説明

湯水供給装置

【課題】銀イオン発生器の寿命切れを確実に知らせることができる湯水供給装置を提供する。
【解決手段】浴槽20への給湯管13に設けられている銀イオン発生器50の動作時間Tを計時し、この計時時間Tが設定値T1以上になると、銀イオン発生器50が寿命切れである旨をリモコン70における液晶表示部71の表示によって報知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、湯水を使用場所へ供給する湯水供給装置に関する。
【背景技術】
【0002】
湯水を使用場所へ供給する湯水供給装置として、貯湯タンクに備え、その貯湯タンク内の湯を使用場所である浴槽へ供給するするとともに、その給湯管に銀イオン発生器を設けた給湯機が知られている(例えば特許文献1)。
【0003】
銀イオン発生器は、給湯管内で相対向する一対の銀製の電極を有し、これら電極の相互間に電圧が印加されることにより両電極間に湯を介して電流が流れ、これに伴い、一方の銀電極から他方の銀電極へと移動する銀イオンを発する。この銀イオンが湯と共に浴槽へ供給される。この銀イオンは、高い抗菌力を発揮する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2006−145113号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
銀イオン発生器の両電極は、使用が進むに従って消耗し、やがて銀イオンを発生しなくなる。この銀イオン発生器の寿命切れに際しても両電極間には電流が流れ続け、電力が無駄に消費されてしまう。このまま使用を続けると、電極が破損してその破片が湯に混入する心配もある。
【0006】
この発明は、上記の事情を考慮したもので、その目的は、銀イオン発生器の寿命切れを確実に知らせることができる湯水供給装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に係る発明の湯水供給装置は、湯水の供給路に設けられた銀製の電極を有し、その湯水の供給時に動作して湯水中に銀イオンを発生する銀イオン発生器と、この銀イオン発生器の動作時間を計時する計時手段と、この計時手段の計時時間が設定値以上になると、前記銀イオン発生器が寿命切れである旨を報知する報知手段と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
この発明の湯水供給装置によれば、銀イオン発生器の寿命切れを確実に知らせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明の一実施形態の構成を示す図。
【図2】一実施形態における貯湯タンクおよびその周辺部の構成を示す斜視図。
【図3】一実施形態における給湯ユニットの制御部の要部を示す図。
【図4】一実施形態の作用を説明するためのフローチャート。
【図5】一実施形態のリモコンの通常表示を示す図。
【図6】一実施形態のリモコンの寿命表示を示す図。
【図7】一実施形態のリモコンにおける動作時間の表示を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、この発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1において、1は給湯ユニットで、給水管2を介して給水源(図示しない)に接続される。この給水管2の水がその給水管2上の減圧弁3で減圧されて給水管4に導かれ、その給水管4の水が逆止弁5を介して貯湯タンク10の下部に導かれる。また、減圧弁3で減圧された水の一部が給水管6およびその給水管6上の逆止弁7を介して混合栓12に導かれる。
【0011】
貯湯タンク10内の上部に給湯管11を介して上記混合栓12が接続され、その混合栓12の出口が給湯管(湯の供給路)13およびその給湯管13上のホッパ14および銀イオン発生器50を介して浴槽20に接続される。
【0012】
給湯管13における銀イオン発生器50の配設箇所より下流側位置に湯水管15およびその湯水管15上の循環ポンプ16を介して風呂熱交換器17の第1流路の入口が接続され、その第1流路の出口が湯水管18を介して浴槽20に接続される。すなわち、浴槽20につながる給湯管13の一部、湯水管15、循環ポンプ16、風呂熱交換器17の第1流路、および湯水管18により、浴槽20内の湯水を保温(追い炊きともいう)するための保温流路が形成される。
【0013】
上記給湯管11に湯水管31およびその湯水管31上の逆止弁32を介して風呂熱交換器17の第2流路の入口が接続され、その第2流路の出口が湯水管33およびその湯水管33上の循環ポンプ34を介して貯湯タンク10の上部に接続される。
【0014】
