列、少なくとも18個の異なる標的配列、少なくとも19個の異なる標的配列、少なくとも20個の異なる標的配列、少なくとも25個の異なる標的配列、少なくとも30個の異なる標的配列、少なくとも40個の異なる標的配列、少なくとも50個の異なる標的配列、少なくとも75個の異なる標的配列、または少なくとも100個の異なる標的配列に関して生じることを特徴とする請求項141の方法。
【請求項144】
核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として50倍未満の増幅偏りを生じることを特徴とする請求項141の方法。
【請求項145】
核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として45倍未満、40倍未満、35倍未満、30倍未満、25倍未満、20倍未満、19倍未満、18倍未満、17倍未満、16倍未満、15倍未満、14倍未満、13倍未満、12倍未満、11倍未満、10倍未満、9倍未満、8倍未満、7倍未満、6倍未満、5倍未満、または4倍未満の増幅偏りを生じることを特徴とする請求項144の方法。
【請求項146】
核酸試料中の核酸分子の複製が、結果として50倍未満の増幅偏りを、少なくとも5個の異なる標的配列に関して、少なくとも6個の異なる標的配列、少なくとも7個の異なる標的配列、少なくとも8個の異なる標的配列、少なくとも9個の異なる標的配列、少なくとも10個の異なる標的配列、少なくとも11個の異なる標的配列、少なくとも12個の異なる標的配列、少なくとも13個の異なる標的配列、少なくとも14個の異なる標的配列、少なくとも15個の異なる標的配列、少なくとも16個の異なる標的配列、少なくとも17個の異なる標的配列、少なくとも18個の異なる標的配列、少なくとも19個の異なる標的配列、少なくとも20個の異なる標的配列、少なくとも25個の異なる標的配列、少なくとも30個の異なる標的配列、少なくとも40個の異なる標的配列、少なくとも50個の異なる標的配列、少なくとも75個の異なる標的配列、または少なくとも100個の異なる標的配列に関して生じることを特徴とする請求項144の方法。
【請求項147】
ゲノムを増幅する方法であって、一組のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
そのプライマーの組が1種類以上の選択プライマーを含み、各選択プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸配列の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とし、
その組に含まれる各選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に選択核酸試料中の核酸配列の少なくとも80%の複製を生じることができ、選択核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする方法。
【請求項148】
プライマーの組がさらに少なくとも1種類の追加のプライマーを含むことを特徴とする請求項147の方法。
【請求項149】
プライマーの組が少なくとも1種類の非選択プライマーをさらに含み、その非選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に選択核酸試料中の核酸配列の80%未満の複製を生じることを特徴とする請求項147の方法。
【請求項150】
ゲノムを増幅する方法であって、一組のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
そのプライマーの組が1種類以上の選択プライマーを含み、各選択プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とし、
その組に含まれる各選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に、20倍未満の増幅偏りを、選択核酸試料中の少なくとも10個の核酸配列に関して生じることができ、選択核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする方法。
【請求項151】
ゲノムを増幅する方法であって、一組のプライマー、DNAポリメラーゼ、およびゲノム核酸試料を接触させ、およびゲノム核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でゲノム核酸試料をインキュベートすることを含み、
そのプライマーの組が1種類以上の選択プライマーを含み、各選択プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、ゲノム核酸試料がゲノムの全部または相当な部分を含み、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、ゲノム核酸試料中の核酸分子の複製が結果としてゲノム核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とし、
その組に含まれる各選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に、少なくとも10%の配列発現量を、選択核酸試料中の少なくとも10個の核酸配列に関して生じることができ、選択核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする方法。
【請求項152】
核酸を増幅する方法であって、一組のプライマー、DNAポリメラーゼ、および核酸試料を接触させ、および核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下で核酸試料をインキュベートすることを含み、
