説明

歯周病予防・治療剤

【課題】歯周病の予防あるいは症状改善効果を発揮しうる歯周病の予防・治療剤や、歯周病の予防・治療用の口腔用組成物や、歯周病の予防・治療用の食品又は食品素材を提供すること。
【解決手段】本発明者らが確立したマウスを用いて歯周病の発症を簡便かつ迅速に評価する系を用い、マウス歯槽骨器官培養系及び歯周病モデルマウスにβ−クリプトキサンチンを適用したところ、歯周病の原因物質であるリポポリサッカライド(LPS)による歯槽骨の破壊を抑制し、歯周病の発症を予防しうることを見い出し、β−クリプトキサンチンやβ−クリプトキサンチン含有組成物を有効成分とする歯周病の予防・治療剤、β−クリプトキサンチンを有効成分として含有する歯周病の予防・治療用の口腔用組成物、及びβ−クリプトキサンチンを有効成分として含有する歯周病の予防・治療用の食品又は食品素材とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、β−クリプトキサンチンやβ−クリプトキサンチン含有組成物を有効成分とする歯周病の予防あるいは症状改善効果を発揮しうる歯周病の予防・治療剤や、β−クリプトキサンチンを有効成分として含有する歯周病の予防・治療用の口腔用組成物や、β−クリプトキサンチンを有効成分として含有する歯周病の予防・治療用の飲料や食品に関する。
【背景技術】
【0002】
歯周病は、歯の表面についた汚れ(プラーク)により、歯を支えている歯ぐきや骨が、化膿したり破壊されたりする病気であり、日本国民の8割が罹患する国民病疾患である。高齢化社会を迎えたわが国において、歯周病は中高年齢者が歯を失う主な原因となっており、歯を健康に保つことは国内外を問わず健康上の重要な課題となっている。歯周病の治療方法としては外科的治療方法や、ペリオクリンやファンキゾンという抗生物質による薬物治療法や、チアゾール化合物もしくはその薬学的に許容される塩からなる骨粗鬆症、骨折、歯周病等、種々の骨疾病・障害の治療薬(例えば、特許文献1参照)や、抗CD14抗体を有効成分として含有する歯周病治療薬(例えば、特許文献2参照)や、血管内皮細胞増殖因子/血管透過性因子(VEGF/VPF)に対する抗体を含む製剤からなることを特徴とする歯周病治療薬(例えば、特許文献3参照)等が知られている。
【0003】
また、歯周病の予防や治療に有用な物質を評価する方法としては、歯垢が付着しやすくなるように、動物の歯の周りに糸を巻いて装着し、数ヶ月放置して歯周病を発症させ、その後、歯周組織を摘出して切片を作製し、形態学的に観察して評価する、自然発症モデルを用いる方法(例えば、非特許文献1参照)や、ヒト歯周病菌の生きた菌を動物に投与して感染させて発症させる歯周病菌を投与する方法(例えば、非特許文献2参照)等が報告されている。
【0004】
他方、β−クリプトキサンチン(β-cryptoxanthine;分子量552)はエタノール溶解性のカロテノイドとして知られ、カンキツ類の中では温州みかんに圧倒的に多く含まれ、果実1個に1〜2mg含まれている。このβ−クリプトキサンチンは、栄養成分としてプロビタミンAの特性を備えているだけでなく、最近の抗癌性物質の研究においては、人参等の緑黄色野菜に含有されているカロチノイドであるβ−カロチンよりも高い抗癌作用を有することが明らかになり関心を集めている(例えば、非特許文献3参照)。
【0005】
一方、マウス骨髄細胞培養系にβ−クリプトキサンチンを添加すると様々な骨吸収因子による破骨細胞の形成をβ−クリプトキサンチンが抑制すること(例えば、非特許文献4参照。)や、積極的に骨形成を促進して骨疾患を予防・治療することができる顕著な効果を有する骨形成促進剤や、骨形成促進作用と骨吸収抑制作用の両作用を有する骨粗鬆症等の骨疾患の予防・治療薬や、骨形成促進作用と骨吸収抑制作用の両作用を有する化合物をリード化合物とする骨疾患に対する予防・治療のための有効成分のスクリーニング方法(例えば、非特許文献5参照。)、骨粗鬆症モデル動物である卵巣摘出ラットにβ−クリプトキサンチンを経口投与すると骨粗鬆症の発症が改善すること(例えば、非特許文献6参照。)が報告されている。
【0006】
このようにβ−クリプトキサンチンは発癌抑制成分として、また骨形成促進・骨吸収抑制成分として重要であることから、β−クリプトキサンチンを強化した柑橘系統や柑橘加工食品の開発に役立てるため、温州みかんに匹敵するβ−クリプトキサンチン含量の高品質柑橘類作出や、β−クリプトキサンチンを合成する遺伝子の単離(例えば、特許文献4、特許文献5参照。)や、β−クリプトキサンチンを柑橘類から大量に分離する技術の開発などが行われている。
【0007】
