説明

流動物を適用する装置

提案されているのは、流動物を適用する装置であって、流動物を収納する容器を形成する外殻部(14)と、適用するための先端部(22)を備え、一方の端部が開放し、他方の端部が閉塞し、開放した端部に接続する少なくとも1つの孔部(34)を表面に形成する、一部が円筒状の少なくとも1つの挿入部(12)とを備えている。外殻部(14)は、外殻部(14)と挿入部(12)との間の液体の流れを、封止装置によってブロックするブロック位置と、外殻部(14)と挿入部(12)との間の液体の流れを開放する作動位置との間を、挿入部(12)に対してシフト可能である。
挿入部(12)は、外殻部(14)と係合する雄ネジのネジ山(20)を備え、外殻部(14)に対して挿入部(12)をねじって、横方向チャンネル(34)を開放した後、流動物が流れる。
外殻部は少なくとも一部が弾性プラスチック材で作製されている。挿入部(12)は、リングカラーを備え、リングカラーは、外殻部(14)において挿入部(12)を阻止するストッパ、および、挿入部(12)に対して外殻部(14)をシフトするアクチュエータ(作動子)として機能する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、流動物の容器を形成する外殻部、および、一方の端部が開放され、他方の端部が閉塞され、表面に少なくとも1つの孔部が形成された、少なくとも1つの挿入部を備え、外殻部は、挿入部に対して、ブロック位置と作動位置の間をシフトすることができ、ブロック位置では、封止装置によって外殻部と挿入部の間の流動物の流れが阻止され、作動位置では外殻部と挿入部の間で流動物の流れが開放される、流動物を適用する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
類似のアプリケータ装置は、欧州特許出願公開EP1 782 856A1に開示されている。このアプリケータ装置は、圧縮可能な容器部分と、アプリケーション先端部が取り付けられ、圧縮可能な容器部分の開放端部にスライドして導かれるプラスチック(duroplastic:商標)材の挿入部とを備えている。挿入部は、横軸方向のチャンネルを備え、アプリケーション先端部に向かっている軸方向のチャンネルに連絡している。横軸方向のチャンネルまたはその孔部は、外殻部に形成された封止リップと協働して、ブロック位置では、外殻部によって形成された貯蔵部と横軸方向チャンネルとの間の流体の流れが阻止され、作動位置では、流体の流れが開放される。従って、作動のためには、挿入部は外殻部に対してシフトされて、横軸方向のそれぞれの孔部が封止リップを越える。挿入部と外殻部のそれぞれの貯蔵部の間のオフセットは、これら2つの部分を軸方向に反対圧力を加える。しかし、そのような軸方向の圧力は、調節が困難である。
【0003】
この発明は上述した装置を提供する目的に基づいており、円筒状挿入部と外殻部の間の所定のオフセットを簡単な方法および手段で達成することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この発明によると、この目的は請求項1の特徴を有する装置によって達成される。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明の装置は、従って、少なくとも一部が円筒状に形成された挿入部、特に、一方の端部が開放され、他の端部が閉塞された内殻部を形成し、内殻部は少なくとも1つの孔部を備えている挿入部と、
挿入部に対してブロック位置、即ち、外殻部と挿入部の間の流体の流れを、封止装置によって阻止する位置と、作動位置、即ち、外殻部と挿入部の間の流体の流れが開放される位置との間をシフトすることができる外殻部とを有するバルブを備えている。ブロック位置から作動位置へ、そして、その逆を簡単に行うために、この発明の挿入部は、外殻部と係合する雄ネジのネジ山、および、カラーリングを備えている。カラーリングは、外殻部で挿入部を阻止するストッパとして機能し、そして、挿入部に対して外殻部をシフトするアクチュエータとして機能する。
【0006】
従って、この発明の要旨は挿入部を外殻部に対してねじるだけで、ブロック位置と作動位置を簡単にセットすることができる。ねじりは、バルブの部品を損傷する危険性を伴うことなく、挿入部のカラーリングを手で把持するだけで、高精度に且つ正確に所望の角度で行うことができる。
