説明

消火設備

【課題】スプリンクラ等の消火用装置の誤作動又は破損等による水損事故の被害を低減し、且つ、放水遅れを招くことのない水道連結型消火設備を提供する。
【解決手段】水道管3に接続され、火災時に開放する開閉弁2と、該開閉弁2の二次側に設けられる二次側配管4とを備え、前記二次側配管4が、消火用機器13が接続された水平方向に設置される横配管10と、該横配管10と前記開閉弁2とを接続し、垂直方向に設置される縦配管11とを有する消火設備において、前記縦配管11と前記横配管10とを接続する接続配管12とを備え、該接続配管12は前記横配管10より高い位置12cを通り前記縦配管11と接続され、通常時は、前記縦配管11には水が充水されず、前記横配管10には水が充水される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消火設備に関し、詳細には、水道連結型スプリンクラ消火設備に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、消火設備として、水源として公設水道配水管からの水道水を使用したスプリンクラ消火設備がある。通常、このようなスプリンクラ消火設備は公設水道配水管から供給される水をスプリンクラへと供給するための二次側配管を備え、この二次側配管は公設水道配水管と生活用水を供給する水道管を介して接続されている。二次側配管の基端側と水道管との間には、この間を常時は閉止する電動弁が設けられている。そして、スプリンクラヘッドと同じ室内に設置された火災感知器からの火災信号を受けて電動弁を開放し、二次側配管内に水を充水させる。
このような水道連結型スプリンクラ消火設備には、当該消火設備が火災を感知後、スプリンクラヘッドから水が放水されるまでの時間の遅延(放水遅れ)を防止するため、予め二次側配管側を水で充水させている湿式の設備もある。
このような湿式のスプリンクラ消火設備では、火災感知器の誤作動によって電動弁が開放することにより、二次側配管内に充水された水と水道管内の生活用水とが混ざることを防止する必要がある。そのため、電動弁の二次側に逆止弁を設置し、逆止弁からスプリンクラヘッドまで水を充水しておき、そして、電動弁の二次側近傍に自動排水弁を設けて、電動弁から逆止弁までは、大気開放状態としておく消火設備もある(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−93318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記のような水道連結型スプリンクラ消火設備は、通常時、電動弁の二次側は、自動排水弁と接続された排水管と接続されており大気開放状態であるため無圧状態であるが、逆止弁の二次側は圧力が抜けずスプリンクラヘッドには常に水圧が掛かっている状態となっている。そのためスプリンクラヘッドが破損等して誤作動した際、二次側配管(スプリンクラ配管)内に残存している圧縮空気分の水が放水され水損事故の被害が生じるおそれがある。しかしながら、二次側配管内に水が充水されていない設備(乾式設備)の場合、前記のような水損事故による被害は無くなるが、前記二次側配管内に全く水が充水されていないため、放水遅れを招く可能性があるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、スプリンクラ等の消火用装置の誤作動又は破損等による水損事故の被害を低減し、且つ、放水遅れを招くことのない水道連結型消火設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、水道管に接続され、火災時に開放する開閉弁と、該開閉弁の二次側に設けられる二次側配管とを備え、前記二次側配管が、消火用機器が接続された水平方向に設置される横配管と、該横配管と前記開閉弁とを接続し、垂直方向に設置される縦配管とを有する消火設備において、前記縦配管と前記横配管とを接続する接続配管とを備え、該接続配管は前記横配管より高い位置を通り前記縦配管と接続され、通常時は、前記縦配管には水が充水されず、前記横配管には水が充水されていることを特徴とする消火設備である。
【0007】
