説明

無線周波数IDタグ

導電性のある物質、例えば導電性のある紙、板紙、又はプラスチック、をいろんな容器、例えばスーツケース、書類ケース、袋、包装紙、文房具、女性・男性用衣類アクセサリー、その他の書類や物体を運ぶ又は保管する物に取り入れ、ファラデー箱を作り、RF−IDで感知、探知できにくくする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この出願は米国特許シリアルナンバー11/114,696,2005年4月26日発明の名称「無線IDタグ」の継続特許出願であり、参考文献としてその全文が引用されている
【0002】
本発明は、スーツケース、書類ケース、袋、包装物、文房具用紙、女性・男性用衣類アクセサリー、その他の書類や物体を包装、携帯するための容器に関する。
【0003】
衣類アクセサリー、例えば財布、スーツケース、ブリーフケース、ハンドバッグ、革製品等は、様々な大きさの大切な書類や証明書、小さいものはクレジットカード、紙幣やコイン、やや大きめの物はパスポート等、大型書類はA4用紙や、8.5インチ×11インチ レターサイズの紙などを持ち運べるように作られた物である。これらの重要書類は持ち主にとって、盗聴、透視されることなく、常にプライバシーを守ることが大切である。財布など小さい書類を入れる物は、ポケットに入る大きさに設計され、持ち主が常に身近に携帯できるようになっている。ブリーフケースなど大きめの書類を持ち運ぶものは、大きさのため、常に携帯できないので、鍵などでロックされ、持ち主が認識していないときに、気軽に開けて内容の物をみられないようになっている。
【0004】
更に大きい物は、中の物を隠し、盗難防止をするようになっている。人は車の中に大切な物を置くとき、人目につかないよう、盗まれないよう覆いで隠すのが常連である。業者は商品を運送する時、運送中目立たないよう、そして盗みの目的にならぬよう、そして承諾無しで熟読できないよう白紙の板紙や、鍵のかかったコンテナを使う。
【0005】
無線周波数IDタグ(RF−ID)テクノロジーは、全世界産業化した国に使われている。RF−IDは集積回路(IC)を使って記録されている識別情報(タグ)とアンテナを組み合わせて使用し、情報を送信、受信できるようにしている。タグには能動的な物、例えば電池などの電源を伴っている物、と受動的な物、例えば電源を伴っていないので読取装置の応答要求電波によって作動する物とがある。どちらの物でも、物体に触れず、照準線になくても記録を読めるので、RF−IDタグは確認・記録につかうのには魅力的な技術である。生産や在庫チェックに使用する場合、品物中にRF−IDタグを設置すれば、品物は生産から分配、販売までのトラッキングや目録を容易にできる。RF−IDタグを使用した在庫管理があまりにも便利なため、あらゆる販売店は品物にIDタグ使用を製造業者に要請するようになってきている。
【特許文献1】米国特許第5613610号明細書
【特許文献2】米国特許第4658985号明細書
【特許文献3】米国特許第4623594号明細書
【特許文献4】米国特許第4606790号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
RF−IDタグは書類トラッキングにも使われるように最近提案されている。大量な書類を処理する必要がある組織は、RF−IDタグを各書類に付けて、書類を追跡できるようにしようとしている。更に、政府機関も政府支給の身分証明書にIDタグを使用することを考えている;特に、アメリカ合衆国政府は最近すべての米国パスポートにIDタグを使用すると発表しており、その他の国も同じくパスポートや身分証明書に使用するようになるであろう。RF−IDタグを使用した国籍証明書は色々と税関通過時点で正確にインフォメーションを手早く記録でき、偽造防止に有利な点がある。しかし、あまりにも容易に国籍などの重要個人情報が、隣室や通路に隠れている人に無断で読み出され、悪用されやすくなるのが問題である。
【0007】
RF−IDタグ使用の際のプライバシー侵害問題に対して二件の解決法が提案されている。第一はパスポートにあるRF−IDタグを使用者に配達された時点で破壊すること。この解決法は、パスポートを身分証明書として使用できなくなるので余り適当な処理法ではないと推定される。第二はパスポートを鉄の入れ物に入れて持ち歩き、RF−IDタグの情報が読まれるのをブロックする方法である。この方法は、金属の入れ物が完全にRF−IDチップを包囲出れば有効と思われるが、金属の入れ物は大きく、重く、携帯用には不便で不都合であると推定される。
【0008】
