説明

潜熱回収型燃焼装置

【課題】新たに特殊な機器を設けることなく、燃焼装置に通常装備されている既存の機器を有効活用してドレンの凍結防止を図ることのできる潜熱回収型燃焼装置を提供する。
【解決手段】燃焼排気の潜熱を回収するように構成された潜熱回収型燃焼装置であって、排気の潜熱回収により生じた凝縮水を器外に排出する潜熱回収型燃焼装置において、外気温又は入水温度を検出する温度検出手段を設け、この温度検出手段による検出温度が器外を流れる凝縮水の凍結が懸念される温度以下になった際に、潜熱回収による凝縮水の発生量を増加させる凝縮水量増加手段を設けた。この凝縮水量増加手段は、燃焼を許可する最低作動水量を増加させることにより凝縮水の発生量を増加させることにより、又は設定出湯温度の下限値を高めることにより凝縮水の発生量を増加させることによりドレン水量を増加させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、潜熱回収型燃焼装置に関し、特に潜熱回収により発生したドレン(凝縮水)が器外のドレン排出管の付近やドレン排出管の内部で凍結する懸念がある場合に、ドレン量を増加させる手段を設けた潜熱回収型燃焼装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
潜熱回収型燃焼装置においては、潜熱回収により発生した酸性のドレンを中和させる中和器を設け、この中和器において中和処理してからドレン管から器外のドレン排水管に排出する。ところで、寒冷地等において外気温が低く、燃焼装置が小燃焼状態のためドレン排出量が非常に少ない場合には、器内のドレン管と器外のドレン排水管の継手近傍やドレン排水管の内部においてドレンが凍結してドレンの排出が不能となるため、中和器エラーとなることがある。
【0003】
そこで、特許文献1に記載の潜熱回収型温水装置においては、中和器又は中和器の下流側にドレン貯留器を設け、このドレン貯留器から延びるドレン管に電磁開閉弁を設け、ドレン貯留器にドレンを加熱する電気ヒータを設け、ドレンの凍結の懸念がない場合には電磁開閉弁を開放状態にし、ドレンの凍結の懸念がある場合には、電磁開閉弁を閉じてドレン貯留器にドレンを貯留し、電気ヒータによりドレンを加熱してから電磁開閉弁を開いてドレンを排出するように制御している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−107168号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1の潜熱回収型温水装置においては、ドレン貯留器、電磁開閉弁、電気ヒータなどを設けるため、温水装置のドレン排出系の構成が複雑し、製作費が高価になるという問題がある。
本発明の目的は、新たに特殊な機器を設けることなく、燃焼装置に通常装備されている既存の機器を有効活用してドレンの凍結防止を図ることのできる潜熱回収型燃焼装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1の潜熱回収型燃焼装置は、燃焼排気の潜熱を回収するように構成された潜熱回収型燃焼装置であって、排気の潜熱回収により生じた凝縮水を器外に排出する潜熱回収型燃焼装置において、外気温又は入水温度を検出する温度検出手段を備え、この温度検出手段による検出温度が器外を流れる凝縮水の凍結が懸念される温度以下になった際に、潜熱回収による凝縮水の発生量を増加させる凝縮水量増加手段を設けたことを特徴としている。
【0007】
請求項2の潜熱回収型燃焼装置は、請求項1の発明において、上記凝縮水量増加手段は、燃焼を許可する最低作動水量を増加させることにより凝縮水の発生量を増加させることを特徴としている。
【0008】
請求項3の潜熱回収型燃焼装置は、請求項1の発明において、上記凝縮水量増加手段は、燃焼における最低燃焼能力を増加させることにより凝縮水の発生量を増加させることを特徴としている。
【0009】
