説明

泥棒を捕まえることができる電気コード巻き

【課題】泥棒の体に電気コードをぐるぐると巻きつけると、泥棒が捕まっているように見える泥棒を捕まえることができる電気コード巻きを提供する。
【解決手段】泥棒が正座2をしてすわっている姿をしている体1を設け、その泥棒の体1に電気コード5を出し入れし、通すことが可能な大きさの穴3と穴4を対角線上に設け、その穴3と穴4に電気コード5を通して、泥棒の体1にぐるぐると巻きつけると、泥棒が捕まっているように見えることを特徴とする泥棒を捕まえることができる電気コード巻き。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、泥棒が正座をしてすわっている姿をしている体を設ける。
その泥棒の体に電気コードを出し入れし、通すことが可能な大きさの穴を対角線上に2個設ける。
その穴に電気コードを通して、泥棒の体にぐるぐると巻きつけると、泥棒が捕まっているように見える泥棒を捕まえることができる電気コード巻きに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、長さの長い電気コードを巻くときには、長い電気コードを短い長さに幾重にも折りたたんで一束ねにして、その短い一束ねにした電気コードの真ん中にあたる部分を針金やひもやプラスチックのひものようなものでひとくくりにして巻いていた。
そこで、長い電気コードを短く、ひとまとめにして、きれいに整理整とんすることが可能な技術が提案されている。(たとえば、特許文献1、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6参照)
【先行技術文献】
【0003】
【特許文献1】特許公開2003−209915号公報
【特許文献2】特許公開2008−290788号公報
【特許文献3】特許公開2002−124782号公報
【特許文献4】特許公開2003−285979号公報
【特許文献5】登録実用新案第3060940号公報
【特許文献6】登録実用新案第3057939号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのために次のような問題点がある。
(イ) 私たちの生活には、テレビなどの電化製品を欠かすことができず、あらゆる電化製品に接続されている電気コードを長さの長いまま放置しておくことは日常生活のじゃまになるとして、従来の電気コードを巻いて短くする方法では、電気コードを巻く機能しか持たず、電気コードを巻いた後、無味乾燥の感情が残るだけであり、精神的なときめきや喜びのような感情が得られない。
(ロ) 先行の技術で電気コードを巻く方法では、誰でもがすぐに思いつくような簡単な発明や考案であり、ひねりがなくありふれていて面白味に欠け、暮らしの中にも、心が明るく浮き浮きするようなうるおい感が持てない。
(ハ) 現代はストレス社会といわれている。そのストレスを解消するために何かの電化製品を買い求め、それを使用して、イライラするようなストレスを解消するとき、先行の技術で電気コードを巻く方法では、長い電気コードを短くして一束ねにしたいと思いながらも、やっかいで面倒な電気コードを巻いてゆく作業自体に、かえってストレスを感じて、余計にイライラ感がつのったりして、腹立たしさを覚えてしまい、長い電気コードに八つ当たりをしてしまう。
(ニ) 先行の技術で電気コードを巻く方法では、精神的な付加価値が何も生まれてこない。つまり、暮らしの中に、楽しさや笑いといったユーモアや、人間の心を平安にし、穏やかにしてくれるような癒しが与えられず、心が物足りなさを感じてしまう。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、泥棒が正座(2)をしてすわっている姿をしている体(1)を設ける。
その泥棒の体(1)に電気コード(5)を出し入れし、通すことが可能な大きさの穴(3)と穴(4)を対角線上に2個設ける。
その穴(3)と穴(4)に電気コード(5)を通して、泥棒の体(1)にぐるぐると巻きつけると、その電気コード(5)が、まるでロープやなわ、ひもやくさりなどに見たてることができるので、その姿は、まるで泥棒が捕まっているように見えるのである。
以上のような構造を持つ泥棒を捕まえることができる電気コード巻き。
【発明の効果】
【0006】
