説明

液晶ディスプレー

【課題】 コントラストの高い表示効果を有し、コストを削減できる液晶ディスプレーを提供する。
【解決手段】 上偏光フィルム51と、下偏光フィルム52と、上偏光フィルム51と下偏光フィルム52との間に配置される液晶ボックス53と、液晶ボックス53と下偏光フィルム52との間に配置される液晶薄膜54と、下偏光フィルム52の下方に配置されるバックライト55とを備える。液晶ボックス53は、上基板531と、下基板538と、上基板531と下基板538との間に配置される液晶層534と、液晶層534と下基板538との間に配置される半透過膜537とを有する。液晶層534と液晶薄膜54との間にカラーフィルターを有する。液晶薄膜54は、高分子液晶材料から製作される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半透過反射式液晶ディスプレーに関し、詳しく言えば、コントラストの高い表示効果を有する液晶ディスプレーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
液晶は、旋光性(Optical Rotary Power)及び複屈折性(Birefringence)を有するため、光線が液晶ディスプレーの液晶層を透過する時、光の位相が分離し、光干渉現象(interference)が起こる。この干渉現象のため、液晶ディスプレーのフールカラー化が難しくなる。
【0003】
伝統的な半透過反射式液晶ディスプレーは、様々な方法により複屈折性のために位相を分離させて表示効果が落ちるという欠点を改善することで、ディスプレーのコントラスト表示効果をあげるものである。
【0004】
図1に示すように、液晶ディスプレー10は、上偏光フィルム11と下偏光フィルム12との間に液晶ボックス13(LC Cell13)と液晶ボックス14が重なるように配置され、そのうちの液晶ボックス14と液晶ボックス13は位相差が同じであるが、液晶のねじれ方向は逆である。バックライト15からの光線が次々と液晶ボックス14と液晶ボックス13を透過する時、位相が逆の液晶は位相差が相殺されてゼロに近くなるため、液晶ディスプレー10に透過コントラストの高い表示効果をもたらすことが可能である。しかし、このような二層の液晶ボックスの配置方法は、補償効果を達成することが可能であるが、積層するには液晶ディスプレー10の厚さを増加させると同時にコストが高くなるため、実際的な要求に応えられない。
【0005】
図2に示すように、液晶ディスプレー20は、液晶ボックス21の透過区域における光線の光行差と反射区域における光線の総光行差を有することが特徴であるため、液晶ディスプレー20は透過モードと反射モードの下で等価のコントラスト効果を有する。しかし、光線の透過区域を通る光程差と反射区域を通る光程差を一致させるために、液晶ボックス21中の反射膜22を高めて、反射区域の高度1/2dを二倍にして透過区域の高度dと一致させる必要がある。上述の構造を得るために、基板23と反射膜22との間に高部24を増設する必要がある。しかし、高部24を製作するには製造過程を増加させると同時に間接に液晶ディスプレー20のコストを増加させる。
【0006】
図3に示すように、液晶ディスプレー30は、上偏光フィルム31と液晶ボックス32との間および液晶ボックス32と下偏光フィルム33との間にPC材質(polycarbonate)から製作される位相差フィルム(retardation film)34及び位相差フィルム35が配置される。液晶ディスプレー30は、位相差フィルム34及び位相差フィルム35により液晶ボックス32中の液晶が起こす位相差を補償する。しかし、透過モード下で補償するために位相差フィルムを製作する場合、反射モード下でのコントラスト効果を失い、逆に反射モード下で補償するために位相差フィルムを製作する場合、透過モード下でのコントラスト効果を失う。つまり、PC材質から製作される位相差フィルムにより液晶が起こす位相差を補償する場合、透過モード下でのコントラスト効果と反射モード下でのコントラスト効果を同時に保持することは不可能である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者は、上述の問題点に鑑み、長い年月にわたって光学表示装置を研究開発した結果、本発明を完成させた。
本発明の主な目的は、コントラストの高い表示効果を有する液晶ディスプレーを提供することにある。
【0008】
