説明

機能付与針器具

【課題】 機能付与物質を生体内に付与できる量を従来より増加でき、その付与の程度を連続的又は間欠的に制御できる機能付与針器具を提供する。
【解決手段】 機能付与針器具10は、基板11内に貯留された機能付与物質13と、生体内で溶解し消失する生分解性材料からなるマイクロパイル81と、基板11上に設けられマイクロパイル81を支持する基台82とを備えており、マイクロパイルには通過穴81aが設けられており、該通過穴81aを通して機能付与物質13を皮膚内に付与できるように構成されている。
また、基板11に接続された制御コンテナ15の貯留タンク17に貯留された機能付与物質13を制御ポンプ16によって基板11に連続的又は間欠的に機能付与物質13を補給できるよう構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生体の皮膚に無痛で穴を開け所定の機能を付与するための皮膚用針を備えた機能付与針器具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、生体に所定の機能を付与するための物質(以下「機能付与物質」という。)を生体に付与するものとして、注射器や点滴といった機能性物質の付与を制御する医療機器が知られている。また注射器や点滴のような痛みを伴うものに代わって、無痛で機能付与物質を付与するための生分解性材料から形成される無痛針に微量の機能性物質を混入させ、皮膚内で溶解し消失する無痛針が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】特許2003−238347号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来の注射器や点滴などの機能付与手段は、付与の程度を制御できるが、生体の皮膚に穴を開けるための針が太いため、痛みや苦痛を感じる問題がある。また、生分解性材料からなる皮膚用針は、無みを感じないが、生体の皮膚に付与する機能付与物質の貯留量が制限され、且つ付与の程度を制御することが困難であるという問題があった。
【0005】
本発明は、生体の皮膚に無痛で穴を開け所定の機能を付与できる皮膚用針を用いた機能付与針器具であって、生体に付与できる機能付与物質の量を従来よりも増加できる機能付与針器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の機能付与針器具は、生体に所定の機能を付与するための物質と、該物質を貯留する貯留手段と、貯留手段上に設けられその軸心方向に貫通孔を有する皮膚用針とを有し、貯留手段内の上記物質が皮膚用針の貫通孔を介して生体内に導入可能とされており、上記皮膚用針は、生体内で溶解し消失する性質を有している。
【0007】
この構成により、本発明の機能付与針器具は、生体の皮膚に穴を開け所定の機能を必要量付与でき、皮膚用針が皮膚内で折れても皮膚内で溶解し消失するので人体への安全を確保することができる。
【0008】
本発明の機能付与針器具は、生体に所定の機能を付与するための物質と、該物質を貯留する貯留手段と、貯留手段上に設けられその軸心方向に貫通孔を有する皮膚用針と、貯留手段に前記物質を連続的又は間欠的に補給する補給手段とを有し、貯留手段内の前記物質が皮膚用針の貫通孔を介して生体内に導入可能とされている。この構成により、生体内へ付与できる機能付与物質の量を増加でき、且つその付与を連続的又は間欠的に行うことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、機能付与物質を生体内に付与できる量を従来より増加でき、あるいは、その付与の程度を連続的又は間欠的に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る機能付与針器具10は、機能付与物質13と、機能付与物質13を保持するメッシュ状の保持部材12、無痛針としての長さ数百μm以下の複数のマイクロパイル81と、マイクロパイル81を支持する基台82と、保持部材12と基台82が設置される基板11とを備えている。各マイクロパイル81には、その軸線方向に通過穴81aが設けられている。上記基板11と基台82は機能付与物質13の貯留手段を構成する。該貯留手段内に充填された機能付与物質13は、マイクロパイル81の通過穴81aを通して人体に付与できるように構成されている。メッシュ状の保持部材12は上記付与の速度が早くなりすぎないようにするためのものである。
【0011】
また、上記貯留手段に上記物質を連続的又は間欠的に補給する補給手段15としての付与制御コンテナ15の貯留タンク17に機能付与物質13を貯留することができ、制御ポンプ16によって搬送チューブ14を介して基板11に連続的又は間欠的に機能付与物質13を供給することができように構成されている。
【0012】
つぎに本実施の形態に係る通過穴81aを有したマイクロパイル81の製造方法について説明する。なお、本実施の形態に係る通過穴を有したマイクロパイルの製造装置は、長さが数百μm以下で且つ内径数十μm以下の通過穴を有したマイクロパイルを製造するようになっている。
【0013】
