説明

機能水製造装置

【課題】 機能水製造装置に関し、特に水分子を超微細化すると共に、水をマイナスイオン化し、更に磁気処理して酸化還元電位の低い機能水を製造することにより、洗浄剤の原料水としたり、あるいは化粧水、化粧品の原料水とすることができる機能水製造装置を提供する。
【解決手段】 水道水等の原水を機能水とする機能水製造装置であって、前記原水を活性化する活性化手段1と、該活性化手段1により活性化された原水を加圧する加圧手段2と、該加圧した原水を機能水化する機能水化手段3とにより構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、機能水製造装置に関し、特に水分子を超微細化すると共に、水をマイナスイオン化し、更に磁気処理して酸化還元電位の低い機能水を製造することにより、洗浄剤の原料水としたり、あるいは化粧水、化粧品の原料水とすることができる機能水製造装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、マイナスイオン化した水を原料水として洗浄剤を製造する方法が、後述する特許文献1に開示されている。そして、特許文献1に開示されたものは、洗浄剤組成物を溶解する水に、マイナスイオンを付与して、該水に超微細気泡を多数発生せしめ、80℃程度の温水とした後、洗浄剤組成物を添加混入して洗浄剤を製造する方法である。
【0003】
【特許文献1】特開2002−69497号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前記特許文献1に開示されたものは、単にマイナスイオンを付与された水に超微細気泡を多数発生させて、洗浄剤組成物を添加混入して洗浄剤を製造するものであり、原料水となる水をマイナスイオン化しているが、そのイオン化が充分でなかったため、多数の超微細気泡が発生して水を界面活性物質に変えたとしても、浸透力が劣り、充分な洗浄効果を得ることができないという課題があった。
【0005】
本発明は、前記課題を解決すべくなされたもので、水分子を超微細化すると共に、水をマイナスイオン化し、更に磁気処理して酸化還元電位の低い機能水を製造することにより、洗浄剤の原料水としたり、あるいは化粧水、化粧品の原料水とすることができる機能水製造装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、水道水等の原水を機能水とする機能水製造装置であって、前記原水を活性化する活性化手段と、該活性化手段により活性化された原水を加圧する加圧手段と、該加圧した原水を機能水化する機能水化手段とにより構成され、
前記活性化手段は、水槽とセラミック粒子を収納した収納筒とにより形成され、
前記加圧手段は、前記水槽外へ延設された通水パイプに圧力ポンプが連結されると共に、該通水パイプと圧力ポンプ間に水素ボンベが連通され、更に前記圧力ポンプの下流側には機能水化手段に連結される圧送パイプの上流側が連通され、且つ該圧送パイプの下流側に加圧筒体が連結されて形成され、
前記機能水化手段は、前記加圧手段から圧送された水を超微細化する超微細化装置と、該超微細化装置により超微細化された水をマイナスイオン化するイオン化装置と、水分子を単分子化させるマイクロ波を発生するマイクロ波発生装置と、前記マイナスイオン化した水を磁気処理する磁気処理装置とにより形成され、
前記超微細化装置は、水を混合する混合室を備えた円筒体を前記加圧筒体の下流側に連通固定し、且つ該円筒体の上流側の加圧筒体にバルブを設置すると共に、該バルブの上流側の加圧筒体と、前記円筒体との間に2本の小径のバイパス管を連結固定する一方、該各バイパス管の下流側に前記混合室内に高圧で水を噴射する噴射体がそれぞれ対向して配設され、更に、前記噴射体は、基端部に間隔を有して2個の漏斗状凹部をそれぞれ凹設すると共に、該各漏斗状凹部の下流側端部と連通する小径の噴射孔が、先端に行くに従って徐々に接近するようそれぞれ穿設され、且つ該各噴射孔の先端には、前記混合室内に臨むようにして噴射口を開口して形成され、
