説明

無線通信装置

【課題】 ユーザが意図的な操作を行わずに音声出力装置を使用することのできる無線通信装置を提供する。
【解決手段】 音声出力装置と無線により通信する無線通信手段と、前記無線通信手段が使用可能であるか否かを判断する判断手段と、前記無線通信手段が使用可能であるとの前記判断手段による判断に伴って、前記無線通信手段に前記音声出力装置との間の接続処理を試行させる制御手段と、前記無線通信手段と前記音声出力装置との間の接続確立後、前記無線通信手段から音声データを前記音声出力装置に送信させる送信手段とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばBluetooth(登録商標)等の無線通信により音声データを音声出力装置に送信する無線通信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、無線通信技術としてBluetooth(登録商標)が注目されており、Bluetoothにより無線通信を行う装置が普及しつつある。例えば、音声再生装置とワイヤレスヘッドフォンとの間をBluetoothにより接続し、音声データを送信、再生するシステム等が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、操作スイッチを持ち、該操作スイッチの操作に応答して、保存された識別情報によって識別される外部機器との接続を確立してコンテンツデータを伝送するシステムが開示されている。
【特許文献1】特開2004−274138号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、特許文献1記載の手法では、例えばワイヤレスヘッドフォンに設けられる操作スイッチのユーザによる意図的に押下に応じて接続処理を行う。換言すれば、ユーザが操作スイッチを押下し忘れれば、接続処理は行われず、ワイヤレスヘッドフォンを使用することはできない。
【0004】
そこで本発明は、ユーザが意図的な操作を行わずに音声出力装置を使用することのできる無線通信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために、本発明の無線通信装置は、音声出力装置と無線により通信する無線通信手段と、前記無線通信手段が使用可能であるか否かを判断する判断手段と、前記無線通信手段が使用可能であるとの前記判断手段による判断に伴って、前記無線通信手段に前記音声出力装置との間の接続処理を試行させる制御手段と、前記無線通信手段と前記音声出力装置との間の接続確立後、前記無線通信手段から音声データを前記音声出力装置に送信させる送信手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、ユーザが意図的な操作を行わずに音声出力装置を使用することのできる無線通信装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の無線通信装置について、図面を参照しながら説明する。
【実施例1】
【0008】
図1は、本発明の一実施形態に係る無線通信装置が使用される無線通信システムの構成を示している。この無線通信装置10は、無線通信によって伝送される音声データ等のコンテンツデータのストリームを送信し、音声出力装置20に出力させることのできる装置である。ここでは、無線通信装置10をノートブック型のパーソナルコンピュータ(以下PCとも称する)によって実現し、音声出力装置20をワイヤレスヘッドフォンによって実現した場合を想定する。
【0009】
PC10は、音声データや映像データを再生する再生アプリケーションを実行することができる(以下、音声再生アプリケーションであるものとする)。該再生アプリケーションにより音声データが再生されると、所定の符号化方式へ変換後、無線通信によってワイヤレスヘッドフォン20に送信される。PC10とワイヤレスヘッドフォン20との間の無線通信は、Bluetooth(登録商標)の規格に従って実行される。
【0010】
Bluetooth通信では、音楽などのオーディオデータ(音声データ)のストリーミング再生を行うためのプロファイルとして、A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)が規定されている。PC10は、ストリームデータを送信する送信元装置(ソースデバイス)として機能し、ワイヤレスヘッドフォン20はストリームデータを受信する装置(シンクデバイス)として機能する。
【0011】