また、β−クリプトキサンチンの温州みかん等の柑橘類からの分離法はよく知られており(例えば、非特許文献7、非特許文献8、非特許文献9参照。)、最近、みかん果汁を圧搾して得られた原料沈澱物等からβ−クリプトキサンチンを含有する溶剤抽出分を得、これを加水分解した後、この加水分解物を一次展開溶媒と共に平均粒子径10〜80μmのシリカ粉末が充填された第1カラムに線速度2cm/分以上の流速で導入してβ−クリプトキサンチンを含むフラクションを分離し、脱溶媒した後に、この分離物を二次展開溶媒と共に平均粒子径10〜80μmのオクタデシルシランシリカが充填された第二カラムに線速度2cm/分以上の流速で導入して、β−クリプトキサンチンを95重量%以上の量で含有するフラクションを分離する高純度β−クリプトキサンチンの製造方法(例えば、特許文献6参照。)や、柑橘類の果実を搾汁、ろ過又は篩別後、遠心分離して得られる沈殿物に酵素剤を添加して凍結し、解凍した後、脱水することを特徴とするカロチノイド高含有パルプの製造方法、上記カロチノイド高含有パルプを加水して脱水する操作を繰り返した後、乾燥、粉砕するカロチノイド、β−クリプトキサンチン等の含有率が増強されたカロチノイド高含有パルプ及びその粉末の製造方法(例えば、特許文献7参照。)が提案されている。
【0008】
【特許文献1】特開平11−209284号公報
【特許文献2】特開平10−114679号公報
【特許文献3】特開2002−097157号公報
【特許文献4】特開平11−155577号公報
【特許文献5】特開平11−46770号公報
【特許文献6】特開2000−136181号公報
【特許文献7】特開2000−23637号公報
【非特許文献1】J.Periodont Res.39:107-110,2004
【非特許文献2】J.Clin.Invest.106:R59-R67,2000
【非特許文献3】Biol. Pharm. Bull. 18,2,227,1995)
【非特許文献4】Biochem.Pharmacol.67:1297-1305,2004
【非特許文献5】国際公開WO2004/037236
【非特許文献6】Int.J.Mol.Med.17:15-20,2006
【非特許文献7】岡山大農学報 69, 17-25 , 1987
【非特許文献8】東京医科大学紀要 18 , 1-7, 1992
【非特許文献9】Journal of Food Biochemistry., 18, 273-283, 1995
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の課題は、歯周病の予防あるいは症状改善効果を発揮しうる歯周病の予防・治療剤や、歯周病の予防・治療用の口腔用組成物や、歯周病の予防・治療用の食品又は食品素材を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明者らが確立したマウスを用いて歯周病の発症を簡便かつ迅速に評価する系を用い、マウス歯槽骨器官培養系及び歯周病モデルマウスにβ−クリプトキサンチンを適用したところ、歯周病の原因物質であるリポポリサッカライド(LPS)による歯槽骨の破壊を抑制し、歯周病の発症を予防しうることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0011】
すなわち本発明は、(1)β−クリプトキサンチンを有効成分とする歯周病の予防・治療剤や、(2)β−クリプトキサンチン含有組成物を有効成分とする歯周病の予防・治療剤に関する。
【0012】
また本発明は、(3)β−クリプトキサンチンを有効成分として含有する歯周病の予防・治療用の口腔用組成物に関する。
【0013】
さらに本発明は、(4)β−クリプトキサンチンを有効成分として含有する歯周病の予防・治療用の食品又は食品素材に関する。
【発明の効果】
【0014】
本発明の歯周病の予防・治療剤や、歯周病の予防・治療用の口腔用組成物や、歯周病の予防・治療用の食品又は食品素材を用いると、歯周病の予防あるいは症状改善効果を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
本発明の歯周病予防・治療薬としては、β−クリプトキサンチンやβ−クリプトキサンチン含有組成物を有効成分とするものであれば特に制限されるものではなく、また、本発明の歯周病の予防・治療用の口腔用組成物としては、β−クリプトキサンチンを有効成分として含有するものであれば特に制限されるものではなく、また、本発明の歯周病の予防・治療用の食品又は食品素材としては、β−クリプトキサンチンを有効成分として含有するものであれば特に制限されるものではなく、また、歯周病の予防・治療とは、歯周病の予防あるいは症状改善効果を発揮しうることをいう。
【0016】
