説明

水切り部材および建具

【課題】外壁への水の到達を抑制可能な水切り部材および窓を提供すること。
【解決手段】窓の下隅部9に取り付けられる水切り部材20に、枠体3の側方に配置される第1の水切り部21と、枠体3の下方に配置される第2の水切り部41とを設けた。第2の水受け面部42における第1の水切り部21と反対側の側縁に、第2の水受け面部42よりも上方に突出する第2の突出壁部56を設けた。このため、第1の水切り部21の第1の水受け面部24により、枠体3側方の外壁2を流れる水を外壁2から離間する方向に導くことができる。また、枠体3の枠下面11を左右方向へ水が伝って流れようとするが、その流れを第2の突出壁部56で止めるとともに、第2の水受け面部42で外壁2から離間する方向に導くことができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水切り部材および建具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、出窓などの外壁から突出する構造物に取り付けられ、雨などの汚水が外壁に到達するのを防ぐ水切り部材が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載のものは、取付面を有する取付部と、この取付部に連続して設けられた水受け部とを備えており、取付面を出窓の底面に当接させて釘打ちなどで取り付ける構成が採られている。
【0003】
【特許文献1】特許第3483650号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された従来の水切り部材では、出窓の側方の水は排水できるが、出窓の屋外側の正面角部を流れる水に関しては、そのまま出窓の下面を見込み方向屋内側に向けて伝うため外壁から離間する方向に排水できず、外壁を汚すおそれがある。
本発明の目的は、外壁への水の到達を抑制可能な水切り部材および建具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の水切り部材は、外壁から突出する構造物の下隅部に取り付けられる水切り部材であって、前記外壁と密着して前記構造物の側方に配置され、少なくとも一部が前記外壁から見込み方向屋外側に向けて下降傾斜して延びて水を外壁から離間する方向に導く第1の水受け面部を有する第1の水切り部と、この第1の水切り部と一体的に設けられて前記構造物の下方に配置され、少なくとも一部が前記外壁から見込み方向屋外側に向けて下降傾斜して延びて水を外壁から離間する方向に導く第2の水受け面部を有する第2の水切り部と、前記下隅部への取り付け時に、前記第2の水受け面部よりも上方に突出して前記構造物の下面に直接または止水部材を介して当接する壁部と、を備えており、前記壁部は、前記第2の水受け面部における前記第1の水切り部と反対側の側縁に少なくとも設けられていることを特徴とする。
ここで、外壁から突出する構造物としては、窓などの建具やベランダなどが例示できる。
以上の発明によれば、第1の水切り部の第1の水受け面部により構造物の側方の外壁を流れる水を外壁から離間する方向に導くことができる。また、構造物の下面を左右方向へ水が伝って流れようとするが、その流れを壁部で止めるとともに、第2の水受け面部で外壁から離間する方向に導くことができる。
【0006】
本発明の水切り部材では、前記第2の水受け面部における前記外壁側の側縁に背壁部が設けられ、前記壁部と背壁部は連続して設けられている構成が好ましい。この発明によれば、構造物の下面を見込み方向へ水が伝って流れようとするが、その流れを背壁部で止めるとともに、第2の水受け面部で外壁から離間する方向に導くことができる。
本発明の水切り部材では、前記構造物は、左右縦枠および上下枠を備える開口枠を有する建具であり、前記第2の水受け面部は、見付け方向の寸法が前記縦枠において最も屋外側に位置する見付け面の見付け寸法以上であり、前記壁部は、上端の見込み寸法が前記下枠の下面の外壁からの突出寸法以上であり、当該壁部の上端が前記開口枠の下面に直接または止水部材を介して当接している構成が好ましい。この発明によれば、開口枠の縦枠の正面を伝って流れる水を水切り部材でより確実に排水することができる。
本発明の水切り部材では、前記第2の水切り部には、前記第2の水受け面部の一部から上方に突出する突出部と、この突出部の突出先端と前記第2の水切り部の下面とを連通する連通孔と、が設けられ、前記連通孔に挿通される固定部材により前記下隅部に取り付けられる構成が好ましい。この発明によれば、入隅部に水切り部材を取り付ける場合であっても、下方から固定部材を挿通させることができ、容易に取り付けることができる。さらに、連通孔の開口を第2の水受け面部よりも高い位置に設けているため、連通孔内への水の浸入を防止でき固定部材の劣化を防止できる。
本発明の建具は、建物の外壁から突出して取り付けられる構造物を備え、前記構造物の下隅部に上述の水切り部材が取り付けられたことを特徴とする。
