説明

焼き網並びに加熱調理器

【課題】清掃性が従来よりも向上し、使用用途に合わせた使い分けができ、小さい被調理物でも調理可能な焼き網並びにこの焼き網を備えた加熱調理器を得る。
【解決手段】魚などの被調理物を載置するほぼ平面状の網部100と、この網部100を支持する載置台200と、を備え、網部100と載置台200とを別体として構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、焼き網並びにこの焼き網を備えた加熱調理器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の加熱調理器(グリル)においては、魚などの被調理物を載置する桟を有する焼き網の上方に設けられ桟と平行な部分とそれ以外の平行でない部分のヒーターパターンでなる上ヒーターと、焼き網と受皿の間に設けられ桟と平行な部分をそれ以外の平行でない部分より長くしたヒーターパターンのシーズヒーターでなる下ヒーターとを備え、焼き網と上ヒーターとの距離を焼き網と下ヒーターとの距離より離し、下ヒーターについては、上ヒーターに比べて消費電力が大きく且つ電力密度が小さく且つヒーター全長が長くなるように構成し、さらにヒーターパターンの形状は桟と平行なヒーター部分の間隔を中央付近が密となるように構成することにより、焼き網の裏面全体を最適温度に均一化させ、ヒーターの跡が付くことがなく、素早く均一に焼くことができ、表面は香ばしく中はジューシーに焼き上げるものが知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
また、焼き網の上下にガスバーナを設置して焼き網上の被調理物をガスバーナの燃焼熱により上下から加熱して調理する従来の両面焼グリルの焼き網において、焼き網の前後の支持台板と焼き網体とを別体に分離し、さらに前側支持台板と後側支持台板に穿った係合孔に係脱する上記焼き網体の係脱部分を表裏へ屈曲変形して形成された係合凸部により、焼き網を前後の支持台板に対して引っ繰り返すだけで焼き網の高さが被調理物に応じた適切な高さに変位できるようにした。これにより、被調理物に応じて適切な焼き網の高さを選べば焼きむらのない各部均等な焼き具合の調理が容易にできる。また、前後の支持台板を連結する複数の支え棒と焼網体の焼網棒とを縦横にクロスさせて支え棒が焼き網を兼備するようにすることで、たとえば、小魚等のように細長い被調理物の焼き網上への置き方の自由度を増したものが知られている(例えば、特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3826793号公報(第3頁〜第5頁、図2〜図5、図8)
【特許文献2】特許第3836967号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1に記載の従来例では被調理物を載置する網部が網部を載置する載置台と一体となっているため、網部の清掃時に力を入れて清掃すると載置台を変形させてしまう虞があるという問題があった。また、細長い被調理物を載せた場合には、載置部(網)が単一方向に線材をほぼ等間隔に並べて配置し、隣接する線間距離(ピッチ)が比較的に大きく構成されているため、被調理物が落下することがあり、その場合には下部のヒーターに接触し、発火したり発煙したりするという問題があった。
また、特許文献2に記載の従来例では網部と載置台とは別体として構成されているが、網部は、平面の網本体と網本体の周囲に一体に取り付けられた網枠体が平面状でないため、網部の清掃時に力を入れて清掃すると網枠体を変形させてしまう虞があるという問題があった。
【0006】
本発明は上記のような問題点を解決するために為されたものであり、その目的は、清掃性が従来よりも向上し、使用用途に合わせた使い分けができ、小さい被調理物でも調理可能な焼き網並びにこの焼き網を備えた加熱調理器を得ることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る焼き網は、魚などの被調理物を載置するほぼ平面状の網部と、この網部を支持する載置台と、を備え、前記網部と前記載置台とを別体として構成したものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、焼き網は、ほぼ平面状の網部と、この網部を支持する載置台とを備え、網部と載置台とを別体として構成したので、清掃時には、載置台から網部を取り外してこの平面状の網部のみを平面のシンクに置いた状態で力を入れて清掃できる。これにより、載置台が変形する問題を解消でき、さらに清掃後の網部は従来よりもきれいになる。また網部を被調理物の種類に対応して複数種類持つようにすれば、被調理物の種類に応じて網本体を適宜選択することが可能となり、見栄えの良い焼き上がりが期待でき、被調理物の落下を防ぐことも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】この発明に係る焼網の実施の形態1を示す斜視図である。
