説明

流体循環乾燥箱体

【課題】 ノズル装置のノズル噴射工程を設置できる流体循環乾燥箱体であって、断熱壁面として空気層と流体循環流通層を組み合わせて断熱効果を高め、温度制御ができる流体循環乾燥箱体の提供を目的とする。
【解決手段】 常温流体と、熱流体と、低温流体と、窒素等の何れかの流体を用いる金属材料で構成した直方体や立方体は2分割して開閉できる流体循環乾燥箱体である。流体循環乾燥箱体100は、上側となる流体循環乾燥箱体90と、下側となる流体循環乾燥箱体91とを設けた。流体循環乾燥箱体90、91の内部温度が外部に及ぼす影響を抑制するために壁面は外部から内部に向かって第1空気層80、81と、流体循環流通層70、71と、第2空気層60、61との3重構造として設けた。流体循環流通層70、71は流体循環乾燥箱体100の外部からも流体を取入れできる細い溝72、73を設け、流体循環流通層70、71は、定めたいずれかの流体を循環排気する構成である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウエブ等を乾燥するノズル噴射工程等を設置できる流体循環乾燥箱体であって流体循環乾燥箱体の壁面内部温度が高温となる。流体循環乾燥箱体設置場所の周辺に高温の影響を及ぼすことのない流体循環乾燥箱体である。流体循環乾燥箱体に使用する気体は、常温流体と、熱流体と、低温流体と、窒素等の何れかの流体を使用する流体循環乾燥箱体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来型乾燥装置の一例である。発明の名称:紙ウエブ等のコーディングの乾燥方法及び装置に記載されている。代表図によると乾燥装置全体は箱構体で囲まれ、箱構体4隅の上方と下方に吹出しと、排気ダクトがある。4隅のダクトは乾燥に大きく貢献する重要機構であるがダクトの乾燥装置に占める割合は、1/2以上と大きい(特許文献1を参照)。
箱構体の4隅のダクトより給気排気される。4隅のダクトは乾燥に大きく貢献する重要機構である。乾燥装置の占めるダクトの割合は大きく1/2以上を占有している。乾燥装置の箱構体の中で給気される吹き出し温度は25℃〜450℃の高温である。箱構体の熱対策構造については記載がない。
【0003】
また、発明の名称:乾燥炉の炉体構造では、炉内の熱が炉外に伝導されるのを極力防止して断熱性を高くし、断熱材層と空気層との2重構造とにより保温性を高めて熱効率を上げ、炉付近での作業の安全性を確保する。燃料費を軽減する。(特許文献2を参照)。
金属製被覆板を波形SL形鋼として断熱材料をグラス・ウール又はロック・ウールを包み断熱材としている。
【0004】
また、発明の名称:不定形耐火乾燥炉の炉壁構造では、乾燥炉の炉壁は、ステンレス板からなる内壁と、内壁の外側に断熱層を介してもうけられた外壁を有し、断熱層と外壁には空間部が形成されている。断熱層は積層されたファイバーからなる。空気層は空気を吹き込む吹き込み口と、吹き込まれた空気の排気口を取り付けている。(特許文献3を参照)。
炉壁はステンレス板として積層されたファイバーを断熱材料として包んでいる。断熱材層と空気層との2重構造である。
【0005】
【特許参考文献1】
特許平10−202175号
【特許参考文献2】
特許平8−178531号
【特許参考文献3】
特許平2003−139470号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記記載の従来の乾燥装置や乾燥箱体において、乾燥装置や乾燥箱体の直方体や立方体の外形が5メートルを超えることは珍しくない。乾燥装置や乾燥箱体の内部は乾燥対象物の多様化によって高温で450℃となっている場合もある。乾燥装置及び乾燥箱体の発熱が周辺に影響を及ぼすことが有ってはならない。従来の断熱材層と空気層との2重構造で対応するのであれば断熱材の幅が厚くなる。乾燥装置及び乾燥箱体の壁面の幅を厚くすることなく乾燥箱体の外形を大きくすることなくノズル噴射工程を長くしたノズル装置を設置できる乾燥装置や乾燥箱体を必要とした。乾燥装置や乾燥箱体内部の温度を高温と低温と自在に制御できるように空気層と流体循環流通層を組み合わせて断熱効果を高め、酸化防止の窒素ガスパージ等も行える乾燥装置や乾燥箱体を必要とした。また、乾燥装置や乾燥箱体の断熱材料はグラス・ウール又はロック・ウールを使用することなく廃棄処分の際高額処分費用を発生しない一般的なSUS材を使用する。乾燥装置や乾燥箱体は以下:流体循環乾燥箱体と称する。
【0007】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、流体循環乾燥箱体において、流体循環乾燥箱体の構造は1、流体循環乾燥箱体の内部の流体温度が180℃迄と、2、流体循環乾燥箱体の内部の流体温度が450℃迄とした。流体循環乾燥箱体で取り扱う流体は、常温流体と、熱流体と、低温流体と、窒素ガスパージを行う際に用いる窒素ガス等である。流体循環乾燥箱体は直方体や立方体の外形を想定しているが他の形状であってもよい。
【0008】