以上の本発明によれば、上述の水切り部材と同様の作用効果を有する建具を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、建具としての窓1を示す正面図である。図2は、窓1における水切り部材20の取り付け部分の縦断面図である。
図1および図2において、窓1は、建物の外壁2の開口部に固定される構造物としての枠体3と、この枠体3の開口を塞ぐ面材8とを備えて構成されている。枠体3は、屋外側部分が外壁2から屋外側に突出して設けられ、上枠部4、下枠部5および左右の縦枠部6,7を有して構成されている。この枠体3の左右の下隅部9には、外壁2を伝って落ちる雨水などの水を屋外側に導く水切り部材20が取り付けられている。
【0008】
次に、図3も参照して、水切り部材20の詳細な構成について説明する。図3は、水切り部材20を示す斜視図である。
水切り部材20は、樹脂や金属などで形成されており、図1〜図3に示すように、枠体3の側方に配置される第1の水切り部21と、この第1の水切り部21と一体的に設けられ枠体3の下方に配置される第2の水切り部41とを備えている。
第1の水切り部21は、外壁2に当接する位置から屋外側に上方傾斜する背側傾斜部22と、この背側傾斜部22の外壁2側端部から略真下に延びる第1の背壁部23と、背側傾斜部22の屋外側に位置する第1の水受け面部24とを備えている。第1の水受け面部24は、背側傾斜部22から見込み方向屋外側に向けて下降傾斜する第1の下降傾斜面部25と、この第1の下降傾斜面部25から略真下に延びる第1の前平面部26とを備えている。第1の下降傾斜面部25は、外壁2側が平面状に形成され、屋外側が円弧面状に形成されている。
また、第1の水切り部21の第2の水切り部41と反対側の端部には、上下に延びる略四角板状の第1の側壁部27が設けられている。この第1の側壁部27は、第1の水受け面部24から上方および屋外側に突出する略L字板状の第1の突出壁部28と、第1の下降傾斜面部25の下方に位置する略四角板状の第1の下壁部29とから構成されている。
第2の水切り部41は、外壁2に当接する位置から見込み方向屋外側に向けて少なくとも一部が下降傾斜して延びる第2の水受け面部42を有している。この第2の水受け面部42は、第1の水受け面部24よりも下方に位置している。また、図1に示すように、第2の水受け面部42の左右方向(見付け方向)の寸法は、縦枠部6,7において最も屋外側に位置する屋外側見付け面6A,7Aの左右方向の寸法以上に設定されている。この第2の水受け面部42は、外壁2側に位置する略水平面状の水平面部43と、この水平面部43から見込み方向屋外側に向けて下降傾斜する第2の下降傾斜面部44と、この第2の下降傾斜面部44から略真下に延びる第2の前平面部45とを備えている。第2の下降傾斜面部44は、外壁2側が平面状に形成され、屋外側が円弧面状に形成されている。
また、水平面部43の第1の水切り部21側かつ屋外側の隅部には、略柱状に突出する突出部47が設けられている。この突出部47の突出先端面48は、略平面状に形成されて第1の水受け面部24と第2の水受け面部42との中間付近に位置するように設けられている。そして、第2の水切り部41には、突出部47の突出先端面48と第2の水受け面部42の下面とを連通する連通孔としてのビス孔49が設けられている。
【0009】
さらに、水平面部43の第1の水切り部21側端縁には、突出部47の外壁2側から略真上に延び、突出部47と等しい高さの背側中間壁部50が設けられている。さらに、背側中間壁部50および突出部47の上縁には、略真上に延びて第1の水受け面部24に連結する枠体対向面部51が設けられている。また、第2の下降傾斜面部44の第1の水切り部21側端縁には、略真上に延びて第1の水受け面部24に連結する前側中間壁部52が設けられている。そして、前側中間壁部52の垂直面は、背側中間壁部50の垂直面と略同一面上に位置し、かつ、段差部53を介して連結された枠体対向面部51の垂直面よりも第2の水切り部41側に位置している。つまり、枠体対向面部51は、後述するシーラ材60の厚さ寸法よりも若干小さい寸法だけ、前側中間壁部52および背側中間壁部50よりも第1の水切り部21側に凹んだ状態で設けられている。さらに、水平面部43の外壁2側端縁には、略真上に延びて、その上端面が突出部47の突出上端面48および背側中間壁部50の上端面と同一面上となるように形成された壁部としての第2の背壁部54が設けられている。
また、第2の水切り部41の第1の水切り部21と反対側の端部には、上下に延びる略四角板状の第2の側壁部55が設けられている。この第2の側壁部55は、第2の水受け面部42から上方および屋外側に突出する略L字板状の壁部としての第2の突出壁部56と、水平面部43および第2の下降傾斜面部44の下方に位置する略四角板状の第2の下壁部57とから構成されている。そして、第2の突出壁部56における突出部47および背側中間壁部50と略対向する背側部分58は、その上端面が第2の背壁部54および背側中間壁部50の上端面、突出部47の突出先端面48と同一面上に位置する形状に形成されている。また、図2に示すように、第2の突出壁部56の上端の見込み寸法は、下枠部5の枠下面11の外壁2からの突出寸法以上に設定されている。