上記給湯管11に給湯管35およびその給湯管35上の逆止弁36を介して混合栓37が接続され、その混合栓37の出口が給湯管38を介して使用場所である台所、洗面所、風呂場シャワー等に分岐接続される。混合栓37には上記給水管2における減圧弁3を経た水が導かれており、その水が給湯管35からの湯水に混合される。
【0015】
貯湯タンク10内の下部に湯水管41およびその湯水管41上の循環ポンプ42を介して熱源ユニット80の水熱交換器82の入口が接続され、その水熱交換器82の出口が湯水管43を介して上記湯水管33における循環ポンプ34の下流側位置に接続される。
【0016】
上記ホッパ14は、開閉弁14a,14b、逆止弁14c,14e、およびフローセンサ(流れ検知手段)14dを有する。フローセンサ(流れ検知手段)14dは、給湯管13における湯水の流れを検知する。
【0017】
熱源ユニット80は、圧縮機81から吐出される冷媒を上記水熱交換器82、膨張弁83、および空気熱交換器84を介して圧縮機81に戻すヒートポンプ式冷凍サイクルを有するとともに、制御部90を有し、外気から熱を汲み上げ、その汲み上げ熱を水熱交換器82の湯水(湯水管41から導かれる湯水)に与える。
【0018】
また、給湯ユニット1に制御部60が設けられ、その制御部60にリモートコントロール式の操作器(以下、リモコンという)70および上記熱源ユニット80の制御部90が接続される。リモコン70は、浴槽20の近傍に設置され、給湯ユニット1および熱源ユニット80に対する運転条件を設定することができる。
【0019】
上記貯湯タンク10およびその周辺部の構成を図2に示す。上記制御部60が貯湯タンク10の側面部に取付けられており、その制御部60の筐体表面に赤色発光ダイオード67および黄色発光ダイオード68が設けられている。
【0020】
制御部60の要部を図3に示す。
制御部60は、商用交流電源ACに接続された電源端子61、この電源端子61に通電路62およびその通電路62上のリレー接点65aを介して接続された駆動回路63、主制御部64、この主制御部64に接続されたリレー65、主制御部64に接続されたタイマ66を有する。そして、主制御部64に、上記リモコン70および制御部90が接続される。
【0021】
上記駆動回路63は、上記銀イオン発生器50を駆動する。銀イオン発生器50は、給湯管13内に存して相対向する一対の銀製の電極51,52を有し、これら電極51,52の相互間に駆動回路63から電圧が印加されることにより動作して両電極51,52間に湯を介して電流を流し、これに伴い、一方の銀電極51から他方の銀電極52へと移動する銀(Ag)イオンを発生する。この銀イオンが給湯管13内の湯と共に浴槽20へ供給される。なお、給湯管13において、銀イオン発生器50の配設位置から少なくとも湯水管15の接続部位までの区間には、漏電防止のために絶縁処理が施された、例えばアルミ三層管が使用される。
【0022】
上記主制御部64は、主要な機能として次の(1)〜(8)の手段を有する。
(1)予め定められている時間帯たとえば深夜電力時間帯において、熱源ユニット80の制御部90に運転オンを指令し、かつ循環ポンプ42を運転オンする制御手段。
【0023】
(2)浴槽20への給湯(湯張り・たし湯を含む)がリモコン70の操作により指示されると、ホッパ14の開閉弁14a,14bを開放する制御手段。
【0024】
(3)浴槽20内の湯の保温がリモコン70の操作により指示されると、循環ポンプ16,34を運転する制御手段。
【0025】
(4)フローセンサ14dが湯水の流れを検知すると、リレー65を付勢してそのリレー接点65aを閉成し、これにより銀イオン発生器50に通電して銀イオン発生器50を動作させ、湯張り量に応じた銀イオン出力時間Tsを超えると、リレー65を消勢してそのリレー接点65aを開放し、これにより銀イオン発生器50への通電を遮断して銀イオン発生器50の動作を停止する制御手段。
【0026】
(5)銀イオン発生器50の動作時間Tをタイマ66により計時する計時手段。
【0027】
(6)上記計時手段の計時時間Tが設定値T1以上になると、銀イオン発生器50が寿命切れである旨をリモコン70の液晶表示部71で報知する報知手段。
【0028】
(7)上記計時手段の計時時間Tが設定値T2以上になると、以後の銀イオン発生器50への通電を遮断して銀イオン発生器50の動作を停止する制御手段。
【0029】
(8)上記計時手段の計時時間Tをリモコン70の液晶表示部71で報知する報知手段。
【0030】
つぎに、図4のフローチャートを参照しながら作用について説明する。
深夜電力時間帯において、熱源ユニット80の圧縮機81が運転オンし、その圧縮機81から吐出される冷媒が水熱交換器82、膨張弁83、空気熱交換器84を通って循環する。これに伴い、循環ポンプ42が運転オンし、貯湯タンク10の下部の湯水が湯水管41を通って水熱交換器82に流入し加熱される。水熱交換器82から流出する湯は湯水管43および湯水管33を通って貯湯タンク10の上部に供給される。こうして、貯湯タンク10に湯が貯えられる。
