説明

検索情報表示装置、検索情報表示方法、検索情報表示プログラム、情報検索装置、情報検索プログラム、および、記録媒体

【課題】検索結果ページにおいて、表示されているページ以外のページにどのような情報が含まれているかを示すことができ、ユーザが想定していなかったと推定される内容のページを示すことができる検索情報表示装置等を提供する。
【解決手段】端末30からの検索条件に適合する情報を検索し(S4)、検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割し(S6)、分割結果セットの要約情報を生成し(S10)、端末に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択し(S11)、表示分割結果セットと選択された要約情報とを端末に表示させる検索結果を生成し、検索結果を端末に表示する(S9、S16)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報検索により得られた検索結果を表示する検索情報表示装置、検索情報表示方法、検索情報表示プログラム、情報検索装置、情報検索プログラム、および、記録媒体の技術分野に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、インターネット上の情報を検索した検索結果を、ユーザが見やすいように表示させる、操作しやすいように表示させる等、検索結果の表示上の様々な工夫がなされている。例えば、特許文献1には、1ページに表示させるデータ件数を変更し、検索条件を再設定することなく、ページをまたがった検索条件該当データを連続して表示させることを容易に実現する検索データ表示装置が開示されている。具体的には、この検索データ表示装置は、複数のデータから任意の検索が行われて抽出され何らかの基準に従って並べられた検索条件該当データを、指定件数単位毎に1ページとして指定件数単位毎にページ切り替えて表示し、表示されている検索条件該当データの表示の開始の位置を所定の件数分だけ前方位置または後方位置にずらす。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−285704号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記技術では、検索結果がページ毎に分けて表示されているため、現在表示されている検索結果のページ以外の情報に関しては、クリック等して表示の開始の位置を所定の件数分だけ前方位置または後方位置にずらさないと、ユーザはページ内容を確認できなかった。特に、ユーザにとってより新しい情報が記載されていると想定されるページまでたどり付くには、次々と、前方位置または後方位置にずらして行く煩わしさがあった。
【0005】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、その課題の一例は、検索結果ページにおいて、表示されているページ以外のページにどのような情報が含まれているかを示すことができ、ユーザにとってより新しい情報が記載されていると想定されるページを示すことができる検索情報表示装置、検索情報表示方法、検索情報表示プログラム、情報検索装置、情報検索プログラム、および、記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、検索条件に基づき検索された検索結果を表示可能な表示手段と、前記検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割手段と、前記結果セット分割手段によって得られた分割結果セットの要約情報を生成する要約情報生成手段と、前記分割結果セットのうち前記表示手段に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択手段と、前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを含む検索結果を生成する検索結果生成手段と、前記検索結果を前記表示手段に表示させる検索結果表示手段と、を備える。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の検索情報表示装置において、前記要約情報選択手段が、前記結果セットにおける前記分割セットの要約情報の指標を算出し、前記指標が前記所定の閾値を超えた要約情報を選択することを特徴とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の検索情報表示装置において、ユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段を更に備え、前記要約情報選択手段が、前記ユーザ情報に基づき要約情報を選択することを特徴とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、検索条件に基づき検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割ステップと、前記結果セット分割ステップで得られた分割結果セットの要約情報を生成する要約情報生成ステップと、前記分割結果セットのうち表示手段に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択ステップと、前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを含む検索結果を生成する検索結果生成ステップと、前記検索結果を前記表示手段に表示させる検索結果表示ステップと、を有する。
【0010】
請求項5に記載の発明は、コンピュータに、検索条件に基づき検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割ステップと、前記結果セット分割ステップで得られた分割結果セットの要約情報を生成する要約情報生成ステップと、前記分割結果セットのうち表示手段に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択ステップと、前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを含む検索結果を生成する検索結果生成ステップと、前記検索結果を前記表示手段に表示させる検索結果表示ステップと、を実行させる。
【0011】
