説明

水性クレンジング化粧料

【課題】皮膚や眼粘膜に対して刺激がなく、メイクなどの油脂汚れを除去することができるとともに、べたつき感や過度の脱脂による肌荒れを抑え、持続的なしっとり感を付与する水性クレンジング化粧料の提供。
【解決手段】(A)水70〜97重量%、(B)ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル、(C)ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリルおよび(D)多価アルコールを含有してなる水性クレンジング化粧料とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、水性クレンジング化粧料に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、クレンジング化粧料には、油脂汚れ除去成分として油剤を用いた油性クレンジング化粧料がある(例えば、特許文献1を参照)。しかしながら、これら油剤を用いた場合、メイクなどの油脂汚れに対する除去効果に優れる反面、拭き取り後又は洗い流した後でも油剤が残存してべたつき感が生じ、再度洗顔剤で洗浄しなければならないといった問題がある。加えて、過度の脱脂により肌荒れが生じるといった問題も有している。
【0003】
そこで近年では、使用感に優れ、拭き取り又は洗い流しが容易にできる油脂汚れ除去成分として非イオン界面活性剤を用いた水性クレンジング化粧料が用いられている。例えば、親水性ノニオン界面活性剤と水を含有し、油性物質を含有しない低刺激性クレンジング組成物(例えば、特許文献2を参照)、ノニオン性界面活性剤とアクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体を含有し、油性成分の含有量が2重量%以下であるクレンジング化粧料(例えば、特許文献3を参照)、HLBが12未満と12以上の2種類のノニオン性界面活性剤とアクリル酸メタクリル酸アルキル共重合体と多価アルコールとを含有するクレンジング化粧料(例えば、特許文献4を参照)などが提案されている。
【0004】
しかしながら、これら試みに拠って拭き取り又は洗い流しが容易にできるものの、油剤と比較して、メイクなどの油脂汚れに対する除去効果に劣るといった問題がある。また、メイクなどの油脂汚れ除去に十分な効果を発揮する量の非イオン界面活性剤を用いると、皮膚や眼粘膜に対して好ましくない刺激が生じるといった問題がある。加えて、過度の脱脂により肌荒れが生じ、好ましいしっとり感が得られ難いといった問題もある。
【0005】
【特許文献1】特開平4−308518号公報
【特許文献2】特開平8−301725号公報
【特許文献3】特開平9−87139号公報
【特許文献4】特開2002−284672号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、皮膚や眼粘膜に対して刺激がなく、メイクなどの油脂汚れを除去することができるとともに、べたつき感や過度の脱脂による肌荒れを抑え、持続的なしっとり感を付与する水性クレンジング化粧料を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
即ち、本発明は、
〔1〕(A)水70〜97重量%、(B)ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル、(C)ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリルおよび(D)多価アルコールを含有してなる水性クレンジング化粧料、
〔2〕(B)成分と(C)成分の重量含有比が、B:C=4:1〜1:4であることを特徴とする前記〔1〕に記載の水性クレンジング化粧料、
〔3〕実質的にエタノールを含有しないことを特徴とする前記〔1〕又は〔3〕に記載の水性クレンジング化粧料、並びに
〔4〕洗い流さないことを特徴とする前記〔1〕〜〔3〕の何れかに記載の水性クレンジング化粧料
に関する。
【発明の効果】
【0008】
本発明の水性クレンジング化粧料は、格段に優れた油脂汚れ除去効果を発揮するにもかかわらず、非イオン性界面活性剤特有の皮膚や眼粘膜に対する刺激を抑制することができるという効果を奏する。また、べたつき感や過度の脱脂による肌荒れを抑え、持続的なしっとり感を付与するといった効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明の水性クレンジング化粧料は、(A)水70〜97重量%、(B)ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル、(C)ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリルおよび(D)多価アルコールを含有する。
【0010】
(A)成分の水は、化粧料原料として使用できるものであれば特に限定はされないが、通常、精製水が用いられる。本発明における(A)成分の含有量は、水性とする観点から、化粧料中、70〜97重量%とされ、好ましくは75〜97重量%とするのがよい。その理由は、70重量%未満の場合、べたつき感が生じて使用感に劣り、また、97重量%を超えて配合すると、十分なクレンジング効果が得られないからである。
【0011】
(B)成分のポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリルに重合される酸化エチレンの付加モル数は、特に限定されないが、油脂汚れ除去の観点および水への溶解性の観点から、2〜50が好ましく、より好ましくは、4〜10である。