【0031】
浴槽20への給湯がリモコン70の操作により指示されると、ホッパ14の開閉弁14a,14bが開放され、貯湯タンク10内の湯が給湯管11、混合栓12、給湯管13、および銀イオン発生器50を通って浴槽20に供給される。このとき、湯の流れがフローセンサ14dで検知され(ステップ101のYES)、計時手段で計時された動作時間Tが読込まれ(ステップ102)、その計時時間Tと設定値T2が比較される(ステップ103)。計時時間Tが設定値T2未満であれば(ステップ103のNO)、リレー65が付勢されてそのリレー接点65aが閉成する。この閉成により、駆動回路63が動作して銀イオン発生器50が駆動され(ステップ104)、浴槽20に供給される湯に銀イオンが加えられる。この銀イオンにより、浴槽20に供給される湯の抗菌力を高め、雑菌の増殖を抑えることができる。
【0032】
給湯停止がリモコン70で指示されると、あるいは湯張り開始からの時間が、下記の表1に示す、湯張り量に応じて適切な銀イオン濃度(たとえば0.05ppm)となるように設定された銀イオン出力時間Tsを超えると(ステップ105のYES)、リレー65が消勢されてそのリレー接点65aが開放する。この開放により、駆動回路63および銀イオン発生器50の動作が停止する(ステップ106)。なお、銀イオン出力時間Tsよりも早く浴槽20内の湯量が適量に達してそれが湯量センサ(図示しない)で検知されると、ホッパ14の開閉弁14a,14bが閉成されて浴槽20への給湯が停止される。このときは、銀イオン出力時間Tsに到達していなくても銀イオン発生器50の動作を停止させる(ステップ106)。
【表1】

【0033】
浴槽20内の湯の保温がリモコン70の操作により指示されると、循環ポンプ16,34が運転され、浴槽20内の湯が給湯管13、湯水管15、風呂熱交換器17の第1流路、湯水管18を通って循環するとともに、貯湯タンク10内の湯が給湯管11、湯水管31、風呂熱交換器17の第2流路、湯水管33を通って循環する。このとき、風呂熱交換器17の第2流路を通る湯の熱が、第1流路を通る浴槽循環の湯に移行する。こうして、浴槽20内の湯が保温される。
【0034】
ところで、銀イオン発生器50の銀製の電極51,52は、使用が進むに従い消耗して小さくなっていき、やがて銀イオンを発生しなくなる。
【0035】
そこで、貯湯タンク10の湯が浴槽20へ供給されて銀イオン発生器50が動作しているとき(ステップ103のNO、ステップ105のNO)、銀イオン発生器50の動作時間Tが計時される(ステップ107)。そして、この計時時間Tと設定値T1とが比較される(ステップ108)。
【0036】
計時時間Tが設定値T1未満であれば(ステップ108のNO)、リモコン70の液晶表示部71において、給湯時の通常表示として、図5に示す表示が行われる。
【0037】
すなわち、リモコン70の液晶表示部71に、3つの表示エリア72,73,74が形成される。表示エリア72には、貯湯タンク10の貯湯量を表わす画像パターン情報が表示される。表示エリア73には、給湯が風呂優先であることと給湯温度を表わす文字情報が表示される。表示エリア74には、浴槽20内の湯量と湯温を表わす“画像パターン+文字”情報75および現在時刻の文字情報76が1秒間表示され、次に“画像パターン+文字”情報75のみ1秒間表示され、次に浴槽20に銀イオンが足されていることを表わす“PLUS”の文字情報77が“画像パターン+文字”情報75と共に表示され、次に“画像パターン+文字”情報75のみ1秒間表示され、この後、初めに戻って“画像パターン+文字”情報75および文字情報76が1秒間表示される。
【0038】
計時時間Tが設定値T1(たとえば12000分)以上になると(ステップ106のYES)、リモコン70の液晶表示部71において、図5に示した通常表示に代わり、図6に示す寿命表示が行われる。
【0039】
すなわち、リモコン70の液晶表示部71に形成される表示エリア74において、“画像パターン+文字”情報75および文字情報76が1秒間表示され、次に“画像パターン+文字”情報75のみ1秒間表示され、次に銀イオン発生器50が寿命切れであることを表わす“E:UP”の文字情報78が“画像パターン+文字”情報75と共に表示され、次に“画像パターン+文字”情報75のみ1秒間表示され、この後、初めに戻って“画像パターン+文字”情報75および文字情報76が1秒間表示される。
【0040】
この寿命表示により、銀イオン発生器50が寿命切れでその交換が必要である旨が報知される。
【0041】