請求項6に記載の発明は、コンピュータに、検索条件に基づき検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割ステップと、前記結果セット分割ステップで得られた分割結果セットの要約情報を生成する要約情報生成ステップと、前記分割結果セットのうち表示手段に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択ステップと、前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを含む検索結果を生成する検索結果生成ステップと、前記検索結果を前記表示手段に表示させる検索結果表示ステップと、を実行させる検索情報表示プログラムであって、前記検索情報表示プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されている。
【0012】
請求項7に記載の発明は、端末から検索条件を受信する検索条件受信手段と、前記検索条件に適合する情報を検索する検索手段と、前記検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割手段と、前記結果セット分割手段によって得られた分割結果セットの要約情報を生成する要約情報生成手段と、前記分割結果セットのうち前記端末に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択手段と、前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを含む検索結果を生成する検索結果生成手段と、前記検索結果を前記端末へ送信する検索結果送信手段と、を備える。
【0013】
請求項8に記載の発明は、コンピュータに、端末から検索条件を受信する検索条件受信ステップと、前記検索条件に適合する情報を検索する検索ステップと、前記検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割ステップと、前記結果セット分割ステップで得られた分割結果セットの要約情報を生成する要約情報生成ステップと、前記分割結果セットのうち前記端末に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択ステップと、前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを含む検索結果を生成する検索結果生成ステップと、前記検索結果を前記端末へ送信する検索結果送信ステップと、を実行させる。
【0014】
請求項9に記載の発明は、コンピュータに、端末から検索条件を受信する検索条件受信ステップと、前記検索条件に適合する情報を検索する検索ステップと、前記検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割ステップと、前記結果セット分割ステップで得られた分割結果セットの要約情報を生成する要約情報生成ステップと、前記分割結果セットのうち前記端末に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択ステップと、前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを含む検索結果を生成する検索結果生成ステップと、前記検索結果を前記端末へ送信する検索結果送信ステップと、を実行させる情報検索プログラムであって、前記情報検索プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されている。
【0015】
請求項10に記載の発明は、サーバから検索条件に対する結果セットを受信する結果セット受信手段と、前記結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割手段と、前記結果セット分割手段によって得られた分割結果セット毎の要約情報を生成する要約情報生成手段と、前記分割結果セットのうち表示部に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択手段と、前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを前記表示部に表示させる検索結果表示手段と、を備える。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、検索条件に基づき検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割し、分割結果セットの要約情報を生成し、表示手段に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択し、表示分割結果セットと選択された要約情報とを表示手段に表示させる検索結果を生成することにより、表示分割結果セットが表示された検索結果ページにおいて、表示されているページ以外のページにどのような情報が含まれているかを示すことができ、ユーザにとってより新しい情報が記載されていると想定されるページを示すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の一実施形態に係る検索情報表示システムの概要構成例を示す模式図である。
【図2】図1のWebアプリケーションサーバの概要構成の一例を示すブロック図である。
【図3】図1のデータベースサーバの概要構成の一例を示すブロック図である。
【図4】図1の端末の概要構成の一例を示すブロック図である。
【図5】図1の検索情報表示システムにおいて要約情報を表示する動作例を示すシーケンス図である。
【図6】図1の端末に表示された要約情報の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、検索情報表示システムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
【0019】
[1.検索情報表示システムの構成および機能概要]
【0020】
まず、本発明の一実施形態に係る検索情報表示システムの構成および概要機能について、図1を用いて説明する。
【0021】
図1は、本実施形態に係る検索情報表示システム1の概要構成例を示す模式図である。
【0022】
図1に示すように、検索情報表示システム1(検索情報表示装置の一例)は、ユーザから検索キーワードを受け付けるWebアプリケーションサーバ(情報検索装置の一例)10と、Webアプリケーションサーバ10からの検索クエリに基づき検索の結果セットを生成するデータベースサーバ(以下「DBサーバ」とする。)20と、検索結果を表示させるユーザの端末30(検索情報表示装置の一例)と、を備えている。