1、内部温度が180℃迄の流体循環乾燥箱体の構成は、流体循環乾燥箱体の内部の高温が外周に及ぼす影響を抑制する直方体や立方体の壁面の耐熱層構造は、外部から内部に向かって第1空気層と、流体循環流通層と、第3空気層との3重構造とする。定めた常温流体と、熱流体と、低温流体と、窒素等のいずれかの流体を流体循環乾燥箱体の内部全体の壁面を循環できる流体循環流通層を設け流体量と流体温度を制御して流体循環乾燥箱体の温度制御を行う。流体循環乾燥箱体の壁面はすべて金属製であって、第1の耐熱層として両端が封止された第1空気層を設ける。第2の耐熱層として第1空気層の内側壁に沿って流体が循環できる流体循環流通層を設ける。流体循環流通層は流体循環乾燥箱体の外部からも流体を取入れできるように第1空気層を貫通した細い溝を設ける。流体循環流通層の流体の循環と排気と、流体循環乾燥箱体のノズル装置等を設置する内部の流体を排気をする排気ダクトを設ける。第3の耐熱層として、流体循環流通層の壁面に沿って両端が封止された第3空気層を設ける。第3空気層の壁面は流体循環乾燥箱体の内部となる。内部に設けるノズル装置等へ給気する給気ダクトは、第1空気層と、流体循環流通層と、第3空気層とを貫通して設ける。長尺物やウエブを流入させて乾燥させ流出させる流入口と、流出口とを第1空気層と、流体循環流通層と、第3空気層とを貫通させて設ける。流体循環乾燥箱体のメンテナンスが容易に行えるように上下に分割して開閉できる構成の流体循環乾燥箱体を得るにある。
【0009】
2、内部温度が流体で450℃迄の流体循環乾燥箱体は、流体循環乾燥箱体の内部の高温が外周に及ぼす影響を抑制する直方体や立方体の壁面の耐熱構造は、外部から内部に向かって第1空気層と、流体循環流通層と、流体給排気層との3重構造とする。定めた常温流体と、熱流体と、低温流体と、窒素等いずれかの流体を流体循環乾燥箱体の内部全体の壁面を循環できる流体循環流通層を設け流体量と流体温度を制御して流体循環乾燥箱体の温度制御を行う。流体循環乾燥箱体の壁面はすべて金属製であって、第1の耐熱層として両端が封止された第1空気層を設ける。第2の耐熱層として第1空気層の内側壁に沿って流体が循環できる流体循環流通層を設ける。流体循環流通層に流体を給気する流体循環給気ダクトと、給気した流体を排気する流体循環排気ダクトを設ける。第3の耐熱層として流体循環流通層の壁面に沿って流体給排気層を設ける。流体給排気層は流体パージと排気を行う複数の微小貫通孔を設ける。内部のノズル装置等への給気と排気と、流体給排気層への給気と排気をする給気ダクトと排気ダクトを設ける。長尺物やウエブを流入させて乾燥させ流出させる流入口と、流出口を第1空気層と、流体循環流通層と、給排気層とを貫通させて設ける。流入口と、流出口は流体給排気層から給気した流体の流体カーテンができる微小孔を設ける。流体循環乾燥箱体のメンテナンスが容易に行えるように上下に分割して開閉できる構成の流体循環乾燥箱体を得るにある。
【0010】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明は、常温流体と、熱流体と、低温流体と、窒素等の何れかの流体を用いる金属材料で構成した直方体や立方体は2分割して開閉できる流体循環乾燥箱体であって、流体循環乾燥箱体100は、上側となる流体循環乾燥箱体90と、下側となる流体循環乾燥箱体91とを設けた。流体循環乾燥箱体90、91の内部温度が外部に及ぼす影響を抑制するために直方体や立方体の壁面の耐熱層として外部から内部に向かって第1空気層80、81と、流体循環流通層70、71と、第3空気層60、61との3重構造として設けた。流体循環乾燥箱体90、91の外部壁面は、第1番目の耐熱層として両端を封止した第1空気層80、81を設けた。第2番目の耐熱層として第1空気層80、81の内側壁面に沿って定めた常温流体と、熱流体と、低温流体と窒素等の何れかの流体が循環できる流体循環流通層70、71を設けた。流体循環流通層70、71は流体循環乾燥箱体100の外部からも流体を取入れできるように第1空気層80、81を貫通した細い溝72、73を設けた。第3番目の耐熱層として流体循環流通層70、71の壁面全体に沿って両端が封止された第3空気層60、61を設けた。第3空気層60、61の壁面は流体循環乾燥箱体の内部50となる。流体循環乾燥箱体100の内部50の流体の排気と、流体循環流通層70、71の流体の循環と排気とをする排気ダクト74、75を設けた。内部50に給気する給気ダクト52、53は、第1空気層80、81と、流体循環流通層70、71と、第3空気層60、61とを貫通して設けた。長尺物やウエブを流入させて乾燥させ流出する流入口94と、流出口95を第1空気層81と、流体循環流通層76と、第3空気層61とを貫通して設けた。流体循環乾燥箱体100の開閉と密閉が容易に行えるように流体循環乾燥箱体90、91に蝶番92と、シリンダー93を設けた。流体循環乾燥箱体90、91の密着固定面にシリコンメガネパッキン100aを設けた構成の流体循環乾燥箱体である。
【0012】
