液体材料を塗布する塗布装置
【課題】塗布パターンの変更のために、ノズル装置の本体に取り付けられているボルトを1つ残らず完全に外す必要があるということは費用がかかりかつ困難になる。
【解決手段】液体材料、特に熱溶融性粘着物質材料を面に塗布する塗布装置であって、本体と、前記液体材料を吐出する少なくとも1つのスロット塗布ノズルを有するノズル装置とを備え、前記ノズル装置を前記本体に取り付ける締め付け装置を特徴とする塗布装置により解決する。
【解決手段】液体材料、特に熱溶融性粘着物質材料を面に塗布する塗布装置であって、本体と、前記液体材料を吐出する少なくとも1つのスロット塗布ノズルを有するノズル装置とを備え、前記ノズル装置を前記本体に取り付ける締め付け装置を特徴とする塗布装置により解決する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体材料、特に熱溶融性粘着物質材料を面に塗布する塗布装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液体材料、特に熱溶融性粘着物質材料を面に塗布するために、塗布装置が知られている。このような塗布装置は塗布ヘッドとも呼ばれ、本体と、液体材料の吐出を行うためのノズル装置と、その液体材料の吐出を制御するためのバルブ装置とを備える。ここで、ノズル装置及びバルブ装置は本体内に収容される。熱溶融性粘着物質材料は、圧力によって、本体に向かって付勢されて供給され、本体からノズル装置へとさらに送られる。本体からノズル装置へ送る際には、バルブ装置を使用して制御を行い、それによって、塗布平面に塗布するための、熱溶融性粘着物質材料のノズル装置からの吐出も制御される。
【0003】
ノズル装置は、このために少なくとも1つのスロットを有し、それは、確実に液体材料を膜状で又は縞状で吐出するためである。スロットはこのために間隙を備えることができ、それは場合によっては異なった互いに隔たってもいる複数の縞を並行に作り出すためである。大抵の場合、ノズル装置は、複数の互いに独立した制御可能なスロットを備える。
【0004】
熱溶融性粘着物質材料は、本体に高温で供給され、その温度は、例えば200℃にまで達する可能性がある。大幅な温度低下を避けるために、加熱装置が本体内に設けられる。
【0005】
ノズル装置は、ここでは、本体にボルト締めで取り付けられる。ノズル装置を予め本体に位置合わせできるように、またそれによって、作動時に塗布平面に位置合わせできるように、本体およびノズル装置内には、開口にそれぞれ対応するねじが設けられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここでの欠点は、熱溶融性粘着物質材料の塗布の方法及び装置を変えるために、また、塗布パターンの再設計(いわゆるフォーマット変更)のために、ノズル装置の本体に取り付けられているボルトを1つ残らず完全に外す必要があるということである。これによって、フォーマットの変更は、費用がかかり且つ困難になる。それは、外されたボルトも、ノズル吐出口も、最後のボルトを外す際に取れ落ちてしまうおそれがあるからである。したがって、ノズル装置の本体に対する詳細な構成上の適合が必要とされる。
【0007】
既知の塗布装置におけるさらなる欠点は、ノズルのスロットに沿って塗布される熱溶融性粘着物質材料の位置に応じて、熱溶融性粘着物質材料の意図されない異なる材料厚さが生じるおそれがあるということである。そのような材料厚さのばらつきは、均一でない温度分布によって生じる可能性がある。
【0008】
したがって、本発明の課題は、上記の問題を可能な限り低減するか、又は解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
したがって、本発明によれば、請求項1、16、又は20に記載の塗布装置が提案される。
【0010】
締め付け装置を使用して、ノズル装置を本体に取り付けることで、対応する開口でねじを用いて本体に位置合わせされるノズル装置の取り付け手段、特に貫通開口を用いずに済む。これによって、ノズル装置及び本体間の交換可能性を高めることができる。加えて、ノズル装置の構造の単純化が達成でき、これは、空洞、特に熱溶融性粘着物質材料を送るための管をノズル装置の内部に設計する際に、いわゆる取り付け開口を考慮に入れる必要がもうないからである。したがって、もはや従来のように取り付け開口が、ノズル装置の内部の幾何学的形状に影響を及ぼすことはない。
【0011】
ノズル装置の取り付け又は取り外し、特にノズル装置の交換のために必要なのは、単に締め付けを緩めることであり、それによって、取り付けが解除され、ノズル装置が例えば、締め付け装置を横方向に引き抜くことで外れることができるようになる。多数のボルトを外す費用はもはや必要ない。これによって、ボルトの損失も対処される。これはまた、ボルトが、ノズル装置の交換の際に、装置の他の部分に落ちてしまうことも防止する。
【0012】
有利な態様では、ノズル装置を取り付けるために、締め付け装置は、本体に固定される少なくとも1つの締め付け部、及び/又は本体に取り付け可能な少なくとも1つの締め付け手段を備える。ここで、取り付けのために、好ましい一実施の形態においては、ノズル装置は、固定される締め付け部と本体に取り付け可能な少なくとも1つの締め付け手段との間で支持される。ここで、固定される締め付け部は、本体に固く接続し、特に本体と一体的に形成される。したがって、この締め付け部は、本体と共に安定した構成を形成して、側面を提供し、当該側面にて、ノズル装置が取り付けのために配置される。ノズル装置の別の側に、1以上の締め付け手段が設けられ、当該締め付け手段は、例えばボルトによって本体に取り付けられ、それによって、ノズル装置を締め付け部と共に支持する。ノズル装置は、このように取り付けられている状態で、一方の側で締め付け部に、そして他方の側で締め付け手段に接する。第3の面で、ノズル装置は、本体のさらなる面に、すなわち熱溶融性粘着物質材料のための吐出口の領域内で接する。本体内のこの開口に対応して、熱溶融性粘着物質材料を収容するためにノズル装置内に開口が存在し、当該開口は、本体内の上記吐出口に対応する。しかし、吐出口は基本的に、締め付け部の領域内にも配置することができる。
【0013】
有利な一実施の形態においては、締め付け装置は、複数の互いに隔てられて配置される締め付け手段を備える。そのように隔てられている配置は、均一な取り付けを達成するのに十分である場合が多い。複数の隔たっている、特に同じ締め付け手段を使用することの利点は、異なる大きさの塗布装置に同じ締め付け手段を使用することができ、取り付けのために、塗布装置の大きさに対応する数の締め付け手段が使用されることである。
【0014】
好ましくは、本発明による塗布装置は、本体がノズル装置を固定する取り付け面を有し、締め付け部が締め付け部面を有し、且つ/又は締め付け手段が締め付け手段面を有し、取り付け面が、締め付け部面に対して、且つ/又は取り付けられている状態で締め付け手段面に対して、90度より小さい角度で固定されることを特徴とする。これによって、ノズル装置を固定する取り付け面と締め付け部面との間で、アンダーカットされている領域が現れ、当該領域にノズル装置が挿入されて、取り付けられる。取り付けられている状態で、締め付け手段を使用すると、そのようなアンダーカットされている領域が、締め付け手段面と取り付け面との間に同様に現れる。締め付け装置を用いてノズル装置を取り付ける際に、或る場合では、締め付け部と少なくとも1つの締め付け手段との間に取り付けが生じる。この際、締め付け部と締め付け手段とは、2つの掴み具のように作用し、当該2つの掴み具の間でノズル装置が把持される。さらに、締め付け部面及び締め付け手段面の傾斜によって、力が生じ、当該力は、本体の取り付け面の方向へとノズル装置に作用する。この際、有利な一実施の形態においては、本体の取り付け面内に、ノズル装置に液体材料を吐出する少なくとも1つの開口が存在する。したがってさらに、ノズル装置を取り付け面の方向に押すことによって、本体の少なくとも1つの出口とノズル装置の対応する入口とが接続されることが有利である。
【0015】
好ましくは、締め付け装置は、ノズル装置を固く締める少なくとも1つの圧力手段を備える。そのような圧力手段は、ノズル装置に力を加え、その結果、このノズル装置が締め付け装置内に固く支持されるように設けられる。したがって、圧力手段は、締め付け装置のノズル装置に対する締め付け力を高めるか、又は、好ましい一実施の形態では、大部分において若しくは専ら、先ず、ノズル装置を取り付けるために必要な締め付け力又は圧力をノズル装置に与える。有利には、圧力手段は、少なくとも1つの圧力ボルトを備え、当該圧力ボルトは、有利には、少なくとも1つの締め付け手段内に形成される。そのような圧力手段は、他の方法で、例えば、てこ作用によって締め付け手段内に形成されることもできる。
【0016】
好ましい一変形形態では、締め付け手段はそれぞれねじ穴を備え、このねじ穴にはそれぞれ押しねじが配置される。組み立てられている状態では、ねじ穴はノズル装置の方を向いており、ねじ穴は特に、締め付け手段面に対して垂直に続いており、押しねじを対応する方向へねじ込む際に、押しねじはノズル装置に対して圧力をかけ、それによって、ノズル装置と締め付け装置とが強く固定される。
【0017】
ノズル装置の交換を実施可能にする目的で、締め付け装置を外すために、それぞれの押しねじが対応する方向に回されて、ノズル装置から外される。押しねじは、このためにねじ穴から完全に引き抜かれる必要はない。むしろ、それぞれの押しねじが、それぞれの締め付け手段面上にもはや突出していなければ十分である。そして、ノズル装置は、締め付け手段面に沿って、並びに取り付け面及び締め付け部面にも沿って、締め付け装置から引き抜かれることができ、またその際に、塗布装置から分離することができる。締め付け装置及びノズル装置の具体的な寸法に従って、締め付け手段をさらに外すことが必要な場合が時折あるが、その際に、締め付け手段は本体から完全には分離しない。したがって、締め付け装置は、特に圧力手段によって外され、ノズル装置は、圧力方向を横断して締め付け装置から引き抜かれることができ、さらなるノズル装置を締め付け装置内に押し込むことができる。本発明によれば締め付け装置として形成される、取り付け装置によって、いかなる部品も、特にいかなるボルトも完全に分離する必要はない。しかし、一実施の形態では、締め付け手段は完全に分離することができ、それは、必要であれば、ノズル装置をさらなる方向、例えば下側へ取り外すことを可能にするためか、又はメンテナンスを実施するためである。
【0018】
ノズル装置が締め付け装置内で、その意図される場所に取り付けられるのを確実にするために、有利には、少なくとも1つの位置決め手段がノズル装置を位置決めするために設けられる。そのような位置決め手段は、例えば2つの対応する幾何学的形状によって実現可能になり、ノズル装置は或る幾何学的形状を有し、本体及び/又は締め付け装置は、それに対応する或る幾何学的形状を有する。一実施の形態では、少なくとも1つの位置決め手段は、ストッパを備え、当該ストッパに対してノズル装置が押し当てられる。そのようなストッパは、例えばボルト頭を有するボルトとして、及び場合によってはグロメットとして、本体及び/又はノズル装置に取り付けられることができる。
【0019】
有利な一実施の形態では、位置決め手段は、少なくとも1つの開口をノズル装置内又は締め付け装置内に有し、開口に嵌合す少なくとも1つの対応する要素を備える。ここで、開口及び当該開口内に嵌り込む要素は、ノズル装置を圧力方向を横断して押し込むこと、並びにまた、取り付け面、締め付け部面、及び/又は締め付け手段面に沿って押し込むことを防止するように形成される。
【0020】
有利には、対応する要素は、可動要素、特に押しねじとして締め付け手段内に形成される。対応する要素が可動であることによって、当該要素は、それぞれ、ノズル装置を締め付け装置から引き抜くため、及び締め付け装置内に押し込むために、この押し込み動作が対応する要素によって妨害されないように取り除かれる。次に、ノズル装置は、締め付け装置内の自身の位置にまで押されて、対応する可動要素が開口内で動く。ここで、有利な一実施の形態では、押しねじが開口内にねじ込まれる。有利には、押しねじには突端が設けられ、開口は、傾斜側面を有し、切欠きのように形成される。したがって、突端を有する押しねじを切欠き状の開口にねじ込む際、ノズル装置の位置の固定のみが確実に可能となるのではなく、さらに、押しねじの突端と開口の少なくとも1つの傾斜側面との間での相互作用によって、変更、すなわちノズル装置の位置の修正も行うことができる。そのような効果は、たとえば開口を円錐状に形成することによって得られる。
【0021】