前記イオン化装置は、前記円筒体の外周壁面に高圧直流発生機が設置され、且つ該高圧直流発生機のプラス側とマイナス側の先端に、それぞれプラグが混合室内に臨むように連結固定され、且つ前記マイナス側のプラグの先端には、絶縁管が連結固定されると共に、該絶縁管内に銅線を挿通して先端部に針電極を垂設し、更に前記プラス側のプラグの先端に、環状電極が連結されると共に、該環状電極は前記混合室の内周壁面に周設固定され、
前記マイクロ波発生装置は、前記混合室内に滞留した水にマイクロ波を照射するマグネトロンを備えて形成され、
前記磁気処理装置は、前記円筒体の下方部に配設固定されたケーシングの内周壁面に螺旋溝を刻設した筒状永久磁石を固定すると共に、前記ケーシングの上・下端部に支持杆を支架固定して、該各支持杆に回転軸を回転自在に軸支し、更に前記回転軸に前記筒状永久磁石より小径の環状永久磁石を複数枚、N極・S極がそれぞれ対面するよう重合された重合磁石体を固定して、該重合磁石体と筒状永久磁石間に環状通路を設ける一方、前記回転軸の上端部に、前記混合室内の水が流下する際、その流下圧を受けて回転する複数枚の翼片を備えた回転体を固定するという手段を採用することにより、上記課題を解決した。
【発明の効果】
【0007】
本発明装置によって製造された機能水は、超微細化した気泡および水にマイナスイオンを送り込んでヒドロキシルイオンを発生させることにより、水自体に洗浄効果を有している。そして、更に前記機能水は、マイナスイオン化される共に、磁気処理することにより還元作用を有している。また、本発明装置によって製造された機能水は、還元作用を有しているので、化粧水または化粧品の原料水としても使用することができる。
【実施例】
【0008】
本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。本発明は、水道水等の原水を活性化する活性化手段1と、該活性化手段1により活性化された原水を加圧する加圧手段2と、該加圧した原水を機能水化する機能水化手段3とにより構成されている。
【0009】
前記活性化手段1は、水道水を入れる水槽4と、該水槽4内に浸漬するセラミックス粒子5を収納した多孔状、または網状の収納筒6とにより形成されており、水槽4中の水を、遠赤外線を放射する特性を有するセラミックス粒子5に接触させることにより、該セラミックス粒子5が放射する遠赤外線により、水分子に振動を与えて水を活性化させる。なお、前記セラミックス粒子5は、特に限定する必要はないが、好ましくは、遠赤外線放射特性を有するアルミナ、ジルコニア、マグネシア等の粒子を単独、または複数種混合して粒径10mm程度に造粒されたものを使用することが推奨される。
【0010】
また、前記加圧手段2は、前記水槽4外へ延設された通水パイプ7に圧力ポンプ8が連結されると共に、該通水パイプ7と圧力ポンプ8間に水素ボンベ9が連通されており、該水素ボンベ9からの水素を、前記圧力ポンプ8で圧力をかけて通水パイプ7を流通している水分子の隙間に溶け込ませるよう形成され、更に、該圧力ポンプ8の下流側には、機能水化手段3に連結される圧送パイプ10の上流側が連通され、且つ該圧送パイプ10の下流側には加圧筒体11が連結されて形成されている。
【0011】
前記機能水化手段3は、前記加圧手段2の下流側に設置され、該加圧手段2から圧送された水を超微細化する超微細化装置12と、超微細化装置12により超微細化した水をマイナスイオン化するイオン化装置13と、水分子を単分子化させるマイクロ波を発生するマイクロ波発生装置14、および前記イオン化装置13によりマイナスイオン化した水を磁気処理して活性化させて還元力のある還元水とする磁気処理装置15とにより形成されている。
【0012】