【0023】
Webアプリケーションサーバ10と、DBサーバ20とは、ローカルエリアネットワーク等により接続され、相互にデータの送受信が可能になっていて、サーバシステム(情報検索装置の一例)5を構成している。そして、サーバシステム5と端末30とは、ネットワーク3により接続され、通信プロトコル(例えば、TCP/IP)により、データの送受信が可能になっている。なお、ネットワーク3は、例えば、インターネット、専用通信回線(例えば、CATV(Community Antenna Television)回線)、移動体通信網(基地局等を含む)、および、ゲートウェイ等により構築されている。
【0024】
Webアプリケーションサーバ10は、端末30から検索キーワード等の検索条件を受信し、検索クエリをDBサーバ20に送信する。DBサーバ20は、検索の結果セットを生成し、Webアプリケーションサーバ10に送信する。そして、Webアプリケーションサーバ10は、結果セットを端末30に送信する。
【0025】
[2.各サーバの構成および機能]
(2.1 Webアプリケーションサーバ10の構成および機能)
次に、Webアプリケーションサーバ10の構成および機能について、図2を用いて説明する。
【0026】
図2は、Webアプリケーションサーバ10の概要構成の一例を示すブロック図である。
【0027】
図2に示すように、コンピュータとして機能するWebアプリケーションサーバ10は、通信部11と、記憶部12と、入出力インターフェース部13と、システム制御部14と、を備えている。そして、システム制御部14と入出力インターフェース部13とは、システムバス15を介して接続されている。
【0028】
通信部11は、ネットワーク3に接続して端末30等との通信状態を制御し、さらに、ローカルエリアネットワークに接続して、ローカルエリアネットワーク上のDBサーバ20等の他のサーバとデータの送受信を行う。
【0029】
記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ等により構成されており、オペレーティングシステムおよびサーバプログラム等の各種プログラムや、データ等を記憶する。なお、各種プログラムは、例えば、他のサーバ装置等からネットワーク3を介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
【0030】
次に、入出力インターフェース部13は、通信部11および記憶部12とシステム制御部14との間のインターフェース処理を行う。
【0031】
システム制御部14は、CPU(Central Processing Unit)14a、ROM(Read Only Memory)14b、RAM(Random Access Memory)14c等により構成されている。システム制御部14は、CPU14aがROM14bや記憶部12に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより、端末30等からの要求に基づき検索結果の送信等の処理を行う。
【0032】
(2.2 DBサーバ20の構成および機能)
次に、DBサーバ20の構成および機能について、図に基づき説明する。
図3は、DBサーバ20の概要構成の一例を示すブロック図である。
【0033】
図3に示すように、DBサーバ20は、通信部21と、記憶部22と、入出力インターフェース部23と、システム制御部24と、を備え、システム制御部24と入出力インターフェース部23とは、システムバス25を介して接続されている。なお、DBサーバ20の構成および機能は、Webアプリケーションサーバ10の構成および機能とほぼ同じであるので、Webアプリケーションサーバ10の各構成や各機能において、異なるところを中心に説明する。
【0034】
通信部21は、ネットワーク3やローカルエリアネットワーク等を通して、端末30やWebアプリケーションサーバ10等と通信状態を制御等するようになっている。
【0035】
記憶部22には、コンテンツデータベース(以下「コンテンツDB」とする。)22aや、要約情報データベース(以下「要約情報DB」とする。)22bや、検索データベース(以下「検索DB」とする。)22cや、会員データベース(以下「会員DB」とする。)22d等が構築されている。
【0036】
コンテンツDB22aには、HTML(HyperText Markup Language)、XML(Extensible Markup Language)等のマークアップ言語等により記述されたWebページのファイル等が記憶されている。また、コンテンツDB22aには、Webページに関する情報として、テキストデータや、画像データや、動画データ等が記憶されている。コンテンツDB22aには、例えば、商品に関するコンテンツとして、商品を識別する商品IDをキーにして商品に関する情報として、商品名、価格、商品の説明、商品が属するカテゴリ、商品画像等の商品情報が記憶されている。さらに、コンテンツDB22aには、商品に関するカテゴリ情報として、各カテゴリをノードとしてカテゴリのツリー構造が記憶されている。
【0037】
要約情報DB22bには、Webページに関する情報を要約した要約情報として、要約されたテキストデータや画像データや動画データ等が記憶される。
【0038】
検索DB22cには、インデクサーにより生成されたインデックス情報や、スニペット等が記憶されている。また、ショッピングサイトの場合、検索DB22cには、商品検索用のデータも記憶されている。
【0039】
会員DB22dには、会員登録されたユーザ(インターネットショップの利用者)のユーザID、名称、住所、電話番号、メールアドレス等のユーザ情報が登録されている。このようなユーザ情報は、ユーザIDによってユーザ毎に判別可能になっている。また、会員情報DB22dには、ユーザIDをキーにして、各ユーザの購買履歴が記憶されている。また、会員DB22bには、ユーザが端末30からインターネットショップのサイトにログインする際に必要な、ユーザID、ログインID、および、パスワードが登録されている。ここで、ログインIDおよびパスワードは、ログイン処理(ユーザの認証処理)に使用されるログイン情報である。
【0040】
システム制御部24は、CPU24a、ROM24b、RAM24c等により構成されている。そして、システム制御部24は、CPU24aが、ROM24bや記憶部22に記憶された各種プログラムを読み出し実行することにより、検索結果生成等の処理を行う。