本発明のもう一つもの目的は、光線の透過モード下でのコントラスト効果と反射モード下でのコントラスト効果を同時に保持することが可能である液晶ディスプレーを提供することにある。
本発明のまたもう一つの目的は、製造過程を簡素化させ、コストを削減することが可能である液晶ディスプレーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の目的を達成するために、本発明による液晶ディスプレーは、上偏光フィルムと、下偏光フィルムと、上基板と、下基板と、上基板と下基板との間に配置される液晶層と、液晶層と下基板との間または下基板と下偏光フィルムとの間に配置される液晶薄膜と、下偏光フィルムの下方に配置されるバックライトとを備える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。まず図面の説明は下記の通りである。
図4は、本発明の一実施例の構造を示す模式図である。
図5は、本実施例による液晶ディスプレーのノーマリーブラックモード下での電圧と反射率の関係を示すグラフを示す図である。
【0011】
図6は、本実施例による液晶ディスプレーのノーマリーブラックモード下での電圧と透過率の関係を示すグラフを示す図である。
図7は、カラーフィルターが増設された本発明の上述実施例による液晶ディスプレーを示す模式図である。
【0012】
図8は、本発明のもう一つの実施例の構造を示す模式図である。
図9は、上偏光フィルムが上基板と上電極との間に配置されている本実施例の構造を示す模式図である。
図10は、上偏光フィルムが上電極と配向膜との間に配置されている本実施例の構造を示す模式図である。
【0013】
図11は、液晶薄膜が半透過膜と下偏光フィルムとの間に配置されている本実施例の構造を示す模式図である。
図12は、液晶薄膜が半透過膜と下偏光フィルムとの間で、上偏光フィルムが上基板と上電極との間に配置されている本実施例の構造を示す模式図である。
【0014】
図13は、液晶薄膜が半透過膜と下偏光フィルとの間で、上偏光フィルムが上電極と配向膜との間に配置されている本実施例の構造を示す模式図である。
図14は、本実施例による液晶ディスプレーのノーマリーホワイトモード下での構造を示す模式図である。
【0015】
図4に示すのは、本発明の一実施例による半透過反射式液晶ディスプレー50がノーマリーブラックモード(normally black mode)に適用されている場合の構造である。液晶ディスプレー50は、上偏光フィルム51と、下偏光フィルム52と、液晶ボックス53(LC cell)と、液晶薄膜54と、バックライト55とを備え、そのうちのバックライト55が下偏光フィルム52の下方に配置される。
【0016】
液晶ボックス53は、上偏光フィルム51と下偏光フィルム52との間に配置される。液晶ボックス53の構造は、上から下の順番で上基板531、上電極532、配向膜533、液晶層534、配向層535、下電極536、半透過膜537及び下基板538である。本実施例では、液晶ボックス53は液晶表示モードがコントラストと反射率の良好な混合式ねじれネマチック(Mixed-mode Twisted Nematic,MTN)で、液晶のねじれ角度が70度(左らせん)で、その位相差が0.26μmである。
【0017】
液晶薄膜54は、下基板538と下偏光フィルム52との間に配置される。液晶薄膜54は、高分子液晶材料から製作され、その位相差が液晶ボックス53の位相差を越えず、0.02μm範囲内である。かつ液晶薄膜54は、液晶のねじれ角度(twist angle)が液晶ボックス53の液晶のねじれ角度を越えず、10度範囲内であり、特に、液晶ボックス53の液晶のねじれ角度と同じであれば好ましい。そして、液晶薄膜54の液晶のねじれ方向は、液晶ボックス53の液晶のねじれ方向と逆の右らせんである。
【0018】
図5に示すのは、本実施例による液晶ディスプレー50のノーマリーブラックモード下での電圧と反射率の関係を示すグラフ(V−R curve)を示す図である。このブラフから、液晶ディスプレー50は光線が反射した時の(明暗)コントラスト値が15以上であることが判明する。したがって、液晶ディスプレー50は、反射モード下で良好なコントラストと反射率を得ることが可能である。
【0019】
図6に示すのは、本実施例による液晶ディスプレー50のノーマリーブラックモード下での電圧と透過率の関係を示すグラフ(V−T curve)を示す図である。このブラフから、液晶ディスプレー50は光線が透過した時の(明暗)コントラスト値が極めて大きいことが判明する。したがって、液晶ディスプレー50は、透過モード下で良好なコントラスト表示効果を得ることが可能である。