前記磁気処理装置15の下流側は水槽4内に臨むように配設されており、該磁気処理装置15を通過した水は水槽4へ還流される。そして、前記マイナスイオン化した水を、前記磁気処理装置15で活性化して還元力のある還元水として、水槽4中に流下した水を、再び前記水槽4から圧力ポンプ8で吸水して、機能水化手段3により更に超微細化、マイナスイオン化および活性化する操作を繰返して、マイナスイオン化および還元力の度合いを強めるよう構成されている。
【0013】
前記活性化手段1を構成する水槽4へは、水道水が、有機物濾過装置16および金属除去装置17を経由して通水される(図1においては、有機物濾過装置16が2機設置されている)。有機物濾過装置16は、特に限定する必要はないが、好ましくは炭素系フィルターを備えて形成され、該炭素系フィルターにより有機物が濾過除去される。また、金属除去装置17は、特に限定する必要はないが、好ましくはイオン交換樹脂膜を備えて形成され、イオン交換法によって有害金属を除去する。なお、前記水槽4への水道水の通水は、該水槽4内へ所定量が通水された時点で停止する。
【0014】
前記機能水化手段3は、加圧手段2を構成する加圧筒体11の下流側に、水分子を超微細化する超微細化装置12と、該超微細化装置12により超微細化された水分子にマイナスイオンを付与するイオン化装置13と、水分子を単分子化するマイクロ波を発生させるマイクロ波発生装置14、および前記イオン化装置13により、イオン化した水分子を交差磁場を通して、水を磁気処理して還元力のある還元水とすると共に、水を活性化させて、水溶性物質との混合率を高めることができる磁気処理装置15とを一体に連結して構成されている。
【0015】
前記超微細化装置12は、内部に水の混合室18を備えた円筒体19を、前記加圧筒体11の下流側に連通固定し、且つ該加圧筒体11にバルブ20を設置すると共に、該バルブ20の上流側の加圧筒体11と、前記円筒体19との間に2本の小径のバイパス管21をそれぞれ180度位相を異にして連結固定する一方、前記各バイパス管21の下流側には、連結管22がそれぞれ連通され、且つ該各連結管22の先方部には、前記混合室18内に高圧で水を噴射する噴射体23がそれぞれ対向して連結固定されている。
【0016】
前記噴射体23は、基端部に間隔を有して2個の漏斗状凹部24をそれぞれ凹設すると共に、該各漏斗状凹部24の下流側端部と連通する2〜3mm程度の小径の噴射孔25・26が、先端に行くに従って徐々に接近するようそれぞれ穿設して形成されている。
【0017】
前記各噴射体23の各噴射孔25・26の先端には、混合室18内に臨むようにして噴射口25a・26aが開口されているが、前記各噴射口25a・26aから前記混合室18内に噴射される水が、図4に示す中央交点部分Xに集中するよう前記各噴射孔25・26の傾斜角度を設定して穿設されている。
【0018】
前記超微細化装置12は、前記バルブ20の開閉度を図示していないゲージを目視しながら適宜調整して、前記各バイパス管21への通水圧を5kg圧程度に設定すると、圧力ポンプ8により圧送された水のほとんどは、前記5kg圧程度の圧力をもって該各バイパス管21へ圧送されるが、前記バルブ20が完全には閉止されないので、前記各バイパス管21に圧送されなかった残りの水は、該バルブ20を通って、前記加圧筒体11の開口部11aから下方の混合室18へ流下し、一気に圧力を下げて該混合室18内において低圧状態で数秒間滞留する。そして、前記バルブ20を通過するときに、一気に圧力が下がって混合室18に流入することにより、今まで充分に水に溶け込んでいなかった水素を微細な気泡に変化させる。
【0019】
そして、前記混合室18内において、滞留した水中に、5kg圧程度にバルブ20の操作により加圧された水を、前記各バイパス管21、連結管22から、各噴射体23の漏斗状凹部24および噴射孔25・26へ圧送して、噴射口25a・26aから噴射すると、前記5kg圧程度に加圧された水は、前記漏斗状凹部24およびこれに対面する噴射孔25・26が前記連結管22より更に小径に絞って形成されているため、更に加圧されて前記混合室18内において、前記各噴射口25a・26aより中央交点部分Xへ向けて滞留している水中に噴射される。