米国パスポートに対するプライバシー侵害の危険は記録されているが、すべてのパスポートにIDタグを使用した場合の不正使用問題はあまりよく明らかにされていない。主に挙げられた心配は、空港などでの旅行者に対するプライバシー侵害の危険であるが、危険はそこだけではない。例えば、外国旅行者が海外旅行のビザを得るために、パスポートなど持参で外国の領事館に出頭するので、パスポートを持ち込むのは空港だけには限られない。このように空港以外に個人情報を盗まれる場所がある。その他に、頻繁に海外旅行をする人はビザ代理申請店を利用する場合が多い;手続きのため、パスポートやその他の個人情報のある書類を郵便等の運輸機関を使って送り、更にRF−IDタグの不正な読取処理の危険が高くなる。特に郵便輸送袋などに入っている状態でビザ代理申請店から送り出されてくる時に。その他、カーレンタルなどの商売でセキュリティー・デポジットのため、パスポートなどを預けることを必要になったとき、更に危険度が高くなる。
【0009】
ここで明らかにされてないその他のRF−IDの不正な読取の危険はまだたくさんある。商品に使われているRF−IDタグを使って、企業秘密を盗み出す事、例えば、ライバル会社にコンテナの中を見ずに内容と数を記録し売り上げを偵察することなどである。更にRF−IDタグを使用して手に入れた情報は実際の品物検査で判明する情報より価値がある;シリアルナンバー、モデルナンバーなどからライバル会社の出荷数;出荷情報、例えば 船荷証券内容、宛先、そして客の名前、および出荷数;すべて企業秘密に属する情報であり、産業スパイ活動で一番多く頻繁に収穫される情報である。更に、RF−IDタグは一番価値のある入れ物を探り出すのを容易にし、一番高価な物の盗難の援助になる可能性もある。
【0010】
RF−IDタグを使用している消費者にも、購入した後に品物を識別される危険もある。例えば、RF−IDタグを使用している品物は、車内や郵便物に隠されていても探知可能である。この場合、泥棒がこのようにして、高価な品物が隠されている車や郵便物を探し出し、盗むことを試みることも可能になる。更に、もっと高度な盗人は、RF−IDタグを使ってシリアルナンバーなどを品物から直接、又は捨てられた包装物から読み取り、保証や割引などを転送することも可能である。
【0011】
もしRF−IDタグが車体番号(VIN)又は車両登録に使われた場合、そのタグなどが個人情報盗難に悪用される可能性も出てくる、例えば盗難車の車体番号を付け替え、探知・復興を困難にし、販売を可能にするなどである。このように、RF−IDタグ使用している車やその書類は、読取装置を持っていれば通りがかりの人に簡単にプライバシー侵害を起こすことができる問題点がある。
【0012】
同じく、RF−IDタグ使用の書類やファイルは企業秘密又は特権情報、企業スパイ行動に便利、そして盗人にそのような品物を探し当てるのを補助する。
【0013】
パスポートを入れる金属ケースを使う提案は、このような状況に適用できない。ただパスポートに使うにしても、 パスポートや国籍証明書類などを必要とするビザ代理申請店に輸送・返還する場合、金属ケースを使用するのは実用的でない。一般に、金属ケースの使用は、大きめのRF−IDタグ使用の書類、例えば8.5×11、A4版、生産・輸送・販売時の製品等を保護するのに実用的ではない。
【0014】
このように、RF−IDタグ使用の書類、パスポート、ファイル、製品等を本来備わったプライバシー侵害の可能性から守るための製品の必要性が高くなってきている。
【課題を解決するための手段】
【0015】
この発明の基本事項 、この必要性は導電性のある材料、例えば導電性のある紙、板紙、又はプラスチックをあらゆるもの、例えばスーツケース、書類箱、包装紙、文房具、男性・女性用衣類アクセサリーなどその他の書類や品物を携帯・保存するための入れ物などに使用して、ファラデー箱をその周りに設置する事によって満たされ、RF−IDに読取されてもタグの内容を公開されるのを防ぐ可能性を高くできる物である。
【0016】
例えば、柔軟な導電性のあるシート状の物をパスポート入れに取り込み、入れ物の中に入っているパスポートを導電性のある物質で囲み、少なくとも部分的にRF−IDの読取を防ぐ等である。柔軟性のある材料を使用することによって、パスポート入れのデザインをあまり変えないで取り込むことが可能である。柔軟性のある材料は透明なプラスチックで作られる事もあり得、その場合、パスポート財布の窓にこのような透明な材料を使用すれば、RF−IDを隠しても、直接見て内容を確認することが可能になる。
【0017】
その他の実施形態には、導電性のある紙、プラスチックなど、その他の導電物を色々な品物、財布、ハンドバッグ、買い物袋、贈り物や届け物の包装紙、郵便袋、ブリーフケース、書類フォルダー(伸長可能の書類フォルダーや、金具の付いている書類等を入れる封筒を含む);色々な文房具用紙(郵便封筒、糊や金具で閉じることができる大きめの封筒、配達用に使われる封筒や箱、包装紙、等に使える。各件、導電性のあるプラスチックは、全部、又は一部が透明や半透明でも良く、中身を見られるように現在このように使われている様な窓口に使用しても良い。
【0018】