また、請求2記載の発明では、請求項1記載の流体循環乾燥箱体であって、常温流体と、熱流体と、低温流体と窒素等の何れかの流体を用いる金属材料で構成した直方体や立方体は2分割して開閉できる流体循環乾燥箱体であって、流体循環乾燥箱体200は、上側となる流体循環乾燥箱体96と、下側となる流体循環乾燥箱体97とを設けた。流体循環乾燥箱体96、97の内部の温度が外部に及ぼす影響を抑制するために直方体や立方体の壁面の耐熱層として外部から内部に向かって第1空気層85、86と、流体循環流通層75a、76と、流体給排気層65、66との3重構造として設けた。流体循環乾燥箱体96、97の外部壁面は、第1番目の耐熱層として両端を封止した第1空気層85、86を設けた。第2番目の耐熱層として第1空気層85、86の内側壁面に沿って定めた常温流体と、熱流体と、低温流体と窒素等の何れかの流体が循環できる流体循環流通層75a、76を設けた。流体循環流通層75a、76へ流体を給気する流体循環給気ダクト77と、給気した流体を排気する流体循環排気ダクト78を設けた。第3番目の耐熱層として流体循環流通層75a、76の壁面に沿って流体給排気のできる流体給排気層65、66を設けた。流体給排気層65、66の壁面は給気した流体の流体パージと排気ができる複数の微小貫通孔55aを設けた。複数の微小貫通孔55aを設けた流体給排気層65、66の壁面は流体循環乾燥箱体200の内部55となる。内部55と、流体給排気層65、66に給気する給気ダクト67と、内部S5と、流体給排気層65、66から排気をする排気ダクト68を第1空気層85、86と、流体循環流通層75a、76を貫通して設けた。長尺物やウエブを流入させて乾燥させ流出させる流入口94aと、流出口95aを第1空気層86と、流体循環流通層76と、流体給排気層66とを貫通させて設けた。流入口94aと、流出口95aに流体の流体カーテンが行える微小孔66cを設けた。流体循環乾燥箱体200の開閉と密閉が容易に行えるように流体循環乾燥箱体96、97に蝶番92と、シリンダー93を設けた。上側となる流体循環乾燥箱体96と密着する下側となる流体循環乾燥箱体97の嵌合固定面に流体が流通できる貫通孔69、79を設けた構成からなる流体循環乾燥箱体である。
【発明の効果】
【0013】
以下の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0014】
請求項1記載の発明では、本発明は、本発明は、常温流体と、熱流体と、低温流体と、窒素等の何れかの流体を用いる金属材料で構成した直方体や立方体は2分割して開閉できる流体循環乾燥箱体であって、流体循環乾燥箱体100は、上側となる流体循環乾燥箱体90と、下側となる流体循環乾燥箱体91とを設けた。流体循環乾燥箱体90、91の内部温度が外部に及ぼす影響を抑制するために直方体や立方体の壁面の耐熱層として外部から内部に向かって第1空気層80、81と、流体循環流通層70、71と、第3空気層60、61との3重構造として設けた。流体循環乾燥箱体90、91の外部壁面は、第1番目の耐熱層として両端を封止した第1空気層80、81を設けた。第2番目の耐熱層として第1空気層80、81の内側壁面に沿って定めた常温流体と、熱流体と、低温流体と窒素等の何れかの流体が循環できる流体循環流通層70、71を設けた。流体循環流通層70、71は流体循環乾燥箱体100の外部からも流体を取入れできるように第1空気層70、71を貫通した細い溝72、73を設けた。第3番目の耐熱層として流体循環流通層70、71の壁面全体に沿って両端が封止された第3空気層60、61を設けた。第3空気層60、61の壁面は流体循環乾燥箱体の内部50となる。流体循環乾燥箱体100の内部50の流体の排気と、流体循環流通層70、71の流体の循環と排気とをする排気ダクト74、75を設けた。内部50に給気する給気ダクト52、53は、第1空気層80、81と、流体循環流通層70、71と、第3空気層60、61とを貫通して設けた。長尺物やウエブを流入させて乾燥させ流出する流入口94と、流出口95を第1空気層81と、流体循環流通層76と、第3空気層61とを貫通して設けた。流体循環乾燥箱体100の開閉と密閉が容易に行えるように流体循環乾燥箱体90、91に蝶番92と、シリンダー93を設けた。流体循環乾燥箱体90、91の密着固定面にシリコンメガネパッキン100aを設けた構成の流体循環乾燥箱体であるので、定めた常温流体と、熱流体と、低温流体と窒素等の何れかの流体が循環できる流体循環流通層70、71の効果は素晴らしく流体の流通量を調節することで流体循環乾燥箱体の温度制御ができるので、流体循環乾燥箱体を小型に制作することができる。。断熱材料はグラス・ウール又はロック・ウールを使用しないので流体循環乾燥箱体を廃棄処分の際高額処分費用を発生しない。流体循環乾燥箱体を構成する材料は一般的なSUS材であるので制作費用も低減できる。乾燥性能に影響するダクト等の清掃も蓋を開け充分行える。流体循環乾燥箱体を小型化できるので設置場所の削減と製造原価の低減は顕著である。
【0015】
また、請求2記載の発明では、請求項1記載の流体循環乾燥箱体であって、常温流体と、熱流体と、低温流体と窒素等の何れかの流体を用いる金属材料で構成した直方体や立方体は2分割して開閉できる流体循環乾燥箱体であって、流体循環乾燥箱体200は、上側となる流体循環乾燥箱体96と、下側となる流体循環乾燥箱体97とを設けた。