そのプライマーの組が1種類以上の選択プライマーを含み、各選択プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、核酸試料中の核酸分子の複製が結果として核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とし、
その組に含まれる各選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に、選択核酸試料中の核酸配列の少なくとも80%の複製を生じることができ、選択核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする方法。
【請求項153】
プライマーの組がさらに少なくとも1種類の追加のプライマーを含むことを特徴とする請求項152の方法。
【請求項154】
プライマーの組が少なくとも1種類の非選択プライマーをさらに含み、その非選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に選択核酸試料中の核酸配列の80%未満の複製を生じることを特徴とする請求項152の方法。
【請求項155】
核酸試料が少なくとも1×103ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする請求項152の方法。
【請求項156】
核酸を増幅する方法であって、一組のプライマー、DNAポリメラーゼ、および核酸試料を接触させ、および核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下で核酸試料をインキュベートすることを含み、
そのプライマーの組が1種類以上の選択プライマーを含み、各選択プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、核酸試料中の核酸分子の複製が結果として核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とし、
その組に含まれる各選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に、20倍未満の増幅偏りを、選択核酸試料中の少なくとも10個の核酸配列に関して生じることができ、選択核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする方法。
【請求項157】
核酸を増幅する方法であって、一組のプライマー、DNAポリメラーゼ、および核酸試料を接触させ、および核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下で核酸試料をインキュベートすることを含み、
そのプライマーの組が1種類以上の選択プライマーを含み、各選択プライマーが特異的ヌクレオチド配列を有し、核酸試料中の核酸分子の複製が鎖置換複製によって進行し、核酸試料中の核酸分子の複製が結果として核酸試料中の核酸分子の全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とし、
その組に含まれる各選択プライマーが、プライマー、DNAポリメラーゼ、および選択核酸試料を接触させ選択核酸試料中の核酸分子の複製を促進する条件下でインキュベートする際に、少なくとも10%の配列発現量を、選択核酸試料中の少なくとも10個の核酸配列に関して生じることができ、選択核酸試料が少なくとも1×108ヌクレオチドの配列複雑性を有することを特徴とする方法。
【請求項158】
核酸を増幅する方法であって、標的配列を含む核酸を高温にて、鎖置換活性を有する熱不安定性核酸ポリメラーゼ、添加剤、および一組のプライマーの存在下で、核酸の複製を促進する条件下でインキュベートすることを含み、核酸の複製が、複製された鎖を結果として生じ、複製中に、複製された核酸鎖のうち少なくとも1つが、別の複製された鎖の鎖置換複製によって置換され、標的配列からの複製された鎖の形成が、非標的配列からの複製された鎖の形成よりも有利であることを特徴とする方法。
【請求項159】
高温が、核酸ポリメラーゼが添加剤の非存在下で実質的にテンプレート依存性重合を行うことができない温度であることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項160】
高温が摂氏30度より高い温度であることを特徴とする請求項159の方法。
【請求項161】
高温が摂氏32度より高い温度であることを特徴とする請求項159の方法。
【請求項162】
高温が摂氏35度より高い温度であることを特徴とする請求項159の方法。
【請求項163】
高温が摂氏37度より高い温度であることを特徴とする請求項159の方法。
【請求項164】
熱不安定性核酸ポリメラーゼがファイ29DNAポリメラーゼであることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項165】
熱不安定性核酸ポリメラーゼがファイ29DNAポリメラーゼ、大腸菌(E.coli)DNAポリメラーゼ、Bst大断片DNAポリメラーゼ、BcaDNAポリメラーゼ、ファージM2DNAポリメラーゼ、ファージφPRD1DNAポリメラーゼ、DNAポリメラーゼIのクレノー断片、T5DNAポリメラーゼ、T4DNAポリメラーゼホロ酵素、または組み合わせであることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項166】
プライマーの組が少なくとも2種類のプライマーを含むことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項167】
