説明

歩道縁石のバリアフリー用ブロック

【課題】 歩道と車道の境界部に敷設する歩道縁石のブロックにおいて、自転車が車道側から歩道に乗り入れる際に、転倒することなく安全に乗り入れできる形状とした歩道縁石のバリアフリー用ブロックを提案する。
【解決手段】
歩道縁石のバリアフリー用ブロック1において、歩道2と車道3の境界部の歩道縁石4の隅角部5の形状を2段からなる階段形状とし、この階段形状は、自転車などの車輪11のタイヤ12が車道3側から歩道縁石4に乗り入れる際に歩道縁石4の端辺に対し直角に車輪11を当接したとき、歩道縁石4の1段目と2段目の各隅角部5が車輪11のタイヤ12と同時に接触するように1段目の隅角部5に対し2段目の隅角部5を車道側から後退させた歩道縁石4のバリアフリー用ブロック1。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、歩道と車道との段差、あるいは各種施設や駅構内、もしくは陸橋のスロープなどに代表される様な高低差を結ぶために生じる段差や傾斜を、自転車や車椅子の利用者あるいは視覚障害者や高齢者などが特段の力を要することな、特に自転車や車椅子で斜め方向から段差部に乗り入れる際に車輪が横滑りすることなくスムーズに乗り入れできる歩道縁石のバリアフリー用ブロックに関する。
【背景技術】
【0002】
わが国の15〜64歳の生産性人口は1995年をピークに減少に転じ、総人口は既に減少に転じている。すなわち2014年には高齢者人口は3200万人に達し、4人に1人が高齢者となり、2040年には3人に1人が高齢者になる。そこで、今後は高齢者社会を含んだ福祉文化を創設することが重要であるといわれている。
【0003】
このようなことを背景に、近年、国土交通省その他でバリアフリー、ユニバーサルデザインの取り組みが推進されており、中でも、交通関係に関して道路関係では、「道路の移動円滑化整備ガイドライン」が示され、歩道と車道の境界の縁石の段差について乳母車・車椅子利用者は0cmを、視覚障害者は白杖での確認から最小2cmを必要とし、高齢者には、明確な段差が望まれている。この問題に関して国土交通省の段差構造委員会で検討されてきた(非特許文献1参照。)。その結果、道路の段差は車椅子利用者と視覚障害者に対する折衷案として2cmの確保が決められた。
【0004】
さらに、バリアフリー法の施行に伴い、歩道と車道の境界部のバリアフリー、ユニバーサルデザインの積極的な導入が実施され、移動円滑か整備ガイドラインを基準とした歩道の改良が推進されている。特に、歩道上の自転車などの車両乗り入れ部においては、歩道と車道の境界部の歩道縁石の高さは5cmが標準とされている(例えば、非特許文献2参照。)。この場合、軽車両に属する自転車は車道3の走行が義務付けられていることから、車道3を走行の後、目的地への到達した時点で、図9に示すように、歩道2と車道3の境界部の5cmの高さ6を有する歩道縁石4を乗り越えて歩道2側へ進路変更することを余儀なくされる。
【0005】
本来、自転車は歩道に入る直前で、一時停車するように定められている。しかし、通常、一時停車せずに歩道縁石に対して走行状態で斜め方向から進入するため、車輪と縁石形状との関係に起因した自転車の転倒などを起こし、走行に支障を生じる場合がある。他方、自転車走行に関与した交通事故の激増から、府県によっては、例えば幅員2m以上を有する歩道においては、自転車の歩道走行を可能とする方針が示されている(例えば、非特許文献3参照。)。このことは広幅員歩道中に狭車道が交差する地点など、車両乗り入れ部以外でもこれと類似する段差が発生する個所には同様の検討を加えておく必要がある。
【0006】
【非特許文献1】土木学会誌、2003年6月号、p.10〜27
【非特許文献2】「移動円滑化整備ガイドライン」大成出版社、2003年、1月発行
