説明

焦点板及び撮像装置

【課題】 拡散面での光の反射を防止し、カブリがなく、且つ、明るいファインダー像を得ることができる焦点板及び撮像装置を提供する。
【解決手段】 平滑な表面を有する複数のマイクロレンズを一面に配列して拡散面が形成された焦点板であって、前記拡散面に光の反射を防止する第1の反射防止手段を有することを特徴とする焦点板を提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般には、撮像装置に係り、特に、撮像装置の焦点板に関する。本発明は、例えば、一眼レフカメラに好適である。
【背景技術】
【0002】
近年のデジタルカメラやビデオカメラなどの撮像装置の普及に伴って、一眼レフカメラにも撮像の高品位化と共に、ユーザーの利便性の向上がますます要求されるようになってきている。従来の一眼レフカメラは、一般に、撮像する被写体を観察する光学ファインダーを有し、ファインダー観察時には、撮像レンズを透過した被写体からの光(光像)を回転ミラーで反射し、焦点板(ピント板)の拡散面に結像させた後、ペンタプリズム及び接眼レンズを介して観察する。
【0003】
焦点板には、焦点(ピント)合わせ及びファインダー観察の容易さから、高い拡散特性及びファインダー像を明るくすることが要求されるが、拡散特性を高めれば高めるほど、光が拡散するためファインダー像は暗くなる。特に、光像の焦点を自動的に調整する自動焦点調整ユニットを有する撮像装置では、被写体からの光をハーフミラーで構成されるサブミラーによって焦点板に導光するため、被写体からの光のうち70%程度の光しかファインダー観察に用いることができず、ファインダー像の暗さが顕著となる。従って、焦点板は、高い拡散特性を確保しながらも、光量の損失をできるだけ抑えることが重要となる。
【0004】
そこで、焦点板における光量の損失を抑えるために、焦点板の拡散面に光の反射を防止する反射防止処理を施す(例えば、反射防止膜を成膜する)ことが考えられる。図6は、従来の撮像装置に用いられる焦点板1000を示す概略断面図であり、拡散面1100として砂擦り焦点板のマット面の拡大図を示している。図6に示すような粗面の拡散面1100に反射防止膜をコーティングする場合、種々の角度を有する傾斜面が存在するために膜厚を決定することができないことに加えて、微細部に膜物質が埋まってしまい所期の拡散特性が損なわれてしまう可能性が高い。換言すれば、反射防止処理の効果が期待できないどころか拡散特性を劣化させる要因となる。
【0005】
なお、拡散板に反射防止処理を施した従来技術は幾つか提案されている(例えば、特許文献1及び2参照。)。
【特許文献1】特開2002−122715号公報
【特許文献2】特開2002−352715号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の一眼レフカメラは、上述したように、焦点板の拡散面に反射防止処理を施すことができないために、近年要求されているユーザーの利便性の向上を十分に達成することができなくなってきた。これは、焦点板における表面反射によって、光量が損失し、ファインダー像が暗くなり、ユーザーの使い勝手が悪くなるからである。具体的には、焦点板の表面反射によって、片面で4%、両面で8%の光量損失が生じ、無視できない値となっている。
【0007】
また、特許文献1に開示された拡散板は、光透過性樹脂中に光拡散性微粒子が分散されてなる光拡散層の両面に、光拡散性微粒子を含まない光透過性樹脂が形成されてなる3層構成の光拡散シートにおいて、かかる光拡散シートの片面に反射防止層が形成されていることを特徴とするものである。しかしながら、特許文献1では、光拡散層が光透過性樹脂中に光拡散性微粒子を分散して構成されており、表面に微細構造を有する拡散面ではない。このような光拡散層は、焦点位置をある面に特定することができないため、撮像装置に用いる焦点板には不向きである。特許文献2は、一対の基板が対向して配置されてなる液晶パネルの一方の基板に対向して光拡散板が配置され、光拡散板の一方の基板と対向する側に偏光板が設けられ、偏光板の一方の基板側に表面減反射層、透明導電性薄膜及び防汚層を有する液晶表示装置を開示している。しかしながら、かかる表面減反射層は、光拡散板の表面に設けられた偏光板の表面反射を低減するためのものであり、光拡散板の表面反射を防止するものではない。
【0008】
なお、焦点板の拡散面に反射防止処理が施されていないと、図7に示すように、焦点板1000に入射して拡散面1100の位置1100aに結像する光束Lが、拡散面1100の位置1100aで反射し、更に、焦点板1000のもう一方の面1200で反射するため、拡散面1100に達するときには広がりを有する像IMとなってしまう。従って、ファインダー像は、フレアを帯びたものとなり、ファインダー像にカブリが発生して画質低下を招くと共に、焦点合わせもしづらくなる。ここで、図7は、拡散板1000でのフレアの発生の原理を説明するための図である。
【0009】
そこで、本発明は、拡散面での光の反射を防止し、カブリがなく、且つ、明るいファインダー像を得ることができる焦点板及び撮像装置を提供することを例示的目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の一側面としての焦点板は、平滑な表面を有する複数のマイクロレンズを一面に配列して拡散面が形成された焦点板であって、前記拡散面に光の反射を防止する第1の反射防止手段を有することを特徴とする。
【0011】
本発明の別の側面としての撮像装置は、被写体を撮像する撮像装置であって、上述の焦点板を有することを特徴とする。
【0012】
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、拡散面での光の反射を防止し、カブリがなく、且つ、明るいファインダー像を得ることができる焦点板及び撮像装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付図面を参照して、本発明の一側面としての撮像装置について説明する。なお、各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。図1は、本発明の撮像装置1の構成を示す概略断面図である。
【0015】
撮像装置1は、被写体からの光を、撮像レンズを介して撮像素子に結像し、被写体を撮像する撮像装置であり、本実施形態では、デジタル一眼レフカメラなどで具現化される。
【0016】
撮像装置1は、図1に示すように、撮像レンズ10と、カメラ本体20と、回転ミラー30と、サブミラー40と、自動焦点調整ユニット50と、光学ローパスフィルター60と、撮像素子70と、焦点板80と、ペンタプリズム90と、接眼レンズ100とを有する。
【0017】
撮像レンズ10は、交換型の撮像レンズであり、焦点調節レンズを含む撮像光学系を備えている。カメラ本体20は、後述する回転ミラー30と、ハーフミラー40と、光学ローパスフィルター60と、撮像素子70と、焦点板80と、ペンタプリズム90と、接眼レンズ100とを収納し、マウント部22を介して撮像レンズ10を着脱可能とする。
【0018】
回転ミラー30は、撮像レンズ10を透過した光(光像)を反射し、後述する焦点板100に導光する。回転ミラー30は、撮像光路上への挿脱が可能なように構成され、ファインダー観察時には撮像光路上の所定の位置に配置され、撮影時には撮像光路外に退避する。
【0019】
サブミラー40は、撮像レンズ10と撮像素子70との間に設けられ、撮像レンズ10を透過した光の一部を反射し(即ち、屈曲させて)、後述する自動焦点調整ユニット50に導光する。サブミラー40は、例えば、ハーフミラーで構成される。
【0020】
自動焦点調整ユニット50は、被写体からの光の焦点を検出する機能を有し、例えば、撮像レンズ10の異なる瞳領域を透過して形成される2つの被写体像の位相差から撮像レンズ10の焦点状態を検出する。また、自動焦点調整ユニット50は、検出結果に基づいて、被写体からの光が撮像素子70に結像するように図示しないフォーカスレンズの位置を制御する。