又、本発明は、前記縦配管と前記接続配管とが接続される第1の接続部の位置が、前記横配管と前記接続配管とが接続される第2の接続部よりも高い位置に設けられることを特徴とする消火設備である。
【0008】
又、本発明は、通常時には前記横配管を除く、前記二次側配管の水を排水し、火災時には該排水が停止する排水手段を、前記開閉弁又は前記開閉弁の二次側に備えたことを特徴とする消火設備である。
【0009】
又、本発明は、前記接続配管がほぼL字状であることを特徴とする消火設備である。
【0010】
又、本発明は、前記横配管と前記消火用機器とが鳥居配管で接続されることを特徴とする消火設備である。
【発明の効果】
【0011】
本発明では、開閉弁の二次側に設けられた二次側配管が、消火用機器が接続される横配管と、その横配管と開閉弁とに接続される縦配管と、それらを接続する接続配管とで構成され、接続配管は横配管より高い位置を通り、縦配管に接続されるため、逆止弁を用いずに、縦配管には水を充水させることなく、横配管に水を充水させることができる。これにより、二次側配管に充水される水の量を逆止弁が設置された場合と比較して少なくすることができ、さらにスプリンクラヘッドにかかる水圧が低くなるので、スプリンクラヘッド破損時の水の流出量を低減できる。また、乾式設備と比較して、前記横配管は充水されているため、放水遅れを生じることがない。
【0012】
又、本発明では、接続配管と縦配管が接続される第1の接続部よりも接続配管と横配管が接続される第2接続部を高い位置に設けることにより、縦配管には水を充水させることなく、横配管に水を充水させることができる。
【0013】
又、本発明では、通常時は横配管を除く、二次側配管の水を排水し、火災時にはその排水が停止する排水手段を開閉弁又はその二次側に設けたことにより、縦配管内の水だけを排水させることができる。
【0014】
又、本発明では接続配管をL字状に設け、第2接続部を第1の接続部よりも低い位置に設けることにより横配管には水を充水し、且つ、横配管に充水されている水が横配管から縦配管へ逆流することを防止できる。
【0015】
更に、横配管とスプリンクラヘッド等の消火用機器との間を鳥居配管とすることにより、横配管には水が充水されるが、この鳥居配管には水が充水されていないため、スプリンクラヘッド破損時には水が流出することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す消火設備のシステム図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す消火設備のシステム図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す消火設備のシステム図である。
【図4】図1乃至3における接続配管部分の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の第1の実施の形態を図1及び図4により説明する。
【0018】
本発明のスプリンクラ消火設備システムの給水源は公設水道配水管1である。本システムには火災時に開放する開閉弁2が設けられており、開閉弁2は、例えば、三方弁の電動弁から構成される。この開閉弁2を基準として、一次側には、一次側配管としての水道管3が接続され、二次側には、二次側配管4が接続される。
【0019】
公設水道配水管1と開閉弁2との間に設けられる水道管3には、止水弁5、水道メータ6、制御弁7等が設けられる。制御弁7と水道メータ6との間からは、生活用配管8が分岐されて設けられ、図示されない一般給水器具が接続されている。
【0020】
三方弁である開閉弁2は、通常時は水道管3と二次側配管4とを遮断し、且つ、二次側配管4と排水手段、例えば、排水配管9とを接続させるように弁体を切り換えるものである。そして火災時には、水道管3と二次側配管4とを接続させるように開放し、且つ、二次側配管4と排水配管9とを遮断するように弁体を切り換えるものである。
【0021】