【0041】
(2.3 端末30の構成および機能)
次に、端末30の構成および機能について、図4を用いて説明する。
図4は、端末30の概要構成の一例を示すブロック図である。
【0042】
図4に示すように、コンピュータとして機能する端末30は、例えば、パーソナルコンピュータや携帯型無線電話機やPDA等の携帯端末であり、通信部31と、記憶部32と、表示部33と、操作部34と、入出力インターフェース部35と、システム制御部36とを備えている。そして、システム制御部36と入出力インターフェース部35とは、システムバス37を介して接続されている。
【0043】
通信部31は、ネットワーク3を通して、Webアプリケーションサーバ10等と通信を制御する。なお、端末30が携帯型無線電話機の場合、ネットワーク3の移動体通信網に接続するために、通信部31は、無線通信機能を有する。
【0044】
記憶部32は、例えば、ハードディスクドライブ等からなり、オペレーティングシステム、Webブラウザプログラム等を記憶する。また、記憶部32は、Webブラウザ等にアドオンしたり、常駐プログラム等のWebブラウザと独立したアプリケーションとして機能したりするエージェント用のプログラムを有する。なお、各種プログラムは、例えば、ネットワーク3を介して取得されるようにしてもよいし、記録媒体に記録されてドライブ装置を介して読み込まれるようにしてもよい。
【0045】
表示部33(表示手段の一例)は、例えば、液晶表示素子またはEL(Electro Luminescence)素子等によって構成されている。表示部33には、マウスの操作により移動するポインタや、Webアプリケーションサーバ10から取得したWebページ等が表示され検索条件に基づき検索された検索結果が表示可能になっている。
【0046】
操作部34は、例えば、キーボードおよびマウス等によって構成されている。なお、表示部33がタッチパネルのようなタッチスイッチ方式の表示パネルの場合、操作部34は、表示部33の画面が押された箇所の位置情報を取得する。
【0047】
入出力インターフェース部35は、通信部31および記憶部32とシステム制御部36とのインターフェースである。
【0048】
システム制御部36は、例えば、CPU36aと、ROM36bと、RAM36cとを有する。システム制御部36は、CPU36aが、ROM36bや、RAM36cや、記憶部32に記憶された各種プログラムを読み出して実行する場合や、Webページのスクリプトを実行することにより、要約情報等を表示部33に表示させる。
【0049】
システム制御部36は、Webブラウザプログラム等を実行してWebブラウザとしての機能を有する。また、システム制御部36は、エージェント用のプログラムを実行してエージェントとしての機能を有する。すなわち、端末30は、Webブラウザと、エージェントとを有する。
【0050】
[3.検索情報表示システム1の動作]
次に、本発明の一実施形態に係る検索情報表示システム1の動作について図5および図6に基づき説明する。
【0051】
図5は、検索情報表示システム1において要約情報を表示する動作例を示すシーケンス図である。図6は、端末30に表示された要約情報の一例を示す模式図である。
【0052】
まず、端末30のシステム制御部36は、記憶部32から、Webブラウザプログラムやエージェント用のプログラムを読み出し実行する。例えば、端末30のシステム制御部36は、ユーザによりWebブラウザのアイコン等がクリックされた後、エージェント用のプログラムが組み込まれたWebブラウザプログラムを実行する。端末30のシステム制御部36は、このWebブラウザにより、ユーザからの検索キーワードを取得したり、検索結果を表示させたりする。
【0053】
図5に示すように、端末30のWebブラウザは、キーワード等の入力を受け付ける(ステップS1)。具体的に、Webブラウザを起動させている端末30のシステム制御部36は、検索条件として、ユーザが入力した検索キーワードやまたは検索結果のページ番号に対するクリック操作の情報を、Webブラウザを通して操作部34から受け付ける。なお、検索結果のページ番号をクリックする場合は、端末30のシステム制御部36は、Webブラウザに保持している検索キーワードを検索条件として取得する。ここで、検索結果のページは、検索条件に基づきDBサーバ20が出力した結果セットを所定単位毎に分割されたページである。
【0054】
次に、端末30のエージェントは、検索条件を取得して送信する(ステップS2)。具体的には、端末30のシステム制御部36は、端末30のWebブラウザから、キーワード等の検索条件を取得し、通信部31を通して、取得した検索条件をWebアプリケーションサーバ10に送信する。
【0055】
次に、Webアプリケーションサーバ10は、検索条件を端末30から受信して、検索クエリを生成する(ステップS3)。具体的に、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14は、通信部11を通して、検索条件を端末30から受信する。そして、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14は、受信した検索条件を加工し、DBサーバ20により検索処理をするための検索クエリを生成する。そして、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14は、通信部11を通して、生成した検索クエリを、DBサーバ20に送信する。
【0056】
次に、DBサーバ20は、検索処理をする(ステップS4)。具体的に、DBサーバ20のシステム制御部24は、通信部21を通して、検索クエリをWebアプリケーションサーバ10から検索クエリを受信する。そして、DBサーバ20のシステム制御部24は、検索DB22cを参照して、受信した検索クエリに基づき検索を行う。
【0057】
次に、DBサーバ20は、結果セットを生成する(ステップS5)。具体的に、DBサーバ20のシステム制御部24は、検索DB22cを参照して、検索条件に適合する情報として、検索された結果得られた結果セットを生成する。そして、DBサーバ20のシステム制御部24は、通信部21を通して、生成した結果セットを、Webアプリケーションサーバ10に送信する。ここで、結果セットの一例として、検索条件に適合した各情報におけるタイトル、スニペット、URL(Uniform Resource Locator)情報等を1つの結果要素とした結果セットが挙げられる。また、ショッピングサイトにおける商品検索の場合、検索条件に適合した各商品における商品画像、商品名、商品価格、ショップ名、URL情報等の商品情報等を1つの結果要素とした結果セットが挙げられる。
