説明

無潤滑軸受構造

【課題】揺動アームを揺動可能に支持する無潤滑軸受構造の支持軸の摩耗を低減する。
【解決手段】無潤滑軸受構造Kは、アーム支持体4に金属製の支持軸17が固定され、支
持軸17に円筒形状の金属製のブシュ32が嵌合され、ブシュ32が揺動アーム11の軸
受穴31に嵌合されるようになっている。そして、支持軸17の外周面とブシュ32の内
周面との間に第1の嵌合隙間48が形成され、ブシュ32の外周面と軸受穴31の内周面
との間に第2の嵌合隙間50が形成されている。これにより、揺動アーム11が揺動する
と、支持軸17の外周面とブシュ32の内周面との間で滑りを生じ、ブシュ32の外周面
と軸受穴31の内周面との間で滑りを生じることが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、揺動アームを揺動可能に支持する無潤滑軸受構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
図9は、従来の無潤滑軸受構造100を示すものである。この図9に示す無潤滑軸受構
造100は、円筒状のブシュ101の外周が軸受取付部材102の軸受穴103に圧入さ
れ、ブシュ101の内周が支持軸104の外周に隙間105をもって嵌合されることによ
り、軸受取付部材102に固定されたブシュ101で支持軸104を回動可能に支持する
ようになっている(特許文献1、非特許文献1参照)。
【0003】
このような無潤滑軸受構造100は、潤滑剤が使用できないような装置(絶縁性を要す
るICパッケージの電気的テスト装置等)の相対回動する2部材間に適用される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開昭62−242129号公報(第2頁左上欄、第1図参照)
【非特許文献】
【0005】
【非特許文献1】JIS機械工学便覧(新訂版)、昭和43年3月15日発行、P.8−319〜8−324
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図10は、上記した従来の無潤滑軸受構造100を揺動アーム106の揺動中心部に適
用した例を示すものであり、揺動アーム106の一端側が図9の軸受取付部材102に対
応する。この図10に示した従来の無潤滑軸受構造100は、揺動アーム106を揺動中
心に向けて押圧する自重以外の力(F1)が作用する場合、金属(ステンレス鋼)製の支
持軸104が金属(ステンレス鋼)製のブシュ101と摺動接触し、図10(b)の斜線
部として表すように支持軸104が大きく摩耗して、揺動アームが円滑に作動し難くなる
という問題が指摘されていた。
【0007】
本発明は、このような従来の無潤滑軸受構造の問題点を解消するために案出されたもの
である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1の発明は、揺動アーム11を揺動可能に支持する無潤滑軸受構造Kに関するも
のである。この発明に係る無潤滑軸受構造Kは、アーム支持体4に金属製の支持軸17が
固定され、前記支持軸17に円筒形状の金属製のブシュ32が嵌合され、前記ブシュ32
が前記揺動アーム11の軸受穴31に嵌合されるようになっており、前記支持軸17の外
周面と前記ブシュ32の内周面との間に第1の嵌合隙間48が形成され、前記ブシュ32
の外周面と前記軸受穴31の内周面との間に第2の嵌合隙間50が形成された、ことを特
徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、揺動アームの揺動運動に伴い、支持軸の外周面とブシュの内周面との
間で滑りを生じ、ブシュの外周面と軸受穴の内周面との間で滑りを生じることが可能とな
り、支持軸のブシュとの摺動接触部における摩耗が従来例よりも低減し、揺動アームが従
来例よりも長期間円滑に作動する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態に係る無潤滑軸受構造が適用されたICパッケージの電気的テスト装置を示す図である。図1(a)がICパッケージの電気的テスト装置の一部を模式的に示す図であり、図1(b)が図1(a)のA方向から見た平面図である。
【図2】図1の右側側面図であり、ICパッケージの電気的テスト装置における開閉支持機構の第1作動状態を示す図である。
【図3】図1の右側側面図であり、ICパッケージの電気的テスト装置における開閉支持機構の第2作動状態を示す図である。
【図4】本実施形態に係る無潤滑軸受構造を示す図である。図4(a)が図1(b)のB1−B1線に沿って切断して示す無潤滑軸受構造の断面図であり、図4(b)が図4(a)のC部を拡大して示す図であり、図4(c)が図4(b)のB2−B2線に沿って切断して示す断面図である。
【図5】本実施形態に係る無潤滑軸受構造を構成する支持軸を示す図である。図5(a)が支持軸の正面図であり、図5(b)が図5(a)に示す支持軸の左側面図である。
【図6】本実施形態に係る無潤滑軸受構造を構成するブシュを示す図である。図6(a)がブシュの正面図であり、図6(b)が図6(a)に示すブシュの左側面図である。
【図7】従来例(比較例)に係る無潤滑軸受構造を示す図である。図7(a)が図4(a)に対応する図であり、図7(b)が図4(b)に対応する図であり、図7(c)が図4(c)に対応する図である。
【図8】支持軸の摩耗状態を模式的に示す図である。
【図9】従来の無潤滑軸受構造を示す斜視図である。
【図10】揺動アームを従来の無潤滑軸受構造によって揺動可能に支持した例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳述する。
【0012】
(無潤滑軸受構造が適用される電気的テスト装置)
図1乃至図3は、本発明の実施形態に係る無潤滑軸受構造Kが適用されたICパッケー
ジ1の電気的テスト装置(ICソケット)2を示す図である。なお、図1(a)は、IC
パッケージ1の電気的テスト装置2の一部(ICパッケージ押圧機構3)を模式的に示す
図である。また、図1(b)は、図1(a)のA方向から見たICパッケージ押圧機構3
の操作部材4側の平面図である。また、図2は、図1の右側側面図であり、ICパッケー
ジ1の電気的テスト装置2における開閉支持機構5の第1作動状態を示す図である。図3
は、ICパッケージ1の電気的テスト装置2における開閉支持機構5の第2作動状態を示
す図である。
【0013】
これらの図に示すように、ソケット本体(装置本体)6には、操作部材(アーム支持体
)4がICパッケージ押圧機構3及び開閉支持機構5を介して上下動(±Z方向に往復移
動)可能に取り付けられている。
【0014】
ソケット本体6のアーム取付部7には、ICパッケージ押圧機構3を構成する第1アー
ム8の一端が支持ピン10によって揺動できるように取り付けられている(図1参照)。
【0015】
操作部材4には、第1アーム8と共にICパッケージ押圧機構3を構成する第2アーム
(揺動アーム)11の一端が無潤滑軸受構造Kによって揺動できるように支持されている
。そして、第1アーム8の他端と第2アーム11の他端とが連結ピン12によって相対回
動できるように連結されている(図1参照)。
【0016】
第1アーム8の長手方向中間部分には、ICパッケージ1をソケット本体6内に設置さ
れたフローティングプレート13に向けて押圧するプッシュ部材14が取り付けられてい
る。このプッシュ部材14は、ICパッケージ押圧機構3のクローズ位置(図1の実線で
示す位置)においてICパッケージ1に当接しており、ICパッケージ1をフローティン
グプレート13に向けて押圧して、ICパッケージ1の端子15をフローティングプレー
ト13に収容されたコンタクトピン16に押し付けている。これにより、ICパッケージ
1と図外の外部電気的テスト回路とをコンタクトピン16を介して電気的に接続すること
ができるようになる。また、ICパッケージ押圧機構3のオープン位置(図1の二点鎖線
で示す起立位置)において、プッシュ部材14がICパッケージ1から完全に離れ、プッ
シュ部材14がICパッケージ1の操作空間から退避する。これにより、ICパッケージ
1をフローティングプレート13上から電気的テスト装置2の外部に取り出す際に、プッ
シュ部材14がICパッケージ1の移動(図1の+Z方向への移動)を邪魔することがな
い。また、ICパッケージ1をフローティングプレート13上に新たにセットする際に、
プッシュ部材14がICパッケージ1の移動(図1の−Z方向への移動)を邪魔すること
がない。
【0017】
第2アーム11は、無潤滑軸受構造Kを構成する支持軸17を揺動中心軸として揺動で
きるようになっており、その一端が支持軸17を介して操作部材4に接続され、その一端
が操作部材4の上下動に伴って上下動し、且つ、支持軸17を揺動中心軸として揺動角θ
だけ揺動し、第1アーム8をクローズ位置(図1の実線で示す位置)からオープン位置(
図1の二点鎖線で示す起立位置)までの範囲で揺動させる。
【0018】
操作部材4は、開閉支持機構5の圧縮コイルスプリング18のばね力で常時上方(ソケ
ット本体6から離間する方向であって、図1の+Z方向)へ付勢されており(図2参照)
、図1の実線で示す位置において、ICパッケージ押圧機構3をクローズ位置に保持する