ワイヤレスヘッドフォン20はユーザの頭部に装着可能に構成されている。ワイヤレスヘッドフォン20は、ヘッドアームの両端に其々設けられた2つのイヤーパッドを備えており、これらのイヤーパッドには其々スピーカが内蔵されている。ヘッドセット20がユーザの頭部に装着された状態に於いて、これらの2つのイヤーパッドはユーザの左右の耳を覆うこことなり、ユーザはこれらのイヤーパッドに内蔵されるスピーカから出力される音声を聴取することとなる。
【0012】
更に、本実施例のパーソナルコンピュータ10は、OS起動後(ログオン時、スタンバイ/休止状態からの復帰も含む)、Bluetooth通信モジュールが使用可能な状態であれば、ユーザが何ら操作しなくとも、ワイヤレスヘッドフォン20との接続処理を開始する。これにより、ユーザは音声再生プログラム等により音声データの再生を開始すれば、明示的な接続処理を行うことなくワイヤレスヘッドフォンから音声を聴取することができるようになる。また、例えば接続処理が行われずに音声再生して、ユーザが故障等と誤認することも避けることができる。
【0013】
次に、図2を参照して、無線通信装置の一実施形態であるPC10に係る構成を説明する。図2は、PC10の構成を示す図である。
PC10は、図2に示すように、CPU111、ノースブリッジ113、メインメモリ115、グラフィックスコントローラ117、サウスブリッジ121、BIOS−ROM123、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive、以下HDDとも称す)125、光ディスクドライブ(Optical Disk Drive、以下ODDとも称す)127、Bluetooth通信モジュール129、Bluetoothアンテナ131、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(以下、EC/KBCとも称す)133等を備えている。
【0014】
CPU111は、本コンピュータ10の動作を制御するために設けられたプロセッサであり、HDD125からメインメモリ115にロードされる、オペレーティングシステム(以下単にOSとも称す)101、音声再生アプリケーション102、通信ドライバ103等の各種アプリケーションを実行する。音声再生アプリケーションプログラム102は、例えばHDD125等に記憶された音声データをデコードし、音声信号に変換するプログラムである。
【0015】
通信ドライバ103は、Bluetooth通信モジュール129を制御し、ワイヤレスヘッドフォン20との間のBluetooth通信を制御するためのプログラムである。本実施例の通信ドライバ103は、ユーザからの意図的な指示がなくとも、Bluetooth通信モジュール130が使用できる場合には、通信モジュール130にワイヤレスヘッドフォン20との間で無線通信を開始させる機能を持つ。また、音声再生アプリケーションプログラム102が音声データをデコードして得られる音声信号を、例えばSBC(Sub Band Codec)等の所定の符号化方式に符号化して、該符号化方式の音声データを、Bluetooth通信モジュールに渡してA2DP等のプロファイルでワイヤレスヘッドフォン20に送信させる。
【0016】
音声再生アプリケーションプログラム102及び通信ドライバ103の構成及び動作については、図3や図4等を参照しながら後に詳述する。
さらに、CPU111は、BIOS−ROM123に格納されたBIOS(Basic Input Output System)も実行する。BIOSはハードウェア制御のためのプログラムである。
【0017】
ノースブリッジ113は、CPU111のローカルバスとサウスブリッジ121との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ113には、メインメモリ115をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ113は、AGP(Accelerated Graphics Port)バス等を介してグラフィックスコントローラ117との通信を実行する機能も有している。
【0018】
グラフィックスコントローラ117は本PC10のディスプレイモニタとして使用されるLCD119を制御する表示コントローラである。このグラフィックスコントローラ117はOS101や、図示しない描画アプリケーション等によりビデオメモリ(以下、VRAMとも称す)に書き込まれた画像データをLCD119に表示する。
【0019】
サウスブリッジ121は、LPC(Low Pin Count)バス上の各デバイス、及びPCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ121は、HDD125、ODD127を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラを内蔵している。
