説明

梱包材

【課題】簡便な構成で被梱包体の信頼性を維持することができる梱包材を提供する。
【解決手段】梱包材1は、第1の被覆フラップ3に設けられた挿入穴4と、第2の被覆フラップ6に設けられた挿入穴7にMicroSDカード100が挿入されることによって、MicroSDカード100を包み込んで収納する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、簡便な構成で被梱包体の信頼性を維持することができる梱包材等の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、SDカード(登録商標)、MicroSDカード(登録商標)等の可搬型記憶媒体の大容量化及び低価格化により、可搬型記憶媒体は様々な用途で利用されるべく、一般市場に流通している。この可搬型記憶媒体が流通段階におかれる際には、当該可搬型記憶媒体を外部からの衝撃から保護し、正常な動作を確保する等の信頼性を維持するために、梱包材によって梱包されている。
【0003】
特許文献1では、弾性を有する合成樹脂により構成され、半導体メモリカードの収納時に係合部が弾性変形することにより嵌合保持する半導体メモリカードの収納ケースに関する発明が開示されている。
【0004】
特許文献2では、ポリ塩化ビニル樹脂により形成された電子記録媒体が抜け出るのを防止する搬送袋に関する発明が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2001−101360号公報
【特許文献2】特開2002−205745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示される収納ケースは、合成樹脂により構成されているため、専用の金型を製作し当該収納ケースを製造しなければならず、金型製作費用等の多大なコストや加工費がかかってしまう。また、特許文献2に開示される搬送袋は、ポリ塩化ビニル樹脂で形成されているため、可搬型記憶媒体を外部からの衝撃から十分に保護することができず、かかる可搬型記憶媒体の信頼性を維持することができない。
【0007】
そこで、本発明は上記各問題点に鑑みてなされたものであり、その目的の一例は、簡便な構成で被梱包体の信頼性を維持することができる梱包材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、基部と、前記基部の1の辺を第1の折り線とし、前記第1の折り線から前記基部の外側方向に連設され、前記第1の折り線を介して前記基部の内側方向に折りたたまれる第1の被覆フラップと、前記基部の前記1の辺と対向する辺を第2の折り線とし、前記第2の折り線から前記基部の外側方向に連設され、前記第2の折り線を介して前記基部の内側方向に折りたたまれる第2の被覆フラップと、前記第1の被覆フラップに設けられた挿入穴と、前記第2の被覆フラップに設けられた挿入穴に被梱包体が挿入されることによって、前記被梱包体を包み込んで収納する梱包材であって、前記第1の被覆フラップには、前記第1の被覆フラップの先端部を前記基部の内側方向へ折りたたみ、前記被梱包体の脱落を防止する脱落防止部を形成するための第3の折り線と、前記脱落防止部を前記基部の内側方向へ折りたたむための第4の折り線と、前記第2のフラップには、前記第2の被覆フラップの先端部を前記基部の内側方向へ折りたたみ、前記被梱包体の脱落を防止する脱落防止部を形成するための第5の折り線と、前記脱落防止部を前記基部の内側方向へ折りたたむための第6の折り線と、を備えることを特徴とする。
【0009】
従って、この梱包材によれば、簡便な構成で被梱包体の信頼性を維持することができる。
【0010】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の梱包材であって、前記基部の前記1の辺及び前記基部の前記1の辺と対向する辺以外の第3の辺を第7の折り線とし、前記第7の折り線から前記基部の外側方向に連設され、前記第7の折り線を介して前記基部の内側方向に折りたたまれる第3の被覆フラップと、前記第3の辺と対向する辺を第8の折り線とし、前記第8の折り線から前記基部の外側方向に連設され、前記第8の折り線を介して前記基部の内側方向に折りたたまれる第4の被覆フラップと、を備え、前記第4の被覆フラップの先端部に設けられた挿入部が、前記第3の被覆フラップに設けられた差込穴に挿入されることによって、前記被梱包体を包み込んで収納することを特徴とする。
【0011】
従って、この梱包材によれば、簡便な構成で、被梱包体の信頼性をさらに維持することができる。
【0012】
