説明

炊飯器

【課題】ヒンジバネのトルクによる上枠の経年変形を防止することで、炊飯、保温性能を一定に保つことができる。
【解決手段】ボディ31上面に上枠32を配設すると共に、開放用のヒンジバネ44を有した外蓋41は回動自在に上枠32のヒンジ部材32aに軸支されており、上枠32とボディ31の嵌合構成は、ヒンジ部材32aを覆うヒンジカバー44内面において、上枠32とボディ31を複数個の爪32cで嵌合を行う構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、炊飯器本体の上枠の機構に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来この種の外蓋と上枠と本体とヒンジカバーを有し、ヒンジカバー部の本体と上枠の嵌合を爪嵌合としている炊飯器は存在している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図6は特許文献1に記載された従来の調理器を示すものである。図6に示すように、炊飯器本体1は上面が開口し、内部に鍋2の収納部である保護枠3を配設し、この保護枠3の外側に加熱手段である誘導コイル4を設けている。外蓋5は炊飯器本体1の上面開口部を覆うもので、この外蓋5は炊飯器本体1の上部を構成する上枠6の上部に一体成形されたヒンジ部材6aにヒンジ軸7を介して開閉自在に支持している。また外蓋5はヒンジバネ8により常に開放方向に付勢されており、外蓋5のロックが解除されると自動的に外蓋5は開放するのである。また、この上枠6のヒンジ部材6aはヒンジカバー9により覆われているのである。ここで上枠6と本体1の嵌合は数箇所の爪嵌合で嵌合しているが、ヒンジ部材6a部ではヒンジカバーが上枠6と嵌合しているため、ヒンジ部材6a部は上枠6と本体1とは嵌合していない構成であった。
【0004】
外蓋カバー10は外蓋5の内側に固定し、この外蓋カバー10に発熱体である加熱板11と鍋パッキン12を備えた加熱板ユニット13を着脱自在に取付けており、加熱板11の上部に外蓋カバー10に支持されている蓋加熱手段である蓋誘導加熱コイル14が位置している。この蓋誘導加熱コイル14の電磁作用により加熱板11が発熱する。
【0005】
また、鍋パッキン12は外蓋5を閉じたとき鍋2のフランジ2aに圧接してその鍋2を密閉するようになっている。
【特許文献1】特開2003−38341号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記の従来の構成の調理器では、外蓋に操作部などを設置した場合、外蓋の重量が増加し、外蓋開放用のヒンジバネトルクが増加する。このことで外蓋を軸支している上枠がヒンジバネのトルクにより経年変化で変形してしまうことがあった。外蓋を軸支している上枠が変形すると、鍋と外蓋の位置関係が経年変化でずれてしまうことになる。ここで鍋と外蓋の位置関係がずれてしまうということは、ご飯を上面から加熱するために設置してある加熱板とご飯の距離も鍋全体で均一にならないということであり、ご飯に温度差が生じ、炊きむらが発生してしまう。また、加熱板が傾くことで、保温中に加熱板に結露した水滴が加熱板の最下点に集中し、その部分から水滴がご飯上に滴下することで、その部分のご飯がふやけてしまうという現象も発生する。また、炊飯中の蒸気は鍋フランジ部で鍋パッキンによりシールされているが、外蓋の位置が変化することで、蒸気のシール性が低下してしまう現象も発生する。
【0007】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、経年変化による鍋と外蓋との位置関係の変化を減少させ、位置関係を一定に保つことで、炊飯及び保温性能を経年変化によって低下させない炊飯器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、ヒンジカバー部の上枠と本体との嵌合を複数個の嵌合部を設けたものである。
【0009】