いずれにせよ、位置決め手段と圧力手段とが部分的に一致することが有利である。ここで、一実施の形態では、突端を有する押しねじは先ず、ノズル装置が締め付け装置内に押し込まれた後、位置決めのために使用される。押しねじはこのためにねじ込まれ、対応する開口内へと移動し、それによって、ノズル装置が自身の最終的な位置を得て、位置ずれが防がれる。この押しねじを、ノズル装置の方向にさらにねじ込むことによって、この押しねじはノズル装置に作用する圧力ももたらす。したがって、この押しねじは、一方では、位置決め用器具として働き、他方では、圧力手段として働く。さらなる圧力手段を設けることができるが、当該圧力手段は、位置決め手段として設けられる必要はなく、これは、締め付け装置に押し込まれるノズル装置は1つの移動方向のみに移動することが可能であり、したがって基本的に、必要な位置決め装置は1つのみだからである。
【0022】
さらなる好ましい一実施の形態では、締め付け装置は、2つの互いに面する固定される締め付け部を備え、それによって、ノズル装置をこの両方の締め付け部の間に取り付ける。ここで、両方の締め付け部は、好ましくは、本体に一体的に形成される。ここで、好ましくは、締め付け装置は、ノズル装置を押し込む方向に対する横断面内に、またひいては、取り付け面、及び/又は締め付け部面を横断して、一方ではU字形状を有し、他方ではダブテール形状の空間を画定する。ここで、好ましくは、そのような締め付け装置の脚部内に、且つひいては締め付け部内に、この形状の中にノズル装置を固定して取り付ける圧力手段が設けられる。特に、そのような圧力手段は、押しねじが入っているねじ穴として、脚部を横断して形成される。
【0023】
好ましくはばね板として形成される、弾性を有する締め付け手段を設けることによって、ノズル装置に対して取り付けのために作用する圧力を、ノズル装置に適応している、締め付け装置の幾何学的形状と、弾性を有する締め付け手段の使用材料を含む具体的な実施の形態とについて、事前に確定することができる。したがって、ノズル装置を取り付けるために、ノズル装置は、締め付け装置内に押し込まれ、弾性を有する締め付け手段は、本体に取り付けられ、特には固くねじ込まれる。これによって、弾性を有する締め付け手段は、ノズル装置に対して取り付けのために作用する圧力を得る。
【0024】
好ましい一実施の形態では、締め付け部に支持要素が取り付けられる。そのような支持要素は、取り付けられるノズル装置の方向に、締め付け部面にわたって突出する。これによって、支持要素を含む締め付け部のために、アンダーカットされている領域を実現することができ、この際、自身の締め付け部面を有する締め付け部はアンダーカットされている領域として本体内に組み込まれる必要はない。そのような、支持要素によって生じるアンダーカットされている領域は、既に上述した方法でノズル装置を支持するのに有利である。
【0025】
好ましくは、ノズル装置は、少なくとも1つの凹部、特に締め付け部、締め付け手段、及び/又は支持要素の縁が嵌る溝を有する。これによって、ノズル装置の取り付けを改善することができ、これは、締め付け手段がノズル装置の溝に嵌ることによって、ノズル装置がよりよく支持されるからである。この際、ノズル装置は、他の実施の形態のように締め付け装置が外れている状態で、押し出されて、また場合によっては再び押し込まれることができる。
【0026】
本発明によれば、液体材料を吐出するノズルと、ノズルを支持するマウスピースとを備える、ノズル装置を有する塗布装置を設けることがさらに提案される。ここで、ノズルは、取り付けのために貫通開口を有する必要なく作ることができる。したがって、ノズルは簡単な方法で取り替えることができ、熱溶融性粘着物質材料のためのあり得るチャネルは取り付けとは独立している。有利なことは、マウスピースが、正面において概ねU字形状に形成され、ノズルをそのようなU字形状の内部空間に収容することである。ここで有利には、締め付け要素、特にノズルを固く締め付ける締め付けボルトが設けられる。したがって、例えば複数の締め付けボルトをU字形状のマウスピースの脚部内に配置することによって、これらの締め付けボルトは、取り付け目的の締め付けのために、ノズルに対してねじ込まれる。これによって、ノズルは固く支持されて、この際、自ら取り付け開口を有する必要はない。
【0027】
さらなる好ましい一実施の形態によれば、スペーサー要素、特にスペーサープレートがノズルとマウスピースとの間に設けられ、これによって、ノズルとマウスピースとの間の接触面における間隔が保証され、それによって、吐出スロットと、ひいてはスロット塗布ノズルが形成される。スペーサー要素をノズル装置内に固定するために、少なくとも1つの固定要素が設けられる。これによって、固定要素が例えばダウェルピンとして形成される場合、スペーサー要素は、直接固くねじ締めされる必要はなく、固く支持される。
【0028】
加熱装置を使用することによって、本体と、当該本体上のノズル装置と、制御部と、粘着物を運ぶさらなる要素とが加熱され、それによって、本体内で熱溶融性粘着物質材料が冷めるのに対処する。本発明によれば、スロット塗布ノズルのスロットの縁領域内、つまり塗布装置の正面へ向かう領域では、熱溶融性粘着物質材料は、塗布スロットノズルの中間領域における塗布領域と比較して、塗布層の大きな偏差を有することがあることが分かった。ここで、熱溶融性粘着物質材料はこれらの領域において過度に冷めて、それによって、偏差がもたらされることがわかった。さらなる加熱素子又は加熱ゾーンをこの領域内に備える代わりに、加熱素子の加熱力を高めて、それによって、可能な限り均一な且つ安定した温度プロファイルを本体及び/又はシステム内で得ることが提案される。そのような安定した温度プロファイルによって、同時に、熱溶融性粘着物質材料の温度分布がスロット塗布ノズル内で安定化され、塗布層の偏差が対処される。
【0029】
ここで好ましくは、加熱素子は、塗布装置の正面領域内でより高い加熱力を有して形成される。正面領域内の加熱素子の加熱力は、約20%から200%、好ましくは50%から120%、さらに好ましくは60%から100%だけ、同じ塗布装置の他の加熱素子の加熱力よりも大きい。有利な一実施の形態においては、加熱素子は既に、その寸法によってより高い加熱力に適応している。したがって、加熱素子の制御は、制御コストの点に関しては変わらず、全ての加熱素子は均一に並行して制御することができる。加熱力の上昇は、それぞれの加熱素子の寸法によってのみ生じる。この際、全体のサイズを拡大することは、通常必要ないが、混合を避けるために好ましい。
【0030】
好ましくは、塗布装置は、加熱装置及び/又は本体を断熱する少なくとも1つの断熱プレートを備えて形成される。これによって、熱エネルギーの漏れが捕らえられるだけでなく、さらに、熱プロファイルのよりよい均一化も保証される。好ましくは、少なくとも1つの断熱プレートは、塗布装置の正面にそれぞれ配置される。塗布装置の周囲への熱エネルギーの放出と、それによる塗布装置内の温度低下は低減される。これは、熱エネルギーの放出が正面にて妨げられるからである。したがって、正面の領域、すなわち塗布装置の境界領域における熱エネルギーの全体的な放出は、中間の正面から離れている領域に近似する。これは、可能な限り均一な温度プロファイルを安定化し、達成するのに有利である。したがって、温度分布を改善することができ、この際、塗布装置の特定の個々の領域が他の領域と独立して制御されることはない。したがって、小型の塗布装置において単一の温度センサを使用すること、又は大型の塗布装置において1つの加熱ゾーンが複数の加熱素子を有することも依然として十分である。
【0031】
以下において、本発明をいくつかの実施例に基づいて図面を参照してより詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
図1による塗布装置1は、本体2と、ノズル装置4と、バルブ装置6とを備える。本体2には、第1の支持体8と第2の支持体10とを設けられる。第1の支持体8は第1の断熱プレート12と、第2の支持体10は第2の断熱プレート14と相互接続して本体2に取り付けられる。断熱プレートは通常、積層樹脂含浸紙から成り、マイカ材からも、またサンドイッチ化合物からも成る。40℃(K)の温度差を、本体2と隣接する支持体8及び10との間で達成できる。図1では押しねじとして実施される取り付けねじ16及び18を用いて、塗布装置は、対応する製造工場にて組み立て可能である。
【0033】
図1において右側で示される操作者側から、塗布される熱溶融性粘着物質材料をフィルタリングするためのフィルタ20が本体2に設置される。図1においてフィルタ20から、六角ナットを有するフィルタヘッドが見える。フィルタ20は、支持体8と断熱プレート12とを通じて本体内に延在している。組み立てられている状態では、フィルタ20は特に、フィルタ支持体24内で支持される。フィルタを使用しない場合に用いられる盲栓24は、利用者の方を向いていない本体2の正面から第2の断熱プレート14を通じて設置され、第2の支持体10に取り付けられる。
【0034】
塗布装置に熱溶融性粘着物質材料を供給するために供給管26が設けられる。このために、供給管26では、供給端子28に熱溶融性粘着物質材料を供給するための供給ラインが接続される。ここで、熱溶融性粘着物質材料は、供給管26を通じてフィルタ20に到達し、そこでフィルタ本体を貫通し、それによって、ノズル装置4の吐出口から吐出される。
【0035】
図1の塗布装置1は制御ユニットを備え、一方、他の塗布装置は、粘着物質材料吐出の制御なしで済ませられる。図1によれば、熱溶融性粘着物質材料の吐出口からの吐出は、バルブ装置を備える制御ユニット6によって制御される。このために、制御ユニット6は、制御信号を伝達するための電気端子32と、バルブ装置のバルブの動作のための動作圧力を提供するための空気圧端子34とを備える。制御信号を伝達するために、空気圧シリンダー36が設けられ、当該空気圧シリンダー36の外側の長方形のボディを図1において見て取ることができる。
【0036】
本体2は、熱溶融性粘着物質材料を供給するためのさらなる開口を備えるが、当該開口は、盲栓38によって封鎖され、図示される塗布装置の組み立てにおいては、さらなる意味を持たない。
【0037】
塗布装置1に全体的に電気を供給するために、主電気端子40が設けられる。この主電気端子40によって、切替信号のような電気信号だけでなく、測定信号も、また電気エネルギーも伝達されることができる。例えば、制御ユニット6のための切替信号も主電気端子40を通じて伝達することができ、そしてこの信号は、本体から、制御ユニット6の電気端子32にさらに伝達される。このために、電機接続を設けることが必要であるが、電機接続は図1によれば実施されない。
【0038】
主電気端子40によって、本体2内の塗布装置1を加熱するための電気エネルギーも供給される。
【0039】
ノズル装置4は基本的に、ボルト締め46によってノズル44とマウスピース42とから組み立てられる。ノズル装置は、ダウェルピンのための開口43を設けられる。ノズル44とマウスピース42との間に、平坦な中間要素、いわゆるスペーサープレート48が配置される。ノズル装置4は、さらなる吐出スロット50を備える。吐出スロット50は、図1が示すところによれば、ノズル装置4の下側に配置される。接着剤吐出口又は吐出スロットは、ノズル装置内に直接組み込むこともでき、特に、ノズル内及び/又はマウスピース内に組み込むことができる。スペーサープレート48は、この吐出スロット50にまで達し、それによって、例えば、吐出スロット50が複数の部分スロットに分割される。従来の使用においては、熱溶融性粘着物質材料を塗布するための塗布平面は、ノズル装置4の下に沿って移動し、確かにノズル44の方向から来るが、マウスピース42の方向へ進む。したがって、塗布平面は先ず、ノズル44のわずかに丸みを帯びている領域52に到達する。吐出スロット50の領域内で、マウスピース42は切り取りエッジ54を有する。
【0040】
ノズル装置4を取り付けるために、塗布装置1は、固定される締め付け部56を備え、当該締め付け部56は、本体2と一体的に形成され、塗布装置1はまた、本体に取り付け可能な2つの締め付け手段58を備える。締め付け部56と締め付け手段58とは、ノズル装置4が両者の間で締め付けられるように形成される。そのような締め付けの際、ノズル装置4は、自身のノズル44によって締め付け部面60に接し、マウスピース42は、2つの締め付け手段面62に接する。さらに、ノズル装置4は、上に向かって、接触面64によって本体2の取り付け面66に接する。締め付け部面60は、取り付け面66に対して約75度の角度を有する。組み立てられている状態では、締め付け手段58の締め付け手段面62は、同様に、約75度の角度を取り付け面66に対して有する。
【0041】