【0012】
尚、(B)成分は、市販品をそのまま使用することができる。具体的には、例えば、CETIOL HE810(商品名,コグニス ジャパン社製)、ソフチゲン767(商品名,サソール社製)、L.A.S(商品名,ガテフォッセ社製)などを例示することができる。
【0013】
(B)成分の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、優れたクレンジング効果を付与する観点から、化粧料中、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは0.5重量%以上である。また、過度の脱脂を低減する観点から、8重量%以下が好ましく、より好ましくは5重量%以下である。これらの観点から、(B)成分の含有量は、0.1〜8重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜5重量%である。
【0014】
(C)成分のポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリルに重合される酸化エチレンの付加モル数は、特に限定されないが、油脂汚れ除去の観点および水への溶解性の観点から、5〜80が好ましく、より好ましくは、5〜20である。
【0015】
尚、(C)成分は、市販品をそのまま使用することができる。具体的には、例えば、CETIOL HE、MファインオイルCOG−7M(商品名,何れもコグニス ジャパン社製)、グリセロックスHE(商品名,クローダジャパン社製)などを例示することができる。
【0016】
(C)成分の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、優れたクレンジング効果を付与する観点から、化粧料中、0.1重量%以上が好ましく、より好ましくは0.5重量%以上である。また、皮膚刺激や眼刺激を低減する観点から、8重量%以下が好ましく、より好ましくは5重量%以下である。これらの観点から、(C)成分の含有量は、0.1〜8重量%が好ましく、より好ましくは0.5〜5重量%である。
【0017】
また、化粧料中、(B)成分と(C)成分の含有比は、重量比として、B:C=4:1〜1:4の範囲内で調製することが好ましく、より好ましくはB:C=3:1〜1:3である。これにより、メイクなどの油脂汚れ除去に格段に優れた効果を発揮させることができるとともに、皮膚や眼粘膜に対する刺激をも抑制させることも可能となる。
【0018】
(D)成分の多価アルコールとしては、グリコール類、グリセリン類などが挙げられる。グリコール類の具体例としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,2−デカンジオールなどを例示することができる。また、グリセリン類としては、例えば、グリセリン、濃グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリンなどを例示することができる。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。
【0019】
(D)成分の含有量は、所望の効果が付与されるのであれば特に限定されないが、通常、しっとり感を付与する観点から、化粧料中、1重量%以上が好ましく、より好ましくは2重量%以上である。また、べたつき感を低減する観点から、15重量%以下が好ましく、より好ましくは12重量%以下である。これらの観点から、(D)成分の含有量は、1〜15重量%が好ましく、より好ましくは2〜12重量%である。
【0020】
本発明の水性クレンジング化粧料には、べたつき感を抑え、使用感を向上させる観点から、スチレン系ポリマーを含有させることができる。具体的なスチレン系ポリマーとしては、例えば、酢酸ビニル・スチレン共重合体、ビニルピロリドン・スチレン共重合体、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、アクリル酸アルキル・アクリロニトリル・スチレン共重合体、アクリル酸アミド・スチレン共重合体などを例示することができる。また、これら共重合体を水性媒体に分散したエマルションを用いてもよい。これら成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を適宜組合せて用いることもできる。好適なスチレン系ポリマーとしては、クレンジング時のべたつき感を低減させるとともに、クレンジング後のしっとり感を持続させる観点から、ビニルピロリドン・スチレン共重合体、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体、アクリル酸アミド・スチレン共重合体を用いることが好ましい。
【0021】
尚、スチレン系ポリマーは、市販品をそのまま使用することができる。ビニルピロリドン・スチレン共重合体の市販品としては、例えば、アンタラ430(商品名,アイエスピー社製)などを例示することができる。また、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体の市販品としては、例えば、アキュゾールOP301(商品名,ローム・アンド・ハース社製)などを例示することができる。また、アクリル酸アミド・スチレン共重合体の市販品としては、例えば、アキュゾールOP303P(商品名,ローム・アンド・ハース社製)、ヨドゾールGH52(商品名,日本エヌエスシー社製)などを例示することができる。
【0022】
スチレン系ポリマーの含有量は、べたつき感を抑え、使用感を向上させる観点から、化粧料中、0.01〜3重量%が好ましく、より好ましくは0.05〜2重量%である。
