説明

水中油型乳化組成物

【課題】アルキル/アラルキル変性シリコーンオイルを高濃度に含有し、長期保存下においても安定である水中油型乳化組成物を提供する。
【解決手段】水中油型乳化組成物は、成分(a)、(b)および(c)を含有する。成分(b)に対する成分(a)の質量比(a)/(b)が0.02〜0.50であり、成分(a)、(b)および(c)の合計質量に対する成分(b)の質量比(b)/{(a)+(b)+(c)}が0.30〜0.50である。成分(a):R−O−(AO)−(EO)−H ・・・・・・(1)(式(1)において、Rは炭素数1〜4の炭化水素基である。AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基である。EOはオキシエチレン基である。mは、炭素数3〜4の前記オキシアルキレン基の平均付加モル数であり、7〜13である。nは、前記オキシエチレン基の平均付加モル数であり、6〜40であり、m/(m+n)=0.20〜0.55である。オキシアルキレン基からなるポリオキシアルキレン部位(AO)に占める炭素数4のオキシアルキレン基の割合が80〜100質量%である)。成分(b):25℃における動粘度500〜2000mm/sのアルキル/アラルキル変性シリコーンオイル。成分(c):水。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水中油型乳化組成物に関する。より詳細には、経時安定性に優れたアルキル/アラルキル変性シリコーンオイル乳化組成物に関する。
【背景技術】
【0002】
シリコーンオイルは表面張力が低く、耐熱性および耐候性に優れることから、離型剤、撥水剤、柔軟剤、消泡剤等に利用されており、特に離型剤としては、ゴム、熱可塑性樹脂、硬化性樹脂、鋳物、陶器、繊維、食品等の様々な分野に利用されている。
【0003】
離型剤用途に用いられるシリコーンオイルとしては、ジメチルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、アルキル/アラルキル変性シリコーンオイルが挙げられる。ジメチルシリコーンオイルやアルキル変性シリコーンオイルは乳化剤を使用した乳化物の調製が比較的容易であるが、有機化合物に対する親和性が十分ではなく、成型品の表面塗装や接着が困難である場合があった。
【0004】
一方、アルキル/アラルキル変性シリコーンオイルは、このような問題を解決し、有機化合物に対して優れた親和性を示すという特徴を有する。使用に際しては、有機溶剤の毒性や火災の危険性が比較的少ないことから、現在はシリコーンオイルを水で希釈したシリコーンオイル乳化組成物が主流製品となっている。
【0005】
シリコーンオイル乳化組成物は、乳化剤を用いてシリコーンオイルを水中に乳化分散することによって得られる。シリコーンオイル乳化組成物は製造後、流通・消費に必要な期間を考慮すると、一般的に3ヶ月程度の長期経時安定性が求められる。
【0006】
乳化組成物中のシリコーンオイル濃度としては、輸送コストの観点から可能な限り高濃度であることが望ましく、30〜60質量%程度のものが市販されているが、アルキル/アラルキル変性シリコーンオイルは、初期乳化性は良好であるものの、経時安定性が低く、長期間安定な高濃度乳化組成物の調製が困難であるという問題があった。この問題を解決するために、これまでにより安定で高濃度のアルキル/アラルキル変性シリコーンオイル乳化組成物を調整するための種々の検討がなされている。
【0007】
特許文献1(特開平5‐287204号公報)には、アルキル変性シリコーンオイルからなる高濃度乳化組成物を調整するための方法が報告されており、乳化剤としてラウリルアルコール-エチレンオキシド付加物が使われている。さらに特許文献2(特開2002‐188055号公報)には、アルキル変性シリコーンオイルを乳化するために、デカノール‐エチレンオキシド付加物とセタノール‐エチレンオキシド付加物を使用する方法が報告されている。
【0008】
また、特許文献3(特開2005‐54090号公報)には、乳化剤として2種のデカノール‐エチレンオキシド付加物の混合物を使用して高濃度のアルキル/アラルキル変性シリコーンオイル乳化物を調製している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平5‐287204号公報
【特許文献2】特開2002‐188055号公報
【特許文献3】特開2005‐54090号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかし、特許文献1、2記載の乳化剤はアルキル変性シリコーンオイルに対して良好な初期乳化性と経時安定性を示すが、高濃度のアルキル/アラルキル変性シリコーンオイルの乳化においては経時安定性が不十分であった。
【0011】
特許文献3記載の乳化剤では、高濃度のアルキル/アラルキル変性シリコーンオイル乳化物を調製し、1ヶ月間は安定との報告がなされているが、しかし3ヶ月後の長期経時安定性は不十分であった。
【0012】
