説明

構造物の接合構造及び梁の接合方法

【課題】構造物の接合構造及び梁の接合方法に係り、特に、強度的に強く、しかも、溶接を少なくし、高所での作業性の改善を図ることができるボルト接合による構造物の接合構造を提供する。
【解決手段】柱1と柱2の間に断面が四角形の角筒の梁3を接続する構造物の接合構造であって、梁3は、柱1から柱2に向かって、梁31、梁32、梁33からなり、梁31と梁32とは、上面を除く他の三面のそれぞれは内側と外側からプレートP2などで挟まれたボルト結合で、上面は31の上面部と梁32の上面部との当接部位を溶接で接合され、梁33と梁32とは、上面を除く他の三面のそれぞれは内側と外側からプレートP2’などで挟まれたボルト結合で、上面は梁33の上面部と梁32の上面部との当接部位を溶接で接合されているものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、構造物の接合構造及び梁の接合方法に係り、特に、強度的に強く、しかも、溶接を少なくし、高所での作業性の改善を図ることができるボルト接合による構造物の接合構造及び梁の接合方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、梁と梁とを接合する場合、プレートを介してボルトで接合している(例えば、特許文献1参照)。
梁がH鋼の場合、プレートを介してボルトで接合することができるが、H鋼の梁は断面が四角形の角筒の梁に比べ、曲げ強度に対して梁背が大きくなる弱い面を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2005−299130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、強度的に強い断面が四角形の角筒の梁の場合、ボルトによる摩擦接合が困難で溶接に頼らなければならず、溶接の場合、時間と労力等がかかり、加えて、高所での作業を伴うため、危険であるという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点を考慮しなされたもので、強度的に強く、しかも、ボルトによる摩擦接合を可能とし溶接を少なくし、高所での作業性の改善を図ることができる構造物の接合構造及び梁の接合方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の構造物の接合構造は、第1の柱と第1’の柱の間に断面が四角形の角筒の梁を接続する構造物の接合構造であって、前記梁は、前記第1の柱から前記第1’の柱に向かって、第1の梁、第2の梁、第1’の梁を有し、前記第1の梁は、正面視、下底が上底より長い略台形形状であり、前記第1の梁の前記第1の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度は90度、前記第1の梁の前記第1’の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度はA度(A<90)であり、前記第2の梁は、正面視、上底が下底より長い略台形形状であり、前記第2の梁の前記第1の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度はB度(180度−A度)、前記第2の梁の前記第1’の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度はB度(180度−A度)であり、前記第1’の梁は、正面視、下底が上底より長い略台形形状であり、前記第1’の梁の第1’の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度は90度、前記第1’の梁の前記第1の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度はA度であり、前記第1の柱と前記第1の梁、前記第1’の柱と前記第1’の梁は、それぞれ接続され、前記第1の梁と前記第2の梁とは、上面を除く他の三面のそれぞれは内側と外側からプレートで挟まれたボルト、ナットによる結合で、前記上面は前記第1の梁の上面部と前記第2の梁の上面部との当接部位を溶接で接合され、前記第1’の梁と前記第2の梁とは、上面を除く他の三面のそれぞれは内側と外側からプレートで挟まれたボルト、ナットによる結合で、結合で、前記上面は前記第1’の梁の上面部と前記第2の梁の上面部との当接部位を溶接で接合されているものである。
【0007】
また、請求項2記載の鉄構造物の接合構造は、請求項1記載の構造物の接合構造において、第1の梁は、正面視、第1の梁の正面部、第1の梁の上面部、第1の梁の背面部、第1の梁の底面部からなり、前記第1の梁の第1の柱と反対側の端面は、平面視、前記第1’の柱に向かって、第1の梁の底面部が第1の梁の上面部より突出し、前記第1の梁の底面部から前記第1の梁の上面部に向かって角度A度(A<90)の第1の傾斜面が形成され、前記第1’の梁は、正面視、第1’の梁の正面部、第1’の梁の上面部、第1’の梁の背面部、第1’の梁の底面部からなり、前記第1’の梁の前記第1’の柱と反対側の端面は、平面視、前記第1の柱に向かって、前記第1’の梁の底面部が前記第1’の梁の上面部より突出し、前記第1’の梁の底面部から前記第1’の梁の上面部に向かって角度A度(A<90)の第1’の傾斜面が形成され、前記第2の梁は、正面視、第2の梁の正面部、第2の梁の上面部、第2の梁の背面部、第2の梁の底面部からなり、前記第2の梁の前記第1の柱に向かう端面は、平面視、前記第1の柱に向かって、第2の梁の上面部が第2の梁の底面部より突出し、前記第2の梁の底面部から前記第2の梁の上面部に向かって角度B(180度−A度)の第2の傾斜面が形成され、前記第2の梁の前記第1’の柱に向かう端面は、平面視、前記第1’の柱に向かって、前記第2の梁の上面部が前記第2の梁の底面部より突出し、前記第2の梁の底面部から前記第2の梁の上面部に向かって角度B(180度−A度)の第2’の傾斜面が形成され、前記第1の梁の正面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の正面部の前記第1の柱に向かう端面を、前記第1の梁の上面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の上面部の前記第1の柱に向かう端面を、前記第1の梁の背面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の背面部の前記第1の柱に向かう端面を、前記第1の梁の底面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の底面部の前記第1の柱に向かう端面を、それぞれ当接し、前記第1’の梁の正面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の正面部の前記第1’の柱に向かう端面を、前記第1’の梁の上面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の上面部の前記第1’の柱に向かう端面を、前記第1’の梁の背面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の背面部の前記第1’の柱に向かう端面を、前記第1’の梁の底面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の底面部の前記第1’の柱に向かう端面を、それぞれ当接し、前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とに亘るように形成された第1の内側正面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とに亘るように形成された第1の外側正面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とに亘るように形成された第1の内側背面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とに亘るように形成された第1の外側背面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とに亘るように形成された第1の内側底面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とに亘るように形成された第1の外側底面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、前記第1の梁の上面部と前記第2の梁の上面部との接合部は、溶接により接合され、前記第1’の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1’の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とに亘るように形成された第1’の内側正面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1’の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とに亘るように形成された第1’の外側正面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、
前記第1’の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1’の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とに亘るように形成された第1’の内側背面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1’の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とに亘るように形成された第1’の外側背面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、前記第1’の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1’の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とに亘るように形成された第1’の内側底面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1’の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とに亘るように形成された第1’の外側底面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結されているものである。
【0008】
また、請求項3記載の構造物の接合構造は、第1の柱と第1’の柱の間に断面が四角形の角筒の梁を接続する構造物の接合構造であって、前記梁は、前記第1の柱から前記第1’の柱に向かって、少なくとも、第1の梁、第2の梁を有し、前記第1の梁は、正面視、下底が上底より長い略台形形状であり、前記第1の梁の前記第1の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度は90度、前記第1の梁の前記第1’の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度はA度(A<90)であり、前記第2の梁は、正面視、上底が下底より長い略台形形状であり、前記第2の梁の前記第1の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度はB度(180度−A度)、前記第2の梁の前記第1’の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度はB度(180度−A度)であり、前記第1の柱と前記第1の梁とは接続され、前記第1の梁と前記第2の梁とは、上面を除く他の三面のそれぞれは内側と外側からプレートで挟まれたボルト、ナットによる結合で、前記上面は前記第1の梁の上面部と前記第2の梁の上面部との当接部位を溶接で接合されているものである。