【0058】
次に、Webアプリケーションサーバ10は、結果セットをページ分割する(ステップS6)。具体的に、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14は、DBサーバ20から受信した結果セットを所定単位毎に分割し、分割結果セットを生成する。結果セットを所定単位毎に分割することにより、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14は、結果セットに対してページング処理を行い、分割結果セットを生成する。
【0059】
ここで、所定単位の結果セットの一例として、検索条件に適合した情報や商品の件数において、所定件毎の結果要素の集合(分割結果セット)が挙げられる。この分割結果セットが、端末30に表示させるWebページの1ページ分の検索結果となる。
【0060】
そして、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14は、分割結果セットのうち、端末30の表示部33に表示させる表示分割結果セットを特定する。ユーザが検索キーワードを入力して検索をする初回の検索の場合、1ページ目の分割結果セットを、表示分割結果セットとする。また、検索結果のページ番号に対するクリック操作の情報を操作部34から受け付けた場合は、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14は、このページ番号に対する分割結果セットを、表示分割結果セットとする。
【0061】
そして、、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14は、表示分割結果セットをWebブラウザに表示させため、検索結果ページ用のWebページを生成して、Webブラウザに渡す。
【0062】
次に、Webアプリケーションサーバ10は、分割結果セットを端末30のエージェントに送信する(ステップS7)。具体的に、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14は、分割結果セットのうち、表示分割結果セットを端末30のエージェントに通信部11を通して送信する。さらに具体的には、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14は、表示分割結果セットをWebブラウザに表示させために、検索結果ページ用のWebページを生成して、Webページの情報を、端末30のエージェントに送信する。
【0063】
次に、端末30のエージェントは、分割結果セットを受信し、Webブラウザに送信する(ステップS8)。具体的に、エージェントを起動させている端末30のシステム制御部36は、通信部31を通して、表示分割結果セットに対する検索結果ページ用のWebページの情報をWebアプリケーションサーバ10から受信する。そして、エージェントを起動させている端末30のシステム制御部36は、受信したWebページの情報をWebブラウザに渡す。
【0064】
次に、端末30のWebブラウザは、検索結果を表示する(ステップS9)。Webブラウザを起動させている端末30のシステム制御部36は、エージェントから渡された検索結果ページ用のWebページを表示する。例えば、図6に示すように、Webページ40において、表示分割結果セット表示欄41に、検索条件に適合する検索結果がまず表示される。ここで、図6には、ユーザが検索キーワードとして、例えば、”さつま”と入力した結果で、5ページ目の検索結果が示されている。
【0065】
ここで、Webページ40は、表示分割結果セットを表示させる表示分割結果セット表示欄41と、検索結果ページのページ番号を表示させるページ番号欄42と、要約情報を表示させる要約情報表示欄45と、を有する。
【0066】
表示分割結果セット表示欄41には、商品検索の場合、検索条件に適合した商品の商品画像、商品名、価格、ショップ名等が表示されている。図6には、一例として5ページ目の分割結果セットに関する商品情報が表示されている。ページ番号欄42には、各分割結果セットに対応したページ番号が表示され、ページ番号には、各分割結果セットの情報を表示させるためのリンクが張られている。要約情報表示欄45は、ページ番号欄42の中に形成され、特に、表示部33に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を有する分割結果セットに対応したページの箇所に形成される。なお、要約情報に関しては後述する。
【0067】
次に、端末30のエージェントは、分割結果セットの特徴語を生成する(ステップS10)。エージェントを起動させている端末30のシステム制御部36は、分割結果セットの要約情報の一例として、Webアプリケーションサーバ10から受信した分割結果セットの特徴語を生成する。例えば、分割結果セットにおける単語の出現頻度と逆出現頻度により特徴語を抽出する。特に、初回(特徴語の種類数=1)の場合、表示分割セットの特徴語を生成する。例えば、図6に示すような場合、表示分割結果セット(5ページ目の分割結果セット)の特徴語(例えば、”さつま揚げ”)を抽出する。なお、端末30のシステム制御部36は、既存の自動要約生成の手法を適用して要約文章等を生成してもよい。
【0068】
ここで、特徴語の種類数とは、検索結果ページ用のWebページ40に掲載させる特徴語をカウントするための数である。
【0069】
また、商品検索の場合、端末30のシステム制御部36は、各分割結果セットに含まれる商品名の情報から要約情報を生成してもよい。また、端末30のシステム制御部36は、商品IDより特定される商品名や商品が属するカテゴリ名を要約情報としてもよく、例えば、各分割結果セットに含まれる商品名やカテゴリ名のうち、頻度が多い商品名やカテゴリ名を要約情報とする。これらの場合、結果セットに商品ID等の情報を含ませておき、商品ID等に基づいてコンテンツDB22aからカテゴリ名を取得できる。
【0070】