請求項4の潜熱回収型燃焼装置は、請求項1の発明において、上記凝縮水量増加手段は、設定出湯温度の下限値を高めることにより凝縮水の発生量を増加させることを特徴としている。
【0010】
請求項5の潜熱回収型燃焼装置は、請求項1の発明において、複数のバーナーを夫々有する複数の燃焼領域を備え、上記凝縮水量増加手段は、複数の燃焼領域が同じ燃焼能力を発揮する場合に、バーナー本数が少なくなる燃焼領域を優先させることにより凝縮水の発生量を増加させることを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明によれば、外気温又は入水温度を検出する温度検出手段を備え、この温度検出手段による検出温度が器外を流れる凝縮水の凍結が懸念される温度以下になった際に、潜熱回収による凝縮水の発生量を増加させる凝縮水量増加手段を設けたため、凝縮水を増加させることで、凝縮水の凍結を確実に防止することができる。
しかも、温度検出手段は、潜熱回収型燃焼装置に通常装備されている既存の温度検出器を活用でき、また、凝縮水量増加手段は、潜熱回収型燃焼装置の制御装置でもって構成することができるため、新たに特殊な機器を設けることなく安価に実現することができる。
【0012】
請求項2の発明によれば、上記凝縮水量増加手段は、燃焼を許可する最低作動水量を増加させることにより凝縮水の発生量を増加させる。この場合、最低作動水量を増加させることで燃焼の出力号数を大きくして凝縮水の発生量を増加させることになるため、簡単な制御を介して凝縮水の発生量を増加させることができる。
【0013】
請求項3の発明によれば、上記凝縮水量増加手段は、燃焼における最低燃焼能力を増加させることにより凝縮水の発生量を増加させるため、簡単な制御を介して凝縮水の発生量を増加させることができる。
【0014】
請求項4の発明によれば、上記凝縮水量増加手段は、設定出湯温度の下限値を高め、燃焼の最低の出力号数を増加させることにより凝縮水の発生量を増加させるため、簡単な制御を介して凝縮水の発生量を増加させることができる。
【0015】
請求項5の発明によれば、複数のバーナーを夫々有する複数の燃焼領域を備え、上記凝縮水量増加手段は、複数の燃焼領域が同じ燃焼能力を発揮する場合に、バーナー本数が少なくなる燃焼領域を優先させることにより凝縮水の発生量を増加させる。そのため、簡単な制御を介して凝縮水の発生量を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の実施例1に係る潜熱回収型燃焼装置の構成図である。
【図2】実施例1のドレン水流増加制御のフローチャートである。
【図3】実施例1に係る流量と出力号数と最小本数燃焼の関係を示す線図である。
【図4】実施例2のドレン水量増加制御のフローチャートである。
【図5】実施例2に係るリモコン設定温度と出力号数と最小本数燃焼の関係を示す線図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の実施の形態について実施例に基づいて説明する。
【実施例1】
【0018】
本実施例に係る潜熱回収型燃焼装置について説明する。
図1に示すように、潜熱回収型燃焼装置1(以下、燃焼装置という)は、燃焼装置本体2と、中和器3と、制御ユニット4と、リモコン5と、入水管6と、出湯管7と、ドレン管8,9と、入水温度センサ10と、出湯温度センサ11と、外気温センサ12と、流量センサ13などを備え、これらの大部分が薄鋼板製のケーシング14で覆われている。ドレン管9の下端部は器外のドレン排水管15に接続されている。
【0019】
燃焼装置本体2のケース20の下端に燃焼用空気を供給する送風ファン21が設けられ、ケース20の内部の下部には燃料ガスを燃焼させるバーナーユニット22が設けられている。ケース20の内部には、さらにバーナーユニット22の上側に、下から順に顕熱回収用の熱交換器23と、潜熱回収用の熱交換器24が設けられ、ケース20の上端には燃焼排ガスの排出口25が形成されている。熱交換器24の直下には潜熱回収により発生したドレン(凝縮水)を受けるトレイ26が設けられている。
【0020】
