説明

照明装置

光を生成するための光源5と、特に、前記光源がスイッチを切られた後又は消えた後に光を放射するための、アフターグローイング材料(例えば、発光色素)とを有する照明装置が開示されている。前記アフターグローイング材料は、前記光源5からの所定の熱絶縁を持つ担体1に塗布される。これにより、前記アフターグローイングの持続期間は延ばされ得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光を生成するための光源と、前記光源がスイッチを切られた後又は消えた後に光を放射するために設けられるアフターグローイング材料(after-glowing material)とを有する照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
アフターグローイング材料を有する照明装置は知られている。それらは、とりわけ、例えば、店、ホテル、空港などにおける広告目的のための、又は他の目的のための所謂発光標識において利用される。それらはまた、「出口」標識のような案内板、掲示板、交通信号灯、及び交通の流れを案内するためのシステムにおいて、並びに車両内の(例えばダッシュボード)照明として利用され得る。それらはまた、自動車のランプにおいて利用され得る。このような及び他の照明装置は、内部照明としても、外部照明としても用いられる。
【0003】
照明手段と、前記照明手段がスイッチを切られた後又は消えた後に光を放射するためのアフターグローイング材料を備える発光体とを有する照明装置は、国際特許出願公開第WO 2004/034358号から知られている。発光体は、情報を表示するための所定パターンを有し、電気ランプ、照明器具の発光窓又は表示装置の表示窓に設けられる。
【0004】
しかしながら、上記の照明装置の問題又は不利な点は、照明手段のスイッチを切った後又は照明手段を消した後のアフターグローイング効果の期間が限られており、幾つかのアプリケーションにとっては短過ぎさえするという事実にある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の根底を成す目的は、光源と、前記光源がスイッチを切られた後又は消えた後に長いアフターグローイング期間を持つ、上述したようなアフターグローイング材料とを有する照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1によれば、光を生成するための光源と、前記光源がスイッチを切られた後又は消えた後に光を放射するためのアフターグローイング材料とを有する照明装置であって、前記アフターグローイング材料が塗布される担体が設けられ、前記担体が、前記光源の長手方向及び/又は周方向において前記光源の少なくとも一部を囲むよう形成され、前記光源による前記担体の加熱を減少させるために、前記光源と、前記担体との間に少なくとも1つの熱絶縁層が設けられる照明装置が提供される。
【0007】
本発明は、前記アフターグローイング材料の温度が下げられる場合には、前記アフターグローイング材料のアフターグローイング効果の持続期間が延ばされ得る又は長くされ得るという本願発明者の洞察に基づく。これは、前記担体と、前記熱絶縁層とを設けることによって達成される。
【0008】
前記光源は、例えば、少なくとも1つの白熱電球、ハロゲンランプ、放電ランプ又は発光ダイオードであり、互いに組み合わせたものでもある。前記アフターグローイング材料は、例えば、発光性若しくは燐光性材料、又は関連色素層である。
【0009】
有利には、前記照明装置は、ハロゲンソケットランプ(又はハロゲンランプ)の形態の光源を有する車両のヘッドランプ(又はバックライト)ユニットの形態で設けられる。前記ランプを囲むしっかりと閉じた外部ハウジングのために高温が生じるこのような(及び他の)アプリケーションにおいても、前記アフターグローイング材料の温度の低下のために、かなり長期にわたるアフターグローイング効果が得られ得る。
【0010】
従属請求項は、本発明の有利な実施例を開示している。
【0011】
請求項2に記載の実施例は、特に、前記担体がソケットの上に立つように前記光源が垂直な位置又は向きで動作させられる場合に、前記担体及び前記光源が、非常に素早く、容易に組み立てられ得るという利点を持つ。更に、前記担体で電球を少なくとも部分的に囲むことによって、前記担体に塗布される前記アフターグローイング材料は、(特に、前記ランプが関連反射器に嵌め込まれる場合に)その動作中に前記光源によって生成される光によって効果的に放射され、故に、前記光源のスイッチを切った後の前記アフターグローイング効果の持続期間は、更に長くされる。
【0012】
請求項3に記載の熱絶縁層は、前記担体を熱的に絶縁するのに特に効果的であるという利点を持つのに対して、請求項4に記載の熱絶縁層は、前記光源に前記担体を取り付けるのにも用いられ得る。
【0013】