本発明の課題は、アルキル/アラルキル変性シリコーンオイルを高濃度で含有し、長期保存下においても安定である水中油型乳化組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明に係る水中油型乳化組成物は、以下の成分(a)、(b)および(c)を含有し、成分(b)に対する成分(a)の質量比(a)/(b)が0.02〜0.50であり、成分(a)、(b)および(c)の合計質量に対する成分(b)の質量比(b)/{(a)+(b)+(c)}が0.30〜0.50であることを特徴とする。
成分(a): 下記式(1)で示される化合物
R−O−(AO)−(EO)−H ・・・・・・(1)
(式(1)において、Rは炭素数1〜4の炭化水素基である。AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基である。EOはオキシエチレン基である。mは、炭素数3〜4の前記オキシアルキレン基の平均付加モル数であり、7〜13である。nは、前記オキシエチレン基の平均付加モル数であり、6〜40であり、m/(m+n)=0.20〜0.55である。前記オキシアルキレン基からなるポリオキシアルキレン部位(AO)に占める炭素数4のオキシアルキレン基の割合が80〜100質量%である)
(b): 25℃における動粘度500〜2000mm/sのアルキル/アラルキル変性シリコーンオイル
(c): 水
【発明の効果】
【0014】
本発明は、従来得ることが難しいとされていた長期間の経時安定性に優れたアルキル/アラルキル変性シリコーンオイル乳化組成物を提供するものであり、産業上の利点が大きいものである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の乳化剤の各成分について述べる。
(成分(a))
式(1)におけるRは、炭素数1〜4のアルキル基であり、直鎖であっても分岐であってもよい。炭素数が4より大きい場合は、炭素数4のオキシアルキレン基によるアルキル/アラルキル変性シリコーンオイルへの吸着が妨げられるため、乳化組成物の経時安定性が低下する。従って、本発明においては、Rの炭素数は4以下であるが、2以下が更に好ましく、1が最も好ましい。Rは、具体的には、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、tert−ブチル基が挙げられ、特に好ましくはメチル基である。
【0016】
式(1)におけるAOは、炭素数3〜4のオキシアルキレン基である。炭素数3のオキシアルキレン基は、1,2-プロピレンオキシド由来のオキシプロピレン基であり、すなわちオキシメチルエチレン基である。炭素数4のオキシアルキレン基は、具体的には、1,2−ブチレンオキシド由来のオキシエチルエチレン基が特に好ましい。
【0017】
ポリオキシアルキレン鎖(AO)m内で複数種類のオキシアルキレン基が混合されている場合には、複数種類のオキシアルキレン基はブロック状またはランダム状のいずれでも良い。
【0018】
(AO)部分に占める炭素数4のオキシアルキレン基の割合は80〜100量%である。(AO)部分に占める炭素数4のオキシアルキレン基部分の割合が80質量%より小さい場合は、乳化剤中の疎水基部分のシリコーンオイルに対する親和性が低下するため、乳化組成物の経時安定性が低下する。(AO)部分に占める炭素数4のオキシアルキレン基の割合は、好ましくは90〜100質量%であり、更に好ましくは95〜100質量%であり、100質量%を炭素数4のオキシアルキレン基が占めていて良い。ただし、不可避的不純物は除くものとする。
【0019】
式(1)におけるmは7〜13である。mが7より小さい場合、およびmが13より大きい場合は、乳化組成物の経時安定性が低下する。この観点からは、mは8以上が更に好ましく、9以上が最も好ましい。また、mは、12以下が更に好ましく、11以下が最も好ましい。
【0020】
成分(a)においては、末端水素原子に対してポリオキシエチレン鎖(EO)nが結合している必要がある。式(1)におけるnは6〜40である。nが6より小さい場合、およびnが40より大きい場合は乳化組成物の経時安定性が低下する。この観点からは、nは、8以上が更に好ましい。また、nは、32以下が更に好ましく、22以下が最も好ましい。
【0021】
式(1)におけるm/(m+n)は0.20〜0.55である。m/(m+n)が0.20より小さい場合、およびm/(m+n)が0.55より大きい場合は、乳化組成物の経時安定性が低下する。この観点からは、m/(m+n)は、0.25以上が更に好ましく、0あ以上が最も好ましい。また、m/(m+n)は、0.5以下が更に好ましい。
【0022】
式(1)で示される化合物は、従来公知のアルキレンオキシド付加反応により得ることができる。例えば、アルカリ触媒の存在下において炭素数1〜4のアルコールに炭素数3〜4のアルキレンオキシドを付加重合させ、次いでエチレンオキシドを付加重合させることにより得られる。
【0023】
(成分(b))
本発明の成分(b)であるアルキル/アラルキル変性シリコーンオイルは、ケイ素原子−酸素原子の繰り返し単位を主鎖に持つシリコーン樹脂構造に、アルキル基およびアラルキル基を置換基としてそれぞれ1以上含むものである。