【0020】
上述により、本実施例は、高分子の液晶薄膜54が配置されることで、液晶の複屈折性のために位相が分離して位相差が起こった液晶層534を補償することが可能である。つまり、本実施例の液晶ディスプレー50は、透過モード下で光線が次々と液晶薄膜54と液晶層534を透過した後、位相差が相互相殺されてゼロに近くなると同時に液晶ディスプレー50が反射モード下でも良好なコントラストと反射率を維持することが可能である。したがって、本実施例による液晶ディスプレー50は、コントラストの高い表示効果を有する。
【0021】
本発明による液晶ディスプレー50は、二層の液晶ボックスを配置するために厚さとコストが増加する周知の液晶ディスプレーの欠点を改善できることが明らかであり、かつ高部により光線の透過区域を通る光程差と反射区域を通る光程差を変えることを必要とし、それに伴って製作し難くなるという欠点がない。
【0022】
図7に示すように、本実施例による液晶ディスプレー50は、下電極536と半透過膜537との間にカラーフィルター539が増設されることで、色彩が鮮明なフールカラー化液晶ディスプレーとなる。
【0023】
図8に示すのは、本発明のもう一つの実施例による半透過反射式の液晶ディスプレー60である。液晶ディスプレー60は、ノーマリーブラックモード下での構造が前述の実施例と同じであるが、違うことは、液晶ディスプレー60の高分子液晶薄膜61が下基板62と半透過膜63との間に設置されることである。下偏光フィルム64は、変わらず最下方の位置に維持される。液晶ディスプレー60が達成する効果は、前述の実施例と同じであるため、詳しい説明を省く。
【0024】
また、本実施例による液晶ディスプレーの上偏光フィルムと下偏光フィルムの位置は、最上方または最下方に限られない。上偏光フィルムの場合、図9に示すように、液晶ディスプレー70の構造はだいたい液晶ディスプレー50と同じであるが、違うことは、液晶ディスプレー70の上偏光フィルム71が上基板72と上電極73との間に配置されることである。また、図10に示すように、液晶ディスプレー80の上偏光フィルム81は、上電極82と配向膜83との間に配置される。
【0025】
下偏光フィルムの場合、図11に示すように、液晶ディスプレー90の構造はだいたい液晶ディスプレー60と同じであるが、違うことは、液晶ディスプレー90の下偏光フィルム91が下基板92と液晶薄膜93との間に配置され、即ち、液晶薄膜93が下偏光フィルム91と半透過膜94との間に位置することである。図11に示すように、本実施例は、下偏光フィルム91が下基板92と液晶薄膜93との間に配置されることで、上偏光フィルムの位置を変化させることが可能である。図12に示すように、上偏光フィルム95は上基板96と上電極97との間に配置され、図13に示すように、上偏光フィルム95は上電極97と配向膜98との間に配置される。
【0026】
ここで説明すべきことは、本実施例による半透過反射式液晶ディスプレーの液晶表示モードは超ねじれネマチック(Super Twisted Nematic,STN)でもいいということである。液晶のねじれ角度は180度から210度の間で、その位相差は0.58μmから0.66μmの間である。
【0027】
上述の各種の液晶ディスプレーの構造では、?/4波長(quarter wavelength)を増設することで、ディスプレーをノーマリーブラックモードからノーマリーホワイトモード(normally white mode)に変換させることが可能である。図14に示すように、液晶ディスプレー100は、上偏光フィルム101と液晶ボックス102との間に第一λ/4波長103(quarter wavelength)が配置され、高分子液晶薄膜104と下偏光フィルム105との間に第二λ/4波長106が配置されるため、液晶ディスプレー100は、電圧がかけられていない場合、画面が白色を呈し、即ち、ノーマリーホワイトモードである。かつ液晶ディスプレー100は、コントラストの高い表示効果を維持することが可能である。また、上述の液晶ディスプレー100の構造では、二つのλ/2波長を増設して、別々に第一λ/4波長103と第二λ/4波長106とを合わせて使用することが可能である。また、第一λ/4波長103と第二λ/4波長106の代わりに二つの広帯域λ/4波長(wide-band quarter wavelength)を使用することも可能である。