一般に、前記絶縁層の厚さは、できる限り熱絶縁を向上させるために、できる限り厚く選択される。しかしながら、前記光源及び前記担体が、照明ユニット、例えば、車両のヘッドライトユニットに組み込まれる場合には、前記絶縁層の最大限の厚さは、この照明ユニットの内部の広がり又は空間によって与えられる。従って、一般に、一方では、効果的な熱絶縁が得られ、他方では、このような厚さのために必要とされる空間が一般的な照明ユニット内で利用可能であるための妥協のために、数ミリメートルの最小限の厚さが好ましい。
【0014】
高い温度を持つ環境の場合には、通常、請求項5に記載の、金属材料製の担体が、好ましいが、耐熱性合成材料、特に透光性材料も用いられることができ、後者は、前記担体に塗布される前記アフターグローイング材料が、前記光源の光によってより強く放射されるという利点を持つ。
【0015】
請求項6に記載の担体の実施例は、比較的実現しやすいのに対して、請求項7に記載の担体は、内部リングによって互いから切り離される2つの熱絶縁層が作成されるという事実のために、外部リングの熱絶縁が更に向上させられるという利点を持つ。内側及び外側の層は、請求項3及び/又は請求項4に従って設けられ得る。
【0016】
付加的に又は代わりに、請求項8に従って、前記担体に少なくとも1つの冷却リブ若しくはウェブ若しくはフラグを設けるによって、及び/又は前記担体と、前記ランプ(特にそのソケット)との間の当接面が最小化され、それに応じて、前記ランプから前記担体への熱の移行又は伝導が減らされるような請求項9に記載の少なくとも1つの脚部によって、及び/又は請求項10に従って、前記脚部の両側において前記担体の前記リングに設けられるスリットであって、それによって、前記脚部から前記アフターグローイング材料が塗布される前記リングへの熱の移行又は伝導が最小化されるスリットによって、前記担体の温度は、更に下げられ得る。
【0017】
当然、上記の請求項において開示されているようなこれらの特徴は、全て、前記請求項によって規定されるような本発明の範囲から逸脱せずに、特定のアプリケーションのための必要性に応じて前記担体の所望の冷却又は温度低下を達成するために、互いのあらゆる組み合わせにおいて組み合わされ得る。
【0018】
本発明の更なる詳細、特徴及び利点は、図面に関する本発明の例示的な好ましい実施例の以下の説明から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1A】第1実施例を示す。
【図1B】第1実施例を示す。
【図1C】第1実施例を示す。
【図1D】第1実施例を示す。
【図1E】第1実施例を示す。
【図1F】第1実施例を示す。
【図2A】第2実施例を示す。
【図2B】第2実施例を示す。
【図2C】第2実施例を示す。
【図2D】第2実施例を示す。
【図2E】第2実施例を示す。
【図2F】第2実施例を示す。
【図3A】第3実施例を示す。
【図3B】第3実施例を示す。
【図3C】第3実施例を示す。
【図3D】第3実施例を示す。
【図3E】第3実施例を示す。
【図3F】第3実施例を示す。
【図4A】第4実施例を示す。
【図4B】第4実施例を示す。
【図4C】第4実施例を示す。
【図4D】第4実施例を示す。
【図4E】第4実施例を示す。
【図4F】第4実施例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
図1(A)は、例えば車両のヘッドランプユニット用に適合させられる一般的なハロゲンソケットランプの形態の光源を3次元図で示している。ランプは、電球5と、ランプを対応するホルダ又は反射器ユニットに嵌め込むためのソケット6とを有し、ソケット6は、通常、ランプを電源と電気的に接触させるための2つの又は3つの接点7を有する。
【0021】
他の例においては、放電ランプ及び/若しくは発光ダイオード(LED)又は上で言及したような別の光源も用いられることができ、少なくとも1つのハロゲンランプと組み合わせても用いられることができる。
【0022】
更に、図1(A)は、それが当接するソケット6の領域において電球5を囲む円筒形リング11の形態の担体の第1実施例1を示している。担体1は、少なくとも担体1の外面に塗布されるアフターグローイング材料(例えば発光色素)を具備する。
【0023】
図1(B)は、担体1を別の図で示している。その直径は、担体1が、電球5の上に案内されることができ、例えばランプからの熱放射による担体1の加熱が所望の量まで減らされ、したがって、担体1が電球5より低い温度を持つように熱絶縁が達成されるような熱絶縁層8の形態の或る一定の距離又は間隔又は隙間が電球5と担体1との間に残るような寸法にされる。
【0024】
担体1の円筒形の軸方向の長さは、好ましくは、担体1が、電球5から放射される光の進路、又はランプが反射器に嵌め込まれる場合には電球5と反射器との間の光の進路を、実質的に陰にしないような寸法にされる。
【0025】
更に、ランプのソケット6においてそのリング状の当接面(断面)を介してしかランプと機械的接触をしないような担体1を設けることによって、ランプソケット6から担体1へは最小限の熱伝導しかない。
【0026】