【0009】
また、請求項4記載の構造物の接合構造は、請求項3記載の構造物の接合構造において、第1の梁は、正面視、第1の梁の正面部、第1の梁の上面部、第1の梁の背面部、第1の梁の底面部からなり、前記第1の梁の第1の柱と反対側の端面は、平面視、前記第1’の柱に向かって、第1の梁の底面部が第1の梁の上面部より突出し、前記第1の梁の底面部から前記第1の梁の上面部に向かって角度A度(A<90)の第1の傾斜面が形成され、前記第2の梁は、正面視、第2の梁の正面部、第2の梁の上面部、第2の梁の背面部、第2の梁の底面部からなり、前記第2の梁の前記第1の柱に向かう端面は、平面視、前記第1の柱に向かって、前記第2の梁の上面部が前記第2の梁の底面部より突出し、前記第2の梁の底面部から前記第2の梁の上面部に向かって角度B(180度−A度)の第2の傾斜面が形成され、前記第1の梁の正面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の正面部の前記第1の柱に向かう端面を、前記第1の梁の上面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の上面部の前記第1の柱に向かう端面を、前記第1の梁の背面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の背面部の前記第1の柱に向かう端面を、前記第1の梁の底面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の底面部の前記第1の柱に向かう端面を、それぞれ当接し、前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とに亘るように形成された第1の内側正面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とに亘るように形成された第1の外側正面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とに亘るように形成された第1の内側背面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とに亘るように形成された第1の外側背面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とに亘るように形成された第1の内側底面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とに亘るように形成された第1の外側底面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、前記第1の梁の上面部と前記第2の梁の上面部との接合部は、溶接により接合されているものである。
【0010】
また、請求項5記載の梁の接合方法は、 断面が四角形の角筒の第1の梁と断面が四角形の角筒の第2の梁を接続する梁の接合方法であって、前記第1の梁の前記第2の梁へ接続される部位は、正面視、前記第1の梁の底面部から前記第1の梁の上面部に向かって形成された角度A度(A<90)の第1の傾斜面であり、前記第2の梁の前記第1の梁へ接続される部位は、正面視、前記第2の梁の底面部から前記第2の梁の上面部に向かって形成された角度B度(180度−A度)の第2の傾斜面であり、前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部との接続部位は、内側から第1の内側正面プレート、外側から第1の外側正面プレートで挟持されるものであり、前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部との接続部位は、内側から第1の内側背面プレート、外側から第1の外側背面プレートで挟持されるものであり、前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部との接続部位は、内側から第1の内側底面プレート、外側から第1の外側底面プレートで挟持されるものであり、前記第1の外側正面プレートは、第1の外側仮締め正面穴、第1の外側正面穴を有し、前記第1の内側正面プレートは、前記第1の外側仮締め正面穴に対応する第1の内側仮締め正面穴、前記第1の外側正面穴に対応し、雌ネジが切られた第1の内側正面ネジ穴を有し、前記第1の梁の正面部は、仮締め正面穴を有し、前記第2の梁の正面部は、前記第1の外側正面穴及び前記第1の内側正面ネジ穴に対応する第1の正面穴を有し、 前記第1の外側背面プレートは、第1の外側仮締め背面穴、第1の外側背面穴を有し、前記第1の内側背面プレートは、前記第1の外側仮締め背面穴に対応する第1の内側仮止め背面穴、前記第1の外側背面穴に対応し、雌ネジが切られた第1の内側背面ネジ穴を有し、前記第1の梁の背面部は、仮締め背面穴を有し、前記第2の梁の背面部は、前記第1の外側背面穴及び前記第1の内側背面ネジ穴に対応する第1の背面穴を有し、前記第1の外側底面プレートは、第1の外側仮締め底面穴、第1の外側底面穴、第2の外側底面穴を有し、前記第1の内側底面プレートは、第1の内側仮締め底面穴、前記第2の外側底面穴に対応し、雌ネジが切られた第1の内側底面ネジ穴、前記第1の外側底面穴に対応し、雌ネジが切られた第2の内側底面ネジ穴を有し、前記第1の梁の底面は、前記第1の外側仮締め底面穴に対応する第1の梁内底面穴、前記第1の外側底面穴及び前記第2の内側底面ネジ穴に対応する第1の梁外底面穴を有し、前記第2の梁の底面は、第1の内側仮締め底面穴に対応する第2の梁内底面穴、第1の内側底面ネジ穴及び第2の外側底面穴に対応する第2の梁外底面穴を有し、前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部との連結は、前記第1の外側仮締め正面穴、前記仮締め正面穴,前記第1の内側仮締め正面穴を介して第1のボルト、第1のナットで前記第1の梁の正面部の内側と外側に前記第1の内側正面プレート、前記第1の外側正面プレートを仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように前記第1の内側正面ネジ穴に第2のボルトを螺合して立設させて仮止めし(この状態を「第1’の正面状態」という)、この第1’の正面状態にある前記第1の梁の正面部の端部と前記第2の梁の正面部の端部とを当接させると共に、前記第1の内側正面ネジ穴、前記第1の正面穴、前記第1の外側正面穴の各穴を一致させ、一致後、立設させた前記第2のボルトの頭部と反対側の端部をそれぞれ、外側に引き出して、第2のナットで連結するものであり、前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部との連結は、前記第1の外側仮締め背面穴、前記仮締め背面穴、前記第1の内側仮締め背面穴を介して第3のボルト、第3のナットで前記第1の梁の背面部の内側と外側に前記第1の内側背面プレート、前記第1の外側背面プレートを仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように第1の内側背面ネジ穴に第4のボルトを、螺合して立設させて仮止めし(この状態を「第1’の背面状態」という)、この第1’の背面状態にある前記第1の梁の背面部の端部と前記第2の梁の背面部の端部とを当接させると共に、前記第1の内側背面ネジ穴、前記第1の背面穴、前記第1の外側背面穴の各穴を一致させ、一致後、立設させた第4のボルトの頭部と反対側の端部をそれぞれ、外側に引き出して、前記第4のナットで連結するものであり、前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部との連結は、前記第1の梁内底面穴、前記第1の外側仮締め底面穴を介して第8のボルト、第8のナットで前記第1の梁の底面部の外側に前記第1の外側底面プレートを仮締めし(この状態を「第1の底面状態」という)、前記第1の内側仮締め底面穴、前記第2の梁内底面穴を介して第5のボルト、第5のナットで前記第2の梁の底面部の内側に前記第1の内側底面プレートを仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように前記第1の内側底面ネジ穴及び前記第2の内側底面ネジ穴に、それぞれ第6、第7のボルトを螺合して立設させて仮止めし(この状態を「第2の底面状態」という)、この第2の底面状態にある前記第2の梁の底面部の端部と前記第1の底面状態にある前記第1の梁の底面部の端部とを当接させると共に、前記第1の内側底面ネジ穴、前記第2の梁外底面穴、前記第2の外側底面穴の各穴、前記第2の内側底面ネジ穴、前記第1の梁外底面穴、前記第1の外側底面穴の各穴を一致させ、一致後、立設させた前記第6、第7のボルトの頭部と反対側の端部をそれぞれ、外側に引き出して、第6、第7のナットでそれぞれ連結するものであり、前記第1の梁の上面部と前記第2の梁の上面部との当接部位を溶接により接合するものである。
【0011】
また、請求項6記載の梁の接合方法は、断面が四角形の角筒の第1の梁と断面が四角形の角筒の第2の梁を接続する梁の接合方法であって、前記第1の梁の前記第2の梁へ接続される部位は、正面視、前記第1の梁の底面部から前記第1の梁の上面部に向かって形成された角度A度(A<90)の第1の傾斜面であり、前記第2の梁の前記第1の梁へ接続される部位は、正面視、前記第2の梁の底面部から前記第2の梁の上面部に向かって形成された角度B度(180度−A度)の第2の傾斜面であり、前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部との接続部位は、内側から第1の内側正面プレート、外側から第1の外側正面プレートで挟持されるものであり、前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部との接続部位は、内側から第1の内側背面プレート、外側から第1の外側背面プレートで挟持されるものであり、前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部との接続部位は、内側から第1の内側底面プレート、外側から第1の外側底面プレートで挟持されるものであり、前記第1の外側正面プレートは、第1の外側仮締め正面穴、第1の外側正面穴を有し、前記第1の内側正面プレートは、前記第1の外側仮締め正面穴に対応する第1の内側仮締め正面穴、前記第1の外側正面穴に対応し、雌ネジが切られた第1の内側正面ネジ穴を有し、前記第1の梁の正面部は、前記第1の外側正面穴及び前記第1の内側正面ネジ穴に対応する第1の正面穴を有し、前記第2の梁の正面部は、仮締め正面穴を有し、前記第1の外側背面プレートは、第1の外側仮締め背面穴、第1の外側背面穴を有し、前記第1の内側背面プレートは、前記第1の外側仮締め背面穴に対応する第1の内側仮締め背面穴、前記第1の外側背面穴に対応し、雌ネジが切られた第1の内側背面ネジ穴を有し、前記第1の梁の背面部は、前記第1の外側背面穴及び前記第1の内側背面ネジ穴に対応する第1の背面穴を有し、前記第2の梁の背面部は、仮締め背面穴を有し、前記第1の外側底面プレートは、第1の外側仮止締め面穴、第1の外側底面穴、第2の外側底面穴を有し、前記第1の内側底面プレートは、第1の内側仮締め底面穴、前記第2の外側底面穴に対応し、雌ネジが切られた第1の内側底面ネジ穴、前記第1の外側底面穴に対応し、雌ネジが切られた第2の内側底面ネジ穴を有し、前記第1の梁の底面は、前記第1の外側仮締め底面穴に対応する第1の梁内底面穴、前記第1の外側底面穴及び前記第2の内側底面ネジ穴に対応する第1の梁外底面穴を有し、前記第2の梁の底面は、第1の内側仮締め底面穴に対応する第2の梁内底面穴、第1の内側底面ネジ穴及び第2の外側底面穴に対応する第2の梁外底面穴を有し、前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部との連結は、前記第1の外側仮締め正面穴、前記仮締め正面穴,前記第1の内側仮締め正面穴を介して第1のボルト、第1のナットで前記第2の梁の正面部の内側と外側に前記第1の内側正面プレート、前記第1の外側正面プレートを仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように前記第1の内側正面ネジ穴に第2のボルトを螺合して立設させて仮止めし(この状態を「第1の正面状態」という)、この第1の正面状態にある前記第2の梁の正面部の端部と前記第1の梁の正面部の端部とを当接させると共に、前記第1の内側正面ネジ穴、前記第1の正面穴、前記第1の外側正面穴の各穴を一致させ、一致後、立設させた前記第2のボルトの頭部と反対側の端部をそれぞれ、外側に引き出して、第2のナットで連結するものであり、前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部との連結は、前記第1の外側仮締め背面穴、前記仮締め背面穴、前記第1の内側仮締め背面穴を介して第3のボルト、第3のナットで前記第2の梁の背面部の内側と外側に前記第1の内側背面プレート、前記第1の外側背面プレートを仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように第1の内側背面ネジ穴に第4のボルトを、螺合して立設させて仮止めし(この状態を「第1の背面状態」という)、この第1の背面状態にある前記第2の梁の背面部の端部と前記第1の梁の背面部の端部とを当接させると共に、前記第1の内側背面ネジ穴、前記第1の背面穴、前記第1の外側背面穴の各穴を一致させ、一致後、立設させた第4のボルトの頭部と反対側の端部をそれぞれ、外側に引き出して、第4のナットで連結するものであり、前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部との連結は、前記第1の梁内底面穴、前記第1の外側仮締め底面穴を介して第8のボルト、第8のナットで前記第1の梁の底面部の外側に前記第1の外側底面プレートを仮締めし、(この状態を「第1の底面状態」という)、前記第1の内側仮締め底面穴、前記第2の梁内底面穴を介して第5のボルト、第5のナットで前記第2の梁の底面部の内側に前記第1の内側底面プレートを仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように前記第1の内側底面ネジ穴及び前記第2の内側底面ネジ穴に、それぞれ第6、第7のボルトを螺合して立設させて仮止めし(この状態を「第2の底面状態」という)、この第2の底面状態にある前記第2の梁の底面部の端部と前記第1の底面状態にある前記第1の梁の底面部の端部とを当接させると共に、前記第1の内側底面ネジ穴、前記第2の梁外底面穴、前記第2の外側底面穴の各穴、前記第2の内側底面ネジ穴、前記第1の梁外底面穴、前記第1の外側底面穴の各穴を一致させ、一致後、立設させた前記第6、第7のボルトの頭部と反対側の端部をそれぞれ、外側に引き出して、第6、第7のナットでそれぞれ連結するものであり、前記第1の梁の上面部と前記第2の梁の上面部との当接部位を溶接により接合するものである。
【発明の効果】
【0012】
請求項1記載の構造物の接合構造によれば、第1の梁の角度がA度(A<90)である傾斜部と第2の梁の角度がB度(180度−A度)である傾斜部とすると共に、第1の梁’の角度がA度(A<90)である傾斜部と第2の梁の角度がB度(180度−A度)である傾斜部とすることにより、上面を除く他の三面のそれぞれを内側と外側からプレートで挟み、この状態をボルト、ナットによって結合し、上面を溶接で接合することができるため、強度的に強く、しかも、四面を溶接した構造物の接合構造に比べ、溶接を少なくし、高所での作業性の改善を図ることができる。
【0013】
また、請求項3記載の構造物の接合構造によれば、第1の梁の角度がA度(A<90)である傾斜部と第2の梁の角度がB度(180度−A度)である傾斜部とすることにより、上面を除く他の三面のそれぞれを内側と外側からプレートで挟み、この状態をボルト、ナットによって結合し、上面を溶接で接合することができるため、強度的に強く、しかも、四面を溶接した構造物の接合構造に比べ、溶接を少なくし、高所での作業性の改善を図ることができる。
【0014】
また、請求項5又は6記載の梁の接合方法によれば、第1の梁の角度がA度(A<90)である傾斜部と第2の梁の角度がB度(180度−A度)である傾斜部とするにより、上面を除く他の三面のそれぞれを内側と外側から、第1の内側正面プレート、第1の外側正面プレート、第1の内側背面プレート、第1の外側背面プレート、第1の内側底面プレート、第1の外側底面プレートで挟み、この状態をボルト、ナットによるボルト結合、上面を溶接で接合することができるため、強度的に強く、しかも、四面を溶接した構造物の接合構造に比べ、溶接を少なくし、高所での作業性の改善を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本発明の一実施例の構造物の接合構造の概略的正面図である。
【図2】図2は、図1の構造物の接合構造の第2の梁を接続する前の状態の概略的正面図である。
【図3】図3は、図2を概略的に示す概略的斜視図である。
【図4】図4は、図3の第1の梁と第2の梁との関係を概略的に示す概略的斜視図である。
【図5】図5は、図3の第2の梁と第1’の梁との関係を概略的に示す概略的斜視図である。
【図6】図6は、図1の一部を拡大して示す概略的一部拡大正面図である。
【図7】図7は、図6の概略的断面図である。
【図8】図8は、図6の8−8線による概略的断面図である。
【図9】図9は、梁の内部に立設して使用されるボルトの概略的斜視図である。
【図10】図10は、図6の接続前の状態を示す概略的正面図である。
【図11】図11は、図10の第1の梁の底面部、第2の梁の底面部のそれぞれに設けた穴の位置関係を説明するための概略的説明図である。
【図12】図12は、図10の12−12線による概略的断面図である。
【図13】図13は、図10の13−13線による概略的断面図である。
【図14】図14は、図12の第1の梁の正面部、第2の梁の正面部、第1の外側正面プレート、第1の内側正面プレートのそれぞれに設けた穴の位置関係を説明するための概略的説明図である。
【図15】図15は、図12の第1の梁の背面部、第2の梁の背面部、第1の外側背面プレート、第1の内側背面プレートのそれぞれに設けた穴の位置関係を説明するための概略的説明図である。
【図16】図16は、図6の第1の梁の底面部と第2の梁の底面部との連結状態を示す概略的正断面図である。
【図17】図17は、図6の第1の梁と第2の梁との連結状態を示す概略的平断面図である。
【図18】図18は、図1の一部を拡大して示す概略的一部拡大正面図である。
【図19】図19は、図18の概略的断面図である。
【図20】図20は、図18の20−20線による概略的断面図である。
【図21】図21は、図18の接続前の状態を示す概略的正面図である。
【図22】図22は、図21の22−22線による概略的断面図である。
【図23】図23は、図21の23−23線による概略的断面図である。
【図24】図24は、図18の第1の梁の底面部と第2の梁の底面部との連結状態を示す概略的正断面図である。
【図25】図25は、図18の第1の梁と第2の梁との連結状態を示す概略的平断面図である。
【図26】図26は、図25の第1’の梁の正面部、第2の梁の正面部、第1’の外側正面プレート、第1’の内側正面プレートのそれぞれに設けた穴の位置関係を説明するための概略的説明図である。
【図27】図27は、図25の第1’の梁の背面部、第2の梁の背面部、第1’の外側背面プレート、第1’の内側背面プレートのそれぞれに設けた穴の位置関係を説明するための概略的説明図である。
【図28】図28は、図21の第1’の梁の底面部、第2の梁の底面部のそれぞれに設けた穴の位置関係を説明するための概略的説明図である。
【図29】図29は、図1と異なる他の実施例の構造物の接合構造を分解して示す概略的分解斜視図である。
【図30】図30は、図29の一部を示す概略的正面図である。
【図31】図31は、図29の第1の梁と第2の梁との連結状態を示す概略的平断面図である。
【図32】図32は、図31の第1の梁の正面部、第2の梁の正面部、第1の外側正面プレート、第1の内側正面プレートのそれぞれに設けた穴の位置関係を説明するための概略的説明図である。
【図33】図33は、図31の第1の梁の背面部、第2の梁の背面部、第1の外側背面プレート、第1の内側背面プレートのそれぞれに設けた穴の位置関係を説明するための概略的説明図である。
【図34】図34は、図29の一部を示す概略的正面図である。
【図35】図35は、図34の第1’の梁と第2の梁との連結状態を示す概略的平断面図である。
【図36】図36は、図35の第1’の梁の正面部、第2の梁の正面部、第1’の外側正面プレート、第1’の内側正面プレートのそれぞれに設けた穴の位置関係を説明するための概略的説明図である。
【図37】図37は、図35の第1’の梁の背面部、第2の梁の背面部、第1’の外側背面プレート、第1’の内側背面プレートのそれぞれに設けた穴の位置関係を説明するための概略的説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明の一実施例の図1乃至図28記載の構造物の接合構造及び梁の接合方法を図面を参照して説明する。
図1に示すCは構造物の接合構造で、構造物の接合構造Cは、第1の柱1と第1’の柱2の間に断面が四角形の角筒の梁3を接続したものである。
梁3は、第1の柱1から第1’の柱2に向かって、第1の梁31、第2の梁32、第1’の梁33を有している。
第1の柱1と第1の梁31、第1’の柱2と第1’の梁33は、それぞれ、例えば、高所ではなく、予め、地上において、例えば、溶接により接続されている。
【0017】
第1の梁31は、図2に示すように、正面視、下底が上底より長い略台形形状であり、第1の梁31の第1の柱1の側の傾斜部と下底とのなす角度は90度、第1の梁31の第1’の柱2の側の傾斜部と下底とのなす角度はA度(A<90)となっている。
即ち、第1の梁31は、図3及び図4に示すように、正面視、第1の梁31の正面部31A、第1の梁31の上面部31B、第1の梁31の背面部31C、第1の梁31の底面部31Dからなり、第1の梁31の第1の柱1と反対側の端面は、平面視、第1’の柱2に向かって、第1の梁31の底面部31Dが第1の梁31の上面部31Bより突出し、第1の梁31の正面部31Aと第1の梁31の背面部31Cは、第1’の柱2に向かう水平方向に下がるように同じ角度Aで傾斜した第1の傾斜面Xを形成している。
なお、上述した角度A度は、90°より小さく、実用的には、約45°〜約60°である。
【0018】
また、第2の梁32は、図2、図3、図4及び図5に示すように、正面視、上底が下底より長い略台形形状であり、第2の梁32の第1の柱1の側の傾斜部Yと下底とのなす角度はB度(180度−A度)、第2の梁32の第1’の柱2の側の傾斜部Y’と下底とのなす角度はB度(180度−A度)となっている。
即ち、第2の梁32は、正面視、第2の正面部32A、第2の上面部32B、第2の背面部32C、第2の底面部32Dからなり、第2の梁32の第1の柱1に向かう端面は、平面視、第1の柱1に向かって、第2の梁32の上面部32Bが第2の梁32の底面部32Dより突出し、第1の柱1の側の第2の梁32の正面部32Aと第2の梁32の背面部32Cは、第1の柱1に向かう水平方向に上がるように同じ角度B(180度−A度)で傾斜した第2の傾斜面Yを形成し、また、第2の梁32の第1’の柱2に向かう端面は、平面視、第1’の柱2に向かって、第2の梁32の上面部32Bが第2の梁32の底面部32Dがより突出し、第1’の柱2の側の第2の梁32の正面部32Aと第2の梁32の背面部32Cは、第1’の柱2に向かう水平方向に上がるように同じ角度Bで傾斜した第2’の傾斜面Y’を形成している。
【0019】
また、第1’の梁33は、正面視、下底が上底より長い略台形形状であり、第1’の梁33の第1’の柱2の側の傾斜部と下底とのなす角度は90度、第1’の梁33の第1の柱1の側の傾斜部X’と下底とのなす角度はA度となっている。
即ち、第1’の梁33は、正面視、第1’の梁33の正面部33A、第1’の梁33の上面部33B、第1’の梁33の背面部33C、第1’の梁33の底面部33Dからなり、第1’の梁33の第1’の柱2と反対側の端面は、平面視、第1の柱1に向かって、第1’の梁33の底面部33Dが第1’の梁33の上面部33Bより突出し、第1’の梁33の正面部33Aと第1’の梁33の背面部33Cは、第1の柱1に向かう水平方向に下がるように同じ角度Aで傾斜した第1’の傾斜面X’を形成している。
