説明

汚れ防止対策を行った高欄

【課題】汚れ防止対策を行った高欄を提供する。
【解決手段】天端部14、傾斜部15および鉛直部16において、少なくとも路面とは反対側に位置する各外表面に外表面保護用の保護塗膜層24を設ける。さらに、少なくとも天端部14および傾斜部15の路面とは反対側に位置する各外表面において、保護塗膜層24に重ねて汚れ防止用の防汚塗膜層25を設ける。これらの保護塗膜層24および防汚塗膜層25は、撥水性を有する高密度な塗膜層であるので、表面で雨などの水分を弾くことができ、高欄本体13の外表面が湿潤な状態になることを防止し、汚れを防止する。また、天端部14および傾斜部15に樹脂系の塗装材による塗装材塗膜層26を設けると、さらに撥水性能が向上し、汚れを防止する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、汚れ防止対策を行った鉄道路面または道路路面の高欄に関するものである。
【背景技術】
【0002】
高架建造物上に施工された鉄道路面や自動車用の道路路面の両側縁部には、その側縁部に沿ってこれら鉄道路面や自動車用の道路路面の少なくとも一部を包囲し、周囲への騒音等を防止するための高欄が設けられている。
【0003】
この種の高欄は、固定部にボルト孔が開設されたパネル状でコンクリート製の高欄本体を、ボルトによって前記路面の側縁部に沿って固定して設置する。
【0004】
また、前記ボルト孔には、設置位置の調整や作業性のために前記ボルト孔と前記ボルトとの間に隙間ができるように形成される。そして、前記ボルト孔の上端部分に注入部を設け、この注入部を通して前記ボルト孔と前記ボルトとの隙間に充填材を注入し、高欄本体を固定することにより、施工工程を簡略化したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2001−40620号公報(第2,3頁、図15)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
鉄道路面または自動車用の道路路面の高欄に関して、上述したような施工方法の簡略化や防音性能の向上等は行われているが、外装建材等のように、例えば雨や埃等による汚れを防止する対策はほとんど行われていないのが現状である。
【0006】
特に、高欄本体には、上端に位置する略水平な天端部および天端部から膨出するように彎曲形成された傾斜部があり、これらの天端部および傾斜部の外表面は、雨で湿潤な状態になり易いので、例えばカビの発生や埃の付着等により汚れ易い。
【0007】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、汚れ防止対策を行った高欄を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載された発明は、高架建造物の上面に形成された鉄道路面または道路路面のいずれか一方の路面の側縁部に沿って立設されるコンクリート製の高欄であって、この高欄は、上端に位置する天端部と、この天端部から前記路面と反対側へ膨出するように傾斜状に形成された傾斜部と、この傾斜部の下側へ鉛直に一体形成された鉛直部と、前記天端部、前記傾斜部および前記鉛直部において、少なくとも前記路面とは反対側に位置する各外表面に設けられた外表面保護用の保護塗膜層と、少なくとも前記天端部および前記傾斜部の前記路面とは反対側に位置する各外表面において、前記保護塗膜層に重ねて設けられた汚れ防止用の防汚塗膜層とを具備した高欄である。
【0009】
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された高欄において、少なくとも前記天端部および前記傾斜部の路面とは反対側に位置する各外表面には、前記防汚塗膜層に重ねて、前記防汚塗膜層との付着性能に優れた塗装材がこの防汚塗膜層の外表面に塗布されたものである。
【発明の効果】
【0010】
請求項1に記載された発明によれば、天端部、傾斜部および鉛直部の少なくとも路面とは反対側に位置する各外表面に、外表面を保護するための保護塗膜層を設けることにより、前記高欄の少なくとも路面とは反対側に位置する外表面を保護できるとともに、さらに、特に汚れ易い前記上端部および前記傾斜部の路面とは反対側に位置する各外表面において、前記保護塗膜層に重ねて汚れを防止するための防汚塗膜層を設けることにより、前記高欄の前記上端部および前記傾斜部における路面とは反対側に位置する各外表面の汚れを防止することができる。
【0011】