β−クリプトキサンチンやβ−クリプトキサンチン含有組成物の製法としては、柑橘類から抽出・生成する方法や、β−クリプトキサンチン産生酵素をコードする遺伝子を利用する方法など公知の方法を含め特に制限されないが、その給源として、1個当たり1〜2mg含まれ、オレンジ類、グレープフルーツ、レモンなど他の柑橘類の60倍以上のβ−クリプトキサンチンを含有する温州みかんを用いることが好ましく、温州みかんの中でも、果皮(フラベド)100g当たり約8mg、果汁100g当たり約1mgのβ−クリプトキサンチンを含有する杉山温州等の高β−クリプトキサンチン含有品種の温州みかんや、温州みかんとの交配により作出された高β−クリプトキサンチン含有品種を用いることが好ましい。ここで、β−クリプトキサンチン含有組成物とは、人為的にβ−クリプトキサンチン含量が高められたβ−クリプトキサンチンの混在物をいう。また、温州みかんを処理してβ−クリプトキサンチン含有組成物を得る方法としては特に制限されず、例えば、前述の特許文献6、7の他、非特許文献7〜9に記載の処理方法を挙げることができる。
【0017】
本発明の歯周病の予防・治療剤には、消炎・抗炎症薬や植物からの抽出物を併用することもできる。上記鎮痛・消炎・抗炎症薬としては、イブプロフェンピコノール、インドメタシン、ウフェナマート、ケトプロフェン、グリチルレチン酸、ジクロフェナクナトリウム、スプロフェン、ピロキシカム、フェルビナク、ブフェキサマク、フルルビプロフェン、ペンダザック、ジフェンヒドラミン、ラウリル硫酸ジフェンヒドラミン、アムシノニド、吉草酸酢酸プレドニゾロン、吉草酸ジフルコルトロン、吉草酸デキサメタゾン、吉草酸ベタメタゾン、酢酸ジフロラゾン、酢酸ヒドロコルチゾン、ジフルプレドナート、ジプロピオン酸ベタメタゾン、デキサメタゾン、トリアムシノロンアセトニド、ハルシノニド、ピバル酸フルメタゾン、フランカルボン酸モメタゾン、フルオシノニド、フルオシノロンアセトニド、フルドロキシコルチド、プレドニゾロン、プロピオン酸アルクロメタゾン、プロピオン酸クロベタゾール、プロピオン酸デキサメタゾン、プロピオン酸デプロドン、プロピオン酸ベクロメタゾン、酪酸クロベタゾン、酪酸ヒドロコルチゾン、酪酸プロピオン酸ヒドロコルチゾン、酪酸プロピオン酸ベタメタゾン、酢酸プレドニゾロンなどを挙げることができる。また、候補薬剤としての上記抗生物質としては、塩酸オキシテトラサイクリン、塩酸テトラサイクリン、ゲンタマイシン、フラジオマイシン、エリスロマイシン、ピマリシン、硫酸ブレオマイシン、合成ペニシリン、合成セファロスポリン、バンコマイシンなどを挙げることができる。さらに、植物からの抽出物としては、柑橘類由来のポリメトキシフラボノイド類であるノビレチン、タンゲレチン、ナリルチン、シネンセチンなどを挙げることができ、またこれらのポリメトキシフラボノイドに代えて、シークヮーサーエキスなどのポリメトキシフラボノイド類を含む柑橘類由来のエキス類を用いることもできる。
【0018】
本発明の歯周病の予防・治療剤を、医薬用の治療剤やサプリメント(健康補助食品)として経口的に用いる場合は、薬学的に許容される通常の担体、結合剤、安定化剤、賦形剤、希釈剤、pH緩衝剤、崩壊剤、可溶化剤、溶解補助剤、等張剤などの各種調剤用配合成分や、香料、甘味剤、風味調味料等の成分を添加することができ、化粧料・塗布薬等として経皮的に用いる場合は、保湿剤、界面活性剤、防腐・殺菌・抗菌剤、油分、アルコール類、酸化防止剤、増粘剤、キレート剤、pH調整剤、ビタミン類、アミノ酸類、香料、色素、水等、血行促進剤などの各種配合成分を添加することができる。例えば、粉末、顆粒、錠剤、カプセル剤、シロップ剤、懸濁液、ドリンク剤等の剤型で経口的に投与することができ、また、軟膏、クリーム、乳液、ローション、パック、リップ、入浴剤、ヘアートニック、ヘアーローション、石鹸、ボディシャンプー等の剤型で経皮的に投与することができる。
【0019】
本発明の歯周病の予防・治療用の口腔用組成物は、歯磨き、口腔内軟膏剤、口中洗浄剤等として使用することができ、β−クリプトキサンチン以外にも通常の口腔用組成物に配合される成分を配合することができる。例えば、湿潤剤、防腐剤、研磨剤、粘稠剤、粘結剤、甘味剤、界面活性剤、香味剤、保存剤、着色剤、pH調整剤、賦形剤、酵素剤等を適宜に配合することができる。なお、歯周病の予防・治療用とは、歯磨きや口中洗浄剤の包装容器や説明書等に、歯周病の予防や治療に有効である旨表示されている場合などを意味する。
【0020】
また、本発明の歯周病の予防・治療用の食品又は食品素材における食品又は食品素材としては、ヨーグルト、ドリンクヨーグルト、ジュース、牛乳、豆乳、酒類、コーヒー、紅茶、煎茶、ウーロン茶、スポーツ飲料等の各種飲料や、プリン、クッキー、パン、ケーキ、ゼリー、煎餅などの焼き菓子、羊羹などの和菓子、冷菓、チューインガム等のパン・菓子類や、うどん、そば等の麺類や、かまぼこ、ハム、魚肉ソーセージ等の魚肉練り製品や、みそ、しょう油、ドレッシング、マヨネーズ、甘味料等の調味類や、チーズ、バター等の乳製品や、豆腐、こんにゃく、その他佃煮、餃子、コロッケ、サラダ等の各種総菜、栄養食品などを挙げることができるが、中でも各種飲料を好適に例示することができる。なお、歯周病の予防・治療用とは、食品又は食品素材の包装容器や説明書等に、歯周病の予防や治療に有効である旨表示されている場合などを意味する。