図2(a)に示すように、本実施の形態に係るマイクロパイル製造装置110は、地面190上に設置された室120aを形成する壁部120と、壁部120に設置されて室120a内の湿度を30%から60%まで任意の湿度の±5%の範囲に維持する湿度維持手段として湿度維持装置130と、室120a内に設置されてマイクロパイル81(図3参照)の材料80が設置される材料設置部材としての基板141と、基板141の温度を変更する部材温度変更手段としてのヒーター142と、基板141に固定された柱部143と、柱部143に沿って矢印144a、144bで示す方向に移動可能な柱部143に支持された移動部144と、移動部144に固定されたシリンジ145と、シリンジ145の温度を変更するヒーター146と、シリンジ145に設置されて材料80の一部を付着させるための50本の中空ピン147と、図2(b)に示すように、シリンジ145の内部にあって、シリンジ145に設置された支持部151と、支持部151にそって矢印152a、152bで示す方向に移動可能な支持部151に支持された移動部152と、移動部152に固定された基板153と、基板153に設置されて、中空ピン147の孔部147bの中心軸に沿って材料80に貫通孔をあけさせるための50本のピック154と、シリンジ145内部のエアー160の圧力をチューブ161を介して制御する圧力変更手段としての圧力制御機構162と、移動部144を柱部143に沿って移動させるための駆動機構148と、移動部152を支柱部151に沿って移動させる駆動機構155と、ヒーター142、ヒーター146、圧力制御機構162、駆動機構148及び駆動機構155の動作を制御する制御手段としてのコンピュータ150とを備えている。
【0014】
本実施形態における材料80は、生分解性材料であるマルトースを主成分としたものを用いる場合について説明するが、ポリ乳酸などを主成分とする材料や、加熱により溶融するその他材料であってもよい。
【0015】
次にマイクロパイル製造装置110の動作について説明する。湿度維持装置130は、室120a内の湿度を所定の範囲に常に維持している。まず、基板141の上に固形または半溶解の材料80が設置される。
【0016】
(材料溶解工程)
そして、マイクロパイル製造装置110の操作者からマイクロパイルの製造がコンピュータ150に指示されると、コンピュータ150は、ヒーター42によって基板141の温度を約110℃に維持するように制御することによって、基板141に設置された材料80を溶解(略半溶解状態)させる。
【0017】
(材料付着工程)
次に、コンピュータ150は、駆動機構148によって移動部144を柱部143に沿って矢印144aで示す方向に移動させることによって、移動部144に固定されたシリンジ145に設置された中空ピン147を、基板141上で溶解されている材料80に図4(a)に示すように接触させ、中空ピン147に材料80の一部を付着させる。ここで、マイクロパイル製造装置10は、シリンジ145に設置された50本の中空ピン147が均一に材料80に接触するように、精度良く形成されている。
【0018】
(材料穴開工程)
次いで、コンピュータ150は、駆動機構155によって移動部152を支柱部151に沿って矢印152aで示す方向に移動させることによって、移動部152に固定された基板153に設置されたピック147を、基板141上で溶解されている材料80に図4(b)に示すように貫通させ、材料80に接触された中空ピン147の中心位置の材料80に貫通穴を開ける。ここで、マイクロパイル製造装置110は、基板153に設置された50本のピック154が中空ピン147の孔部147bを接触することなく移動し且つ均一に材料80に貫通穴を開けるように、精度良く形成されている。
【0019】
(成形工程)
次に、コンピュータ150は、ヒーター142によって基板141の温度を約100℃に維持するように制御したまま(略半固化状態)、ヒーター146によってシリンジ145を介して中空ピン147の温度を約120℃に維持するように制御した後、圧力発生装置162によってエアー160をチューブ161を介して矢印160aで示す方向に約5ml/minでエアー160の圧を送りながら、駆動機構148によって移動部144を柱部143に沿って矢印144bで示す方向に約100μm/secで約500μm移動させ中空ピン147の先端を材料80に接触させる。これにより材料80の中空ピンとの接触部分は所定の粘度をもった状態まで溶解する。次に中空ピン147を図4(c)に示すように、中空ピンを材料80から離隔させる。このとき部分的に溶解した材料80張力作用により、突起部分80bが引き伸ばされ、長さ約500μmの略錐形で通過穴81aを有するマイクロパイル81(図3参照)が成形される。なお、50本の中空ピン147が、10行5列の格子点状に約500μm間隔でシリンジ145に設置されているので、材料80上には、50本の通過穴81aを有する突起部分80bが10行5列の格子点状に約500μm間隔で成形される。なお、図3において通過穴を有したマイクロパイル81を12本しか描いていないのは、視認性を考慮して簡略化しているためである。
【0020】
(切離工程)
