泡吐出容器
【課題】スクイズフォーマー容器において、スクイズバック時の外気流入路への泡の引き込みを極力低減させる。
【解決手段】可撓性を有する容器本体2と、容器本体2の押圧変形により容器本体2内の液体Aを泡状に吐出するフォーマーキャップ10とを備えた泡吐出容器1Aであって、フォーマーキャップ10が、気液混合室11、気液混合室11に容器本体内の液体Aを流入させる液体流入孔12、気液混合室11に容器本体内の空気Bを流入させる空気流入孔14、筒状のネットホルダー21にネット22、23を備えた泡均質化手段20、ノズル15、及び泡均質化手段20の外周面とノズル15との間を通る外気流入路30を有する。泡均質化手段20は、ネットホルダー21の軸方向に移動可能にノズル15に挿入される。外気流入路30は、気液混合室11よりも下流で泡吐出流路と別経路に形成されている。
【解決手段】可撓性を有する容器本体2と、容器本体2の押圧変形により容器本体2内の液体Aを泡状に吐出するフォーマーキャップ10とを備えた泡吐出容器1Aであって、フォーマーキャップ10が、気液混合室11、気液混合室11に容器本体内の液体Aを流入させる液体流入孔12、気液混合室11に容器本体内の空気Bを流入させる空気流入孔14、筒状のネットホルダー21にネット22、23を備えた泡均質化手段20、ノズル15、及び泡均質化手段20の外周面とノズル15との間を通る外気流入路30を有する。泡均質化手段20は、ネットホルダー21の軸方向に移動可能にノズル15に挿入される。外気流入路30は、気液混合室11よりも下流で泡吐出流路と別経路に形成されている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、可撓性を有する容器本体を押圧することにより、容器本体内の液体を泡状に吐出させる泡吐出容器に関する。
【背景技術】
【0002】
可撓性を有する容器本体を押圧することにより、容器本体内の液体を泡状に吐出させる泡吐出容器はスクイズフォーマー容器とも称され、各種洗浄剤や化粧料などを泡状に吐出させる場合に使用されている。
【0003】
スクイズフォーマー容器の一つの形態として、容器本体から液体と空気とをそれぞれ吐出させて混合する気液混合室と、筒状のネットホルダーの上下両端部にネットを取り付けた泡均質化手段と、泡を吐出させるノズルとを有し、泡均質化手段をノズル内に移動可能に遊設し、泡均質化手段の外周面に外気流入路を設けたものが提案されている(特許文献1)。
【0004】
このスクイズフォーマー容器によれば、泡を吐出させる際に、ノズルの泡吐出孔が下向になるように該容器を傾け、容器本体を押圧することにより、気液混合室で泡を形成し、その泡を泡均質化手段で均質化し、ノズルの吐出孔から泡を吐出させることができる。また、容器本体の押圧を解除すると、押圧により押し潰された容器本体の形状が復元するのに伴い容器本体内が減圧となるので、外気が容器本体内に導入されるスクイズバックが外気流入路を通して行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平7−39948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述のスクイズフォーマー容器によれば、スクイズバックのとき(即ち、容器本体への押圧を解除した時に、容器本体の弾性により容器本体が押圧前の形状に復元するとき)に、泡均質化手段の先端面とノズルの吐出孔との間に溜まっていた泡が、外気流入路に引き込まれる。そのため、泡の吐出とスクイズバックを繰り返す間に、外気流入路に多量の泡が溜まり、その泡が抵抗となって、スクイズバックに時間がかかり、また、吐出させる泡の気液混合比が変化することにより泡質も変わってしまうという問題がある。
【0007】
これに対し、スクイズバックに要する時間を短縮するには、容器本体の樹脂量を上げて容器本体の剛性を高めることが考えられる。しかしながら、容器本体の剛性を高めると、泡を吐出させるために必要な容器本体の押圧力も上がるので、使用者に負担がかかる。
【0008】
そこで、本発明は、スクイズフォーマー容器において、容器本体の押圧を解除した後のスクイズバックにおいて、泡の引き込みを極力低減させ、容器本体の押圧とスクイズバックを円滑に行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上述の目的を達成するため、可撓性を有する容器本体と、容器本体の押圧変形により容器本体内の液体を泡状に吐出するフォーマーキャップとを備えた泡吐出容器であって、
フォーマーキャップが、気液混合室、気液混合室に容器本体内の液体を流入させる液体流入孔、気液混合室に容器本体内の空気を流入させる空気流入孔、筒状のネットホルダーにネットを備えた泡均質化手段、ノズル、及び泡均質化手段の外周面とノズルとの間を通る外気流入路を有し、
泡均質化手段は、ネットホルダーの軸方向に移動可能にノズルに挿入され、ノズルの開口端方向に移動することにより、外気流入路を気液混合室から遮断する凸部を有し、