【0024】
成分(b)であるアルキル/アラルキル変性シリコーンオイルの25℃における動粘度は500〜2000mm/sである。この25℃における動粘度が500mm/sより小さい場合、および2000mm/sより大きい場合は、初期乳化性および経時安定性が低くなる。この25℃における動粘度は、900mm/s以上が更に好ましく、また、1500mm/s以下が更に好ましい。成分(b)のアルキル/アラルキル変性シリコーンオイルは単独で使用してもよく、2種以上を混合して使用しても良い。
【0025】
(組成比率)
成分(a)(式(1)で示される化合物)の成分(b)(アルキル/アラルキル変性シリコーンオイル)に対する質量比(a)/(b)は0.02〜0.50である。(a)/(b)が0.02より小さい場合は初期乳化性および経時安定性の効果が小さい。この観点からは、(a)/(b)は0.03以上が更に好ましい。また、(a)/(b)が0.50より大きい場合は粘性が高くなりすぎて乳化組成物が得られない。乳化組成物の粘性を低下させるという観点からは、(a)/(b)は、0.30以下が更に好ましく、0.10以下が最も好ましい。
【0026】
成分(a)、成分(b)および成分(c)の総質量に対する成分(b)(アルキル/アラルキル変性シリコーンオイル)の質量比率(b)/{(a)+(b)+(c)}は、0.30〜0.50である。(b)/{(a)+(b)+(c)}が0.30より小さい場合は、乳化剤の使用量に見合った効果が得られない。また、0.50より大きい場合は乳化組成物が得られない。(b)/{(a)+(b)+(c)}は、0.35以上が更に好ましく、また、0.45以下が更に好ましい。
【0027】
(製造)
本発明のアルキル/アラルキル変性シリコーンオイル乳化組成物は、成分(a)である式(1)で示される化合物を成分(c)である水に事前に添加した後、成分(b)であるアルキル/アラルキル変性シリコーンオイルを添加することで製造できる。あるいは、成分(a)である式(1)で示される化合物と成分(b)であるアルキル/アラルキル変性シリコーンオイルを混合した後、成分(c)である水を添加してディスパーミキサーやホモミキサー等の乳化機を用いて乳化させることにより得られる。
【0028】
(添加成分)
前述した成分(a)(b)および(c)からなる本発明のシリコーンオイル乳化組成物に対して、必要に応じて、更に防錆剤、界面活性剤、着色剤、鉱物油、粘度調整剤、pH調整剤、消泡剤、防腐剤等を更に添加することができる。
【実施例】
【0029】
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
[実施例1]
<シリコーンオイル乳化組成物の乳化安定性評価>
100mL容量ビーカーに、アルキル/アラルキル変性シリコーンオイル(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製、TSF4420、動粘度1400mm/s(25℃))40g、メタノール‐ブチレンオキシド8モル‐エチレンオキシド8モル付加物(表1.a-1)2g、水8gを順に仕込み、ディスパーミキサーで10分撹拌し、80質量%シリコーンオイル乳化組成物を得た。この80質量%シリコーンオイル乳化組成物50gに水50gを入れ、さらにディスパーミキサーで10分攪拌して40質量%シリコーンオイル乳化組成物を得た。この40質量%シリコーンオイル乳化組成物を室温にて静置し、1日後、および3ヶ月後の水、およびオイルの分離の有無を目視により以下の基準で評価した。
【0030】
◎:分離が全く生じていない
○:分離量が全体の5%より少ない
△:分離量が全体の5〜30%
×:分離量が全体の30%を超える
【0031】
[実施例2〜7]
実施例1と同様の方法で、表1に示す乳化剤a−2〜a−7を用いて、アルキル/アラルキル変性シリコーンオイル乳化組成物を調整し、乳化安定性評価を行った。
【0032】
[比較例1〜6]
実施例1と同様の方法で、表1に示す乳化剤b−1〜b−5と化合物A(デシルアルコール‐EO3モル付加物とデシルアルコール‐EO10モル付加物の混合物(質量比7:8))を用いて、アルキル/アラルキル変性シリコーンオイル乳化組成物を調整し、乳化安定性評価を行った。
【0033】
[比較例7]
実施例1と同様の方法で、化合物B(メタノール‐EO14モル‐BO12モル付加物)を用いて、アルキル/アラルキル変性シリコーンオイル乳化組成物を調整し、乳化安定性評価を行った。
【0034】
[比較例8]
実施例1と同様の方法で、表1に示す乳化剤a‐3を用いて、ジメチルシリコーンオイル(モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製、TSF451‐1000、動粘度1000mm/s(25℃))乳化組成物を調整し、乳化安定性評価を行った。
【0035】
表1に式(1)で示される化合物の特徴を示す。また、表2に評価結果を示す。
【0036】
【表1】

【0037】
【表2】

【0038】
表2の注:
i) 化合物A:デシルアルコール−EO3モル付加物とデシルアルコール−EO10モル付加物の混合物(質量比7:8)