流体循環乾燥箱体96、97の内部の温度が外部に及ぼす影響を抑制するために直方体や立方体の壁面の耐熱層として外部から内部に向かって第1空気層85、86と、流体循環流通層75a、76と、流体給排気層65、66との3重構造として設けた。流体循環乾燥箱体96、97の外部壁面は、第1番目の耐熱層として両端を封止した第1空気層85、86を設けた。第2番目の耐熱層として第1空気層85、86の内側壁面に沿って定めた常温流体と、熱流体と、低温流体と窒素等の何れかの流体が循環できる流体循環流通層75a、76を設けた。流体循環流通層75a、76へ流体を給気する流体循環給気ダクト77と、給気した流体を排気する流体循環排気ダクト78を設けた。第3番目の耐熱層として流体循環流通層75a、76の壁面に沿って流体給排気のできる流体給排気層65、66を設けた。流体給排気層65、66の壁面は給気した流体の流体パージと排気ができる複数の微小貫通孔55aを設けた。複数の微小貫通孔55aを設けた流体給排気層65、66の壁面は流体循環乾燥箱体200の内部55、となる。内部55と、流体給排気層65、66に給気する給気ダクト67と、内部55と、流体給排気層65、66から排気をする排気ダクト68を第1空気層85、86と、流体循環流通層75a、76を貫通して設けた。長尺物やウエブを流入させて乾燥させ流出させる流入口69と、流出口69aを第1空気層86と、流体循環流通層76と、流体給排気層66とを貫通させて設けた。流入口69と、流出口69aに流体の流体カーテンが行える微小孔66cを設けた。流体循環乾燥箱体200の開閉と密閉が容易に行えるように流体循環乾燥箱体96、97に蝶番92と、シリンダー93を設けた。上側となる流体循環乾燥箱体96と密着する下側となる流体循環乾燥箱体97の固定面に流体が流通できる貫通孔69、79を設けた構成からなる流体循環乾燥箱体であるので、定めた常温流体と、熱流体と、低温流体と窒素等の何れかの流体が循環できる流体循環流通層の効果は素晴らしく流体の流通量を調節することで流体循環乾燥箱体の温度制御ができるので高温と低温に追従できる優れものである。酸化を防止する窒素ガスパージも行える。そのための出入口に流体カーテンが行える。流体温度を制御できるので流体循環乾燥箱体を小型に制作することができる。。断熱材料はグラス・ウール又はロック・ウールを使用しないので流体循環乾燥箱体を廃棄処分の際高額処分費用を発生しない。流体循環乾燥箱体を構成する材料は一般的なSUS材であるので制作費用も低減できる。乾燥性能に影響するダクト等の清掃も蓋を開け充分行える。流体循環乾燥箱体を小型化できるので設置場所の削減と製造原価の低減は顕著である。3重構造以上であってもよい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、図面に示す実施するための最良の形態により、本発明を詳細に説明する。
【実施例1】
【0017】
図1ないし図11に示す本発明の第1の実施するための最良の第1の形態において、図1は、本発明の流体循環乾燥箱体の斜視図を示した図である。
常温流体と、熱流体と、低温流体と窒素等の何れかの流体を用いる金属材料で構成した直方体や立方体の内部にノズル噴射工程を長くしたノズル装置を設置できて、開閉してメンテナンスできる流体循環乾燥箱体であって、流体循環乾燥箱体100は、上側となる流体循環乾燥箱体90と、下側となる流体循環乾燥箱体91とに蝶番92と、裏面にシリンダー93を固定して設けた。流体循環乾燥箱体90、91の内部の温度が外部に及ぼす影響を抑制するために直方体や立方体の壁面の耐熱層の構成は外部から内部に向けて第1空気層80、81と、流体循環流通層70、71と、第3空気層60、61との3重構造として設けた。流体循環乾燥箱体90、91の外部壁面は、第1番目の耐熱層として両端を封止した第1空気層80、81を設けた。流体循環乾燥箱体90、91の内部50に流体を給気する給気ダクト52、53は、第1空気層80、81と、流体循環流通層70、71と、第3空気層60、61とを貫通させて設けた。流体循環乾燥箱体100の内部50の流体の排気と、流体循環流通層70、71の流体の排気をする排気ダクト74、75を第1空気層80、81と、第3空気層60、61とを貫通させて設けた。下側となる流体循環乾燥箱体91は、長尺物やウエブを流入させて乾燥させ流出する流入口94と、流出口95は、第1空気層81と、流体循環流通層71と、第3空気層61とを貫通させて設けた。
【0018】
図2は、図1の側面図を示した図である。
図は、上記記載の流体循環乾燥箱体90、91に蝶番92を設けた裏面の側面図である。
上側となる流体循環乾燥箱体90を上方に開閉できるようにシリンダー93を流体循環乾燥箱体90、91に固着して設けた。流体循環乾燥箱体90の外部外周から流体を取入れる溝72を設けた。溝72、73は、第1空気層80、81を貫通して流体循環流通層70、71と固着して設けた。
【0019】
図3は、図1の実施の形態例のA−A線に沿う断面図である。
上側となる流体循環乾燥箱体90の内部50に流体を給気する給気ダクト52を中心に展開した平面図である。給気ダクト52は、第1空気層80と、流体循環流通層70と、第3空気層60を貫通して設けた。細い溝72は、第1空気層80を貫通して流体循環流通層70に固着して設けた。
【0020】
図4は、図1の実施の形態例のB−B線に沿う断面図である。
上側となる流体循環乾燥箱体90の内部50から流体を排気する排気ダクト74を中心に展開した平面図である。
排気ダクト74は、第1空気層80と、第3空気層60を貫通して設けた。細い溝72は、第1空気層80を貫通して流体循環流通層70に固着して設けた。
【0021】
図5は、図1の実施の形態例のC−C線に沿う断面図である。