前記バーナーユニット22は、例えば10本のバーナーを有し、中央の3本のバーナーで燃焼する第1燃焼領域と、前記3本のバーナーとその左側の2本のバーナーの計5本のバーナーで燃焼する第2燃焼領域と、中央の3本のバーナーとその右側の5本のバーナーの計8本のバーナーで燃焼する第3燃焼領域と、10本全てのバーナーで燃焼する第4燃焼領域を備えている。
入水管6から供給される入水は熱交換器24において燃焼排ガスの潜熱により加熱された後、熱交換器23に供給され、その熱交換器23により加熱された後出湯管7に供給される。
【0021】
入水管6には、入水温度を検出する入水温度センサ10と、入水の流量を検出する流量センサ13が設けられ、入水温度センサ10と流量センサ13の検出信号は制御ユニット4へ供給される。出湯管7には出湯温度を検出する出湯温度センサ11が設けられ、この出湯温度センサ11の検出信号は制御ユニット4に供給される。出湯温度を調節する為に、入水管6と出湯管7を接続する接続管27には入水の流量を調整する流量調整弁28が設けられている。尚、この流量調整弁28は制御ユニット4により制御される。
【0022】
中和器3は、熱交換器24のトレイ26からドレン管8により供給される酸性のドレンを中和するものである。中和器3は、箱形の容器3aと、この容器3a内に収容されたアルカリ性の中和剤3bと、仕切板3cなどを有する。容器3aの下端の排出口3dにはドレン管9が接続され、このドレン管9の下端部はケーシング14の下壁に付設された管継手15aに接続され、この管継手15aには器外のドレン排出管15の上端が接続され、ドレン排出管15の下端部は排水系のピット16に挿入されている。
【0023】
ケーシング14の下壁中央部の内面には外気温を検出する外気温センサ12が設けられ、この外気温センサ12の検出信号が制御ユニット4に供給されている。
制御ユニット4は、マイクロコンピュータ、バーナーユニット22の燃焼ガス供給系の複数の電磁弁の為の複数の駆動回路、流量調整弁28の為の駆動回路、センサ類からの検出信号をA/D変換する変換器やリモコン5との間の通信の為の送受信回路を含む入出力インターフェースなどを備えている。上記のマイクロコンピュータのROMには、後述するドレン水量増加制御の制御プログラムが予め格納されている。
【0024】
次に、本願特有のドレン水量増加制御について説明する。
このドレン水量増加制御は、外気温センサ12により検出した外気温が器外を流れるドレン(凝縮水)の凍結が懸念される温度以下になった際に、潜熱回収によるドレンの発生量を増加させる制御である。
図2はこのドレン水量増加制御のフローチャートであり、図3は熱交換器23,24を流れる出湯(湯水)の流量とバーナーユニット22の出力号数の関係を示す特性図であり、ドレン水量増加制御を実行する制御ユニット4とバーナーユニット22がドレン水量増加手段(凝縮水量増加手段)に相当する。
【0025】
図2のフローチャートにおいて、Si(i=1,2,・・)は、各ステップを示し、最初に外気温センサ12の検出信号を読み込み(S1)、その検出された外気温Taが器外のドレン排出管15を流れるドレンの凍結が懸念される凍結懸念温度To(例えば、1℃)以下か否か判定する(S2)。その判定がNoの場合はS1へ戻り、S1、S2が繰り返し実行される。S2の判定の結果、外気温Ta≦凍結懸念温度Toの場合には、MOQ(燃焼を許可する最低作動水量)を、通常のMOQの流量V1から凍結防止用MOQの流量V2に増量する(S3)。その結果、出湯の流量が流量V2未満では、バーナーユニット22が作動せず、出湯の流量が流量V2になったときに、バーナーユニット22が作動する(S4)。
【0026】
そして、出湯の流量が流量V2になったとき、バーナーユニット22において、通常時のMOQ(流量V1)に対応する通常の最低出力号数G1での燃焼運転が行われずに、凍結防止用MOQ(流量V2)に対応する出力号数G2以上の出力号数での燃焼運転が行われる(S5)。尚、出湯の流量が流量V2より多い場合には、その流量に対応した出力号数での燃焼運転が行われる。