プライマーの組が少なくとも10種類のプライマーを含むことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項168】
プライマーの組が少なくとも50種類のプライマーを含むことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項169】
プライマーの組が少なくとも200種類のプライマーを含むことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項170】
プライマーの組が1023種類より多いプライマーを含むことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項171】
プライマーの組に含まれるプライマーがそれぞれ長さ6ヌクレオチドであることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項172】
プライマーの組に含まれるプライマーがそれぞれ長さ8ヌクレオチドであることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項173】
プライマーの組に含まれるプライマーがそれぞれ8ヌクレオチドより長いことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項174】
プライマーの組に含まれるプライマーのうち2種類以上が異なる長さであることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項175】
添加剤が糖または糖の組み合わせを含むことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項176】
添加剤がトレハロース、グルコース、スクロース、または組み合わせを含むことを特徴とする請求項175の方法。
【請求項177】
添加剤が糖、シャペロン、タンパク質、または組み合わせを含むことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項178】
鎖置換複製が添加剤の存在下で行われることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項179】
添加剤がトレハロースを含むことを特徴とする請求項178の方法。
【請求項180】
核酸、核酸ポリメラーゼ、添加剤、およびプライマーの組のインキュベートがデオキシリボヌクレオチド三リン酸の存在下であることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項181】
標的配列から複製された鎖の非標的配列から複製された鎖に対する比率が、核酸が同一の核酸ポリメラーゼおよびプライマーの組の存在下でおよび高温以外は同一の条件下でインキュベートされる場合、標的配列から複製された鎖の非標的配列から複製された鎖に対する比率より小さいことを特徴とする請求項158の方法。
【請求項182】
高温が、添加剤、dNTP、およびテンプレート核酸の非存在下で核酸ポリメラーゼがそれ以上の温度で明らかに不活性化される温度であることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項183】
高温が、添加剤、dNTP、およびテンプレート核酸の非存在下で核酸ポリメラーゼがそれ以上の温度で相当に不活性化される温度であることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項184】
高温が、添加剤、dNTP、およびテンプレート核酸の非存在下で核酸ポリメラーゼがそれ以上の温度で顕著に不活性化される温度であることを特徴とする請求項158の方法。
【請求項185】
全ゲノムを増幅する方法であって、
細胞をアルカリ性条件に曝露して細胞溶解物を生じ、細胞溶解物は全ゲノムを含み、
細胞溶解物のpHを低下させて安定化した細胞溶解物を生じ、
および安定化した細胞溶解物を高温にて、鎖置換活性を有する熱不安定性核酸ポリメラーゼ、添加剤、および一組のプライマーの存在下で、核酸の複製を促進する条件下でインキュベートすることを含み、核酸の複製は、複製された鎖を結果として生じ、複製中に、複製された核酸鎖のうち少なくとも1つが、別の複製された鎖の鎖置換複製によって置換され、
標的配列からの複製された鎖の形成が、非標的配列からの複製された鎖の形成よりも有利であることを特徴とする方法。
【請求項186】
鎖置換核酸合成を高温にて実施する方法であって、
鎖置換活性を有する熱不安定性核酸ポリメラーゼ、標的配列を含む核酸、一組のプライマー、および添加剤を混合し、
および高温にておよび標的配列へのプライマーのハイブリダイゼーションおよびテンプレート依存的方法でのプライマーの3’末端への連続的なヌクレオチドの付加によるプライマーの伸長に有利になる条件下でインキュベートすることを含み、その伸長の結果として標的配列の複製が生じることを特徴とする方法。
【請求項187】
核酸を増幅するためのキットであって、
鎖置換活性を有する熱不安定性核酸ポリメラーゼ、
添加剤、および
一組のプライマーを含み、
標的配列を含む核酸を高温にて、熱不安定性核酸ポリメラーゼ、添加剤、および一組のプライマーの存在下で、核酸の複製を促進する条件下でインキュベートする結果として、複製された鎖が生じおよび非標的配列からの複製された鎖の形成を優先して標的配列からの複製された鎖の形成を生じるキット。
【請求項188】
高温が、核酸ポリメラーゼが添加剤の非存在下で実質的にテンプレート依存性重合を行うことができない温度であることを特徴とする請求項187のキット。
【請求項189】