常温流体と、熱流体と、低温流体と、窒素等の何れかの流体を用いる金属材料で構成した直方体や立方体は2分割して開閉できる流体循環乾燥箱体であって、流体循環乾燥箱体100は、上側となる流体循環乾燥箱体90と、下側となる流体循環乾燥箱体91とを設けた。流体循環乾燥箱体90、91の内部温度が外部に及ぼす影響を抑制するために直方体や立方体の壁面の耐熱層として外部から内部に向かって第1空気層80、81と、流体循環流通層70、71と、第3空気層60、61との3重構造として設けた。流体循環乾燥箱体90、91の外部壁面は、第1番目の耐熱層として両端を封止した第1空気層80、81を設けた。第2番目の耐熱層として第1空気層80、81の内側壁面に沿って定めた常温流体と、熱流体と、低温流体と窒素等の何れかの流体が循環できる流体循環流通層70、71を設けた。流体循環流通層70、71は流体循環乾燥箱体100の外部からも流体を取入れできるように第1空気層80、81を貫通した細い溝72、73を設けた。第3番目の耐熱層として流体循環流通層70、71の壁面全体に沿って両端が封止された第3空気層60、61を設けた。第3空気層60、61の壁面は流体循環乾燥箱体の内部50となる。流体循環乾燥箱体100の内部50の流体の排気と、流体循環流通層70、71の流体の排気をする排気ダクト74、75を設けた。内部50に給気する給気ダクト52、53は、第1空気層80、81と、流体循環流通層70、71と、第3空気層60、61とを貫通して設けた。長尺物やウエブを流入させて乾燥させ流出する流入口94と、流出口96を第1空気層81と、流体循環流通層71と、第3空気層61とを貫通して設けた。流体循環乾燥箱体100の開閉と密閉が容易に行えるように流体循環乾燥箱体90、91に蝶番92と、シリンダー93を設けた。流体循環乾燥箱体90、91の密着固定面にシリコンメガネパッキン100aを設けた構成の流体循環乾燥箱体である。流体循環乾燥箱体100内部50に示した点線はノズル噴射装置の模試図である。
【0022】
図6は、図1の給気ダクトの斜視図を示した図である。
流体循環乾燥箱体100の内部50に流体を給気する給気ダクト52である。給気ダクト52は、内部60に給気するダクトであって、第1空気層80と、流体循環流通層70と、第3空気層60とを貫通して内部50へ流体を給気出来るように固着して設けた。円筒形より流体が給気される。
【0023】
図7は、図6の実施の形態例のD−D線に沿う断面図を示した図である。
流体循環乾燥箱体100の内部50の流体を給気する給気ダクト52である。給気ダクト52は、内部50に給気するダクトであって、第1空気層80と、流体循環流通層70と、第3空気層60とを貫通して内部50へ流体を給気出来るように固着して設けた。
【0024】
図8は、図1の排気ダクトの斜視図を示した図である。
流体循環乾燥箱体100の内部50と、流体循環流通層70との流体を排気する排気ダクト74である。排気ダクト74は、第1空気層80と、第3空気層60を貫通して内部50と、流体循環流通層70から流体を排気できるように固着して設けた。図の直方体のメッシュの部分が流体循環流通層70より排気を行う貫通孔である。円筒形より流体が吸引排気給気される。
【0025】
図9は、図8の実施の形態例のE−E線に沿う断面図を示した図である。
流体循環乾燥箱体100の内部60と、流体循環流通層70との流体を排気する排気ダクト74の断面図である。排気ダクト74は、第1空気層80と、第3空気層60を貫通して内部50と、流体循環流通層70から流体を排気できるように固着して設けた。
内部50の流体を排気出来るように固着した図の直方体の先端部分と、メッシュの部分は流体循環流通層70より排気を行う貫通孔である。円筒形より流体が吸引排気給気される。
【0026】
図10は、流体循環乾燥箱体と排気ダクトとの一部を切り欠いだ斜視図を示した図である。
流体循環乾燥箱体100の内部50の流体の排気と、流体循環流通層70の流体の排気をする排気ダクト74を設けた。排気ダクト74は流体循環乾燥箱体100の内部50と固着したとき、流体循環流通層70と、排気ダクト74に設けたメッシュの貫通孔は流体を流通することが可能となり吸引することで内部50と、流体循環流通層70から排気ができる。
【0027】
図11は、流体循環乾燥箱体の固定面のメガネパッキンの斜視図を示した図である。
流体循環乾燥箱体90、91の密着固定面にシリコンメガネパッキン100aを設けた。シリコンメガネパッキン100aは流体循環乾燥箱体90、91を閉めるとき密着効果が高い。
【0028】
{発明を実施するための異なる形態}
【0029】
次に、図12ないし図22に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。
なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当たって、前記本発明を実施するための最良の第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【実施例2】
【0030】
図12ないし図22に示す本発明の第2の実施の形態において前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、前記記載の流体循環乾燥箱体100に設けた第1空気層80、81を貫通した細い溝72、73を設けない流体循環流通層と、第3空気層60、61の変わりに流体パージを行う流体循環層を設けた構成としたことが異なる。