【0007】
この発明の装置の使用者に、作動位置になったことの触覚感性を伝えるために、カラーリングは、挿入部と外殻部の間にストッパを形成して作動位置を示す。更に、挿入部と外殻部との間に、少なくとも1つの歯止め固定位置として機能する。
【0008】
この発明の1つの実施態様において、外殻部は挿入部の雄ネジのネジ山と係合する雌ネジのネジ溝を備えており、雌ネジのネジ溝は、挿入部の孔部の下流側に常に位置している。ブロック位置から始まり、挿入部を外殻部に向かって進めると、孔部が封止装置を乗り越えて、外殻部の内部と挿入部の孔部の間の流体の流れが、挿入部の孔部の端部に向かって開放される。
【0009】
この発明の他の実施態様において、挿入部の雄ネジのネジ山は、自ら雌ネジのネジ溝を切削し、作動位置に向かって、外殻部の雌ネジのネジ溝を自動的に切削していく。
【0010】
この発明の他の実施態様において、封止装置は外殻部の内壁に形成された環状の2つの封止リップからなっており、その間隔は挿入部の軸方向の孔部の最大直径よりも大きい。これによって、ブロックの位置においては、バルブは軸方向の両側で封止される。
【0011】
この発明の装置の挿入部の最も簡単な形状は、スリーブ形、または、ポット形で、壁面には少なくとも1つの孔部または1つの開口部が形成されている。
【0012】
外殻部は流動物のための容器を形成し、挿入部が外殻部に対してねじられて孔部が開放されると、流動物が挿入部に流れ込むことができる。容器は各種形状および寸法をとることが可能で、例えば、その中に流動物が貯蔵される中空、筒状、円錐状、ビード状部分からなっている。
【0013】
この発明の他の実施態様において、自動リセット機構を備え、いったん開放され、開放する力が無くなると、バルブは自動的にブロック位置に戻る。
【0014】
この発明の装置は、特に薬剤、化粧品を人間または動物の体に適用するために適しており、挿入物は特定の適用に必要とされる形状を備えている。例えば、挿入物はピペット管またはブラシ、または、小型スポンジである。この装置によって適用することができる薬剤は例えば組織接着剤、歯科用接着剤等である。
【0015】
挿入部の適用先端部はピペット管であってもよい。外殻部に貯蔵された物質を適用するために、挿入部が外殻部に対してねじられて、作動位置になり、その結果、物質は外殻部から孔部または横方向チャンネルおよび隣接する軸方向チャンネルへと取り出されて、適用先端部によって適用(例えば塗布)される。この場合には、外殻部は少なくとも一部が弾性プラスチック材によって作製されたピペット管によって形成され、作動位置において、流動物は外殻部に半径方向の力を加えることによって、挿入部またはピペット管へと搬送される。
【0016】
この発明の他の実施態様において、外殻部は2つの部分からなる射出成形部材として加工されており、挿入部を導くように設計されている外殻部の第1の部分は、硬質プラスチック材から作製されており、流動物を放出する第2の部分は、弾性プラスチック材から作製されている。
【0017】
円筒状の挿入部は好ましくは硬質プラスチック材から作製されており、特に、プラスチック射出成形部品である。しかしながら、挿入部は弾性プラスチック材で作製されていてもよい。
【0018】
挿入部は、その中に物質が貯えられる容器を備えていてもよく、挿入部を半径方向に加圧して、物質を、アプリケータ部を通って放出することができる。このような設計によって、装置は、2以上のコンポーネントシステムへの適用に適しており、1つのコンポーネント(物質)は外殻部の容器に貯蔵され、第2のコンポーネント(物質)は挿入部の容器に貯えられる。装置を作動する際には、この発明によるバルブを開放することによって、2以上のコンポーネント(物質)が挿入部の容器内、または、外殻部の容器内において、その後に続く適用のために混合される。
【0019】
この発明の流動物の適用のための装置は、外殻部が予め充填された廃棄可能な装置である。不作動時、即ちブロック位置のときには、封止装置によって流動物が貯蔵容器を形成する外殻部内に保持されている。これは、装置が流動物を貯蔵している状態である。装置を作動するには、使用者が挿入部に対して外殻部をねじる必要があり、それによって、貯蔵のためのブロック位置から放出のための作動位置への変換を行う。このように装置を作動することによって、封止装置が孔部を越えて、流動物が外殻部から挿入部の孔部へと流れるのを可能にする。