標的配列を含む核酸を高温にて、熱不安定性核酸ポリメラーゼ、添加剤、および一組のプライマーの存在下で、核酸の複製を促進する条件下でインキュベートする結果として、複製された鎖が生じおよび非標的配列からの複製された鎖の形成を優先して標的配列からの複製された鎖の形成を生じるように、熱不安定性核酸ポリメラーゼ、添加剤、および一組のプライマーが選択されることを特徴とする請求項187のキット。
【請求項190】
核酸ポリメラーゼがファイ29DNAポリメラーゼであることを特徴とする請求項187のキット。
【請求項191】
添加剤が糖、シャペロン、タンパク質、トレハロース、グルコース、スクロース、または組み合わせであることを特徴とする請求項187のキット。
【請求項192】
添加剤がトレハロースを含み、プライマーの組がエキソヌクレアーゼ耐性ランダム六量体プライマーを含み、および核酸ポリメラーゼがファイ29DNAポリメラーゼを含み、キットがさらに適当な量で混合した際に、10mM MgCl2、37.5mMトリス−HCl、pH7、50mM KCl、20mM硫酸アンモニウム、および1mM dNTPの終濃度を有する反応混合物を生じる1種類以上の 成分を含むことを特徴とする請求項187のキット。
【請求項193】
さらに、安定化溶液、溶解溶液、プライマーの組、ジチオスレイトール、リン酸緩衝生理食塩水、および対照DNAテンプレートを含む反応混合物のうち任意の1つまたは組み合わせを含む請求項187のキット。
【請求項194】
安定化溶液が800mMトリス−HCl、pH4を含み;溶解溶液が400 mM KOH、100 mM ジチオスレイトール、および10 mM EDTAを含み;反応混合物が150 mMトリス−HCl、200 mM KCl、40 mM MgCl2、20 mM (NH4)2SO4、4mMデオキシヌクレオチド三リン酸、および0.2mMランダム六量体プライマーを含み;ジチオスレイトールが1Mジチオスレイトールであり;およびリン酸緩衝生理食塩水が1Xリン酸緩衝生理食塩水、pH7.5であることを特徴とする請求項193のキット。
【請求項195】
核酸を増幅する方法であって、
核酸を含むと見られる試料をアルカリ性条件に曝露し、
試料の全部または一部のpHを低下させて安定化された試料を生じ、および
試料からの核酸の複製を促進する条件下で増幅混合物をインキュベートすることを含み、増幅混合物は安定化された試料の全てまたは一部を含み、
核酸の複製の結果として複製された鎖が生じ、複製中に、複製された鎖のうち少なくとも1つが、別の複製された鎖の鎖置換複製によって試料中の核酸から置換され、複製された鎖が低い増幅偏りを有することを特徴とする方法。
【請求項196】
増幅混合物中の核酸の濃度が、プライマーのハイブリダイゼーションを核酸の再会合よりも有利にすることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項197】
増幅混合物中の核酸の濃度が10ng/μl以下であることを特徴とする請求項196の方法。
【請求項198】
増幅混合物中の核酸の濃度が8ng/μl以下、6ng/μl以下、5ng/μl以下、4ng/μl以下、3ng/μl以下、2ng/μl以下、1ng/μl以下、または0.5ng/μl以下であることを特徴とする請求項196の方法。
【請求項199】
増幅混合物中の核酸の濃度が100ng/μl以下であることを特徴とする請求項196の方法。
【請求項200】
増幅混合物中の核酸の量が、複製された鎖における低い増幅偏りを結果として生じうる閾値以上であることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項201】
増幅混合物が少なくとも100ngの核酸を含むことを特徴とする請求項200の方法。
【請求項202】
増幅試料が少なくとも150ng、少なくとも200ng、少なくとも300ng、少なくとも400ng、少なくとも500ng、少なくとも1mg、少なくとも2mg、または少なくとも3mgの核酸を含むことを特徴とする請求項201の方法。
【請求項203】
増幅混合物が少なくとも10ngの核酸を含むことを特徴とする請求項200の方法。
【請求項204】
複製された鎖の増幅偏りが、試料中の少なくとも10個の標的配列に関して、20倍未満であることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項205】
複製された鎖の増幅偏りが、試料中の少なくとも10個の標的配列に関して、10倍未満であることを特徴とする請求項204の方法。
【請求項206】
複製された鎖の遺伝子座発現量が、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも10%であることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項207】
複製された鎖の遺伝子座発現量が、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも35%、少なくとも40%、少なくとも45%、少なくとも50%、少なくとも60%、少なくとも70%、少なくとも80%、少なくとも90%、または少なくとも100%であることを特徴とする請求項206の方法。
【請求項208】
複製された鎖の遺伝子座発現量が、少なくとも6個の異なる遺伝子座、少なくとも7個の異なる遺伝子座、少なくとも8個の異なる遺伝子座、少なくとも9個の異なる遺伝子座、少なくとも10個の異なる遺伝子座、少なくとも11個の異なる遺伝子座、少なくとも12個の異なる遺伝子座、少なくとも13個の異なる遺伝子座、少なくとも14個の異なる遺伝子座、少なくとも15個の異なる遺伝子座、少なくとも16個の異なる遺伝子座、少なくとも17個の異なる遺伝子座、少なくとも18個の異なる遺伝子座、少なくとも19個の異なる遺伝子座、少なくとも20個の異なる遺伝子座、少なくとも25個の異なる遺伝子座、少なくとも30個の異なる遺伝子座、少なくとも40個の異なる遺伝子座、少なくとも50個の異なる遺伝子座、少なくとも75個の異なる遺伝子座、または少なくとも100個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも10%であることを特徴とする請求項206の方法。