【0020】
前記微細な気泡を発生した混合室18に滞留している低圧の水中に、前記噴射口25a・26aより高圧水を噴射することにより、交点部分Xにおいてそれぞれ対向する噴射口25a・26aからの圧送水が衝突を繰り返し、周辺に高圧水を拡散して、滞留した水との圧力差による衝撃力を利用して、混合室18内に滞留した水にキャビテーション現象を起こさせて更に超微細な気泡とするのである。
【0021】
そして、前記超微細な気泡となった混合室18内に滞留している水をマイナスイオン化するイオン化装置13は、前記円筒体19の外周壁面に高圧直流発生機27が設置され、且つ該高圧直流発生機27のプラス側27aとマイナス側27bの先端に、それぞれプラグ28a・28bが混合室18内に臨むように連結固定され、且つマイナス側27bのプラグ28bの先端には、該混合室18の中央部まで達する絶縁管29が連結固定されると共に、該絶縁管29内に銅線30を挿通して先端部に金メッキを施した針電極31が垂設され、更に前記プラス側27aのプラグ28aの先端に、銅板製の環状電極32が連結されると共に、該環状電極32が前記混合室18の内周壁面に周設固定して形成されている。
【0022】
前記超微細化装置12により超微細化した気泡を含む水に、前記高圧直流電流発生機27により、プラグ28a・28bに通電して、前記混合室18内上方において、下方へ向けて垂設した金メッキを施した針電極31と、該混合室18内下方において周設された環状電極32に直流電流を印加すると、水中の前記針電極31から環状電極32へ向かって図2・図6・図7において、矢印で示すようにコロナ放電して、1秒間に約9兆個という膨大な量のマイナスイオンを発生させて、前記超微細化した気泡および水にマイナス電子を付加し、マイナスイオン化させる。前記マイナスイオン化された水は、水自体にヒドロキシルイオン(H)が発生し、界面活性作用をもったクラスターの小さな水となる。
【0023】
前記マイクロ波発生装置14は、混合室18内に滞留した水にマイクロ波を照射することができるマグネトロン33を備えて形成されており、前記混合室18内に滞留した水にマグネトロン33よりマイクロ波を照射して、クラスターとなっている水を単分子化させ、イオン化している水素と酸素を水分子に結合させる。
【0024】
また、磁気処理装置15は、円筒体19の下方部に配設固定され、下方部のガイド筒47が水槽1に臨むよう形成されている。すなわち、磁気処理装置15は、前記円筒体19の下方部に配設固定された該円筒体19より小径に形成されたケーシング34の内周壁面に螺旋溝35を刻設した筒状永久磁石36を固定すると共に、前記ケーシング34の上・下端部に支持杆37・38を支架固定して、該各支持杆37・38の中央に軸受39・40を設けて、該各軸受39・40に回転軸41を回転自在に軸支し、更に前記回転軸41に前記筒状永久磁石36より小径の環状永久磁石42を複数枚、N極・S極がそれぞれ対面するよう重合して形成された重合磁石体43を固定して、該重合磁石体43と筒状永久磁石36間に環状通路44を設ける一方、前記回転軸41の上端部に、翼片45を複数枚固定して形成された回転体46が固定され、混合室18内の水が磁気処理装置15内へ流下する際、その流下圧を前記複数枚の翼片45が受けて回転体46を回転させると共に、該回転体46の回転により回転軸41および該回転軸41に固定された重合磁石体43も共に回転するよう形成されている。
【0025】
前記超微細化装置12、イオン化装置13およびマイクロ波発生装置14により、超微細化、マイナスイオン化および単分子化された水は、図8の上流側の矢印で示すように、混合室18から下方の磁気処理装置15へ流下する。
【0026】
前記磁気処理装置15へ流下して行く水によって、回転体46の各翼片45に前記水の流下圧を受けて、該回転体46が回転して回転軸41を回転させて重合磁石体43を回転させると共に、環状通路44に流入した水は螺旋溝35と該環状通路44に沿って流下する。