ノズル装置を取り付けるために、締め付け手段58は、自身の側で本体2に取り付けられ、当該本体2において取り付けボルト68は、対応するねじ穴70にねじ込まれる。締め付け手段58を本体2にしっかりと装着するために、本体は対応する締め付け手段シート72を備え、当該締め付け手段シート72は本体2内に組み込まれる。ノズル装置4を吐出スロット50を横断する移動方向で位置決めするために、且つ部分的に固定するためにも、概ね切欠きとして形成される開口74がマウスピース42内に形成される。位置決めのために、押しねじ76は、開口74に概ね対応する突端を備え、このために締め付け手段58のねじ穴78内にねじ込まれ、この際に開口74内へ移動する。これによって、固定が同時に達成される。これは、押しねじ76がノズル装置4に力を加えるからである。さらなる圧力ねじ80が圧力手段として締め付け手段58のうちの一方に設けられ、圧力ねじは同様に、ねじ穴内を通り、それによって、ノズル装置4の方向にマウスピース42の領域内でねじ込まれる。しかし、圧力ねじ80は、基本的に平坦な、ノズル装置4の方向を向いている表面を有し、したがって、押しねじ76とは反対に二重機能は有しない。したがって、押しねじは、ノズル装置4を位置決めするために、位置決め手段の部分として設けられる。押しねじ76も、圧力ねじ80も両方とも、ノズル装置を固く締めるための圧力手段の部分として形成される。
【0042】
図2によって、接触面64内に熱溶融性粘着物質材料を供給するための供給開口65があるのが分かる。シーリングするためにシール67が設けられ、当該シール67は、横断面においてX字形状であるように形成され、クァドリングとの名称で知られている。基本的にOリングも使用することができる。押しねじ76は、図1とは違って図2においては、開口74の近くに配置されている。押しねじ76は先ず、その位置決め突端77で、ノズル装置4の取り付けの際に位置決めのためにねじ込みによって開口74に移動する。さらに、さらなる固いねじ込みの際、一方では本体2と締め付け手段58とが、他方では本体2とノズル装置4とが取り付けのために固定される。
【0043】
さらに、図2から、電気盲栓41を見て取ることができ、当該電気盲栓41は本体内の開口を塞ぎ、必要であれば、その開口から電気端子が抜き出ることが可能である。
【0044】
図3から、ノズル装置4内に配置され、取り付けボルト68を含む締め付け手段58によって位置決めするための開口74を有するノズル装置4と、特に、自身に位置決め突端77を有する押しねじ76との間の位置合わせが明白である。
【0045】
断熱プレート12及び14は、平坦な要素として形成される。
【0046】
図4から図7による塗布装置1は、図1から図3とは違って、縮尺において縮小されて示されている。図示される組み立て体から、図4及び図6による正面から見て、ノズル装置4が、固定される締め付け部56と、取り付け可能な締め付け手段58と、また本体2の取り付け面66によって包囲されているのが分かる。取り付け面66から見ると、締め付け部面60と締め付け手段面62とが、取り付け面66からの距離を増大するにつれて互いに先細になっている。これによって、堅固な包囲が達成され、この包囲によって、ノズル装置4が取り付け面66を横断して滑り落ちるのが防がれる。
【0047】
押しねじ76を締める際、先ず締め付け装置1に掛かるノズル装置4は、締め付け部面60に取り付き、それによって、取り付け面66に接する。このために、締め付け部面60は通常は、グリースを塗られている。
【0048】
図5から、組み立てられている状態では、締め付け手段58は、互いにわずかな距離で本体2に取り付けられていることが分かる。押しねじ76及び80は、自身の締め付け手段にそれぞれ同じ位置で配置される。押しねじ76は、押しねじ80とは違って、ノズル装置を位置決めするさらなる機能を有する。
【0049】
また、図7による上面図からは、他の図とは違って、電気カバー82が明白に分かる。この電気カバー82の下側に、電気端子と加熱モジュールとが収容されて配置されている。
【0050】
図8及び図9によって、ノズル装置4が、押しねじ76を有する締め付け手段58を含めてより詳細に明らかになっている。締め付け手段58は、角柱状の形状を有する。取り付けボルト68を通す開口71は、取り付け面69を貫通している。締め付け手段58を取り付けるために、締め付け手段58は、ボルト68を用いて本体2に取り付けられ、これは、取り付けボルト68が本体2のねじ穴70(図1)にねじ込まれることによって行われ、取り付け面69は、締め付け手段シート72内で本体に接する。締め付けシート72によって、締め付け手段58の位置又は位置合わせは、本体2に応じて決められる。ここで、ノズル装置を位置決めするために、押しねじ76がノズル装置4の開口74にねじ込まれる。ここで、押しねじ76は、組み立てられている状態では、自身のねじ穴78に締め付け手段面62を通じて延在する。そして、締め付け手段面62は、ノズル装置4のマウスピース42の第1のブロック面63に接する。ボルト締め46の領域内のボルト締め面47は、第1のブロック面63とは違って、容易に曲げられ、それによって、ボルト締め面47は締め付け手段面62とは接しない。ここで、押しねじ76は、取り付けボルト68に対して傾斜している。
【0051】
ノズル44は、第2のボルト締め面45を有する。ボルト締め面47と第2のボルト締め面45とは、概ね互いに面平行に配置され、それによって、ノズル44とマウスピース42との接続が容易に形成される。
【0052】
図10に基づく第2の実施形態による塗布装置は、2つの制御ユニット206を備え、当該2つの制御ユニット206は、共通の1つの空気圧コネクタ235によって相互に接続される。制御ユニット206は、自身の空気圧シリンダー236の下にノズルホルダ237を備える。塗布装置201を組み立てるために、制御ユニット206は、自身のノズルホルダ237によって、本体202内に配置される2つの開口207に挿入される。そして、ノズルホルダ237は、組み立てられている状態においては、挿入されるフィルタ220の横側にわずかな距離で延在する。塗布装置201は、電気ボルト締め239と、利用されない電気供給のための盲栓238とをさらに備える。
【0053】
ノズル装置204の本体202への取り付けは、ここでは、5つの締め付け手段258を用いて行われる。中間の組み立てられていない状態で図示されている締め付け手段258は、突端277を有する押しねじ276と共に形成される。位置決めのために、締め付け手段258内の押しねじ276は、位置決めのための開口274にねじ込むことによって押し入れられる。押しねじ276は、中央で中間の締め付け手段258内に配置され、開口274も、中央でノズル装置204内に配置されるので、本明細書では位置決めは、センタリングとも呼ばれる。締め付け手段258は、その形成において、図1から図9に基づく第1の実施形態による締め付け手段58と同一である。したがって、大型の塗布装置1又は小型の塗布装置201と、対応する異なった大きさのノズル装置4又は204のために、同じ締め付け手段58(図1から図9)又は258(図10から図15)によって取り付けを実施することができる。単に、使用される締め付け手段58及び258のそれぞれの数が変化するだけである。締め付け手段58又は258はそれぞれ、押しねじ76又は276を用いてノズル装置4又は204の位置決めを実施する。
【0054】
塗布装置201を加熱するために、複数の加熱素子が用いられる。外側の加熱素子284が、引き出されている状態で主電気端子240の領域内で図示されている。
【0055】
図11から、全ての加熱モジュール(本明細書では加熱素子)の位置決めが分かる。図11によれば、2つの外側の加熱素子284と、6つの内側の加熱素子286とがある。外側の加熱素子284は、第1の断熱プレート212及び第2の断熱プレート214のそれぞれの近くに配置される。外側の加熱素子284の加熱力はそれぞれ、約200ワットに達する。両方の外側の加熱素子284の間に、6つの内側の加熱素子286が配置され、当該内側の加熱素子286の加熱力はそれぞれ、約125ワットに達する。加熱素子284、268の近くに、電力を送って電気接続を行うための供給ブロア283が設けられる。このために、電気供給は、主電気端子240から本体202に送られ、さらに本体202から供給ブロア283に送られる。加熱素子284及び286の電機接続も供給ブロア283で行われる。組み立てられている状態では、加熱素子284、286も、供給ブロア283も、そしてそれらによって伝導される電気供給も、電気シール282によって外部から保護される。
【0056】
図12から図15は、第2の実施形態による塗布装置201を4つの視点で示しており、その4つの視点は、第1の実施形態についての図4から図7による視点に対応する。ここで、第2の実施形態は、概ね均等に隔たっている5つの取り付け手段258を備える。熱溶融性粘着物質材料の吐出を制御するために、2つの制御ユニット206がある。第1の実施形態、第2の実施形態及び第3の実施形態の同じ又は同様の要素の参照符号は、第3の位、すなわち百の位においてのみ異なる。第2の実施形態の参照符号は、200台であり、第3の実施形態の参照符号は、300台である。
【0057】
第3の実施形態及び図16による塗布装置301は、熱溶融性粘着物質材料のための液圧的に独立している4つの領域を有する。その4つの領域に対応して、4つの制御ユニット306があり、当該4つの制御ユニット306は、マニホルド335によって空気圧供給管に接続される。他の実施形態では、別個の空気圧供給管も設けることができる。同様に、4つのフィルタ320及び4つの供給端子328も設けられる。接着剤供給管(供給チューブ)のためのスペースがないために、供給端子328は互い違いに配置される。ノズル装置304の取り付けは、第2の実施形態におけるように、5つの締め付け手段358を用いて行われ、これらの締め付け手段358のうちの中間のものは、ノズル装置304を位置決めするための押しねじ376を備える。このために、ノズル装置304内に開口374が設けられ、当該開口374に、押しねじ376が嵌るようになっている。残りの締め付け手段358はそれぞれ、突端を有しない押しねじ380を備える。締め付け手段358の反対側で、ノズル装置304は、固定される締め付け部356によって支持され、当該締め付け部356は、本体302と一体的に形成される。
【0058】
断熱プレート312は、その形状、特にその輪郭によって、正面313に適合している。
【0059】
図17による塗布装置301は、2つの外側の加熱素子384と、8つの内側の加熱素子386とを備える。外側の加熱素子384は、内側の加熱素子386よりも高い加熱力を有する。
【0060】
図19による塗布装置301の側面図及び図21による塗布装置301の上面図から、第1の断熱プレート312と第2の断熱プレート314とが見て取れる。フィルタ320は、本体302の正面には設置されず、このフィルタ320はまた、断熱プレート312、314のいずれも通らない。
【0061】
第2の実施形態と同様に、第3の実施形態の塗布装置301も5つの取り付け手段358を備えるが、当該取り付け手段358は、異なる間隔で互いに隔たっている。塗布装置301内に2つの主電気端子340がある。
【0062】
第4の実施形態及び図22による本体402は、取り付け面466と、締め付け部面460を有する、固定される締め付け部456とを備える。取り付け面466と締め付け部面460とは、互いに対して概ね直交に配置される。ノズル装置404は、本体402に、平坦な板として形成される支持要素490、及びばね板として形成される弾性を有する締め付け手段458によって取り付けられる。支持要素490はノズル装置404の溝492に、ばね板458はノズル装置404の溝494にそれぞれ嵌る。ここで、支持要素490が嵌る溝492は、マウスピース442内に形成される。ばね板458が嵌る溝494は、ノズル444内に形成される。
【0063】
図22に示されるばね板458は、ばね板取り付けボルト496の領域内で本体402に対して固くねじ締めされることによって生ずる圧力下にある。したがって、このばね板取り付けボルト496を外す際、圧力のために、ばね板458は先ず、ノズル装置404に面する領域内で本体402から外れ、そして解放される。ばね板458の素材、形状、大きさ及び厚さにおける具体的な実施形態によって、圧力及びひいては支持力が事前に求められ、当該支持力が生じるのは、図22に示されているように、ばね板が本体402に平面でねじ締めされる場合である。したがって、事前に求められている固定力によってノズル装置404を取り付ける際には、トルクレンチは必要ない。
【0064】