最後に、コンピュータ150は、ヒーター146によってシリンジ145を介して中空ピン147の温度を下げて約90℃に維持するように制御した後、圧力発生装置162によってエアー160をチューブ161を介して矢印160bで示す方向に約5ml/minで吸い戻しながら、駆動機構148によって移動部144を柱部143に沿って矢印144bで示す方向に約2mm/secで移動させることによって、中空ピン147を、図4(d)に示すように材料80の突起部分80bから離隔させ、中空ピン147に付着した付着部分80aを通過穴81aを有する突起部分80bから切り離す。
【0021】
以上のようにして、図3に示すように、通過穴81aを有する糖を主成分とするマイクロパイル81を製造することができる。なお、付着部分80aが切り離された材料80のうちマイクロパイル81以外の部分は、マイクロパイル81を支持する基台82として機能する。
【0022】
なお、本実施形態の機能付与用マイクロパイル製造装置110は、中空ピン147のうち材料80に接触する端面147aの形状が図5に示すような略円形状であるとき、図6に示すような通過穴を有する略円錐状のマイクロパイル81を成形でき、端面147aの形状が略三角形であるとき、通過穴を有する略三角錐状のマイクロパイル81を成形できるなど、中空ピン147の端面147aの形状に反映した形状の通過穴を有するマイクロパイル81を製造することが容易に推測できる。
【0023】
次に機能付与針器具10の組立工程について説明する。上述したマイクロパイル製造装置によって成形された、支持部の形状が約15mm角の基台82上に50本の通過穴を有するマイクロパイル81を準備する。また、図示しない装置等によって、プラスチック等の材料で形成された外形断面形状が約20mm角で内側に約15mm角で深さ約10mmの窪みが形成された基板11と、化学繊維等でメッシュ状に形成された外形が約13mm角で厚さが約8mmの保持部材12を準備する。
次に基板11の上記窪みに保持部材12を挿入し、続いてマイクロパイル81を基台82を介して基板11の爪部11aに接着剤等で漏れの無きよう固定する。このとき、保持部材12は、基板11の爪部11aによって容易に外れないように保持される。
【0024】
さらに、基板11の底面に穴部11bを設け、そこへ軟性の材質からなる長さ約50mm程度の搬送チューブ14の片方を漏れの無きよう接続し、残る片方に付与制御コンテナ15を漏れの無きよう接続する。なお、付与制御コンテナ15は、制御ポンプ16と内容量が約50mlの貯留タンク17から構成されている。
【0025】
以上のようにして、図1に示すように、機能付与物質を貯留し、その付与の程度を連続的又は間接的に制御できる機能付与針器具10を製造することができる。
【0026】
次に、機能付与針器具10の使用方法について説明する。
【0027】
機能付与針器具10の利用者は、基板11をもってマイクロパイル81を自己又は他人の皮膚に押し当てることによって、マイクロパイル81を皮膚に刺すことができる。ここで、マイクロパイル81が十分に微細に製造されていれば、マイクロパイル81が皮膚に刺された人は、痛みを感じることが無い。
【0028】
ここで、制御ポンプ16を作動させない状態においても、マイクロパイル81を皮膚に刺されると、基板11の上記窪み内の機能付与物質13が、マイクロパイル81の通過穴81aを通って生体内に入る。また、基板11内が大気以下であっても機能付与物質13は毛細化現象によりマイクロパイル81の通過穴81aを通って生体内に入る。
【0029】
したがって、機能付与物質13が皮膚に入った人は、機能付与物質13によって種々の効果を得ることができる。例えば、機能付与物質13が食紅等の着色剤を成分として含んでいるとき、機能付与物質13が皮膚に入った人は、皮膚に化粧等の装飾効果を得ることができる。また、機能付与物質13が紫外線吸収剤を成分として含んでいるとき、機能付与物質13が皮膚に入った人は、皮膚に日焼け止め効果を得ることができる。また、機能付与物質13がインシュリン等の薬剤を成分として含んでいるとき、機能付与物質13が皮膚に入った人は、糖尿病などの治療や予防が行われることになる。
【0030】
また、機能付与針器具10の利用者は、上述した着色剤、紫外線吸収剤、薬剤等の機能付与物質13を生体内へ付与するとき、付与制御コンテナ15の貯留タンク17によって貯留された機能付与物質13の供給する程度を制御ポンプ16で制御することによって、連続的又は間欠的に機能付与物質を生体内へ付与することが可能である。
例えば、機能付与針器具10のマイクロパイル81を生体内に刺した後、付与制御コンテナ15の貯留タンク17に貯留された機能付与物質13を付与制御コンテナ15の制御ポンプ16によって約1ml/minの流量で約3分間供給した後、間隔をあけて、約2ml/minの流量で約2分間供給するような制御で機能付与物質13を生体内へ付与することが可能となる。
【0031】
また、機能付与針器具10の利用者は、上述した着色剤、紫外線吸収剤、薬剤等の機能付与物質13を生体内に付与した程度を、付与制御コンテナ15の貯留タンク17に貯留する機能付与物質13からの供給量を制御ポンプ16で制御することによって、その付与した量及び残量を簡単に確認することが可能である。