【0021】
光学ローパスフィルター60は、撮像レンズ10から撮像素子70に至る撮像光路中に配置され、撮像レンズ10のカットオフ周波数を制限する。光学ローパスフィルター60により、撮像素子70上に被写体像の必要以上に高い周波数成分が伝達されることを防止する。
【0022】
撮像素子70は、撮像レンズ10により結像される被写体からの光を受光し、画像信号に変換する(光電変換)機能を有する。撮像素子70は、例えば、受光した光を画素毎に電気信号に変換し、その光量に応じた電荷をそれぞれ蓄積して、その電荷を読み出すタイプのエリアセンサーなどで構成される。なお、撮像素子70からの出力信号は、図示しない画像処理回路にて所定の処理が施されて画像データとなり、かかる画像データは図示しないメモリースティック等の記憶媒体に記憶される。
【0023】
焦点板80は、回転ミラー30で反射された撮像レンズ10からの光を拡散してペンタプリズム90に射出する。焦点板80は、図2に示すように、上面に光を拡散する拡散面82を有する。図2は、焦点板80の一例を示す概略断面図である。
【0024】
図2を参照するに、拡散面82は、平滑な表面を有する複数のマイクロレンズ82aを配列して形成される。複数のマイクロレンズ82aの隣接頂点間距離(即ち、隣り合うマイクロレンズ82a間の頂点の距離)Dは、8μm乃至40μmで形成される。複数のマイクロレンズ82aの隣接頂点間距離(即ち、隣り合うマイクロレンズアレイ82a間の頂点の距離)Dが8μm乃至40μmで形成されていれば一眼レフカメラの焦点板として品位の良いファインダー像が得られる。
【0025】
8μmを超えてマイクロレンズ82aの隣接頂点間距離Dが小さい場合には、回折による拡散光の広がりが大きくなりすぎて接眼レンズから外れるため、大きなFナンバーのレンズを装着した場合にファインダー像が暗くなってしまう。一方、40μmを超えてマイクロレンズ82aの隣接頂点間距離Dが大きい場合には、マイクロレンズそのものが見えてしまい粗いファインダー像になる、ファインダー像の解像度が得られない、といった欠点が出てくる。
【0026】
このようなマイクロレンズ82aによる拡散面82は、マイクロレンズ82aの曲面形状を先端に有するバイトを繰り返し押し付けてマイクロレンズ82aの配列の型を形成し、かかる型を用いた射出成形によって焦点板80を製造することで実現できる。また、拡散面82は、金属面にレジストを塗布し、ピンホール配列をパターニングした後、メッキ槽に浸漬してピンホールを中心にメッキが積層されるようにすることでマイクロレンズ82aの配列を形成し、これを原版として電鋳で転写して型を形成し、かかる型を用いた射出成形によって焦点板80を製造することでも実現できる。
【0027】
また、焦点板80は、図3に示すように、拡散面82であるマイクロレンズ82aの上に光の反射を防止する反射防止手段84を有する。本実施形態では、反射防止手段84は、拡散面82にコーティングされた薄膜(反射防止膜)84Aとして具現化される。なお、反射防止膜84Aの厚さ(膜厚)は、マイクロレンズ82a(即ち、拡散面82)のディメンションと比較して、遙かに小さいため、拡散面82の拡散特性を損なうことなく、反射防止膜84Aをコーティングすることができる。また、厳密に拡散面82の拡散特性を再現するならば、コーティングする反射防止膜84Aの膜厚を見込んでマイクロレンズ82aの曲率半径を小さくして焦点板80を製造すればよい。ここで、図3は、焦点板80の拡散面82を拡大して示す概略断面図である。
【0028】
反射防止膜84Aは、具体的には、撮像レンズ10を透過した光の波長の1/4程度の膜厚を有し、例えば、SiO−(ZrO+TiO)−SiO−(ZrO+TiO)−SiOで構成される多層膜で構成される。但し、反射防止膜84Aは、上記した材料に限定されず、これと同様の作用及び効果を有する反射防止膜を適用することができる。
【0029】