【請求項209】
複製された鎖の増幅偏りが50倍未満であることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項210】
複製された鎖の増幅偏りが45倍未満、40倍未満、35倍未満、30倍未満、25倍未満、20倍未満、19倍未満、18倍未満、17倍未満、16倍未満、15倍未満、14倍未満、13倍未満、12倍未満、11倍未満、10倍未満、9倍未満、8倍未満、7倍未満、6倍未満、5倍未満、または4倍未満であることを特徴とする請求項209の方法。
【請求項211】
複製された鎖の増幅偏りが、少なくとも5個の異なる遺伝子座に関して、少なくとも6個の異なる遺伝子座、少なくとも7個の異なる遺伝子座、少なくとも8個の異なる遺伝子座、少なくとも9個の異なる遺伝子座、少なくとも10個の異なる遺伝子座、少なくとも11個の異なる遺伝子座、少なくとも12個の異なる遺伝子座、少なくとも13個の異なる遺伝子座、少なくとも14個の異なる遺伝子座、少なくとも15個の異なる遺伝子座、少なくとも16個の異なる遺伝子座、少なくとも17個の異なる遺伝子座、少なくとも18個の異なる遺伝子座、少なくとも19個の異なる遺伝子座、少なくとも20個の異なる遺伝子座、少なくとも25個の異なる遺伝子座、少なくとも30個の異なる遺伝子座、少なくとも40個の異なる遺伝子座、少なくとも50個の異なる遺伝子座、少なくとも75個の異なる遺伝子座、または少なくとも100個の異なる遺伝子座に関して、50倍未満であることを特徴とする請求項209の方法。
【請求項212】
試料が細胞を含み、アルカリ性条件が細胞の溶解を促進し、アルカリ性条件が結果として細胞溶解物を生じることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項213】
試料が、アルカリ性条件の非存在下で相当な細胞溶解を生じる温度を上回ってまたはそのような時間、加熱に供されないことを特徴とする請求項212の方法。
【請求項214】
試料が核酸を含み、核酸がゲノムを含み、核酸の複製が結果としてゲノムの複製を生じることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項215】
試料中の核酸の複製が結果としてゲノムの全部または相当な部分の複製を生じることを特徴とする請求項214の方法。
【請求項216】
ゲノムが真核ゲノム、植物ゲノム、動物ゲノム、脊椎動物ゲノム、魚類ゲノム、哺乳類ゲノム、ヒトゲノム、細菌ゲノム、微生物ゲノム、またはウイルスゲノムであることを特徴とする請求項215の方法。
【請求項217】
ゲノムが増幅混合物中の核酸の少なくとも50%を構成することを特徴とする請求項214の方法。
【請求項218】
ゲノムが増幅混合物中の核酸の少なくとも90%を構成することを特徴とする請求項217の方法。
【請求項219】
ゲノムが増幅混合物中の核酸の少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%を構成することを特徴とする請求項217の方法。
【請求項220】
核酸が複数のゲノムを含み、核酸の複製が結果として複数のゲノムの複製を生じることを特徴とする請求項214の方法。
【請求項221】
ゲノムのうち少なくとも2つが異なる生物のゲノムであることを特徴とする請求項220の方法。
【請求項222】
少なくとも1つのゲノムがヒトゲノムでありおよび少なくとも1つのゲノムが細菌ゲノム、ウイルスゲノム、微生物ゲノム、または病原体ゲノムであることを特徴とする請求項221の方法。
【請求項223】
少なくとも1つのゲノムが真核ゲノム、植物ゲノム、動物ゲノム、脊椎動物ゲノム、魚類ゲノム、哺乳類ゲノム、ヒトゲノム、細菌ゲノム、微生物ゲノム、またはウイルスゲノムであり、および少なくとも1つのゲノムが真核ゲノム、植物ゲノム、動物ゲノム、脊椎動物ゲノム、魚類ゲノム、哺乳類ゲノム、ヒトゲノム、細菌ゲノム、微生物ゲノム、またはウイルスゲノムあることを特徴とする請求項221の方法。
【請求項224】
ゲノムが増幅混合物中の核酸の少なくとも50%を構成することを特徴とする請求項220の方法。
【請求項225】
ゲノムが増幅混合物中の核酸の少なくとも90%を構成することを特徴とする請求項224の方法。
【請求項226】
ゲノムが増幅混合物中の核酸の少なくとも55%、少なくとも60%、少なくとも65%、少なくとも70%、少なくとも75%、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%を構成することを特徴とする請求項224の方法。
【請求項227】
試料が真核試料、植物試料、動物試料、脊椎動物試料、魚類試料、哺乳類試料、ヒト試料、非ヒト試料、細菌試料、微生物試料、ウイルス試料、生物学的試料、血清試料、血漿試料、血液試料、尿試料、精液試料、リンパ液試料、脳脊髄液試料、羊水試料、生検試料、針吸引生検試料、がん試料、腫瘍試料、組織試料、細胞試料、細胞溶解物試料、粗細胞溶解物試料、組織溶解物試料、組織培養細胞試料、口腔塗抹試料、口腔洗浄液試料、糞便試料、ミイラ化組織試料、法医学試料、検死試料、考古学的試料、感染試料、院内感染試料、製品試料、医薬調製物試料、生物学的分子製品試料、タンパク質調製物試料、脂質調製物試料、糖質調製物試料、無生物試料、空気試料、土壌試料、樹液試料、金属試料、化石試料、土砂試料、地球上試料、地球外試料、またはその組み合わせであることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項228】