流体循環乾燥箱体200の壁面として外部から内部に向かって第1空気層85、86aと、流体循環流通層75a、76と、流体給排気層65、66との3重構造として設けた。
【0031】
図12は、本発明の第2の実施の形態の流体循環乾燥箱体の斜視図を示した図である。
常温流体と、熱流体と、低温流体と窒素等の何れかの流体を用いる金属材料で構成した直方体や立方体の内部にノズル噴射工程を長くしたノズル装置を設置できて、開閉してメンテナンスできる流体循環乾燥箱体であって、流体循環乾燥箱体200は、上側となる流体循環乾燥箱体96と、下側となる流体循環乾燥箱体97とに蝶番92と、裏面にシリンダー93を固定して設けた。
流体循環乾燥箱体96、97の内部の温度が外部に及ぼす影響を抑制するために直方体や立方体の壁面となる外部から内部に向けて第1空気層85、86と、流体循環流通層75a、76と、流体給排気層65、66との3重構造として設けた。
流体循環乾燥箱体96、97の外部壁面は、第1番目の耐熱層として両端を封止した第1空気層85、86を設けた。流体循環乾燥箱体96、97の内部55と、流体給排気層65、66に流体を給気する給気ダクト67は、第1空気層85と、流体循環流通層75aを貫通して設けた。流体循環乾燥箱体200の内部55と、流体給排気層65、66の流体を排気する排気ダクト68は、第1空気層86と、流体循環流通層76を貫通して設けた。流体循環流通層75a、76の流体の給気をする流体循環給気ダクト77は、第1空気層85を貫通して固着して設けた。流体循環流通層75a、76の流体の排気をする流体循環排気ダクト78は、第1空気層86を貫通して固着して設けた。下側となる流体循環乾燥箱体97は、長尺物やウエブを流入させて乾燥させ流出する流入口94aと、流出口95aは、第1空気層86と、流体循環流通層76と、流体給排気層66とを貫通させて設けた。流入口94aと、流出口95aは、流体カーテンを設けることができる。
【0032】
図13は、図12の側面図を示した図である。
側面図は、上記記載の流体循環乾燥箱体96、97に蝶番92を固着して設けた裏面の図である。
上側となる流体循環乾燥箱体96を開閉できるようにシリンダー93を流体循環乾燥箱体96、97に固着して設けた。
【0033】
図14は、図12の実施の形態例のF−F線に沿う断面図である。
流体循環乾燥箱体96の内部55に流体を給気する給気ダクト67を中心に展開した平面図である。流体循環乾燥箱体96の内部55と、流体給排気層65に流体を給気する給気ダクト67は、第1空気層85と、流体循環流通層75aとを貫通して設けた。流体給排気層65の壁面は複数の微小貫通孔55aを設けた。流体は内部55に設けたノズル装置等に主体で給気するが内部55は微小貫通孔55aから矢印のように内部55の全体に上方から下方に向かって拡散する。
【0034】
図15は、図12の実施の形態例のG−G線に沿う断面図である。
流体循環乾燥箱体97の内部55の流体を排気する排気ダクト68を中心に展開した平面図である。流体循環乾燥箱体97の内部55と、流体給排気層66から流体を排気する排気ダクト68は、第1空気層86と、流体循環流通層76とを貫通して設けた。流体給排気層66の壁面は複数の微小貫通孔55aを設けた。流体は内部55に設けたノズル装置等から内部55に吐き出される流体を微小貫通孔55aから矢印のように排気する。
【0035】
図16は、図12の実施の形態例のH−H練に沿う断面図である。
流体循環乾燥箱体96の流体循環流通層75aへ流体を給気する流体循環給気ダクト77を中心に展開した平面図である。流体循環流通層75aへ流体を給気する流体循環給気ダクト77は、第1空気層85を貫通して設けた。流体循環給気ダクト77から給気する流体量と流体温度で流体循環乾燥箱体200の温度は制御される。流体は流体循環流通層75aを矢印にように流通して上方から流体循環流通層76に向かって流通する。
【0036】
図17は、図12の実施の形態例のK−K線に沿う断面図である。
流体循環乾燥箱体97の流体循環流通層76の流体を排気する流体循環排気ダクト78を中心に展開した平面図である。流体循環流通層75aへ流体を給気した流体は流体循環流通層76を通して流体循環排気ダクト78より矢印のように排出する。
【0037】
図18は、図12の実施の形態例のM−M線に沿う断面図である。
常温流体と、熱流体と、低温流体と窒素等の何れかの流体を用いる金属材料で構成した直方体や立方体は2分割して開閉できる流体循環乾燥箱体であって、流体循環乾燥箱体200は、上側となる流体循環乾燥箱体96と、下側となる流体循環乾燥箱体97とを設けた。流体循環乾燥箱体96、97の内部の温度が外部に及ぼす影響を抑制するために直方体や立方体の壁面の耐熱層として外部から内部に向かって第1空気層85、86と、流体循環流通層75a、76と、流体給排気層65、66との3重構造として設けた。流体循環乾燥箱体96、97の外部壁面は、第1番目の耐熱層として両端を封止した第1空気層85、86を設けた。第2番目の耐熱層として第1空気層85、86の内側壁面に沿って定めた常温流体と、熱流体と、低温流体と窒素等の何れかの流体が循環できる流体循環流通層75a、76を設けた。