【0020】
Bluetooth通信モジュール129は、Bluetoothアンテナ131を介して行うワイヤレスヘッドフォン20等との間のBluetooth通信を制御するための通信モジュールであり、例えば通信周波数等の制御を行う。
【0021】
尚、本実施例のPC10は、Bluetooth通信モジュール129及びBluetoothアンテナ131を内蔵しているが、これに限られるものではなく、例えばカード型媒体に内蔵されており、該カード型媒体をユーザがカードスロットに挿入することにより使用できるようにしても良い。
【0022】
EC/KBC133は、電源管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)135及びタッチパッド137を制御するためのキーボードコントローラとが集積された、1チップマイクロコンピュータである。EC/KBC133は、ユーザによる電源ボタン139の操作に応じてPC10を電源オン/電源オフする機能を持つ。本PC10の各コンポーネントに供給される動作電源は、本PC10に内蔵されたバッテリ(BATT)141、又はACアダプタ143を介して外部から供給される外部電源から生成される。
【0023】
続いて、図3を参照しながら、通信ドライバ102の機能構成を説明する。本実施例の通信ドライバ102は、接続判断部103a、接続処理部103b、音声送信部103c、報知部103dを備える。
【0024】
接続判断部103aは、Bluetooth通信モジュール129に無線接続処理を開始させるか否かを判断する機能を持つ。より具体的には、OS101の起動/ログイン後、スタンバイ/休止状態からの復帰後であって、Bluetooth通信モジュール129が使用可能である場合に、ユーザからの明示的な指示がなくとも、ワイヤレスヘッドフォン20との接続を行う旨の判断を行う。更に、音声再生アプリケーション102が起動されると、ワイヤレスヘッドフォン20が使用される可能性が高いため、本実施例の接続判断部103aは、音声再生アプリケーション102の起動時にも、Bluetooth通信モジュール129が使用可能である場合には、ユーザからの明示的な指示がなくともワイヤレスヘッドフォン20との接続を行う旨の判断を行う。
【0025】
接続処理部103bは、接続判断部103aからの接続開始の指示に従い、Bluetooth通信モジュール129とワイヤレスヘッドフォン20との間の接続処理を行う。尚、初回の接続処理に際しては、接続相手であるワイヤレスヘッドフォン20の識別情報(ADDR)の特定や、ペアリングと呼ばれる、互いに同一のパスワードが入力されたデバイス同士であることを確認するための認証処理が必要であるが、本実施例のPC10とワイヤレスヘッドフォン20との間では、識別情報の特定/記憶、及びペアリングは既に終了しているものとする。ペアリングが成功した場合には、PC10とワイヤレスヘッドフォン20とは互いに同一の秘密鍵(リンクキー)を持ち合うこととなり、その後は、該リンクキーの交換のみにより互いを認証することができる。よって、二度目以降の接続においては、接続処理部103bはリンクキーによる互いの認証後、接続に用いるプロファイル(ここでは音声データのストリーミング再生を行うためのA2DPや、制御コマンドを通信するためのAVRCP等)の指定、通信可能な音声データのデータ形式(SBC等の符号化方式)を確認後、ワイヤレスヘッドフォン20との間の接続が確立することとなる。
【0026】
音声再生アプリケーション125は、上述したように、HDD125等の記憶媒体に記録された、例えばmp3(MPEG Audio Layer−3)やAAC(Advanced Audio Coding)等の所定の符号化方式で符号化された複数の音声データを復号(デコード)して音声信号に変換する機能を有する。音声送信部103cはこの音声信号を、接続処理部103bによる接続確立後、該接続処理で決定した例えばSBC等の符号化方式の音声データに変換して、これをBluetooth通信モジュール129からワイヤレスヘッドフォン20に対してストリーミング伝送させる。
【0027】
報知部103dは、ワイヤレスヘッドフォン20が接続範囲に存在しない等の事情により、接続処理部103bが接続を確立できなかった場合に、メッセージをLCD119上に表示する等の方法により、その旨をユーザに知らせる機能を持つ。また報知部103dは、二度目以降の自動接続処理を行うか否かをユーザに選択させるようにしても良い。
【0028】