試料が血清試料または血漿試料であることを特徴とする請求項227の方法。
【請求項229】
試料を溶解溶液と混合することによって試料がアルカリ性条件に曝露されることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項230】
溶解溶液が塩基、緩衝剤、または組み合わせを含むことを特徴とする請求項229の方法。
【請求項231】
溶解 溶液が塩基を含み、塩基 が水酸化カリウムであることを特徴とする請求項230の方法。
【請求項232】
溶解溶液が400mM KOHを含むことを特徴とする請求項231の方法。
【請求項233】
溶解溶液が400mM KOHおよび10mM EDTAを含むことを特徴とする請求項232の方法。
【請求項234】
溶解溶液が100mM KOHを含むことを特徴とする請求項231の方法。
【請求項235】
溶解溶液が100mM KOHおよび2.5mM EDTAを含むことを特徴とする請求項234の方法。
【請求項236】
試料が等しい容量の溶解溶液と混合されることを特徴とする請求項229の方法。
【請求項237】
試料のpHを約 pH7.0 ないし約pH6.8の範囲に低下させることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項238】
試料を安定化溶液と混合することによって試料のpHを低下させることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項239】
安定化溶液が緩衝剤、酸、または組み合わせを含むことを特徴とする請求項238の方法。
【請求項240】
安定化溶液が緩衝剤を含み、緩衝剤がトリス−HClであることを特徴とする請求項239の方法。
【請求項241】
安定化溶液が800mMトリス−HClを含むことを特徴とする請求項240の方法。
【請求項242】
安定化溶液が200mMトリス−HClを含むことを特徴とする請求項240の方法。
【請求項243】
安定化溶液が20mMトリス−HClを含むことを特徴とする請求項240の方法。
【請求項244】
試料が等しい容量の安定化溶液と混合されることを特徴とする請求項238の方法。
【請求項245】
アルカリ性条件への試料の曝露、試料のpHの低下、および安定化された試料のインキュベートが、同一の反応チャンバー内で実施されることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項246】
反応チャンバーが、チューブ、試験管、エッペンドルフチューブ、ベッセル、マイクロベッセル、プレート、ウェル、マイクロウェルプレートのウェル、マイクロタイタープレートのウェル、チャンバー、マイクロ流体チャンバー、マイクロマシンチャンバー、密閉チャンバー、ホール、凹部、小窪、シャーレ、表面、膜、マイクロアレイ、ファイバー、グラスファイバー、光ファイバー、ファイバー織物、フィルム、ビーズ、瓶、チップ、コンパクトディスク、成型ポリマー、粒子および微粒子を含むことを特徴とする請求項245の方法。
【請求項247】
表面が密閉可能であることを特徴とする請求項246の方法。
【請求項248】
反応チャンバーが、アクリルアミド、セルロース、ニトロセルロース、ガラス、金、ポリスチレン、ポリエチレンビニルアセテート、ポリプロピレン、ポリメタクリレート、ポリエチレン、ポリエチレンオキサイド、ガラス、ポリシリケート、ポリカーボネート、テフロン、フルオロカーボン、ナイロン、シリコンゴム、ポリ無水物、ポリグリコール酸、ポリ乳酸、ポリオルトエステル、官能基化シラン、ポリプロピルフマラート、コラーゲン、グリコサミノグリカン、ポリアミノ酸、または組み合わせを含むことを特徴とする請求項245の方法。
【請求項249】
増幅混合物のインキュベート前に核酸が精製または抽出されないことを特徴とする請求項245の方法。
【請求項250】
試料中の核酸が試料中の他の物質から分離されないことを特徴とする請求項245の方法。
【請求項251】
安定化された試料中の核酸が安定化された試料中の他の物質から分離されないことを特徴とする請求項245の方法。
【請求項252】
安定化された試料中の核酸が、水を除く重量で、純度0.01%未満、純度0.1%未満、純度0.5%未満、純度1%未満、純度5%未満、純度10%未満、または純度20%未満であることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項253】
試料がインキュベート前に相当な精製に供されないことを特徴とする請求項195の方法。
【請求項254】
試料がインキュベート前に遠心分離、抽出、クロマトグラフィー、沈澱、濾過、または透析に供されることを特徴とする請求項253の方法。
【請求項255】
複製された鎖を検出することをさらに含む、請求項195の方法。
【請求項256】
複製された鎖を検出することが、複製された鎖の存在、量、または存在および量を検出することを含むことを特徴とする請求項255の方法。
【請求項257】
複製された鎖の存在、量、または存在および量が、1種類以上の標的配列の存在、量、または存在および量を検出することによって達成されることを特徴とする請求項256の方法。
【請求項258】
複数の対立遺伝子、遺伝子座、または両方の量が検出されることを特徴とする請求項257の方法。
【請求項259】
複製された鎖の検出が、試料が核酸を含むことを示すことを特徴とする請求項255の方法。
【請求項260】