外気流入路は、気液混合室よりも下流で泡吐出流路と別経路に形成されている泡吐出容器を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の泡吐出容器によれば、気液混合室よりも下流で、外気流入路が泡吐出流路と別経路に形成されているので、泡均質化手段から吐出された泡が、スクイズバック時に外気流入路に引き込まれることを抑制できる。
【0011】
したがって、外気流入路に溜まった泡が抵抗となってスクイズバックが妨げられることがなく、スクイズバックを円滑に行うことができる。
【0012】
また、スクイズバック時に、泡均質化手段から吐出された泡が外気流入路に引き込まれることを抑制できることから、吐出させる泡の気液混合比を一定にして所定の泡質を保持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1A】泡吐出容器1Aの正立状態の断面図である。
【図1B】泡吐出容器1Aを傾けて容器本体を押圧し、泡を吐出させているときの断面図である。
【図1C】泡吐出容器1Aを傾けたままの状態でスクイズバックしているときの断面図である。
【図1D】泡吐出容器1Aを正立状態でスクイズバックしているときの断面図である。
【図2】図1Bのフォーマーキャップ部分の拡大図である。
【図3】図1Cのフォーマーキャップ部分の拡大図である。
【図4A】泡吐出容器1Bの正立状態の断面図である。
【図4B】泡吐出容器1Bを傾けて容器本体を押圧し、泡を吐出させているときの断面図である。
【図5A】泡吐出容器1Cのフォーマーキャップ部分の正立状態の断面図である。
【図5B】泡吐出容器1Cのスクイズバック時のフォーマーキャップ部分の断面図である。
【図6A】泡吐出容器1Dのフォーマーキャップ部分の正立状態の断面図である。
【図6B】泡吐出容器1Dのスクイズバック時のフォーマーキャップ部分の断面図である。
【図7A】泡吐出容器1Eのフォーマーキャップ部分の正立状態の断面図である。
【図7B】泡吐出容器1Eのスクイズバック時のフォーマーキャップ部分の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
【0015】
図1Aは、本発明の一実施例の泡吐出容器1Aの正立状態の断面図、図1Bは、泡吐出容器1Aを傾けて容器本体を押圧し、泡を吐出させているときの断面図、図1Cは、泡吐出容器1Aを傾けたままの状態でスクイズバックしているときの断面図、図1Dは、泡吐出容器1Aを正立状態でスクイズバックしているときの断面図である。また、図2は、図1Bのフォーマーキャップ部分の拡大図であり、図3は、図1Cのフォーマーキャップ部分の拡大図である。
【0016】
これらの図に示したように、この泡吐出容器1Aは、可撓性を有するプラスチック製の容器本体2と、容器本体の押圧変形により容器本体内の液体を泡状に吐出するフォーマーキャップ10とを備えている。ここで、容器本体2の材質としては、所謂スクイズ性(即ち、押圧性及びスクイズバック性)が良好な、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂を単独または適宜複数種混合して用いることができる。これらの中でも、連続使用した場合でも良好なスクイズ性を得ることができる観点からPPが好ましい。
【0017】
また、容器本体2の押圧する部分(本実施形態では、胴部)の肉厚みは、良好なスクイズ性を得る観点から0.5〜1.5mmが好ましく、0.8〜1.2mmがより好ましい。
【0018】
容器本体2内には内容器3が取り付けられ、内容器3の口部が、後述するフォーマーキャップ10の空気流入孔14に接続されている。空気流入孔14に内容器3を接続することにより、後述するように管4を接続する場合(図4A,図4B)に比して、容器本体2内で液体Aが泡だった状態でも、空気流入孔14に空気を確実に供給することができる点で好ましい。
【0019】
内容器3としては、容器本体2の押圧変形により内容器3も押圧変形する可撓性のプラスチック袋を使用する。例えば、内容器3の材質としては良好なスクイズ性を得る観点から、PP、LDPE、MDPE、HDPEを単独または適宜複数種混合して用いることができる。容器本体と内容器の間に充填される液体の粘度が高い場合には、HDPEを用いることが好ましい。これにより、液体の粘度が高くても、押圧により容易に泡を吐出させることができ、かつ良好な泡を得ることができる。
【0020】
また、内容器3の押圧する部分(本実施形態では、胴部)の肉厚みは、良好なスクイズ性を得る観点から、0.1〜0.5mmが好ましく、0.1〜0.3mmがより好ましく、0.2〜0.3mmがさらに好ましい。
【0021】
容器本体2の内壁と内容器3との間の液室には、起泡性の液体Aが充填収容されている。
【0022】