開閉弁2の二次側に設けられる二次側配管4は、消火用機器が接続され、水平方向に設置される横配管10及び横配管10と開閉弁2とを接続し、垂直方向に設置される縦配管11で構成される。縦配管11と横配管10は接続配管12により接続される。又、接続配管12はその両末端に2つの接続部12a及び12bを有する。第1の接続部12aは、接続配管12の一次側の末端であり、本実施の形態では、縦配管11と直接接続される。第2の接続部12bは、接続配管12の二次側の末端であり、本実施の形態では、横配管10と直接接続される。
【0022】
本実施の形態では、消火用機器としては、例えば、コンシールドヘッド13が使用される。コンシールドヘッド13とは、スプリンクラヘッドを蓋で覆ったタイプのものであり、火災時の熱により蓋が落下する際に、近接スイッチなどで蓋の落下を検出できるようにしてある。つまり火災時に動作して放水するスプリンクラヘッド部13aと、蓋や近接スイッチから構成され、スプリンクラヘッド部13aが動作する前に作動して火災信号を制御盤14に出力するコンシールド部13bを有する。尚、本実施の形態では縦配管11と開閉弁2との間には制御弁15が設けられている。
【0023】
本実施の形態において、接続配管12は、例えば、水平部12c及び垂直部12dを有するL字状に形成されたL型配管であって、水平部12cが水平方向に延在し、且つ、その水平部12cから垂直部12dが垂下するように設けられる。
L型配管の水平部12cの端部には第1の接続部12aが形成され、垂直部12dの端部には第2の接続部12bが形成される。
第1の接続部12aはL型配管の水平部12cと縦配管11との接続部であり、第2の接続部12bはL型配管の垂直部12dと横配管10との接続部である。第1の接続部12a、第2の接続部12bは、エルボ12eを介して、それぞれ縦配管11と横配管10とに接続される。L型配管の水平部12cは、横配管10より高い位置に設けられ、L型配管の垂直部12dを介して横配管10と接続される。このように、第1の接続部12aの位置は第2の接続部12bの位置よりも垂直部12dの長さ分だけ高い位置に設けられる。即ち、接続配管12は、横配管10より高い位置を通って、縦配管11に接続される。尚、水平部12c、垂直部12dの長さは、水平部12cの方を長くしているが、垂直部12dの方を長くしても良い。
【0024】
次に本発明のスプリンクラ消火設備のシステム動作について説明する。先ず、火災時における作動を説明する前に、通常状態の監視時(通常時)における作用を説明する。尚、図中の配管等を灰色で塗りつぶした箇所は通常時において水が充水されている箇所である。
【0025】
本発明の消火設備においては、横配管10は、通常時では、水が充水された状態となっている。これに対して、縦配管11は、通常時では、縦配管11と接続された開閉弁2を介して排水配管9と接続されるため、排水されて空配管となる。又、縦配管11と横配管10は、前述の様に設けられた、L字状の接続配管12を介して、第1の接続部12aと第2の接続部12bとで接続される。このため、この横配管10に接続される接続配管12は、横配管10よりも高い位置に設けられた水平部12cを通って縦配管11と接続されるため、横配管10に充水された水が横配管10から縦配管11へ逆流することはない。又、仮に何かしらの要因で横配管10から縦配管11への逆流が起こったとしても、縦配管11内に入った水は開閉弁2の一次側が閉止し、排水配管9側が開放しているため、そのまま排水配管9へと排出されることとなる。即ち、通常時は、当該消火設備の縦配管11は水が充水されておらず、これに対して、横配管10には水が充水されている状態となっている。このため、開閉弁二次側の直近に逆止弁を設けた従来の消火設備と比較して、二次側配管内に充水されている水の量が少なくなり、仮にコンシールドヘッド13の破損等で二次側配管内に充水されている水がコンシールドヘッド13から流出したとしても水損事故による被害を低減できる。
【0026】
続いて、火災時における動作について説明する。先ず、コンシールドヘッド13が設置された防護領域で、火災が発生すると、コンシールドヘッド13のコンシールド部13aが火災の熱で外れることにより、火災を感知して、制御盤14に火災信号を出力する。制御盤14は、火災信号の入力を伴い、警報ブザー16を鳴動させて、この消火設備が設置されている建物にいる者に火災発生を知らせる。尚、コンシールドヘッド13を使用する代わりに、制御盤14への火災信号の入力は、火災感知器又は自動火災報知設備等を設け、当該機器から行ってもよい。又、火災信号の入力により、制御盤14は以降の処理を行う。