複製された鎖を対立遺伝子欠落について分析し、500以上の遺伝子座、400以上の遺伝子座、300以上の遺伝子座、200以上の遺伝子座、100以上の遺伝子座、50以上の遺伝子座、40以上の遺伝子座、30以上の遺伝子座、20以上の遺伝子座、15以上の遺伝子座、10以上の遺伝子座、8以上の遺伝子座、6以上の遺伝子座、5以上の遺伝子座、4以上の遺伝子座、3以上の遺伝子座、2以上の遺伝子座、または1以上の遺伝子座に関して対立遺伝子欠落が無いことを特徴とする請求項195の方法。
【請求項261】
複製された鎖を対立遺伝子欠落について分析し、500以上の遺伝子座、400以上の遺伝子座、300以上の遺伝子座、200以上の遺伝子座、100以上の遺伝子座、50以上の遺伝子座、40以上の遺伝子座、30以上の遺伝子座、20以上の遺伝子座、15以上の遺伝子座、10以上の遺伝子座、8以上の遺伝子座、6以上の遺伝子座、5以上の遺伝子座、4以上の遺伝子座、3以上の遺伝子座、2以上の遺伝子座、または1以上の遺伝子座に関して対立遺伝子欠落が5%未満であることを特徴とする請求項195の方法。
【請求項262】
試料中の核酸の存在を検出する方法であって、
アルカリ性条件に試料を曝露し、
試料のpHを低下させて安定化された試料を生じ、および
試料からの核酸の複製を促進する条件下で増幅混合物をインキュベートすることを含み、増幅混合物が安定化された試料の全部または一部を含み、
核酸の複製が結果として複製された鎖を生じ、
複製された鎖を検出し、複製された鎖の検出が、試料が核酸を含むことを示すことを特徴とする方法。
【請求項263】
複製された鎖を定量することをさらに含む、請求項262の方法。
【請求項264】
複製された鎖の量が、試料中に存在する核酸の量の指標であることを特徴とする請求項263の方法。
【請求項265】
試料が3以上の生物に由来する核酸を含み、複製された鎖が少なくとも1の生物を検出することを特徴とする請求項262の方法。
【請求項266】
試料が全生態系に由来する核酸を含み、複製された鎖が少なくとも1の生物を検出することを特徴とする請求項262の方法。
【請求項267】
試料が実質的に無細胞試料であることを特徴とする請求項262の方法。
【請求項268】
試料が血清試料または血漿試料であることを特徴とする請求項262の方法。
【請求項269】
試料が水試料であることを特徴とする請求項262の方法。
【請求項270】
複製中に、複製された鎖のうち少なくとも1つが、別の複製された鎖の鎖置換複製によって、試料中の核酸から置換されることを特徴とする請求項262の方法。
【請求項271】
核酸が、指数ローリング・サークル増幅(ERCA)、およびローリング・サークル増幅(RCA)、複数置換増幅(MDA)、鎖置換増幅(SDA)、核酸配列準拠増幅(NASBA)、転写媒介増幅(TMA)、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、自己維持的配列複製(3SR)、Qβ−レプリカーゼを用いる増幅、およびサイクルシークエンシング、を用いる複製であることを特徴とする請求項262の方法。
【請求項272】
試料中の生物の存在を検出する方法であって、
アルカリ性条件に試料を曝露し、
試料のpHを低下させて安定化された試料を生じ、および
試料からの核酸の複製を促進する条件下で増幅混合物をインキュベートすることを含み、増幅混合物が安定化された試料の全部または一部を含み、核酸の複製が結果として複製された鎖を生じ、および
複製された鎖の配列の1種類以上を含む1種類以上の生物を同定し、それによって試料中の生物の存在を検出する方法。
【請求項273】
複製された鎖の1種類以上の配列を得るために、複製された鎖の少なくとも一部を配列決定し、複製された鎖の1種類以上の配列を文字列として用いて核酸配列のデータベースを連続的に検索し、および試料中に存在する可能性が高いおよび試料中に存在する可能性が低い生物の配列として検索の結果を同定し、それによって試料中の生物の存在を検出することにより、複製された鎖の配列の1種類以上を含む1種類以上の生物が同定されることを特徴とする請求項272の方法。
【請求項274】
試料が全生態系に由来する核酸を含み、試料中の少なくとも1の生物が変異生物であり、その変異生物はデータベース中に存在する同一の種類の生物の配列から変異した配列を含み、複製された鎖の1種類以上の配列を含む生物の種類を同定することによって少なくとも1の生物が同定されることを特徴とする請求項273の方法。
【請求項275】
複製された鎖の少なくとも一部を配列決定することが、複数の核酸プローブのうち少なくとも1種類へのハイブリダイゼーションによって達成されることを特徴とする請求項273の方法。
【請求項276】
核酸プローブがマイクロアレイ上に固定化されていることを特徴とする請求項275の方法。
【請求項277】
2の生物に由来する核酸を試料が含み、複製された鎖の1種類以上の配列を含む生物の種類を同定することによって、両方の生物が同定されることを特徴とする請求項272の方法。
【請求項278】
2の生物に由来する核酸を試料が含み、複製された鎖の1種類以上の配列を含む生物の種類を同定することによって、少なくとも一方の生物が同定されることを特徴とする請求項272の方法。
【請求項279】
核酸を増幅する方法であって、
試料をアルカリ性条件に曝露し、
試料の全部または一部のpHを低下させて安定化された試料を生じ、および
試料からの核酸の複製を促進する条件下で増幅混合物をインキュベートすることを含み、増幅混合物が安定化された試料の全部または一部を含み、
核酸の複製の結果として複製された鎖が生じ、複製された鎖が低い増幅偏りを有し、増幅混合物中の核酸の濃度が、プライマーのハイブリダイゼーションを核酸の再会合よりも有利にし、増幅混合物中の核酸の量が、複製された鎖における低い増幅偏りを結果として生じうる閾値以上であることを特徴とする方法。
【請求項280】