【図2】この発明に係る焼網の実施の形態1を示す側面図である。
【図3】この発明に係る焼網の実施の形態1における上部枠体の突部を示す側面図である。
【図4】本発明に係る焼き網が加熱調理器に収容された場合の様子を示す実施の形態2における模式図である。
【図5】図4における焼き網と上ヒーター、下ヒーターとの位置関係を分かり易く示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
図1は、この発明に係る焼網の実施の形態1を示す斜視図である。
図1に示すように焼き網1000はほぼ平面状の網部100とこの網部100を載置する載置台200とから構成されている。また、網部100と載置台200とは別体で構成されており、網部100の載置台200への取付け及び取外しが自在になるように構成されている。
網部100は網本体10と、この網本体10の外側に設けられた網耳部20とを備えている。網本体10は、ほぼ矩形状の網枠体11とこの網枠体11に直線状の金属線材で構成された金属棒12を一方向にほぼ等間隔に並べて当接する部分を溶接などで接続することで構成される。また、網耳部20は、網本体10の周囲を構成する矩形状の網枠体11の短手方向の対向する2辺11、11のそれぞれから外方にほぼ平行に設けられ、両端部が上記2辺の網枠体11、11の各辺11に向かうようにほぼ垂直に延設されて上記網枠体11の各辺に接続されることで構成される。この網耳部20と上記各辺11とにより開口部13が形成される。
また、載置台200は、底部枠体210とこの底部枠体210とほぼ平行に配置された上部枠体220と底部枠体210と上部枠体220とを接続する柱部230と、から構成されている。
底部枠体210は、以下の手順で構成される。
(1)ステンレス鋼などの金属製直管211を2本平行に並べる。
(2)この2本の金属製直管211、211の間を直管211と同一の素材で構成された別の金属棒あるいは金属製直管212を2本以上ほぼ垂直に渡してその端部を金属製直管211、211に溶接などにより接続してほぼ矩形状に構成する。
(3)さらに対向する2つの直管212、212の各々の長さをほぼ3等分する位置に両端が位置するように直管212と同一の素材で構成された2本の補強用直管213、213を配置してその端部を溶接などにより接続する。
【0011】
なお、底部枠体210は、直管で構成したが、ステンレス鋼製の1枚の金属板で構成しても良いし、ステンレス鋼製の線材で構成してもよい。また、補強用側管213は2本に限る必要はなく、1本でも3本以上でも良い。また線材の材質はステンレス鋼に限定する必要はなく、被調理物を載置できる程度の剛性と耐熱性、弾性を持つ素材であれば良い。
【0012】
上部枠体220は、底部枠体210を構成する2本の直管211、211と所定の高さをおいてほぼ平行に設けられた2本の直管221、221と、両端部がほぼ同じ長さで垂直に折れ曲がりこの両端部の先端が上記2本の直管221、221の一端同士と接続する直管222とから構成され、この直管222が取手として利用される部分を構成する。
なお、所定の高さとは底部枠体210と上部枠体220との間に下部ヒーターが挿入できる十分な高さを必要とする。
【0013】
柱部230は、底部枠体210を構成する2本の直管211の、直管212とは反対側の端部と、上部枠体220を構成する直管221の他端とを接続する第1の柱部231と、補強用として直管211と直管221の第1の柱部231から取手の方向に距離Xだけ離れた位置とを接続する第2の柱部232と、から構成される。
【0014】
なお、上記直管211、直管212、直管221及び第1の柱部231を一本のパイプを順次折り曲げることで構成してもよく、図1は、一本のパイプを直管211→第1の柱部231→直管221→直管212→直管221→第1の柱部231→直管211の順に折り曲げて構成した例を示している。
【0015】
また、上部枠体220を構成する2本の直管221のそれぞれの2個所には、網部100を載置台200に載置する際に網部100を載置台200上で位置決めするために、網部100の網本体10の枠体11と網耳部20とで枠体11の外側に形成された開口部13と嵌合するように底部枠体210から上部枠体220の方向に突設された突部223とこの突部223の先端同士を直管221と平行に配設され、開口部13とほぼ同じ長さであるが開口部13より若干長い金属棒で接続して構成された枠耳部224が設けられている。