【0023】
また、本発明の水性クレンジング化粧料には、実質的にエタノールを含有させないことが好ましい。これにより、施術後にぬるま湯による洗い流しや後洗顔を行わずとも、皮膚への刺激を低減させることが可能となる。尚、本発明における「実質的にエタノールを含有させない」とは、「別途、エタノールを含有させることはしない」という意味であり、各配合成分中に含まれる微量のエタノールまでを除外するものではない。
【0024】
本発明の水性クレンジング化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲内であれば、上記した成分の他に通常化粧料に用いられる成分、例えば、紫外線吸収剤、粉体、酸化防止剤、防腐剤、香料、着色剤、キレート剤、清涼剤、増粘剤、植物抽出液、ビタミン類、中和剤、アミノ酸などの添加剤などを適宜、その用途、目的に応じて配合することができる。
【0025】
尚、本発明の水性クレンジング化粧料は、顔面の皮脂やメイクなどによる油脂の除去に優れている観点から、フェイスマッサージ剤、メイクアップ除去剤として好適に用いられる。また、その使用方法としては、使用後の皮膚のつっぱり感を抑制する観点、並びに、過度の脱脂によって乾燥肌となることを抑制する観点から、施術後にぬるま湯による洗い流しや後洗顔を行わないことが好ましい。より好ましい使用方法としては、コットンや不織布などに水性クレンジング化粧料を含浸させて適用部位に施術する方法、若しくは、水性クレンジング化粧料を適用部位に施術後、コットンや不織布などで拭き取る方法などを例示することができる。
【実施例】
【0026】
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量は、特記しない限り「重量%」を表す。また、表中、ポリオキシエチレンの付加モル数は括弧内に表記する。
【0027】
(試料の調製1)
表1および表2に記した組成に従い、実施例1〜5および比較例1〜5の各水性クレンジング化粧料を常法に準じてそれぞれ調製し、下記評価に供した。結果をそれぞれ表1および表2に併記する。
尚、評価はすべて、23℃、湿度60%の恒温恒湿の一定条件下で実施した。
【0028】
(試験例1:メイク汚れ(ファンデーション)除去の評価)
黒色のウレタン布(商品名:サプラーレ、出光石油化学社製)2cm×10cmに、ファンデーション(商品名:ディアファーヌプリュスクレームタンドゥスール<ナチュラル>、ピアセラボ社製)0.3gを全面に均一に塗り延ばし1昼夜乾燥した。次いで、各実施例および各比較例で得られた水性クレンジング化粧料3mLをコットンに含浸させ、摩擦感テスター(KES−SE、カトーテック社製)を用いて、上記試料含有コットンに25gfの荷重をかけてウレタン布上を10cm引っ張った。
【0029】
尚、評価は、ウレタン布におけるファンデーションの除去された面積値を画像解析により求め、下記式により除去率を算出して下記評価基準に従って評価した。
除去率(%)=(ファンデーションが除去された面積値/ウレタン布の面積値)×100
【0030】
<メイク汚れ(ファンデーション)除去の評価基準>
◎:除去率が、80%以上
○:除去率が、50%以上80%未満
△:除去率が、20%以上50%未満
×:除去率が、20%未満
【0031】
(試験例2:メイク汚れ(マスカラ)除去の評価)
ウォータープルーフマスカラ(商品名:ブラックアイコンセパレートカールマスカラ<ブラック>、ビューコス社製)を常用する女性評価パネル20名により、各実施例および各比較例で得られた水性クレンジング化粧料を実際にマスカラを拭き取るように使用してもらい、マスカラ除去効果について下記の評価基準に従って官能評価した。
【0032】
<メイク汚れ(マスカラ)除去の評価基準>
◎:20名中16名以上が除去効果に優れると回答
○:20名中11〜15名が除去効果に優れると回答
△:20名中6〜10名が除去効果に優れると回答
×:20名中5名以下が除去効果に優れると回答
【0033】
(試験例3:刺激の評価)
化粧を施した女子評価パネル20名により、各実施例および各比較例で得られた水性クレンジング化粧料をコットンに含浸させ、実際に化粧を拭き取るように使用してもらい、クレンジング施術時の「皮膚刺激」、並びに、「眼粘膜刺激」について下記の評価基準に従って官能評価した。尚、「皮膚刺激」とは、クレンジング直後から5分後までに感じる一時的な「ピリピリ感」又は「ほてり感」のことを言う。また、「眼粘膜刺激」とは、目元をクレンジング中に眼に沁みることで感じる「ピリピリ感」又は「チクチク感」のことを言う。
【0034】
<皮膚刺激の評価基準>
◎:20名中16名以上が皮膚刺激はないと回答
○:20名中11〜15名が皮膚刺激はないと回答
△:20名中6〜10名が皮膚刺激はないと回答
×:20名中5名以下が皮膚刺激はないと回答
【0035】
<眼粘膜刺激の評価基準>
◎:20名中16名以上が眼粘膜刺激はないと回答
○:20名中11〜15名が眼粘膜刺激はないと回答
△:20名中6〜10名が眼粘膜刺激はないと回答
×:20名中5名以下が眼粘膜刺激はないと回答
【0036】
(試験例4:使用感の評価)
前記同評価パネル20名により、試験例2におけるクレンジング直後のべたつき感、および1時間後の肌のしっとり感について、下記の評価基準に従って官能評価した。
【0037】
<べたつき感の評価基準>
◎:20名中16名以上がべたつき感はないと回答
○:20名中11〜15名がべたつき感はないと回答
△:20名中6〜10名がべたつき感はないと回答
×:20名中5名以下がべたつき感はないと回答
【0038】
<しっとり感の評価基準>