請求項3に記載の発明は、基部と、前記基部の1の辺を第1の折り線とし、前記第1の折り線から前記基部の外側方向に連設され、前記第1の折り線を介して前記基部の内側方向に折りたたまれる第1の被覆フラップと、前記基部の前記1の辺及び前記基部の前記1の辺と対向する辺以外の第3の辺を第7の折り線とし、前記第7の折り線から前記基部の外側方向に連設され、前記第7の折り線を介して前記基部の内側方向に折りたたまれる第3の被覆フラップと、前記第3の辺と対向する辺を第8の折り線とし、前記第8の折り線から前記基部の外側方向に形成され、前記第8の折り線を介して前記基部の内側方向に折りたたまれる第4の被覆フラップと、を備え、前記第1のフラップは、さらに、前記第1の被覆フラップの先端部を前記基部の内側方向へ折りたたみ、前記被梱包体の脱落を防止する脱落防止部を形成するための第3の折り線と、前記脱落防止部を前記基部の内側方向へ折りたたむための第4の折り線と、を備え、前記第1の被覆フラップに設けられた挿入穴に被梱包体が挿入され、前記第4の被覆フラップの先端部に設けられた挿入部が、前記第3の被覆フラップに設けられた差込穴に挿入されることによって、前記被梱包体を包み込んで収納することを特徴とする梱包材。
【0013】
従って、この発明によれば、さらに簡便な構成で、被梱包体の信頼性を維持することができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3の何れか1項に記載の梱包材であって、前記第1の被覆フラップ又は前記第2の被覆フラップの少なくとも何れか一方の先端部には、凹形状に切りかかれた切り欠き部が形成されることを特徴とする。
【0015】
従って、容易に梱包材を組み立てることができ、さらに、被梱包体を容易に梱包材に挿入することができ、作業時間の効率化を図ることが可能となる。
【0016】
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の梱包材であって、前記第1の被覆フラップに設けられる挿入穴は、前記第4の折り線を分断する位置に設けられ、前記第2の被覆フラップに設けられる挿入穴は、前記第6の折り線を分断する位置に設けられることを特徴とする。
【0017】
従って、被梱包体を極めて容易に梱包材へ挿入することができ、作業時間の効率化を図ることが可能となる。
【0018】
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5の何れか1項に記載の梱包材であって、前記梱包材は、板状の部材によって形成されることを特徴とする。
【0019】
従って、梱包材の製造コストを抑えつつ、一の板状の部材という極めて簡便な構成で被梱包材の信頼性を維持することができる。
【発明の効果】
【0020】
以上のように、本発明における梱包材によれば、被梱包体を折りたたんで梱包するため、簡便な構成で被梱包体の信頼性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本実施形態に係る梱包材1に被梱包体が挿入される状態を示す図である。
【図2】本実施形態に係る梱包材1に被梱包体が挿入された状態を示す図である。
【図3】本実施形態に係る梱包材1に被梱包体が収納された状態を示す図である。
【図4】本実施形態に係る梱包材1の展開時の形状を示す展開図である。
【図5】本実施形態に係る梱包材1の完成時に至るまでの形状を段階的に示す組立図である。
【図6】本実施形態に係る梱包材1の完成時に至るまでの形状を段階的に示す組立図である。
【図7】本実施形態に係る梱包材1の完成時に至るまでの形状を段階的に示す組立図である。
【図8】本実施形態に係る梱包材1の完成時に至るまでの形状を段階的に示す組立図である。
【図9】本実施形態に係る梱包材1の完成時に至るまでの形状を段階的に示す組立図である。
【図10】本実施形態に係る梱包材1の完成時に至るまでの形状を段階的に示す組立図である。
【図11】本実施形態に係る梱包材1の完成時に至るまでの形状を段階的に示す組立図である。
【図12】本実施形態に係る梱包材1の完成時に至るまでの形状を段階的に示す組立図である。
【図13】MicroSDカード100が収納された状態を示す概念図である。
【図14】第1の被覆フラップ3及び第2の被覆フラップ6のみを形成するように構成した梱包材30の使用状態を示す図である。
【図15】第1の被覆フラップ3及び第2の被覆フラップ6のみを形成するように構成した梱包材30の展開時の形状を示す展開図である。
【図16】第1の被覆フラップ3を備えた梱包材40を示す図である。
【図17】第1の被覆フラップ3を備えた梱包材40の展開時の形状を示す展開図である。
【図18】8角形の外形が形成された基部27が適用された梱包材50を示す図である。
【図19】8角形の外形が形成された基部27が適用された梱包材50の展開時の形状を示す展開図である。
【図20】8角形の外形が形成された基部28が適用された梱包材60の展開時の形状を示す展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下に、本願の最良の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図3を用いて、本実施形態に係る梱包材1の使用状態について説明する。