次に、端末30のエージェントは、特徴語の種類数をカウントする(ステップS11)。具体的には、エージェントを起動させている端末30のシステム制御部36は、Webページ40の表示分割結果セット表示欄41に表示させている表示分割結果セット(5ページ目の分割結果セット)の特徴語(例えば、”さつま揚げ”)と異なる特徴語を選択し、生成してきた特徴語と異なる特徴語の場合に、特徴語の種類数のカウントを1つ増やす。このように、端末30のシステム制御部36は、端末30の表示部33に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する。
【0071】
ここで、表示分割結果セットの特徴語(要約情報)と異なる特徴語(要約情報)であるため、ユーザにとって表示分割結果セットの特徴語(要約情報)よりも異なる特徴語(要約情報)は、新しい情報になる。この異なる特徴語(要約情報)は、表示分割結果セットの特徴語(要約情報)からユーザが想定していなかったと推定される情報でもある。
【0072】
次に、端末30のエージェントは、特徴語の種類数が閾値未満であるか否かを判定する(ステップS12)。エージェントを起動させている端末30のシステム制御部36は、特徴語の種類数が、検索結果ページ用のWebページ40に掲載させる特徴語の種類数の最大値(閾値)未満であるか否かを判定する。
【0073】
次に、特徴語の種類数が閾値未満の場合(ステップS12;YES)、端末30のエージェントは、次の分割結果セットを要求し、要求に対する結果を受信する(ステップS13)。具体的には、エージェントを起動させている端末30のシステム制御部36は、Webアプリケーションサーバ10に、未要求の次の分割結果セットを要求し、Webアプリケーションサーバ10から要求に対する結果として、分割結果セットを受信する。
【0074】
ここで、エージェントを起動させている端末30のシステム制御部36は、分割結果セットを受信するため、現在、表示分割結果セット表示欄41に表示させているページ番号に対応する分割結果セットと異なるページ番号の情報を順次、ステップS11の条件を満たすまでWebアプリケーションサーバ10に送信する。なお、端末30のシステム制御部36は、ユーザに未表示なら、現在表示されているページのページ番号以下に対応する分割結果セットを要求してもよい。
【0075】
次に、Webアプリケーションサーバ10は、他の分割結果セットを送信する(ステップS14)。具体的に、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14は、通信部11を通して、次の分割結果セットの要求を端末30から受信し、未送信の他の分割結果セットを端末30に送信する。ここで、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14が、ページ番号の情報を送信してきた場合、ページ番号の情報に対応する分割結果セットを端末30に送信する。
【0076】
そして、端末30のシステム制御部36は、特徴語の種類数が所定の数になるまで、ステップS10〜ステップS13の処理を繰り返す。例えば、端末30のシステム制御部36は、図6に示すように、6ページ目の分割結果セットから順に、分割結果セットをWebアプリケーションサーバ10に要求し、分割結果セットを受信し、順次、特徴語を求めて行く。端末30のシステム制御部36は、25ページ目で、特徴語”さつま揚げ”と異なる特徴語”黒酢”が現れた場合に、特徴語の種類数のカウントを1つ増やし”2”とする。そして、端末30のシステム制御部36は、40ページ目で特徴語”さつま揚げ”および”黒酢”と異なる特徴語”火山灰石けん”が現れた場合に、特徴語の種類数のカウントをさらに1つ増やし”3”とする。特徴語の種類数が所定の数を”3”とした場合、処理が次のステップに移る。
【0077】
次に、特徴語の種類数が閾値未満でない場合(ステップS12;NO)、端末30のエージェントは、特徴語・ページ番号を送信する(ステップS15)。具体的には、エージェントを起動させている端末30のシステム制御部36は、特徴語の種類数が閾値を超えた場合、まず、端末30のエージェントは、選択された特徴語を有する分割結果セットのページ番号を特定する。例えば、エージェントを起動させている端末30のシステム制御部36は、例えば、図6に示すように、特徴語”黒酢”に対してページ番号”25”と、特徴語” 火山灰石けん”に対して”40”とを特定する。そして、エージェントを起動させている端末30のシステム制御部36は、選択された特徴語と、特定したページ番号とをWebブラウザに表示させるため、Webページ40用にページ番号欄42の表示を生成し、Webブラウザに渡す。
【0078】
次に、端末30のWebブラウザは、ページ番号および特徴語を表示させる(ステップS16)。Webブラウザを起動させている端末30のシステム制御部36は、図6に示すように、Webページ40の要約情報表示欄45を有するページ番号欄42を表示させる。このように、端末30のシステム制御部36は、表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを表示部33に表示させる。なお、端末30のWebブラウザは、Webページ40には、生成された特徴語を含む分割結果セット中の文章を表示させてもよい。
【0079】
以上、本実施形態によれば、検索条件に適合する情報を検索し、検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割し、分割結果セットの要約情報を生成し、Webページ40の表示分割結果セット表示欄41に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択し、表示分割結果セットと選択された要約情報とを、要約情報をWebページ40に表示させる検索結果を生成することにより、表示分割結果セットが表示されたWebページ40において、表示されているページ(表示分割結果セット)以外のページ(分割結果セット)にどのような情報が含まれているかを示すことができ、ユーザにとってより新しい情報が記載されていると想定されるページを示すことができる。
【0080】
また、本実施形態によれば、検索条件から直接想定されにくい検索結果や、現在表示されている検索結果等の、ユーザが想定していないと推定される商品等の検索結果を表示させ、ユーザに気づかせることができ、ユーザの検索の利便性を向上させることができる。
【0081】
なお、エージェントの動作(ステップS8、ステップS10からステップS12、および、ステップS15)を、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14が行ってもよい。
【0082】