フォーマーキャップ10は、容器本体2の口部に螺合等により着脱自在に取り付けられ、容器本体2内の液体Aと空気Bから泡Cを生成し、吐出させるものであり、そのハウジング内に気液混合室11を有する。気液混合室11には、容器本体2と内容器3との間にある液体Aを気液混合室11に流入させる液体流入孔12と、内容器3内の空気Bを気液混合室11に流入させる空気流入孔14が設けられ、液体流入孔12には逆止弁13とが設けられている。この逆止弁13としては、例えば、ポリオレフィン樹脂等の合成樹脂製の薄い板状の弁を使用することができる。
【0023】
フォーマーキャップ10において、気液混合室11の下流にはノズル15が形成され、ノズル15内に泡均質化手段20が遊挿されている。気液混合室11には、突片17が起立し、図1Aに示すように泡吐出容器1Aが正立状態であると、泡均質化手段20は突片17に載った状態となる。
【0024】
ノズル15の内壁には、ノズル15の軸方向に伸びた溝16が形成され、この溝16により、ノズル15の内壁と泡均質化手段20の外周面との間に外気流入路30が形成されている。
【0025】
泡均質化手段20は、筒状のネットホルダー21の上下両端部にネット22、23を取り付けたものからなり、ノズル15内で、重力によってネットホルダー21の軸方向に移動可能となっている。そのため、ノズル15の開口端が下向きになるようにフォーマーキャップ10を傾けると、泡均質化手段20はノズル15の開口端方向に移動し、反対に、ノズル15の開口端が上向きになるようにフォーマーキャップ10を傾けると、泡均質化手段20はノズル15の基部方向に移動する。
【0026】
また、泡均質化手段20の基部にはフランジ状に凸部24が形成されており、泡均質化手段20がノズル15の開口端方向に移動してこの凸部24がノズル15の基部に掛止されると、泡均質化手段20の移動が止まり、外気流入路30が気液混合室11から遮断されるようになっている。
【0027】
泡均質化手段20の上下両端部のネット22、23は、均質なきめ細かい泡を得るため、下流側のネット23のメッシュが上流側のネット22のメッシュに比して細かくなっている。なお、液体Aの種類によっては、上下両端部のネット22、23のメッシュを同じにしてもよい。また、本発明において、泡均質化手段20としては、必ずしもネットホルダー21の上下両端部にネットを有するものに限られない。泡均質化手段20において、ネットは単層であってもよく、3層以上であってもよい。
【0028】
ノズル15の開口端の内側には、ノズル15の開口端方向に移動した泡均質化手段20の先端部と接して泡の吐出流路を形成すると共に、外気流入路30をノズル15の開口端まで延長する筒状部材25が設けられている。ノズル15の開口端の内側における筒状部材25の固定方法としては、筒状部材25の外周面とノズル15の開口端の内周面とを数箇所、リブで繋ぐ構造とすればよい。
【0029】
この泡吐出容器1Aは、次のように使用される。
図1Aのように正立していた泡吐出容器1Aの容器本体2を持ち、図1Bに示すようにノズル15の開口端が下向きになるように泡吐出容器1Aを傾け、容器本体2の胴部を押圧する。この泡吐出容器1Aの傾けにより、突片17に載っていた泡均質化手段20がノズル15の開口端方向に移動し、泡均質化手段20の基部にある凸部24が外気流入路30を気液混合室11から遮断すると共に、泡均質化手段20の先端部が筒状部材25と接し、筒状部材25の内側に泡の吐出流路が形成され、筒状部材25の外側に外気流入路30が形成される。また、容器本体2の押圧により、図2に示すように、容器本体2が押しつぶされて容器本体2から液体Aが液体流入孔12を通して気液混合室11に流入する。さらに、容器本体2の押圧により内容器3も押しつぶされ、内容器3内の空気Bが空気流入孔14を通して気液混合室11に流入し、気液混合室11で泡が生成される。生成された泡は、泡均質化手段20の2層のネット22、23を通って細かい泡となり、筒状部材25の開口端から吐出される。
【0030】
容器本体2の押圧を解除すると、図1Cのように、容器本体2と内容器3はそれぞれ押圧前の形状に復元し、内部が減圧になる。これにより図3に示すように逆止弁13が閉じ、また、泡均質化手段20も容器本体2側に引き込まれ、外気流入路30と気液混合室11とが連通する。このとき、図1Dのように泡吐出容器1Aを正立状態にすると、泡均質化手段20が突片17に当接するまで戻るので、外気流入路30と気液混合室11とがより広い流路で連通する。
【0031】
外気流入路30と気液混合室11とが連通すると、図3に示すように、外気は外気流入路30を通って内容器3に入り、内容器3内を常圧に戻す。また、外気は逆止弁13と該逆止弁13と接しているフォーマーキャップ10の壁面とのわずかな隙間を通って、容器本体2の内壁と内容器3との間の液室に入り、該液室を常圧に戻す。なお、この隙間はわずかであるため泡の逆流は防止することができる。また、係るわずかな隙間は、逆止弁13が合成樹脂で成形された薄い板状の物である場合には、逆止弁13の表面うねり等の表面精度等により必然的に生じるものである。