図1は被梱包体が挿入される状態を示す図であり、図2は本実施形態に係る梱包材1に被梱包体が挿入された状態を示す図であり、図3は本実施形態に係る梱包材1に被梱包体が収納された状態を示す図である。
【0023】
図1に示すように、梱包材1は、被梱包体の一例としてMicroSDカード100を包みこんで収納する。MicroSDカード100は、図1の矢印方向に従って詳しくは後述する挿入穴4に挿入された後(図1参照)、図2の矢印方向に従って詳しくは後述する挿入穴7へ挿入され、脱落防止部20及び脱落防止部21によって保持される(図2参照)。そして、第3の被覆フラップ9及び第4の被覆フラップ11によって包み込んで収納されるようになっている(図3参照)。なお、以下の説明の便宜上、MicroSDカード100の横幅をY、縦幅をZと定義する。また、上記矢印の方向を、MicroSDカード100の挿入方向と定義する。
【0024】
次に、本実施形態に係る梱包材の詳細について、図4と図5〜図12を対比して説明する。なお、各図面において同一の部材番号を示す部材は、他の図面における同一の部材番号を示す部材と、少なくとも同一の構成、作用及び効果を奏するものとする。
【0025】
図4は、本実施形態に係る梱包材1の展開時の形状を示す展開図であり、図5〜図12は、本実施形態に係る梱包材1の完成時に至るまでの形状を段階的に示す組立図である。
【0026】
ここで、説明の便宜上、座標軸200を定義する。座標軸200において、紙面の縦方向をY軸、紙面の横方向をX軸とする。また、梱包材1の中心を通るX軸方向の軸をX1と、基部2の中心を通りX1と直交する軸をY1とそれぞれ定義する。また、X軸において、梱包材1の中心に向かう方向を内側方向X2(本願の「内側」の一例)と、梱包材1の中心から背離する方向を外側方向X3と、それぞれ定義する。さらに、Y軸において、梱包材1の中心に向かう方向を内側方向Y2(本願の「内側」の一例)と、梱包材1の中心から背離する方向を外側方向Y3と、それぞれ定義する。
【0027】
図4に示すように、梱包材1は、紙、上質紙、ボール紙やPET材等の薄型樹脂製板材等の折り曲げ自在の板状の部材(本願の板状の部材の一例)を素材とし、略矩形の基部2(本願の基部の一例)の1の辺(本願の基部の1の辺の一例)を第1の折り線2a(本願の第1の折り線の一例)とし、この第1の折り線2aに第1の被覆フラップ3(本願の第1の被覆フラップの一例)が外側方向X3に連設されている。
【0028】
また、第1の折り線2aに対向する辺(本願の前記基部の前記1の辺と対向する辺の一例)を第2の折り線2b(本願の第2の折り線の一例)とし、この第2の折り線2bに第2の被覆フラップ6(本願の第2の被覆フラップの一例)が外側方向X3に連設されている。
【0029】
また、第1の折り線2a、及び第2の折り線2b以外の辺(本願の第3の辺の一例)を第7の折り線2c(本願の第7の折り線の一例)とし、この第7の折り線2cに第3の被覆フラップ9(本願の第3の被覆フラップの一例)が外側方向Y3に連設されている。
【0030】
また、第7の折り線2cと対向する辺(本願の第3の辺と対向する辺の一例)を第8の折り線2d(本願の第8の折り線の一例)とし、この第8の折り線2dに第4の被覆フラップ11(本願の第4の被覆フラップの一例)が外側方向Y3に連設されている。
【0031】
梱包材1は、上述した板状の部材を、この梱包材1と略同じ形の金型(例えば、所謂ビク型等)により打ち抜いて形成される。打ち抜かれる際に、図4における実線部分の切断が行われる。
【0032】
なお、このような板状の部材を形成する金型は、合成樹脂により構成される製品を形成する金型のようにキャビティ型及びコア型から構成される所謂二枚構造ではなく、また、イジェクタピン等の機構を備える必要がないため、低価格で製作することができる。
【0033】
さらに、このような板状の部材を形成する金型は、合成樹脂により構成される製品を形成する金型のようにキャビティ型及びコア型が可動する駆動機構を備える必要がないため、低価格で製作することができる。
【0034】
第1の折り線2aは、第1の被覆フラップ3を基部2の内側方向X2に折りたたむことを示す標識(目印)であり、例えば、筋付け(筋押し、又は筋入れ)、印刷による線の表示、ミシン目、連続するパンチ穴の集合、又はハーフカット等により形成されている。この第1の折り線2aによって、作業者は、第1の被覆フラップ3等を所望の位置に容易に折り曲げることができる。本実施形態に係る折り線(例えば、後述する第2の折り線2b等)は、特に示す場合を除き、図面中において点線で示し、上述した特性を有する折り線を適用する。
【0035】
第1の被覆フラップ3内には、第3の折り線3a(本願の第3の折り線の一例)、第4の折り線3b(本願の第4の折り線の一例)及び挿入穴4が形成されており、この被覆フラップ3の先端部13(外側方向X3)には、基部2の内側方向X2に凹形状に切りかかれた切り欠き部5(本願の切り欠き部の一例)が形成されている。
【0036】