【0027】
そして、前記磁気処理装置15においては、筒状永久磁石36の螺旋溝35を形成する周辺磁石36aによって、該螺旋溝35内に磁場が形成されると共に、前記筒状永久磁石36と重合磁石体43間の環状通路44内においても磁場が形成され、前記各磁場によって交差磁場が形成される。
【0028】
これら交差磁場を水が直角に流下することにより、磁気エネルギーが水に働いて、水流内の水分子が自由イオンの分極を生じ、水を更に活性化させて水分子の隙間を大きくして、該隙間に酸素と水素を取り込み、酸化還元電位がマイナス値を示す還元水として、前記磁気処理装置15のケーシング34の下端に垂設されたガイド筒47を介して、図8の下方側の矢印で示すように、水槽1中に戻す。その際、前記磁気処理装置15を水が流下して更に活性化されることにより、磁気エネルギーが水中の汚濁物に作用して水中に混入した不要成分が除去されてフロック化し、汚れの部分と水の部分に分離して汚れの部分が水槽1の底面に溜まる。この水槽1の底面に溜まった汚れ部分は、該水槽1の清掃時に除去する。そして、前記工程を所定のマイナスイオン数値および酸化還元電位が得られるまで循環して繰返し、所定のマイナスイオン数値および酸化還元電位を有する機能水が生成される。
【0029】
前記本発明装置により製造された機能水を、栃木県条例による排水基準に基づき測定した結果を表1に示す。測定は、財団法人栃木県環境技術協会に依頼して行った。
【0030】
【表1】

【0031】
表1の測定結果から、本発明装置により製造された機能水は、pHが11.4と比較的強いアルカリ性状を示し、その他の重金属などの有害物質の含有量はいずれも基準値以下で安全であるという承認を得た。
【0032】
更に、前記本発明装置により製造された機能水について、水質分析をした結果を表2に示す。
【0033】
【表2】

【0034】
表2の測定結果から、機能水は原水と比較して、酸化還元電位が原水+227mVに対して、本発明機能水は+29mVで低く、+200mV以下であれば還元水といわれるので、還元性を有し、且つ比較的アルカリ性が高いということが判った。
【0035】
前記本発明装置によって製造された機能水は、超微細化した気泡および水にマイナスイオンを送り込んでヒドロキシルイオンを発生させることにより、水自体に洗浄効果を有している。そして、更に前記機能水は、マイナスイオン化される共に、磁気処理することにより還元作用を有しているため、前記機能水に洗浄力をもったホウ酸(Na・10HO)、メタ珪酸ナトリウム(Na・Sio)等の無機質を溶かし込み、より洗浄力を向上させることができる。
【0036】
また、本発明装置によって製造された機能水は、還元性を有しているので、化粧水または化粧品の原料水としても使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】本発明機能水製造装置全体の概略図である。
【図2】本発明機能水製造装置の加圧手段および機能水化手段の一部切欠き正面図である。
【図3】同側面図である。
【図4】本発明機能水製造装置における機能水化手段を構成する円筒体と噴射体部分の縦断面図である。
【図5】本発明機能水製造装置における機能水化手段を構成する噴射体の側面図である。
【図6】本発明機能水製造装置における機能水化手段を構成するイオン化装置の縦断面図である。
【図7】同平面図である。
【図8】本発明機能水製造装置における機能水化手段を構成する磁気処理装置の縦断面図である。
【図9】同横断面図である。
【符号の説明】
【0038】
1 活性化手段
2 加圧手段
3 機能水化手段
4 水槽
5 セラミックス粒子
6 収納筒
7 通水パイプ
8 圧力ポンプ
9 水素ボンベ
10 圧送パイプ
11 加圧筒体
12 超微細化装置
13 イオン化装置
14 マイクロ波発生装置
15 磁気処理装置
16 有機物濾過装置
17 金属除去装置