【0032】
外気が外気流入路30を通って内容器3に入るにあたり、ノズル15内の外気流入路30は、筒状部材25によって泡の吐出流路と仕切られているので、ノズル15内において泡均質化手段20の先端面から下流に溜まっていた泡Cが外気流入路30に引き込まれることが抑制される。したがって、泡均質化手段20から吐出された泡Cが外気流入路30に引き込まれてスクイズバックし難くなるという問題が解消され、スクイズバッグ後に吐出させる泡の質も安定化させることができる。
【0033】
以降、同様にして、ノズル15の開口端を下向きにして容器本体2の胴部を押圧することによる泡の吐出と、押圧の解除によるスクイズバックとを繰り返すことができる。
【0034】
本発明は、種々の態様をとることができる。例えば、図4Aに示す泡吐出容器1Bのように、上述の泡吐出容器1Aにおいて、内容器3に代えて、容器本体2の底部近傍まで伸びた管4を気液混合室11の空気流入孔14に接続してもよい。この場合には、図4Bに示すように、容器本体2の押圧時に、容器本体2内の空気Bが管4を通して気液混合室11に流入し、この空気Bと、液体流入孔12を通して気液混合室11に流入した液体Aとで泡Cが生成する。
【0035】
図5Aに示す泡吐出容器1Cは、上述の泡吐出容器1Aにおいて、筒状部材25がノズル15の開口端15aから突出するようにしたものである。これにより、図5Bに示すように、スクイズバック時に、ノズル15内において泡均質化手段20の先端面から下流に溜まっていた泡Cを外気流入路30からより確実に仕切ることができるので、外気流入路30に泡Cが引き込まれることを、より確実に防止することができる。
【0036】
図6Aに示す泡吐出容器1Dは、上述の泡吐出容器1Aにおいて、ノズル15の周壁の筒状部材25と対向する部分に空気取り入れ孔26を形成したものである。この泡吐出容器1Dによれば、図6Bに示すように、スクイズバック時に空気取り入れ孔26を通しても外気流入路30に空気が取り入れられるので、外気流入路30に泡Cが引き込まれることを、より確実に防止することができる。
【0037】
図7Aに示す泡吐出容器1Eは、上述の泡吐出容器1Aにおいて筒状部材25を省略し、ノズル15を短く形成することにより、泡均質化手段20の先端部をノズル15の開口端15aから突出させたものである。この泡吐出容器1Eによれば、図7Bに示すように、スクイズバック時に、泡均質化手段20の先端部から下流に溜まっていた泡Cを外気流入路30の開口端30aとを離すことができるので、外気流入路30に泡Cが引き込まれることを、より確実に防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明の泡吐出容器は、各種洗浄剤、化粧料等を泡状に吐出させるスクイズ容器として有用である。
【符号の説明】
【0039】
1A、1B、1C、1D、1E 泡吐出容器
2 容器本体
3 内容器
4 管
10 フォーマーキャップ
11 気液混合室
12 液体流入孔
13 逆止弁
14 空気流入孔
15 ノズル
15a ノズルの開口端
16 溝
17 突片
20 泡均質化手段
21 ネットホルダー
22 上流側のネット
23 下流側のネット
24 凸部
25 筒状部材
26 空気取り入れ孔
30 外気流入路
A 液体
B 空気
C 泡
【技術分野】
【0001】
本発明は、可撓性を有する容器本体を押圧することにより、容器本体内の液体を泡状に吐出させる泡吐出容器に関する。
【背景技術】
【0002】
可撓性を有する容器本体を押圧することにより、容器本体内の液体を泡状に吐出させる泡吐出容器はスクイズフォーマー容器とも称され、各種洗浄剤や化粧料などを泡状に吐出させる場合に使用されている。
【0003】
スクイズフォーマー容器の一つの形態として、容器本体から液体と空気とをそれぞれ吐出させて混合する気液混合室と、筒状のネットホルダーの上下両端部にネットを取り付けた泡均質化手段と、泡を吐出させるノズルとを有し、泡均質化手段をノズル内に移動可能に遊設し、泡均質化手段の外周面に外気流入路を設けたものが提案されている(特許文献1)。
【0004】
このスクイズフォーマー容器によれば、泡を吐出させる際に、ノズルの泡吐出孔が下向になるように該容器を傾け、容器本体を押圧することにより、気液混合室で泡を形成し、その泡を泡均質化手段で均質化し、ノズルの吐出孔から泡を吐出させることができる。また、容器本体の押圧を解除すると、押圧により押し潰された容器本体の形状が復元するのに伴い容器本体内が減圧となるので、外気が容器本体内に導入されるスクイズバックが外気流入路を通して行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平7−39948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上述のスクイズフォーマー容器によれば、スクイズバックのとき(即ち、容器本体への押圧を解除した時に、容器本体の弾性により容器本体が押圧前の形状に復元するとき)に、泡均質化手段の先端面とノズルの吐出孔との間に溜まっていた泡が、外気流入路に引き込まれる。そのため、泡の吐出とスクイズバックを繰り返す間に、外気流入路に多量の泡が溜まり、その泡が抵抗となって、スクイズバックに時間がかかり、また、吐出させる泡の気液混合比が変化することにより泡質も変わってしまうという問題がある。