第1の被覆フラップ3は、第3の折り線3a及び第4の折り線3bを介して順次折りたたまれ、梱包材1として製造されるようになっている。
【0037】
具体的には、図5〜図7に示すように、まず、第1の被覆フラップ3の先端部13が、第3の折り線3aを介して基部2の内側方向X2に折りたたまれる(図5参照)。
【0038】
こうして第3の折り線3aを介して基部2の内側方向X2に折りたたまれた第1の被覆フラップ3の先端部13と第1の被覆フラップ3等は、脱落防止部20を形成する。
【0039】
この脱落防止部20の機能について、図13を用いて説明する。
【0040】
図13は、MicroSDカード100が収納された状態を示す概念図であり、図13(A)はMicroSDカード100が収納された状態を示す透視図であり、図13(B)は図13(B)は、MicroSDカード100が収納された梱包材1をP平面で切断し、矢視P´方向から見た場合の断面図である。
【0041】
図13(A)及び(B)に示すように、MicroSDカード100は、第3の折り線3aを介して折り曲げられた第1の被覆フラップ3の先端部13と、第3の折り線3aと、第1の被覆フラップ3の第3の折り線3aと第4の折り線3bに囲まれた部分14によって把持され、梱包材1の内部(例えば、図13(B)の矢印方向)へ脱落することなく収納される。
【0042】
すなわち、第1の被覆フラップ3の先端部13と、第1の被覆フラップ3の第3の折り線3a及び第4の折り線3bに囲まれた部分14は、第3の折り線3aを介して連設されているため、MicroSDカード100が、梱包材1の内部へ脱落することなく収納される。
【0043】
本実施形態においては、第3の折り線3aを介して折り曲げられた第1の被覆フラップ3の先端部13と、第3の折り線3aと、第1の被覆フラップ3の第3の折り線3aと第4の折り線3bに囲まれた部分14を、上述したその機能に鑑み脱落防止部20と定義する。
【0044】
また、MicroSDカード100は、第5の折り線6aを介して基部2の内側方向X2に折りたたまれた第2の被覆フラップ6の先端部15と、第5の折り線6aと、第2の被覆フラップ6の第5の折り線6aと第6の折り線6bに囲まれた部分16によって把持され、梱包材1の内部(例えば、図13(B)の矢印方向)へ脱落することなく収納される。
【0045】
すなわち、第2の被覆フラップ6の先端部15と、第2の被覆フラップ6の第5の折り線6aと第6の折り線6bに囲まれた部分16は、第5の折り線6aを介して連設されているため、MicroSDカード100が、梱包材1の内部へ脱落することなく収納される。
【0046】
本実施形態においては、第5の折り線6aを介して基部2の内側方向X2に折りたたまれた第2の被覆フラップ6の先端部15と、第5の折り線6aと、第2の被覆フラップ6の第5の折り線6aと第6の折り線6bに囲まれた部分16を、上述したその機能に鑑み脱落防止部21と定義する。
【0047】
図4の説明に戻り、折りたたまれた第1の被覆フラップ3の先端部は、第4の折り線3bを介して、さらに基部2の内側方向X2に折りたたまれる(図6参照)。さらに、この折りたたまれた第1の被覆フラップ3の先端部13が、第1の折り線2aを介して基部2の内側方向X2に折りたたまれる(図7参照)。
【0048】
挿入穴4は、MicroSDカード100が挿入される略矩形の穴であり、梱包材1を貫通するように穿孔される。従って、挿入穴4の横幅4a(Y1方向の幅)は、MicroSDカード100の横幅Y(図1参照)と略同じ大きさか、それ以上の大きさとなっている。
【0049】
この挿入穴4は、第1の被覆フラップ3に設けられるものであるが、本実施形態における挿入穴4は、第4の折り線3bを分断する位置に設けられる。
【0050】
このような位置に設けられた挿入穴4によって、梱包材1には、第4の折り線3bの端部(挿入穴4と第4の折り線3bの接続部分)が形成される。
【0051】
そして、MicroSDカード100が収納される際に、ユーザは、MicroSDカード100を、上記端部と当接させながら挿入穴4に挿入させることができ、容易にMicroSDカード100を挿入穴4へ挿入することができる。即ち、上記位置に挿入穴4を設けることによって、上記端部がMicroSDカード100を挿入するための呼び込み(ガイド)の機能を奏することとなる。
【0052】
切り欠き部5は、第1の被覆フラップ3の先端部13に、凹形状に切りかかれた切り欠き部である。
【0053】
上述したように第1の被覆フラップ3の先端部13は、第3の折り線3aを介して基部2の内側方向X2へ折り込まれることにより脱落防止部20を形成するが、この切り欠き部5は、第1の被覆フラップ3の先端部13が折り込まれた際に、挿入穴4から第1の被覆フラップ3の先端部13が露出しないような形状に形成されている。
【0054】
そして、切り欠き部5によって、第1の被覆フラップ3の先端部13には、凸部5a及び5bが形成される(図2のハッチング部分参照)。
【0055】