この発明の延長には、導電性のある材料は接着剤が付いているシート状の物(人気のあるノートパッドのようなもの)に使うこともできる。シート状の物は全部が導電性のある物質で作られても良く、部分的に導電性のある物とない物との混合で作られても良い。これらの薄板状のものは、パスポートやその他の書類のRF−IDタグやそのアンテナの上に貼り付けるための粘着剤があり、読取から防ぐことを可能にできる。一般的には、粘着剤付きの薄板状のものはRF−IDタグ感知可能な部分の裏表両面に貼り付けられ、ファラデー箱をタグやそのアンテナの周りに作るようにするものであるが、片面だけの使用も考えられる。ここでも、粘着剤付きのシート状の物は全体、又は一部が透明又は半透明で、このものが付いていても、その下にある物はシート状の物を透視、目で確認できる様にできる。
【0019】
この発明の他の使い道にはRF−ID妨害・障害がある。妨害用にはRF−ID使用除外の場所を通過するとき、例えば出荷・荷積み場所、書類やファイル、品物の倉など、で使える。正当なRF−IDタグの読み取り活動以外の場合、妨害は常に作動させることができる。妨害はRF−IDが使う無線周波数に妨害電波を発し、RF−IDタグの読み取りに混信を起こすようにする。障害はRF−IDタグがもう使われないとき等に使い、使用することによってRF−IDの回路を過剰な電力などを使って破壊し、メモリーを破損、破壊、消去することによって、 タグを破壊、又は不具・無力化するものである。
【0020】
ここに述べられた物やその他の物のこの発明の有利さは、以下の図面や説明によってさらに明らかにする。
【0021】
この図面は発明の基本事項の一部として本明細書に組み込まれており、下記の発明の詳細を説明する目的で添付する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
RF−IDシステムはいくつかの周波数を使い、その周波数の詳細は各国の統制機関によって支配されている。よく使われている周波数は125−134kHz,13.56MHz、400−930MHzのUHF周波(最も使用されているのは400MHzと860−930MHz)、2.45GHzと5.8GHzである。この多くの周波数はワイヤレス・ネットワーク、コードレス電話等によく使われている。各周波数帯は長所と短所を備えている。低い周波数の125−134kHzと13.56kHzは水や人間(人体はほとんどが水分である)の周りではより高い周波数を使うよりよく作動する。しかし、低い周波数はたいてい近距離しか使用できず、それにデータ速度が遅い。高周波は典型的に厳しい規定に支配され、各国によっての規定の差がより大きい。アメリカ合衆国では、NIOSH(National Institute for Occupational Safety and Health)に設定された放射パワーの規定があり、放射力はmW/cmで表される。
【0023】
本発明によると、書類または生産物に付されたRF−IDの応答要求電磁波は、対称物を囲むための導電性材料のファラデー箱を形成することによって防止される。前述の様に、ファラデー箱を対象物の周りに形成する事によって、無線周波放射を遮断し、従って、対象物のRF情報読取を遮るか防止する事ができる。ファラデー箱がRFをブロックする効果は、使われた周波数とその出力、箱の隙間の大きさに等の要素よって大きく異なる。ここで使われているファラデー箱はどのような導電性材料の包囲であるかに関係して、RF−ID識別に関係している無線電磁周波の透過を減衰する効果があり、その減衰は他の周波数では不完全又は部分的にしか効果がないかもしれない。
【0024】
ファラデー箱がある電磁放射の波長を減衰するのに効果がある様にするには、箱が、保護物を、減衰される放射電磁波の波長の2分の1以上の大きさの隙間が無い様に、完全に囲む必要がある。より良い減衰は、最大の隙間が減衰される放射電磁波の波長の2分の1よりも小さい包囲、および/又は隙間の周りが高導電性物質で作られている場合である。ファラデー箱は導電性のある固体の壁、又は網みたいに穴がある物、その穴の大きさがブロックする放射電磁波の波長の約2分の1の大きさ以下、で作り上げることができる。(放射電磁波の波長は、放射電磁波の周波数を光速、空気中は約3×10m/sで割ると計算できる。従って13.56kHz周波の波長はだいたい20mである。)
【0025】
RF−IDタグに使われている1GHz以下の周波数をブロックまたは減衰する目的のために、適切なファラデー箱は、囲いに10cmの大きさの隙間があっても成立することになる。従って、効果的なファラデー箱は、典型的なビジネス用またはオフィス用の封筒によって形成されることが可能であり、書類封筒の封鎖において空気を通さない隙間がなくても、それらの隙間は比較的小さいものとなる。同様に、クレジットカードやパスポートを入れるための財布のポケットは効果的なファラデー箱を形成することが可能であり、ポケットの開口部またはポケット周囲の側面にいくつかの小さな隙間があってもよくそれらの隙間は比較的小さい。
【0026】
RF−IDタグに使われる無線周波数の範囲はこれまでに付加的な周波数帯に広げられ、それは今後も続くであろうということは好ましいことである。本発明はあらゆる周波数帯に適用可能であり、ここに述べられている特定の周波数は例として述べられているだけである。
【0027】
本発明の本質によると、導電性材料は、様々な荷物、財布、および他のアイテム内に埋め込まれるファラデー箱を形成する。ファラデー箱は金属、または非金属導電性材料、例えば柔軟性のある導電性材料、例えば導電性プラスチックや導電性用紙などを使って作る。導電性プラスチックおよび紙は、当業者によく知られていて、典型的には元の材料にアルミなどの導電性のある物質などをコーティングして作ったり、プラスチックや繊維などに導電性をまかなう物質、例えばカーボン・ブラックやアミンを埋め込んだりして作る。ブラッドフォードに与えられた特許文献1はここに参考文献として引用するが、生分解性のあるセルロースを使った磁気場を遮断する材料や、カーボン・ブラック入りの板紙が述べられている。マクナルティーに与えられた特許文献2はここに参考文献として引用するが、ポリエチレン製の袋に導電性のある布やマットをとり上げている。ケオーグが得た特許文献3はここに参考文献として引用するが、プリポリマーと静電気防止作用を起こす物質などを混ぜた物を下層、例えばポリプロピレン繊維、紙やガラス、等に付け、電子放射線などで硬化した物を披露している。ヤングに与えられた特許文献4はここに参考文献として引用するが、カーボン・ブラックを取り入れ導電性を伴う板紙にする方法を説明している。
【0028】
導電性プラスチックやその他の導電性材料に関して、ここに参考文献として引用するミリタリースタンダード、MIL−PRF−81705Dを含む、色々な企業スタンダードが成立されている。このミリタリースタンダードは、静電気に敏感な部品を静電気放射によるダメージから守るための導電性の容器のスタンダードを記した物である。このミリタリースタンダードは、材料に当たるRF周波の出力を90%かそれ以上を減らす事ができる、単位面積当たり100オームの抵抗を備えた第三タイプ(Type−III)材料を定義している。第三タイプのプラスチック材料は一般的には半透明であり、すなわち袋のコーティングが光の通過を妨げないほどの厚さの物が多い。このミリタリースタンダードは電磁放射を効果的に減らす、すなわち−25dB以上、又は300分の1まで減らす、第一タイプ(Type−I)材料も指摘している。第一タイプ材料は、品物に付いているコーティングが厚目に付けてあるため、不透明の物が多い。完全に近い遮断効果のために、銅や銀を使えば、1GHz以下の周波数の出力は64dBまでの減少効果を得られ、アルミのコーティングを使用した容器は、大体のRF周波の浸透を妨げることができる。
【0029】
図1は、第一の発明にかかる容器、スタンダードのサイズ封筒10を導電性のある紙、導電性のあるプラスチックとその混合の材料から作られているのを示す。封筒10はビジネスレターの8.5×11インチ、A4版、または他の標準用紙を3つに折って入れられる大きさである。書類12はRF−IDタグ14が埋め込まれてあり、封筒10の中に入れることによって保持されている。書類12を封筒10の中に入れ、フラップ15を閉めることにより、封筒10はファラデー箱を形成して書類12を封鎖し、RF−IDの応答要求電磁波から守ることができるようになる。
【0030】
図2は本発明の第二の実施形態を示しており、標準のビジネスサイズの封筒が、導電性の紙、導電性プラスチック材料、それらを組み合わせた材料、または他の導電性材料で形成されている。封筒16は同じく導電性のある材料で作られ、RF−IDタグ20付きの通常のビジネスレター大の書類18を入れられる。封22は封筒16に連結されており、封筒16の開口部にかぶせて閉じられてファラデー箱を形成し、タグ20を応答要求電波から効果的に守る。封筒16の封閉じは、クリップや留め金、又は封止ボビン26に巻かれた糸24などで作られる。
【0031】
図3を参照すると、本発明にかかる更に別の実施形態は、柔軟な導電性材料で作られた封筒28を示しており、RF−IDタグ32が付いている標準のビジネスレター大の書類30を入れられる大きさである。この場合、封筒28は、粘着剤36がつている封34を備えている。粘着剤36は導電性がある物であってもよく、折り返し34を封筒28の本体に貼り付けたとき、折り返し34と封筒28の本体との間に効果的な導電連結が形成される。導電性粘着剤は図1のようなその他の形と大きさの封筒にも使える。導電性粘着剤は所望のシールドレベルによって、および/又は使用者の好みによって使用してもしなくても良い。
【0032】
図4を参照すると、本発明にかかる別の実施形態が示されており、輸送用入れ物、特に宅配サービスによく使われている物、が非金属の柔軟性のある導電性材料、この図では導電性ダンボールで形成されている。輸送用入れ物は少し堅固であるのが好まれるため、導電性ダンボールや堅い導電性プラスチックは効果的に使用できる。有利にするため、小包箱40は、ラベル貼り、集荷準備のできた宅配業者から入手可能なもので作られてもよく、それは非導電性の箱で提供されていてもよい。小包を封じるために、小包の折り返し42には、導電性粘着剤が領域44に同様に塗布されていても良い。RF−IDタグ48が付された宅配サービスの受取人の小包46は、もう一つの箱40の中に入れて封をすれば、物理的に小包46を守ることのほか、ファラデー箱を作ることによって小包46のRF−IDの不正な読み取りを妨げることが可能である。
【0033】
図5を参照すると、折り返し54に導電性または標準の粘着剤52を塗布された平らなレターサイズの封筒50が、宅配サービスから使用するために提供されても良い。ここでは封筒50が柔軟、又は堅い材料で作られ、RF−IDタグ58を付された書類、又は書類パック56を、ファラデー箱効果によってシールドする。
【0034】
図5又は図面1〜3に描写されている封筒は、現在使われている通常の(非導電性)宅配サービス用の容器の中に入れて、RF−IDシールドの他、物理的に容器を守ることに使用されてもよい。その上、シールドされた容器、包装紙、又はここに述べられている入れ物は、カスタマーサービスのためトレードマークを付けて宅配サービスがお客に売ったり、提供したりすることもあり得る。
【0035】
図4と5に関して、図4にある容器と図5にある封筒は、いま知られている導電性ボール紙とは異なっており、各容器は宅配サービスのロゴや社名などのラベルが領域47と57に付され、そしてその他のサービス情報などのラベルが領域49と59、例えば配達のオプションや重量制限などのインフォメーションに書かれている。更に、このような導電性容器は宅配サービスの送り状などを取り付ける場所45と55がある。導電性容器は電子部品などを輸送するのに使われていることが知られているが、これらの容器は、FedEx,Airborne,UPS,DHL等で商標登録されたサービスのような、共通の宅配サービスの標準の梱包箱として使用するためには、適切なサイズおよびラベル欄ではない。今知られている導電性容器は、これらの宅配サービス用に印刷、設計・考慮されておらず、今知られている容器で宅配サービス用に印刷、設計・考慮されている物は非導電性である。一般の客が、パスポートなどの書類や品物にあるRF−IDタグに関する不当読み取りによるプライバシー侵害のことを知るにつれて、導電性容器を提供できる宅配サービスは商業競争に有利になるので、このような容器の要求が高くなるのが期待される。
【0036】
図6を参照すると、柔軟性のある導電性材料は洋服のアクセサリー、革製品や財布などに組み込まれてもよい。図6に描かれているように、パスポート入れ60は、導電性板紙やプラスチックなどの導電性材料で内張り、又は一部の素材に使われてもよく、パスポート62をRF−IDを応答要求電波から保護する。図面に描かれているように、パスポートは写真64やRF−IDタグ66を含むことがある。更に、バスポートの他の面はビザなどの重要な印などがある場所68があることもある。多くのパスポート入れは、このような印や写真64などが、パスポートが入れ物に入っている状態でも容易に見えやすいように作られている。これらは、入れ物が導電性材料でできていて、その導電性材料の一部が半透明、例えば導電性プラスチックを窓口の材料に使えば、作れる。
【0037】
ここで図7を参照すると、本発明の代替的な実施形態を示しており、RF−IDを備えたあらゆる大きさの容器のデザインを示している。図7に示しているように、RFIDタグ70が付された容器は、そのRF−IDタグ70の情報プライバシーを保護するように、輸送用に荷造りされている。特に柔軟性のある導電性材料、例えば導電性プラスチックや導電性の紙や板紙が、荷物を包み、荷物全体を導電性のあるファラデー箱で包まれている。図7に表されているように、荷物を包んでいる包装紙やプラスチックはテープなどでプレゼントのように留めたり、輸送物やプレゼントのように糸やリボン72などで結んだり、その他の方法で留められる。導電性のあるテープや接着剤も、荷物の包装を留めるのに使うのは有利なことがあり得る。このように包装することによって効果的なファラデー箱は、RFIDタグ70を応答要求電波から保護することができる。
【0038】
図16はこの概念の代替的なものを示しており、導電性のある布状の物を輸送中、又は保管中にRF−IDタグ70を付された容器の上に掛けて応答電波からシールドする物である。
【0039】
図8を参照すると、本発明にかかる更に別の代替的な実施形態が開示可能である。この容器は導電性のあるシート82をRF−IDタグ80がRF識別情報発覚をシールドする事に使用し、例えば、金属製のシート、紙、又はプラスチック材料を、片側の場所84に粘着剤を使用して貼り付け可能にした物である。この導電性シート82をRF−IDタグ80に取り付ける事によって、RF−IDタグ80に供給する応答要求電波からからの有る程度の免除が与えられる。
【0040】
図9を参照すると、領域84に接着された導電性シート82は、文書または他の薄いアイテムに見られるように、RF−IDタグ80を封入して使用されてもよい。でき特に、第1のシート82’は、書類、又はその他の薄い物のRF−IDタグ80を覆うように表側に取り付けられ、第2のシート82”は、書類、又はその他の薄い物の裏側に取り付けられ、シート82’と82”とがRF−IDタグを包囲してファラデー箱を形成し、応答要求電波に対する感性を和らげている。このように使用される粘着性のシートは色々な大きさおよび形状であってもよく、8.5×11又はA4版のシートのような内部に封入された書類全体を覆えるほどの物から、RF−IDタグの大きさに合った大きさの物であって、応答要求電波からシールドする物である。図10は本発明にかかる実施形態を示しており、シートのような比較的小さい物で、車両登録証明書90のRF−IDタグの上に使える物を表している。車両登録証明書90は、普段車のグローブ・コンパートメントの中に保管されていて、不測のRFID応答要求電波からシールドしたい物である。適当な大きさのRF−IDシールド・シード82は、このような環境の中で、有利に車両登録証明書タグを、好ましくない応答要求電波からシールドするときに使える。
【0041】
本発明の実施形態にかかる粘着剤使用シートは、導電性のある紙、又は導電性のあるプラスチックを使用しても良い。粘着剤使用導電性シートはRF−IDシールドを用いるのと同様に、メモとして使うのに有利である。導電性プラスチックは透明、又は半透明に造ることができ、取り付けた書類やその他の物の表面をRF−ID応答要求電波からシールドしている状態でも可視性を保てるようにできる。このようにして、このようなシートをパスポートなどのRF−IDタグの裏と表の部分に取り付ければ、税関や警備員によっての閲覧を妨げずに、RF−IDの応答要求電波からシールドできる。これに使用される粘着剤は導電性でも非導電性でも良い。
【0042】
図11を参照すると、本発明の別の実施形態が示されている。図11は1つ以上のRF−IDタグ94を付した大量の紙92が、RF応答要求電波から保護されていることを示している。図11では、通常のブリーフケース、又はアタッシュケースは、導電材料によって内張りが施され、又は部分的に形成されており、ケースが閉じたときファラデー・シールドが成り立つようになっていて、RF−IDタグ94が応答要求電波からシールドできるようになっている。しかしながら、現在アルミ等導電性のある材料で造られたアタッシュケースが存在しているが、それはもともとRFシールドする目的でそのような材料を使って造られていない。更に、金属で製造されているアタッシュケースは、あまりファッション性が無く、この発明はこのようなアタッシュケースを、シールドの機能を損なわず、見栄えも損なわず、ファッショナブルに造ることができ、アタッシュケースが金属でできていなくてはいけない必要性を取り除くことができる。同じように金属でも非金属の材料を使用して、RFシールド効果を保てる有利点は図6のパスポート入れにもあてはまる。
【0043】
図12を参照すると、RF−IDタグ94が付された書類92のような書類、又はアイテムは、一般的なファイル・フォルダーと同じに見える物に入れてシールドすることができるのは、この発明の方法を使って導電性のあるファイル・フォルダーに変更したためである。図12は導電性板紙、導電性ボール紙、又は導電性プラスチック材料を使った使い捨てのフォルダーを描いている。このファイル・フォルダー96は折り返しの上蓋があり、それをフォルダーの開口部で折り曲げ、導電性の囲いを造り、RF−IDタグ94の不測の応答要求電波の感性を和らげる物である。
【0044】
同じような概念は、衣類のアクセサリーなどに使用されてもよく、そのことは先に記載されていない。例えば、パスポートまたはその他の物100を小型スーツケース、ハンドバッグ、手荷物104の中に入れることでRF−IDタグ102がシールドされてもよい。もし、本発明の本質によって、ハンドバッグまたは小物入れが、柔軟性のある導電性紙や導電性プラスチックなどの導電性材料によって、内装され、または部分的に形成されている場合、それらのバッグの中に目的物を入れて、開け口を締めることによってファラデー箱を形成し、その目的物が不測の応答要求電波からシールドできされる。同じ原理は、図11と13に描写されているブリーフケースやハンドバッグに限らず、その他のソフト、又はハードスーツケースにでき適用されてもよい。
【0045】
図14を参照すると、その他のポケットの衣類アクセサリーも同じように本発明の原理による方法によって、RF−IDシールドの特性をあたえ、能力を高める事ができる。特に、男性や女性の財布106が、導電性のある板紙やプラスチックで内装され、又は部分的に形成されてもよく、そこに入れられた紙幣108および/またはそこに入れられたクレジットカードまたはその他の証明書110は、それぞれのアイテムのRF−IDタグ109と111とについて封止された場合、財布によって形成されたファラデー箱のシールド効果により、不測のRF識別情報読み取りからシールドされる。ここでRF−IDシールドされている財布には一部透明、又は半透明の領域112が含まれていてもよく、身分証明書やその他の証明書など、頻繁に使われる物を、都合良く直ぐみられる様にすることができる。本発明の原理にかかる方法で、透明な導電性プラスチックを使って窓口112を造り、RF−IDシールドをしながら、証明書などの検視が容易にできるようにしてもよい。
【0046】
このように透明、又は半透明の領域112は、財布106などに使用して、売り出すか、又は、クレジットカードまたは財布に挿入する他のサイズの者と類似した、挿入領域112として単品で別売りされてもよく、そのことは周知技術であるが、その領域が導電性材料で形成されていることは知られていない。
【0047】
図15を参照すると、本発明の原理にかかる方法を更に応用して、家具、例えばオフィス家具やその他の家具に使うこともできる。図15は木などその他の非導電性の材料で造られた書類キャビネット113を示しており、従ってRF−IDシールド機能がない。このようなキャビネットを本発明の原理にかかる方法によって、導電性材料で内装を施し、または一部を導電性物質を使って形成して、それまで無かったシールド性能を与えることができる。ここでも、方法は、特殊な環境において非金属製の家具が特定の周囲環境で利用されることを強制されるかもしれない。本発明は、そのような方法を考慮することに基づいて、家具の選択を可能にし、一方でシールド機能を提供している。ここで、家具全体のアイテムは、シールドのために内装され、または形成されてもよく、特定の引き出しまたはコンパートメント112は、引き出しがただのRF−IDタグ付きの物および書類みが含んでいるように形成されてもよく、その部分だけは明らかに不測のRF応答要求電波から保護する必要がある。
【0048】
図17は、覆い布116を使って内部のスペースを、窓118を通しての応答要求電波から守る方法を表している。クロークまたはドレープは、本来シールドされている金属製の建物を、応答電波の進入口になり得る窓等をふさぐために使える。本来シールドされていない木造などの建築物では、このようなクロークは建物の一部、例えば部屋とかその他の区域を囲い、そこでの応答要求電波の可能性を低くする役目を果たす。このようなクロークは永久にまたは一時的に、現在よく使われている企業ビル内の部屋のしきりや小室のように、に取り付けることができる。クロークや一時的なスクリーンはラックの上、又は壁に垂らして使うことができる。
【0049】
その他の本発明の原理にかかる方法は、導電性のある塗料やその他の液体を使ってファラデー箱を品物の周りに設置することであり、例えば、導電性のある透明なコーティングをタグ、又はタグ付きの書類や物体の入っている封筒や包装紙に塗ることである。
【0050】
本発明のさらなる実施形態はここに述べられて、その物は詳しく説明されているが、そのような細部に規模を制限するのは出願人の意向ではない。その他の利点、および修正は、当業者には容易に考え出せる。従ってより広い面の発明は示され、記述されている特定の細部に、代表的な器具、および方法、および挿絵を使い公開して説明された例に限られない。故に、本発明の請求範囲は発明の根幹に関わる概念であれば本発明の範囲に含まれるものとする。
【図面の簡単な説明】
【0051】
【図1】導電性のある材料を組み入れた封筒を示している。
【図2】導電性のある材料を組み入れた大きい封筒を示している。
【図3】その他の導電性のある材料を組み入れた大きい封筒を示している。
【図4】導電性のある材料を組み入れた配達用箱を示している。
【図5】その他の導電性のある材料を組み入れた配達用箱を示している。
【図6】導電性のある材料を組み入れたパスポート入れを示している。
【図7】導電性のある材料を組み入れた包装紙に包まれた箱を示している。
【図8】導電性のある材料を組み入れた粘着物付きの薄板状のものがRF−IDタグを覆っている物を示している。
【図9】導電性のある材料を組み入れた粘着物付きの薄板状のものがRF−IDタグを裏表両面覆っている物を示している。
【図10】政府機関から支給された書類が図9のようにRF−IDタグが覆われている物を示している。
【図11】導電性のある材料を組み入れたブリーフケースを示している。
【図12】導電性のある材料を組み入れた伸長する書類フォルダーを示している。
【図13】導電性のある材料を組み入れたハンドバッグや手荷物用の袋を示している。
【図14】導電性のある材料を組み入れた財布を示している。
【図15】導電性のある材料を組み入れた書類キャビネット、または 導電性のある材料を組み入れた引き出し又は区切りのある物を示している。
【図16】RF−IDタグ使用の品物の入れ物を輸送、又は保管時に導電性のある材料を組み入れた布をかけた、又は包んだものを示している。
【図17】探知不能区域にあるRF−IDタグを守るために使った導電性のある材料を組み入れた窓にかかっているカーテンなどを示している。
【符号の説明】
【0052】
10 封筒
12 書類
14 RF−IDタグ
15 フラップ
16 封筒
24 糸
26 封止ボビン
28 封筒
32 RF−IDタグ
34 封
36 粘着剤



【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線周波数放射からシールドされた区画を含み、該シールドされた区画は柔軟性のある導電性材料で内装されていることを特徴とする荷物容器、ファイル容器、または衣類アクセサリーアイテム。
【請求項2】
前記区画はパスポートを入れる大きさであることを特徴とする、請求項1に記載の荷物容器。
【請求項3】
容器前記区画は紙のシートを入れる大きさであることを特徴とする、請求項1に記載の荷物容器
【請求項4】
前記衣類アクセサリーアイテムはパスポート入れであり、前記区画はパスポートを入れる大きさであることを特徴とする、請求項1に記載の衣類アクセサリーアイテム
【請求項5】
前記柔軟な導電性材料は少なくとも部分的に半透明であることを特徴とする、請求項1に記載の荷物容器、ファイル容器、または衣類アクセサリーアイテム。
【請求項6】
無線周波数放射からシールドされた区画を含み、該シールドされた区画は導電性材料を具備していることを特徴とする文房具。
【請求項7】
前記区画上に折り返し可能なフラップを具備し、該フラップは導電性材料を具備していることを特徴とする、請求項6に記載の文房具。
【請求項8】
前記導電性材料は少なくとも部分的に半透明であることを特徴とする、請求項6に記載の文房具。
【請求項9】
前記フラップに粘着剤をさらに具備していることを特徴とする、請求項7に記載の文房具。
【請求項10】
前記粘着剤は導電性材料であることを特徴とする、請求項9に記載の文房具。
【請求項11】
各シートは、粘着剤が少なくとも一部の周囲に付いている前記導電性材料を具備していることを特徴とする粘着剤が着いて積み重なっている複数のシート。
【請求項12】
前記導電性材料は少なくとも部分的に半透明であることを特徴とする、請求項11に記載のシート。
【請求項13】
前記粘着剤は導電性材料であることを特徴とする、請求項11に記載のシート。
【請求項14】
前記導電性材料はプラスチックであることを特徴とする、請求項11に記載のシート。
【請求項15】
前記導電性材料は紙であることを特徴とする、請求項11に記載のシート。
【請求項16】
RF−IDタグおよび/又はアンテナを応答要求電波からシールドする方法であって、
第1の粘着剤付きの導電性材料を前記RF−IDタグおよび/又はアンテナの上に設置するステップと、
前記粘着剤をRF−IDタグと、又はそのアンテナを支持している面に固定するステップとを含んでいる特徴とする方法。
【請求項17】
第2の粘着剤付きの導電性材料を、前記RF−IDタグおよび/又はアンテナを支持している面の反対側に設置するステップをさらに含んでいる特徴とする、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
共通の宅配サービスで使用する輸送用の容器であって:
前記共通の宅配サービスを通じて配達された品物を受け取るための、導電性の封止手段と;
少なくとも前記共通の宅配サービスを認証するものを付されている、前記輸送用の容器の外面と、
を具備していることを特徴とする輸送用の容器。
【請求項19】
前記導電性の封止手段は導電性の紙で造られていることを特徴とする、請求項18に記載の輸送用の容器。
【請求項20】
前記導電性の封止手段は導電性プラスチックで造られていることを特徴とする、請求項18に記載の輸送用の容器。
【請求項21】
前記導電性の封止手段は導電性板紙を含み、前記の輸送用の容器を形成し、前記外面は前記導電性の封止手段の面であることを特徴とする、請求項18に記載の輸送用の容器。
【請求項22】
前記外面は、前記共通の宅配サービスのための、1つ以上の輸送の指導、発送オプション、発送ラベルのための発送ラベル貼り付け面、および粘着剤を有していることを特徴とする、請求項18に記載の輸送用の容器。
【請求項23】
RF−IDタグおよび/又はそのアンテナを有する対象物を導電性のあるシート状の材料で封止するステップを含んでいることを特徴とするRF−IDタグおよび/又はアンテナを応答要求電波からシールドする方法。
【請求項24】
前記シート状の材料は導電性の包装紙であることを特徴とする、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記シート状の材料は導電性プラスチックであることを特徴とする、請求項23に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公表番号】特表2008−539530(P2008−539530A)
【公表日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−509111(P2008−509111)
【出願日】平成18年4月26日(2006.4.26)
【国際出願番号】PCT/US2006/015988
【国際公開番号】WO2006/116588
【国際公開日】平成18年11月2日(2006.11.2)
【出願人】(507353924)
【出願人】(507353935)
【Fターム(参考)】