これにより、網部100を載置台200に載置する場合には、網部100の両方の開口部13を載置台200の枠耳部224に嵌合させることで網部100が位置決めできる。
また、この枠耳部224によって被加熱物の落下を防止することができる。
【0016】
網部100を載置台200に載置することで、図2に示すように側面形状が略コ字状の僅かながら弾性を持つ焼き網1000が構成される。また、第2の柱部232を直管211と直管221に接続することで焼き網1000は殆ど変形することがなくなるため、比較的重い被調理物を載置してもこれを十分に支持できる。
【0017】
なお、第2の柱部232の先端を枠耳部224にまで延設させてその先端を枠耳部224で溶接させるようにしても良い。これにより、第2の柱部232の溶接個所が直管211、直管221の他に枠耳部224の3個所となり上記2個所よりも増加するのでさらに補強される。
【0018】
また、上記の例では、枠耳部224を底部枠体210から上部枠体220の方向に突設された突部223とこの突部223の先端同士を直管221と平行に配設され、開口部13とほぼ同じ長さであるが開口部13より若干長い金属棒で接続して構成したが、これに限る必要はない。例えば、枠耳部224を構成する金属棒を削除して両端の突部223のみを残しても良い。この場合、図3(a)に示すように、直管221上の2つの突部223の根本の位置は上記枠耳部224のそれと同じ位置で双方の突部223の先端の位置が根本よりも互いに内側に向くように傾斜を持たせる。これにより網部100を載置台200に載置するときに開口部13に嵌合させることが容易になり、最終位置で位置決めできるため取付け時の操作性が良くなる。これにより、載置台200の上部枠体220全体の軽量化を図ることができるため、さらに支持力が向上する。
また、上記の例では、各直管221上に2つの突部223が設けられているが、2つに限る必要はなく3点以上設けても良い。また、縦横の網目を持つ網本体を使用する場合には網耳部20を必ずしも必要としない。この場合には網本体が突部223上に載置されるようにそのサイズをより大きくし、複数の網目の内の最外側の開口部13を突部223に嵌合させることで同様の位置決めが可能になる。これにより、網部100の製造がより簡単になる。あるいは載置台の幅(直管221間の距離)の大きさを調整することで市販の網を流用することも可能である。
さらに、縦横の網目を持つ網本体を使用する場合には、各直管221上に突部223を1つだけ設け、他方の辺の1点に突部223を設けても網本体のぐらつきが少ないため使用可能である。特に、焼き網1000をグリル庫内に収容した場合には、網部100の水平方向の移動がグリル庫の側壁により抑制されるため、網部100のぐらつきが少なくなって好適である。
また、第2の柱部232に係合する係合部(例えば金属材で構成されこの金属材の弾性によりスナップを効かせて柱の外側面を覆うような覆い)を網本体10の外側に設ければ、網部100のぐらつきが抑制されるため好適である。
さらに、直管222(取手)の一部を一方向(上から下の方向)から覆うように嵌合する覆いを網本体に設けてもよい。これにより、網本体のぐらつきが抑制されるため好適である。
【0019】
なお、枠耳部224の代わりに外径が枠耳部と同じ形状の平板を用いてもよい。この場合も同様の効果を奏する。
また、図3(b)に示すように、上部枠体220の一部を構成する直管221の空洞内に直線状の線材を突部223の部分を折り曲げて構成したものを2つ挿入し、この突部223付き線材を手動で直管221とほぼ平行にスライドさせるように構成する。そのために直管221の一部にスリット225を入れて突部223が自由に移動できるようにする。これにより、手動で突部223の位置をスライドさせて調整することができるので、網部100の網目あるいは網部100の網耳部20と載置台200との係合が簡単に行うことができ、載置台200への網部100の位置決めが容易になる。
【0020】
以上のように、本実施の形態1によれば、焼き網は、ほぼ平面状の網部と、この網部を支持する載置台とを備え、網部と載置台を別体として構成したので、清掃時には、載置台から網部を取り外してこの平面状の網部のみを平面状の洗い場(シンクなど)上に置いた状態で力を入れて清掃できる。これにより、載置台及び網部の変形を回避できるため、焼き網全体が変形するという問題を解消できる。さらに網部にこびり付いた汚れを力を入れて清掃するので、清掃後の網部は従来よりもきれいになる。
また、網部と載置台とを別体として構成したので、網部の変形、載置台の溶接部における溶接外れの発生等の不具合が発生した時、交換が網部のみ、あるいは、載置台のみというように部品単位で行えるため、従来の焼き網全体の交換と比較して経費を抑えることができる。
【0021】
実施の形態2.