この凸部5a及び5bは、梱包材1を製造する際に、作業者の作業容易性に鑑みて形成されたものである。即ち、凸部5a及び5bは、作業者が第1の被覆フラップ3の先端部13を、指や工具等でつまめる程度の面積が確保されている。従って、作業者は、迅速かつ容易に第1の被覆フラップ3を内側へ折りたたむことができる。
【0056】
第2の被覆フラップ6内には、第5の折り線6a(本願の第5の折り線の一例)、第6の折り線6b(本願の第6の折り線の一例)及び挿入穴7が形成されており、第2の被覆フラップ6の先端部15(外側方向X3)には、基部2の内側方向X2へ、凹形状に切りかかれた切り欠き部8(本願の切り欠き部の一例)が形成されている。
【0057】
なお、第2の被覆フラップ6は、Y1を基準に、第1の被覆フラップ3と対象形状を示している。そして、第5の折り線6aは第3の折り線3aと、第6の折り線6bは第4の折り線3bと、挿入穴7は挿入穴4と、切り欠き部8は切り欠き部5と、それぞれ同様の構成、作用及び効果を有するものである。
【0058】
以下、上述した構成、作用及び効果と重複する部分については説明を省略する。
【0059】
図4の説明に戻り、第2の被覆フラップ6は、第5の折り線6a及び第6の折り線6bを介して順次折りたたまれ、梱包材1として製造されるようになっている。
【0060】
具体的には、図8〜10に示すように、まず、第2の被覆フラップ6の先端部15が、第5の折り線6aを介して基部2の内側方向X2に折りたたまれる(図8)。
【0061】
こうして第5の折り線6aを介して基部2の内側方向X2に折りたたまれた第2の被覆フラップ6の先端部15と、第5の折り線6aと、第2の被覆フラップ6の第5の折り線6aと第6の折り線6bに囲まれた部分16は、は上述した脱落防止部21を形成する。
【0062】
この脱落防止部21の構成、機能及び効果は、脱落防止部20と同様であるため、詳しい説明は省略する。
【0063】
図4の説明に戻り、折りたたまれた第2の被覆フラップ6の先端部は、第6の折り線6bを介して、さらに基部2の内側方向X2に折りたたまれる(図9参照)。
【0064】
挿入穴7は、挿入穴4と同様の構成、機能及び効果を有するため詳しい説明は省略するが、MicroSDカード100が挿入される略矩形の穴であり、梱包材1を貫通するように穿孔される。従って、挿入穴7の横幅7a(Y1方向の幅)は、MicroSDカード100の横幅Y(図1参照)と略同じ大きさか、それ以上の大きさとなっている。この挿入穴7は、第2の被覆フラップ6に設けられるものであるが、本実施形態における挿入穴7は、第6の折り線6bを分断する位置に設けられる。
【0065】
上述したように、MicroSDカード100は、挿入穴4及び7に挿入され、脱落防止部20及び21によって、梱包材1の内部へ脱落することなく収納されるようになっている。この脱落防止部20及び21は、上述した機能を担保するため、被梱包体の大きさに応じて挿入穴4の横幅4a、挿入穴7の横幅7a及び長さRを任意に設定する必要がある。
【0066】
具体的には、被梱包体の大きさが大きい場合には、挿入穴4の横幅4a及び挿入穴7の横幅7aを大きく、また、長さRの長さを大きく設定する必要がある。
【0067】
切り欠き部8は、切り欠き部5と同様の構成、機能及び効果を有するため詳しい説明は省略するが、第2の被覆フラップ6の先端部に、凹形状に切りかかれた切り欠き部である。
【0068】
そして、切り欠き部8は、切り欠き部5と同様に、第2の被覆フラップ6の先端部15が折り込まれた際に、挿入穴7から第2の被覆フラップ6の先端部15が露出しないような形状に形成されている。
【0069】
加えて、切り欠き部8によって、第2の被覆フラップ6の先端部には、凹部8a及び8bが形成される(図2のハッチング部分参照)。この凹部8a及び8bは、凹部5a及び5bと同様の構成、機能及び効果を有するため詳しい説明は省略する。
【0070】
第3の被覆フラップ9内には、差込穴10が形成されている。
【0071】
そして、図11に示すように、第3の被服フラップ9は、第7の折り線2cを介して基部2の内側方向Y2に折りたたまれ、梱包材1として製造されるようになっている。
【0072】
第4の被覆フラップ11の先端部には、挿入部12(本願の挿入部の一例)が形成されている。
【0073】
図12に示すように、挿入部12は、第3の被覆フラップ9が基部2の内側方向Y2へ折りたたまれ、差込穴10に挿入されることにより、MicroSDカード100を包み込んで収納されるようになっている。
【0074】
こうして折りたたまれた各被覆フラップには、梱包材1の外部へ復元しようとする力が働く(所謂クッション効果)。従って、梱包材1に外部から衝撃(外力)が加えられた場合には、収納されたMicroSDカード100は、かかるクッション効果によって、外部からの衝撃から十分に保護されるようになっている。
【0075】
なお、以上説明した実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。そして、上記実施形態の中で説明されている構成の組み合わせ全てが発明の課題解決に必須の手段であるとは限らない。