【0020】
この発明の装置を、流動物を多段階に放出するように改良することができる。この場合には、外殻部は軸方向に封止リップの列を備えて、封止リップの各々は孔部の直径によって寸法がきまり、その結果、挿入部はプランジャーのように機能して、ねじり行動によって、外殻部内に連続的に前進する。各封止リップが孔部を越えると、ある量の物質が、外殻部から挿入部の少なくとも1つの孔部を通って開口端部に運ばれて適用される。特に、この方法においては、挿入部と外殻部との間における使用者への分配量を正確に示す(例えば1日当りの量を適用する)分配器が実現される。
【0021】
この発明の他の態様においては、予期しない作動を防止するために、挿入部と外殻部の間に配置されてプルタブ等形状の安全装置を備えていてもよい。
【0022】
他の実施態様においては、容器を形成する外殻部は、パーティションで相互に分離された軸方向の2つのチャンバー列として形成されていてもよい。2つのチャンバーは2つの少なくとも一部が円筒状の挿入部と協動し、それぞれに適用先端部が取り付けられている。各挿入部はネジのスレッドによって、外殻部の対応する誘導部に導かれて、作動位置とブロック位置の間に設定される。
【0023】
この発明のその他の効果および利点は、図面から明らかなように、明細書および特許請求の範囲に示されている。
【0024】
この発明の装置の2つの実施例は、次の図面を参照して詳述しているところから明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1は、この発明によるピペット装置の概要を示す図である。
図2は、ピペット装置の縦断面図である。
図3は、ピペット装置の外殻部の全体図である。
図4は、外殻部の断面図である。
図5は、外殻部に捩じ込まれるピペット装置の挿入部の斜視図である。
図6は、挿入部の縦断面図である。
図7は、分解されて示されているこの発明の装置の第2実施態様の縦断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
図1から図6に、アプリケータ(適用装置)10を示す。アプリケータ10は、例えば流動物をピペットしたり、適用するために使用し、挿入部12と、流動物用の容器10として示されている外殻部14とからなっている。
【0027】
図2に全体が示されている外殻部14は、一方の端部16で閉塞された円筒状の形状である。外殻部14の他方の端部は、挿入部12と係合するために開放した形状である。
【0028】
外殻部14は、開放した端部に隣接する部分の内壁に形成された雌ネジのネジ溝18を備えており、雌ネジのネジ溝は、挿入物12の雄ネジのネジ山20と嵌合する。
【0029】
挿入物12は、ピペット管としてのピペット先端部22を備え、ピペット先端部22は、端末に、ブラシ、フロッキング等が接続される、流動物を表面に適用するための適用口を備えている。挿入物12の適用口24の反対側の端部には、ピペット先端部22に隣接して、カラーリング26が設けられ、カラーリング26の外側は、挿入物12の軸方向に延伸するフルート状28に加工されて、挿入物12の把持を容易にする。このように、カラーリング26は、アプリケータ10を作動するための手段を示している。
【0030】
カラーリング26の反対側に隣接して、円筒状またはピン型の部分30が設けられ、円筒状またはピン型の部分30は、閉塞された端部32を備え、横方向の孔部を形成する横方向チャンネル34を備えている。横方向チャンネル34は、ピペット先端部22の適用口24に至る軸方向チャンネル36に接続される。
【0031】
円筒状の部分30は、カラーリング26に隣接して、外殻部14の雌ネジのネジ溝と嵌合する雄ネジのネジ山20を備えている。
【0032】
外殻部14は、雌ネジのネジ溝18に隣接して、内壁に、半径方向に沿って内側に向かって突起する2つの封止リップ(唇)38および40を備えており、それらの間隔は、横方向チャンネル34の直径よりも少し大きい。外殻部14は、その外表面に把持を容易にするフルート42を備えている。
【0033】