【0019】
また、操作部材4は、開閉支持機構5の圧縮コイルスプリング18のばね力に抗して、
図1の実線で示す位置からソケット本体6に当接する位置(図1の二点鎖線で示す位置)
まで押し下げられると、ICパッケージ保持機構3をクローズ位置からオープン位置まで
姿勢変化させる。
【0020】
操作部材4は、ソケット本体6に固定されたガイドロッド20と嵌合するガイド穴21
が形成されており、ガイドロッド20に沿って上下動するようになっており、ガイドロッ
ド20のヘッド部22で上端位置が規制されるようになっている。
【0021】
開閉支持機構5は、図2乃至図3に示すように、シリンダ23と、このシリンダ23に
出し入れ可能なロッド24と、このロッド24をシリンダ23内から引き出す方向に常時
付勢する圧縮コイルスプリング18と、シリンダ23の端部を操作部材4に接続する第1
リンク部材25と、シリンダ23の端部をソケット本体6に接続する第2リンク部材26
と、ロッド24の端部を操作部材4に接続する第3リンク部材27と、ロッド23の端部
をソケット本体6に接続する第4リンク部材28と、で構成されている。この開閉支持機
構5は、トグル機構となっており、第1リンク部材25と第2リンク部材26の開き角度
δ及び第3リンク部材27と第4リンク部材28の開き角度δが大きくなるほど、操作部
材4を上方(ソケット本体から離間する方向であって、図1の+Z方向)へ付勢する力(
ばね力)が大きくなる。その結果、ICパッケージ押圧機構3のプッシュ部材は、操作部
材4を圧縮コイルスプリングのみで上方へ直接的に付勢する場合に比較し、ICパッケー
ジ1をフローティングプレート13へ向けて大きな力で押圧することが可能になる。
【0022】
フローティングプレート13は、プレート支持ばね30で弾性的に支持されている。そ
して、フローティングプレート13上に収容されたICパッケージ1とプッシュ部材14
とが当接した後、フローティングプレート13がプレート支持ばね30を押し縮めてIC
パッケージ1と共に所定距離(図示しないストッパに当接するまでの距離)だけ降下する
。これにより、ICパッケージ押圧機構3の第2アーム11がオープン位置からクローズ
位置まで角度θだけ揺動し、ICパッケージ1の端子15とフローティングプレート13
に収容されたコンタクトピン16とが確実に接触する。このフローティングプレート13
が所定距離だけ降下する際には、第2アーム11の揺動中心軸となる支持軸17に作用す
る力F1が急激に増加することになるが、第2アーム11が無潤滑軸受構造Kによって揺
動可能に支持されているため、第2アーム11がオープン位置とクローズ位置との間を円
滑に揺動する。
【0023】
(無潤滑軸受構造)
図4は、本実施形態に係る無潤滑軸受構造Kを示す図である。なお、図4(a)は、図
1(b)のB1−B1線に沿って切断して示す無潤滑軸受構造Kの断面図である。また、
図4(b)は、図4(a)のC部を拡大して示す図である。また、図4(c)は、図4(
b)のB2−B2線に沿って切断して示す断面図である。
【0024】
この図4に示すように、本実施形態に係る無潤滑軸受構造Kは、操作部材4に固定され
る金属(例えば、ステンレス鋼(SUS303,304等))製の支持軸17と、この支
持軸17の外周面と第2アーム11の軸受穴31の内周面との間に収容される金属(例え
ば、ステンレス鋼(SUS303,304等))製の円筒状ブシュ32と、を有している