これによって、外蓋を軸支している上枠が本体と複数ヶ所で固定している為に、外蓋開放用ヒンジバネトルクによる上枠の変形を防止することができるようになる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の炊飯器は、外蓋を軸支している上枠の経年変形を防止し、鍋と外蓋との位置関係を一定に保つことで、炊飯及び保温性能を経年変化によらず一定に保つことができると共に蒸気のシール性も向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
第1の発明は、鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋と前記鍋加熱手段を覆う本体と、前記鍋を懸架状態に設置するための上枠と、前記上枠の上面開口部を覆う蓋と、前記上枠に設けられると供に、前記蓋を回転自在に前記上枠に支持するヒンジ軸を設けたヒンジ部材と前記ヒンジ部材を覆うヒンジカバーを設け、前記ヒンジ部材と前記本体の嵌合を前記上枠と前記本体の複数個の嵌合部を設けたことにより、蓋に設けられているバネの付勢力による上枠の蓋軸支部の倒れを減少することができる。
【0012】
第2の発明は、ヒンジカバーは、本体への複数個の嵌合部で固定したことにより、ヒンジカバー全体を上枠及び本体の外観段差及び、隙間の発生を防止ことができる。
【0013】
第3の発明は、ヒンジカバーは、上枠と本体とをネジで供締めしたことにより、蓋に設けられているバネの付勢力による上枠の蓋軸支部の倒れを減少することができる。
【0014】
第4の発明は、ヒンジカバーは、本体のヒンジカバー設置部とオーバーラップしたことにより、蓋に設けられているバネの付勢力による上枠の蓋軸支部の倒れが発生した場合でも本体とヒンジカバーの隙間を増加することを防ぐことができる。
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0016】
(実施の形態1)
図1、2及び3は、本発明の第1の実施の形態における炊飯器の断面図、要部断面図を示すものである。
【0017】
図1において、ボディ(本体)31は上面が開口する略円筒形をしており、炊飯器本体を形成している。このボディ31の開口部には上枠32が嵌着している。前記ボディ31内部には上枠32とコイルベース33とで鍋34収納部を形成している。コイルベース33は有底円筒状に形成され、コイルベース33上端部は上枠32に固定されている。コイルベース33には鍋34を誘導加熱するための底内誘導コイル(鍋加熱手段)35aが設置されており、鍋34を誘導加熱しているのである。また、鍋34側面には鍋34側底面を誘導加熱する為の底外誘導コイル(鍋加熱手段)35bが設置されている。底内誘導コイル35a及び底外誘導コイル35bに高周波電流を通電し、鍋34を誘導加熱する為の加熱基板36はコイルベース33とボディ31内面で構成される空間に設置されており、この加熱基板36には加熱基板36上に設置している発熱部品(図示しない)を冷却する為の、ヒートシンク37が加熱基板36下方に設置されており、更にヒートシンク37、加熱基板36の発熱部品を冷却するためにファンモータ38もヒートシンク37下面に設置しているのである。
【0018】
また、鍋34底面には鍋34温度を検知する底センサー39がセンサーバネ(図示しない)により付勢されており、炊飯及び、保温時の鍋34温度を検知し、鍋34内の調理物が最適な温度状態になるよう、制御手段が制御しているのである。
【0019】
外蓋41は合成樹脂製で、この外蓋41は外蓋カバー42に嵌着されており、この外蓋41は外蓋カバー42に設置されたヒンジ軸40を上枠32の後部に一体形成されたヒンジ部材32aにヒンジ軸40を介して回動自在に支持されている。また、外蓋41及び外蓋カバー42を自動に開放する為に、外蓋カバー42に設置されたヒンジ軸40にはコイルバネである、ヒンジバネ43が2個設置されている。このヒンジバネ43は一端は外蓋カバー42にセットされ、他端を上枠32にセットされており、外蓋41を閉めた状態では、外蓋41はヒンジバネ43のトルクにより、常時開放方向に付勢された状態である。このため、外蓋41を閉めた状態では外蓋カバー42、上枠32のヒンジバネ43の設置部にはヒンジバネ43のトルクにより、常に一定方向に負荷が掛かった状態である。また上枠32のヒンジ部材32aを覆うようにヒンジカバー44が設置されている。このヒンジカバー44の上部は上枠32の嵌合部32bに嵌合されており、下部はボディ31の端面に爪44a嵌合により、固定されているのである(図3においては、ヒンジカバー44は破線で図示)。