第5の実施形態及び図23によるノズル装置504は、1つのノズル544と、1つのマウスピース542とを備える。マウスピース542内に、熱溶融性粘着物質材料を供給するための供給開口565が配置される。ノズル544は、アダプタ542によって概ねU時形状に囲まれる。ノズル544は、外されている状態では、アダプタ542から押し方向598に押し出すことができる。グロメット597は、ストップボルト599と共に、ノズル544のために、押し方向598と反対の方向でストッパを形成する。これによって、ノズル544は、マウスピース542内に位置決めすることができる。
【0065】
取り付けのために、4つの締め付けボルト580がマウスピース542の脚部558内に配置される。ノズル544をマウスピース542内に固定するために、圧力ねじ580がノズル544に対してねじ込まれる。ここで、ノズル544はマウスピース542に密接し、スペーサープレート548がノズル544とマウスピース542との間で固定される。
【0066】
図24から明らかなように、スペーサープレート548は、ダウェルピン549によって固定される。ダウェルピン549はノズル544内に挿入される。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】第1の実施形態に基づく本発明による塗布装置の組み立て斜視図である。
【図2】図1による塗布装置のさらなる斜視図である。
【図3】図1及び図2による塗布装置のさらなる図である。
【図4】図1から図3による組み立てられている塗布装置の第1の正面図である。
【図5】図1から図3による組み立てられている塗布装置の側面図である。
【図6】図1から図3による組み立てられている塗布装置の第2の正面図である。
【図7】図1から図3による組み立てられている塗布装置の上面図である。
【図8】図1から図7による塗布装置の、締め付け手段を有するノズル装置の組み立て斜視図である。
【図9】図8による締め付け手段を有するノズル装置の一部分のさらなる図である。
【図10】第2の実施形態による塗布装置の部分的な組み立て斜視図である。
【図11】図10による塗布装置のさらなる図である。
【図12】図10及び図11による塗布装置の組み立てられている状態における第1の正面図である。
【図13】図10及び図11による塗布装置の組み立てられている状態における側面図である。
【図14】図10及び図11による塗布装置の組み立てられている状態における第2の正面図である。
【図15】図10及び図11による塗布装置の組み立てられている状態における上面図である。
【図16】第3の実施形態による塗布装置の部分的な組み立て斜視図である。
【図17】図16による塗布装置のさらなる斜視図である。
【図18】図16及び図17による塗布装置の組み立てられている状態における第1の正面図である。
【図19】図16及び図17による塗布装置の組み立てられている状態における側面図である。
【図20】図16及び図17による塗布装置の組み立てられている状態における第2の正面図である。
【図21】図16及び図17による塗布装置の組み立てられている状態における上面図である。
【図22】第4の実施形態による塗布装置の正面図である。
【図23】第4の実施形態に基づく本発明によるノズル装置の斜視図である。
【図24】図23によるノズル装置の正面図である。
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体材料、特に熱溶融性粘着物質材料を面に塗布する塗布装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液体材料、特に熱溶融性粘着物質材料を面に塗布するために、塗布装置が知られている。このような塗布装置は塗布ヘッドとも呼ばれ、本体と、液体材料の吐出を行うためのノズル装置と、その液体材料の吐出を制御するためのバルブ装置とを備える。ここで、ノズル装置及びバルブ装置は本体内に収容される。熱溶融性粘着物質材料は、圧力によって、本体に向かって付勢されて供給され、本体からノズル装置へとさらに送られる。本体からノズル装置へ送る際には、バルブ装置を使用して制御を行い、それによって、塗布平面に塗布するための、熱溶融性粘着物質材料のノズル装置からの吐出も制御される。
【0003】
ノズル装置は、このために少なくとも1つのスロットを有し、それは、確実に液体材料を膜状で又は縞状で吐出するためである。スロットはこのために間隙を備えることができ、それは場合によっては異なった互いに隔たってもいる複数の縞を並行に作り出すためである。大抵の場合、ノズル装置は、複数の互いに独立した制御可能なスロットを備える。
【0004】
熱溶融性粘着物質材料は、本体に高温で供給され、その温度は、例えば200℃にまで達する可能性がある。大幅な温度低下を避けるために、加熱装置が本体内に設けられる。
【0005】
ノズル装置は、ここでは、本体にボルト締めで取り付けられる。ノズル装置を予め本体に位置合わせできるように、またそれによって、作動時に塗布平面に位置合わせできるように、本体およびノズル装置内には、開口にそれぞれ対応するねじが設けられる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ここでの欠点は、熱溶融性粘着物質材料の塗布の方法及び装置を変えるために、また、塗布パターンの再設計(いわゆるフォーマット変更)のために、ノズル装置の本体に取り付けられているボルトを1つ残らず完全に外す必要があるということである。これによって、フォーマットの変更は、費用がかかり且つ困難になる。それは、外されたボルトも、ノズル吐出口も、最後のボルトを外す際に取れ落ちてしまうおそれがあるからである。したがって、ノズル装置の本体に対する詳細な構成上の適合が必要とされる。
【0007】
既知の塗布装置におけるさらなる欠点は、ノズルのスロットに沿って塗布される熱溶融性粘着物質材料の位置に応じて、熱溶融性粘着物質材料の意図されない異なる材料厚さが生じるおそれがあるということである。そのような材料厚さのばらつきは、均一でない温度分布によって生じる可能性がある。
【0008】
したがって、本発明の課題は、上記の問題を可能な限り低減するか、又は解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
したがって、本発明によれば、請求項1、16、又は20に記載の塗布装置が提案される。
【0010】
締め付け装置を使用して、ノズル装置を本体に取り付けることで、対応する開口でねじを用いて本体に位置合わせされるノズル装置の取り付け手段、特に貫通開口を用いずに済む。これによって、ノズル装置及び本体間の交換可能性を高めることができる。加えて、ノズル装置の構造の単純化が達成でき、これは、空洞、特に熱溶融性粘着物質材料を送るための管をノズル装置の内部に設計する際に、いわゆる取り付け開口を考慮に入れる必要がもうないからである。したがって、もはや従来のように取り付け開口が、ノズル装置の内部の幾何学的形状に影響を及ぼすことはない。
【0011】
ノズル装置の取り付け又は取り外し、特にノズル装置の交換のために必要なのは、単に締め付けを緩めることであり、それによって、取り付けが解除され、ノズル装置が例えば、締め付け装置を横方向に引き抜くことで外れることができるようになる。多数のボルトを外す費用はもはや必要ない。これによって、ボルトの損失も対処される。これはまた、ボルトが、ノズル装置の交換の際に、装置の他の部分に落ちてしまうことも防止する。
【0012】
有利な態様では、ノズル装置を取り付けるために、締め付け装置は、本体に固定される少なくとも1つの締め付け部、及び/又は本体に取り付け可能な少なくとも1つの締め付け手段を備える。ここで、取り付けのために、好ましい一実施の形態においては、ノズル装置は、固定される締め付け部と本体に取り付け可能な少なくとも1つの締め付け手段との間で支持される。ここで、固定される締め付け部は、本体に固く接続し、特に本体と一体的に形成される。したがって、この締め付け部は、本体と共に安定した構成を形成して、側面を提供し、当該側面にて、ノズル装置が取り付けのために配置される。ノズル装置の別の側に、1以上の締め付け手段が設けられ、当該締め付け手段は、例えばボルトによって本体に取り付けられ、それによって、ノズル装置を締め付け部と共に支持する。ノズル装置は、このように取り付けられている状態で、一方の側で締め付け部に、そして他方の側で締め付け手段に接する。第3の面で、ノズル装置は、本体のさらなる面に、すなわち熱溶融性粘着物質材料のための吐出口の領域内で接する。本体内のこの開口に対応して、熱溶融性粘着物質材料を収容するためにノズル装置内に開口が存在し、当該開口は、本体内の上記吐出口に対応する。しかし、吐出口は基本的に、締め付け部の領域内にも配置することができる。
【0013】
有利な一実施の形態においては、締め付け装置は、複数の互いに隔てられて配置される締め付け手段を備える。そのように隔てられている配置は、均一な取り付けを達成するのに十分である場合が多い。複数の隔たっている、特に同じ締め付け手段を使用することの利点は、異なる大きさの塗布装置に同じ締め付け手段を使用することができ、取り付けのために、塗布装置の大きさに対応する数の締め付け手段が使用されることである。
【0014】
好ましくは、本発明による塗布装置は、本体がノズル装置を固定する取り付け面を有し、締め付け部が締め付け部面を有し、且つ/又は締め付け手段が締め付け手段面を有し、取り付け面が、締め付け部面に対して、且つ/又は取り付けられている状態で締め付け手段面に対して、90度より小さい角度で固定されることを特徴とする。これによって、ノズル装置を固定する取り付け面と締め付け部面との間で、アンダーカットされている領域が現れ、当該領域にノズル装置が挿入されて、取り付けられる。取り付けられている状態で、締め付け手段を使用すると、そのようなアンダーカットされている領域が、締め付け手段面と取り付け面との間に同様に現れる。締め付け装置を用いてノズル装置を取り付ける際に、或る場合では、締め付け部と少なくとも1つの締め付け手段との間に取り付けが生じる。この際、締め付け部と締め付け手段とは、2つの掴み具のように作用し、当該2つの掴み具の間でノズル装置が把持される。さらに、締め付け部面及び締め付け手段面の傾斜によって、力が生じ、当該力は、本体の取り付け面の方向へとノズル装置に作用する。この際、有利な一実施の形態においては、本体の取り付け面内に、ノズル装置に液体材料を吐出する少なくとも1つの開口が存在する。したがってさらに、ノズル装置を取り付け面の方向に押すことによって、本体の少なくとも1つの出口とノズル装置の対応する入口とが接続されることが有利である。
【0015】
好ましくは、締め付け装置は、ノズル装置を固く締める少なくとも1つの圧力手段を備える。そのような圧力手段は、ノズル装置に力を加え、その結果、このノズル装置が締め付け装置内に固く支持されるように設けられる。したがって、圧力手段は、締め付け装置のノズル装置に対する締め付け力を高めるか、又は、好ましい一実施の形態では、大部分において若しくは専ら、先ず、ノズル装置を取り付けるために必要な締め付け力又は圧力をノズル装置に与える。有利には、圧力手段は、少なくとも1つの圧力ボルトを備え、当該圧力ボルトは、有利には、少なくとも1つの締め付け手段内に形成される。そのような圧力手段は、他の方法で、例えば、てこ作用によって締め付け手段内に形成されることもできる。
【0016】
好ましい一変形形態では、締め付け手段はそれぞれねじ穴を備え、このねじ穴にはそれぞれ押しねじが配置される。組み立てられている状態では、ねじ穴はノズル装置の方を向いており、ねじ穴は特に、締め付け手段面に対して垂直に続いており、押しねじを対応する方向へねじ込む際に、押しねじはノズル装置に対して圧力をかけ、それによって、ノズル装置と締め付け装置とが強く固定される。
【0017】
ノズル装置の交換を実施可能にする目的で、締め付け装置を外すために、それぞれの押しねじが対応する方向に回されて、ノズル装置から外される。押しねじは、このためにねじ穴から完全に引き抜かれる必要はない。むしろ、それぞれの押しねじが、それぞれの締め付け手段面上にもはや突出していなければ十分である。そして、ノズル装置は、締め付け手段面に沿って、並びに取り付け面及び締め付け部面にも沿って、締め付け装置から引き抜かれることができ、またその際に、塗布装置から分離することができる。締め付け装置及びノズル装置の具体的な寸法に従って、締め付け手段をさらに外すことが必要な場合が時折あるが、その際に、締め付け手段は本体から完全には分離しない。したがって、締め付け装置は、特に圧力手段によって外され、ノズル装置は、圧力方向を横断して締め付け装置から引き抜かれることができ、さらなるノズル装置を締め付け装置内に押し込むことができる。本発明によれば締め付け装置として形成される、取り付け装置によって、いかなる部品も、特にいかなるボルトも完全に分離する必要はない。しかし、一実施の形態では、締め付け手段は完全に分離することができ、それは、必要であれば、ノズル装置をさらなる方向、例えば下側へ取り外すことを可能にするためか、又はメンテナンスを実施するためである。