【非特許文献3】読売新聞、2005年7月2日発刊
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、歩道と車道の境界部に敷設する歩道縁石のブロックにおいて、自転車が車道側から歩道に乗り入れる際に、転倒することなく安全に乗り入れできる形状とした歩道縁石のバリアフリー用ブロックを提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
自転車などの車両乗り入れ用に整備されたマウントアップタイプの歩道の構造では、上記のバリアフリー法で標準とされる車道からの段差5cmの高さを確保するように、歩道縁石が車道側との境界に設置されている。ところで、車道を走行する自転車は、この標準とされる高さの歩道縁石に車道側から乗り入れるとき、走行中の自転車の歩道縁石に対する進入角度が大きい場合は、車輪に大きな衝撃を伴いつつも歩道縁石を乗り越えて歩道へ乗り入れることができる。しかし、歩道縁石に対する進入角度が小さい場合は、歩道縁石に沿って車輪が滑る現象が発生し、自転車の転倒を誘発する場合がある。すなわち、前者の歩道縁石への進入角度の大きい場合は、車輪タイヤの高さに比して歩道縁石の高さが高過ぎ不一致であるために乗り上げに衝撃を伴うこととなり、後者の歩道縁石への進入角度の小さい場合は、車輪のタイヤの外周部分と歩道縁石の隅角部の接触面積がきわめて小さいことに起因してタイヤが滑ることで転倒することとなる。
【0009】
そこで、上記の課題を解決するための本発明の手段は、請求項1の発明では、歩道縁石のブロックにおいて、歩道と車道の境界部に敷設する歩道縁石の隅角部の形状を2〜3段からなる階段形状としたことを特徴とする歩道縁石のバリアフリー用ブロックである。
【0010】
請求項2の発明では、歩道縁石の隅角部の2〜3段からなる階段形状は、自転車などの車輪のタイヤが車道側から歩道縁石に乗り入れる際に歩道縁石の端辺に対し直角に車輪を当接したとき、歩道縁石の上下に隣接する下段目と上段目の各隅角部が車輪のタイヤと同時に接触するように1段目の隅角部に対し2段目の隅角部を、2段目の隅角部に対し3段目の隅角部をそれぞれ車道側から後退させたことを特徴とする請求項1の手段の歩道縁石のバリアフリー用ブロックである。
【0011】
請求項3の発明では、歩道縁石の階段形状の隅角部はその角部にアールを付けて円弧状の断面形状からなることを特徴とする請求項1または2の手段の歩道縁石のバリアフリー用ブロックである。
【0012】
請求項4の発明では、歩道縁石の2〜3段からなる階段形状は、その車道に面する各階段の隅角部に等間隔に複数個の自転車のタイヤ幅よりもやや狭小の凸条を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項の手段の歩道縁石のバリアフリー用ブロックである。
【0013】
請求項5の発明では、歩道縁石の2〜3段からなる階段形状は、その車道に面する各階段の隅角部に等間隔に複数個の自転車のタイヤ幅よりもやや狭小の凹条を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項の手段の歩道縁石のバリアフリー用ブロックである。
【発明の効果】
【0014】
この発明は、歩道と車道の境界部に敷設する歩道縁石のバリアフリー用ブロックの車道側のセンタ部の形状を2段の階段形状とすることで、自転車で走行中の車道から歩道に乗り入れるときに歩道との段差による衝撃を受けることなく、さらに斜め方向から進入する際に、歩道縁石の端部で自転車の車輪が滑ってハンドルを取られて転ぶことなく容易に歩道に乗り入れることができ、特に階段形状の隅角部に凸条または凹条を有するものは、より一層に車輪が滑ることなく歩道に乗り入れることができるなど、本願の発明は優れた効果を奏するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明を実施するための最良の形態を図面及び表を参照して説明する。