◎:20名中16名以上がしっとり感があり、その効果が持続していると回答
○:20名中11〜15名がしっとり感があり、その効果が持続していると回答
△:20名中6〜10名がしっとり感があり、その効果が持続しているいと回答
×:20名中5名以下がしっとり感があり、その効果が持続していると回答
【0039】
(試験例5:肌荒れ防止効果の評価)
前記同評価パネル20名により、各実施例および各比較例で得られた水性クレンジング化粧料を1日1回使用させ、10日間連続使用後の肌状態を下記の評価基準に従って官能評価した。
【0040】
<肌荒れの評価基準>
◎:20名中16名以上が肌荒れはないと回答
○:20名中11〜15名が肌荒れはないと回答
△:20名中6〜10名が肌荒れはないと回答
×:20名中5名以下が肌荒れはないと回答
【0041】
【表1】

【0042】
【表2】

【0043】
表1および表2の結果から、各実施例の水性クレンジング化粧料は、各比較例のものと対比して、メイク汚れの除去効果に格段優れた効果を有しているにもかかわらず、皮膚刺激および眼粘膜刺激がないことが分かる。また、各実施例の水性クレンジング化粧料は、べたつき感がなく、しっとりとした感触が持続し、連続使用における肌荒れもないことが分かる。これに対し、実施例1から、単純に(B)成分を配合しない比較例1の水性クレンジング化粧料、並びに、実施例5から、単純に(B)成分および(C)成分を配合しない比較例5の水性クレンジング化粧料は、メイク汚れ除去効果が全く得られないことが分かる。また、実施例2から、単純に(C)成分を配合しない比較例2の水性クレンジング化粧料、若しくは、実施例3および4から、(B)成分又は(C)成分を配合せずに、活性剤の総量を同量にした比較例3および4の水性クレンジング化粧料は、特定のメイク汚れ除去効果はあるものの、皮膚および眼粘膜に対して好ましくない刺激を発現したり、べたつき感が生じたり、連続使用による肌荒れを引き起こしたりしていることが分かる。
【0044】
以下、本発明に係る水性クレンジング化粧料の処方例を示す。尚、含有量は重量%である。
【0045】
(処方例1)
ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル 3.0
ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル 2.0
N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]
−L−アルギニン塩酸塩 0.2
1,3−ブチレングリコール 5.0
1,2−オクタンジオール 0.1
リン酸二水素ナトリウム 0.09
リン酸水素二ナトリウム 0.01
酢酸トコフェロール 0.1
ダイズエキス 0.1
フェノキシエタノール 0.2
精製水 89.2
合 計 100.0
【0046】
(処方例2)
ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル 4.0
ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル 2.0
N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]
−L−アルギニン塩酸塩 0.25
1,3−ブチレングリコール 7.0
1,2−オクタンジオール 0.05
ビニルピロリドン・スチレン共重合体エマルション 0.5
クエン酸 0.05
クエン酸三ナトリウム 0.2
フェノキシエタノール 0.3
酢酸トコフェロール 0.1
精製水 85.55
合 計 100.0
【0047】
(処方例3)
ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル 2.0
ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリル 2.0
N−[3−アルキル(12,14)オキシ−2−ヒドロキシプロピル]
−L−アルギニン塩酸塩 0.15
1,3−ブチレングリコール 7.0
ポリエチレングリコール20000 2.0
グリセリン 10.0
1,2−オクタンジオール 0.05
ビニルピロリドン・スチレン共重合体 0.5
クエン酸 0.05
クエン酸三ナトリウム 0.2
フェノキシエタノール 0.3
酢酸トコフェロール 0.1
精製水 75.65
合 計 100.0

【特許請求の範囲】
【請求項1】
(A)水70〜97重量%、(B)ポリオキシエチレン(カプリル/カプリン酸)グリセリル、(C)ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸グリセリルおよび(D)多価アルコールを含有してなる水性クレンジング化粧料。
【請求項2】
(B)成分と(C)成分の重量含有比が、B:C=4:1〜1:4であることを特徴とする請求項1に記載の水性クレンジング化粧料。
【請求項3】
実質的にエタノールを含有しないことを特徴とする請求項1又は2に記載の水性クレンジング化粧料。
【請求項4】
洗い流さないことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の水性クレンジング化粧料。

【公開番号】特開2010−70521(P2010−70521A)
【公開日】平成22年4月2日(2010.4.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−241977(P2008−241977)
【出願日】平成20年9月22日(2008.9.22)
【出願人】(390011442)株式会社マンダム (305)
【Fターム(参考)】