【0007】
これに対し、スクイズバックに要する時間を短縮するには、容器本体の樹脂量を上げて容器本体の剛性を高めることが考えられる。しかしながら、容器本体の剛性を高めると、泡を吐出させるために必要な容器本体の押圧力も上がるので、使用者に負担がかかる。
【0008】
そこで、本発明は、スクイズフォーマー容器において、容器本体の押圧を解除した後のスクイズバックにおいて、泡の引き込みを極力低減させ、容器本体の押圧とスクイズバックを円滑に行えるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上述の目的を達成するため、可撓性を有する容器本体と、容器本体の押圧変形により容器本体内の液体を泡状に吐出するフォーマーキャップとを備えた泡吐出容器であって、
フォーマーキャップが、気液混合室、気液混合室に容器本体内の液体を流入させる液体流入孔、気液混合室に容器本体内の空気を流入させる空気流入孔、筒状のネットホルダーにネットを備えた泡均質化手段、ノズル、及び泡均質化手段の外周面とノズルとの間を通る外気流入路を有し、
泡均質化手段は、ネットホルダーの軸方向に移動可能にノズルに挿入され、ノズルの開口端方向に移動することにより、外気流入路を気液混合室から遮断する凸部を有し、
外気流入路は、気液混合室よりも下流で泡吐出流路と別経路に形成されている泡吐出容器を提供する。
【発明の効果】
【0010】
本発明の泡吐出容器によれば、気液混合室よりも下流で、外気流入路が泡吐出流路と別経路に形成されているので、泡均質化手段から吐出された泡が、スクイズバック時に外気流入路に引き込まれることを抑制できる。
【0011】
したがって、外気流入路に溜まった泡が抵抗となってスクイズバックが妨げられることがなく、スクイズバックを円滑に行うことができる。
【0012】
また、スクイズバック時に、泡均質化手段から吐出された泡が外気流入路に引き込まれることを抑制できることから、吐出させる泡の気液混合比を一定にして所定の泡質を保持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1A】泡吐出容器1Aの正立状態の断面図である。
【図1B】泡吐出容器1Aを傾けて容器本体を押圧し、泡を吐出させているときの断面図である。
【図1C】泡吐出容器1Aを傾けたままの状態でスクイズバックしているときの断面図である。
【図1D】泡吐出容器1Aを正立状態でスクイズバックしているときの断面図である。
【図2】図1Bのフォーマーキャップ部分の拡大図である。
【図3】図1Cのフォーマーキャップ部分の拡大図である。
【図4A】泡吐出容器1Bの正立状態の断面図である。
【図4B】泡吐出容器1Bを傾けて容器本体を押圧し、泡を吐出させているときの断面図である。
【図5A】泡吐出容器1Cのフォーマーキャップ部分の正立状態の断面図である。
【図5B】泡吐出容器1Cのスクイズバック時のフォーマーキャップ部分の断面図である。
【図6A】泡吐出容器1Dのフォーマーキャップ部分の正立状態の断面図である。
【図6B】泡吐出容器1Dのスクイズバック時のフォーマーキャップ部分の断面図である。
【図7A】泡吐出容器1Eのフォーマーキャップ部分の正立状態の断面図である。
【図7B】泡吐出容器1Eのスクイズバック時のフォーマーキャップ部分の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照しつつ、本発明を詳細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等の構成要素を表している。
【0015】
図1Aは、本発明の一実施例の泡吐出容器1Aの正立状態の断面図、図1Bは、泡吐出容器1Aを傾けて容器本体を押圧し、泡を吐出させているときの断面図、図1Cは、泡吐出容器1Aを傾けたままの状態でスクイズバックしているときの断面図、図1Dは、泡吐出容器1Aを正立状態でスクイズバックしているときの断面図である。また、図2は、図1Bのフォーマーキャップ部分の拡大図であり、図3は、図1Cのフォーマーキャップ部分の拡大図である。
【0016】
これらの図に示したように、この泡吐出容器1Aは、可撓性を有するプラスチック製の容器本体2と、容器本体の押圧変形により容器本体内の液体を泡状に吐出するフォーマーキャップ10とを備えている。ここで、容器本体2の材質としては、所謂スクイズ性(即ち、押圧性及びスクイズバック性)が良好な、ポリプロピレン(PP)、高密度ポリエチレン(HDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)等のポリオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂を単独または適宜複数種混合して用いることができる。これらの中でも、連続使用した場合でも良好なスクイズ性を得ることができる観点からPPが好ましい。