上記の2つの対策(直径寸法設計及び小さな当接面)の少なくとも1つによって、担体1の温度は、電球5の温度よりかなり低くなり、故に、担体1に塗布されるアフターグローイング材料のアフターグローイング効果の持続期間は、アフターグローイング材料が電球5に塗布される場合と比較してかなり長くされ得る。
【0027】
図1(C)及び(D)は、各々、図1(A)及び(B)によるランプ及び担体1の側面図を示している。これらの図において、担体1は、ランプのソケット6に当接し、長手方向には、ランプによって生成される光の進路が、陰にされない、又は最小限までしか陰にされないような程度までランプの軸長の方向に延在することが認識され得る。
【0028】
図1(E)及び(F)は、各々、図1(A)乃至(D)のランプ及び担体1の上から見た図を示している。図1(E)及び(F)は、担体1のリング11の直径は、互いに対して同軸状又は同心状に配設される円筒形リング11と実質的に円筒形の電球5との間に、両者の間に上で説明した熱絶縁層を得るために、間隔又は隙間8が残るように選択されることを示している。
【0029】
図2(A)、(C)及び(E)は、各々、図1(A)、(C)及び(E)において示されているような一般的なハロゲンソケットランプを再び示しており、ここで、図1(A)、(C)及び(E)中のパーツと同じ又は対応するパーツは、同じ参照符号によって示されている。このランプは、アフターグローイング材料のための担体の第2実施例2を具備し、担体の第2実施例2は、図2(B)、(D)及び(F)において、各々、別々の図で示されている。
【0030】
特に、図2(C)の側面図及び図2(E)の上面図に示すように、この担体2は、その内径に関して、担体2が、上記の第1実施例と同様にランプのソケット6に当接するまで電球5の上に案内されることができ、ここで、電球5と、担体2とが、互いに対して同軸状又は同心状に配設される場合に、熱絶縁層8の形態の距離又は間隔が電球5と担体2の間に残るような寸法にされる。
【0031】
更に、担体2は、その軸長に関して、好ましくは、今回も、担体2が、電球5から放射される光の進路、又はランプが反射器に嵌め込まれる場合には電球5と反射器との間の光の進路を、実質的に陰にしないような寸法にされる。
【0032】
特に、図2(D)及び2(F)に示すように、第2実施例による担体2は、互いに対して同軸状又は同心状に配置される第1円筒形外部リング21及び第2円筒形内部リング22を有する。
【0033】
両円筒形リング21、22を互いに取り付けるため、図2(B)、(D)、(F)に示されているように担体2の(軸方向の)長さの長手方向に延在する、例えば、リブ、ウェブ又はフレームの形態の少なくとも1つのコネクタ23が設けられる。しかしながら、例えば、担体の周方向に延在する少なくとも1つの別のリングのような、両円筒形リング21、22を互いに取り付けるための他の構成のコネクタも、用いられ得る。
【0034】
この第2実施例は、2つの同軸円筒形リング21、22及びそれらの間の間隔によって、第2熱絶縁層と、例えばランプによって放射される熱放射に対する第1円筒形外部リング21のより一層優れた熱絶縁とが得られることができ、故に、外部リング21においては、図1において示されているような担体1の(1つだけの)リング11における温度より低い温度が達成され得るという利点を持つ。
【0035】
図3(A)、(C)及び(E)は、各々、図1(A)、(C)及び(E)において示されているような一般的なハロゲンソケットランプを再び示しており、ここで、同じ又は対応するパーツは、再び、同じ参照符号によって示されている。このランプは、アフターグローイング材料のための担体の第3実施例3を具備し、担体の第3実施例3は、図3(B)、(D)及び(F)において、別々の図で示されている。
【0036】
特に、図3(C)の側面図及び図3(E)の上面図に示すように、この担体3は、今回も、円筒形リング31であって、その内径に関して、電球5と、担体3とが、互いに対して同軸状又は同心状に配設される場合に、熱絶縁層8の形態の距離又は間隔が電球5と担体3の間に残るように担体3が電球5の上に案内され得るような寸法にされる円筒形リング31を有する。
【0037】
更に、この担体3は、少なくとも1つ、好ましくは3つの支持柱又は脚部32を具備し、前記支持柱又は脚部32は、円筒形リング31と接続され、担体3は、前記支持柱又は脚部32によって、ランプのソケット6に載置される。(第1及び第2実施例も、このような脚部を具備し得る)。
【0038】
担体の第3実施例3は、第1及び第2実施例と比較して両者の間の接触面(移行領域)がより小さいため、ランプのソケット6からアフターグローイング材料が塗布される担体3の円筒形リング31への温度又は熱伝導が更に減らされるという利点を持つ。
【0039】
この効果を更に高めるため、例えば、特に図3(D)に示されているような、好ましくは脚部32の両側において、円筒形リング31の長手方向又は軸方向にリング31内へ配置されるスリット33によって、脚部32と、円筒形リング31との間の移行領域が減らされ得る。
【0040】