【0018】
ノズル装置が締め付け装置内で、その意図される場所に取り付けられるのを確実にするために、有利には、少なくとも1つの位置決め手段がノズル装置を位置決めするために設けられる。そのような位置決め手段は、例えば2つの対応する幾何学的形状によって実現可能になり、ノズル装置は或る幾何学的形状を有し、本体及び/又は締め付け装置は、それに対応する或る幾何学的形状を有する。一実施の形態では、少なくとも1つの位置決め手段は、ストッパを備え、当該ストッパに対してノズル装置が押し当てられる。そのようなストッパは、例えばボルト頭を有するボルトとして、及び場合によってはグロメットとして、本体及び/又はノズル装置に取り付けられることができる。
【0019】
有利な一実施の形態では、位置決め手段は、少なくとも1つの開口をノズル装置内又は締め付け装置内に有し、開口に嵌合す少なくとも1つの対応する要素を備える。ここで、開口及び当該開口内に嵌り込む要素は、ノズル装置を圧力方向を横断して押し込むこと、並びにまた、取り付け面、締め付け部面、及び/又は締め付け手段面に沿って押し込むことを防止するように形成される。
【0020】
有利には、対応する要素は、可動要素、特に押しねじとして締め付け手段内に形成される。対応する要素が可動であることによって、当該要素は、それぞれ、ノズル装置を締め付け装置から引き抜くため、及び締め付け装置内に押し込むために、この押し込み動作が対応する要素によって妨害されないように取り除かれる。次に、ノズル装置は、締め付け装置内の自身の位置にまで押されて、対応する可動要素が開口内で動く。ここで、有利な一実施の形態では、押しねじが開口内にねじ込まれる。有利には、押しねじには突端が設けられ、開口は、傾斜側面を有し、切欠きのように形成される。したがって、突端を有する押しねじを切欠き状の開口にねじ込む際、ノズル装置の位置の固定のみが確実に可能となるのではなく、さらに、押しねじの突端と開口の少なくとも1つの傾斜側面との間での相互作用によって、変更、すなわちノズル装置の位置の修正も行うことができる。そのような効果は、たとえば開口を円錐状に形成することによって得られる。
【0021】
いずれにせよ、位置決め手段と圧力手段とが部分的に一致することが有利である。ここで、一実施の形態では、突端を有する押しねじは先ず、ノズル装置が締め付け装置内に押し込まれた後、位置決めのために使用される。押しねじはこのためにねじ込まれ、対応する開口内へと移動し、それによって、ノズル装置が自身の最終的な位置を得て、位置ずれが防がれる。この押しねじを、ノズル装置の方向にさらにねじ込むことによって、この押しねじはノズル装置に作用する圧力ももたらす。したがって、この押しねじは、一方では、位置決め用器具として働き、他方では、圧力手段として働く。さらなる圧力手段を設けることができるが、当該圧力手段は、位置決め手段として設けられる必要はなく、これは、締め付け装置に押し込まれるノズル装置は1つの移動方向のみに移動することが可能であり、したがって基本的に、必要な位置決め装置は1つのみだからである。
【0022】
さらなる好ましい一実施の形態では、締め付け装置は、2つの互いに面する固定される締め付け部を備え、それによって、ノズル装置をこの両方の締め付け部の間に取り付ける。ここで、両方の締め付け部は、好ましくは、本体に一体的に形成される。ここで、好ましくは、締め付け装置は、ノズル装置を押し込む方向に対する横断面内に、またひいては、取り付け面、及び/又は締め付け部面を横断して、一方ではU字形状を有し、他方ではダブテール形状の空間を画定する。ここで、好ましくは、そのような締め付け装置の脚部内に、且つひいては締め付け部内に、この形状の中にノズル装置を固定して取り付ける圧力手段が設けられる。特に、そのような圧力手段は、押しねじが入っているねじ穴として、脚部を横断して形成される。
【0023】
好ましくはばね板として形成される、弾性を有する締め付け手段を設けることによって、ノズル装置に対して取り付けのために作用する圧力を、ノズル装置に適応している、締め付け装置の幾何学的形状と、弾性を有する締め付け手段の使用材料を含む具体的な実施の形態とについて、事前に確定することができる。したがって、ノズル装置を取り付けるために、ノズル装置は、締め付け装置内に押し込まれ、弾性を有する締め付け手段は、本体に取り付けられ、特には固くねじ込まれる。これによって、弾性を有する締め付け手段は、ノズル装置に対して取り付けのために作用する圧力を得る。
【0024】
好ましい一実施の形態では、締め付け部に支持要素が取り付けられる。そのような支持要素は、取り付けられるノズル装置の方向に、締め付け部面にわたって突出する。これによって、支持要素を含む締め付け部のために、アンダーカットされている領域を実現することができ、この際、自身の締め付け部面を有する締め付け部はアンダーカットされている領域として本体内に組み込まれる必要はない。そのような、支持要素によって生じるアンダーカットされている領域は、既に上述した方法でノズル装置を支持するのに有利である。
【0025】
好ましくは、ノズル装置は、少なくとも1つの凹部、特に締め付け部、締め付け手段、及び/又は支持要素の縁が嵌る溝を有する。これによって、ノズル装置の取り付けを改善することができ、これは、締め付け手段がノズル装置の溝に嵌ることによって、ノズル装置がよりよく支持されるからである。この際、ノズル装置は、他の実施の形態のように締め付け装置が外れている状態で、押し出されて、また場合によっては再び押し込まれることができる。
【0026】
本発明によれば、液体材料を吐出するノズルと、ノズルを支持するマウスピースとを備える、ノズル装置を有する塗布装置を設けることがさらに提案される。ここで、ノズルは、取り付けのために貫通開口を有する必要なく作ることができる。したがって、ノズルは簡単な方法で取り替えることができ、熱溶融性粘着物質材料のためのあり得るチャネルは取り付けとは独立している。有利なことは、マウスピースが、正面において概ねU字形状に形成され、ノズルをそのようなU字形状の内部空間に収容することである。ここで有利には、締め付け要素、特にノズルを固く締め付ける締め付けボルトが設けられる。したがって、例えば複数の締め付けボルトをU字形状のマウスピースの脚部内に配置することによって、これらの締め付けボルトは、取り付け目的の締め付けのために、ノズルに対してねじ込まれる。これによって、ノズルは固く支持されて、この際、自ら取り付け開口を有する必要はない。
【0027】
さらなる好ましい一実施の形態によれば、スペーサー要素、特にスペーサープレートがノズルとマウスピースとの間に設けられ、これによって、ノズルとマウスピースとの間の接触面における間隔が保証され、それによって、吐出スロットと、ひいてはスロット塗布ノズルが形成される。スペーサー要素をノズル装置内に固定するために、少なくとも1つの固定要素が設けられる。これによって、固定要素が例えばダウェルピンとして形成される場合、スペーサー要素は、直接固くねじ締めされる必要はなく、固く支持される。
【0028】
加熱装置を使用することによって、本体と、当該本体上のノズル装置と、制御部と、粘着物を運ぶさらなる要素とが加熱され、それによって、本体内で熱溶融性粘着物質材料が冷めるのに対処する。本発明によれば、スロット塗布ノズルのスロットの縁領域内、つまり塗布装置の正面へ向かう領域では、熱溶融性粘着物質材料は、塗布スロットノズルの中間領域における塗布領域と比較して、塗布層の大きな偏差を有することがあることが分かった。ここで、熱溶融性粘着物質材料はこれらの領域において過度に冷めて、それによって、偏差がもたらされることがわかった。さらなる加熱素子又は加熱ゾーンをこの領域内に備える代わりに、加熱素子の加熱力を高めて、それによって、可能な限り均一な且つ安定した温度プロファイルを本体及び/又はシステム内で得ることが提案される。そのような安定した温度プロファイルによって、同時に、熱溶融性粘着物質材料の温度分布がスロット塗布ノズル内で安定化され、塗布層の偏差が対処される。
【0029】
ここで好ましくは、加熱素子は、塗布装置の正面領域内でより高い加熱力を有して形成される。正面領域内の加熱素子の加熱力は、約20%から200%、好ましくは50%から120%、さらに好ましくは60%から100%だけ、同じ塗布装置の他の加熱素子の加熱力よりも大きい。有利な一実施の形態においては、加熱素子は既に、その寸法によってより高い加熱力に適応している。したがって、加熱素子の制御は、制御コストの点に関しては変わらず、全ての加熱素子は均一に並行して制御することができる。加熱力の上昇は、それぞれの加熱素子の寸法によってのみ生じる。この際、全体のサイズを拡大することは、通常必要ないが、混合を避けるために好ましい。
【0030】
好ましくは、塗布装置は、加熱装置及び/又は本体を断熱する少なくとも1つの断熱プレートを備えて形成される。これによって、熱エネルギーの漏れが捕らえられるだけでなく、さらに、熱プロファイルのよりよい均一化も保証される。好ましくは、少なくとも1つの断熱プレートは、塗布装置の正面にそれぞれ配置される。塗布装置の周囲への熱エネルギーの放出と、それによる塗布装置内の温度低下は低減される。これは、熱エネルギーの放出が正面にて妨げられるからである。したがって、正面の領域、すなわち塗布装置の境界領域における熱エネルギーの全体的な放出は、中間の正面から離れている領域に近似する。これは、可能な限り均一な温度プロファイルを安定化し、達成するのに有利である。したがって、温度分布を改善することができ、この際、塗布装置の特定の個々の領域が他の領域と独立して制御されることはない。したがって、小型の塗布装置において単一の温度センサを使用すること、又は大型の塗布装置において1つの加熱ゾーンが複数の加熱素子を有することも依然として十分である。
【0031】
以下において、本発明をいくつかの実施例に基づいて図面を参照してより詳細に説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
図1による塗布装置1は、本体2と、ノズル装置4と、バルブ装置6とを備える。本体2には、第1の支持体8と第2の支持体10とを設けられる。第1の支持体8は第1の断熱プレート12と、第2の支持体10は第2の断熱プレート14と相互接続して本体2に取り付けられる。断熱プレートは通常、積層樹脂含浸紙から成り、マイカ材からも、またサンドイッチ化合物からも成る。40℃(K)の温度差を、本体2と隣接する支持体8及び10との間で達成できる。図1では押しねじとして実施される取り付けねじ16及び18を用いて、塗布装置は、対応する製造工場にて組み立て可能である。
【0033】
図1において右側で示される操作者側から、塗布される熱溶融性粘着物質材料をフィルタリングするためのフィルタ20が本体2に設置される。図1においてフィルタ20から、六角ナットを有するフィルタヘッドが見える。フィルタ20は、支持体8と断熱プレート12とを通じて本体内に延在している。組み立てられている状態では、フィルタ20は特に、フィルタ支持体24内で支持される。フィルタを使用しない場合に用いられる盲栓24は、利用者の方を向いていない本体2の正面から第2の断熱プレート14を通じて設置され、第2の支持体10に取り付けられる。
【0034】
塗布装置に熱溶融性粘着物質材料を供給するために供給管26が設けられる。このために、供給管26では、供給端子28に熱溶融性粘着物質材料を供給するための供給ラインが接続される。ここで、熱溶融性粘着物質材料は、供給管26を通じてフィルタ20に到達し、そこでフィルタ本体を貫通し、それによって、ノズル装置4の吐出口から吐出される。
【0035】
図1の塗布装置1は制御ユニットを備え、一方、他の塗布装置は、粘着物質材料吐出の制御なしで済ませられる。図1によれば、熱溶融性粘着物質材料の吐出口からの吐出は、バルブ装置を備える制御ユニット6によって制御される。このために、制御ユニット6は、制御信号を伝達するための電気端子32と、バルブ装置のバルブの動作のための動作圧力を提供するための空気圧端子34とを備える。制御信号を伝達するために、空気圧シリンダー36が設けられ、当該空気圧シリンダー36の外側の長方形のボディを図1において見て取ることができる。
【0036】
本体2は、熱溶融性粘着物質材料を供給するためのさらなる開口を備えるが、当該開口は、盲栓38によって封鎖され、図示される塗布装置の組み立てにおいては、さらなる意味を持たない。
【0037】