【0020】
更に、ボディ31と上枠32の嵌合はヒンジカバー44の内面部以外は複数の上枠32からの爪により、爪嵌合で固定されており、更に上枠ヒンジ部材32aはボディ31と上枠32は3ヶ所の爪32c嵌合が実施されている。
【0021】
発熱板45は、発熱板支え46、鍋パッキン47が一体となった着脱式発熱板であり、外蓋41下面を構成する外蓋カバー42に取付けられている。この発熱板45に設置されている発熱板支え46のヒンジ部とは反対側には、フック形状46aが設けられており、この発熱板支え46のフック部46aはフックレバー48が係止されており、このフックレバー48を操作することで、フックレバー48と発熱板支え46のフック部46aの係止が解除され、外蓋41はヒンジバネ43のトルクにより、自動的に開放するのである。
【0022】
この発熱板45には炊飯中の蒸気などを本体外部に放出する蒸気孔45aが設けられており、鍋34内の空間と外部とを連通するように構成されているのである。また外蓋カバー42には発熱板45を誘導加熱するための蓋誘導加熱コイル49が設置されている。また、この蓋誘導加熱コイル49の上方にはアルミ製の蓋反射板50が設置されており、蓋誘導加熱コイル49から発生する輻射ノイズなどを防いでいるのである。
【0023】
発熱板45は電磁調理器の加熱原理と同様に蓋誘導加熱コイル49に通電される電流の大きさと、蓋誘導加熱コイル49の巻数と蓋誘導加熱コイル49と発熱板45の距離等により発熱板45の加熱量が決定されるのである。ここで蓋誘導加熱コイル49の巻数はインダクタンスの大きさに比例しており、コイル巻数を増やせば増やすほど、インダクタンスも大きくなるのである。また、発熱量はインダクタンスに比例する為、蓋誘導加熱コイル49が設置されている部分の発熱量は多くなるのである。また、発熱板41には蓋センサー51がコイルバネ(図示しない)により発熱板45に圧接されており、発熱板45の温度を制御しているのである。上記の底センサー39及び、蓋センサー51の温度信号により、鍋34及び発熱板45に通電する通電率を制御しているのが、操作基板52に設置されているマイコン53であり、このマイコン53には、あらかじめ決められた制御プログラムが記憶されており、炊飯及び保温を行うのである。
【0024】
以上のような、構成についてもう少し詳しく説明する。現在、炊飯性能向上及び、炊飯器の操作性向上のため操作部を外蓋41に設置するなどの構成により、従来と比較すると、外蓋41、外蓋カバー42などの蓋全体の重量は増加してきている。このため、蓋を開放させる為のヒンジバネ43のトルクも増加傾向である。このため、上枠32、外蓋カバー42に掛かる負荷も増加しており、上枠32のヒンジ部材32aは経時変化により変形してしまう傾向にあった。経時変化での上枠32のヒンジ部部材32aはヒンジバネ43の付勢力により、上枠32のヒンジバネ43の一端を支点に常にヒンジ軸40中心の位置ではフック側方向に付勢されている。このことで、炊飯器を使用するにつれて、上枠32のヒンジ部材32aはフック側に変形してしまう。
【0025】
ヒンジ部32aがフック側方向に倒れてくるということは、外蓋41、外蓋カバー42発熱板45など、蓋全体が水平ではなく、前方に傾いてしまうのである。発熱板45が水平でなくなるということはご飯表面に対して、フック側とヒンジ側とでは発熱板45の距離が一定でなくなる、ということである。発熱板45がご飯表面に対して一定でなくなると、発熱板45からの加熱がご飯全体に均一にできなくなり、炊飯器を使用していくに従って、ご飯の炊きむらが増加してしまうことになる。また、保温中のご飯の状態も発熱板45が水平でなくなる為に、保温中にご飯から蒸発した蒸気が発熱板45に結露し、発熱板45の最下点に集まってきてしまう。