【0076】
具体的には、例えば、梱包材1においては、切り欠き部5及び8を形成しなくてもよい。
【0077】
また、本実施形態における梱包材1は、被梱包体の一例としてMicroSDカード100を適用したが、挿入穴4の横幅4a、挿入穴7の横幅7a及び長さR(図13(B)参照)を、被梱包体の大きさに合わせて適宜変更することにより、例えばSDカード、スマートメディア(登録商標)等の可搬型記憶媒体のほか、DVDディスク等の記憶媒体にも適用することが可能である。
【0078】
また、上述したように梱包材1は、金型により打ち抜いて製作されるため、梱包材1の外延部(端面)には、バリ面(返り面)とダレ面が生じる。このバリ面は、外観上審美性を損なったり、梱包材1を開梱するユーザの手に引っかかる等、作業性の低下を招いてしまう。
【0079】
そこで、このバリ面を基部2の内側方向X2に折りたたみ、外観部に露出しないように、梱包材1を基部2の内側方向X2に折り込む面に標識(例えば、印刷等の目印)を付すようにしてもよい。
【0080】
また、本実施形態においては、梱包材1は、第3の被覆フラップ9及び第4の被覆フラップ11をそれぞれ形成するように構成したが、第3の被覆フラップ9及び第4の被覆フラップ11を形成しないように構成してもよい。即ち、第1の被覆フラップ3及び第2の被覆フラップ6のみを形成するように構成してもよい。
【0081】
ここで、第1の被覆フラップ3及び第2の被覆フラップ6のみを形成するように構成した梱包材30について、図14及び図15を用いて説明する。
【0082】
図14は第1の被覆フラップ3及び第2の被覆フラップ6のみを形成するように構成した梱包材30を示す図であり、図15は第1の被覆フラップ3及び第2の被覆フラップ6のみを形成するように構成した梱包材30の展開時の形状を示す展開図である。なお、各図面において同一の部材番号を示す部材は、他の図面における同一の部材番号を示す部材と、少なくとも同一の構成、作用及び効果を奏するものとする。
【0083】
図14及び図15に示すように、基部25には、第1の被覆フラップ3と第2の被覆フラップ6が連設されているが、図4等に示す基部2と異なり、第3の被覆フラップ9と第4の被覆フラップ11は連接されていない。
【0084】
このような構成の梱包材30は、MicroSDカード100を梱包材30の内部へ脱落することなく収納することができる。
【0085】
従って、梱包材30は、例えば、MicroSDカード100を外部の衝撃や振動から守る緩衝材等として用いることができる。
【0086】
また、本実施形態においては、第1の被服フラップ3及び第2の被覆フラップ6をそれぞれ形成するように構成したが、第1の被覆フラップ3又は第2の被覆フラップ6の何れか一方を備えるように構成してもよい。
【0087】
ここで、第1の被覆フラップ3又は第2の被覆フラップ6の何れか一方を備えた梱包材30について図16及び図17を用いて説明する。
【0088】
図16は第1の被覆フラップ3を備えた梱包材40を示す図であり、図17は第1の被覆フラップ3を備えた梱包材40の展開時の形状を示す展開図である。なお、各図面において同一の部材番号を示す部材は、他の図面における同一の部材番号を示す部材と、少なくとも同一の構成、作用及び効果を奏するものとする。
【0089】
図16及び図17に示すように、梱包材40では、図4に示す梱包材1と異なり、基部26に第2の被覆フラップ6が連設されていない。
【0090】
このような構成の梱包材40においても、上述した梱包材1等と同様に、MicroSDカード100は、挿入穴4に挿入され、脱落防止部20によって保持される。そして、MicroSDカード100は、第3の被覆フラップ9及び第4の被覆フラップ11によって包み込んで収納されるため、上述した梱包材1と同様に、簡便な構成でMicroSDカード100の信頼性を維持することができる。
【0091】
また、上述した本実施形態では、基部2の外形(形状)は略矩形の形状に形成するよう構成したが、これに限定されず任意の形状に形成することができる。
【0092】
具体的には、基部2の外形を構成する辺のうち、互いに対向する2組の辺が形成されるようにすればよい。そして1組の互いに対向する辺には第1の被覆フラップ3及び第2の被覆フラップ6が連接され、他の1組の互いに対向する辺には第3の被覆フラップ9及び第4の被覆フラップ11が連接されるように構成すればよい。
【0093】
ここで、基部2の形状の変形例について、図18及び図19を用いて説明する。
【0094】
図18は8角形の外形が形成された基部27が適用された梱包材50を示す図であり、図19は8角形の外形が形成された基部27が適用された梱包材50の展開時の形状を示す展開図である。なお、各図面において同一の部材番号を示す部材は、他の図面における同一の部材番号を示す部材と、少なくとも同一の構成、作用及び効果を奏するものとする。
【0095】