具体的には、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14が、ステップS10のように、分割結果セットの要約情報の一例として、各分割結果セットの特徴語を生成する。
【0083】
次に、ステップS11のように、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14は、特徴語の種類数をカウントする。
【0084】
次に、ステップS12のように、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14は、特徴語の種類数が閾値未満であるか否かを判定する。
【0085】
そして、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14は、ステップS8およびステップS15のように、選択された特徴語と、特定したページ番号と有するWebページ40を生成し端末30に送信する。
【0086】
また、要約情報の選択の変形例として、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14等が、会員DB22dを参照して、購買履歴等のユーザ情報を取得し、ユーザ情報に基づき要約情報を選択してもよい。この場合、現在の表示されている情報とは異なり、かつ、ユーザの選好に合った新しい情報を示すことができる。例えば、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14が、ユーザの選好に合った新しい情報として、購買履歴から、過去に購入している商品や類似の商品に関する情報を選択する。また、現在の表示されている情報とは異なり、かつ、ユーザの選好から外れた新しい情報を示すことができる。例えば、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14が、ユーザの選好から外れた新しい情報として、購買履歴にない商品の情報を選択する。なお、端末30のシステム制御部36の場合は、端末30のシステム制御部36は、ユーザ情報をWebアプリケーションサーバ10から取得し、または、ユーザ情報を端末30の記憶部32に登録させておいて利用する。
【0087】
また、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14等は、ユーザの選好に合った新しい情報を提供するために、ユーザ情報として、ユーザの年齢、性別等のユーザ属性情報に基づき、要約情報を選択してもよい。
【0088】
また、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14等は、ユーザ情報として、ユーザの検索履歴に基づき、要約情報を選択してもよい。この場合、過去に使用した検索キーワードに関連している要約情報を選択することにより、ユーザの好みを反映していると推定される情報を提供できる。
【0089】
また、結果セットにおける分割セットの要約情報の指標を算出し、指標が所定の閾値を超えた要約情報を選択してもよい。例えば、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14や端末30のシステム制御部36が、結果セットにおける各分割結果セットにおいて、単語の出現頻度や逆出現頻度等の指標により、要約情報として特徴語を抽出する。この場合、指標により客観的に要約情報が選択される。単語の出現頻度を指標とする場合、分割結果セット中に含まれる単語から算出すればよいので、結果セットに含まれる全ての単語を用いて再計算する場合に比べて処理負担を軽減することができる。
【0090】
または、検索条件に適合した商品を検索し、商品のカテゴリ名を要約情報とする場合、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14や端末30のシステム制御部36が、結果セットにおける分割セットの要約情報の指標として、商品のカテゴリ構造に基づき、表示分割結果セットの商品のカテゴリおよび分割結果セットの商品のカテゴリにおけるカテゴリ間の距離(ツリー構造におけるノード間の長さ)を求めてもよい。これは、結果セットにおいて、商品のカテゴリ構造に基づき、表示分割結果セットと、各分割結果セットとの距離を、要約情報の選択の指標にしている。この場合も、指標により客観的に要約情報が選択される。なお、要約情報として商品のカテゴリ名を使用すると、処理速度が速くなる。
【0091】
なお、Webアプリケーションサーバ10のシステム制御部14や端末30のシステム制御部36が、ステップS9として、出現頻度や逆出現頻度等の指標により結果セット全体の特徴語を抽出し、ステップS10として、表示分割結果セットの特徴語と異なる特徴語を選択し、ステップS11として、選択された特徴語の出現頻度が高い分割結果セットのページ番号を特定してもよい。
【0092】
さらに、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではない。上記各実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
【符号の説明】
【0093】
1:検索情報表示システム(検索情報表示装置)
3:ネットワーク
5:サーバシステム(情報検索装置)
10:Webアプリケーションサーバ(情報検索装置)
20:DBサーバ(情報検索装置)
22a:コンテンツDB
22b:要約情報DB
22c:検索DB
22d:会員DB
30:端末(検索情報表示装置)
33:表示部(表示手段)
34:操作部
41:表示分割結果セット表示欄(表示分割結果セット)
45:要約情報表示欄(要約情報)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
検索条件に基づき検索された検索結果を表示可能な表示手段と、
前記検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割手段と、
前記結果セット分割手段によって得られた分割結果セットの要約情報を生成する要約情報生成手段と、
前記分割結果セットのうち前記表示手段に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択手段と、
前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを含む検索結果を生成する検索結果生成手段と、
前記検索結果を前記表示手段に表示させる検索結果表示手段と、