そして、最下点に集まってきた水分がご飯表面に滴下してしまうと、ご飯が水分により部分的にふやけてしまい、保温性能が低下してしまうのである。これらの課題を解決するためには、上枠32のヒンジ部材32aがヒンジバネ43の付勢力により、変形しない構成にする必要がある。この為に、上枠32のヒンジ部材32aとボディ31の嵌合を強化することで、フック側に倒れようとする上枠ヒンジ部材32aにはボディ31によるヒンジ側への引張力が向上するのである。上枠32のヒンジ部材32aとボディ31の嵌合力を強化するために、本構成では、ボディ31と上枠32ヒンジ部材32aの爪32cによる嵌合の場所を増加することで、嵌合力を強化し、上枠32の変形を防止しているのである。
【0026】
また、本構成はボディ31と上枠32の爪嵌合を3ヶ所で説明したが、3ヶ所のこだわるものではなく、複数個設置することで上枠32変形防止効果は得る事ができる。
【0027】
また、本構成のヒンジバネ43はコイルバネを使用した構成にて説明しているが、コイルバネだけではなく、板バネなど蓋をバネのトルクを用いて開放する構成の炊飯器であれば、どのようなバネを用いても、またバネをいくつ使用しようが、同じ効果を得る事ができるのである。
【0028】
また、発熱板45の加熱方式は電磁誘導加熱を用いた加熱方式で説明しているが、発熱板45の加熱方式は電磁誘導加熱方式であろうが、ヒーター熱による輻射加熱方式であろうが、加熱方式によらず、同じ効果を得る事ができる。
【0029】
また、上枠32と上枠ヒンジ部材32aは一体構造の部品構成で説明しているが、一体部品ではなく、別部品で構成していたとしても、上枠32或いは、上枠ヒンジ部材32aのどちらかをボディ31との嵌合場所を複数個設置する事で、上枠ヒンジ部材32aの変形を防止する事ができるのである。
【0030】
また、本構成は上枠32とボディ31の嵌合を爪方式の嵌合方法で説明したが、嵌合方式によるものではない。
【0031】
(実施の形態2)
図4及び5は、本発明の第2の実施の形態における炊飯器の断面図を示すものである。
【0032】
基本的な構成は図1と同じである為、詳細な説明は省略する。図3において、外蓋41のヒンジ部を覆うようにヒンジカバー44が設置されているが、このヒンジカバー44の上部は上枠32の嵌合部32bに嵌合されており、下部はボディ31の端面に爪44a嵌合により、固定されているのである(図5においては、ヒンジカバー44は破線で図示)。またこのヒンジカバー44下部の爪44a嵌合はヒンジカバー44の両端にできるだけ近い位置の2ヶ所でボディ31に爪44a嵌合を実施しているのである。
【0033】
更に、ボディ31と上枠32の嵌合はヒンジカバー44の内面部以外は複数の上枠32からの爪32cにより、爪32c嵌合で固定されており、更に上枠ヒンジ部材32a部はボディ31と上枠32は3ヶ所の爪32c嵌合が実施されている。
【0034】
また、爪32c嵌合のみの上枠32ヒンジ部材32aのボディ31への嵌合を爪32c嵌合のみではなく、ネジ53によって、ヒンジカバー44と上枠32、ボディ31を共締めすることで、更に上枠32ヒンジ部材32aの変形による倒れを防止することができると共に、ヒンジカバー44の固定も強固になるのである。
【0035】
またヒンジカバー44のボディ31への嵌合用の爪44a位置をヒンジカバー両端に近い位置で2ヶ所爪嵌合させ、中央部を上枠32、ボディ31とネジ54で共締めすることで、ヒンジカバー両端の爪44a嵌合はヒンジカバー44自身の浮き防止ができると共に、中央のネジ54固定により、ヒンジカバー44の固定強化ができると共に、上枠32ヒンジ部材32aの変形による倒れの防止を更に強化できるのである。
【0036】
ヒンジカバー44の固定を強固にする必要があるのは、蓋全体の重量が増加し、ヒンジバネ43のトルクが増加しているが、ヒンジバネ43トルクを増加することで、蓋開放時に蓋が開き切った瞬間のヒンジカバー44への負荷も同時に増加しているため、ヒンジカバー44の固定を強化しておかないと、ヒンジカバー44の外れの原因となってしまうからである。
【0037】