上記の背景技術で述べたような背景から、従来の歩道と車道の境界の認識・明示を保持したうえで、自転車の安全で安心な走行が可能な新しい形状の歩道縁石を検討し本発明とした。
【0016】
先ず、自転車などの車両の乗り入れ部に整備された、図1に示す、マウントアップ歩道構造においては、歩道縁石4の高さは車道3と歩道2の段差の5cmを確保する。この状態では、上記したように、車道3から歩道縁石4を越えて歩道2に乗り入れた場合、車道3を走行中の自転車の歩道2への進入角度θが大きい場合は、車輪11に大きな衝撃を伴いつつも歩道2へ乗り上げることができる。逆に進入角度θが小さい場合は転倒を誘発する場合がある。すなわち、前者で乗り入れに衝撃を伴うのは、図2に示す車輪半径Rと歩道縁石4の高さの不一致に原因し、後者の転倒は車輪11のタイヤ12の高さ部分と歩道縁石4の先端の隅角部5との接触面積が極めて小さいことに起因している。
【0017】
そこで、本発明の形態である2段構造の歩道縁石4を形成するために敷設するバリアフリー用ブロック1と従来のタイプの歩道縁石4を形成するために敷設するバリアフリー用ブロック18について検討することとした。先ず、本発明のバリアフリー用ブロック1を敷設して形成の、図3に示す、2段構造の歩道縁石4では、1段目の高さ6を2〜3cmとし2段目の高さ6を2〜3cmとした2段構造の歩道縁石4aとし、これを「2段」と称して実施例1とした。この場合下段の縁石部の奥行きLの部分の長さは、図2に示すように、各2段の隅角部5が最も一般的な26インチの車輪11のタイヤ12と共に接する長さとする。さらに、本発明の他のバリアフリー用ブロック1を敷設して形成の、図4の(a)の斜視図および(b)の断面図に示す、2段構造の歩道縁石4では、実施例1の2段構造の各段の前面とその上の水平面とで形成される隅角部5のそれぞれに複数個の凸条7を形成した2段の歩道縁石4aであり、これを「凸」と称して実施例2とした。さらに本発明の他のバリアフリー用ブロック1を敷設して形成の、図5の(a)の斜視図および(b)の断面図に示す、2段構造の歩道縁石4では、実施例1の2段構造の各段の前面とその上の水平面とで形成される隅角部5のそれぞれに複数個の凹条8を形成した2段の歩道縁石4aとし、これを「凹」と称して実施例3とした。これらの凸条7及び凹条8の幅は自転車のタイヤの幅よりもやや狭いものとする。さらに、図9に示す、従来のバリアフリー用ブロック18を敷設して形成した歩道縁石4の高さ6が5cmの1段の隅角部5からなる従来タイプの歩道縁石4を「標準」と称して比較例1とした。
【0018】
以上の本発明におけるタイプのバリアフリー用ブロック1をそれぞれ敷設した実施例1〜3からなる歩道2を有する車道3と、従来のタイプのバリアフリー用ブロック18を敷設した比較例1からなる歩道2を有する車道3に、自転車を走行させ、車道3から歩道縁石4を通って歩道2に乗り入れる走行実験を図6の走行試験状況平面図に示すように実施した。この時の走行条件を表1に示す。
【0019】
【表1】

【0020】
走行実験の自転車搭乗者は平均体重60kgの青年男子で、自転車は、図6に示すように、出発地点から歩道縁石4に到達するまでは歩道2及び車道3の境界部の歩道縁石4と平行に一定の距離X(cm)を保ってスタート位置16から約10m走行した後、歩道縁石4に乗り入れた。この乗り入れ時の自転車の前後輪の歩道縁石4に対する進入角度をθとした。歩道縁石4への乗り入れの円滑な走行性と安全性の評価は前後輪の歩道縁石4に対する乗り入れ状態から表2に示す7段階の評価点で示すこととした。表2において、○は乗り入れできた、△は滑りながら乗り入れできた、×は乗り入れできなかった、をそれぞれ示す。また表2の評価点は、前後輪ともに歩道縁石4と滑りながらではあるが乗り入れ可能な状態を4点とし、これ以下の点数を危険域とした。5〜6点の範囲は乗り入れに支障はないが、前後輪のいずれかの車輪が歩道縁石4と軽い滑動状態を発生し、7点は安全に走行が可能であることを示す。