最後に、図4(A)、(C)及び(E)は、各々、図1(A)、(C)及び(E)において示されているような一般的なハロゲンソケットランプを再び示しており、ここで、同じ又は対応するパーツは、再び、同じ参照符号によって示されている。このランプは、アフターグローイング材料のための担体の第4実施例4を具備し、担体の第4実施例4は、図4(B)、(D)及び(F)において、別々の図で示されている。
【0041】
特に、図4(C)の側面図及び図4(E)の上面図に示すように、この担体4は、今回も、円筒形リング41であって、その内径に関して、電球5と、担体4とが、互いに対して同軸状又は同心状に配設される場合に、熱絶縁層8の形態の距離又は間隔が電球5と担体4の間に残るように担体4が電球5の上に案内され得るような寸法にされる円筒形リング41を有する。
【0042】
この担体の第4実施例4は、図3に示されている担体の第3実施例3と同様にして、少なくとも1つ、好ましくは3つの支持柱又は脚部42を具備し、前記支持柱又は脚部42は、円筒形リング41と接続され、担体4は、前記支持柱又は脚部42によって、ランプのソケット6に載置される。
【0043】
第3及び第4実施例による担体3;4は、各々、(脚部32;42を含む)それらの総軸長に関して、好ましくは、今回も、それらが、電球5から放射される光の進路、又はランプが反射器に嵌め込まれる場合には電球5と反射器との間の光の進路を、実質的に陰にしないような寸法にされる。
【0044】
ランプのソケット6から第4実施例による担体4の円筒形リング41への温度又は熱伝導が更に減らすため、今回も、好ましくは脚部42の両側において、長手方向又は軸方向に円筒形リング41内へスリット43が配置される。
【0045】
更に、図4(D)及び(F)において最もよく見ることができるように、リング41は、リング41の内面においてリング41の長手方向又は軸方向に延在し、リング41の周囲にわたって分布させられる少なくとも1つの、好ましくは複数のリブ44を具備する。
【0046】
円筒形リング41は、第1乃至第3実施例と比較して、比較的薄いシート材料で作成され得る。リブ44を設けることによって、円筒形リング41の表面積は、円筒形リング41の熱放射が増され、その半径方向外側面におけるより一層低い温度が達成され得るように拡大される。
【0047】
更に、図2に示されている第2実施例による第2(外部又は内部)円筒形リングは、この実施例においても、同軸状に配設されることができ、且つ/又は第4実施例による担体4は、各々、(図1及び2に示されている)第1及び第2実施例による脚部42のない1つの円筒形リング又は2つの同軸円筒形リングの形態であるが、リブ44を有する形態で設けられ得る。
【0048】
一般に、全ての実施例において、担体は金属製であることが好ましい。しかしながら、同様の特性及び温度耐性を持つ合成材料も選択されることができ、透光性のこのような材料も用いられ得る。
【0049】
本発明は、図面及び前述の説明において、詳細に図示され、説明されているが、このような図示及び説明は、説明的なもの又は例示的なものとみなされるべきであり、限定するものとみなされるべきではなく、本発明は、開示されている実施例に限定されない。添付の請求項によって規定されるような本発明の範囲から逸脱せずに、本発明の実施例に対する修正(特に、他の種類のランプ及び担体)及び上記の特徴(特に、担体)のあらゆる組み合わせが可能である。
【0050】
例えば、電球5は、例えば楕円形又は別の断面のような、円筒形(即ち、円形断面)とは別の形状を持つことができ、その場合、好ましくは、担体のどちらのリングも、特に、簡単な方法で、少なくとも1つの熱絶縁層8が設けられるように担体(即ち、リング)の形態又は形状を電球又は関連光源の形態又は形状に適合させるために、対応する楕円形断面、又は矩形断面若しくは多角形断面を持つ。
【0051】
更に、全ての実施例において、担体は、担体の外面において半径方向に延在するリブ又はフラグのような付加的な冷却素子を具備し得る。
【0052】
一般に、担体の寸法も、当業者によって、照明装置の動作条件及び用途、特定のランプタイプ、反射器ユニット内の利用可能な空間、場合により必要とされる電球からの担体の最低限の距離、損なわれるべきではない放射特性などに依存して、選択されなければならない。本発明を説明及びクレームするのに用いられている「含む」、「有する」、「組み込む」、「から成る」、「持つ」、「である」などの表現は、非排他的なように、即ち、明示的には記載されていないアイテム、構成要素又は素子も存在することを許容するように、解釈されるよう意図されている。
【0053】
添付の請求項における括弧内の符号は、請求項の理解を助けることを目的としており、いかなる形であれ、これらの請求項によってクレームされている対象を限定するよう解釈されるべきではない。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を生成するための光源と、前記光源がスイッチを切られた後又は消えた後に光を放射するためのアフターグローイング材料とを有する照明装置であって、前記アフターグローイング材料が塗布される担体が設けられ、前記担体が、前記光源の長手方向及び/又は周方向において前記光源の少なくとも一部を囲むよう形成され、前記光源による前記担体の加熱を減少させるために、前記光源と、前記担体との間に少なくとも1つの熱絶縁層が設けられる照明装置。