実施の形態1では、網部と載置台とを別体として構成したことにより載置台として得られる構成及び効果について説明した。本実施の形態2では、網部と載置台とを別体として構成したことと、網部の変形パターンとから得られる効果について説明する。
網部と載置台とを別体として構成したので、網部100を被調理物の種類に対応して複数種類持つようにすれば、被調理物の種類に応じて網本体を適宜選択することが可能となる。例えば、一方向に線材が並んで構成され、網目のピッチが異なる複数種類の網部100を準備しておき、載置される被調理物の種類及び大きさに応じて適切なピッチの網部100を選択する。これにより、被調理物に対して見栄えの良い焼き上がりが期待でき、被調理物の落下を防ぐことも可能になる。また、調理をしている間は熱雑音に共鳴しないピッチを有する網本体を選択すれば、より静かな調理が可能になる。
また、網部100の網の目の構成を一方から他方に進むに従って、次第に細かくなるようにグラデーション構成とする。これにより、例えば、魚の場合、頭の方は目の粗い部分に載せ、目の細かい部分には尾を載せることができ、この場合、調理過程で落下し易い尾の落下を回避することが可能となる。
また、載置台200の突部223の高さを調整することで、一方向に線材が並んで構成された網部100と別の網部100の線材の並び方向が上記網部100とほぼ垂直になるように組み合わせて載置台200に載置することも可能である。これにより、丁度縦横の目が詰まった網部100を載置台200に載置したものと同じ効果を奏することができる。
なお、この場合、2枚の網部100を組み合わせたが2枚に限定する必要はなく、3枚以上でも良い。この場合、少ない枚数の網部100で目の大きさまたは形状などにおいて数多くの種類の網部作り出すことができる。
【0022】
実施の形態3.
実施の形態1では焼き網単体について説明した。本実施の形態2では、実施の形態1で説明した焼き網を備えた加熱調理器について説明する。
図4は本発明に係る焼き網が加熱調理器に収容された場合の様子を示す実施の形態3における模式図であり、焼き網とヒーターと下ヒーターとの位置関係を分かり易く示したものである。図4(a)は、平面図を示し、図4(b)は正面から見た縦断面図を示し、図4(c)は側面断面図を示す。
また、図5は、図4における焼き網と上ヒーター、下ヒーターとの位置関係を分かり易く示す斜視図である。
図4及び図5に示すように、取手222を用いて手動で加熱調理器のグリル庫に押し込んで、焼き網をグリル庫内に収納した状態では、上ヒーターの下方に焼き網が位置し、下ヒーターは載置台の底部枠体210と上部枠体220との間に挿入された状態になる。この場合、上ヒーターと焼き網との間に被調理物が位置するように焼き網1000と上ヒーター300との間の距離は下ヒーター400との間の距離よりも大きい。一方下ヒーター400との距離が短いと焼け焦げが発生してしまうので、それを回避するように所定の距離を保つように載置台200の上部枠体220の高さが決められている。
【符号の説明】
【0023】
1 網本体、11 網枠体、12 金属棒、13 開口部、20 網耳部、100 網部、200 載置台、210 底部枠体、211 直管、212 直管、213 補強用直管、220 上部枠体、221 直管、222 直管(取手)、223 突部、224 枠耳部、225 スリット、230 柱部、231 第1の柱部、232 第2の柱部、300 上ヒーター、400 下ヒーター、1000 焼き網。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
魚などの被調理物を載置する平面状の網部と、この網部を支持する載置台と、を備え、前記網部と前記載置台とを別体として構成したことを特徴とする焼き網。
【請求項2】