塗布装置1に全体的に電気を供給するために、主電気端子40が設けられる。この主電気端子40によって、切替信号のような電気信号だけでなく、測定信号も、また電気エネルギーも伝達されることができる。例えば、制御ユニット6のための切替信号も主電気端子40を通じて伝達することができ、そしてこの信号は、本体から、制御ユニット6の電気端子32にさらに伝達される。このために、電機接続を設けることが必要であるが、電機接続は図1によれば実施されない。
【0038】
主電気端子40によって、本体2内の塗布装置1を加熱するための電気エネルギーも供給される。
【0039】
ノズル装置4は基本的に、ボルト締め46によってノズル44とマウスピース42とから組み立てられる。ノズル装置は、ダウェルピンのための開口43を設けられる。ノズル44とマウスピース42との間に、平坦な中間要素、いわゆるスペーサープレート48が配置される。ノズル装置4は、さらなる吐出スロット50を備える。吐出スロット50は、図1が示すところによれば、ノズル装置4の下側に配置される。接着剤吐出口又は吐出スロットは、ノズル装置内に直接組み込むこともでき、特に、ノズル内及び/又はマウスピース内に組み込むことができる。スペーサープレート48は、この吐出スロット50にまで達し、それによって、例えば、吐出スロット50が複数の部分スロットに分割される。従来の使用においては、熱溶融性粘着物質材料を塗布するための塗布平面は、ノズル装置4の下に沿って移動し、確かにノズル44の方向から来るが、マウスピース42の方向へ進む。したがって、塗布平面は先ず、ノズル44のわずかに丸みを帯びている領域52に到達する。吐出スロット50の領域内で、マウスピース42は切り取りエッジ54を有する。
【0040】
ノズル装置4を取り付けるために、塗布装置1は、固定される締め付け部56を備え、当該締め付け部56は、本体2と一体的に形成され、塗布装置1はまた、本体に取り付け可能な2つの締め付け手段58を備える。締め付け部56と締め付け手段58とは、ノズル装置4が両者の間で締め付けられるように形成される。そのような締め付けの際、ノズル装置4は、自身のノズル44によって締め付け部面60に接し、マウスピース42は、2つの締め付け手段面62に接する。さらに、ノズル装置4は、上に向かって、接触面64によって本体2の取り付け面66に接する。締め付け部面60は、取り付け面66に対して約75度の角度を有する。組み立てられている状態では、締め付け手段58の締め付け手段面62は、同様に、約75度の角度を取り付け面66に対して有する。
【0041】
ノズル装置を取り付けるために、締め付け手段58は、自身の側で本体2に取り付けられ、当該本体2において取り付けボルト68は、対応するねじ穴70にねじ込まれる。締め付け手段58を本体2にしっかりと装着するために、本体は対応する締め付け手段シート72を備え、当該締め付け手段シート72は本体2内に組み込まれる。ノズル装置4を吐出スロット50を横断する移動方向で位置決めするために、且つ部分的に固定するためにも、概ね切欠きとして形成される開口74がマウスピース42内に形成される。位置決めのために、押しねじ76は、開口74に概ね対応する突端を備え、このために締め付け手段58のねじ穴78内にねじ込まれ、この際に開口74内へ移動する。これによって、固定が同時に達成される。これは、押しねじ76がノズル装置4に力を加えるからである。さらなる圧力ねじ80が圧力手段として締め付け手段58のうちの一方に設けられ、圧力ねじは同様に、ねじ穴内を通り、それによって、ノズル装置4の方向にマウスピース42の領域内でねじ込まれる。しかし、圧力ねじ80は、基本的に平坦な、ノズル装置4の方向を向いている表面を有し、したがって、押しねじ76とは反対に二重機能は有しない。したがって、押しねじは、ノズル装置4を位置決めするために、位置決め手段の部分として設けられる。押しねじ76も、圧力ねじ80も両方とも、ノズル装置を固く締めるための圧力手段の部分として形成される。
【0042】
図2によって、接触面64内に熱溶融性粘着物質材料を供給するための供給開口65があるのが分かる。シーリングするためにシール67が設けられ、当該シール67は、横断面においてX字形状であるように形成され、クァドリングとの名称で知られている。基本的にOリングも使用することができる。押しねじ76は、図1とは違って図2においては、開口74の近くに配置されている。押しねじ76は先ず、その位置決め突端77で、ノズル装置4の取り付けの際に位置決めのためにねじ込みによって開口74に移動する。さらに、さらなる固いねじ込みの際、一方では本体2と締め付け手段58とが、他方では本体2とノズル装置4とが取り付けのために固定される。
【0043】
さらに、図2から、電気盲栓41を見て取ることができ、当該電気盲栓41は本体内の開口を塞ぎ、必要であれば、その開口から電気端子が抜き出ることが可能である。
【0044】
図3から、ノズル装置4内に配置され、取り付けボルト68を含む締め付け手段58によって位置決めするための開口74を有するノズル装置4と、特に、自身に位置決め突端77を有する押しねじ76との間の位置合わせが明白である。
【0045】
断熱プレート12及び14は、平坦な要素として形成される。
【0046】
図4から図7による塗布装置1は、図1から図3とは違って、縮尺において縮小されて示されている。図示される組み立て体から、図4及び図6による正面から見て、ノズル装置4が、固定される締め付け部56と、取り付け可能な締め付け手段58と、また本体2の取り付け面66によって包囲されているのが分かる。取り付け面66から見ると、締め付け部面60と締め付け手段面62とが、取り付け面66からの距離を増大するにつれて互いに先細になっている。これによって、堅固な包囲が達成され、この包囲によって、ノズル装置4が取り付け面66を横断して滑り落ちるのが防がれる。
【0047】
押しねじ76を締める際、先ず締め付け装置1に掛かるノズル装置4は、締め付け部面60に取り付き、それによって、取り付け面66に接する。このために、締め付け部面60は通常は、グリースを塗られている。
【0048】
図5から、組み立てられている状態では、締め付け手段58は、互いにわずかな距離で本体2に取り付けられていることが分かる。押しねじ76及び80は、自身の締め付け手段にそれぞれ同じ位置で配置される。押しねじ76は、押しねじ80とは違って、ノズル装置を位置決めするさらなる機能を有する。
【0049】
また、図7による上面図からは、他の図とは違って、電気カバー82が明白に分かる。この電気カバー82の下側に、電気端子と加熱モジュールとが収容されて配置されている。
【0050】
図8及び図9によって、ノズル装置4が、押しねじ76を有する締め付け手段58を含めてより詳細に明らかになっている。締め付け手段58は、角柱状の形状を有する。取り付けボルト68を通す開口71は、取り付け面69を貫通している。締め付け手段58を取り付けるために、締め付け手段58は、ボルト68を用いて本体2に取り付けられ、これは、取り付けボルト68が本体2のねじ穴70(図1)にねじ込まれることによって行われ、取り付け面69は、締め付け手段シート72内で本体に接する。締め付けシート72によって、締め付け手段58の位置又は位置合わせは、本体2に応じて決められる。ここで、ノズル装置を位置決めするために、押しねじ76がノズル装置4の開口74にねじ込まれる。ここで、押しねじ76は、組み立てられている状態では、自身のねじ穴78に締め付け手段面62を通じて延在する。そして、締め付け手段面62は、ノズル装置4のマウスピース42の第1のブロック面63に接する。ボルト締め46の領域内のボルト締め面47は、第1のブロック面63とは違って、容易に曲げられ、それによって、ボルト締め面47は締め付け手段面62とは接しない。ここで、押しねじ76は、取り付けボルト68に対して傾斜している。
【0051】
ノズル44は、第2のボルト締め面45を有する。ボルト締め面47と第2のボルト締め面45とは、概ね互いに面平行に配置され、それによって、ノズル44とマウスピース42との接続が容易に形成される。
【0052】
図10に基づく第2の実施形態による塗布装置は、2つの制御ユニット206を備え、当該2つの制御ユニット206は、共通の1つの空気圧コネクタ235によって相互に接続される。制御ユニット206は、自身の空気圧シリンダー236の下にノズルホルダ237を備える。塗布装置201を組み立てるために、制御ユニット206は、自身のノズルホルダ237によって、本体202内に配置される2つの開口207に挿入される。そして、ノズルホルダ237は、組み立てられている状態においては、挿入されるフィルタ220の横側にわずかな距離で延在する。塗布装置201は、電気ボルト締め239と、利用されない電気供給のための盲栓238とをさらに備える。
【0053】
ノズル装置204の本体202への取り付けは、ここでは、5つの締め付け手段258を用いて行われる。中間の組み立てられていない状態で図示されている締め付け手段258は、突端277を有する押しねじ276と共に形成される。位置決めのために、締め付け手段258内の押しねじ276は、位置決めのための開口274にねじ込むことによって押し入れられる。押しねじ276は、中央で中間の締め付け手段258内に配置され、開口274も、中央でノズル装置204内に配置されるので、本明細書では位置決めは、センタリングとも呼ばれる。締め付け手段258は、その形成において、図1から図9に基づく第1の実施形態による締め付け手段58と同一である。したがって、大型の塗布装置1又は小型の塗布装置201と、対応する異なった大きさのノズル装置4又は204のために、同じ締め付け手段58(図1から図9)又は258(図10から図15)によって取り付けを実施することができる。単に、使用される締め付け手段58及び258のそれぞれの数が変化するだけである。締め付け手段58又は258はそれぞれ、押しねじ76又は276を用いてノズル装置4又は204の位置決めを実施する。
【0054】
塗布装置201を加熱するために、複数の加熱素子が用いられる。外側の加熱素子284が、引き出されている状態で主電気端子240の領域内で図示されている。
【0055】
図11から、全ての加熱モジュール(本明細書では加熱素子)の位置決めが分かる。図11によれば、2つの外側の加熱素子284と、6つの内側の加熱素子286とがある。外側の加熱素子284は、第1の断熱プレート212及び第2の断熱プレート214のそれぞれの近くに配置される。外側の加熱素子284の加熱力はそれぞれ、約200ワットに達する。両方の外側の加熱素子284の間に、6つの内側の加熱素子286が配置され、当該内側の加熱素子286の加熱力はそれぞれ、約125ワットに達する。加熱素子284、268の近くに、電力を送って電気接続を行うための供給ブロア283が設けられる。このために、電気供給は、主電気端子240から本体202に送られ、さらに本体202から供給ブロア283に送られる。加熱素子284及び286の電機接続も供給ブロア283で行われる。組み立てられている状態では、加熱素子284、286も、供給ブロア283も、そしてそれらによって伝導される電気供給も、電気シール282によって外部から保護される。
【0056】
図12から図15は、第2の実施形態による塗布装置201を4つの視点で示しており、その4つの視点は、第1の実施形態についての図4から図7による視点に対応する。ここで、第2の実施形態は、概ね均等に隔たっている5つの取り付け手段258を備える。熱溶融性粘着物質材料の吐出を制御するために、2つの制御ユニット206がある。第1の実施形態、第2の実施形態及び第3の実施形態の同じ又は同様の要素の参照符号は、第3の位、すなわち百の位においてのみ異なる。第2の実施形態の参照符号は、200台であり、第3の実施形態の参照符号は、300台である。
【0057】
第3の実施形態及び図16による塗布装置301は、熱溶融性粘着物質材料のための液圧的に独立している4つの領域を有する。その4つの領域に対応して、4つの制御ユニット306があり、当該4つの制御ユニット306は、マニホルド335によって空気圧供給管に接続される。他の実施形態では、別個の空気圧供給管も設けることができる。同様に、4つのフィルタ320及び4つの供給端子328も設けられる。接着剤供給管(供給チューブ)のためのスペースがないために、供給端子328は互い違いに配置される。ノズル装置304の取り付けは、第2の実施形態におけるように、5つの締め付け手段358を用いて行われ、これらの締め付け手段358のうちの中間のものは、ノズル装置304を位置決めするための押しねじ376を備える。このために、ノズル装置304内に開口374が設けられ、当該開口374に、押しねじ376が嵌るようになっている。残りの締め付け手段358はそれぞれ、突端を有しない押しねじ380を備える。締め付け手段358の反対側で、ノズル装置304は、固定される締め付け部356によって支持され、当該締め付け部356は、本体302と一体的に形成される。
【0058】