【0010】
次に、図4に基づいて、水切り部材20の取付方法について説明する。図4は、水切り部材20の取り付け状態を示す部分断面図である。
まず、図2の破線、図3の2点鎖線、および、図4の実線に示すように、枠体対向面部51、第1の背壁部23にシーラ材60を貼付する。そして、この水切り部材20を、第1の背壁部23のシーラ材60および第2の背壁部54が外壁2に密着し、枠体対向面部51のシーラ材60が枠体3の枠下側面10に密着し、第2の背壁部54および背側部分58の上端面と突出先端面48とが枠体3の枠下面11に当接する状態で配置する。この後、固定部材としてのビス61を下方からビス孔49に挿通させて枠体3に打つことで水切り部材20を取り付ける。以上により水切り部材20の取り付けが完了する。
【0011】
次に、図5に基づいて、水切り部材20の作用について説明する。図5は、水切り部材20上の水の流れを示す模式図である。
図5において矢印Y1,Y2,Y3で示すように、枠体3側方の外壁2を伝って落ちる雨水などは、水切り部材20の第1の水受け面部24を流れ、外壁2から離間する方向に導かれた後に略真下に流れ落ちる。
また、矢印Y4,Y5,Y6,Y7に示すように、枠体3の下隅内面12や縦枠部6の屋外側見付け面6Aを伝って下隅部9から落ちる水は、第2の水受け面部42を流れ、外壁2から離間する方向に導かれた後に略真下に流れ落ちる。
このとき、第2の水受け面部42と枠下面11との間に隙間が形成されているため、第2の水受け面部42に落ちた水は、毛細管現象により枠下面11や外壁2と第2の水受け面部42との間に溜まることがなく、矢印Y6,Y7で示すように外壁2から離間する方向に導かれた後に略真下に流れ落ちる。また、第2の背壁部54や第2の突出壁部56が設けられているため、第2の水受け面部42に到達した水が外壁2側の端縁や第1の水切り部21と反対側の端縁から落下することがない。さらに、突出部47を設けることでビス孔49の開口を第2の水受け面部42よりも高い位置に設けているため、ビス孔49内への水の浸入が防止される。
【0012】
このような一実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)水切り部材20の第1の水受け面部24により、枠体3側方の外壁2を流れる水を外壁2から離間する方向に導くことができる。また、枠体3の枠下面11を左右方向へ水が伝って流れようとするが、その流れを第2の突出壁部56で止めるとともに、第2の水受け面部42で外壁2から離間する方向に導くことができる。さらに、第2の水受け面部42と枠下面11とが離れる状態で水切り部材20を枠体3に取り付けているため毛細管現象の発生を防止でき、第1の水受け面部24から側方に流れる水や枠体3の下隅部9から落下する水が枠下面11や外壁2と第2の水受け面部42との間に溜まることを防止できる。したがって、外壁2への水の到達を抑制可能な水切り部材20を提供できる。
(2)第2の水受け面部42における外壁2側の側縁に第2の背壁部54が設けられ、第2の突出壁部56と第2の背壁部54は連続して設けられているため、枠下面11を見込み方向屋内側へ流れる水を、第2の背壁部54で止めるとともに、第2の水受け面部42で外壁2から離間する方向に導くことができる。
(3)第2の水受け面部42の左右方向(見付け方向)の寸法は、縦枠部6において最も屋外側に位置する屋外側見付け面6Aの左右方向の寸法以上に設定されているため、枠体3の下隅内面12や縦枠部6の屋外側見付け面6Aの正面を伝って下隅部9から落ちる水を、より確実に排水することができる。
(4)第2の水受け面部42に、突出部47と、この突出部47の突出先端面48と第2の水受け面部42の下面とを連通するビス孔49と、を設けているため、入隅部に設けられた窓等に水切り部材20を取り付ける場合であっても、下方からビス61を挿通させることで容易に取り付けることができる。さらに、ビス孔49の開口を第2の水受け面部42よりも高い位置に設けているため、ビス孔49内への水の浸入を防止できビス61の劣化を防止できる。
【0013】
なお、本発明は、前記一実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、水切り部材20の横からビス61を挿通させて水切り部材20を枠体3に取り付けてもよいし、水切り部材20の屋外側からビス61を挿通させて水切り部材20を外壁2や枠体3に取り付けてもよい。さらには、水切り部材20を接着で外壁2や枠体3に取り付けてもよい。
そして、水平面部43に突出部47を設けずに水平面部43の上面および下面を連通するビス孔を設け、このビス孔にビス61を挿通させて水切り部材20を取り付けてもよい。