そして、計時時間Tが設定値T2(たとえば13500分)以上になると(ステップ103のYES)、以後の銀イオン発生器50への通電を遮断して銀イオン発生器50の動作を停止する。この動作停止により、消耗して銀イオンを発生しなくなった電極51,52間に無駄に電流が流れ続けることがなくなり、電力の無駄な消費を防ぐことができる。寿命切れのまま動作が続くと、電極51,52が破損してその破片が浴槽20への給湯に混入する心配があるが、それより前に動作が停止するので、電極51,52の破損およびそれに伴う破片の混入を回避することができる。よって、浴槽20内の湯を安全かつ衛生的な状態に保つことができる。
【0042】
一方、リモコン70を操作して動作時間表示用の所定のコードを入力することにより、図7に示すように、計時時間Tたとえば200時間を表わす文字情報79が液晶表示部71の表示エリア74に表示される。この表示により、銀イオン発生器50の寿命切れまでの残りの動作時間を把握することができる。残りの動作時間が少なければ、銀イオン発生器50が寿命切れとなって銀イオンを発生しなくなる前に、銀イオン発生器50を新品と交換することが可能である。この交換により、浴槽20への銀イオンの供給が途切れることがなくなり、浴槽20への給湯に対する高い抗菌力を常に維持することができる。
【0043】
なお、銀イオン発生器50には、電極51,52の消耗に伴い、駆動回路63から銀イオン発生器50に流れる動作電流が減少していくという特徴がある。例えば、動作電流Iの定常値として20mAが定められているが、消耗が進むと10mAを下回り、寿命切れに際しては5mA以下まで減少する。
【0044】
この点に着目し、銀イオン発生器50の動作電流を電流センサなどで検知し、その検知電流が寿命切れ前の例えば10mAを下回ったとき、液晶表示部71で寿命表示が行われるよりも前に、銀イオン発生器50の動作を停止する構成としてもよい。
【0045】
また、上記実施形態では、浴槽20への給湯経路に銀イオン発生器50を設けた場合を例に説明したが、台所、洗面所、風呂場シャワー等への給湯経路に銀イオン発生器50を設ける場合にも、同様に実施可能である。湯だけでなく、水道水の供給路に銀イオン発生器50を設けて水道水を抗菌する場合にも、同様に実施可能である。
【0046】
その他、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。全ての構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
【符号の説明】
【0047】
1…給湯ユニット、2,4,6…給水管、3…減圧弁、10…貯湯タンク、11,13,37…給湯管、12,36…混合栓、14…ダンパ、14a,14b…開閉弁、14d…フローセンサ(流れ検知手段)、15,18,33,41,43…湯水管、16,34,42…循環ポンプ、17…風呂熱交換器、50…銀イオン発生器、51,52…銀製の電極、60…制御部、64…主制御部、65…リレー、66…電流センサ(電流検知手段)、80…熱源ユニット、81…圧縮機、82…水熱交換器、84…空気熱交換器、70…リモコン、71…液晶表示部、90…制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
湯水の供給路に設けられた銀製の電極を有し、その湯水の供給時に動作して湯水中に銀イオンを発生する銀イオン発生器と、
この銀イオン発生器の動作時間を計時する計時手段と、
この計時手段の計時時間が設定値以上になると、前記銀イオン発生器が寿命切れである旨を報知する報知手段と、
を備えることを特徴とする湯水供給装置。
【請求項2】
前記計時手段の計時時間が前記設定値以上になると、前記銀イオン発生器の動作を停止する制御手段、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の湯水供給装置。
【請求項3】
前記計時手段の計時時間を報知する報知手段、
をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の湯水供給装置。
【請求項4】
湯を貯える貯湯タンクをさらに備え、
前記供給路は、前記貯湯タンク内の湯を使用場所へ供給する給湯管であり、
前記銀イオン発生器は、前記給湯管内に存するとともに使用に伴い消耗していく銀製の一対の電極を有し、湯水の供給時に動作して前記各電極から湯水中に銀イオンを発生する、
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の湯水供給装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−94872(P2011−94872A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−249030(P2009−249030)
【出願日】平成21年10月29日(2009.10.29)
【出願人】(505461072)東芝キヤリア株式会社 (477)
【Fターム(参考)】