【0025】
支持軸17は、最も外径寸法が大きな第1頭部33と、この第1頭部33よりも小径の
第2頭部34と、この第2頭部34よりも小径のねじ部35と、このねじ部35よりも小
径の軸部36と、が軸芯CLに沿って順に形成されている(図5参照)。この支持軸17
は、軸部36の先端側が操作部材4の軸穴37に嵌合され、第2頭部34が操作部材4の
第2頭部係合穴38に嵌合され、第1頭部33が操作部材4の第1頭部係合穴40に嵌合
され、ねじ部35が操作部材4と一体の金属製補強部材41のねじ穴42に螺合されるこ
とより、操作部材4に固定されるようになっている。なお、支持軸17は、第1頭部33
を第1頭部係合穴40の底面(座面)43に着座させることにより、操作部材4に対して
位置決めされる。
【0026】
ブシュ32は、円筒部分44と、この円筒部分44の一端側外周に張り出すように形成
された鍔部分45とが一体に形成されている(図6参照)。そして、ブシュ32の円筒部
分44が支持軸17の軸部36(軸受係合軸部分36a)と第2アーム11の軸受穴31
との隙間に収容され、ブシュ32の鍔部分45が第2アーム11の側面46に突き当てら
れるようになっている。ここで、支持軸17の軸受係合軸部分36aは、保持部材4に形
成されたアーム取付溝47内に位置している。そして、第2アーム11の一端側は、保持
部材4のアーム取付溝47内に収容され、支持軸17の軸受係合軸部分36aにブシュ3
2を介して揺動可能に支持されている。
【0027】
ブシュ32の円筒部分44は、その内周面が支持軸17の軸受係合軸部分36aの外周
面との間に第1の嵌合隙間48が生じるように形成され、その外周面が第2アーム11の
軸受穴31の内周面との間に第2の嵌合隙間50が生じるように形成されている。そして
、第1の嵌合隙間48及び第2の嵌合隙間50には、グリースのような潤滑剤が充填され
ることがない。
【0028】
このような本実施形態に係る無潤滑軸受構造Kは、第2アーム11の揺動運動に伴い、
支持軸17の軸受係合軸部分36aの外周面とブシュ32の内周面との間で滑りを生じ、
ブシュ32の外周面と第2アーム11の軸受穴31の内周面との間で滑りを生じることが
できるようになっている。すなわち、本実施形態に係る無潤滑軸受構造Kは、第2アーム
11が揺動した際に摺動接触する部分が2箇所生じる。これに対し、従来の無潤滑軸受構
造100は、支持軸104とブシュ101との間の1箇所のみで摺動接触する(図9及び
図10参照)。その結果、本実施形態の無潤滑軸受構造Kは、支持軸17のブシュ32と
の摺動接触部における摩耗が従来例よりも低減し、第2アーム11が従来例よりも長期間
円滑に作動する。
【0029】
(無潤滑軸受構造の摩耗実験)
図7は、上記実施形態に係る無潤滑軸受構造K(図4参照)と対比する従来例と同様(
便宜的に比較例と略称する)の無潤滑軸受構造K’を示す図である。この図7(a)〜(
c)は、図4(a)〜(c)にそれぞれ対応している。なお、図7に示す比較例の無潤滑
軸受構造K’において、図4に示す無潤滑軸受構造Kと共通する構成部分には同一符号を
付し、図4に示す無潤滑軸受構造Kと重複する説明を省略する。
【0030】
この図7に示す無潤滑軸受構造K’は、ブシュ32が第2アーム11の軸受穴31に隙
間無く嵌合固定され、ブシュ32の内周面と支持軸17の軸受係合軸部分36aの外周面
との間にのみ第1の嵌合隙間48が生じるようになっている。
【0031】
そして、図4に示した本実施形態に係る無潤滑軸受構造Kと比較例に係る無潤滑軸受構
造K’を図1に示した電気的テスト装置2に適用し、支持軸17(軸受係合軸部分36a
)の摩耗実験を行った。
【0032】
この実験において、第2アーム11、ブシュ32、及び支持軸17は、表1の材料が使
用された。
【0033】
【表1】