上述は本発明の好ましい実施例に過ぎないため、本発明の明細書と請求範囲に基づき同等の構造変化をすることは、本発明の請求範囲に属するべきである。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】周知の液晶ディスプレーの構造を示す模式図である。
【図2】もう一つの周知の液晶ディスプレーの構造を示す模式図である。
【図3】またもう一つの周知の液晶ディスプレーの構造を示す模式図である。
【図4】本発明の一実施例による液晶ディスプレーの構造を示す模式図である。
【図5】本発明の一実施例による液晶ディスプレーのノーマリーブラックモード下での電圧と反射率の関係を示すグラフを示す図である。
【図6】本発明の一実施例による液晶ディスプレーのノーマリーブラックモード下での電圧と透過率の関係を示すグラフを示す図である。
【図7】本発明の一実施例による液晶ディスプレーのカラーフィルターが増設された状態を示す模式図である。
【図8】本発明のもう一つの実施例による液晶ディスプレーの構造を示す模式図である。
【図9】本発明のもう一つの実施例による液晶ディスプレーの上偏光フィルムが上基板と上電極との間に配置されている構造を示す模式図である。
【図10】本発明のもう一つの実施例による液晶ディスプレーの上偏光フィルムが上電極と配向膜との間に配置されている構造を示す模式図である。
【図11】本発明のもう一つの実施例による液晶ディスプレーの液晶薄膜が半透過膜と下偏光フィルムとの間に配置されている構造を示す模式図である。
【図12】本発明のもう一つの実施例による液晶ディスプレーの液晶薄膜が半透過膜と下偏光フィルムとの間で、上偏光フィルムが上基板と上電極との間に配置されている構造を示す模式図である。
【図13】本発明のもう一つの実施例による液晶ディスプレーの液晶薄膜が半透過膜と下偏光フィルムとの間で、上偏光フィルムが上電極と配向膜との間に配置されている構造を示す模式図である。
【図14】本発明のもう一つの実施例による液晶ディスプレーのノーマリーホワイトモード下での構造を示す模式図である。
【符号の説明】
【0029】
50 液晶ディスプレー、51 上偏光フィルム、52 下偏光フィルム、53 液晶ボックス、54 液晶薄膜、55 バックライト、60 液晶ディスプレー、61 高分子液晶薄膜、62 下基板、63 半透過膜、64 下偏光フィルム、70 液晶ディスプレー、71 偏光フィルム、72 上基板、73 上電極、80 液晶ディスプレー、81 上偏光フィルム、82 上電極、83 配向膜、90 液晶ディスプレー、91 下偏光フィルム、92 下基板、93 液晶薄膜、94 半透過膜、95 上偏光フィルム、96 上基板、97 上電極、98 配向膜、100 液晶ディスプレー、101 上偏光フィルム、102 液晶ボックス、103 第一λ/4波長、104 高分子液晶薄膜、105 下偏光フィルム、106 第二λ/4波長、531 上基板、532 上電極、533 配向膜、534 液晶層、535 配向層、536 下電極、537 半透過膜、538 下基板、539 カラーフィルター

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上偏光フィルムと、
下偏光フィルムと、
上偏光フィルムと下偏光フィルムとの間に配置される液晶ボックスと、
液晶ボックスと下偏光フィルムとの間に配置される液晶薄膜と、
下偏光フィルムの下方に配置されるバックライトと、
を備えることを特徴とする液晶ディスプレー。
【請求項2】
液晶ボックスは、上基板と、下基板と、上基板と下基板との間に配置される液晶層と、液晶層と下基板との間に配置される半透過膜とを有することを特徴とする請求項1に記載の液晶ディスプレー。
【請求項3】
液晶層と液晶薄膜との間にカラーフィルターを有することを特徴とする請求項2に記載の液晶ディスプレー。
【請求項4】
液晶薄膜の位相差は、液晶ボックスの位相差と同じであり、液晶薄膜の液晶のねじれ角度は液晶ボックスの液晶のねじれ角度と同じであり、液晶薄膜の液晶のねじれ方向は液晶ボックスの液晶のねじれ方向と逆であることを特徴とする請求項1に記載の液晶ディスプレー。
【請求項5】
液晶薄膜の位相差は、液晶ボックスの位相差を越えず、0.02μm範囲内であり、液晶薄膜の液晶のねじれ角度は液晶ボックスの液晶のねじれ角度を越えず、10度範囲内であることを特徴とする請求項4に記載の液晶ディスプレー。
【請求項6】
液晶薄膜は、高分子液晶材料から製作されることを特徴とする請求項1に記載の液晶ディスプレー。