【請求項2】
前記光源が、前記担体と、前記担体が載置される又は当接するソケットとによって、少なくとも部分的に、同軸状又は同心状に囲まれる電球を有する請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
少なくとも1つの熱絶縁層が、前記光源と、前記担体との間の、両者の間に空気を備える所定の隙間若しくは所定の距離を有する、又は前記所定の隙間若しくは所定の距離によって形成される請求項1に記載の照明装置。
【請求項4】
少なくとも1つの熱絶縁層が、熱絶縁材料を有する、又は前記熱絶縁材料によって形成される請求項1に記載の照明装置。
【請求項5】
前記アフターグローイング材料が塗布される前記担体の材料が、金属又は透光性材料で作成される請求項1に記載の照明装置。
【請求項6】
前記担体が、前記光源を同軸状又は同心状に囲むのに必要な大きさにされる直径を持つ少なくとも1つのリングを有する請求項1に記載の照明装置。
【請求項7】
前記担体が、互いに対して同軸状又は同心状に配設される2つの円筒形リングであって、前記リングの間に配置される少なくとも1つのコネクタによって互いに固定される2つの円筒形リングを有する請求項1に記載の照明装置。
【請求項8】
前記担体の少なくとも1つのリングが、少なくとも1つの冷却リブを具備する請求項6又は7に記載の照明装置。
【請求項9】
少なくとも1つの前記リングが、前記光源のソケットにおいて前記リングを支持するための少なくとも1つの脚部を具備する請求項6乃至8のいずれか一項に記載の照明装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つの脚部の両側において、前記少なくとも1つの脚部と平行に延在する2つのスリットが前記リングに設けられる請求項9に記載の照明装置。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図1D】
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【図1E】
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【図1F】
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【図2A】
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【図2B】
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【図2C】
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【図2D】
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【図2E】
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【図2F】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図3E】
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【図3F】
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【図4A】
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【図4B】
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【図4C】
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【図4D】
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【図4E】
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【図4F】
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【公表番号】特表2010−516020(P2010−516020A)
【公表日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−544480(P2009−544480)
【出願日】平成20年1月4日(2008.1.4)
【国際出願番号】PCT/IB2008/050012
【国際公開番号】WO2008/084416
【国際公開日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】