核酸が、指数ローリング・サークル増幅(ERCA)、およびローリング・サークル増幅(RCA)、複数置換増幅(MDA)、鎖置換増幅(SDA)、核酸配列準拠増幅(NASBA)、転写媒介増幅(TMA)、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、自己維持的配列複製(3SR)、Qβ−レプリカーゼを用いる増幅、およびサイクルシークエンシングを用いて複製されることを特徴とする請求項279の方法。
【請求項281】
核酸増幅のための反応条件を特定する方法であって、
被験試料を試験条件下で増幅して、増幅された核酸を作製し、
増幅された核酸における増幅偏りを測定することを含み、
増幅偏りが目的の閾値未満であれば、その試験条件が核酸増幅のための条件として特定されることを特徴とする方法。
【請求項282】
核酸が、指数ローリング・サークル増幅(ERCA)、およびローリング・サークル増幅(RCA)、複数置換増幅(MDA)、鎖置換増幅(SDA)、核酸配列準拠増幅(NASBA)、転写媒介増幅(TMA)、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、自己維持的配列複製(3SR)、Qβ−レプリカーゼを用いる増幅、およびサイクルシークエンシングを用いて複製されることを特徴とする請求項281の方法。
【請求項283】
核酸増幅のための反応条件を特定する方法であって、
被験試料をアルカリ性条件に曝露し、
被験試料の全部または一部のpHを低下させて安定化された被験試料を生じ、および
増幅された核酸を生じる条件下で被験増幅混合物をインキュベートすることを含み、被験増幅混合物が安定化された被験試料の全部または一部を含み、
試験条件が核酸の複製を促進し、被験増幅混合物中の核酸の濃度が被験核酸濃度であり、被験増幅混合物中の核酸の量が核酸の試験量であり、
増幅された核酸における増幅偏りを測定し、増幅偏りが目的の閾値未満であれば、その核酸の試験濃度が核酸増幅のために用いるべき濃度でありおよび核酸のその試験量が核酸増幅に用いるべき閾量であることを特徴とする方法。
【請求項284】
核酸を増幅する方法であって、
核酸を含みうる試料をアルカリ性条件に曝露し、
試料の全部または一部のpHを低下させて安定化された試料を生じ、および
試料からの核酸の複製を促進する条件下で増幅混合物をインキュベートすることを含み、増幅混合物が安定化された試料の全部または一部を含み、
核酸の複製が結果として複製された鎖を生じ、複製中に、複製された鎖のうち少なくとも1つが、別の複製された鎖の鎖置換複製によって、試料中の核酸から置換され、複製された鎖が目的の閾値未満の増幅偏りを有し、
増幅混合物中の核酸の濃度が所定の濃度以上であり、増幅混合物中の核酸の量が閾量以上であり、所定の濃度および閾量が、
被験試料をアルカリ性条件に曝露し、
被験試料の全部または一部のpHを低下させて安定化された被験試料を生じ、および
核酸の複製を促進する条件下で被験増幅混合物をインキュベートして増幅された核酸を生じることを含み、増幅混合物が安定化された試料の全部または一部を含み、
被験増幅混合物中の核酸の濃度が被験核酸濃度であり、被験増幅混合物中の核酸の量が核酸の試験量であり、
増幅された核酸における増幅偏りを測定し、
増幅偏りが目的の閾値未満であれば、その核酸の試験濃度が所定の濃度でありおよび核酸のその試験量が閾量であることによって決定されることを特徴とする方法。
【請求項285】
全ゲノムを増幅するためのキットであって、
安定化溶液、
一組のプライマーを含む反応混合物、および
DNAポリメラーゼを含むDNAポリメラーゼ混合物を含むキット。
【請求項286】
1Mジチオスレイトール
1Xリン酸緩衝生理食塩水、pH7.5、および
対照DNAテンプレートをさらに含み、
安定化溶液が800mMトリス−HCl、pH4を含み、
反応混合物が150mMトリス−HCl、200mM KCl、40mM MgCl2、20mM(NH4)2SO4、4mMデオキシヌクレオチド三リン酸、および0.2mMランダム六量体プライマーを含み、
DNAポリメラーゼがφ29DNAポリメラーゼである請求項285のキット。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【公表番号】特表2006−512094(P2006−512094A)
【公表日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−510007(P2005−510007)
【出願日】平成15年12月19日(2003.12.19)
【国際出願番号】PCT/US2003/040364
【国際公開番号】WO2004/058987
【国際公開日】平成16年7月15日(2004.7.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
テフロン
【出願人】(599072611)キアゲン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (83)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成18年4月13日(2006.4.13)
【国際特許分類】
【出願日】平成15年12月19日(2003.12.19)
【国際出願番号】PCT/US2003/040364
【国際公開番号】WO2004/058987
【国際公開日】平成16年7月15日(2004.7.15)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
テフロン
【出願人】(599072611)キアゲン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング (83)
【Fターム(参考)】
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