断熱プレート312は、その形状、特にその輪郭によって、正面313に適合している。
【0059】
図17による塗布装置301は、2つの外側の加熱素子384と、8つの内側の加熱素子386とを備える。外側の加熱素子384は、内側の加熱素子386よりも高い加熱力を有する。
【0060】
図19による塗布装置301の側面図及び図21による塗布装置301の上面図から、第1の断熱プレート312と第2の断熱プレート314とが見て取れる。フィルタ320は、本体302の正面には設置されず、このフィルタ320はまた、断熱プレート312、314のいずれも通らない。
【0061】
第2の実施形態と同様に、第3の実施形態の塗布装置301も5つの取り付け手段358を備えるが、当該取り付け手段358は、異なる間隔で互いに隔たっている。塗布装置301内に2つの主電気端子340がある。
【0062】
第4の実施形態及び図22による本体402は、取り付け面466と、締め付け部面460を有する、固定される締め付け部456とを備える。取り付け面466と締め付け部面460とは、互いに対して概ね直交に配置される。ノズル装置404は、本体402に、平坦な板として形成される支持要素490、及びばね板として形成される弾性を有する締め付け手段458によって取り付けられる。支持要素490はノズル装置404の溝492に、ばね板458はノズル装置404の溝494にそれぞれ嵌る。ここで、支持要素490が嵌る溝492は、マウスピース442内に形成される。ばね板458が嵌る溝494は、ノズル444内に形成される。
【0063】
図22に示されるばね板458は、ばね板取り付けボルト496の領域内で本体402に対して固くねじ締めされることによって生ずる圧力下にある。したがって、このばね板取り付けボルト496を外す際、圧力のために、ばね板458は先ず、ノズル装置404に面する領域内で本体402から外れ、そして解放される。ばね板458の素材、形状、大きさ及び厚さにおける具体的な実施形態によって、圧力及びひいては支持力が事前に求められ、当該支持力が生じるのは、図22に示されているように、ばね板が本体402に平面でねじ締めされる場合である。したがって、事前に求められている固定力によってノズル装置404を取り付ける際には、トルクレンチは必要ない。
【0064】
第5の実施形態及び図23によるノズル装置504は、1つのノズル544と、1つのマウスピース542とを備える。マウスピース542内に、熱溶融性粘着物質材料を供給するための供給開口565が配置される。ノズル544は、アダプタ542によって概ねU時形状に囲まれる。ノズル544は、外されている状態では、アダプタ542から押し方向598に押し出すことができる。グロメット597は、ストップボルト599と共に、ノズル544のために、押し方向598と反対の方向でストッパを形成する。これによって、ノズル544は、マウスピース542内に位置決めすることができる。
【0065】
取り付けのために、4つの締め付けボルト580がマウスピース542の脚部558内に配置される。ノズル544をマウスピース542内に固定するために、圧力ねじ580がノズル544に対してねじ込まれる。ここで、ノズル544はマウスピース542に密接し、スペーサープレート548がノズル544とマウスピース542との間で固定される。
【0066】
図24から明らかなように、スペーサープレート548は、ダウェルピン549によって固定される。ダウェルピン549はノズル544内に挿入される。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】第1の実施形態に基づく本発明による塗布装置の組み立て斜視図である。
【図2】図1による塗布装置のさらなる斜視図である。
【図3】図1及び図2による塗布装置のさらなる図である。
【図4】図1から図3による組み立てられている塗布装置の第1の正面図である。
【図5】図1から図3による組み立てられている塗布装置の側面図である。
【図6】図1から図3による組み立てられている塗布装置の第2の正面図である。
【図7】図1から図3による組み立てられている塗布装置の上面図である。
【図8】図1から図7による塗布装置の、締め付け手段を有するノズル装置の組み立て斜視図である。
【図9】図8による締め付け手段を有するノズル装置の一部分のさらなる図である。
【図10】第2の実施形態による塗布装置の部分的な組み立て斜視図である。
【図11】図10による塗布装置のさらなる図である。
【図12】図10及び図11による塗布装置の組み立てられている状態における第1の正面図である。
【図13】図10及び図11による塗布装置の組み立てられている状態における側面図である。
【図14】図10及び図11による塗布装置の組み立てられている状態における第2の正面図である。
【図15】図10及び図11による塗布装置の組み立てられている状態における上面図である。
【図16】第3の実施形態による塗布装置の部分的な組み立て斜視図である。
【図17】図16による塗布装置のさらなる斜視図である。
【図18】図16及び図17による塗布装置の組み立てられている状態における第1の正面図である。
【図19】図16及び図17による塗布装置の組み立てられている状態における側面図である。
【図20】図16及び図17による塗布装置の組み立てられている状態における第2の正面図である。
【図21】図16及び図17による塗布装置の組み立てられている状態における上面図である。
【図22】第4の実施形態による塗布装置の正面図である。
【図23】第4の実施形態に基づく本発明によるノズル装置の斜視図である。
【図24】図23によるノズル装置の正面図である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体材料、特に熱溶融性粘着物質材料を面に塗布する塗布装置(1、201、301)であって、
本体(2、202、302、402)と、
前記液体材料を吐出する少なくとも1つのスロット塗布ノズルを有するノズル装置(4、204、304、404)と
を備え、
前記ノズル装置(4、204、304、404)を前記本体(2、202、302、402)に取り付ける締め付け装置を特徴とする、塗布装置。
【請求項2】
請求項1に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記締め付け装置は、前記本体(2、202、302、402)に固定される少なくとも1つの締め付け部(56、256、356、456)、及び/又は前記本体(2、202、302、402)に取り付け可能な少なくとも1つの締め付け手段(58、258、358、458)を備えることを特徴とする塗布装置。
【請求項3】
請求項2に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記締め付け装置は、複数の互いに隔たっている締め付け手段(58、258、358、458)を備えることを特徴とする塗布装置。
【請求項4】
請求項2または3のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記本体(2、202、302、402)は前記ノズル装置(4、204、304、404)を固定する取り付け面を有し、前記締め付け部(56、256、356、456)は締め付け部面を有し、且つ/又は前記締め付け手段(58、258、358、458)は締め付け手段面を有し、前記取り付け面は、前記締め付け部面に対して、且つ/又は、取り付けられている状態で前記締め付け手段面に対して、90度より小さい角度で、好ましくは80度より小さい角度で、特に好ましくは75度以下の角度で固定することを特徴とする塗布装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記締め付け装置は、前記ノズル装置(4、204、304、404)を固く締める少なくとも1つの圧力手段を備えることを特徴とする塗布装置。
【請求項6】
請求項5に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記圧力手段は、少なくとも1つの圧力ボルトを備え、且つ/又は少なくとも1つの締め付け手段(58、258、358、458)内で少なくとも部分的に形成されることを特徴とする塗布装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記ノズル装置(4、204、304、404)を位置決めする少なくとも1つの位置決め手段が設けられることを特徴とする塗布装置。
【請求項8】
請求項7に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記少なくとも1つの位置決め手段は、前記ノズル装置(4、204、304、404)のためのストッパを備えることを特徴とする塗布装置。
【請求項9】
請求項7または8のいずれかに記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記位置決め手段は、少なくとも1つの開口を前記ノズル装置(4、204、304、404)内又は前記締め付け装置内に有し、前記開口に嵌り込む少なくとも1つの対応する要素を備えることを特徴とする塗布装置。
【請求項10】
請求項9に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記対応する要素は、可動要素、特に押しねじとして前記締め付け手段(58、258、358、458)内に形成されることを特徴とする塗布装置。
【請求項11】
請求項9または10のいずれかに記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記開口は、傾斜側面を有し、かつ/または円錐状に形成されることを特徴とする塗布装置。
【請求項12】
請求項2から11のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記締め付け装置は、少なくとも2つの互いに面する固定される締め付け部(56、256、356、456)を備え、それによって、前記ノズル装置(4、204、304、404)を両方の前記締め付け部(56、256、356、456)の間に取り付けることを特徴とする塗布装置。
【請求項13】
請求項12に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記締め付け装置は、横断面において概ねU字形状に形成され、かつ/またはダブテール形状の空間を画定することを特徴とする塗布装置。
【請求項14】
請求項2から13のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記締め付け手段(58、258、358、458)は、弾性を有して、特にばね板として形成されることを特徴とする塗布装置。
【請求項15】
請求項2から14のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記締め付け部(56、256、356、456)に取り付けられる支持要素を特徴とする塗布装置。
【請求項16】
請求項2から15のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記ノズル装置(4、204、304、404)は、少なくとも1つの凹部、特に前記締め付け部(56、256、356、456)、前記締め付け手段(58、258、358、458)、及び/又は前記支持要素の縁が嵌る溝を有することを特徴とする、塗布装置。
【請求項17】
請求項1から16のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記液体材料を加熱する加熱装置が設けられ、該加熱装置は、或る程度異なる加熱力を有する複数の加熱素子を備えることを特徴とする塗布装置。
【請求項18】
請求項17に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記本体(2、202、302、402)の外側の領域内、特に該本体(2、202、302、402)の正面の加熱素子は、該本体(2、202、302、402)の内側の領域内の加熱素子よりも高い加熱力を有することを特徴とする塗布装置。
【請求項19】
請求項18に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記外側の領域内の加熱素子の加熱力は、約20%から200%、好ましくは50%から150%、特に60%から100%だけ前記内側の領域の加熱素子の加熱力よりも高いことを特徴とする塗布装置。
【請求項20】
請求項17から19のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記加熱装置及び/又は前記本体(2、202、302、402)を断熱する少なくとも1つの断熱プレートを特徴とする塗布装置。