【0017】
また、容器本体2の押圧する部分(本実施形態では、胴部)の肉厚みは、良好なスクイズ性を得る観点から0.5〜1.5mmが好ましく、0.8〜1.2mmがより好ましい。
【0018】
容器本体2内には内容器3が取り付けられ、内容器3の口部が、後述するフォーマーキャップ10の空気流入孔14に接続されている。空気流入孔14に内容器3を接続することにより、後述するように管4を接続する場合(図4A,図4B)に比して、容器本体2内で液体Aが泡だった状態でも、空気流入孔14に空気を確実に供給することができる点で好ましい。
【0019】
内容器3としては、容器本体2の押圧変形により内容器3も押圧変形する可撓性のプラスチック袋を使用する。例えば、内容器3の材質としては良好なスクイズ性を得る観点から、PP、LDPE、MDPE、HDPEを単独または適宜複数種混合して用いることができる。容器本体と内容器の間に充填される液体の粘度が高い場合には、HDPEを用いることが好ましい。これにより、液体の粘度が高くても、押圧により容易に泡を吐出させることができ、かつ良好な泡を得ることができる。
【0020】
また、内容器3の押圧する部分(本実施形態では、胴部)の肉厚みは、良好なスクイズ性を得る観点から、0.1〜0.5mmが好ましく、0.1〜0.3mmがより好ましく、0.2〜0.3mmがさらに好ましい。
【0021】
容器本体2の内壁と内容器3との間の液室には、起泡性の液体Aが充填収容されている。
【0022】
フォーマーキャップ10は、容器本体2の口部に螺合等により着脱自在に取り付けられ、容器本体2内の液体Aと空気Bから泡Cを生成し、吐出させるものであり、そのハウジング内に気液混合室11を有する。気液混合室11には、容器本体2と内容器3との間にある液体Aを気液混合室11に流入させる液体流入孔12と、内容器3内の空気Bを気液混合室11に流入させる空気流入孔14が設けられ、液体流入孔12には逆止弁13とが設けられている。この逆止弁13としては、例えば、ポリオレフィン樹脂等の合成樹脂製の薄い板状の弁を使用することができる。
【0023】
フォーマーキャップ10において、気液混合室11の下流にはノズル15が形成され、ノズル15内に泡均質化手段20が遊挿されている。気液混合室11には、突片17が起立し、図1Aに示すように泡吐出容器1Aが正立状態であると、泡均質化手段20は突片17に載った状態となる。
【0024】
ノズル15の内壁には、ノズル15の軸方向に伸びた溝16が形成され、この溝16により、ノズル15の内壁と泡均質化手段20の外周面との間に外気流入路30が形成されている。
【0025】
泡均質化手段20は、筒状のネットホルダー21の上下両端部にネット22、23を取り付けたものからなり、ノズル15内で、重力によってネットホルダー21の軸方向に移動可能となっている。そのため、ノズル15の開口端が下向きになるようにフォーマーキャップ10を傾けると、泡均質化手段20はノズル15の開口端方向に移動し、反対に、ノズル15の開口端が上向きになるようにフォーマーキャップ10を傾けると、泡均質化手段20はノズル15の基部方向に移動する。
【0026】
また、泡均質化手段20の基部にはフランジ状に凸部24が形成されており、泡均質化手段20がノズル15の開口端方向に移動してこの凸部24がノズル15の基部に掛止されると、泡均質化手段20の移動が止まり、外気流入路30が気液混合室11から遮断されるようになっている。
【0027】
泡均質化手段20の上下両端部のネット22、23は、均質なきめ細かい泡を得るため、下流側のネット23のメッシュが上流側のネット22のメッシュに比して細かくなっている。なお、液体Aの種類によっては、上下両端部のネット22、23のメッシュを同じにしてもよい。また、本発明において、泡均質化手段20としては、必ずしもネットホルダー21の上下両端部にネットを有するものに限られない。泡均質化手段20において、ネットは単層であってもよく、3層以上であってもよい。
【0028】
ノズル15の開口端の内側には、ノズル15の開口端方向に移動した泡均質化手段20の先端部と接して泡の吐出流路を形成すると共に、外気流入路30をノズル15の開口端まで延長する筒状部材25が設けられている。ノズル15の開口端の内側における筒状部材25の固定方法としては、筒状部材25の外周面とノズル15の開口端の内周面とを数箇所、リブで繋ぐ構造とすればよい。
【0029】
この泡吐出容器1Aは、次のように使用される。