【請求項7】
液晶ボックスの液晶表示モードは、混合式ねじれネマチックであることを特徴とする請求項1に記載の液晶ディスプレー。
【請求項8】
液晶ボックスの液晶表示モードは、超ねじれネマチックであることを特徴とする請求項1に記載の液晶ディスプレー。
【請求項9】
上偏光フィルムと液晶ボックスとの間には第一λ/4波長を有し、液晶薄膜と下偏光フィルムとの間には第二λ/4波長を有することを特徴とする請求項1に記載の液晶ディスプレー。
【請求項10】
上基板と、
下基板と、
上基板と下基板との間に配置される液晶層と、
液晶層と下基板との間に配置される液晶薄膜と、
下基板の外側に配置される下偏光フィルムと、
下基板の下方に配置されるバックライトと、
を備えることを特徴とする液晶ディスプレー。
【請求項11】
液晶薄膜は、高分子液晶材料から製作されることを特徴とする請求項10に記載の液晶ディスプレー。
【請求項12】
液晶薄膜の位相差は、晶層の位相差を越えず、0.02μm範囲内であり、液晶薄膜の液晶のねじれ角度は液晶層の液晶のねじれ角度を越えず、10度範囲内であることを特徴とする請求項11に記載の液晶ディスプレー。
【請求項13】
液晶薄膜の位相差は、液晶層の位相差と同じであり、液晶薄膜の液晶のねじれ角度は液晶層の液晶のねじれ角度と同じであり、液晶薄膜の液晶のねじれ方向は液晶層の液晶のねじれ方向と逆であることを特徴とする請求項10に記載の液晶ディスプレー。
【請求項14】
液晶層の液晶表示モードは、混合式ねじれネマチックであることを特徴とする請求項10に記載の液晶ディスプレー。
【請求項15】
液晶層の液晶表示モードは、超ねじれネマチックであることを特徴とする請求項10に記載の液晶ディスプレー。
【請求項16】
液晶層と液晶薄膜との間に半透過膜を有することを特徴とする請求項10に記載の液晶ディスプレー。
【請求項17】
液晶層と液晶薄膜との間にカラーフィルターを有することを特徴とする請求項10に記載の液晶ディスプレー。
【請求項18】
上基板の外側に上偏光フィルムを有することを特徴とする請求項10に記載の液晶ディスプレー。
【請求項19】
上基板と液晶層との間に上偏光フィルムを有することを特徴とする請求項10に記載の液晶ディスプレー。
【請求項20】
上基板と、
下基板と、
上基板と下基板との間に配置される液晶層と、
液晶層と下基板との間に配置される液晶薄膜と、
液晶薄膜と下基板との間に配置される下偏光フィルムと、
下基板の下方に配置されるバックライトと、
を備えることを特徴とする液晶ディスプレー。
【請求項21】
液晶薄膜の位相差は、液晶層の位相差と同じであり、液晶薄膜の液晶のねじれ角度は液晶層の液晶のねじれ角度と同じであり、液晶薄膜の液晶のねじれ方向は液晶層の液晶のねじれ方向と逆であることを特徴とする請求項20に記載の液晶ディスプレー。
【請求項22】
液晶薄膜の位相差は、液晶層の位相差を越えず、0.02μm範囲内であり、液晶薄膜の液晶のねじれ角度は液晶層の液晶のねじれ角度を越えず、10度範囲内であることを特徴とする請求項21に記載の液晶ディスプレー。
【請求項23】
液晶薄膜は、高分子液晶材料から製作されることを特徴とする請求項20に記載の液晶ディスプレー。
【請求項24】
上偏光フィルムと液晶層との間には第一λ/4波長を有し、液晶薄膜と下偏光フィルムとの間には第二λ/4波長を有することを特徴とする請求項20に記載の液晶ディスプレー。
【請求項25】
液晶層と液晶薄膜との間に半透過膜を有することを特徴とする請求項20に記載の液晶ディスプレー。
【請求項26】
液晶層と液晶薄膜との間にカラーフィルターを有することを特徴とする請求項20に記載の液晶ディスプレー。
【請求項27】
上基板の外側に上偏光フィルムを有することを特徴とする請求項20に記載の液晶ディスプレー。
【請求項28】
上基板と液晶層との間に上偏光フィルムを有することを特徴とする請求項20に記載の液晶ディスプレー。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2006−292783(P2006−292783A)
【公開日】平成18年10月26日(2006.10.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−109010(P2005−109010)
【出願日】平成17年4月5日(2005.4.5)
【出願人】(501029319)勝華科技股▲分▼有限公司 (12)
【Fターム(参考)】