外殻部14は、2つの部分からなる射出成形部材であり、一方の部分のフルート42の領域、および、挿入物12との嵌合部46、即ち、挿入物12が雄ネジのネジ山20を介して外殻部14の雌ネジのネジ溝18に導かれる部分は、弾性プラスチック材によって作製され、そして、他方の部分の封止リップ38および40は、硬質プラスチック材によって作製されている。弾性プラスチック材の部分の上流側、即ち、挿入物12から遠ざかる端部側のフルート42に隣接する部分において、外殻部14は同様に硬質プラスチック材から作製されている。
【0034】
挿入物12は硬質プラスチック材を射出成形したもので、ピペット先端部22の領域は弾性プラスチック材で作製することができる。更に、ピペット先端部22の領域は、外殻部14に貯蔵された物質を集めて適用するために設けることができる。
【0035】
図1から図6に示すアプリケータ10の使用方法を説明する。
【0036】
アプリケータ10は、挿入部12と外殻部14がブロック位置を占めるように配置される。即ち、ブロック位置は、挿入部12の雄ネジのネジ山20と外殻部14の雌ネジのネジ溝18が嵌合されているけれども、横方向チャンネルが外殻部14の内壁にある2つの封止リップ38および40の間に位置しているので、外殻部14に貯蔵されている物質が横方向チャンネル34に流れ、そこから軸方向チャンネル36を通ってアプリケータ孔部24に流れるのをブロックする相対的な位置である。
【0037】
装置を作動するためには、挿入部12および外殻部14を相互にねじる。その結果、横方向チャンネル34の孔部が封止リップ40を乗り越え、カラーリング26が外殻部14の端部で円筒状の部分30に面する部分で阻止される。同時に、カラーリング26がストッパとして挿入部12を阻止して、装置が作動位置に移行する。次いで、フルート42の領域に配置された外殻部14の弾性プラスチック材の部分に半径方向の圧力を加えると、外殻部14の容器44に貯蔵された物質が横方向チャンネル34および軸方向チャンネル36を経由してアプリケータ孔部24に運ばれ、そして、物質の適用が必要な表面、例えば、人間に適用される。
【0038】
外殻部14のねじり方向と反対に挿入部12をねじると、横方向チャンネル34が封止リップ38および40の間に位置する部分にシフトされて、アプリケータ10を簡単にブロック位置に復帰させることができる。このように、アプリケータ10は、密閉状態に復帰可能な装置である。
【0039】
挿入部12の外殻部14への接続は、外殻部14から挿入部12が予期せず脱落するのを防止する安全装置を形成する。
【0040】
図7は、この発明による装置100の他の実施態様を示す。この装置は、2つの要素(物質)の適用のために設計されている点において、図1から6を参照して説明した装置と異なっている。この目的のために、ピペット管102は、2つのチャンバー104、106を備えており、それぞれ1つの要素(物質)を収納する。
【0041】
図1から6を参照して説明した態様のピペット管と同様に、ピペット管102は2つの部品からなる射出成形部材として形成され、第1の挿入部110を導く第1の硬い部分108と、第2の挿入部114を導く第2の硬い部分を備えている。挿入部110および114は、図1から6に示した態様の挿入部12と同一であり、従って、それぞれ適用先端部が割り当てられる。硬い部分108および112はそれぞれ硬質プラスチック材で作製され、図1から6に示す嵌合部分46と同一であり、外殻部の一部として、それぞれ挿入部110および114の誘導部分を形成する。挿入部110および114は、対応するネジ溝、ネジ山によって、それぞれ阻止および作動として機能するピペット管102、カラーリング111および115に対して、ねじりによって、それぞれブロック位置と作動位置を占めることができる。
【0042】
チャンバー104および106の部分では、ピペット管102は弾性プラスチック材で作製されている。従って、対応するチャンバー104および106に貯蔵されている物質は、それぞれ、挿入部110および114の作動位置に半径方向の圧力を加えることによって、対応する横方向チャンネルおよび対応する作動位置を通って対応する挿入部の適用孔部に搬送されて、適用が必要とされる表面に適用される。
【0043】
チャンバー104および106の間にはパーティション116が配置され、パーティション116は、同様に硬質プラスチックで作製されて、ピペット管102の中央部分を硬くする。
【0044】