【0027】
制御盤14は、開閉弁2を切り換える信号を出力し、排水配管9側が閉止され、二次側配管4側と水道管3側とが接続されることにより、公設水道配水管1から水道管3を介して水が二次側配管4側へと供給される。ここで、コンシールドヘッド13のスプリンクラヘッド部13aが火災時の熱によって開放されると、スプリンクラヘッド部13aから放水が開始され、火災は消火される。この際、二次側配管4の横配管10内には通常時から、予め水が充水された状態にあるので、スプリンクラヘッドの開放と同時に放水され、放水遅れは生じることがない。
【0028】
本発明の第2の実施の形態について図2により説明する。第1の実施の形態との相違は、三方弁の開閉弁2の変わりに二方弁の開閉弁17を設け、その二次側に排水手段として自動排水弁18を設けたことである。他の構成及びその効果は同一である。
【0029】
二方弁である開閉弁17は、例えば、三方弁の開閉弁2と同様の電動弁である。開閉弁17は通常時は水道管3と二次側配管4とが接続しないように閉止し、火災時には、制御盤14からの出力された信号により水道管3と二次側配管4とを接続するように開放し、公設水道配水管1から水道管3を介して二次側配管4へと水を供給する。
【0030】
本実施の形態において、二次側配管4には分岐部4aが設けられ、この分岐部4aの一方は排水配管9に、他方は縦配管11に接続されている。又、排水配管9の先端には自動排水弁18が設けられている。
【0031】
自動排水弁18は、所定の水圧がかかると閉止する弁であり、通常時は、排水配管9側と外部とを接続する。このため、第1の実施の形態と同様に縦配管11は、通常時は空配管となり、水が充水されないようになっている。従って、開閉弁17に何かしらの異常が発生し、公設水道配水管1と二次側配管4が接続されたとしても、生活用配管8内の水に横配管10内の水が混ざらないようになっている。又、火災時には、開閉弁17が開放し、水道管3の水が二次側へと供給されると、その際に所定の水圧が掛かることで自動排水弁18は閉止されるため、公設水道配水管1から供給された水を支障なく二次側配管4の横配管10に供給できるようになっている。尚、このこと以外は、火災の消火は第1の実施の形態と同様のシステム動作により行われる。
【0032】
尚、本実施の形態では自動排水弁18を設けているが、自動排水弁18を設ける代わりに、二次側配管4の分岐部4aと排水配管9との間に開閉弁17と同様の第2の開閉弁を設け、通常時は排水配管9と縦配管11とを接続し、火災時には、制御盤14からの信号により、この第2の開閉弁を閉止して排水配管9側を閉止するようにしてもよい。
【0033】
本発明の第3の実施の形態について図3により説明する。第1の実施の形態との相違は横配管10とコンシールドヘッド13とを鳥居配管19により接続したことであり、他の構成及びその効果並びに消火設備のシステム動作は各々同一である。
【0034】
又、図3は鳥居配管19を第1の実施の形態に適用した例示であるが、当然、第2の実施の形態に鳥居配管19を適用することも可能である。
【0035】
本実施の形態においてコンシールドヘッド13が接続される横配管10及びコンシールドヘッド13との間は略7字状の鳥居配管19が連接されている。即ち、横配管10とコンシールドヘッド13は、横配管10よりも高い位置を経由する配管で接続されることとなる。又、二次側配管4は、通常時は排水配管9と接続されるため、大気開放された状態となっている。従って、通常時は、横配管10に充水されている水は鳥居配管19を経て、コンシールドヘッド13へと自然には流通しないため、鳥居配管19の大部分は空配管となっている。このため、例え、コンシールドヘッド13が破損等したとしても、横配管10内に充水された水は外へと漏れることがなく、乾式設備と同様に水損事故による被害を防ぐことができる。
【0036】