請求項2に記載された発明によれば、防汚塗膜層に重ねて、この防汚塗膜層との付着性能に優れた塗装材を塗布したことにより、天端部および傾斜部における路面とは反対側に位置する各外表面の汚れ防止効果をさらに向上することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の第1の実施の形態を、図1乃至図4を参照しながら詳細に説明する。
【0013】
図2に示されるように、高欄11は、高架建造物の上面に形成された例えば鉄道路面や自動車用の道路路面等の路面12の両側縁部に沿って立設された高欄本体13にて列状に形成され、これら路面12の少なくとも一部を包囲し、周囲への騒音等を防止するために構築されるものである。
【0014】
高欄本体13は、コンクリートによってパネル状に形成され、例えばコンクリートを鉄筋で補強した鉄筋コンクリートとするか、有機繊維や炭素繊維等の高強度繊維材料を混合することにより繊維補強コンクリートとすることで高強度化や軽量化を図ることができる。
【0015】
また、高欄本体13は、上端に位置する天端部14と、この天端部14から路面12と反対側へ膨出するように彎曲して傾斜状に形成された傾斜部15と、この傾斜部15から下側へ略鉛直に一体形成された鉛直部16とを備えている。
【0016】
図3に示されるように、高欄本体13の両側部には、一対のリブ部17が設けられ、パネル状の高欄本体13を補強しており、一側のリブ部17の側面には凸条部18が設けられ、他側のリブ部17の側面には凹条部19が設けられている。
【0017】
そして、列状に高欄11を設置する際には、隣接する高欄本体13のそれぞれの凸条部18と凹条部19とを嵌合させ、高欄本体13の下部に設けられた図示しないボルト孔に路面12から突出するように設置されたアンカーボルト20を嵌挿して固定するが、ボルト孔は、例えば高欄本体13の設置位置の調整等の作業性向上のために、ボルト孔とアンカーボルト20との間に隙間ができるように形成されているので、ボルト孔とアンカーボルト20との隙間にグラウト材21を充填させ、このグラウト材21の上部にプレート22を介して、アンカーボルト20にナット23を螺着することで、高欄本体13が、路面12の側縁部に沿って、路面12に対して略鉛直に立設される。
【0018】
図1乃至図4のいずれかに示されるように、高欄本体13の路面12側および路面12とは反対側の外表面全体には、外表面保護用の保護塗膜層24が設けられている。
【0019】
この保護塗膜層24は、浸透性吸水防止材を塗布することにより形成された高密度な撥水性の塗膜層であり、例えば雨等が浸透して湿潤な状態になるのを防止し、高欄本体13を保護する。
【0020】
ここで、浸透性吸水防止材は限定されないが、例えば大小2種類の異なるシリコーン分子により構成されたシラン・シロキ酸系撥水材であるマジカルリペラー(登録商標)を使用すると、分子径が小さいシリコーン分子により、高欄本体13の外表面より内部に撥水性の塗膜層を形成でき、分子径の大きいシリコーン分子により塗膜層の最上部にメッシュ状の撥水性の塗膜層を形成できるので、高欄本体13に高密度な撥水性の塗膜層を形成でき好ましい。
【0021】
さらに、図1乃至図5のいずれかに示されるように、特に雨等で湿潤な状態になり易いとともに乾燥し難く、汚れやすい天端部14および傾斜部15の路面12とは反対側に位置する各外表面において、汚れ防止用の防汚塗膜層25が保護塗膜層24に重ねて設けられ、天端部14および傾斜部15の路面12とは反対側に位置する各外表面の汚れを防止している。
【0022】
なお、高欄本体13の外表面全体に防汚塗膜層25を設けてもよいが、鉛直部16は、雨等が降っても流れ落ち易く、汚れ難いので、防汚塗膜層25を設けなくてもよい。また、高欄本体13は、天端部14より高欄本体13の外側に膨出したパネル状の形状で、高欄本体13の路面12側の外表面は凹窪状であり、例えば雨等が当たり難く、湿潤な状態になり難いので、防汚塗膜層25を設けなくてもよい。
【0023】
この防汚塗膜層25は、浸透性吸水防止材を塗布することで形成された高密度の撥水性の塗膜層であり、保護塗膜層24に重ねてこの防汚塗膜層25を形成することにより、特に汚れ易い天端部14および傾斜部15の路面12とは反対側に位置する各外表面に、2層の撥水性の塗膜層を形成できるので、例えば雨等が浸透して湿潤な状態になることを防止し、雨等の水分が原因となる汚れを防止する。
【0024】
なお、防汚塗膜層25の形成に使用する浸透性吸水防止材は限定されないが、保護塗膜層24と同様に、例えばマジカルリペラー(登録商標)を使用すると、大小2種類の混合されたシリコーン分子により高密度なメッシュ状の撥水性の塗膜層を形成でき、保護塗膜層24および防汚塗膜層25の2層の高密度な撥水性の塗膜層を形成できるので好ましい。
【0025】