(イ) 長さの長い電気コードを、まるでロープやなわ、ひもやくさりに見たてて、泥棒の体にぐるぐると巻きつけると、その姿は、まるで泥棒が捕まっているように見えるので、その姿を見ていると、くすくすと笑いがこぼれてきて、単調で平凡になりがちな暮らしの中に、楽しい気分やユーモアを味わうことができたり、一服の清涼剤を味わうような気分に浸ることができて、潤いをもたらしてくれる。
(ロ) 電化製品は、多くの場合、電気コードが長いので、本発明品を使用すると、電気コードが一束ねに、コンパクトに短くまとめられて、すっきりと整理整とんできるという機能を有すると同時に、上記(イ)にあるような心が豊かになれるユーモアを感じることができて、その辺に散らかっていたように見えていた電気コードがすっきりとまとまって調和を保つので、部屋に置かれている電化製品が幸福感をかもし出しているように感じることができるので、一石二鳥の効果を得られる。
(ハ) 室内の床やたたみの上に電化製品の電気コードが、そのままの長いままの状態で放置されていると、幼児や高齢者がいる家庭では、幼児が歩いたり、走ったり、高齢者が歩いたりしたとき、電気コードに足をひっかけてころんだりして負傷をする危険がある。
しかし、本発明品を使用すると、長い電気コードが泥棒の体にぐるぐると巻きつけられて短く一束ねになるので安全になる。
(ニ) 長い電気コードが泥棒の体にぐるぐると巻きつけられて、短く一束ねにすっきりとまとまるので、電気コードが室内でじゃまにならず、泥棒の体がきちんと正座をしているので、本発明品を床やたたみや棚の上に置くとき、泥棒が正座をした姿で置くことになるので、本発明品は、前後左右にぐらぐらと揺れ動くことはなく、安定して置くことができる。
(ホ) 泥棒の体に電気コードをぐるぐると巻きつけて、泥棒の体と電気コードを一体にして、一つの商品として販売する方法ができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】 本発明の前部を示した斜視図である。
【図2】 本発明の後部を示した斜視図である。
【図3】 本発明の使用状態を示した斜視図である。
【図4】 本発明の使用状態を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の形態について説明する。
泥棒が正座(2)をしてすわっている姿をしている体(1)を設ける。
その泥棒の体(1)に電気コード(5)を出し入れし、通すことが可能な大きさの穴(3)と穴(4)を対角線上に2個設ける。
その穴(3)と穴(4)に電気コード(5)を通して、泥棒の体(1)にぐるぐると巻きつけると、その電気コード(5)が、まるでロープやなわ、ひもやくさりなどに見たてることができるので、その姿は、まるで泥棒が捕まっているように見えるのである。その姿、格好を見ていると、くすくすと笑いがこぼれてユーモアを感じることができる。
さらに、たとえば、電気スタンド(6)の電気コード(5)を泥棒の体(1)にぐるぐると巻きつけると、電気スタンド(6)の電気コード(5)が短くすっきりと整理整とんができて、机などに安定して置くことができる。
電気コード(5)をだらだらと長いままにして放置しておくより、見た目にもきちんと片付いて、部屋が落ち着いて散らかることなくきれいになる。
そして、泥棒の姿、格好を見ていると、くすくすと笑いがこぼれてユーモアを感じることができて、生活に潤いをもたらしてくれる。
【符号の説明】
【0009】
1 泥棒の体
2 泥棒が正座をしている足
3 電気コードを出し入れし、通すことができる穴
4 電気コードを出し入れし、通すことができる穴
5 電気コード
6 電気スタンド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
泥棒が正座(2)をしてすわっている姿をしている体(1)を設け、その泥棒の体(1)に電気コード(5)を出し入れし、通すことが可能な大きさの穴(3)と穴(4)を対角線上に設け、その穴(3)と穴(4)に電気コード(5)を通して、泥棒の体(1)にぐるぐると巻きつけると、泥棒が捕まっているように見えることを特徴とする泥棒を捕まえることができる電気コード巻き。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−51727(P2012−51727A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−230982(P2010−230982)
【出願日】平成22年9月1日(2010.9.1)
【出願人】(509278243)
【Fターム(参考)】