流体循環流通層75a、76へ流体を給気する流体循環給気ダクト77と、給気した流体を排気する流体循環排気ダクト78を設けた。第3番目の耐熱層として流体循環流通層75a、76の壁面に沿って流体給排気のできる流体給排気層65、66を設けた。流体給排気層65、66の壁面は給気した流体の流体パージと排気ができる複数の微小貫通孔55aを設けた。複数の微小貫通孔55aを設けた流体給排気層65、66の壁面は流体循環乾燥箱体200の内部55となる。内部55と、流体給排気層65、66に給気する給気ダクト67と、内部55と、流体給排気層65、66から排気をする排気ダクト68を第1空気層85、86と、流体循環流通層75a、76を貫通して設けた。長尺物やウエブを流入させて乾燥させ流出させる流入口94aと、流出口95aを第1空気層86と、流体循環流通層76と、流体給排気層66とを貫通させて設けた。流入口94aと、流出口95aに流体の流体カーテンが行える微小孔66cを設けた。流体循環乾燥箱体200の開閉と密閉が容易に行えるように流体循環乾燥箱体96、97に蝶番92と、シリンダー93を設けた。上側となる流体循環乾燥箱体96と密着する下側となる流体循環乾燥箱体97の嵌合固定面に流体が流通できる貫通孔69、79を設けた構成からなる流体循環乾燥箱体である。
【0038】
図19は、図12の流入口側を示した側面図である。
流体循環乾燥箱体200は、長尺物やウエブを流入させて乾燥させ流出させる流入口94aを設けた。流入口94aは第1空気層86と、流体循環流通層76と、流体給排気層66とを貫通させて設けた。流入口94aと、流出口95aに流体パージのとき流体カーテンが行える微小孔66cを設けた。図は流入口94a側を示している。流入口94aの流体パージのとき流体カーテンが行える。側面は、シリンダー93と、流体循環給気ダクト77と、給気ダクト67と、蝶番92と、排気ダクト68と、流体循環排気ダクト78が設けられている。
【0039】
図20は、図19の流入口から流出口までのウエブの模試図を示した断面図である。
流体循環乾燥箱体200に設けた流入口94aと、流出口95aと、長尺物やウエブの模試図を示した図である。
長尺物やウエブは流入口94aから流入してフローテングノズル装置等(図示せず)で乾燥され流出口95aより取り出される。酸化防止の必要が有れば設けた微小孔55aから窒素ガスパージを行う。
【0040】
図21は、図18の流体循環乾燥箱体の密着固定面の斜視図を示した図である。
上側となる流体循環乾燥箱体96と密着固定する下側となる流体循環乾燥箱体97の固定面の流体循環流通層75a、76と、流体給排気層65、66とに流体が流通できる貫通孔69、79を設けた。流体給排気層65、66の壁面は流体パージと排気ができる複数の微小貫通孔55aを設けた。流体給排気層65、66の壁面は給気した流体の給気と排気ができる複数の微小貫通孔55aを設けた。
【0041】
図22は、図19の流通口の一部を切り欠いだ斜視図を示した図である。
長尺物やウエブを流入させて乾燥させ流出させる流入口94aと、流出口95aを第1空気層86と、流体循環流通層76と、流体給排気層66とを貫通させて設けた。
図は、流入口94a周辺の一部を切り欠いだ斜視図である。
流入口94aに流体の流体カーテンが行える微小孔66cを設けた(流出口95aは同様であるので省略する)。
【産業上の利用可能性】
【0042】
本発明は、ウエブの乾燥装置や乾燥箱体である流体循環乾燥箱体を製造販売する産業で利用される。また、ウエブの状態で乾燥を行う製紙分野と、印刷分野と、フイルム分野、液晶分野その他食料乾燥分野で使用される。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明を実施するための最良の第1の形態の流体循環乾燥箱体の斜視図。
【図2】図1の裏面の側面図。
【図3】図1の本発明を実施するための最良の第1の形態のA−A線に沿う断面図。
【図4】図1の本発明を実施するための最良の第1の形態のB−B線に沿う断面図。
【図5】図1の本発明を実施するための最良の第1の形態のC−C線に沿う断面図。
【図6】本発明を実施するための最良の第1の形態の給気ダクトの斜視図。
【図7】図6の本発明を実施するための最良の第1の形態のD−D線に沿う断面図。
【図8】本発明を実施するための最良の第1の形態の排気ダクトの斜視図。
【図9】図8の本発明を実施するための最良の第1の形態のD−D線に沿う断面図。
【図10】本発明を実施するための最良の第1の形態の排気ダクトの一部を切り欠いだ斜視図。
【図11】本発明を実施するための最良の第1の形態の密着固定面の断面図。
【図12】本発明を実施するための最良の第1の形態の流体循環乾燥箱体の斜視図。
【図13】図12の裏面の側面図。
【図14】図12の本発明を実施するための最良の第2の形態のF−F線に沿う断面図。
【図15】図12の本発明を実施するための最良の第2の形態のG−G線に沿う断面図。
【図16】図12の本発明を実施するための最良の第2の形態のH−H線に沿う断面図。
【図17】図12の本発明を実施するための最良の第2の形態のK−K線に沿う断面図。
【図18】図12の本発明を実施するための最良の第2の形態のM−M線に沿う断面図。
【図19】図12の本発明を実施するための最良の第2の形態の流入口側の側面図。
【図20】図19のウエブの流入口から流出口までの模試図を示した断面図。