保護塗膜層24および防汚塗膜層25の施工に際しては、まず図4に示されるように、高欄本体13の路面12側および路面12とは反対側の外表面全体に浸透性吸水防止材を塗布し、浸透性吸水防止材が乾燥して、保護塗膜層24が形成した後、図5に示されるように、高欄本体13の天端部14および傾斜部15の路面12とは反対側に位置する各外表面に、保護塗膜層24に重ねて浸透性吸水防止材を塗布し、防汚塗膜層25を形成する。
【0026】
これら保護塗膜層24および防汚塗膜層25を形成する際の、浸透性吸水防止材であるマジカルリペラー(登録商標)の1回の塗布量は、100〜150g/mが好ましく、100g/mより少量であると塗布むらが発生し、略均一な塗膜層を形成できなくなり、150g/mより多量であると、乾燥時間が数時間に及び、長くなってしまうため作業性が悪化してしまう。
【0027】
なお、屋外で乾燥させるので、乾燥時間は、乾燥の際の外気温度および風の影響により異なるが、マジカルリペラー(登録商標)の塗布量が150g/mより多量であると、10℃では3時間以上であり、20℃では90分以上となってしまう。
【0028】
従って、天端部14および傾斜部15において、保護塗膜層24の形成後に、保護塗膜層24の外表面に適量の浸透性吸水防止材を重ね塗りにすることで、保護塗膜層24および防汚塗膜層25を強固に形成でき、さらに作業性も向上できる。
【0029】
また、保護塗膜層24と防汚塗膜層25とは、それぞれ異なる浸透性吸水防止材を用いて塗膜層を形成してもよいが、同じ浸透性吸水性防止材を用いた方が作業性がよく好ましい。
【0030】
さらに、図6に示されるように、天端部14および傾斜部15の路面12とは反対側に位置する各外表面には、防汚塗膜層25に重ねて防汚塗膜層25との付着性に優れた塗装材を使用することで塗装材塗膜層26を設けることができる。
【0031】
ここで、防汚塗膜層25は、浸透性吸水防止材によって形成されたシリコーン分子で構成されるメッシュ状の撥水性の塗膜層であり、一般的な塗装材では付着性に劣るので塗布できない。そこで、防汚塗膜層25との付着性に優れた樹脂系の塗装材を塗布することで、防汚塗膜層25に重ねて塗装材塗膜層26を形成できる。なお、この塗装材塗膜層26を形成する樹脂系の塗装材は限定されないが、例えばマジカルカラー(登録商標)は、防汚塗膜層25との付着性が良好であり好ましい。
【0032】
また、マジカルカラー(登録商標)の塗布量は、300〜500g/mが好ましいが、250g/mより多く塗布すると、乾燥に時間がかかって作業性が悪化し、150g/mより少量であると塗布むらが発生し、塗装材塗膜層26を略均一に形成できない。そこで、一回の塗布量を150〜250g/mとし、この塗布量で2回塗布することで、作業性を向上でき、略均一にマジカルカラー(登録商標)を塗布できるので好ましい。
【0033】
次に第1の実施の形態における作用および効果を説明する。
【0034】
高欄11は、高架建造物の上面に形成された鉄道路面や自動車用の道路路面等の路面12の両側縁部に立設され、路面12の少なくとも一部を包囲することで、例えば電車や車等の周囲への騒音を防止する。
【0035】
この高欄11は、例えば鉄筋コンクリート等のコンクリートによって形成されているので、雨等が降ると高欄本体13に水分が浸透し、それに伴って例えばカビの発生や埃の付着等により汚れ易いが、高欄本体13の路面12側および路面12とは反対側の外表面全体に外表面保護のための撥水性の保護塗膜層24を形成することで、この保護塗膜層24は、浸透性吸水防止材により形成された撥水性を有する高密度のメッシュ状の塗膜層であるので、空気および水蒸気は通過できるが、雨水等の水分は通過できなくなる。
【0036】
従って、雨水等が保護塗膜層24の表面で水滴となって弾かれるので、外表面が湿潤な状態になるのを防止でき、高欄本体13の外表面全体を保護できる。
【0037】
ここで、天端部14は略水平であり、傾斜部15は彎曲しているので、天端部14および傾斜部15の路面12とは反対側の各外表面は、鉛直部16に比べ、例えば雨等が降ると、雨水等の水分により湿潤な状態になり易く、乾燥するのが遅くなるので、鉛直部16より水分が長く存在することになり、例えばカビの発生や埃の付着等により汚れ易くなる。
【0038】
そこで、特に汚れ易い天端部14および傾斜部15の路面12とは反対側の外表面においては、防汚塗膜層25を保護塗膜層24に重ねて設けることで、防汚塗膜層25は保護塗膜層24と同様に、浸透性吸水防止材により形成された撥水性を有する高密度のメッシュ状の塗膜層であるので、2層の撥水性を有する塗膜層が形成できる。
【0039】
従って、天端部14および傾斜部15の路面12とは反対側の各外表面において、例えば雨水等の水分により湿潤な状態になるのを確実に防止でき、それに伴う汚れをより防止できる。