また、ヒンジカバー44の下面とボディ31の上部端面は隙間を設けて、ヒンジカバー44を設置するのではなく、ヒンジカバー44の下面とボディ31の上面は2mm程度オーバーラップするように、セットされている。このように、ヒンジカバー44とボディ31をオーバーラップさせることで、もし上枠32ヒンジ部材32aが微量でも前方方向に変形した場合、ヒンジカバー44は上枠32に上方に引張り力を受け、上方に移動してしまうが、2mm程度オーバーラップさせることで、上枠の32ヒンジ部材32aが変形した場合でも、ボディ31とヒンジカバー44との隙間が発生する事がなくなるのである。
【0038】
ボディ31とヒンジカバー44の隙間が経時変化によっても発生しない、ということは、外観上隙間が発生しないというだけではなく、隙間が発生することで、ボディ31内部に外部からの冷気が浸入することを防止する事ができる。外部から冷気が浸入することで、炊飯時及び保温時にボディ31内部が冷やされることになる。特に保温時は炊飯時よりも鍋34の温度が保温のご飯の温度に近く75度前後に維持しているが、外気が浸入することで鍋34が部分的に冷却され、その部分に蒸気が結露し、結露した水分が次第に多くなることで、水滴が保温中のご飯に滴下しご飯がふやけてしまい、保温性能の低下に繋がるのである。
【0039】
また、保温性能の低下だけではなく、保温中に鍋34が冷却されることで、鍋34温度を上昇させる為の電力が必要になり、隙間の発生は保温時の省エネルギー低下の原因ともなってしまうのである。
【0040】
以上のように、上枠32ヒンジ部材32aの倒れを防止し、更にヒンジカバー44とボディ31の隙間の発生を防止することで、炊飯性能、保温性能を向上させる事ができるだけでなく、保温時の省エネルギーをも向上させる事が可能になるのである。
【産業上の利用可能性】
【0041】
以上のように、本発明にかかる、炊飯器は、蓋の位置ずれ防止すると共に、外郭部品の隙間の発生を防ぐ事ができる為、保温調理器具全般の用途に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の第1の実施の形態の炊飯器の断面図
【図2】本発明の第1の実施の形態の炊飯器の要部断面図
【図3】本発明の第1の実施の形態の炊飯器の後方図
【図4】本発明の第2の実施の形態の炊飯器の要部断面図
【図5】本発明の第2の実施の形態の炊飯器の後方図
【図6】従来の炊飯器の断面図
【符号の説明】
【0043】
31 ボディ(本体)
32 上枠
32a ヒンジ部材(上枠軸支持部)
34 鍋
35a 底内誘導コイル(鍋加熱手段)
35b 底外誘導コイル(鍋加熱手段)
41 外蓋(蓋)
44 ヒンジカバー
54 ネジ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
鍋と、前記鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記鍋と前記鍋加熱手段を覆う本体と、前記鍋を懸架状態に設置するための上枠と、前記上枠の上面開口部を覆う蓋と、前記上枠に設けられると供に、前記蓋を回転自在に前記上枠に支持するヒンジ軸を設けたヒンジ部材と前記ヒンジ部材を覆うヒンジカバーを設け、前記ヒンジ部材と前記本体の嵌合を前記上枠と前記本体の複数個の嵌合部を設けた炊飯器。
【請求項2】
ヒンジカバーは、本体への複数個の嵌合部で固定した請求項1記載の炊飯器。
【請求項3】
ヒンジカバーは、上枠と本体とをネジで供締めした請求項1または2記載の炊飯器。
【請求項4】
ヒンジカバーは、本体のヒンジカバー設置部とオーバーラップしている請求項1〜3のいずれか一項に記載の炊飯器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2006−325913(P2006−325913A)
【公開日】平成18年12月7日(2006.12.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−153487(P2005−153487)
【出願日】平成17年5月26日(2005.5.26)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】