【0021】
【表2】

【0022】
上記の走行実験において、走行経路から歩道縁石4までの距離Xを10cm間隔で6種類に変化し、自転車としては20〜26インチの子供用と大人用を用意した。歩道縁石のタイプの「2段」、「凸」、「凹」と比較タイプの「標準」の4種類に対する走行実験結果を図7に示した。この素行実験の結果、「2段」タイプの歩道縁石4と「標準」タイプの歩道縁石4との間に、歩道2への乗り入れの安全走行性に大きな相違のあることが判明した。すなわち、「2段」タイプの歩道縁石4の場合は、評価点が縁石端部からの距離Xに関係なく6以上で乗り入れが容易であるのに対し、「標準」タイプの歩道縁石4の場合は、距離Xが40cm未満では評価点が4以下で極力注意して乗り入れる必要があり、運転者が老若男女であることから、厳しい縁石形状であることを示唆している。
【0023】
次に、自転車の構造的な特性として、前輪は運転者に見えるので人為的判断から危険性を回避する走行状態を取れるが、後輪の走行軌跡は前輪の走行に付随して定まる。そこで図8に示すように、「2段」タイプの歩道縁石4は進入角度θの影響を無視できる程度であるのに対し、「標準」タイプの歩道縁石4への進入角度θが10°未満では評価点が4未満で走行が困難であることがわかった。後輪は前輪に牽引されて走行するので、歩道縁石4からの距離Xが60cm程度に隔たっても、その進入角度の大半は25°未満になることが多い。ところで、後輪の進入角度θは30°以上を確保することが望ましいことから路側帯の幅員も60cm以上とすることが重要である。
【0024】
上記の実験結果に基づき確定した、本発明の実施例1の2段構造の歩道縁石4を有するバリアフリー用ブロック1を施工した状態を図10に示す。図10において(a)は平面図、(b)は正面図である。図10において中央部の高さ50mmのブロック部分が本発明の歩道縁石を有するバリアフリー用ブロック1で、その両隣のブロック部分は傾斜面14を有する中間ブロック13で、さらにその両隣は従来の標準タイプの縁石高さが略200mmの歩道縁石部分を有するブロック15である。それぞれのタイプのブロックは車道の路側帯側のエプロン9を有し、このエプロン9の部分は雨水を流すために幅員500mm以上で縁石側に約6°の下り勾配で傾斜し、エプロン9の下面の地下に設けた排水溝を有する場合は、縁石際に流下する雨水を地下の排水溝に落とし込む水抜き孔を開口することができる。この2段構造の歩道縁石4を有するバリアフリー用ブロック1の各段部の隅角部5はその角部をアールを付けて円弧状の断面形状からなるものとすることで、角に打ちつけても疵つきにくい形状としている。
【0025】
この2段構造の歩道縁石4を有するバリアフリー用ブロック1の大きさは、長さ1995mm、エプロン9の車道路側先端の高さ100mm、エプロン9の歩道縁石4際からの歩道縁石4の高さ50mm、2段の歩道縁石4の全幅140mmで、歩道縁石4の上段の幅は100mmで、コンクリート製である。このエプロン9を有するバリアフリー用ブロック1は100mm厚の道路基礎材の上に30mm厚の敷モルタルを打って敷設し、隣接の縁石ブロックとは目地材で接合する。さらに適宜必要により隣接ブロックとの縁石前面の境界部分をウエッジ17で互いに接合する。なお、本発明におけるバリアフリー用ブロック1は2段構造の歩道縁石4を有するもので説明したが、3段構造の歩道縁石4であっても各段の上段部の隅角部5を後退させて階段状とすることで、歩道縁石4の全段の総高さは7〜8cmとなるが、この場合でも車道側から自転車で安全に乗り入れすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明のマウントアップ歩道構造を示す図である。