図18及び図19に示すように、基部27の外形は8角形の形状に形成されている。そして、互いに対向する2組の辺として、第1の折り線2a及び第2の折り線2bと、第7の折り線2c及び第8の折り線2dが形成されている。即ち、1組の互いに対向する辺として第1の折り線2a及び第2の折り線2bが、他の1組の互いに対向する辺として第7の折り線2c及び第8の折り線2dがそれぞれ形成され、上記2組の辺を構成している。
【0096】
また、図20に示されるのは、8角形の外形が形成された基部28が適用された梱包材60の展開時の形状を示す展開図である。
【0097】
図20に示すように、1組の互いに対向する辺をそれぞれ第1の折り線2a及び第2の折り線2bとし、他の1組の互いに対向する辺をそれぞれ第7の折り線2c及び第8の折り線2dとすれば、上記2組の辺は基部28の外形を構成する辺のうち任意に選択することが可能である。
【0098】
図20に示すように、1組の互いに対向する辺とそれぞれ隣り合った辺を、他の1組の互いに対向する辺とするように構成しても良い。
【0099】
なお、基部の形状として、8角形の他、16角形、32角形、64角形等任意に選択することができる。
【0100】
以上説明したように、本実施形態における梱包材1は、基部2と、基部2の1の辺を第1の折り線2aとし、第1の折り線2aから基部2の外側方向X3に連設され、第1の折り線2aを介して基部2の内側方向X2に折りたたまれる第1の被覆フラップ3と、基部2の第1の折り線2aと対向する辺を第2の折り線2bとし、第2の折り線2bから基部2の外側方向X3に連設され、第2の折り線2bを介して基部2の内側方向X2に折りたたまれる第2の被覆フラップ6と、第1の被覆フラップ3に設けられた挿入穴4と、第2の被覆フラップ6に設けられた挿入穴7にMicroSDカード100が挿入されることによって、MicroSDカード100を包み込んで収納する梱包材1であって、第1の被覆フラップ3には、第1の被覆フラップ3の先端部を基部2の内側方向X2へ折りたたみ、MicroSDカード100の脱落を防止する脱落防止部20を形成するための第3の折り線3aと、脱落防止部20を基部2の内側方向X2へ折りたたむための第4の折り線3bと、第2のフラップ6には、第2の被覆フラップ6の先端部を基部2の内側方向X2へ折りたたみ、MicroSDカード100の脱落を防止する脱落防止部21を形成するための第5の折り線6aと、脱落防止部21を基部2の内側方向X2へ折りたたむための第6の折り線6bと、を備えるように構成したため、簡便な構成でMicroSDカード100の信頼性を維持することができる。
【0101】
また、第1の折り線2a及び第2の折り線2b以外の第3の辺を第7の折り線2cとし、第7の折り線2cから基部2の外側方向に連設され、第7の折り線2cを介して基部2の内側に折りたたまれる第3の被覆フラップ9と、第7の折り線2cと対向する辺を第8の折り線2dとし、第8の折り線2dから基部2の外側方向Y3に連設され、第8の折り線2dを介して基部2の内側方向Y2に折りたたまれる第4の被覆フラップ11と、を備え、第4の被覆フラップ11の先端部に設けられた挿入部12が、第3の被覆フラップ9に設けられた差込穴10に挿入されることによって、MicroSDカード100を包み込んで収納するように構成したため、さらに簡便な構成で、MicroSDカード100の信頼性を維持することができる。
【0102】
また、第1の被覆フラップ3又は第2の被覆フラップ6の少なくとも何れか一方の先端部には、凹形状に切りかかれた切り欠き部5又は切り欠き部8が形成されるように構成したため、容易に梱包材1を組み立てることができ、さらに、MicroSDカード100を容易に梱包材1に挿入することができ、作業時間の効率化を図ることが可能となる。
【0103】
また、第1の被覆フラップ3に設けられる挿入穴4は、第4の折り線3bを分断する位置に設けられ、第2の被覆フラップ6に設けられる挿入穴7は、第6の折り線6bを分断する位置に設けられるように構成したため、MicroSDカード100を極めて容易に梱包材1に挿入することができ、作業時間の効率化を図ることが可能となる。
【0104】
また、梱包材1は、板状の部材によって形成されるように構成したため、梱包材の製造コストを抑えつつ、一の板状の部材という極めて簡便な構成で被梱包体の信頼性を維持することができる。
【符号の説明】
【0105】
1 梱包材
2 基部
2a 第1の折り線
2b 第2の折り線
2c 第7の折り線
2d 第8の折り線
3 第1の被覆フラップ
3a 第3の折り線
3b 第4の折り線
4 挿入穴
5 切り欠き部
5a 凸部
5b 凸部
6 第2の被覆フラップ
6a 第5の折り線
6b 第6の折り線
7 挿入穴
8 切り欠き部
8a 凸部
8b 凸部
9 第3の被覆フラップ
10 差込穴
11 第4の被覆フラップ
12 挿入部
13 第1の被覆フラップ3の先端部
14 第1の被覆フラップ3の第3の折り線3aと第4の折り線3bに囲まれた部分
15 第2の被覆フラップ6の先端部