【0020】
また、図4、図10及び図16に示すように、第1の梁31の正面部31Aの第2の梁32に向かう端面X1と第2の梁32の正面部32の第1の柱1に向かう端面Y1を、第1の梁31の上面部31Bの第2の梁32に向かう端面X2と第2の梁32の上面部32Bの第1の柱1に向かう端面Y2を、第1の梁31の背面部31Cの第2の梁32に向かう端面X3と第2の梁32の背面部32Cの第1の柱1に向かう端面Y3を、第1の梁31の底面部31Dの第2の梁32に向かう端面X4と第2の梁32の底面部32Dの第1の柱1に向かう端面Y4を、それぞれ当接している。
また、図5、図18及び図21に示すように、第1’の梁33の正面部33Aの第2の梁32に向かう端面X1’と第2の梁32の正面部32Aの第1’の柱2に向かう端面Y1’を、第1’の梁33の上面部33Bの第2の梁32に向かう端面X2’と第2の梁32の上面部32Bの第1’の柱2に向かう端面Y2’を、第1’の梁33の背面部33Cの第2の梁32に向かう端面X3’と第2の梁32の背面部32Cの第1’の柱2に向かう端面Y3’を、第1’の梁33の底面部33Dの第2の梁32に向かう端面X4’と第2の梁32の底面部32Dの第1’の柱2に向かう端面Y4’をそれぞれ当接ている。
【0021】
そして、第1の梁31と第2の梁32とは、上面を除く他の三面のそれぞれは詳細を後述するが、内側と外側からプレート(P1〜P6)で挟んでボルト(B1〜B8)、ナット(N1〜N8)による接合により締結され、上面は第1の梁31の上面部位31Bと第2の梁32の上面部位32Bとの当接部位を溶接で接合され、また、第1’の梁33と第2の梁32とは、上面を除く他の三面のそれぞれは詳細を後述するが、内側と外側からプレート(P1’〜P6’)、ナット(N1’〜N8’)による接合により締結され、上面は第1’の梁33の上面部位33Bと第2の梁32の上面部位32Bとの当接部位を溶接で接合されている。
即ち、第1の梁31の正面部31Aと第2の梁32の正面部32Aとは、梁3(31、32)の内部に位置し、第1の梁31の正面部31Aと第2の梁32の正面部32Aとに亘るように形成された第1の内側正面プレートP1と、梁3(31、32)の外部に位置し、第1の梁31の正面部31Aと第2の梁32の正面部32Aとに亘るように形成された第1の外側正面プレートP2とをサンドイッチ状に挟んでボルト(B1〜B2)、ナット(N1〜N2)による接合により締結されている。
また、第1の梁31の背面部31Cと第2の梁32の背面部32Cとは、梁3(31、32)の内部に位置し、第1の梁31の背面部31Cと第2の梁32の背面部32Cとに亘るように形成された第1の内側背面プレートP3と、梁3(31、32)の外部に位置し、第1の梁31の背面部31Cと第2の梁32の背面部32Cとに亘るように形成された第1の外側背面プレートP4とをサンドイッチ状に挟んでボルト(B3〜B4)、ナット(N3〜N4)による接合により締結されている。
また、第1の梁31の底面部31Dと第2の梁32の底面部32Dとは、梁3(31、32)の内部に位置し、第1の梁31の底面部31Dと第2の梁32の底面部32Dとに亘るように形成された第1の内側底面プレートP5と、梁3(31、32)の外部に位置し、第1の梁31の底面部31Dと第2の梁32の底面部32Dとに亘るように形成された第1の外側底面プレートP6とをサンドイッチ状に挟んでボルト(B5〜B8)、ナット(N5〜N8)による接合により締結されている。
なお、第1の上面部31Bと第2の上面部32Bとの当接部(X2、Y2)は、溶接により接合されるようになっている。また、Pは、第1の上面部31Bと第2の上面部32Bとの接合部に跨るように内側に設けられたプレートである(図4、図10及び図14)。
【0022】
また、第1’の梁33の正面部33Aと第2の梁32の正面部32Aとは、梁3(32、33)の内部に位置し、第1’の梁33の正面部33Aと第2の梁32の正面部32Aとに亘るように形成された第1’の内側正面プレートP1’と、梁3(32、33)の外部に位置し、第1’の梁33の正面部33Aと第2の梁32の正面部32Aとに亘るように形成された第1’の外側正面プレートP2’とをサンドイッチ状に挟んでボルト(B1’〜B2’)、ナット(N1’〜N2’)による接合により締結されている。
また、第1’の梁33の背面部33Cと第2の梁32の背面部32Cとは、梁3(32、33)の内部に位置し、第1’の梁33の背面部33Cと第2の梁32の背面部32Cとに亘るように形成された第1’の内側背面プレートP3’と、梁3(32、33)の外部に位置し、第1’の梁33の背面部33Cと第2の梁32の背面部32Cとに亘るように形成された第1’の外側背面プレートP4’とをサンドイッチ状に挟んでボルト(B3’〜B4’)、ナット(N3’〜N4’)による接合により締結されている。
また、第1’の梁33の底面部33Dと第2の梁32の底面部32Dとは、梁3(32、33)の内部に位置し、第1’の梁33の底面部33Dと第2の梁32の底面部32Dとに亘るように形成された第1’の内側底面プレートP5’と、梁3(32、33)の外部に位置し、第1’の梁33の底面部33Dと第2の梁32の底面部32Dとに亘るように形成された第1’の外側底面プレートP6’とをサンドイッチ状に挟んでボルト(B5’〜B8’)、ナット(N5’〜N8’)による接合により締結されている。
従って、上述した構造物の接合構造Cによれば、第1の梁31の角度がA度(A<90)である傾斜部Xと第2の梁32の角度がB度(180度−A度)である傾斜部Yとすると共に、第1の梁’33の角度がA度(A<90)である傾斜部X’と第2の梁32の角度がB度(180度−A度)である傾斜部Y’とすることにより、上面を除く他の三面のそれぞれを内側と外側からプレート(P1〜P6)で挟み、この状態をボルト(B1〜B8)、ナット(N1〜N8)によって結合し、上面を溶接で接合することができるため、強度的に強く、しかも、四面を溶接した構造物の接合構造に比べ、溶接を少なくし、高所での作業性の改善を図ることができる。
【0023】
次に、断面が四角形の角筒の第1の梁31と断面が四角形の角筒の第2の梁32を接続する梁3の接合方法について、図1〜図17を参照して、以下、説明する。
第1の梁31の第2の梁32へ接続される部位は、正面視、第1の梁31の底面部31Dから上面部31Bに向かって形成された角度A度(A<90)の第1の傾斜面Xであり、また、第2の梁32の第1の梁31へ接続される部位は、正面視、第2の梁32の底面部32Dから上面部32Bに向かってB度(180度−A度)の第2の傾斜面Yである。
第1の梁31の正面部31Aと第2の梁32の正面部32Aとの接続部位は、内側から第1の内側正面プレートP1、外側から第1の外側正面プレートP2で、第1の梁31の背面部31Cと第2の梁32の背面部32Cとの接続部位は、内側から第1の内側背面プレートP3、外側から第1の外側背面プレートP4で、第1の梁31の底面部31Dと第2の梁32の底面部32Dとの接続部位は、内側から第1の内側底面プレートP5、外側から第1の外側底面プレートP6で、それぞれ挟持されるようになっている。
【0024】
第1の外側正面プレートP2は、図14に示すように、第1の外側仮締め正面穴a、第1の外側正面穴bを有し、第1の外側正面穴bは、第1の外側仮締め正面穴aより外方に位置している。また、第1の外側正面プレートP2に対向する第1の内側正面プレートP1は、第1の外側仮締め正面穴aに対応する第1の内側仮締め正面穴c、第1の外側正面穴bに対応し、雌ネジが切られた第1の内側正面ネジ穴dを有し、第1の内側正面ネジ穴dは、第1の内側仮締め正面穴cより外方に位置している。
また、第1の梁31の正面部31Aは、第1の外側仮締め正面穴a及び第1の内側仮締め正面穴cに対応する仮締め正面穴oを有し、第2の梁32の正面部32Aは、第1の内側正面ネジ穴d及び第1の外側正面穴bに対応する第1の正面穴eを有している。
従って、第1の梁31の正面部31Aと第2の梁32の正面部32Aとの連結は、第1の外側仮締め正面穴a、仮締め正面穴o、第1の内側仮締め正面穴cを介してボルトB(第1のボルトB1)とナットN(第1のナットN1)で第1の梁31の正面部31Aの内側と外側に第1の内側正面プレートP1、第1の外側正面プレートP2を仮締めし(図3、図4及び図10参照)、頭部と反対側の端部を外側に位置するように第1の内側正面ネジ穴dにボルトB(第2のボルトB2)を、螺合して立設させて仮止めし[この状態を「第1の正面状態」という。(図3、図4及び図10参照)]、この第1の正面状態にある第1の梁31の正面部31Aの端部と第2の梁32の正面部32Aの端部とを当接させると共に、第1の内側正面ネジ穴d、第1の正面穴e、第1の外側正面穴bの各穴を一致させ、一致後、立設させたボルトB(第2のボルトB2)の頭部と反対側の端部をそれぞれ、ドライバー等を使用して左回転させて外側に引き出して(図17参照)、ナットN(第2のナットN2)で連結することができる。
【0025】
また、第1の外側背面プレートP4は、図15に示すように、第1の外側仮締め背面穴f、第1の外側背面穴gを有し、第1の外側背面穴gは、第1の外側仮締め背面穴fより外方に位置している。また、第1の外側背面プレートP4に対向する第1の内側背面プレートP3は、第1の外側仮締め背面穴fに対応する第1の内側仮締め背面穴h、第1の外側背面穴gに対応し、雌ネジが切られた第1の内側背面ネジ穴iを有し、第1の内側背面ネジ穴iは、第1の内側仮締め背面穴hより外方に位置している。また、第1の梁31の背面部31Cは、第1の外側仮締め背面穴f及び第1の内側仮締め背面穴hに対応する仮締め背面穴zを有している。
また、第2の梁32の背面部32Cは、第1の外側背面穴g及び第1の内側背面ネジ穴iに対応する第1の背面穴jを有している。
従って、第1の梁31の背面部31Cと第2の梁32の背面部32Cとの連結は、第1の外側仮締め背面穴f、仮締め背面穴z、第1の内側仮締め背面穴hを介してボルトB(第3のボルトB3)とナットN(第3のナットN3)で第1の梁31の背面部31Cの内側と外側に第1の内側背面プレートP3、第1の外側背面プレートP4を仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように第1の内側背面ネジ穴iにボルトB(第4のボルトB4)を、螺合して立設させて仮止めし[この状態を「第1の背面状態」という。(図3、図4及び図10参照)]、この第1の背面状態にある第1の梁31の背面部31Cの端部と第2の梁32の背面部32Cの端部とを当接させると共に、第1の内側背面ネジ穴i、第1の背面穴j、第1の外側背面穴gの各穴を一致させ、一致後、立設させたボルトB(第4のボルトB4)の頭部と反対側の端部をそれぞれ、ドライバー等を使用して左回転させて外側に引き出して(図17参照)、ナットN(第4のナットN4)で連結することができる。
【0026】
第1の外側底面プレートP6は、図10及び図11に示すように、外方に向かって、順次、第1の外側仮締め底面穴m、第1の外側底面穴n、第2の外側底面穴rを有している。
また、第1の内側底面プレートP5は、外方に向かって、順次、第1の内側仮締め底面穴s、雌ネジが切られた第1の内側底面ネジ穴t、雌ネジが切られた第2の内側底面ネジ穴uを有し、第1の内側底面ネジ穴tが第2の外側底面穴rに、第2の内側底面ネジ穴uが第1の外側底面穴nに、それぞれ対応するようになっている。
また、第1の梁31の底面部31Dは、外方に向かって、順次、第1の梁内底面穴v、第1の梁外底面穴wを有し、第1の梁内底面穴vは第1の外側仮締め底面穴mに、第1の梁外底面穴wは第1の外側底面穴n及び第2の内側底面ネジ穴uに、それぞれ対応するようになっている。
また、第2の梁32の底面部32Dは、外方に向かって、順次、第2の梁内底面穴x、第2の梁外底面穴yを有し、第2の梁内底面穴xは第1の内側仮締め底面穴sに、第2の梁外底面穴yは第1の内側底面ネジ穴t及び第2の外側底面穴rに、それぞれ対応するようになっている。