続いて、図4を参照しながら、本実施例のPC10の接続処理の流れについて説明する。図4は、電源投入後のPC10の処理の流れを示す図である。
例えば電源ボタン139の押下等によりPC10の電源が押下されると、まずBIOS−ROM123から読み出されたBIOSがCPU111上で実行され、該BIOSがOS101を読み出してOS101を起動させる(S401)。OSの起動、及びユーザのログオンが完了すると(S402)、接続処理部103bは、Bluetooth通信モジュール129が使用可能であるか否かを判断する(S403)。尚、OS101のスタンバイ/休止状態からの復帰時であっても同様である。Bluetooth通信モジュール129が使用不可である場合としては、例えば、Bluetooth通信モジュール129及びBluetoothアンテナ131を有効とするために手動のスイッチが設けられており、それがオフとなっている場合や、Bluetooth通信モジュール129及びBluetoothアンテナ131がカード型媒体として外部から装着される形式のものであって、該カード型媒体が装着されていない場合等が挙げられる。
【0029】
Bluetooth通信モジュール129が使用可能である場合には(S403のYes)、接続処理部103bは接続処理をワイヤレスヘッドフォン20に対して接続要求を送信し、接続処理を試行する(S404)。この接続処理は、先述の通り、2回目以降であれば、リンクキーによる認証後、通信プロファイルの決定、通信する符号化方式の決定等を含む。
【0030】
例えば、ワイヤレスヘッドフォン20が周囲に存在しない場合等の理由により、もし接続処理を完了することができなかった場合には(S405のNo)、例えば2〜5分程度待機後(S406)、再度S404に戻って接続処理を試みる。尚、待機せずに直ぐに再度の接続処理を試みることも可能ではあるが、このように2〜5分程度待機することで、他のBluetooth通信がこの接続処理の影響を受けることを抑制することができるようになる。
【0031】
接続処理が完了すれば、ユーザが音声再生アプリケーション102による音声データの再生等、音声が再生される処理を行えば、該音声データを音声送信部103cがワイヤレスヘッドフォン20に対して送信することができるようになるので、ユーザは明示的な接続操作を行わずとも、ワイヤレスヘッドフォンで音声を聴取することができるようになる。
【0032】
尚、図4の例では、OS起動をトリガとして接続処理を行う場合について説明したが、本実施例の通信ドライバ103は、音声再生アプリケーション102の起動もトリガとして接続処理を行う。この処理の流れについて図5を参照しながら説明する。
【0033】
まず、ユーザは音声再生アプリケーション102を起動させる(S501)。すると、この知らせを受けた接続判断部103aは、Bluetooth通信モジュール129が使用可能であるか否かを判断する(S502)。S502乃至S505の処理は、S403乃至S406の処理と同様であるので簡略化して説明を行うが、もしBluetooth通信モジュール129が使用可能であれば(S502のYes)、接続処理部103bはワイヤレスヘッドフォン20との間の接続処理を行う。もし接続が完了しなければ、一定時間待機後(S505)、再度S503に戻って接続処理を試みる。
【0034】
もし接続処理部103bによる接続処理が成功すれば(S504のYes)、音声送信部103cは、音声再生アプリケーション102から渡される音声信号を所定の符号化方式の音声データに変換後、該音声データをワイヤレスヘッドフォン20に送信させるストリーミング伝送処理を開始する(S506)。
【0035】
以上説明したように、本実施例によれば、ユーザが明示的に操作することなく、OSの起動やスタンバイからの復帰、音声再生アプリケーション102の起動等をトリガとしてワイヤレスヘッドフォン20との間の接続処理を行うことができる。これにより、ユーザの操作負荷を軽減することができる。更に、ユーザが接続処理を忘れて音声データの伝送がされず、ユーザが故障等と誤認することを避けることができる。
【0036】
尚、本実施例では、ワイヤレスヘッドフォン20等に対する音声データの送信の場合には、音質が重要なポイントであるため、重要な音質が得られないと判断した場合には、ワイヤレスヘッドフォン20との間の接続処理を試行しないようにしても良い。例えば、Bluetooth通信により、ファイル転送やネットワークを使用している場合には、大量の帯域を使用するため、リアルタイムでストリーミング伝送を行う音声データを送信すると、ノイズの発生等が生じる可能性が高い。そこで、ファイル転送やネットワーク使用時には、A2DPによるワイヤレスヘッドフォン20との間の接続処理を行わないようにしても良い。