【0021】
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明の技術的範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
【実施例1】
【0022】
(β−クリプトキサンチンによる歯槽骨破壊の改善)
6週齢のddy系マウスより下顎を採取し、実体顕微鏡下において、臼歯及び切歯を抜歯したものを歯槽骨とした。48ウェルプレートを用い、1mg/mlBSA含有のBGJb(ペニシリン63.2mg/l及びストレプトマイシン100mg/l含有)培養液200μlにて37℃で24時間培養した。その後、上記1mg/mlBSA含有のBGJb培養液200μlにLPS(10μg/ml;Sigma社製)を単独添加し、あるいは、LPS(10μg/ml)及びβ−クリプトキサンチン(2.5μM)を併用添加し、培養4日目における培養上清中のCa濃度を、カルシウムCテストワコー(和光社製)により測定した(n=4)。また、上記1mg/mlBSA含有BGJb培養液200μlに、LPSとβ−クリプトキサンチンを添加しない場合を対照(Control)とした。結果を図1に示す。
【0023】
本実験の結果、処理後4日目、LPS添加によって歯槽骨の破壊が進み骨吸収活性の上昇が認められたが、β−クリプトキサンチン併用添加により骨吸収活性が有意に抑制された(図1中、*;P<0.01 vs Control、#;P<0.05 vs LPS)。すなわち、歯槽骨器官培養系において、β−クリプトキサンチンは歯周病の原因物質であるLPSによる歯槽骨の破壊を予防した。
【実施例2】
【0024】
(β−クリプトキサンチンによる歯周病の予防)
6週齢のddy系マウスの下顎臼歯外側の歯肉に溶媒(DMSO/PEG300 1:4)を投与したマウスを対照(Control)群、LPS(50μg/body/day)を投与したマウスをLPS群、LPS(50μg/body/day)及びβ−クリプトキサンチン(12μg/body/day)を混合した液を投与したマウスを併用投与群、β−クリプトキサンチンのみを投与したマウスをβ−クリプトキサンチン群として、1日おきにマウスに3回投与した。3回目投与の3日後に歯槽骨を摘出し、抜歯の後、DEXA(dual energy X-ray absorptiometry:Aloka社製)法により歯槽骨の骨密度(BMD)を測定した(n=4)。結果を図2に示す。
【0025】
本実験の結果、LPS投与により誘導された歯周病モデルマウスにおける歯槽骨の密度低下はβ−クリプトキサンチンの併用投与により予防された(図2中、*;P<0.05vs Control、#;P<0.05 vs LPS)。以上よりβ−クリプトキサンチンが歯周病の予防に有効性を示すことが明らかとなった。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明のマウス歯槽骨器官培養系を用いたβ−クリプトキサンチンによる歯槽骨破壊の改善効果を示す図である。
【図2】本発明の歯周病モデルマウスを用いたβ−クリプトキサンチンによる歯周病の予防効果を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
β−クリプトキサンチンを有効成分とする歯周病の予防・治療剤。
【請求項2】
β−クリプトキサンチン含有組成物を有効成分とする歯周病の予防・治療剤。
【請求項3】
β−クリプトキサンチンを有効成分として含有する歯周病の予防・治療用の口腔用組成物。
【請求項4】
β−クリプトキサンチンを有効成分として含有する歯周病の予防・治療用の食品又は食品素材。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−246448(P2007−246448A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−72940(P2006−72940)
【出願日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願人】(504132881)国立大学法人東京農工大学 (595)
【出願人】(501203344)独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 (827)
【Fターム(参考)】