【請求項21】
請求項17から20のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記少なくとも1つの断熱プレートは、該塗布装置(1、201、301)の正面にそれぞれ配置されることを特徴とする塗布装置。
【請求項22】
請求項1から21のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記ノズル装置(4、204、304、404)は、前記液体材料を吐出するノズルと、該ノズルを支持するマウスピースとを備えることを特徴とする塗布装置。
【請求項23】
塗布装置(1、201、301)であって、
前記マウスピースは、前記ノズルを概ねU字形状で囲むことを特徴とする、請求項22に記載の塗布装置。
【請求項24】
塗布装置(1、201、301)であって、
少なくとも1つの締め付け要素、特に締め付けボルトが設けられて、前記ノズルを固定することを特徴とする、請求項22又は23に記載の塗布装置。
【請求項25】
請求項22から24のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
少なくとも1つのスペーサー要素、特にスペーサープレートをさらに備え、それによって、前記ノズルと前記マウスピースとの間の間隔が保証され、それによって、吐出スロットと、少なくとも1つの固定要素、特にダウェルピンとが形成され、それによって、前記スペーサー要素が前記ノズル装置(4、204、304、404)内に固定される塗布装置。
【請求項26】
液体材料を面に塗布するノズル装置(4、204、304、404)であって、
請求項1から21のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)内、特に該塗布装置(1、201、301)の前記締め付け装置内に取り付けられるものであって、かつ/または請求項22から25のいずれか一項に記載のノズル装置(4、204、304、404)の特徴を有するように適合されることを特徴とするノズル装置。
【請求項27】
請求項1から25のいずれか一項に記載の塗布装置および/または請求項26に記載のノズル装置を用いて液体材料を塗布する生産ライン。
【請求項1】
液体材料、特に熱溶融性粘着物質材料を面に塗布する塗布装置(1、201、301)であって、
本体(2、202、302、402)と、
前記液体材料を吐出する少なくとも1つのスロット塗布ノズルを有するノズル装置(4、204、304、404)と
を備え、
前記ノズル装置(4、204、304、404)を前記本体(2、202、302、402)に取り付ける締め付け装置を特徴とする、塗布装置。
【請求項2】
請求項1に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記締め付け装置は、前記本体(2、202、302、402)に固定される少なくとも1つの締め付け部(56、256、356、456)、及び/又は前記本体(2、202、302、402)に取り付け可能な少なくとも1つの締め付け手段(58、258、358、458)を備えることを特徴とする塗布装置。
【請求項3】
請求項2に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記締め付け装置は、複数の互いに隔たっている締め付け手段(58、258、358、458)を備えることを特徴とする塗布装置。
【請求項4】
請求項2または3のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記本体(2、202、302、402)は前記ノズル装置(4、204、304、404)を固定する取り付け面を有し、前記締め付け部(56、256、356、456)は締め付け部面を有し、且つ/又は前記締め付け手段(58、258、358、458)は締め付け手段面を有し、前記取り付け面は、前記締め付け部面に対して、且つ/又は、取り付けられている状態で前記締め付け手段面に対して、90度より小さい角度で、好ましくは80度より小さい角度で、特に好ましくは75度以下の角度で固定することを特徴とする塗布装置。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記締め付け装置は、前記ノズル装置(4、204、304、404)を固く締める少なくとも1つの圧力手段を備えることを特徴とする塗布装置。
【請求項6】
請求項5に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記圧力手段は、少なくとも1つの圧力ボルトを備え、且つ/又は少なくとも1つの締め付け手段(58、258、358、458)内で少なくとも部分的に形成されることを特徴とする塗布装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記ノズル装置(4、204、304、404)を位置決めする少なくとも1つの位置決め手段が設けられることを特徴とする塗布装置。
【請求項8】
請求項7に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記少なくとも1つの位置決め手段は、前記ノズル装置(4、204、304、404)のためのストッパを備えることを特徴とする塗布装置。
【請求項9】
請求項7または8のいずれかに記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記位置決め手段は、少なくとも1つの開口を前記ノズル装置(4、204、304、404)内又は前記締め付け装置内に有し、前記開口に嵌り込む少なくとも1つの対応する要素を備えることを特徴とする塗布装置。
【請求項10】
請求項9に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記対応する要素は、可動要素、特に押しねじとして前記締め付け手段(58、258、358、458)内に形成されることを特徴とする塗布装置。
【請求項11】
請求項9または10のいずれかに記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記開口は、傾斜側面を有し、かつ/または円錐状に形成されることを特徴とする塗布装置。
【請求項12】
請求項2から11のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記締め付け装置は、少なくとも2つの互いに面する固定される締め付け部(56、256、356、456)を備え、それによって、前記ノズル装置(4、204、304、404)を両方の前記締め付け部(56、256、356、456)の間に取り付けることを特徴とする塗布装置。
【請求項13】
請求項12に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記締め付け装置は、横断面において概ねU字形状に形成され、かつ/またはダブテール形状の空間を画定することを特徴とする塗布装置。
【請求項14】
請求項2から13のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記締め付け手段(58、258、358、458)は、弾性を有して、特にばね板として形成されることを特徴とする塗布装置。
【請求項15】
請求項2から14のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記締め付け部(56、256、356、456)に取り付けられる支持要素を特徴とする塗布装置。
【請求項16】
請求項2から15のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記ノズル装置(4、204、304、404)は、少なくとも1つの凹部、特に前記締め付け部(56、256、356、456)、前記締め付け手段(58、258、358、458)、及び/又は前記支持要素の縁が嵌る溝を有することを特徴とする、塗布装置。
【請求項17】
請求項1から16のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記液体材料を加熱する加熱装置が設けられ、該加熱装置は、或る程度異なる加熱力を有する複数の加熱素子を備えることを特徴とする塗布装置。
【請求項18】
請求項17に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記本体(2、202、302、402)の外側の領域内、特に該本体(2、202、302、402)の正面の加熱素子は、該本体(2、202、302、402)の内側の領域内の加熱素子よりも高い加熱力を有することを特徴とする塗布装置。
【請求項19】
請求項18に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記外側の領域内の加熱素子の加熱力は、約20%から200%、好ましくは50%から150%、特に60%から100%だけ前記内側の領域の加熱素子の加熱力よりも高いことを特徴とする塗布装置。
【請求項20】
請求項17から19のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記加熱装置及び/又は前記本体(2、202、302、402)を断熱する少なくとも1つの断熱プレートを特徴とする塗布装置。
【請求項21】
請求項17から20のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記少なくとも1つの断熱プレートは、該塗布装置(1、201、301)の正面にそれぞれ配置されることを特徴とする塗布装置。
【請求項22】
請求項1から21のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
前記ノズル装置(4、204、304、404)は、前記液体材料を吐出するノズルと、該ノズルを支持するマウスピースとを備えることを特徴とする塗布装置。
【請求項23】
塗布装置(1、201、301)であって、
前記マウスピースは、前記ノズルを概ねU字形状で囲むことを特徴とする、請求項22に記載の塗布装置。
【請求項24】
塗布装置(1、201、301)であって、
少なくとも1つの締め付け要素、特に締め付けボルトが設けられて、前記ノズルを固定することを特徴とする、請求項22又は23に記載の塗布装置。
【請求項25】
請求項22から24のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)であって、
少なくとも1つのスペーサー要素、特にスペーサープレートをさらに備え、それによって、前記ノズルと前記マウスピースとの間の間隔が保証され、それによって、吐出スロットと、少なくとも1つの固定要素、特にダウェルピンとが形成され、それによって、前記スペーサー要素が前記ノズル装置(4、204、304、404)内に固定される塗布装置。
【請求項26】
液体材料を面に塗布するノズル装置(4、204、304、404)であって、
請求項1から21のいずれか一項に記載の塗布装置(1、201、301)内、特に該塗布装置(1、201、301)の前記締め付け装置内に取り付けられるものであって、かつ/または請求項22から25のいずれか一項に記載のノズル装置(4、204、304、404)の特徴を有するように適合されることを特徴とするノズル装置。
【請求項27】
請求項1から25のいずれか一項に記載の塗布装置および/または請求項26に記載のノズル装置を用いて液体材料を塗布する生産ライン。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【公開番号】特開2008−110343(P2008−110343A)
【公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−279988(P2007−279988)
【出願日】平成19年10月29日(2007.10.29)
【出願人】(391019120)ノードソン コーポレーション (150)
【氏名又は名称原語表記】NORDSON CORPORATION
【Fターム(参考)】
【公開日】平成20年5月15日(2008.5.15)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年10月29日(2007.10.29)
【出願人】(391019120)ノードソン コーポレーション (150)
【氏名又は名称原語表記】NORDSON CORPORATION
【Fターム(参考)】
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