従って、第1の梁31の底面部31Dと第2の梁32の底面部32Dとの連結は、第1の梁内底面穴v、第1の外側仮締め底面穴mを介してボルトB(第8のボルトB8)とナットN(第8のナットN8)で第1の梁31の底面部31Dの外側に第1の外側底面プレートP6を仮締めする[この状態を「第1の底面状態」という(図3、図4及び図10参照)]。
また、第1の内側仮締め底面穴s、第2の梁内底面穴xを介してボルトB(第5のボルトB5)とナットN(第5のナットN5)で第2の梁32の底面部32Dの内側に第1の内側底面プレートP5を仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように第1の内側底面ネジ穴t及び第2の内側底面ネジ穴uに、それぞれボルトB(第6のボルトB6、第7のボルトB7)を螺合して立設させて仮止めし[この状態を「第2の底面状態」という(図3、図4及び図10参照)」、この第2の底面状態にある第2の梁32の底面部32Dの端部と前述した第1の底面状態にある第1の梁31の底面部31Dの端部とを当接させると共に、第1の内側底面ネジ穴t、第2の梁外底面穴y、第2の外側底面穴rの各穴、第2の内側底面ネジ穴u、第1の梁外底面穴w、第1の外側底面穴nの各穴を一致させ、一致後、立設させたボルトB(第6のボルトB6、第7のボルトB7)の頭部と反対側の端部をそれぞれ、ドライバー等を使用して左回転させて外側に引き出して(図16参照)、ナットN(第6のナットN6、第7のナットN7)で連結することができる。
上述したボルトB(第1のボルトB1〜第8のボルトB8)にナットN(第1のナットN1〜第8のナットN8)で締め付け(本締め)後、第1の梁31の上面部31Bと第2の梁32の上面部32Bとの当接部位を溶接により接合して、第1の梁31と第2の梁32を接合することができる。
従って、上述した梁の接合方法によれば、第1の梁31の角度がA度(A<90)である傾斜部Xと第2の梁32の角度がB度(180度−A度)である傾斜部Yとすると共に、第1の梁’31の角度がA度(A<90)である傾斜部Xと第2の梁32の角度がB度(180度−A度)である傾斜部Yとを当接させ、上面を除く他の三面のそれぞれを内側と外側から、第1の内側正面プレートP1、第1の外側正面プレートP2、第1の内側背面プレートP3、第1の外側背面プレートP4、第1の内側底面プレートP5、第1の外側底面プレートP6で挟み、この状態を第1のボルトB1〜第8のボルトB8、第1のナットN1〜第8のナットN8によるボルト結合、上面を溶接で接合することができるため、強度的に強く、しかも、四面を溶接した構造物の接合構造に比べ、溶接を少なくし、高所での作業性の改善を図ることができる。
【0027】
次に、断面が四角形の角筒の第2の梁32と断面が四角形の角筒の第3の梁33を接続する梁3の接合方法について、図5、図18〜図28を参照して、以下、説明する。
第2の梁32の第3の梁33へ接続される部位は、正面視、第2の梁32の底面部32Dから上面部32Bに向かって形成された角度B度(180度−A度)の第2の傾斜面Y’であり、また、第3の梁33の第2の梁32へ接続される部位は、正面視、第3の梁33の底面部33Dから上面部33Bに向かってA度(A<90)の第1の傾斜面X’である。
第2の梁32の正面部32Aと第3の梁33の正面部33Aとの接続部位は、内側から第1’の内側正面プレートP1’、外側から第1’の外側正面プレートP2’で、第2の梁32の背面部32Cと第3の梁33の背面部33Cとの接続部位は、内側から第1’の内側背面プレートP3’、外側から第1’の外側背面プレートP4’で、第2の梁32の底面部32Dと第3の梁33の底面部33Dとの接続部位は、内側から第1’の内側底面プレートP5’、外側から第1’の外側底面プレートP6’で、それぞれ挟持されるようになっている。
【0028】
第1’の外側正面プレートP2’は、図26に示すように、第1’の外側仮締め正面穴a’、第1’の外側正面穴b’を有し、第1’の外側正面穴b’は第1’の外側仮締め正面穴a’より外方に位置している。また、第1’の外側正面プレートP2’に対向する第1’の内側正面プレートP1’は、第1’の内側仮締め正面穴c’、雌ネジが切られた第1’の内側正面ネジ穴d’を有し、第1’の内側正面ネジ穴d’は第1’の内側仮締め正面穴c’より外方に位置し、第1’の内側仮締め正面穴c’は第1’の外側仮締め正面穴a’に、第1’の内側正面ネジ穴d’は第1’の外側正面穴b’に、それぞれ対応するように構成されている。
また、第2の梁32の正面部32Aは、第1’の外側正面穴b’及び第1’の内側正面ネジ穴d’に対応する第1’の正面穴e’を有し、第3の梁33の正面部33Aは、仮締め正面穴o’を有し、仮締め正面穴o’は、第1’の内側仮締め正面穴c’及び第1’の外側仮締め正面穴a’に対応する構成となっている。
従って、第2の梁32の正面部32Aと第3の梁33の正面部33Aとの連結は、第1’の外側仮締め正面穴a’、仮締め正面穴o’、第1’の内側仮締め正面穴c’を介してボルトB(第1’のボルトB1’)とナットN(第1’のナットN1’)で第3の梁33の正面部33Aの内側と外側に第1’の内側正面プレートP1’、第1’の外側正面プレートP2’を仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように第1’の内側正面ネジ穴d’にボルトB(第2’のボルトB2’)を、螺合して立設させて仮止めし[この状態を「第1’の正面状態」という。(図5、図21及び図23参照)]、この第1’の正面状態にある第3の梁33の正面部33Aの端部と第2の梁32の正面部32Aの端部とを当接させると共に、第1’の内側正面ネジ穴d’、第1’の正面穴e’、第1’の外側正面穴b’の各穴を一致させ、一致後、立設させたボルトB(第2’のボルトB2’)の頭部と反対側の端部をそれぞれ、ドライバー等を使用して左回転させて外側に引き出して(図25参照)、ナットN(第2’のナットN2’)で連結することができる。
【0029】
第1’の外側背面プレートP4’は、図27に示すように、第1’の外側仮締め背面穴f’、第1’の外側背面穴g’を有し、第1’の外側背面穴g’は第1’の外側仮締め背面穴f’より外方に位置している。また、第1’の外側背面プレートP4’に対向する第1’の内側背面プレートP3’は、第1’の内側仮締め背面穴h’、雌ネジが切られた第1’の内側背面ネジ穴i’を有し、第1’の内側背面ネジ穴i’は第1’の内側仮締め背面穴h’より外方に位置し、第1’の内側仮締め背面穴h’は第1’の外側仮締め背面穴f’に、第1’の内側背面ネジ穴i’は第1’の外側背面穴g’に、それぞれ対応する構成となっている。
また、第3の梁33の背面部33Cは仮締め背面穴z’を有し、仮締め背面穴z’は第1’の外側仮締め背面穴f’及び第1’の内側仮締め背面穴h’に対応する構成となっている。
また、第2の梁32の背面部32Cは第1’の背面穴j’を有し、第1’の背面穴j’は第1’の内側背面ネジ穴i’及び第1’の外側背面穴g’に対応する構成となっている。
従って、第2の梁32の背面部32Cと第3の梁33の背面部33Cとの連結は、第1’の外側仮締め背面穴f’、仮締め背面穴z’、第1’の内側仮締め背面穴h’を介してボルトB(第3’のボルトB3’)とナットN(第3’のナットN3’)で第3の梁33の背面部33Cの内側と外側に第1’の内側背面プレートP3’、第1’の外側背面プレートP4’を仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように第1’の内側背面ネジ穴i’にボルトB(第4’のボルトB4’)を、螺合して立設させて仮止めし[この状態を「第1’の背面状態」という。(図5、図21及び図23参照)]、 この第1’の背面状態にある第3の梁33の背面部33Cの端部と第2の梁32の背面部32Cの端部とを当接させると共に、第1’の内側背面ネジ穴i’、第1’の背面穴j’、第1’の外側背面穴g’の各穴を一致させ、一致後、立設させたボルトB(第4’のボルトB4’)の頭部と反対側の端部をそれぞれ、ドライバー等を使用して左回転させて外側に引き出して(図25参照)、ナットN(第4’のナットN4’)で連結することができる。
【0030】
第1’の外側底面プレートP6’は、図5、図21及び図28に示すように、外方に向かって、順次、第1’の外側仮締め底面穴m’、第1’の外側底面穴n’、第2’の外側底面穴r’を有している。
また、第1’の内側底面プレートP5’は、外方に向かって、順次、第1’の内側仮締め底面穴s’、雌ネジが切られた第1’の内側底面ネジ穴t’、雌ネジが切られた第2’の内側底面ネジ穴u’を有し、第1’の内側底面ネジ穴t’は第2’の外側底面穴r’に、第2’の内側底面ネジ穴u’は第1’の外側底面穴n’に、それぞれ対応する構成となっている。
また、第3の梁33の底面部33Dは、外方に向かって、順次、第1’の梁内底面穴v’、第1’の梁外底面穴w’を有し、第1’の梁内底面穴v’は第1’の外側仮締め底面穴m’に、第1’の梁外底面穴w’は第1’の外側底面穴n’に、それぞれ対応する構成となっている。
また、第2の梁32の底面部32Dは、外方に向かって、順次、第2’の梁内底面穴x’、第2’の梁外底面穴y’を有し、第2’の梁内底面穴x’は第1’の内側仮締め底面穴s’に、第2’の梁外底面穴y’は第1’の内側底面ネジ穴t’に、それぞれ対応する構成となっている。
従って、第2の梁32の底面部32Dと第3の梁33の底面部33Dとの連結は、第1’の梁内底面穴v’、第1’の外側仮止め底面穴m’を介してボルトB(第8’のボルトB8’)とナットN(第8’のナットN8’)で第1’の梁33の底面部33Dの外側に第1’の外側底面プレートP6’を仮締めする[この状態を「第1’の底面状態」という(図5、図21及び図23参照)]。
また、第1’の内側仮締め底面穴s’、第2’の梁内底面穴x’を介してボルトB(第5’のボルトB5’)とナットN(第5’のナットN5’)で第2の梁32の底面部32Dの内側に第1’の内側底面プレートP5’を仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように第1’の内側底面ネジ穴t’及び第2’の内側底面ネジ穴u’に、それぞれボルトB(第6’のボルトB6’、第7’のボルトB7’)を螺合して立設させて仮止めし[この状態を「第2’の底面状態」という(図5、図21及び図23参照)」、この第2’の底面状態にある第2の梁32の底面部32Dの端部と前述した第1’の底面状態にある第1’の梁33の底面部33Dの端部とを当接させると共に、第1’の内側底面ネジ穴t’、第2’の梁外底面穴y’、第2’の外側底面穴r’の各穴、第2’の内側底面ネジ穴u’、第1’の梁外底面穴w’、第1’の外側底面穴n’の各穴を一致させ、一致後、立設させたボルトB(第6’のボルトB6’、第7’のボルトB7’)の頭部と反対側の端部をそれぞれ、ドライバー等を使用して左回転させて外側に引き出して(図24参照)、ナットN(第6’のナットN6’、第7’のナットN7’)で連結することができる。
上述したボルトB(第1’のボルトB1’〜第8’のボルトB8’)にナットN(第1’のナットN1’〜第8’のナットN8’)で締め付け(本締め)後、第2の梁32の上面部32Bと第3の梁33の上面部33Bとの当接部位を溶接により接合して、第2の梁32と第3の梁33を接合することができる。なお、P’は、第2の梁32の上面部32Bと第3の梁33の上面部33Bとの接合部に跨るように内側に設けられたプレートである(図5、図20及び図21)。
【0031】
なお、上述した実施例においては、第1の内側正面プレートP1、第1の外側正面プレートP2を第1の梁31の正面部31Aに、第1の内側背面プレートP3、第1の外側背面プレートP4を第1の梁31の背面部31Cに、それぞれ取り付けるようにして、第1の梁31と第2の梁32を接合したが、本願発明にあっては、これに限らず、第1の内側正面プレートP1、第1の外側正面プレートP2を第2の梁32の正面部32Aに、第1の内側背面プレートP3、第1の外側背面プレートP4を第2の梁32の背面部32Cに、それぞれ取り付けるようにしても良い(図29〜図37参照)。