このように、通常の最低出力号数G1での燃焼運転を行わずに、凍結防止用MOQ(流量V2)に対応する出力号数G2以上の出力号数での燃焼運転を行う。つまり、燃焼を許可する最低作動水量を増加させ、最低燃焼能力を、通常の最低出力号数G1から凍結防止用の最低出力号数G2に増加させるため、バーナーユニット22の作動時には、出力号数G2以上の出力号数での燃焼運転がなされ、ドレン水量が増加し、ドレンの凍結が防止される。
【0027】
ここで、図3の特性線Aは、バーナーの本数が最小の最小本数燃焼(つまり、第1燃焼領域の作動)を示している。バーナー本数5本の第2燃焼領域を作動させても、上記の出力号数G2を発揮可能である場合でも、ドレン水量を極力多くする為に、バーナーの本数が少ない方の第1燃焼領域を優先させるようになっている。
即ち、燃焼装置1の作動中はバーナーユニット22の全てのバーナーに燃焼用空気が供給されており、少ない数のバーナーで燃焼させる方が、燃焼に供されない空気量が多くなり、その空気中の水分が熱交換器24で結露してドレンとなるため、ドレン水量が多くなる。
【0028】
以上説明した潜熱回収型燃焼装置1の作用、効果について説明する。
外気温Taが凍結懸念温度To以下で、器外を流れるドレンの凍結が懸念(予想)される場合には、通常MOQ(流量V1)から凍結防止用MOQ(流量V2)に増加させ、通常の最低出力号数G1での燃焼運転を行わずに、出力号数G1よりも大きい出力号数G2以上の出力号数での燃焼運転が行われるため、熱交換器24で発生するドレン水量が増加し、ドレン管9とドレン排出管15を接続する管継手15aの付近やドレン排出管15の内部でドレンが凍結するのを確実に防止することができる。
【0029】
また、出力号数G2以上の出力号数を複数の燃焼領域で重複的に発揮できる場合、作動するバーナー本数が少なくなる燃焼領域を優先させるため、燃焼に供されない空気量が多くなり、その空気中の水分が結露し易いためドレン水量を増加させる上で有利である。
【0030】
しかも、外気温センサ12は、潜熱回収型燃焼装置1に通常装備されている既存の外気温センサを活用でき、また、ドレン水量増加手段は、潜熱回収型燃焼装置1の制御ユニット4とバーナーユニット22でもって構成することができるため、新たに特殊な機器を設けることなく安価に実施することができる。
【実施例2】
【0031】
次に、実施例2のドレン水量増加制御について説明する。
このドレン水量増加制御は、外気温センサ12により検出した外気温が器外を流れるドレン(凝縮水)の凍結が懸念される温度以下になった際に、潜熱回収による凝縮水の発生量を増加させる制御である。
図4はこのドレン水量増加制御のフローチャートであり、図5はリモコン設定最低出湯温度とバーナーユニット22の出力号数の関係を示す特性図であり、このドレン水量増加制御を実行する制御ユニット4とバーナーユニット22がドレン水量増加手段(凝縮水量増加手段)に相当する。
【0032】
図4のフローチャートにおいて、Si(i=10,11,・・)は、各ステップを示し、最初に外気温センサ12の検出信号を読み込み(S10)、その検出された外気温Taが器外のドレン排出管15を流れるドレンの凍結が懸念される凍結懸念温度To(例えば、1℃)以下か否か判定する(S11)、その判定がNoの場合は、S10へ戻り、S10、S11が繰り返し実行される。S11の判定の結果、外気温Ta≦凍結懸念温度Toの場合には、リモコン5によりドレンが凍結する懸念がある旨のドレン凍結警告を出力する。この場合、リモコン5の表示画面への表示警告及び/又は音声警告が出力される(S12)。
【0033】
次に、S13において、リモコン5により設定されたリモコン設定最低出湯温度Tsを、通常のリモコン設定最低出湯温度T1から凍結防止用最低出湯温度T2に自動変更する。但し、T2はT1よりも数度(例えば、5°C)高い温度である。