図1Aのように正立していた泡吐出容器1Aの容器本体2を持ち、図1Bに示すようにノズル15の開口端が下向きになるように泡吐出容器1Aを傾け、容器本体2の胴部を押圧する。この泡吐出容器1Aの傾けにより、突片17に載っていた泡均質化手段20がノズル15の開口端方向に移動し、泡均質化手段20の基部にある凸部24が外気流入路30を気液混合室11から遮断すると共に、泡均質化手段20の先端部が筒状部材25と接し、筒状部材25の内側に泡の吐出流路が形成され、筒状部材25の外側に外気流入路30が形成される。また、容器本体2の押圧により、図2に示すように、容器本体2が押しつぶされて容器本体2から液体Aが液体流入孔12を通して気液混合室11に流入する。さらに、容器本体2の押圧により内容器3も押しつぶされ、内容器3内の空気Bが空気流入孔14を通して気液混合室11に流入し、気液混合室11で泡が生成される。生成された泡は、泡均質化手段20の2層のネット22、23を通って細かい泡となり、筒状部材25の開口端から吐出される。
【0030】
容器本体2の押圧を解除すると、図1Cのように、容器本体2と内容器3はそれぞれ押圧前の形状に復元し、内部が減圧になる。これにより図3に示すように逆止弁13が閉じ、また、泡均質化手段20も容器本体2側に引き込まれ、外気流入路30と気液混合室11とが連通する。このとき、図1Dのように泡吐出容器1Aを正立状態にすると、泡均質化手段20が突片17に当接するまで戻るので、外気流入路30と気液混合室11とがより広い流路で連通する。
【0031】
外気流入路30と気液混合室11とが連通すると、図3に示すように、外気は外気流入路30を通って内容器3に入り、内容器3内を常圧に戻す。また、外気は逆止弁13と該逆止弁13と接しているフォーマーキャップ10の壁面とのわずかな隙間を通って、容器本体2の内壁と内容器3との間の液室に入り、該液室を常圧に戻す。なお、この隙間はわずかであるため泡の逆流は防止することができる。また、係るわずかな隙間は、逆止弁13が合成樹脂で成形された薄い板状の物である場合には、逆止弁13の表面うねり等の表面精度等により必然的に生じるものである。
【0032】
外気が外気流入路30を通って内容器3に入るにあたり、ノズル15内の外気流入路30は、筒状部材25によって泡の吐出流路と仕切られているので、ノズル15内において泡均質化手段20の先端面から下流に溜まっていた泡Cが外気流入路30に引き込まれることが抑制される。したがって、泡均質化手段20から吐出された泡Cが外気流入路30に引き込まれてスクイズバックし難くなるという問題が解消され、スクイズバッグ後に吐出させる泡の質も安定化させることができる。
【0033】
以降、同様にして、ノズル15の開口端を下向きにして容器本体2の胴部を押圧することによる泡の吐出と、押圧の解除によるスクイズバックとを繰り返すことができる。
【0034】
本発明は、種々の態様をとることができる。例えば、図4Aに示す泡吐出容器1Bのように、上述の泡吐出容器1Aにおいて、内容器3に代えて、容器本体2の底部近傍まで伸びた管4を気液混合室11の空気流入孔14に接続してもよい。この場合には、図4Bに示すように、容器本体2の押圧時に、容器本体2内の空気Bが管4を通して気液混合室11に流入し、この空気Bと、液体流入孔12を通して気液混合室11に流入した液体Aとで泡Cが生成する。
【0035】
図5Aに示す泡吐出容器1Cは、上述の泡吐出容器1Aにおいて、筒状部材25がノズル15の開口端15aから突出するようにしたものである。これにより、図5Bに示すように、スクイズバック時に、ノズル15内において泡均質化手段20の先端面から下流に溜まっていた泡Cを外気流入路30からより確実に仕切ることができるので、外気流入路30に泡Cが引き込まれることを、より確実に防止することができる。
【0036】
図6Aに示す泡吐出容器1Dは、上述の泡吐出容器1Aにおいて、ノズル15の周壁の筒状部材25と対向する部分に空気取り入れ孔26を形成したものである。この泡吐出容器1Dによれば、図6Bに示すように、スクイズバック時に空気取り入れ孔26を通しても外気流入路30に空気が取り入れられるので、外気流入路30に泡Cが引き込まれることを、より確実に防止することができる。
【0037】
図7Aに示す泡吐出容器1Eは、上述の泡吐出容器1Aにおいて筒状部材25を省略し、ノズル15を短く形成することにより、泡均質化手段20の先端部をノズル15の開口端15aから突出させたものである。この泡吐出容器1Eによれば、図7Bに示すように、スクイズバック時に、泡均質化手段20の先端部から下流に溜まっていた泡Cを外気流入路30の開口端30aとを離すことができるので、外気流入路30に泡Cが引き込まれることを、より確実に防止することができる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明の泡吐出容器は、各種洗浄剤、化粧料等を泡状に吐出させるスクイズ容器として有用である。
【符号の説明】
【0039】
1A、1B、1C、1D、1E 泡吐出容器
2 容器本体
3 内容器
4 管
10 フォーマーキャップ