挿入部110および114を対応する適用孔部または先端部の領域に集めることができ、その結果、関係する物質を、集めた適用が必要な表面に適用することができる。
【0045】
ピペット管102の誘導部108および112に関連する挿入部110および114の機能は、図1から6に示す態様における、嵌合部と係合する挿入部の機能と同一である。換言すると、ピペット管102に関して、挿入部110および114をそれぞれねじることによって、作動位置およびブロック位置に、対応して配置することができる。
【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】

【図6】

【図7】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
流動物を適用する装置であって、流動物を収納する容器を形成する外殻部(14)と、適用するための先端部(22)を備え一方の端部が開放し、他方の端部が閉塞し、開放した端部に接続する少なくとも1つの孔部(34)を表面に形成する、一部が円筒状の少なくとも1つの挿入部(12)とを備え、
外殻部(14)は、外殻部(14)と挿入部(12)との間の液体の流れを、封止装置によってブロックするブロック位置と、外殻部(14)と挿入部(12)との間の液体の流れを開放する作動位置との間を、挿入部(12)に対してシフト可能であり、
挿入部(12)は、外殻部(14)と係合する雄ネジのネジ山(20)を備え、外殻部(14)に対して挿入部(12)をねじって、横方向チャンネル(34)を開放した後、流動物が流れ、
外殻部(14)は少なくとも一部が弾性プラスチック材で作製され、挿入部(12)はリングカラーを備え、リングカラーは、外殻部(14)に対して挿入部(12)を阻止するストッパ、および、挿入部(12)に対して外殻部(14)をシフトするアクチュエータ(作動子)として機能することを特徴とする流動物を適用する装置。
【請求項2】
挿入部(12)の雄ネジのネジ山(20)は、外殻部(14)の雌ネジのネジ溝(18)と係合することを特徴とする、請求項1に記載の流動物を適用する装置。
【請求項3】
挿入部(12)の雄ネジのネジ山(20)は、自らネジ溝を切削するネジ山であることを特徴とする、請求項1に記載の流動物を適用する装置。
【請求項4】
ストッパによって、作動位置を規定することを特徴とする、請求項1から3の何れか1項に記載の流動物を適用する装置。
【請求項5】
封止装置は、外殻部(14)の内壁に形成された2つの封止リップ(38、40)からなっており、これらの間隔は、挿入部(12)の軸方向における孔部(34)の最大直径よりも大きいことを特徴とする、請求項1から4の何れか1項に記載の流動物を適用する装置。
【請求項6】
外殻部(14)はピペット管であることを特徴とする、請求項1から5の何れか1項に記載の流動物を適用する装置。
【請求項7】
外殻部(14)は、2つの部分からなる射出成形部として加工され、挿入部を誘導する外殻部(14)の第1の部分は、硬質プラスチック材によって作製され、流動物を放出する第2の部分は弾性プラスチック材によって作製されていることを特徴とする、請求項1から5の何れか1項に記載の流動物を適用する装置。
【請求項8】
挿入部(12)の適用先端部は、流動物が集中するように設定されていることを特徴とする、請求項1から6の何れか1項に記載の流動物を適用する装置。
【請求項9】
外殻部(14)はパーティションによって分離された、軸方向に設けられた2つのチャンバーを備えており、2つのチャンバーの各々は、アプリケーション先端部が取り付けられた2つの少なくとも一部が円筒状の挿入部と協働することを特徴とする、請求項1から5の何れか1項に記載の流動物を適用する装置。

【公表番号】特表2010−531278(P2010−531278A)
【公表日】平成22年9月24日(2010.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−512513(P2010−512513)
【出願日】平成20年6月19日(2008.6.19)
【国際出願番号】PCT/DE2008/001022
【国際公開番号】WO2008/154912
【国際公開日】平成20年12月24日(2008.12.24)
【出願人】(505269722)デンタコ デンタールインドゥストリー ウント−マルケティング ゲーエムベーハー (11)
【Fターム(参考)】