【0034】
また、本実施形態に係る無潤滑軸受構造Kと比較例に係る無潤滑軸受構造K’の各部の
寸法は、表2に示すとおりである。
【0035】
【表2】

【0036】
そして、本実施形態に係る無潤滑軸受構造Kと比較例に係る無潤滑軸受構造K’に関し
、表3の実験条件下でそれぞれの支持軸17の摩耗実験を行った。
【0037】
【表3】

【0038】
表4は、本実施形態に係る無潤滑軸受構造Kの支持軸17の摩耗実験結果と比較例に係
る無潤滑軸受構造K’の支持軸17の摩耗実験結果を対比して示すものである。なお、支
持軸17の摩耗量ε(μm)は、図8に示すように、実験前の支持軸17における軸受係
合軸部分36aの外表面の半径方向寸法をrとし、実験後の支持軸17における軸受係合
軸部分36aの摩耗した外表面の半径方向寸法をr’とすると、rとr’との差(r−r
’)の最大値である。
【0039】
【表4】

【0040】
以上のように、本実施形態の無潤滑軸受構造Kによれば、支持軸17の摩耗量ε(μm
)を、比較例(従来例)の無潤滑軸受構造K’に比較して小さくすることができる。した
がって、本実施形態の無潤滑軸受構造Kを第2アーム11の揺動中心部に適用した電気的
テスト装置2は、第2アーム11の円滑な揺動運動を長期間維持することができる。
【0041】
(本実施形態に係る無潤滑軸受構造の他の適用例)
本実施形態に係る無潤滑軸受構造Kは、上述した電気的テスト装置2の揺動中心部に使
用される場合に限定されるものではなく、潤滑剤が使用できない各種機械や各種装置の揺
動アームを揺動可能に支持するために広く使用することができる。
【符号の説明】
【0042】
K……無潤滑軸受構造、4……操作部材(アーム支持体)、11……第2アーム(揺動
アーム)、17……支持軸、31……軸受穴、32……ブシュ、48……第1の嵌合隙間
、50……第2の嵌合隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
揺動アームを揺動可能に支持する無潤滑軸受構造において、
アーム支持体に金属製の支持軸が固定され、
前記支持軸に円筒形状の金属製のブシュが嵌合され、
前記ブシュが前記揺動アームの軸受穴に嵌合されるようになっており、
前記支持軸の外周面と前記ブシュの内周面との間に第1の嵌合隙間が形成され、前記ブ
シュの外周面と前記軸受穴の内周面との間に第2の嵌合隙間が形成された、
ことを特徴とする無潤滑軸受構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2012−62907(P2012−62907A)
【公開日】平成24年3月29日(2012.3.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−205082(P2010−205082)
【出願日】平成22年9月14日(2010.9.14)
【出願人】(000208765)株式会社エンプラス (403)
【Fターム(参考)】