を備えた検索情報表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の検索情報表示装置において、
前記要約情報選択手段が、前記結果セットにおける前記分割セットの要約情報の指標を算出し、前記指標が前記所定の閾値を超えた要約情報を選択することを特徴とする情報検索装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の検索情報表示装置において、
ユーザ情報を取得するユーザ情報取得手段を更に備え、
前記要約情報選択手段が、前記ユーザ情報に基づき要約情報を選択することを特徴とする情報検索装置。
【請求項4】
検索条件に基づき検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割ステップと、
前記結果セット分割ステップで得られた分割結果セットの要約情報を生成する要約情報生成ステップと、
前記分割結果セットのうち表示手段に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択ステップと、
前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを含む検索結果を生成する検索結果生成ステップと、
前記検索結果を前記表示手段に表示させる検索結果表示ステップと、
を有する検索情報表示方法。
【請求項5】
コンピュータに、
検索条件に基づき検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割ステップと、
前記結果セット分割ステップで得られた分割結果セットの要約情報を生成する要約情報生成ステップと、
前記分割結果セットのうち表示手段に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択ステップと、
前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを含む検索結果を生成する検索結果生成ステップと、
前記検索結果を前記表示手段に表示させる検索結果表示ステップと、
を実行させる検索情報表示プログラム。
【請求項6】
コンピュータに、
検索条件に基づき検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割ステップと、
前記結果セット分割ステップで得られた分割結果セットの要約情報を生成する要約情報生成ステップと、
前記分割結果セットのうち表示手段に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択ステップと、
前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを含む検索結果を生成する検索結果生成ステップと、
前記検索結果を前記表示手段に表示させる検索結果表示ステップと、
を実行させる検索情報表示プログラムであって、
前記検索情報表示プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されている記録媒体。
【請求項7】
端末から検索条件を受信する検索条件受信手段と、
前記検索条件に適合する情報を検索する検索手段と、
前記検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割手段と、
前記結果セット分割手段によって得られた分割結果セットの要約情報を生成する要約情報生成手段と、
前記分割結果セットのうち前記端末に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択手段と、
前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを含む検索結果を生成する検索結果生成手段と、
前記検索結果を前記端末へ送信する検索結果送信手段と、
を備えた情報検索装置。
【請求項8】
コンピュータに、
端末から検索条件を受信する検索条件受信ステップと、
前記検索条件に適合する情報を検索する検索ステップと、
前記検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割ステップと、
前記結果セット分割ステップで得られた分割結果セットの要約情報を生成する要約情報生成ステップと、
前記分割結果セットのうち前記端末に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択ステップと、
前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを含む検索結果を生成する検索結果生成ステップと、
前記検索結果を前記端末へ送信する検索結果送信ステップと、
を実行させる情報検索プログラム。
【請求項9】
コンピュータに、
端末から検索条件を受信する検索条件受信ステップと、
前記検索条件に適合する情報を検索する検索ステップと、
前記検索された結果得られた結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割ステップと、
前記結果セット分割ステップで得られた分割結果セットの要約情報を生成する要約情報生成ステップと、
前記分割結果セットのうち前記端末に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択ステップと、
前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを含む検索結果を生成する検索結果生成ステップと、
前記検索結果を前記端末へ送信する検索結果送信ステップと、
を実行させる情報検索プログラムであって、
前記情報検索プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されている記録媒体。
【請求項10】
サーバから検索条件に対する結果セットを受信する結果セット受信手段と、
前記結果セットを所定単位毎に分割する結果セット分割手段と、
前記結果セット分割手段によって得られた分割結果セット毎の要約情報を生成する要約情報生成手段と、
前記分割結果セットのうち表示部に表示させる表示分割結果セットの要約情報と異なる要約情報を選択する要約情報選択手段と、
前記表示分割結果セットと前記選択された要約情報とを前記表示部に表示させる検索結果表示手段と、
を備えた検索情報表示装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate