説明

無線多元接続通信システムにおいて放送を受信する方法および装置

【課題】アクセス端末は、選択されるコンテンツを運んでいる使用可能な無線放送チャネルの品質を評価し、その品質に基づいて、使用可能な無線放送チャネルの中から、コンテンツの最良の源を選択する。
【解決手段】無線多元接続ネットワークのアクセス端末が、最良の論理的な放送チャネルを選択して、アクセス端末のユーザによって選択された放送コンテンツに基づいて復号するために、多数の放送ソフトハンドオフグループを同時に監視する。アクセス端末が、トラヒック状態であるとき、1つのタイムスロット中に、トラヒックサーバからのユニキャストチャネルを復号し、次に、別のタイムスロット中に、放送サーバからの放送チャネルを復号することによって、1本以上の放送チャネルを復号することができる。

【発明の詳細な説明】
【現在審査中の特許出願の参照】
【0001】
本特許出願は、次の現在審査中の米国特許出願に関係している。
【0002】
2001年8月20日に出願され、2003年2月20日に公開された米国公開第2003/0036384号(“Method and System for Handoff in a Broadcast Communication System”)、および、2001年8月20日に出願され、2003年6月19日に公開された米国公開第2003/0114177号(“Method and System for Signaling in a Broadcast Communication System”)。
【背景】
【0003】
(分野)
無線多元接続通信システムにおけるアクセス端末は、多数のコンテンツの多数の源の中から、放送コンテンツ(broadcast content)の源を選択する。
【0004】
(背景)
無線多元接続通信システムは、高速データサービスに対する要求を満たすように設計されたデータ送信標準および製品を開発することによって対応している。無線システムによって提供されるサービスが、高速データサービスを取り入れるために拡張するのにしたがって、ユーザが、他の多数のユーザ通信システムにおいて放送することによって使用可能にされていたプログラム情報へのアクセスを要求することになると予想される。この要求は、そのような使用のために確保されていた高速データチャネル上でコンテンツを放送することによって、無線システムにおいて満たされ得る。セルラのユーザは、セルラデバイス上で番組(programming)を受信するために、種々の無線放送チャネル中から選択できることになる。したがって、通常の音声およびテキスト メッセージング サービスに加えて、セルラのユーザは、セルラデバイス上で、スポーツ番組のチャネル、または識別されたスポーツ番組のチャネル上の特定のスポーツイベントを受信することを選ぶこともできるであろう。
【0005】
複数の無線放送チャネルから得られる番組の対象(subject matter)が増えたことにより、ユーザは、選択した番組コンテンツへの無線放送チャネルのリンクを維持し、ユーザが好む1組のプログラムをナビゲートし(navigate)、それらから選択することができる。したがって、ユーザに最大の利便性を与える必要があり、アクセス端末は、選択されたコンテンツを運ぶ使用可能な無線放送チャネルの品質を評価し、その品質に基づいて、使用可能な無線放送チャネルの中から、コンテンツの最良の源を選択する。さらに加えて、アクセス端末が、それが復号することを試みる無線放送チャネルを制御できることが望ましい。さらに、アクセス端末が、トラヒック状態であるときに、無線放送チャネルを復号する一方で、通信に関わっているトラヒックチャネルの組を復号することが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】多数のユーザのための無線通信を支援する無線多元接続通信システムの図。
【図2】アクセス端末のアーキテクチャのブロック図。
【図3】アクセス端末が、放送サーバを評価し、順位付けするプロセスを行う無線放送環境の図。
【図4】放送サーバを評価し、順位付けするプロセスのブロック図。
【図5】アクセス端末が、ユニキャスト呼に接続されている一方で、放送サーバを評価し、順位付けするプロセスを行う無線放送環境の図。
【詳細な説明】
【0007】
無線多元接続通信システム(以下では、“無線システム”)は、高速データサービスに対する要求を満たすように設計されたデータ送信標準および製品を開発することによって対応している。例えば、符号分割多元接続(Code Division-Multiple access, “CDMA”)のセルラサービスのプロバイダは、最近、高速パケット交換データを送受信するために、1xEV−DO標準を採用した。他の高速標準は、高データレート(High Data Rate, HDR)または高速パケットデータ(High Rate Packet Data, HRPD)のセルラ通信を定めているTIA/EIA/IS−856標準、および音声をさらにより高いデータレートと組み合わせた発展型の1xEV−DV標準を含む。無線システムのための登場した高速データ標準を実施する製品およびサービスが、急速に開発されている。
【0008】
無線システムによって提供されるサービスが、高速データサービスを取り入れるために拡張するのにしたがって、ユーザが、他の多数のユーザ通信システムにおいて放送することによって使用可能にされていたプログラム情報へのアクセスを要求することになると予想される。この要求は、そのような使用のために確保されていた高速データチャネル上でコンテンツを放送することによって、無線システムにおいて満たされ得る。例えば、セルラシステムは、放送に基づいて、番組の多数の1xEV−DO(または、同等のもの)のチャネルをユーザに与え得る。これらのチャネルの各々は、“無線放送チャネル”と呼ばれ得る。セルラのユーザは、セルラデバイス上で番組を受信するために、種々の無線放送チャネルの中から選択できることになる。したがって、通常の音声およびテキスト メッセージング サービスに加えて、セルラのユーザは、スポーツ番組のチャネル、または識別されたスポーツ番組チャネル上の特定のスポーツイベントを、セルラデバイス上で受信することを選ぶこともできるであろう。
【0009】
複数の無線放送チャネルから得られる番組の対象が増えたことにより、アクセス端末のユーザは、選択した番組コンテンツへの無線放送チャネルのリンクを維持し、ユーザが好む1組のプログラムをナビゲートし、それらから選択することができる。例えば、ユーザが無線システム内を移動しているとき、ユーザは、アクセス端末上で、野球の試合、株価報告サービス、および議会の記者会見へのリンクを維持することを選び得る。同じプログラムコンテンツ(例えば、野球の試合)が、2本以上の無線放送チャネル上で得られることになる場合があるであろう。ユーザが無線システムを移動しているときに、ユーザのアクセス端末が、選択されるコンテンツを運んでいるチャネルを与えている多数の無線周波数 (Radio Frequency, RF)リンクに出会って、監視することになる場合もあるであろう。
【0010】
ユーザに最大の利便性を与えるために、アクセス端末は、選択されるコンテンツを運んでいる使用可能な無線放送チャネルの品質を評価し、その品質に基づいて、使用可能な無線放送チャネルの中から、コンテンツの最良の源を選択すべきである。したがって、アクセス端末は、それが復号することを試みる無線放送チャネルを制御することが必要になる時があるであろう。さらに加えて、アクセス端末は、トラヒック状態であるときに、無線放送チャネルを復号できる一方で、通信に関わっているトラヒックチャネルの組も復号できるべきである。
【0011】
1つの態様において、アクセスの端末は、アクセス端末のユーザによって選択されたコンテンツに基づいて、復号する最良の放送チャネルを評価し、順位付けするために、多数の放送されたソフト ハンドオフ グループを同時に監視する。
【0012】
別の態様において、トラヒック状態のアクセス端末は、トラヒック状態である間に、1つのタイムスロット中に、トラヒックサーバからのユニキャストチャネルを復号し、その後で、別のタイムスロット中に、放送サーバからの放送チャネルを復号することによって、1本以上の放送チャネルを評価し、順位付けすることができる。
【0013】
本明細書において、無線多元接続ネットワーク(“無線ネットワーク”)は、ユーザに、ネットワークの他のユーザと、または他のネットワークの他のユーザと、あるいはこの両者と通信する能力を与えるために、ネットワークへのアクセスに対する要求を受信および供給するインフラストラクチャを含む。さらに、無線ネットワークは、ユーザに、ネットワークまたは他のネットワーク、あるいはこの両者内の源からのサービスへのアクセスも与える。ネットワークアクセスは、移動電話、コンピュータ、パーソナル ディジタル アシスタント、または他の同等のデバイスのようなアクセス端末に、アクセス端末と、無線ネットワークの1つ以上のアクセスノードとの間のポイント ツー ポイント通信によって与えられる。このようなネットワークは、無線放送チャネルによってアクセス端末へ放送するためのプロトコルおよび装置で展開されているか、展開されることになるか、または適応させられることになる。無線放送チャネルは、そのチャネルによって対象を受信する任意の1つ以上のアクセス端末へアクセス可能な無線システムチャネルである。無線放送チャネルは、“コンテンツ”をもち、無線放送チャネルのコンテンツは、放送の対象(subject matter)または中身(substance)であり、すなわち、コンテンツとは、何かを放送している無線放送チャネルが放送しているものである。
【0014】
放送コンテンツは、無線ネットワークにおいて、種々の形で、サーバによって与えられる。本明細書では、“サーバ”は、無線ネットワーク内のアクセス端末にサービスを提供する無線ネットワーク内の物理的資源である。
【0015】
説明および例示のために、無線システムは、アクセス端末がセルラデバイスを含み、無線システムのインフラストラクチャが基地局を含み、各基地局が、セクタへ分割された受信可能範囲領域をもつCDMAセルラシステムで具現されることができる。CDMAセルラシステムは、物理チャネルおよび論理チャネルを含む。本明細書において使用されているように、物理チャネルは、2つの構成要素、すなわち、RF周波数および符号系列をもつ。(無線システムからアクセス端末への)順方向リンク上の論理チャネルは、64個のウォルシュ符号の中の1つに対応する。論理的な順方向リンクのトラヒックチャネルは、情報(音声またはデータ)をアクセス端末へ運ぶ。高速順方向リンクトラヒックチャネル上でアクセス端末へ放送するために、CDMA無線システムのプロトコルおよび層を適応させることは、米国特許第6,539,030号の教示にしたがって行われ得る。
【0016】
図1では、無線多元接続システムが、CDMAシステム100で具現されている。これは、無線システムを具体的な例で示すように意図されており、本明細書において説明される原理の応用、または本明細書に付されている特許請求項を制限するようには意図されていない。このようなシステムによって与えられる通常のサービスに加えて、システム100は、複数の無線放送チャネルを、それぞれの論理的な順方向リンクチャネル上で放送することもできる。各無線放送チャネルの放送コンテンツは、1つ以上の放送コンテンツ源102から発信する。コンテンツ源102の各々は、1本以上のコンテンツストリームを与え、各コンテンツストリームは、それぞれの無線放送チャネルにおいて放送される。コンテンツ源は、無線ネットワーク104の内部または外部に位置し得る。コンテンツの各ストリームは、データパケットのストリームとして、パケット供給能力をもつ無線システムインタフェース106へ与えられる。各無線システムインタフェース106は、1本以上のコンテンツストリームを1つ以上の基地局110に与える。各基地局は、パケット交換論理をもつ基地局制御装置(Base Station Controller, BSC)112を含み、これは、1本以上のパケットストリームを選択し、放送のために、それぞれの論理的な順方向リンクチャネル上に置く。各基地局制御装置は、1つ以上のベース トランシーバ ステーション(Base Transceiver Station, BTS)114に接続され、各BTS114は、セルラのプロトコルにしたがって、アクセス端末(Access Terminal, AT)との通信のために、それぞれのセルラアンテナ配列116を介して動作する。1つのアクセス端末が、参照番号120によって示されている。
【0017】
ベース トランシーバ ステーション114は、複数のセクタを制御する。セクタは、セルラアンテナ配列によって範囲を定められた送信空間である。通常、CDMAセルラシステムにおいて、基地局は、それが動作するのに用いるセルラアンテナ配列の構成に依存して、3個または6個のセクタを制御する。図1において、アクセス端末120は、少なくとも2つのセクタ132および134から通信を受信するように置かれている。この例において、セクタ132は、無線放送チャネル136で通信し、セクタ134は、別の無線放送チャネル138で通信し、少なくともこれらの2本の放送チャネルが、アクセス端末120によって受信され得る。本明細書において、セクタ132は、システム100の物理的資源であり、これは、物理チャネル上の無線放送チャネル136に無線周波数(Radio Frequency, RF)成分を与え、したがって、“サーバ”である。本明細書において、このようなセクタは、“供給サーバ”である。セクタから送信されるチャネルは、論理レベルにおいて、セクタを制御しているベース トランシーバ ステーションから与えられるので、ベース トランシーバ ステーションは、“放送サーバ”であると考えられ得る。
【0018】
図2は、アクセス端末のアーキテクチャ200を示すブロック図である。アクセス端末のアーキテクチャ200は、システム100において使用されている複数のアクセス端末(例えば、アクセス端末120)であって、1本以上の無線放送チャネルの検出および管理によって、従来のセルラの動作と、無線放送の受信との両者を支援するものを表す。例えば、アクセス端末は、セルラ電話のような、セルラデバイスであり得る。アクセス端末のアーキテクチャ200は、RF信号を送受信するRF部分202、種々の論理的および数学的演算を行う中央処理ユニット(Central Processing Unit, CPU)204、CPU204によって生成されるか、または使用されるか、あるいはこの両者を行われる結果およびコードを記憶するランダムアクセス メモリ206、およびセルラの動作に使用されるプロトコルを実施し、機能を行うプログラムを記憶する持続性記憶装置208を含む。セルラの動作は、指定チャネル上での送受信、順方向リンクチャネル上のデータの復号、並びに無線放送チャネルの検出、復号、および管理を含む。英数字キーの組、付加的な機能キー、スピーカ、およびディスプレイ(何れも示されていない)を含むユーザインターフェース(user interface, UI)210は、ユーザが、放送コンテンツを含む通信を送り、受信するために、アクセス端末を操作することを可能にする。アーキテクチャ200に含まれているが、示されていないものには、ディスプレイを介して与えられるメニュー選択方式のグラフィカル ユーザ インターフェース(Graphical User Interface, GUI)があり、これは、アクセス端末のユーザが、データおよびコマンドを入力したり、放送コンテンツおよびパフォーマンスを含むデータを選択したりするための種々のオプションをナビゲートし、選択することを可能にする。
【0019】
ユーザは、ユーザインターフェース210を使用して、選択された放送コンテンツを識別し、優先順位を付ける情報を入力し得る。連続エントリにより、ユーザは、複数の選択された放送コンテンツを識別し、それらを好みの順に指定することができる。さらに加えて、ユーザは、選択された放送コンテンツにおける特定のパフォーマンスも識別し得る。すなわち、ユーザは、選択されたスポーツチャネル(放送コンテンツ)上の、ある特定の日のある特定の時間のある特定の野球の試合(パフォーマンス)に対する好みを入力し得る。もちろん、ユーザは、特定のパフォーマンスに関係のないスポーツチャネルを単に監視することを選んでもよい。
【0020】
ユーザが、図1のセルラシステムを移動するとき、アーキテクチャ200をもつアクセス端末は、選択された放送コンテンツおよび選択されたパフォーマンスが与えられる1本以上の無線放送チャネルを復号し得る。いつでも、“最良の供給サーバ”、例えば、本明細書の例では、選択された放送コンテンツをアクセス端末に与える最良の物理チャネルをもつセクタがあるであろう。同時に、“最良の放送サーバ”があるであろう。これは、この例では、論理チャネルに最優先の放送コンテンツを与えるベース トランシーバ ステーションであり得る。最良の供給サーバと最良の放送サーバとが接続されず、最優先の放送コンテンツが、セクタから、最良の供給サーバによって与えられるRF信号よりも、より低い品質のRF信号上で与えられる場合があり得ることは明らかである。このような場合に、放送チャネルの復号は、単に、デフォルトで、RF信号の品質を支持する品質測定値になるように管理され得る。すなわち、アクセス端末は、選択された放送コンテンツの中で、選択された放送コンテンツを最良のRFチャネル上で放送しているセクタからの信号を復号することになる。しかしながら、アクセス端末が、最良の供給サーバではないサーバからの放送コンテンツを復号することが好都合になるときがある。
【0021】
物理チャネルの受信および品質は、“ソフト結合グループ”を支援する方式によって向上され得る。“ソフト結合グループ”とは、アクセス端末によって監視されている1つ以上の供給サーバ(この例では、セクタ)の組であり、同じ物理チャネル上で、同時に、同じ選択された放送コンテンツを送信し、その組のエネルギは結合することができる。アクセス端末は、ソフト結合グループを維持および管理し、放送コンテンツを復号するために、供給サーバの中の1つからの送信を選択するか、またはグループの中の2つ以上のメンバの信号エネルギを結合し得る。アクセス端末は、一度に幾つかの放送サーバを監視して、何れの放送サーバが“最良のコンテンツ”をもつかを判断し、次に、その放送サーバと関係付けられたソフト結合グループによって与えられる物理チャネルから、最良のコンテンツを受信し、復号し得る。“最良のコンテンツ”をもつ放送サーバは、最良の放送サーバであり、図3および4に示されているアルゴリズム、並びにテーブル内の擬似コードによって判断される。このアルゴリズムは、全ての監視されている放送サーバと、それらの関係付けられているソフト結合グループとから得られる、識別された放送コンテンツの信号品質と優先度との両者を説明する。
【0022】
図3は、ソフト結合グループがあるときに最良の放送サーバの選択プロセスが行われる環境を示している。参照番号301、302、および303は、異なる放送サーバを識別している。番号1000および2000は、1つ以上の放送サーバと関係付けられた異なるソフト結合グループを表わしている。例えば、放送サーバ301および302は、ソフト結合グループ1000と関係付けられ、一方で、放送サーバ303は、ソフト結合グループ2000と関係付けられている。すなわち、放送サーバ301および302は、放送サーバに接続された供給サーバからの、アクセス端末によって監視されている、共通の少なくとも1本の無線放送チャネルをもつ。放送サーバ303は、1本以上の無線放送チャネルを与え、これは、放送サーバ301および302の何れによっても放送されたものではない。RFリンク311、312、および313は、それぞれ、放送サーバ301、302、および303からアクセス端末120への無線放送チャネルを保持する。
【0023】
図4およびテーブルの擬似コードは、放送コンテンツを評価し、順位付けるために、アクセス端末を操作するプロセスを示している。プロセスは、無線多元接続システムにおけるアクセス端末、例えば、図2に示されているように設計されたアクセス端末120であって、図1に示されているようなCDMAセルラシステムにおいて動作し得るものによって行われることが好ましい。プロセスは、持続性記憶装置に記憶されたソフトウェアプログラムにおいて具現され、アクセス端末に搭載されたディジタルプロセッサによってか、またはアクセス端末に搭載されたカスタマイズされたプロセッサにおいて実施される自動手続きによって実行され得ることは明らかである。
【0024】
方法にしたがって、放送サーバは、それらが供給している放送コンテンツと、放送コンテンツを与え、ソフト結合グループの供給サーバによって送信されるRFチャネルの品質とに基づいて、評価され、順位付けされる。方法は、放送コンテンツを供給している放送サーバによって反復される。この点に関して、“放送コンテンツ”は、サーバから、コンテンツを受信することができる全アクセス端末へ、空中で放送されるチャネル上のコンテンツの流れを指す。放送コンテンツは、ユーザにとって関心のある情報を、コンテンツを識別する管理情報と共に含む。例えば、放送サーバは、高速順方向リンクデータチャネル上に与えられている論理チャネル上で、スポーツ番組を放送コンテンツとして供給するベース トランシーバ ステーションであり得る。放送コンテンツは、ベース トランシーバステーションによって操作されるセクタとして具現されている供給サーバによって、各セクタにおいて送信される物理チャネルによって与えられ得る。供給サーバから成るソフト結合グループは、物理チャネルを与え、アクセス端末によって監視されるセクタのグループであり得る。
【0025】
放送コンテンツを評価し、順位付けするために、アクセス端末を操作するプロセスは、図4において、2つの機能モジュールとデータ構造とで具現される。RF重みモジュール400は、セクタから供給される物理チャネルのRF信号の成分を、RFのタイプ401(例えば、CDMA)、RFの条件402(the condition of the RF condition 402)(例えば、信号対雑音比)、およびRF信号の平均電力403のような品質尺度、並びに他の関連する尺度404にしたがって評価する。品質尺度は、セクタから放送コンテンツを運ぶRFチャネルの重み(WRF)を生成するために結合される。放送サーバ順位判断モジュール410は、アクセス端末によって監視され、アクセス端末のユーザによって識別された放送コンテンツを供給している放送サーバの組の中の各放送サーバの重みを判断する。この組の中の各放送サーバの重み(WBroadcastServer)は、ユーザによって識別され、放送サーバによって供給される各放送コンテンツの重み(WContent)を判断することによって判断される。モジュール410は、コンテンツの品質尺度を使用して、コンテンツの重みを判断する。このような尺度は、例えば、コンテンツのWRF、符号化率411、使用可能なコンテンツ412、コンテンツの好み413、移動体の状態414(アイドル状態または接続状態)、および他の同等の尺度415を含み得る。放送サーバの重みは、データ構造420内の組の中の放送サーバAないしDの順位付け(BroadcastServerRank)をするのに使用される。最良の放送サーバは、最高順位をもつ。アクセス端末は、アクセス端末のユーザインターフェースによってユーザに提示するために、最良の放送サーバによって与えられる無線放送チャネルを復号し得る。
【0026】
アクセス端末は、次のように、放送サーバを評価し、順位付けするプロセスを行い得る。評価され、順位付けされることになる各放送サーバ(Broadcast Server[j])は、アクセス端末によって監視されている少なくとも1本の無線放送チャネルを与えている。例えば、oの擬似コードは、次のように与えられることに注意すべきである。Broadcast Server[j]によって与えられ、アクセス端末によって監視される各放送コンテンツ(Content[i])は、供給サーバ(セクタ)から与えられている物理チャネル上で受信される。したがって、1つ以上のソフト結合サーバから成るソフト結合グループが存在し、各ソフト結合サーバが、アクセス端末によって監視される物理チャネルを与えている。Content[i]のソフト結合グループのサーバによって与えられている物理チャネルのRF成分は、重み(WRF[k])をモジュール400によって評価され、割り当てられる。これらの重みは結合され、WRF〔k〕を与える。WRF〔k〕は、Broadcast Server[j]からContent[i]を運んでいる物理チャネルの送信を与えているアクセス端末によって監視されているソフト結合グループの中の供給サーバ(セクタ)に対する結合された重みである。WRF[k]が計算されると、Broadcast Server[j]からのContent[i]の重み(WContent[i])を、関数fによって計算することができる。この関数は、WRF[k]を、Content[i]の他の品質尺度、例えば、コンテンツの符号化率(ER[i])、タイミング、出現頻度、またはコンテンツの継続期間(T[i])、コンテンツのユーザの好み(P[i])、および/またはコンテンツのコスト(C[i])と結合する。ここで、放送サーバjの重み(WBroadcastServer[j])は、放送サーバによって放送されるコンテンツの重みを加算することによって計算される。次に、順位(BroadcastServerRank[j])は、放送サーバjのために、放送サーバの重みを、放送サーバの他の品質尺度と結合する関数gによって判断することができる。他の品質尺度は、例えば、(任意のパフォーマンスがユーザによって選択されるときに)ユーザによって選択されるパフォーマンス(Performance[j,t])、または放送サーバjに対するアクセス端末の状態(放送サーバに対してアイドル状態か、または接続状態か)、あるいはこの両者を含む。アクセス端末によって判断される順位は、アクセス端末が、それが監視している放送サーバを、図4に示されている順位の順番に置き、最高順位をもつ最良の放送サーバ(BestBroadcastServer[t])を識別することを可能にする。順位付けは、パフォーマンスがユーザによって選択されるか、およびパフォーマンスの時間が来たか、または過ぎたかによって、時々変更することができる。
【0027】
1つの実施形態にしたがうプロセスは、次の擬似コードにおいて示される。
【数1】

【0028】
この実施形態において、変数および値は、次のように与えられる。
【0029】
m=放送サーバの数
t=現在の時刻(time)
t−1=前の時間間隔
i=放送コンテンツの表示
j=放送サーバの表示
k=コンテンツiと関係付けられたソフト結合サーバの表示
ER〔i〕=放送コンテンツiの符号化率(Encoding Rate)
T〔i〕=放送コンテンツiのタイミング(Timing)/頻度/継続期間
P〔i〕=放送コンテンツiに対するユーザの好み(Preference)
C〔i〕=放送コンテンツiのコスト(Cost)
WContent[i]=放送コンテンツi(Broadcast Content i)の重み(Weight)
WRF[k]=放送サーバjからの放送コンテンツiと関係付けられた各SoftCombineServerのRFの重み(weight)
WRFCombined[i]=全ソフト結合サーバからの結合された(combined)コンテンツiのRFの重み(Weight)
WBroadcastServer[j]=放送サーバj(Broadcast Server j)の重み(Weight)
Performance[j,t]=時間tにおけるjの放送コンテンツのパフォーマンス(Performance)
ATState=アクセス端末(Access Terminal)の状態(State)(アイドル状態または接続状態)
BroadcastServerRank[j]=放送サーバj(Broadcast Server j)の順位(Rank)
BestBroadcastServer[t]=時間tにおける最良の放送サーバ(Best Broadcast Server)の選択
j=〔1,m〕
上述のようなプロセスを行うアクセス端末が、アクセス端末によって監視されている無線放送チャネルを与えている放送サーバとしても働いているベース トランシーバ ステーションと接続状態である(ATState=このサーバに接続されている)という場合があり得る。例えば、アクセス端末は、ユニキャストのデータ呼、例えば、電話呼のために、ベース トランシーバ ステーションに接続されている一方で、放送サーバを順位付けし得る。この環境は、図5に示されている。この場合に、参照番号501、502、および503は、評価され、順位付けされた放送サーバとしても働いているベース トランシーバ・ステーションをそれぞれ指し、一方で、アクセス端末120は、ユニキャストのデータ呼のために、ベース・トランシーバ ステーション502に接続されている。単に説明のために、ベーストランシーバ ステーション502によってアクセス端末120に対して行われる2つの役割が、個々のサーバ(502Aおよび502B)として表わされている。参照番号511、512、および513は、ベース トランシーバ ステーションがアクセス端末120と通信する物理チャネルを指す。リンク512は、アクセス端末がユニキャストサーバ502Aに接続されていることを示す双方向の構成要素512Aと、放送サーバ502Bからの放送された通信が、単方向であり、順方向トラヒックリンク上でのみ運ばれることを示す単方向の構成要素512Bとをもつ。最良の放送サーバの選択は、既に記載されたプロセスにしたがって、アクセス端末によって行われる。好ましくは、プロセスは、アクセス端末120によって、一連の時間間隔の各々の間に定期的に行われる。所与の時間間隔において、アクセス端末120は、特定の時間間隔中に放送サーバ502Bによって与えられる放送コンテンツを監視することに関心があるとき、その時間間隔のために送信停止信号512Cをユニキャストサーバ502Aへ送る。ユニキャストサーバが、アクセス端末が放送を受信したいサーバの組の中にないときは、送信停止信号が要求され得ることに注意すべきである。送信停止信号512Cは、アクセス端末120とベース トランシーバ ステーション502との間の逆方向リンクチャネルの中の1本において与えられる。これは、ユニキャストサーバ502Aに、その時間間隔中にユニキャストデータをアクセス端末120へ送信するのを止めさせる。好ましくは、送信停止信号の継続期間は、1つの時間間隔である。
【0030】
アクセス端末は、アーキテクチャ200に固有のタイミングおよびトラヒック制御機能を適応させ、逆方向リンク制御チャネルを使用して、送信停止信号を送信することによって、時間間隔を測定し、中断を行うことを可能にされ得る。
【0031】
開示された実施形態のこれまでの記述は、当業者が本明細書にしたがって、アクセス端末を作成または使用するのを可能にするために与えられている。種々の変更が、当業者には容易に明らかになり、本明細書に定められている原理は、これらの教示の意図または範囲から逸脱することなく、他の実施形態に適用され得る。したがって、本発明の特許請求項は、本明細書に示されている実施形態に制限されることを意図されず、本明細書に開示されている原理および斬新な特徴に一致する最も幅広い範囲にしたがう。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多元接続ネットワークにおいて、放送コンテンツを受信するために、アクセス端末を操作する方法であって、
複数の放送サーバによって与えられたコンテンツの複数の送信を受信することと、
放送サーバの各々の重みを、
放送サーバによって与えられた各コンテンツの重みを判断すること、および、
放送サーバによって与えられたコンテンツの重みを結合して、放送サーバの重みを得ることによって、判断することと、
それぞれの放送サーバの重みによって、放送サーバを順位付けすることとを含む方法。
【請求項2】
最高順位の放送サーバによって放送されたコンテンツの送信を復号することをさらに含む請求項1記載の方法。
【請求項3】
順位付けされた放送サーバから選択された放送サーバによって放送されたコンテンツの送信を復号することをさらに含む請求項1記載の方法。
【請求項4】
各コンテンツの重みを判断することが、
コンテンツの各送信の重みを判断することと、
コンテンツの送信の重みを結合して、コンテンツの送信の重みを得ることと、
コンテンツの少なくとも1つの品質尺度の値を判断することと、
コンテンツの送信の重みを、少なくとも1つの品質尺度の値と結合して、コンテンツの重みを得ることとを含む請求項1記載の方法。
【請求項5】
各放送サーバが、少なくとも1つの供給サーバから成るソフト結合グループと関係付けられていて、ソフト結合グループの各供給サーバが、ソフト結合グループと関係付けられている放送サーバによって与えられたそれぞれのコンテンツの送信を与え、
各送信の重みを判断することが、
ソフト結合グループの供給サーバの送信の少なくとも1つの品質尺度の値を判断することを含む請求項4記載の方法。
【請求項6】
送信の少なくとも1つの品質尺度が、送信のタイプ、送信の条件、および送信電力を含むグループから選択される請求項5記載の方法。
【請求項7】
コンテンツの少なくとも1つの品質尺度が、コンテンツの符号化率、コンテンツのタイミング、コンテンツのコスト、およびコンテンツの優先順位を含むグループから選択される請求項5記載の方法。
【請求項8】
送信が、アクセス端末によって受信される順方向トラヒックチャネル上にある請求項5記載の方法。
【請求項9】
順方向トラヒックチャネルの中の1本の上でのユニキャスト送信を中断して、順方向トラヒックチャネル上で放送送信を受信することをさらに含む請求項8記載の方法。
【請求項10】
中断が、定期的に中断することを含む請求項9記載の方法。
【請求項11】
無線多元接続ネットワークにおいて使用するアクセス端末であって、
複数の放送サーバによって与えられたコンテンツの複数の送信を受信するRF部分と、
放送サーバの各々の重みを、
放送サーバによって与えられた各コンテンツの重みを判断すること、および、
放送サーバによって与えられたコンテンツの重みを結合して、放送サーバの重みを得ることによって、判断するように適応させられた順位判断モジュールと、
それぞれの放送サーバの重みによって、放送サーバを配置するように適応させられたデータ構造とを含むアクセス端末。
【請求項12】
最高順位の放送サーバによって放送されたコンテンツの送信を復号する手段をさらに含む請求項11記載のアクセス端末。
【請求項13】
順位付けされた放送サーバから選択された放送サーバによって放送されたコンテンツの送信を復号する手段をさらに含む請求項11記載のアクセス端末。
【請求項14】
順位判断モジュールが、
コンテンツの各送信の重みを判断する手段と、
コンテンツの送信の重みを結合して、コンテンツの送信の重みを得る手段と、
コンテンツの少なくとも1つの品質尺度の値を判断する手段と、
コンテンツの送信の重みを、コンテンツの少なくとも1つの品質尺度の値と結合して、各コンテンツの重みを得る手段とを含む請求項11記載のアクセス端末。
【請求項15】
各放送サーバが、少なくとも1つの供給サーバから成るソフト結合グループと関係付けられていて、
ソフト結合グループの各供給サーバが、ソフト結合グループと関係付けられている放送サーバによって与えられたそれぞれのコンテンツの送信を与え、
順位判断モジュールが、
ソフト結合グループの各供給サーバの送信の少なくとも1つの品質尺度の値を判断する手段を含む請求項14記載のアクセス端末。
【請求項16】
送信の少なくとも1つの品質尺度が、送信のタイプ、送信の条件、および送信電力を含むグループから選択される請求項15記載のアクセス端末。
【請求項17】
コンテンツの少なくとも1つの品質尺度が、コンテンツの符号化率、コンテンツのタイミング、コンテンツのコスト、およびコンテンツの優先順位を含むグループから選択される請求項15記載のアクセス端末。
【請求項18】
送信が、無線多元接続ネットワークの順方向トラヒックチャネル上にある請求項15記載のアクセス端末。
【請求項19】
順方向トラヒックチャネルの中の1本の上でのユニキャスト送信を中断して、順方向トラヒックチャネル上で放送送信を受信する手段をさらに含む請求項18記載のアクセス端末。
【請求項20】
中断する手段が、ユニキャスト送信を定期的に中断するためのものである請求項19記載のアクセス端末。
【請求項21】
セルラネットワークにおいて、放送コンテンツを受信するために、アクセス端末を操作する方法であって、
ネットワークの複数のベース トランシーバ ステーションによって与えられた放送コンテンツの複数の送信を受信することと、
ベース トランシーバ ステーションの各々の重みを、
ベース トランシーバ ステーションによって与えられた各コンテンツの重みを判断すること、および、
ベース トランシーバ ステーションによって与えられたコンテンツの重みを結合して、ベース トランシーバ ステーションの重みを得ることによって、判断することと、
それぞれのベース トランシーバ ステーションの重みによって、ベース トランシーバ ステーションを順位付けすることとを含む方法。
【請求項22】
最高順位のベース トランシーバ ステーションによって放送されたコンテンツの送信を復号することをさらに含む請求項21記載の方法。
【請求項23】
順位付けされたベース トランシーバ ステーションから選択されたベース トランシーバ ステーションによって放送されたコンテンツの送信を復号することをさらに含む請求項21記載の方法。
【請求項24】
各コンテンツの重みを判断することが、
コンテンツの各送信の重みを判断することと、
コンテンツの送信の重みを結合して、コンテンツの送信の重みを得ることと、
コンテンツの少なくとも1つの品質尺度の値を判断することと、
コンテンツの送信の重みを、少なくとも1つの品質尺度の値と結合して、コンテンツの重みを得ることとを含む請求項21記載の方法。
【請求項25】
各ベース トランシーバ ステーションが、少なくとも1つの供給セクタから成るソフト結合グループと関係付けられていて、
ソフト結合グループの各供給セクタが、ソフト結合グループと関係付けられているベース トランシーバ ステーションによって与えられたそれぞれのコンテンツの送信を与え、
各送信の重みを判断することが、
ソフト結合グループの供給セクタのために、送信の少なくとも1つの品質尺度の値を判断することを含む請求項24記載の方法。
【請求項26】
送信の少なくとも1つの品質尺度が、送信のタイプ、送信の条件、および送信電力を含むグループから選択される請求項25記載の方法。
【請求項27】
コンテンツの少なくとも1つの品質尺度が、コンテンツの符号化率、コンテンツのタイミング、コンテンツのコスト、およびコンテンツの優先順位を含むグループから選択される請求項25記載の方法。
【請求項28】
送信が、アクセス端末によって受信される順方向トラヒックチャネル上にある請求項25記載の方法。
【請求項29】
順方向トラヒックチャネルの1本の上でのユニキャスト送信を中断して、順方向トラヒックチャネル上で放送送信を受信することをさらに含む請求項28記載の方法。
【請求項30】
中断が、定期的に中断することを含む請求項29記載の方法。
【請求項31】
無線多元接続ネットワークにおいて使用するアクセス端末であって、
複数のベース トランシーバ ステーションによって与えられたコンテンツの複数の送信を受信するRF部分と、
ベース トランシーバ ステーションの各々の重みを、
ベース トランシーバ ステーションによって与えられた各コンテンツの重みを判断すること、および、
ベース トランシーバ ステーションによって与えられたコンテンツの重みを結合して、ベース トランシーバ ステーションの重みを得ることによって、判断するように適応させられた順位判断モジュールと、
それぞれのベース トランシーバ ステーションの重みによって、ベース トランシーバ ステーションを配置するように適応させられたデータ構造とを含むアクセス端末。
【請求項32】
最高順位のベース トランシーバ ステーションによって放送されたコンテンツの送信を復号する手段をさらに含む請求項31記載のアクセス端末。
【請求項33】
順位付けされたベース トランシーバ ステーションから選択されたベース トランシーバ ステーションによって放送されたコンテンツの送信を復号する手段をさらに含む請求項31記載のアクセス端末。
【請求項34】
順位判断モジュールが、
コンテンツの各送信の重みを判断する手段と、
コンテンツの送信の重みを結合して、コンテンツの送信の重みを得る手段と、
コンテンツの少なくとも1つの品質尺度の値を判断する手段と、
コンテンツの送信の重みを、コンテンツの少なくとも1つの品質尺度の値と結合して、各コンテンツの重みを得る手段とを含む請求項31記載のアクセス端末。
【請求項35】
各ベース トランシーバ ステーションが、少なくとも1つの供給セクタから成るソフト結合グループと関係付けられていて、
ソフト結合グループの各供給セクタが、ソフト結合グループと関係付けられているベース トランシーバ ステーションによって与えられたそれぞれのコンテンツの送信を与え、
順位判断モジュールが、
ソフト結合グループの各供給セクタの送信の少なくとも1つの品質尺度の値を判断する手段を含む請求項34記載のアクセス端末。
【請求項36】
送信の少なくとも1つの品質尺度が、送信のタイプ、送信の条件、および送信電力を含むグループから選択される請求項35記載のアクセス端末。
【請求項37】
コンテンツの少なくとも1つの品質尺度が、コンテンツの符号化率、コンテンツのタイミング、コンテンツのコスト、およびコンテンツの優先順位を含むグループから選択される請求項35記載のアクセス端末。
【請求項38】
送信が、無線多元接続ネットワークの順方向トラヒックチャネル上にある請求項35記載のアクセス端末。
【請求項39】
順方向トラヒックチャネルの1本の上でのユニキャスト送信を中断して、順方向トラヒックチャネル上で放送送信を受信する手段をさらに含む請求項38記載のアクセス端末。
【請求項40】
中断する手段が、ユニキャスト送信を定期的に中断するためのものである請求項39記載の方法。
【請求項41】
無線多元接続ネットワークにおいて、アクセス端末を操作する方法であって、
ネットワークの複数の放送サーバによって与えられた放送コンテンツの複数の送信を受信することと、
複数の送信を与えているネットワークの複数の供給サーバを判断することと、
複数の供給サーバの中の少なくとも2つによって与えられた送信のRF成分の大きさを結合することと、
結合された大きさから放送コンテンツを復号することとを含む方法。
【請求項42】
無線多元接続ネットワークにおいて使用するアクセス端末であって、
ネットワークの複数の放送サーバによって与えられた放送コンテンツの複数の送信を受信する手段と、
複数の送信を与えているネットワークの複数の供給サーバを判断する手段と、
複数の供給サーバの中の少なくとも2つによって与えられた送信のRF成分の大きさを結合する手段と、
結合された大きさから放送コンテンツを復号する手段とを含むアクセス端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−283814(P2010−283814A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−118274(P2010−118274)
【出願日】平成22年5月24日(2010.5.24)
【分割の表示】特願2007−524965(P2007−524965)の分割
【原出願日】平成17年8月3日(2005.8.3)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】