前記網部は一方向に進むに連れて次第に目が細かくなることを特徴とする請求項1記載の焼き網。
【請求項3】
前記網部は第1の網部と、この第1の網部の網目の種類が異なる第2の網部とを備え、
前記載置台は前記第1の網部と、前記第2の網部とを組み合わせたものを支持することを特徴とする請求項1記載の焼き網。
【請求項4】
前記網部は第1の網部と、この第1の網部の網目のピッチが異なる第2の網部とを備えたことを特徴とする請求項3記載の焼き網。
【請求項5】
前記網部は一方向に線材が並んで構成された第1の網部と、この第1の網部の線材の方向と異なる方向に並んだ線材を有する第2の網部とを備えたことを特徴とする請求項3記載の焼き網。
【請求項6】
前記載置台は、略矩形状に構成された底部枠体とこの底部枠体の3辺と所定の距離を介して略平行に設けられた上部枠体と、前記底部枠体の対向する2辺と前記上部枠体の対向する2辺とを接続する柱部と、を備え、
前記上部枠体の対向する2辺は前記網部の一部と嵌合する突部を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の焼き網。
【請求項7】
前記載置台は、略矩形状に構成された底部枠体とこの底部枠体の3辺と所定の距離を介して略平行に設けられた上部枠体と、前記底部枠体の対向する2辺と前記上部枠体の対向する2辺とを接続する柱部と、を備え、
前記網部は、矩形状の枠体とこの枠体に金属棒をほぼ等間隔に一方向に並べて構成される網本体と、この網本体の対向する2つの枠体の各々の外側に開口部を形成するように該各枠体とほぼ平行に設けられた2つの網耳部とを備え、
前記上部枠体の対向する2辺は前記網部の網耳部と嵌合する突部を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の焼き網。
【請求項8】
前記上部枠体の前記突部が構成される部分はスリット付きの直管で構成され、
前記突部は直線状の線材を一部折り曲げて構成され、前記突部が構成された2つの線材を前記突部同士が対向するように前記上部枠体のスリットに挿入することを特徴とする請求項7に記載の焼き網。
【請求項9】
前記載置台の前記上部枠体の対向する2辺はそれぞれ前記突部を複数備え、前記突部同士を接続する棒状体を接続して枠耳部を構成したことを特徴とする請求項7記載の焼き網。
【請求項10】
前記載置台の前記上部枠体の対向する2辺はそれぞれ前記突部に代えて矩形状の板を備えたことを特徴とする請求項6記載の焼き網。
【請求項11】
前記網部は、前記載置台の柱部の外側部を覆う係合部を対向する2辺の外側に設けたことを特徴とする請求項6記載の焼き網。
【請求項12】
前記載置台は、前記上部枠体の対向する2辺との間を接続する1辺である取手部を備え、
前記網部は、前記載置台の取手部を覆う係合部を有すること特徴とする請求項7記載の焼き網。
【請求項13】
前記柱部の先端は前記枠耳部まで延設され、前記枠耳部と当接する位置において溶接されることを特徴とする請求項8記載の焼き網。
【請求項14】
上ヒーターと下ヒーターを有するグリル庫を備え、
請求項1〜13のいずれかに記載の焼き網は、鉛直方向において、前記上ヒーターと前記したヒーターの間に位置するように収容されることを特徴とする加熱調理器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−4918(P2011−4918A)
【公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−150722(P2009−150722)
【出願日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(000176866)三菱電機ホーム機器株式会社 (1,201)
【Fターム(参考)】