又、鳥居配管19を設ける副次的な効果として、当該消火設備を寒冷地に設置する場合、横配管10とコンシールヘッド13とを接続する管は一般的に細いため、冬場に凍結し、その凍結による水の膨張等によりコンシールドヘッド13が破損する可能性があるが、鳥居配管19を設けることにより、鳥居配管19内は空配管となっているため上記のような横配管10内に充水された水の凍結によるコンシールドヘッド13の破損を未然に防ぐこともできる。
【0037】
以上、本発明を第1乃至3の実施の形態に分けて説明してきたが、この様な消火設備は、例えば、グループホームなどに設置することができる。又、一戸建て及び集合住宅にも設置してもよい。上記実施の形態は本発明を実施するための基礎的なシステムを示したものであり、必要に応じて、消火設備や火災報知設備の変更等を適宜行うことができる。
【0038】
尚、二次側配管4の形態は、横配管10の中に充水された水が縦配管11に逆流しなければよく、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、接続配管12の形状は、横配管10に接続される接続配管12が、横配管10より高い位置を通って縦配管11と接続されていればよく、当該消火設備が設置される場所の条件に応じて、第1の接続部12a及び第2の接続部12bに高低差を設けず、接続配管12の水平部12cを横配管10よりも高い位置に設け、そして、その両端から垂下する様に2つの垂直部12dが設けられたコの字管を接続配管12として設けたり水平部12cと横配管10との間を傾斜にしたりする等、適宜選択が可能であり、直管でなく少なくともその一部が横配管10よりも高い位置に設けられる曲管で構成することもできる。又、接続配管12と横配管10及び縦配管11とは、第1の接続部12a及び第2の接続部12bで直接的に接続されている必要はなく、間接的に接続されていてもよい。更に、横配管10に傾斜を設けたり、U字状に形成したりする等して縦配管11への横配管10内に充水された水の逆流を防止してもよい。
【符号の説明】
【0039】
1 公設水道配水管 2 開閉弁
3 水道管 4 二次側配管
4a 分岐部 5 止水弁
6 水道メータ 7 制御弁
8 生活用配管 9 排水配管
10 横配管 11 縦配管
12 接続配管 12a 第1の接続部
12b 第2の接続部 12c 水平部
12d 垂直部 12e エルボ
13 コンシールドヘッド 13a スプリンクラ部
13b コンシールド部 14 制御盤
15 制御弁 16 警報ブザー
17 開閉弁 18 自動排水弁
19 鳥居配管





【特許請求の範囲】
【請求項1】
水道管に接続され、火災時に開放する開閉弁と、該開閉弁の二次側に設けられる二次側配管とを備え、前記二次側配管が、消火用機器が接続された水平方向に設置される横配管と、該横配管と前記開閉弁とを接続し、垂直方向に設置される縦配管とを有する消火設備において、
前記縦配管と前記横配管とを接続する接続配管を備え、
該接続配管は前記横配管より高い位置を通り前記縦配管と接続され、
通常時は、前記縦配管には水が充水されず、前記横配管には水が充水されていることを特徴とする消火設備。
【請求項2】
前記縦配管と前記接続配管とが接続される第1の接続部の位置が、前記横配管と前記接続配管とが接続される第2の接続部よりも高い位置に設けられることを特徴とする請求項1記載の消火設備。
【請求項3】
通常時には前記横配管を除く、前記二次側配管の水を排水し、火災時には該排水が停止する排水手段を、前記開閉弁又は前記開閉弁の二次側に備えたことを特徴とする請求項2記載の消火設備。
【請求項4】
前記接続配管がほぼL字状であることを特徴とする請求項2又は3記載の消火設備。
【請求項5】
前記横配管と前記消火用機器とが鳥居配管で接続されることを特徴とする請求項1乃至4何れか記載の消火設備。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2011−152355(P2011−152355A)
【公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−17218(P2010−17218)
【出願日】平成22年1月28日(2010.1.28)
【出願人】(000233826)能美防災株式会社 (918)
【Fターム(参考)】