第1の内側正面プレートP1、第1の外側正面プレートP2の取付が第1の梁31から第2の梁32に変わるため、上述の第2の梁32の正面部32Aに設けた第1の正面穴eは、本実施例では仮締め正面穴oとなり、また、上述の第1の梁31の正面部31Aに設けた仮締め正面穴oは、本実施例では第1の正面穴eと入れ替わることとなる。
第1の内側背面プレートP3、第1の外側背面プレートP3の取付が第1の梁31から第2の梁32に変わるため、上述の第2の梁32の背面部32Cに設けた第1の背面穴jは、本実施例では仮締め背面穴zとなり、また、上述の第1の梁31の背面部31Cに設けた仮締め背面穴zは、本実施例では第1の背面穴jと入れ替わることとなる。
即ち、第1の梁31の正面部31Aは、図31及び図32に示すように、第1の正面穴eを有し、この第1の正面穴eは、第1の内側正面プレートP1に設けた第1の内側正面ネジ穴d及び第1の外側正面プレートP2に設けた第1の外側正面穴bに対応する構成となっており、また、第2の梁32の正面部32Aに設けた仮締め正面穴oは、第1の内側正面プレートP1に設けた第1の内側仮締め正面穴c及び第1の外側正面プレートP2に設けた第1の外側仮締め正面穴aに対応する構成となっている。第1の内側正面プレートP1において、第1の内側正面ネジ穴dは、第1の内側仮締め正面穴cより外方に位置し、また、第1の外側正面プレートP2において、第1の外側正面穴bは、第1の外側締仮め正面穴aより外方に位置している。
また、第1の梁31の背面部31Cは、図31及び図33に示すように、第1の背面穴jを有し、この第1の背面穴jは、第1の内側背面プレートP3に設けた第1の内側背面ネジ穴i及び第1の外側背面プレートP4に設けた第1の外側背面穴gに対応する構成となっており、また、第2の梁32の背面部32Cに設けた仮締め背面穴zは、第1の内側背面プレートP3に設けた第1の内側仮締め背面穴h及び第1の外側背面プレートP4に設けた第1の外側仮締め背面穴fに対応する構成となっている。第1の内側背面プレートP3において、第1の内側背面ネジ穴iは、第1の内側仮締め背面穴hより外方に位置し、また、第1の外側背面プレートP4において、第1の外側背面穴gは、第1の外側仮締め背面穴fより外方に位置している。
そして、第1の梁31の正面部31Aと第2の梁32の正面部32Aとの連結は、図29〜図33に示すように、第1の外側仮締め正面穴a、仮締め正面穴o、第1の内側仮止め正面穴cを介してボルトB(第1のボルトB1)とナットN(第1のナットN1)で第1の梁31の正面部31Aの内側と外側に第1の内側正面プレートP1、第1の外側正面プレートP2を仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように第1の内側正面ネジ穴dにボルトB(第2のボルトB2)を、螺合して立設させて仮止めし[この状態を「第1’の正面状態」という。(図29参照)]、この第1’の正面状態にある第1の梁31の正面部31Aの端部と第2の梁32の正面部32Aの端部とを当接させると共に、第1の内側正面ネジ穴d、第1の正面穴e、第1の外側正面穴bの各穴を一致させ、一致後、立設させたボルトB(第2のボルトB2)の頭部と反対側の端部をそれぞれ、ドライバー等を使用して左回転させて外側に引き出して(図31参照)、ナットN(第2のナットN2)で連結することができる。
また、第1の梁31の背面部31Cと第2の梁32の背面部32Cとの連結は、第1の外側仮締め背面穴f、仮締め背面穴z、第1の内側仮締め背面穴hを介してボルトB(第3のボルトB3)とナットN(第3のナットN3)で第2の梁32の背面部32Cの内側と外側に第1の内側背面プレートP3、第1の外側背面プレートP4を仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように第1の内側背面ネジ穴iにボルトB(第4のボルトB4)を、螺合して立設させて仮止めし[この状態を「第1’の背面状態」という。(図29及び図31参照)]、この第1’の背面状態にある第1の梁31の背面部31Cの端部と第2の梁32の背面部32Cの端部とを当接させると共に、第1の内側背面ネジ穴i、第1の背面穴j、第1の外側背面穴gの各穴を一致させ、一致後、立設させたボルトB(第4のボルトB4)の頭部と反対側の端部をそれぞれ、ドライバー等を使用して左回転させて外側に引き出して(図31参照)、ナットN(第4のナットN4)で連結することができる。
なお、本実施例(図29〜図33)においては、第1の梁31の底面部31Dと第2の梁32の底面部32Dとの連結は、上述した実施例(図1〜図28)と同様なので、本実施例(図29〜図33中、特に、図34)に、上述した実施例(図1〜図28中、特に、図10、図11)と同一部分に同一符号を付して、その説明を省略している。
【0032】
また、上述した実施例においては、第1’の内側正面プレートP1’、第1’の外側正面プレートP2’を第1’の梁33の正面部33Aに、第1’の内側背面プレートP3’、第1’の外側背面プレートP4’を第1’の梁33の背面部33Cに、それぞれ取り付けるようにして、第1’の梁33と第2の梁32を接合したが、本願発明にあっては、これに限らず、第1’の内側正面プレートP1’、第1’の外側正面プレートP2’を第2の梁32の正面部32Aに、第1’の内側背面プレートP3’、第1’の外側背面プレートP4’を第2の梁32の背面部32Cに、それぞれ取り付けるようにしても良い(図29、図34〜図37参照)。
第1’の内側正面プレートP1’、第1’の外側正面プレートP2’の取付が第1’の梁33から第2の梁32に変わるため、上述の第2の梁32の正面部32Aに設けた第1’の正面穴e’は、本実施例では仮締め正面穴o’となり、また、上述の第1’の梁33の正面部33Aに設けた仮締め正面穴o’は、本実施例では第1’の正面穴e’と入れ替わることとなる。
また、第1’の内側背面プレートP3’、第1’の外側背面プレートP4’の取付が第1’の梁33から第2の梁32に変わるため、上述の第2の梁32の背面部32Cに設けた第1’の背面穴j’は、本実施例では仮締め背面穴z’となり、また、上述の第1’の梁33の背面部33Cに設けた仮締め背面穴z’は、本実施例では第1’の背面穴j’と入れ替わることとなる。
即ち、第1’の梁33の正面部33Aは、図35及び図36に示すように、第1’の正面穴e’を有し、この第1’の正面穴e’は、第1’の内側正面プレートP1’に設けた第1’の内側正面ネジ穴d’及び第1’の外側正面プレートP2’に設けた第1’の外側正面穴b’に対応するように構成され、また、第2の梁32の正面部32Aに設けた仮締め正面穴o’は、第1’の内側正面プレートP1’に設けた第1’の内側仮締め正面穴c’及び第1’の外側正面プレートP2’に設けた第1’の外側仮締め正面穴a’に対応するように構成されている。第1’の内側正面プレートP1’において、第1’の内側正面ネジ穴d’は、第1’の内側仮締め正面穴c’より外方に位置し、第1’の外側正面プレートP2’において、第1’の外側正面穴b’は、第1’の外側締め正面穴a’より外方に位置している。
また、第1’の梁33の背面部33Cは、図35及び図37に示すように、第1’の背面穴j’を有し、この第1’の背面穴j’は、第1’の内側背面プレートP3’に設けた第1’の内側背面ネジ穴i’及び第1’の外側背面プレートP4’に設けた第1’の外側背面穴g’に対応する構成となっており、また、第2’の梁32の背面部32Cに設けた仮締め背面穴z’は、第1’の内側背面プレートP3’に設けた第1’の内側仮締め背面穴h’及び第1’の外側背面プレートP4’に設けた第1’の外側仮締め背面穴f’に対応する構成となっている。第1’の内側背面プレートP3’において、第1’の内側背面ネジ穴i’は、第1’の内側仮締め背面穴h’より外方に位置し、また、第1’の外側背面プレートP4’において、第1’の外側背面穴g’は、第1’の外側仮締め背面穴f’より外方に位置している。
そして、第1’の梁33の正面部33Aと第2の梁32の正面部32Aとの連結は、図29、図34〜図37に示すように、第1’の外側仮締め正面穴a’、仮締め正面穴o’、第1’の内側仮締め正面穴c’を介してボルトB(第1’のボルトB1’)とナットN(第1’のナットN1’)で第1’の梁33の正面部33Aの内側と外側に第1’の内側正面プレートP1’、第1’の外側正面プレートP2’を仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように第1’の内側正面ネジ穴d’にボルトB(第2のボルトB2’)を、螺合して立設させて仮止めし[この状態を「第1’の正面状態」という。(図29参照)]、この第1’の正面状態にある第1’の梁33の正面部33Aの端部と第2の梁32の正面部32Aの端部とを当接させると共に、第1’の内側正面ネジ穴d’、第1’の正面穴e’、第1’の外側正面穴b’の各穴を一致させ、一致後、立設させたボルトB(第2のボルトB2’)の頭部と反対側の端部をそれぞれ、ドライバー等を使用して左回転させて外側に引き出して(図35参照)、ナットN(第2のナットN2’)で連結することができる。
また、第1’の梁33の背面部33Cと第2の梁32の背面部32Cとの連結は、第1’の外側仮締め背面穴f’、仮締め背面穴z’、第1’の内側仮締め背面穴h’を介してボルトB(第3のボルトB3’)とナットN(第3のナットN3’)で第2の梁32の背面部32Cの内側と外側に第1’の内側背面プレートP3’、第1’の外側背面プレートP4’を仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように第1’の内側背面ネジ穴i’にボルトB(第4のボルトB4’)を、螺合して立設させて仮止めし[この状態を「第1’の背面状態」という。(図29及び図34参照)]、この第1’の背面状態にある第1’の梁33の背面部33Cの端部と第2の梁32の背面部32Cの端部とを当接させると共に、第1’の内側背面ネジ穴i’、第1’の背面穴j’、第1’の外側背面穴g’の各穴を一致させ、一致後、立設させたボルトB(第4のボルトB4’)の頭部と反対側の端部をそれぞれ、ドライバー等を使用して左回転させて外側に引き出して(図35参照)、ナットN(第4のナットN4’)で連結することができる。
なお、本実施例(図29、図34〜図37)においては、第1’の梁33の底面部33Dと第2の梁32の底面部32Dとの連結は、上述した実施例(図1〜図28)と同様なので、本実施例(図29、図34〜図37中、特に、34)に、上述した実施例(図1〜図28中、特に、図21、図28)と同一部分に同一符号を付して、その説明を省略している。
【符号の説明】
【0033】
C 構造物の接合構造
1 第1の柱
2 第1’の柱
3 梁
31 第1の梁
32 第2の梁
33 第1’の梁
31B 上面部
32B 上面部
B1〜B8 ボルト
B1’〜B8’ボルト
P1〜P6 プレート
P1’〜P6’プレート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の柱と第1’の柱の間に断面が四角形の角筒の梁を接続する構造物の接合構造であって、
前記梁は、前記第1の柱から前記第1’の柱に向かって、第1の梁、第2の梁、第1’の梁を有し、
前記第1の梁は、正面視、下底が上底より長い略台形形状であり、前記第1の梁の前記第1の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度は90度、前記第1の梁の前記第1’の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度はA度(A<90)であり、
前記第2の梁は、正面視、上底が下底より長い略台形形状であり、前記第2の梁の前記第1の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度はB度(180度−A度)、前記第2の梁の前記第1’の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度はB度(180度−A度)であり、
前記第1’の梁は、正面視、下底が上底より長い略台形形状であり、前記第1’の梁の第1’の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度は90度、前記第1’の梁の前記第1の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度はA度であり、