18 混合室
19 円筒体
20 バルブ
21 バイパス管
22 連結管
23 噴射体
24 漏斗状凹部
25・26 噴射孔
25a・26a 噴射口
27 高圧直流発生機
27a プラス側
27b マイナス側
28a・28b プラグ
29 絶縁管
30 銅線
31 針電極
32 環状電極
33 マグネトロン
34 ケーシング
35 螺旋溝
36 筒状永久磁石
37・38 支持杆
39・40 軸受
41 回転軸
42 環状永久磁石
43 重合磁石体
44 環状通路
45 翼片
46 回転体
47 ガイド筒


【特許請求の範囲】
【請求項1】
水道水等の原水を機能水とする機能水製造装置であって、前記原水を活性化する活性化手段と、該活性化手段により活性化された原水を加圧する加圧手段と、該加圧した原水を機能水化する機能水化手段とにより構成され、
前記活性化手段は、水槽とセラミック粒子を収納した収納筒とにより形成され、
前記加圧手段は、前記水槽外へ延設された通水パイプに圧力ポンプが連結されると共に、該通水パイプと圧力ポンプ間に水素ボンベが連通され、更に前記圧力ポンプの下流側には機能水化手段に連結される圧送パイプの上流側が連通され、且つ該圧送パイプの下流側に加圧筒体が連結されて形成され、
前記機能水化手段は、前記加圧手段から圧送された水を超微細化する超微細化装置と、該超微細化装置により超微細化された水をマイナスイオン化するイオン化装置と、水分子を単分子化させるマイクロ波を発生するマイクロ波発生装置と、前記マイナスイオン化した水を磁気処理する磁気処理装置とにより形成され、
前記超微細化装置は、水を混合する混合室を備えた円筒体を前記加圧筒体の下流側に連通固定し、且つ該円筒体の上流側の加圧筒体にバルブを設置すると共に、該バルブの上流側の加圧筒体と、前記円筒体との間に2本の小径のバイパス管を連結固定する一方、該各バイパス管の下流側に前記混合室内に高圧で水を噴射する噴射体がそれぞれ対向して配設され、更に、前記噴射体は、基端部に間隔を有して2個の漏斗状凹部をそれぞれ凹設すると共に、該各漏斗状凹部の下流側端部と連通する小径の噴射孔が、先端に行くに従って徐々に接近するようそれぞれ穿設され、且つ該各噴射孔の先端には、前記混合室内に臨むようにして噴射口を開口して形成され、
前記イオン化装置は、前記円筒体の外周壁面に高圧直流発生機が設置され、且つ該高圧直流発生機のプラス側とマイナス側の先端に、それぞれプラグが混合室内に臨むように連結固定され、且つ前記マイナス側のプラグの先端には、絶縁管が連結固定されると共に、該絶縁管内に銅線を挿通して先端部に針電極を垂設し、更に前記プラス側のプラグの先端に、環状電極が連結されると共に、該環状電極は前記混合室の内周壁面に周設固定され、
前記マイクロ波発生装置は、前記混合室内に滞留した水にマイクロ波を照射するマグネトロンを備えて形成され、
前記磁気処理装置は、前記円筒体の下方部に配設固定されたケーシングの内周壁面に螺旋溝を刻設した筒状永久磁石を固定すると共に、前記ケーシングの上・下端部に支持杆を支架固定して、該各支持杆に回転軸を回転自在に軸支し、更に前記回転軸に前記筒状永久磁石より小径の環状永久磁石を複数枚、N極・S極がそれぞれ対面するよう重合された重合磁石体を固定して、該重合磁石体と筒状永久磁石間に環状通路を設ける一方、前記回転軸の上端部に、前記混合室内の水が流下する際、その流下圧を受けて回転する複数枚の翼片を備えた回転体を固定したことを特徴とする機能水製造装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2006−136810(P2006−136810A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−328477(P2004−328477)
【出願日】平成16年11月12日(2004.11.12)
【出願人】(599132742)
【出願人】(504420526)
【Fターム(参考)】