このように、平滑な表面を有する複数のマイクロレンズ82aを配列して拡散面82を形成し、更に、拡散面82に反射防止膜84Aをコーティングした焦点板80は、表面反射による光量損失を低減し、透過率が向上するため、明るいファインダー像を得ることができる。例えば、拡散面82に反射防止膜84Aをコーティングした場合、拡散面82に反射防止膜84Aをコーティングしない場合と比べて、4%の光量の向上が期待できる。また、拡散面82と反対の面(下面)にも反射防止膜84Aをコーティングした場合、8%の光量の向上が期待できる。
【0030】
更に、焦点板80は、拡散面82と反対の面(下面)との相互反射によるフレアーが発生しないため、カブリのないクリアーなファインダー像を得ることができる。換言すれば、高品位であると共に、焦点合わせがしやすい光学ファインダーを実現することができる。
【0031】
また、自動焦点検出が行なわれるのはファインダー観察時であり、その時撮像レンズ10を射出した光は焦点板80に結像する。明るい被写体や光源が画面内にある場合には、焦点板80で反射した光がカメラの下部方向に向かい自動焦点調整ユニット50に到達してゴースト光となり、自動焦点調整ユニット50の検出精度の劣化を招くおそれがある。本実施例のごとく、焦点板80に反射防止手段を設けることで、自動焦点調整ユニット50に到達するゴースト光が少なくなるので、自動焦点調整ユニット50の検出精度を被写体の状態によらず一定に保つことができる。
【0032】
なお、反射防止手段84は、反射防止膜84Aに限らず、図4に示すように、マイクロレンズ82a(即ち、拡散面82)のディメンションに比べ遙かに小さい粒状物質を均一に塗布した微細構造であるサブ波長格子(SWS)84Bで実現することもできる。SWS84Bは、回折を生じないオーダーの周期構造を有し、例えば、かかる周期構造の周期Pを、P<0.3μmに設定すればよい。これにより、焦点板80の拡散面82での表面反射を防止することができる。なお、SWS84Bは、焦点板80の成形時に同時に形成することができるため、コーティング等の後処理が不要であり、極めて安価に反射防止効果を得ることができる。ここで、図4は、焦点板80の一例を示す概略断面図である。
【0033】
このように、平滑な表面を有する複数のマイクロレンズ82aを配列して拡散面82を形成し、更に、拡散面82にSWS84Bを形成した焦点板80は、表面反射による光量損失を低減し、透過率が向上するため、明るいファインダー像を得ることができる。例えば、拡散面82にSWS84Bを形成した場合、拡散面82にSWS84Bを形成しない場合と比べて、4%の光量の向上が期待できる。また、拡散面82と反対の面(下面)にもSWS84Bを形成した場合、8%の光量の向上が期待できる。
【0034】
また、焦点板80は、図5に示すように、平滑な平面を有する複数のマイクロレンズ82aを配列して形成された拡散面82を上面に有し、回転ミラー30からの光を集める(即ち、コンデンサーレンズとしての機能を有する)フレネルレンズ86を下面に有する焦点板80Aに置換することもできる。ここで、図5は、図2に示す焦点板80の変形例である焦点板80Aを示す概略断面図である。
【0035】
また、焦点板80Aは、拡散面82であるマイクロレンズ82aの上に光の反射を防止する反射防止手段84を有し、同様に、フレネルレンズ86の上にも反射防止手段84を有する。反射防止手段84は、上述したように、反射防止膜84AやSWS84Bを用いることができる。このように、焦点板80Aの両面に反射防止手段84を設けた場合、焦点板80Aに反射防止手段84を設けない場合と比べて、8%の光量の向上が期待できる。
【0036】
再び、図1に戻って、ペンタプリズム90は、互いに45度の2つの反射面と、入射光と射出光に直角の2つの屈折面を含み、焦点板80で拡散された光を反射し、接眼レンズ100に導光する。
【0037】
接眼レンズ100は、アイピースとも呼ばれ、観察光学系(本実施形態では、光学ファインダー)において、最終的に像を結ぶ機能を有する。接眼レンズ100は、本実施形態では、光像を拡大する。
【0038】