前記第1の柱と前記第1の梁、前記第1’の柱と前記第1’の梁は、それぞれ接続され、
前記第1の梁と前記第2の梁とは、上面を除く他の三面のそれぞれは内側と外側からプレートで挟まれたボルト、ナットによる結合で、前記上面は前記第1の梁の上面部と前記第2の梁の上面部との当接部位を溶接で接合され、
前記第1’の梁と前記第2の梁とは、上面を除く他の三面のそれぞれは内側と外側からプレートで挟まれたボルト、ナットによる結合で、結合で、前記上面は前記第1’の梁の上面部と前記第2の梁の上面部との当接部位を溶接で接合されている
ことを特徴とする構造物の接合構造。
【請求項2】
第1の梁は、正面視、第1の梁の正面部、第1の梁の上面部、第1の梁の背面部、第1の梁の底面部からなり、
前記第1の梁の第1の柱と反対側の端面は、平面視、前記第1’の柱に向かって、第1の梁の底面部が第1の梁の上面部より突出し、
前記第1の梁の底面部から前記第1の梁の上面部に向かって角度A度(A<90)の第1の傾斜面が形成され、
前記第1’の梁は、正面視、第1’の梁の正面部、第1’の梁の上面部、第1’の梁の背面部、第1’の梁の底面部からなり、
前記第1’の梁の前記第1’の柱と反対側の端面は、平面視、前記第1の柱に向かって、前記第1’の梁の底面部が前記第1’の梁の上面部より突出し、
前記第1’の梁の底面部から前記第1’の梁の上面部に向かって角度A度(A<90)の第1’の傾斜面が形成され、
前記第2の梁は、正面視、第2の梁の正面部、第2の梁の上面部、第2の梁の背面部、第2の梁の底面部からなり、
前記第2の梁の前記第1の柱に向かう端面は、平面視、前記第1の柱に向かって、第2の梁の上面部が第2の梁の底面部より突出し、
前記第2の梁の底面部から前記第2の梁の上面部に向かって角度B(180度−A度)の第2の傾斜面が形成され、
前記第2の梁の前記第1’の柱に向かう端面は、平面視、前記第1’の柱に向かって、前記第2の梁の上面部が前記第2の梁の底面部より突出し、
前記第2の梁の底面部から前記第2の梁の上面部に向かって角度B(180度−A度)の第2’の傾斜面が形成され、
前記第1の梁の正面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の正面部の前記第1の柱に向かう端面を、
前記第1の梁の上面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の上面部の前記第1の柱に向かう端面を、
前記第1の梁の背面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の背面部の前記第1の柱に向かう端面を、
前記第1の梁の底面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の底面部の前記第1の柱に向かう端面を、
それぞれ当接し、
前記第1’の梁の正面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の正面部の前記第1’の柱に向かう端面を、
前記第1’の梁の上面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の上面部の前記第1’の柱に向かう端面を、
前記第1’の梁の背面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の背面部の前記第1’の柱に向かう端面を、
前記第1’の梁の底面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の底面部の前記第1’の柱に向かう端面を、
それぞれ当接し、
前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とに亘るように形成された第1の内側正面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とに亘るように形成された第1の外側正面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、
前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とに亘るように形成された第1の内側背面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とに亘るように形成された第1の外側背面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、
前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とに亘るように形成された第1の内側底面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とに亘るように形成された第1の外側底面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、
前記第1の梁の上面部と前記第2の梁の上面部との接合部は、溶接により接合され、
前記第1’の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1’の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とに亘るように形成された第1’の内側正面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1’の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とに亘るように形成された第1’の外側正面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、
前記第1’の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1’の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とに亘るように形成された第1’の内側背面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1’の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とに亘るように形成された第1’の外側背面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、
前記第1’の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1’の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とに亘るように形成された第1’の内側底面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1’の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とに亘るように形成された第1’の外側底面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結されている
ことを特徴とする請求項1記載の構造物の接合構造。
【請求項3】
第1の柱と第1’の柱の間に断面が四角形の角筒の梁を接続する構造物の接合構造であって、
前記梁は、前記第1の柱から前記第1’の柱に向かって、少なくとも、第1の梁、第2の梁を有し、
前記第1の梁は、正面視、下底が上底より長い略台形形状であり、前記第1の梁の前記第1の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度は90度、前記第1の梁の前記第1’の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度はA度(A<90)であり、
前記第2の梁は、正面視、上底が下底より長い略台形形状であり、前記第2の梁の前記第1の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度はB度(180度−A度)、前記第2の梁の前記第1’の柱の側の傾斜部と下底とのなす角度はB度(180度−A度)であり、
前記第1の柱と前記第1の梁とは接続され、
前記第1の梁と前記第2の梁とは、上面を除く他の三面のそれぞれは内側と外側からプレートで挟まれたボルト、ナットによる結合で、前記上面は前記第1の梁の上面部と前記第2の梁の上面部との当接部位を溶接で接合されている
ことを特徴とする構造物の接合構造。
【請求項4】
第1の梁は、正面視、第1の梁の正面部、第1の梁の上面部、第1の梁の背面部、第1の梁の底面部からなり、
前記第1の梁の第1の柱と反対側の端面は、平面視、前記第1’の柱に向かって、第1の梁の底面部が第1の梁の上面部より突出し、
前記第1の梁の底面部から前記第1の梁の上面部に向かって角度A度(A<90)の第1の傾斜面が形成され、
前記第2の梁は、正面視、第2の梁の正面部、第2の梁の上面部、第2の梁の背面部、第2の梁の底面部からなり、
前記第2の梁の前記第1の柱に向かう端面は、平面視、前記第1の柱に向かって、前記第2の梁の上面部が前記第2の梁の底面部より突出し、
前記第2の梁の底面部から前記第2の梁の上面部に向かって角度B(180度−A度)の第2の傾斜面が形成され、
前記第1の梁の正面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の正面部の前記第1の柱に向かう端面を、
前記第1の梁の上面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の上面部の前記第1の柱に向かう端面を、
前記第1の梁の背面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の背面部の前記第1の柱に向かう端面を、
前記第1の梁の底面部の前記第2の梁に向かう端面と前記第2の梁の底面部の前記第1の柱に向かう端面を、
それぞれ当接し、
前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とに亘るように形成された第1の内側正面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部とに亘るように形成された第1の外側正面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、
前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とに亘るように形成された第1の内側背面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部とに亘るように形成された第1の外側背面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、
前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とは、前記梁の内部に位置し、前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とに亘るように形成された第1の内側底面プレートと、前記梁の外部に位置し、前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部とに亘るように形成された第1の外側底面プレートとをサンドイッチ状に挟んでボルト、ナットによる接合により締結され、
前記第1の梁の上面部と前記第2の梁の上面部との接合部は、溶接により接合されている
ことを特徴とする請求項3記載の構造物の接合構造。
【請求項5】
断面が四角形の角筒の第1の梁と断面が四角形の角筒の第2の梁を接続する梁の接合方法であって、
前記第1の梁の前記第2の梁へ接続される部位は、正面視、前記第1の梁の底面部から前記第1の梁の上面部に向かって形成された角度A度(A<90)の第1の傾斜面であり、