この状態で、通常のMOQの流れが生じると(S14)、バーナーユニット22が作動するが、このとき通常の最低出力号数G1での燃焼運転は行われずに、凍結防止用出力号数G2以上の出力号数での燃焼運転が行われる(S15)。尚、このドレン水量増加制御においても、実施例1と同様に、特性線Bに示すように、バーナー本数が少なくなる方の燃焼領域による燃焼が優先される。尚、リモコン設定最低出湯温度が「設定出湯温度の下限値」に相当する。
【0034】
以上説明した潜熱回収型燃焼装置1の作用、効果について説明する。
外気温Taが凍結懸念温度To以下で、ドレンの凍結が懸念(予想)される場合には、リモコン設定最低出湯温度Tsを通常のリモコン設定最低出湯温度T1からそれよりも高い凍結防止用最低出湯温度T2に変更し、バーナーユニット22の作動時には通常最低出力号数G1での燃焼運転は行わずに、凍結防止用出力号数G2以上の出力号数での燃焼運転が行われるため、熱交換器24で発生するドレン水量を確実に増加させて、ドレンの凍結を確実に防止することができる。その他、実施例1と同様の作用、効果が得られる。
【0035】
前記実施例を部分的に変更する例について説明する。
(1)前記実施例1,2においては、外気温センサ12で検出した外気温が凍結懸念温度To以下になったときに、ドレン水量増加手段を作動させるように構成したが、前記外気温センサ12で検出した外気温の代わりに、入水温度センサ10で検出した入水温度が凍結懸念温度To’以下になったときに、ドレン水量増加手段を作動させるように構成してもよい。但し、入水温度は外気温よりも幾分高いので、凍結懸念温度To’は凍結懸念温度Toよりも高い温度に設定するものとする。
【0036】
(2)本発明は、実施例1に記載した構造の燃焼装置以外の種々の潜熱回収型燃焼装置に適用することができることは勿論であり、当業者であれば、前記実施例を部分的に変更して実施可能である。
【産業上の利用可能性】
【0037】
本発明の潜熱回収型燃焼装置は、家庭や工場や種々の施設において必要な湯水を作るのに利用することができる。
【符号の説明】
【0038】
1 潜熱回収型燃焼装置
2 燃焼装置本体
4 制御ユニット
10 入水温度センサ
12 外気温センサ
22 バーナーユニット

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃焼排気の潜熱を回収するように構成された潜熱回収型燃焼装置であって、排気の潜熱回収により生じた凝縮水を器外に排出する潜熱回収型燃焼装置において、
外気温又は入水温度を検出する温度検出手段を備え、
この温度検出手段による検出温度が器外を流れる凝縮水の凍結が懸念される温度以下になった際に、潜熱回収による凝縮水の発生量を増加させる凝縮水量増加手段を設けたことを特徴とする潜熱回収型燃焼装置。
【請求項2】
上記凝縮水量増加手段は、燃焼を許可する最低作動水量を増加させることにより凝縮水の発生量を増加させることを特徴とする請求項1に記載の潜熱回収型燃焼装置。
【請求項3】
上記凝縮水量増加手段は、燃焼における最低燃焼能力を増加させることにより凝縮水の発生量を増加させることを特徴とする請求項1に記載の潜熱回収型燃焼装置。
【請求項4】
上記凝縮水量増加手段は、設定出湯温度の下限値を高めることにより凝縮水の発生量を増加させることを特徴とする請求項1に記載の潜熱回収型燃焼装置。
【請求項5】
複数のバーナーを夫々有する複数の燃焼領域を備え、
上記凝縮水量増加手段は、複数の燃焼領域が同じ燃焼能力を発揮する場合に、バーナー本数が少なくなる燃焼領域を優先させることにより凝縮水の発生量を増加させることを特徴とする請求項1に記載の潜熱回収型燃焼装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−92286(P2013−92286A)
【公開日】平成25年5月16日(2013.5.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−233732(P2011−233732)
【出願日】平成23年10月25日(2011.10.25)
【出願人】(000004709)株式会社ノーリツ (1,293)
【Fターム(参考)】