撮像装置1の動作について説明する。ファインダー観察時において、撮像レンズ10を透過した光(光像)は、回転ミラー20で反射され、焦点板80の拡散面82に結像し、ペンタプリズム90及び接眼レンズ100を介して観察される。撮像装置1が使用する焦点板80は、表面反射による透過する光の光量損失を低減することができるため、明るく見易いファインダー像を得ることができ、ユーザーの利便性を向上させることができる。かかる効果は、特に、Fナンバーの暗い小口径の撮像レンズを用いる場合に顕著となる。また、焦点板80におけるフレアの発生を低減することができ、カブリのないクリアーなファインダー像を得ることができる。かかる効果は、特に、輝度差の高い被写体を撮像する場合に顕著となる。
【0039】
一方、撮影時において、回転ミラー20は、撮像光路上から退避し、撮像レンズ10を透過した光像は、光学ローパスフィルター60を介して、撮像素子70で撮像される。
【0040】
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0041】
【図1】本発明の一側面としての撮像装置の構成を示す概略断面図である。
【図2】図1に示す焦点板の一例を示す概略断面図である。
【図3】図2に示す焦点板の拡散面を拡大して示す概略断面図である。
【図4】図1に示す焦点板の一例を示す概略断面図である。
【図5】図2に示す焦点板の変形例である焦点板を示す概略断面図である。
【図6】従来の撮像装置に用いられる焦点板を示す概略断面図である。
【図7】拡散板でのフレアの発生の原理を説明するための図である。
【符号の説明】
【0042】
1 撮像装置
10 撮像レンズ
20 カメラ本体
30 回転ミラー
40 サブミラー
50 自動焦点調整ユニット
60 光学ローパスフィルター
70 撮像素子
80及び80A 焦点板
82 拡散面
82a マイクロレンズ
84 反射防止手段
84A 反射防止膜
84B サブ波長格子
86 フレネルレンズ
90 ペンタプリズム
100 接眼レンズ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
平滑な表面を有する複数のマイクロレンズを一面に配列して拡散面が形成された焦点板であって、
前記拡散面に光の反射を防止する第1の反射防止手段を有することを特徴とする焦点板。
【請求項2】
前記複数のマイクロレンズの隣接頂点間距離は、8μm乃至40μmであることを特徴とする請求項1記載の焦点板。
【請求項3】
前記第1の反射防止手段は、前記拡散面にコーティングされた薄膜であることを特徴とする請求項1記載の焦点板。
【請求項4】
前記第1の反射防止手段は、サブ波長格子であることを特徴とする請求項1記載の焦点板。
【請求項5】
前記サブ波長格子は、周期構造を有し、
前記周期構造の周期Pは、P<0.3μmを満足することを特徴とする請求項4記載の焦点板。
【請求項6】
前記一面の裏面に光の反射を防止する第2の反射防止手段を有することを特徴とする請求項1記載の焦点板。
【請求項7】
前記一面の裏面にフレネルレンズを更に有し、
前記フレネルレンズは、光の反射を防止する第2の反射防止手段を有することを特徴とする請求項1記載の焦点板。
【請求項8】
被写体を撮像する撮像装置であって、
請求項1乃至7のうちいずれか一項記載の焦点板を有することを特徴とする撮像装置。
【請求項9】
前記被写体からの光の焦点を自動的に調整する自動焦点調整ユニットを更に有することを特徴とする請求項8記載の撮像装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−178071(P2006−178071A)
【公開日】平成18年7月6日(2006.7.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−369569(P2004−369569)
【出願日】平成16年12月21日(2004.12.21)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】