前記第2の梁の前記第1の梁へ接続される部位は、正面視、前記第2の梁の底面部から前記第2の梁の上面部に向かって形成された角度B度(180度−A度)の第2の傾斜面であり、
前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部との接続部位は、内側から第1の内側正面プレート、外側から第1の外側正面プレートで挟持されるものであり、
前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部との接続部位は、内側から第1の内側背面プレート、外側から第1の外側背面プレートで挟持されるものであり、
前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部との接続部位は、内側から第1の内側底面プレート、外側から第1の外側底面プレートで挟持されるものであり、
前記第1の外側正面プレートは、第1の外側仮締め正面穴、第1の外側正面穴を有し、
前記第1の内側正面プレートは、前記第1の外側仮締め正面穴に対応する第1の内側仮締め正面穴、前記第1の外側正面穴に対応し、雌ネジが切られた第1の内側正面ネジ穴を有し、
前記第1の梁の正面部は、仮締め正面穴を有し、
前記第2の梁の正面部は、前記第1の外側正面穴及び前記第1の内側正面ネジ穴に対応する第1の正面穴を有し、
前記第1の外側背面プレートは、第1の外側仮締め背面穴、第1の外側背面穴を有し、
前記第1の内側背面プレートは、前記第1の外側仮締め背面穴に対応する第1の内側仮止め背面穴、前記第1の外側背面穴に対応し、雌ネジが切られた第1の内側背面ネジ穴を有し、
前記第1の梁の背面部は、仮締め背面穴を有し、
前記第2の梁の背面部は、前記第1の外側背面穴及び前記第1の内側背面ネジ穴に対応する第1の背面穴を有し、
前記第1の外側底面プレートは、第1の外側仮締め底面穴、第1の外側底面穴、第2の外側底面穴を有し、
前記第1の内側底面プレートは、第1の内側仮締め底面穴、前記第2の外側底面穴に対応し、雌ネジが切られた第1の内側底面ネジ穴、前記第1の外側底面穴に対応し、雌ネジが切られた第2の内側底面ネジ穴を有し、
前記第1の梁の底面は、前記第1の外側仮締め底面穴に対応する第1の梁内底面穴、前記第1の外側底面穴及び前記第2の内側底面ネジ穴に対応する第1の梁外底面穴を有し、
前記第2の梁の底面は、第1の内側仮締め底面穴に対応する第2の梁内底面穴、第1の内側底面ネジ穴及び第2の外側底面穴に対応する第2の梁外底面穴を有し、
前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部との連結は、
前記第1の外側仮締め正面穴、前記仮締め正面穴,前記第1の内側仮締め正面穴を介して第1のボルト、第1のナットで前記第1の梁の正面部の内側と外側に前記第1の内側正面プレート、前記第1の外側正面プレートを仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように前記第1の内側正面ネジ穴に第2のボルトを螺合して立設させて仮止めし(この状態を「第1’の正面状態」という)、この第1’の正面状態にある前記第1の梁の正面部の端部と前記第2の梁の正面部の端部とを当接させると共に、前記第1の内側正面ネジ穴、前記第1の正面穴、前記第1の外側正面穴の各穴を一致させ、一致後、立設させた前記第2のボルトの頭部と反対側の端部をそれぞれ、外側に引き出して、第2のナットで連結するものであり、
前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部との連結は、
前記第1の外側仮締め背面穴、前記仮締め背面穴、前記第1の内側仮締め背面穴を介して第3のボルト、第3のナットで前記第1の梁の背面部の内側と外側に前記第1の内側背面プレート、前記第1の外側背面プレートを仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように第1の内側背面ネジ穴に第4のボルトを、螺合して立設させて仮止めし(この状態を「第1’の背面状態」という)、この第1’の背面状態にある前記第1の梁の背面部の端部と前記第2の梁の背面部の端部とを当接させると共に、前記第1の内側背面ネジ穴、前記第1の背面穴、前記第1の外側背面穴の各穴を一致させ、一致後、立設させた第4のボルトの頭部と反対側の端部をそれぞれ、外側に引き出して、前記第4のナットで連結するものであり、
前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部との連結は、
前記第1の梁内底面穴、前記第1の外側仮締め底面穴を介して第8のボルト、第8のナットで前記第1の梁の底面部の外側に前記第1の外側底面プレートを仮締めし(この状態を「第1の底面状態」という)、
前記第1の内側仮締め底面穴、前記第2の梁内底面穴を介して第5のボルト、第5のナットで前記第2の梁の底面部の内側に前記第1の内側底面プレートを仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように前記第1の内側底面ネジ穴及び前記第2の内側底面ネジ穴に、それぞれ第6、第7のボルトを螺合して立設させて仮止めし(この状態を「第2の底面状態」という)、
この第2の底面状態にある前記第2の梁の底面部の端部と前記第1の底面状態にある前記第1の梁の底面部の端部とを当接させると共に、前記第1の内側底面ネジ穴、前記第2の梁外底面穴、前記第2の外側底面穴の各穴、前記第2の内側底面ネジ穴、前記第1の梁外底面穴、前記第1の外側底面穴の各穴を一致させ、一致後、立設させた前記第6、第7のボルトの頭部と反対側の端部をそれぞれ、外側に引き出して、第6、第7のナットでそれぞれ連結するものであり、
前記第1の梁の上面部と前記第2の梁の上面部との当接部位を溶接により接合する
ことを特徴とする梁の接合方法。
【請求項6】
断面が四角形の角筒の第1の梁と断面が四角形の角筒の第2の梁を接続する梁の接合方法であって、
前記第1の梁の前記第2の梁へ接続される部位は、正面視、前記第1の梁の底面部から前記第1の梁の上面部に向かって形成された角度A度(A<90)の第1の傾斜面であり、
前記第2の梁の前記第1の梁へ接続される部位は、正面視、前記第2の梁の底面部から前記第2の梁の上面部に向かって形成された角度B度(180度−A度)の第2の傾斜面であり、
前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部との接続部位は、内側から第1の内側正面プレート、外側から第1の外側正面プレートで挟持されるものであり、
前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部との接続部位は、内側から第1の内側背面プレート、外側から第1の外側背面プレートで挟持されるものであり、
前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部との接続部位は、内側から第1の内側底面プレート、外側から第1の外側底面プレートで挟持されるものであり、
前記第1の外側正面プレートは、第1の外側仮締め正面穴、第1の外側正面穴を有し、
前記第1の内側正面プレートは、前記第1の外側仮締め正面穴に対応する第1の内側仮締め正面穴、前記第1の外側正面穴に対応し、雌ネジが切られた第1の内側正面ネジ穴を有し、
前記第1の梁の正面部は、前記第1の外側正面穴及び前記第1の内側正面ネジ穴に対応する第1の正面穴を有し、
前記第2の梁の正面部は、仮締め正面穴を有し、
前記第1の外側背面プレートは、第1の外側仮締め背面穴、第1の外側背面穴を有し、
前記第1の内側背面プレートは、前記第1の外側仮締め背面穴に対応する第1の内側仮締め背面穴、前記第1の外側背面穴に対応し、雌ネジが切られた第1の内側背面ネジ穴を有し、
前記第1の梁の背面部は、前記第1の外側背面穴及び前記第1の内側背面ネジ穴に対応する第1の背面穴を有し、
前記第2の梁の背面部は、仮締め背面穴を有し、
前記第1の外側底面プレートは、第1の外側仮止締め面穴、第1の外側底面穴、第2の外側底面穴を有し、
前記第1の内側底面プレートは、第1の内側仮締め底面穴、前記第2の外側底面穴に対応し、雌ネジが切られた第1の内側底面ネジ穴、前記第1の外側底面穴に対応し、雌ネジが切られた第2の内側底面ネジ穴を有し、
前記第1の梁の底面は、前記第1の外側仮締め底面穴に対応する第1の梁内底面穴、前記第1の外側底面穴及び前記第2の内側底面ネジ穴に対応する第1の梁外底面穴を有し、
前記第2の梁の底面は、第1の内側仮締め底面穴に対応する第2の梁内底面穴、第1の内側底面ネジ穴及び第2の外側底面穴に対応する第2の梁外底面穴を有し、
前記第1の梁の正面部と前記第2の梁の正面部との連結は、
前記第1の外側仮締め正面穴、前記仮締め正面穴,前記第1の内側仮締め正面穴を介して第1のボルト、第1のナットで前記第2の梁の正面部の内側と外側に前記第1の内側正面プレート、前記第1の外側正面プレートを仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように前記第1の内側正面ネジ穴に第2のボルトを螺合して立設させて仮止めし(この状態を「第1の正面状態」という)、この第1の正面状態にある前記第2の梁の正面部の端部と前記第1の梁の正面部の端部とを当接させると共に、前記第1の内側正面ネジ穴、前記第1の正面穴、前記第1の外側正面穴の各穴を一致させ、一致後、立設させた前記第2のボルトの頭部と反対側の端部をそれぞれ、外側に引き出して、第2のナットで連結するものであり、
前記第1の梁の背面部と前記第2の梁の背面部との連結は、
前記第1の外側仮締め背面穴、前記仮締め背面穴、前記第1の内側仮締め背面穴を介して第3のボルト、第3のナットで前記第2の梁の背面部の内側と外側に前記第1の内側背面プレート、前記第1の外側背面プレートを仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように第1の内側背面ネジ穴に第4のボルトを、螺合して立設させて仮止めし(この状態を「第1の背面状態」という)、この第1の背面状態にある前記第2の梁の背面部の端部と前記第1の梁の背面部の端部とを当接させると共に、前記第1の内側背面ネジ穴、前記第1の背面穴、前記第1の外側背面穴の各穴を一致させ、一致後、立設させた第4のボルトの頭部と反対側の端部をそれぞれ、外側に引き出して、第4のナットで連結するものであり、
前記第1の梁の底面部と前記第2の梁の底面部との連結は、
前記第1の梁内底面穴、前記第1の外側仮締め底面穴を介して第8のボルト、第8のナットで前記第1の梁の底面部の外側に前記第1の外側底面プレートを仮締めし、(この状態を「第1の底面状態」という)、
前記第1の内側仮締め底面穴、前記第2の梁内底面穴を介して第5のボルト、第5のナットで前記第2の梁の底面部の内側に前記第1の内側底面プレートを仮締めし、頭部と反対側の端部を外側に位置するように前記第1の内側底面ネジ穴及び前記第2の内側底面ネジ穴に、それぞれ第6、第7のボルトを螺合して立設させて仮止めし(この状態を「第2の底面状態」という)、
この第2の底面状態にある前記第2の梁の底面部の端部と前記第1の底面状態にある前記第1の梁の底面部の端部とを当接させると共に、前記第1の内側底面ネジ穴、前記第2の梁外底面穴、前記第2の外側底面穴の各穴、前記第2の内側底面ネジ穴、前記第1の梁外底面穴、前記第1の外側底面穴の各穴を一致させ、一致後、立設させた前記第6、第7のボルトの頭部と反対側の端部をそれぞれ、外側に引き出して、第6、第7のナットでそれぞれ連結するものであり、
前記第1の梁の上面部と前記第2の梁の上面部との当接部位を溶接により接合する
ことを特徴とする梁の接合方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【公開番号】特開2012−112169(P2012−112169A)
【公開日】平成24年6月14日(2012.6.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−261902(P2010−261902)
【出願日】平成22年11月25日(2010.11.25)
【出願人】(506116832)BEST・NATURE株式会社 (3)
【Fターム(参考)】