16 第2の被覆フラップ6の第5の折り線6aと第6の折り線6bに囲まれた部分
20 脱落防止部
21 脱落防止部
25 基部
26 基部
27 基部
28 基部
30 梱包材
40 梱包材
50 梱包材
60 梱包材
100 MicroSDカード

【特許請求の範囲】
【請求項1】
基部と、前記基部の1の辺を第1の折り線とし、前記第1の折り線から前記基部の外側方向に連設され、前記第1の折り線を介して前記基部の内側に折りたたまれる第1の被覆フラップと、
前記基部の前記1の辺と対向する辺を第2の折り線とし、前記第2の折り線から前記基部の外側方向に連設され、前記第2の折り線を介して前記基部の内側に折りたたまれる第2の被覆フラップと、
前記第1の被覆フラップに設けられた挿入穴と、前記第2の被覆フラップに設けられた挿入穴に被梱包体が挿入されることによって、前記被梱包体を包み込んで収納する梱包材であって、
前記第1の被覆フラップには、
前記第1の被覆フラップの先端部を前記基部の内側方向へ折りたたみ、前記被梱包体の脱落を防止する脱落防止部を形成するための第3の折り線と、
前記脱落防止部を前記基部の内側方向へ折りたたむための第4の折り線と、
前記第2のフラップには、
前記第2の被覆フラップの先端部を前記基部の内側方向へ折りたたみ、前記被梱包体の脱落を防止する脱落防止部を形成するための第5の折り線と、
前記脱落防止部を前記基部の内側方向へ折りたたむための第6の折り線と、
を備えることを特徴とする梱包材。
【請求項2】
請求項1に記載の梱包材であって、
前記基部の前記1の辺及び前記基部の前記1の辺と対向する辺以外の第3の辺を第7の折り線とし、前記第7の折り線から前記基部の外側方向に連設され、前記第7の折り線を介して前記基部の内側方向に折りたたまれる第3の被覆フラップと、
前記第3の辺と対向する辺を第8の折り線とし、前記第8の折り線から前記基部の外側方向に連設され、前記第8の折り線を介して前記基部の内側方向に折りたたまれる第4の被覆フラップと、を備え、
前記第4の被覆フラップの先端部に設けられた挿入部が、前記第3の被覆フラップに設けられた差込穴に挿入されることによって、前記被梱包体を包み込んで収納することを特徴とする梱包材。
【請求項3】
基部と、前記基部の1の辺を第1の折り線とし、前記第1の折り線から前記基部の外側方向に連設され、前記第1の折り線を介して前記基部の内側方向に折りたたまれる第1の被覆フラップと、
前記基部の前記1の辺及び前記基部の前記1の辺と対向する辺以外の第3の辺を第7の折り線とし、前記第7の折り線から前記基部の外側方向に連設され、前記第7の折り線を介して前記基部の内側方向に折りたたまれる第3の被覆フラップと、
前記第3の辺と対向する辺を第8の折り線とし、前記第8の折り線から前記基部の外側方向に形成され、前記第8の折り線を介して前記基部の内側方向に折りたたまれる第4の被覆フラップと、を備え、
前記第1のフラップは、さらに、
前記第1の被覆フラップの先端部を前記基部の内側方向へ折りたたみ、前記被梱包体の脱落を防止する脱落防止部を形成するための第3の折り線と、
前記脱落防止部を前記基部の内側方向へ折りたたむための第4の折り線と、
を備え、
前記第1の被覆フラップに設けられた挿入穴に被梱包体が挿入され、前記第4の被覆フラップの先端部に設けられた挿入部が、前記第3の被覆フラップに設けられた差込穴に挿入されることによって、前記被梱包体を包み込んで収納することを特徴とする梱包材。
【請求項4】
請求項1乃至3の何れか1項に記載の梱包材であって、
前記第1の被覆フラップ又は前記第2の被覆フラップの少なくとも何れか一方の先端部には、凹形状に切りかかれた切り欠き部が形成されることを特徴とする梱包材。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか1項に記載の梱包材であって、
前記第1の被覆フラップに設けられる挿入穴は、前記第4の折り線を分断する位置に設けられ、
前記第2の被覆フラップに設けられる挿入穴は、前記第6の折り線を分断する位置に設けられることを特徴とする梱包材。
【請求項6】
請求項1乃至5の何れか1項に記載の梱包材であって、
前記梱包材は、板状の部材によって形成されることを特徴とする梱包材。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate

【図17】
image rotate

【図18】
image rotate

【図19】
image rotate

【図20】
image rotate


【公開番号】特開2012−17120(P2012−17120A)
【公開日】平成24年1月26日(2012.1.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−154804(P2010−154804)
【出願日】平成22年7月7日(2010.7.7)
【出願人】(000002897)大日本印刷株式会社 (14,506)
【Fターム(参考)】