また、第2の背壁部54を設けなくてもよい。さらに、第2の突出壁部56および第2の背壁部54を突出部47よりも高くして、突出先端面48と枠下面11との間に隙間を設けることで両者間に止水部材を配置できるようにしてもよい。または、第2の突出壁部56および第2の背壁部54を突出部47よりも低くして、突出先端面48と枠下面11とを当接させることで第2の水受け面部42と枠下面11とが離れるように水切り部材20を位置決めしてもよい。
そして、上記実施形態の水切り部材20の突出部47の代わりに、図6に示すような内部にビス孔49を有する円筒状の突出部71を設けた水切り部材70としてもよい。
また、今までの実施例では、第二の側壁部55の背側部分58が直接下枠5に当接する形態であったが、止水部材を介して背側部分58を下枠5に当接させてもよい。この場合、水切り部材20が取り付けられた状態において、背側部分58と枠下面11との間に隙間を設けておき、この隙間に止水部材を塗布または挿入してもよい。または、予め背側部分58に止水部材を設けておいて、その状態で水切り部材20を取り付けてもよい。
【0014】
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法等は、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質等を限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質等の限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の実施形態に係る窓を示す正面図である。
【図2】前記窓における水切り部材の取り付け部分の縦断面図である。
【図3】前記水切り部材を示す斜視図である。
【図4】前記水切り部材の取り付け状態を示す部分断面図である。
【図5】前記水切り部材上の水の流れを示す模式図である。
【図6】本発明の変形例に係る水切り部材を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0016】
1…窓(建具)、2…外壁、3…枠体(構造物)、20,70…水切り部材、21…第1の水切り部、24…第1の水受け面部、41…第2の水切り部、42…第2の水受け面部、47,71…突出部、49…ビス孔(連通孔)、54…第2の背壁部(壁部)、56…第2の突出壁部(壁部)、61…ビス(固定部材)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
外壁から突出する構造物の下隅部に取り付けられる水切り部材であって、
前記外壁と密着して前記構造物の側方に配置され、少なくとも一部が前記外壁から見込み方向屋外側に向けて下降傾斜して延びて水を外壁から離間する方向に導く第1の水受け面部を有する第1の水切り部と、
この第1の水切り部と一体的に設けられて前記構造物の下方に配置され、少なくとも一部が前記外壁から見込み方向屋外側に向けて下降傾斜して延びて水を外壁から離間する方向に導く第2の水受け面部を有する第2の水切り部と、
前記下隅部への取り付け時に、前記第2の水受け面部よりも上方に突出して前記構造物の下面に直接または止水部材を介して当接する壁部と、を備えており、
前記壁部は、前記第2の水受け面部における前記第1の水切り部と反対側の側縁に少なくとも設けられている水切り部材。
【請求項2】
前記第2の水受け面部における前記外壁側の側縁に背壁部が設けられ、前記壁部と背壁部は連続して設けられている請求項1に記載の水切り部材。
【請求項3】
前記構造物は、左右縦枠および上下枠を備える開口枠を有する建具であり、
前記第2の水受け面部は、見付け方向の寸法が前記縦枠において最も屋外側に位置する見付け面の見付け寸法以上であり、
前記壁部は、上端の見込み寸法が前記下枠の下面の外壁からの突出寸法以上であり、当該壁部の上端が前記開口枠の下面に直接または止水部材を介して当接している請求項1または請求項2に記載の水切り部材。
【請求項4】
前記第2の水切り部には、前記第2の水受け面部の一部から上方に突出する突出部と、この突出部の突出先端と前記第2の水切り部の下面とを連通する連通孔と、が設けられ、
前記連通孔に挿通される固定部材により前記下隅部に取り付けられる請求項1から請求項3のいずれかに記載の水切り部材。
【請求項5】
建物の外壁から突出して取り付けられる構造物を備え、
前記構造物の下隅部に請求項1から請求項4のいずれかに記載の水切り部材が取り付けられた建具。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate


【公開番号】特開2010−7409(P2010−7409A)
【公開日】平成22年1月14日(2010.1.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−170176(P2008−170176)
【出願日】平成20年6月30日(2008.6.30)
【出願人】(390005267)YKK AP株式会社 (776)
【Fターム(参考)】