【0040】
また、これら保護塗膜層24および防汚塗膜層25は無色であるので、外観を変化させることがない。
【0041】
さらに、保護塗膜層24および防汚塗膜層25との付着性に優れた樹脂系の塗装材を防汚塗膜層25の外表面に塗布して塗装材塗膜層26を設けることで、撥水性能をさらに向上でき、また、この樹脂系の塗装材は必要に応じて着色できるので、列状に構成された高欄11における各高欄本体13の外観を整えることができる。
【0042】
次に、本発明の第2の実施の形態を、図7および図8を参照して説明する。なお、上記実施の形態と同様の構成および作用については、同一符号を付してその説明を省略する。
【0043】
図7および図8に示されるように、この実施の形態では、天端部14、傾斜部15および鉛直部16において、路面12とは反対側に位置する各外表面には、外表面保護用の保護塗膜層24が設けられ、各外表面を保護している。
【0044】
そして、特に雨等で湿潤な状態になり易いとともに乾燥し難く、汚れやすい天端部14および傾斜部15の路面12とは反対側に位置する各外表面において、汚れ防止用の防汚塗膜層25が保護塗膜層24に重ねて設けられ、天端部14および傾斜部15の汚れを防止している。
【0045】
また、保護塗膜層24および防汚塗膜層25の施工に際しては、まず図7に示されるように、天端部14、傾斜部15および鉛直部16において、路面12とは反対側に位置する各外表面に浸透性吸水防止材を塗布し、浸透性吸水防止材が乾燥して、保護塗膜層24が形成した後、図8に示されるように、高欄本体13の天端部14および傾斜部15の路面12とは反対側の各外表面において、保護塗膜層24に重ねて浸透性吸水防止材を塗布し、防汚塗膜層25を形成する。
【0046】
次に、第2の実施の形態の作用および効果を説明する。
【0047】
高欄本体13は、天端部14より高欄本体13の外側に膨出したパネル状の形状で、高欄本体13の路面12側の外表面は凹窪状であり、例えば雨等が当たり難く、湿潤な状態になり難いので、防汚塗膜層25を設けなくてもよく、例えば雨等が当たり易い、天端部14、傾斜部15および鉛直部16の路面12とは反対側に位置する各外表面に、浸透性吸水防止材を塗布し、保護塗膜層24を形成することで、効率的に高欄本体13を保護でき、材料費を削減することができる。
【0048】
なお、マジカルカラー(登録商標)を保護塗膜層24に重ねて塗布し、マジカルカラー(登録商標)により防汚塗膜層を形成してもよい。
【0049】
本発明は、鉄道路面または道路路面の高欄に利用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0050】
【図1】本発明における第1の実施の形態の高欄の断面の拡大図である。
【図2】同上高欄の鉛直方向の断面図である。
【図3】同上高欄の幅方向の断面図である。
【図4】同上保護塗膜層が設けられた高欄の正面図である。
【図5】同上保護塗膜層および防汚塗膜層が設けられた高欄の正面図である。
【図6】同上塗装材塗膜層が設けられた高欄の側面図である。
【図7】本発明における第2の実施の形態の保護塗膜層が設けられた高欄の正面図である。
【図8】同上保護塗膜層および防汚塗膜層が設けられた高欄の正面図である。
【符号の説明】
【0051】
11 高欄
14 天端部
15 傾斜部
16 鉛直部
24 保護塗膜層
25 防汚塗膜層

【特許請求の範囲】
【請求項1】
高架建造物の上面に形成された鉄道路面または道路路面のいずれか一方の路面の側縁部に沿って立設されるコンクリート製の高欄であって、
この高欄は、
上端に位置する天端部と、
この天端部から前記路面と反対側へ膨出するように傾斜状に形成された傾斜部と、
この傾斜部の下側へ鉛直に一体形成された鉛直部と、
前記天端部、前記傾斜部および前記鉛直部において、少なくとも前記路面とは反対側に位置する各外表面に設けられた外表面保護用の保護塗膜層と、
少なくとも前記天端部および前記傾斜部の前記路面とは反対側に位置する各外表面において、前記保護塗膜層に重ねて設けられた汚れ防止用の防汚塗膜層と
を具備したことを特徴とする汚れ防止対策を行った高欄。
【請求項2】
少なくとも前記天端部および前記傾斜部の路面とは反対側に位置する各外表面には、
前記防汚塗膜層に重ねて、前記防汚塗膜層との付着性能に優れた塗装材がこの防汚塗膜層の外表面に塗布された
ことを特徴とする請求項1記載の汚れ防止対策を行った高欄。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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