【図21】図18の密着固定面の斜視図。
【図22】図19の流通口の一部を切り欠いだ斜視図。
【符号の説明】
【0044】
50 内部
52 給気ダクト
53 吸気ダクト
55a微小貫通孔
60 第3空気層
61 第3空気層
65 流体給排層気
66 流体給排層気
66c微小孔
67 給気ダクト
68 排気ダクト
70 流体循環流通層
71 流体循環流通層
72 溝
73 溝
74 排気ダクト
75 排気ダクト
75a流体循環流通層
76 流体循環流通層
77 流体循環給気ダクト
78 流体循環排気ダクト
80 第1空気層
81 第1空気層
85 第1空気層
86 第1空気層
90 流体循環乾燥箱体
91 流体循環乾燥箱体
92 蝶番
93 シリンダー
94 流入口
94a流入口
95 流出口
95a流出口
96 流体循環乾燥箱体
97 流体循環乾燥箱体
100 流体循環乾燥箱体
100aメガネパッキン
200 流体循環乾燥箱体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
常温流体と、熱流体と、低温流体と、窒素等の何れかの流体を用いる直方体や立方体に金属材料で構成して上方に開閉できる流体循環乾燥箱体であって、流体循環乾燥箱体(100)は、開閉できるように設けた上側となる流体循環乾燥箱体(90)と、下側となる流体循環乾燥箱体(91)と、流体循環乾燥箱体(90、91)は、耐熱層として外部から内部に向かって第1番目の耐熱層として設けた両端を封止した第1空気層(80、81)と、第2番目の耐熱層として第1空気層(80、81)の内側壁面に沿って固着して設けた流体循環流通層(70、71)と、第1空気層(80、81)を貫通して流体循環流通層(70、71)と固着して設けた細い溝(72、73)と、第3番目の耐熱層として流体循環流通層(70、71)の壁面に沿って固着して設けた両端が封止された第3空気層(60、61)と、第1空気層(80、81)と、流体循環流通層(70、71)と、第3空気層(60、61)とを貫通して固着して設けた内部(50)に給気する給気ダクト(52、53)と、第1空気層(80、81)と、第3空気層(60、61)とを貫通して固着して設けた内部(50)と流体循環流通層(70、71)との排気をする排気ダクト(74、75)と、第1空気層(81)と、流体循環流通層(76)と、第3空気層(61)とを貫通して固着して設けた長尺物やウエブを流入、流出する流入口(94)と、流出口(95)と、流体循環乾燥箱体(100)の開閉と密閉が容易に行えるように固着して設けた流体循環乾燥箱体(90、91)に蝶番(92)と、シリンダー(93)と、流体循環乾燥箱体(90、91)の密着固定面にシリコンメガネパッキン(100a)を固着して設けた構成であることを特徴とする流体循環乾燥箱体。
【請求項2】
上記記載の流体循環乾燥箱体であって、流体循環乾燥箱体(200)は、開閉できるように設けた上側となる流体循環乾燥箱体(96)と、下側となる流体循環乾燥箱体(97)と、流体循環乾燥箱体(96、97)は、耐熱層として外部から内部に向かって第1番目の耐熱層として設けた両端を封止した第1空気層(85、86)と、第2番目の耐熱層として第1空気層(85、86)の内側壁面に沿って固着して設けた流体循環流通層(75a、76)と、第1空気層(85、86)を貫通して固着して設けた流体循環流通層(75a、76)へ流体を給気する流体循環給気ダクト(77)と、給気した流体を排気する流体循環排気ダクト(78)と、第3番目の耐熱層として流体循環流通層(75a、76)の壁面に沿って固着して設けた流体給排気のできる流体給排気層(65、66)と、流体給排気層(65、66)の壁面は給気した流体の流体パージと排気ができるように内部側壁面を貫通して設けた複数の微小貫通孔(55a)と、第1空気層(85、86)と、流体循環流通層(75a、76)を貫通して固着して設けた内部(55)と、流体給排気層(66、66)に給気する給気ダクト(67)と、内部(55)と、流体給排気層(65、66)から排気をする排気ダクト(68)と、第1空気層(86)と、流体循環流通層(76)と、流体給排気層(66)とを貫通させて設けた長尺物やウエブを流入、流出できる流入口(94a)と、流出口(95a)と、流入口(94a)と、流出口(95a)に流体の流体カーテンが行えるように貫通して設けた微小孔(66c)と、流体循環乾燥箱体(200)の開閉と密閉が容易に行えるように流体循環乾燥箱体(96、97)に設けた蝶番(92)と、シリンダー(93)と、閉めた流体循環乾燥箱体(96、97)が嵌合するとき嵌合固定面に流体が流通できる貫通孔(69、79)を設けた構成であることを特徴とする請求項1記載の流体循環乾燥箱体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【公開番号】特開2007−248035(P2007−248035A)
【公開日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−110229(P2006−110229)
【出願日】平成18年3月16日(2006.3.16)
【出願人】(300059821)有限会社堀口工業所 (12)
【出願人】(502359024)伊藤忠産機株式会社 (8)
【Fターム(参考)】