例えば、機能付与針器具10の付与制御コンテナ15の貯留タンクの容量が20mlであったとき、マイクロパイル81を生体内に刺した後、付与制御コンテナ15の貯留タンク17に貯留された機能付与物質13を付与制御コンテナ15の制御ポンプ16によって約2ml/minの流量で約8分間供給した場合、約16mlの機能付与物質を生体内に付与したことと、約4mlの機能付与物質13の残量を確認することが可能となる。
【0032】
また、機能付与針器具10は、マイクロパイル81の成形後に機能付与物質13が貯留タンク17に貯留されるので、マイクロパイル81が上述したように高温に加熱されて成形される場合であっても、高温に弱い物質を機能付与物質13として貯留することができる。例えば、上述した製造方法では基板141の温度が約100℃になり、ピン147の温度が約120℃になるので、マイクロパイル81の材料80は、成形過程で約100℃を超える高温になるが、マイクロパイル81を成形後に冷めた状態で機能付与物質13が貯留される基板11に設置されるので、100℃を超える高温に弱いビタミンCや、70℃を超える高温に弱いワクチンや、20℃を超える高温に弱いDNA等を機能付与物質13として貯留することができる。
【0033】
また、材料80は、生分解性材料を主成分とするため、マイクロパイル81に無理な力が加わってマイクロパイル81が生体内で折れて残った場合でも、生体内で溶解し消失するので、安全に機能付与物質を付与することができる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
以上のように、本発明に係る機能付与針器具は、機能付与物質を生体内に付与できる量を従来より増加でき、特に医療などの分野において有用である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施の形態に係る機能付与針器具の側面断面図。
【図2】(a)本発明の一実施の形態に係るマイクロパイル製造装置の側面断面図。(b)図1(a)に示すマイクロパイル製造装置のシリンジ部の側面断面図。
【図3】(a)図2に示すマイクロパイル製造装置によって製造されたマイクロパイルの一部の外観斜視図。(b)図3(a)に示すマイクロパイルの側面断面図。
【図4】(a)図2に示すマイクロパイル製造装置の材料付着工程における材料の一部の側面断面図。(b)図2に示すマイクロパイル製造装置の材料穴開工程における材料の一部の側面断面図。(c)図2に示すマイクロパイル製造装置の成形工程における材料の一部の側面断面図。(d)図2に示すマイクロパイル製造装置の切離工程における材料の一部の側面断面図。
【図5】(a)端面の形状が略円形の中空状である図2に示すマイクロパイル製造装置の中空ピンの側面図。(b)図5(a)に示す中空ピンの上面図。
【図6】(a)図5に示す中空ピンを備えたマイクロパイル製造装置によって成形した通過穴を有するマイクロパイルの側面図。(b)図6(a)に示す過穴を有するマイクロパイルの上面図。
【符号の説明】
【0036】
10 機能付与針器具(機能付与用皮膚用針)
11 基板
12 保持部材
13 機能付与物質
14 搬送チューブ
15 付与制御コンテナ(補給手段)
80 材料(生分解性材料)
80a 付着部分
80b 突起部分
81 マイクロパイル(皮膚用針)
81a 通過穴
110 マイクロパイル製造装置
130 湿度維持装置(湿度維持手段)
141 基板(材料設置部材)
142 ヒーター(材料温度変更手段)
145 シリンジ
146 ヒーター(中空ピン温度変更手段)
147 中空ピン
147a 中空ピンの孔部
148 駆動機構(中空ピン移動手段)
150 コンピュータ(制御手段)
154 ピック
155 駆動機構(ピック移動手段)
160 エアー(空気)
162 圧力制御機構(圧力変更手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生体に所定の機能を付与するための物質と、該物質を貯留する貯留手段と、貯留手段上に設けられその軸心方向に貫通孔を有する皮膚用針とを有し、貯留手段内の前記物質が皮膚用針の貫通孔を介して生体内に導入可能とされており、前記皮膚用針は、生体内で溶解し消失する性質を有したことを特徴とする機能付与針器具。
【請求項2】
生体に所定の機能を付与するための物質と、該物質を貯留する貯留手段と、貯留手段上に設けられその軸心方向に貫通孔を有する皮膚用針と、貯留手段に前記物質を連続的又は間欠的に補給する補給手段とを有し、貯留手段内の前記物質が皮膚用針の貫通孔を介して生体内に導入可能とされていることを特徴とする機能付与針器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−346129(P2006−346129A)
【公開日】平成18年12月28日(2006.12.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−175811(P2005−175811)
【出願日】平成17年6月15日(2005.6.15)
【出願人】(503405689)ナブテスコ株式会社 (737)
【Fターム(参考)】