ii) 化合物B:メタノール‐EO14モル‐BO12モル付加物
iii) モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製、TSF4420、動粘度1400mm/s(25℃)
iv) モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン製、TSF451−1000、動粘度1000mm/s(25℃)
【0039】
表2の結果から、実施例1〜7の乳化剤はアルキル/アラルキル変性シリコーンオイルに対して優れた初期乳化性と経時安定性を発揮し、この乳化剤を用いると経時安定性に優れた乳化組成物が得られることが分かる。
【0040】
これに対して、比較例1は、式(1)で示される化合物の炭素数3〜4のオキシアルキレン基の平均付加モル数mが7より小さく、炭素数3〜4のオキシアルキレン基のアルキル/アラルキル変性シリコーンオイルに対する親和性が低下し、乳化組成物の経時安定性が低下する。
【0041】
比較例2は、式(1)で示される化合物の炭素数3〜4のオキシアルキレン基の平均付加モル数mが13より大きいために、親水性が不足し、乳化組成物の初期乳化性と経時安定性が低下する。
【0042】
比較例3は、式(1)で示される化合物のオキシエチレン基の平均付加モル数nが40より大きく、また炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の付加モル数の合計に占める炭素数3〜4のオキシアルキレン基の付加モル数の割合であるm/(m+n)が0.20より小さいために、疎水性が十分ではなく、シリコーンオイルへの親和性が低くなるため、乳化組成物の初期乳化性と経時安定性が低下する。
【0043】
比較例4は、式(1)で示される化合物のアルキル基Rの炭素数が4より大きいために、乳化組成物の経時安定性が低下する。
【0044】
比較例5は、式(1)で示される化合物の炭素数3〜4のオキシアルキレン基部分に占めるオキシブチレン基の含有率が80質量%より小さいために炭素数3〜4のオキシアルキレン基のシリコーンオイルに対する親和性が不足し、乳化組成物の初期乳化性と経時安定性が低下する。
【0045】
比較例6は、本発明の式(1)で示される化合物を用いておらず、乳化剤中に炭素数3〜4のオキシアルキレン基を含まないために、乳化組成物の経時安定性が低下する。
【0046】
比較例7は、式(1)で示される化合物と炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の付加順序が逆の乳化剤を使用している。すなわち、この乳化剤においては、末端水素原子に対して炭素数4のオキシアルキレン鎖が結合している。この結果、初期の特性は良いが、3カ月経過後の安定性が本発明よりも劣る。
【0047】
比較例8は、本発明のシリコーンオイルを用いていないために、初期乳化性、経時安定性が低下する。本発明の式(1)で示される化合物を長期経時安定性が良好なアルキル/アラルキル変性シリコーンオイル高濃度乳化組成物の調製に用いることは可能であるが、ジメチルシリコーンオイルの高濃度乳化組成物の調整に用いることはできない。
【0048】
表2の結果から明らかなように、本発明により得られるアルキル/アラルキル変性シリコーンオイル乳化組成物は3ヶ月間の長期経時安定性が良好である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
以下の成分(a)、(b)および(c)を含有し、成分(b)に対する成分(a)の質量比(a)/(b)が0.02〜0.50であり、成分(a)、(b)および(c)の合計質量に対する成分(b)の質量比(b)/{(a)+(b)+(c)}が0.30〜0.50であることを特徴とする、水中油型乳化組成物。
成分(a): 下記式(1)で示される化合物
R−O−(AO)−(EO)−H ・・・・・・(1)
(前記式(1)において、Rは炭素数1〜4の炭化水素基である。AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基である。EOはオキシエチレン基である。mは、炭素数3〜4の前記オキシアルキレン基の平均付加モル数であり、7〜13である。nは、前記オキシエチレン基の平均付加モル数であり、6〜40であり、m/(m+n)=0.20〜0.55である。前記オキシアルキレン基からなるポリオキシアルキレン鎖(AO)に占める炭素数4のオキシアルキレン基の割合が80〜100質量%である)
(b): 25℃における動粘度500〜2000mm/sのアルキル/アラルキル変性シリコーンオイル
(c): 水

【公開番号】特開2013−86048(P2013−86048A)
【公開日】平成25年5月13日(2013.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−230544(P2011−230544)
【出願日】平成23年10月20日(2011.10.20)
【出願人】(000004341)日油株式会社 (896)
【Fターム(参考)】