【図2】本発明の2段形状の歩道縁石と自転車の車輪の接触状況を示す図である。
【図3】本発明の2段構造の歩道縁石を示す斜視図である。
【図4】本発明の2段構造の歩道縁石の各段の隅角部に凸条を有する図で、(a)は斜視図、(b)は凸条部での断面図である。
【図5】本発明の2段構造の歩道縁石の各段の隅角部に凹条を有する図で、(a)は斜視図、(b)は凹状部での断面図である。
【図6】本発明の走行実験状況を示す平面図である。
【図7】走行実験における歩道と車道の境界部からの距離Xと歩道縁石のタイプによる評価を示すグラフである。
【図8】走行実験における後輪の進入角度と歩道縁石のタイプによる評価を示すグラフである。
【図9】従来のバリアフリー用ブロックを敷設して形成の歩道縁石の斜視図である。
【図10】本発明の実施例1の2段構造の歩道縁石を有するバリアフリー用ブロックを施工した歩道縁石4の図で、(a)は平面図、(b)は側面図ある。
【符号の説明】
【0027】
1 バリアフリー用縁石ブロック
2 歩道
3 車道
4 歩道縁石
4a 上段の歩道縁石
4b 下段の歩道縁石
5 隅角部
6 高さ
7 凸条
8 凹条
9 エプロン
10 水抜き孔
11 車輪
12 タイヤ
13 中間ブロック
14 傾斜面
15 標準タイプの縁石ブロック
16 スタート位置
17 ウエッジ
18 従来のバリアフリー用縁石ブロック
θ 投入角度
X 距離

【特許請求の範囲】
【請求項1】
歩道縁石のブロックにおいて、歩道と車道の境界部に敷設する歩道縁石の隅角部の形状を2〜3段からなる階段形状としたことを特徴とする歩道縁石のバリアフリー用ブロック。
【請求項2】
歩道縁石の隅角部の2〜3段からなる階段形状は、自転車などの車輪のタイヤが車道側から歩道縁石に乗り入れる際に歩道縁石の端辺に対し直角に車輪を当接したとき、歩道縁石の上下に隣接する下段目と上段目の各隅角部が車輪のタイヤと同時に接触するように1段目の隅角部に対し2段目の隅角部を、2段目の隅角部に対し3段目の隅角部をそれぞれ車道側から後退させたことを特徴とする請求項1に記載の歩道縁石のバリアフリー用ブロック。
【請求項3】
歩道縁石の階段形状の隅角部はその角部にアールを付けて円弧状の断面形状からなることを特徴とする請求項1または2に記載の歩道縁石のバリアフリー用ブロック。
【請求項4】
歩道縁石の2〜3段からなる階段形状は、その車道に面する各階段の隅角部に等間隔に複数個の自転車のタイヤ幅よりもやや狭小の凸条を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の歩道縁石のバリアフリー用ブロック。
【請求項5】
歩道縁石の2〜3段からなる階段形状は、その車道に面する各階段の隅角部に等間隔に複数個の自転車のタイヤ幅よりもやや狭小の凹条を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の歩道縁石のバリアフリー用ブロック。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2007−321539(P2007−321539A)
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−156510(P2006−156510)
【出願日】平成18年6月5日(2006.6.5)
【出願人】(000125347)学校法人近畿大学 (389)
【出願人】(390019998)東亜道路工業株式会社 (42)
【出願人】(000161817)ケイコン株式会社 (37)
【Fターム(参考)】