【0037】
また、本実施例では、ノート型PC10とワイヤレスヘッドフォン20との間の接続処理を例に説明を行ったが、これに限られるものではない。例えば、図6に示すように、デスクトップ型のPCと、据え置き型のスピーカから構成されるシステムに用いることもできる。このような据え置き型のシステムの場合、有線接続であればユーザは特に明示的な接続操作を行うことなくスピーカを使用することができるが、このようなシステムに本実施例と同様に、明示的な操作なく接続処理を行うようにすれば、有線接続と同様の操作体型を実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施例1に係る無線通信装置が使用される無線通信システムの構成を示す図。
【図2】本発明の実施例1に係るパーソナルコンピュータの構成を示す図。
【図3】本発明の実施例1に係るパーソナルコンピュータが実行する通信ドライバの機能を説明するための図。
【図4】本発明の実施例1に係るパーソナルコンピュータの接続処理の流れを示すフローチャート。
【図5】本発明の実施例1に係るパーソナルコンピュータの接続処理の流れを示すフローチャート。
【図6】本発明の他の実施例に係る無線通信システムが使用される無線通信システムの構成を示す図。
【符号の説明】
【0039】
1・・・通信システム
10・・・PC
20・・・ワイヤレスヘッドフォン
101・・・オペレーションシステム
102・・・音声再生アプリケーションプログラム
103・・・通信ドライバ
103a・・・接続判断部
103b・・・接続処理部
103c・・・音声送信部
103d・・・報知部
111・・・CPU
113・・・ノースブリッジ
115・・・メインメモリ
117・・・グラフィックスコントローラ
117A・・・VRAM
119・・・LCD
121・・・サウスブリッジ
123・・・BIOS−ROM
125・・・HDD
127・・・ODD
129・・・Bluetooth通信モジュール
131・・・Blurtoothアンテナ
133・・・EC/KBC
135・・・キーボード
137・・・タッチパッド
139・・・電源ボタン
141・・・バッテリ
145・・・ACアダプタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
音声出力装置と無線により通信する無線通信手段と、
前記無線通信手段が使用可能であるか否かを判断する判断手段と、
前記無線通信手段が使用可能であるとの前記判断手段による判断に伴って、前記無線通信手段に前記音声出力装置との間の接続処理を試行させる制御手段と、
前記無線通信手段と前記音声出力装置との間の接続確立後、前記無線通信手段から音声データを前記音声出力装置に送信させる送信手段と
を備えることを特徴とする無線通信装置。
【請求項2】
オペレーションシステムを更に備え、
前記判断手段は、前記オペレーションシステムの起動に伴って、前記無線通信手段が使用可能であるか否かを判断すること
を特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
【請求項3】
音声データを再生する音声再生プログラムを更に備え、
前記判断手段は、前記再生プログラムの起動に伴って、前記無線通信手段が使用可能であるか否かを判断すること
を特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
【請求項4】
前記制御手段は、前記音声出力装置との間の接続処理失敗後、一定時間経過後に前記無線通信手段に前記音声出力装置との間の接続処理を試行させること
を特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
【請求項5】
前記制御手段は、前記無線通信手段がファイル転送を行っている場合には、前記無線通信手段に前記音声出力装置との間の接続処理を開始させないこと
を特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
【請求項6】
前記無線通信手段が前記音声出力装置との間の接続を確立できなかった場合にその旨を報知する報知手段
を更に備えることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−89054(P2009−89054A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−256413(P2007−256413)
【出願日】平成19年9月28日(2007.9.28)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】