11 気液混合室
12 液体流入孔
13 逆止弁
14 空気流入孔
15 ノズル
15a ノズルの開口端
16 溝
17 突片
20 泡均質化手段
21 ネットホルダー
22 上流側のネット
23 下流側のネット
24 凸部
25 筒状部材
26 空気取り入れ孔
30 外気流入路
A 液体
B 空気
C 泡
【特許請求の範囲】
【請求項1】
可撓性を有する容器本体と、容器本体の押圧変形により容器本体内の液体を泡状に吐出するフォーマーキャップとを備えた泡吐出容器であって、
フォーマーキャップが、気液混合室、気液混合室に容器本体内の液体を流入させる液体流入孔、気液混合室に容器本体内の空気を流入させる空気流入孔、筒状のネットホルダーにネットを備えた泡均質化手段、ノズル、及び泡均質化手段の外周面とノズルとの間を通る外気流入路を有し、
泡均質化手段は、ネットホルダーの軸方向に移動可能にノズルに挿入され、ノズルの開口端方向に移動することにより、外気流入路を気液混合室から遮断する凸部を有し、
外気流入路は、気液混合室よりも下流で泡吐出流路と別経路に形成されている泡吐出容器。
【請求項2】
筒状のネットホルダーの上下両端部にネットが備えられている請求項1記載の泡吐出容器。
【請求項3】
ノズルの開口端の内側に、ノズルの開口端方向に移動した泡均質化手段の先端部と接して泡の吐出流路を形成すると共に、外気流入路をノズルの開口端まで延長する筒状部材が設けられている請求項1又は2記載の泡吐出容器。
【請求項4】
前記筒状部材の先端部がノズルの開口端から突出している請求項3記載の泡吐出容器。
【請求項5】
ノズルの周壁の前記筒状部材と対向する部分に空気取り入れ孔が形成されている請求項3記載の泡吐出容器。
【請求項6】
泡均質化手段の先端部が、ノズルの開口端から突出している請求項1又は2記載の泡吐出容器。
【請求項7】
内容器が容器本体内に設けられ、空気流入孔に接続されている請求項1〜6のいずれかに記載の泡吐出容器。
【請求項1】
可撓性を有する容器本体と、容器本体の押圧変形により容器本体内の液体を泡状に吐出するフォーマーキャップとを備えた泡吐出容器であって、
フォーマーキャップが、気液混合室、気液混合室に容器本体内の液体を流入させる液体流入孔、気液混合室に容器本体内の空気を流入させる空気流入孔、筒状のネットホルダーにネットを備えた泡均質化手段、ノズル、及び泡均質化手段の外周面とノズルとの間を通る外気流入路を有し、
泡均質化手段は、ネットホルダーの軸方向に移動可能にノズルに挿入され、ノズルの開口端方向に移動することにより、外気流入路を気液混合室から遮断する凸部を有し、
外気流入路は、気液混合室よりも下流で泡吐出流路と別経路に形成されている泡吐出容器。
【請求項2】
筒状のネットホルダーの上下両端部にネットが備えられている請求項1記載の泡吐出容器。
【請求項3】
ノズルの開口端の内側に、ノズルの開口端方向に移動した泡均質化手段の先端部と接して泡の吐出流路を形成すると共に、外気流入路をノズルの開口端まで延長する筒状部材が設けられている請求項1又は2記載の泡吐出容器。
【請求項4】
前記筒状部材の先端部がノズルの開口端から突出している請求項3記載の泡吐出容器。
【請求項5】
ノズルの周壁の前記筒状部材と対向する部分に空気取り入れ孔が形成されている請求項3記載の泡吐出容器。
【請求項6】
泡均質化手段の先端部が、ノズルの開口端から突出している請求項1又は2記載の泡吐出容器。
【請求項7】
内容器が容器本体内に設けられ、空気流入孔に接続されている請求項1〜6のいずれかに記載の泡吐出容器。
【図1A】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【図1B】
【図1C】
【図1D】
【図2】
【図3】
【図4A】
【図4B】
【図5A】
【図5B】
【図6A】
【図6B】
【図7A】
【図7B】
【公開番号】特開2011−84320(P2011−84320A)
【公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−239680(P2009−239680)
【出願日】平成21年10月16日(2009.10.16)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【出願人】(000208455)大和製罐株式会社 (309)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年4月28日(2011.4.28)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年10月16日(2009.10.16)
【出願人】(000000918)花王株式会社 (8,290)
【出願人】(000208455)大和製罐株式会社 (309)
【Fターム(参考)】
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