説明

熱分解処理装置

【課題】 炉床上に堆積させたセラミック灰等の堆積灰が吸収した水分を、別途ヒータ等の熱源を必要とすることなく効果的に除去することができる熱分解処理装置を提供する。
【解決手段】 燃焼室7の炉床5A中央部の堆積灰aの上層付近に配置される管状の吸熱部25Aと前記炉床5A周辺部に沿って堆積灰aの下層付近に埋没させて配置される管状の放熱部25Bとが一体的に連結されてなる伝熱体25を備えており、吸熱部25Aで吸収した周囲の熱を放熱部25Bに伝えて当該放熱部周囲の堆積灰aを加熱し、堆積灰中に吸収されている水分を蒸発させて除去する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生ごみや落ち葉、プラスチック等の可燃性廃棄物を、有害物質や悪臭を発生させずに分解処理するための熱分解処理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、可燃性廃棄物の焼却処理を行う場合に、例えば、特許文献1に記載されているように、有害物質等を熱分解して、これらの有害物質や悪臭を発生させずに焼却処理を行えるようにした熱分解炉が提案されている。
【0003】
前記熱分解炉は、炉本体の底部に、セラミック灰等の粉粒体を積層させているとともに、当該粉粒体層を貫通してその上方に突出する発熱体を備えていて、この熱分解炉で被処理物を焼却処理する場合、被処理物を紙屑等とともに炉内に投入して粉粒体層上に敷き詰め、発熱体を発熱させることにより、炉本体内の温度が50℃〜300℃程度の低温熱分解温度に達すると被処理物が燃焼して熱分解が行われるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−41800号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述したような、炉の底部の粉粒体層の上で被処理物を熱分解する構造の熱分解炉においては、例えば、生ごみや濡れた落ち葉等のような水分を多量に含んだ被処理物を熱分解処理する場合には、被処理物から排出された水分が粉粒体層に浸透し、発熱体から離れた炉底付近では、粉粒体層内部に吸収された水分が残って粉粒体層が固まってしまう問題があり、粉粒体層から水分を除去するためには、別途ヒータ等の熱源を炉底付近に付設したり、炉底に溜まった水分を排出するためのドレインを設けたりする必要がある。
【0006】
そこで、本発明は、前述したような従来技術における問題点を解消し、炉床上に堆積させたセラミック灰等の堆積灰が吸収した水分を、別途ヒータ等の熱源を必要とすることなく効果的に除去することができる熱分解処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記目的のために提供される本発明の熱分解処理装置は、燃焼室の炉床上にセラミック灰等の灰を堆積し、その上に投入した可燃性廃棄物を高濃度オゾンを供給しつつ熱分解処理を行うものであって、前記燃焼室の炉床周辺部に沿って堆積灰の下層付近に埋没させて配置される管状の放熱部と、前記炉床中央部の堆積灰の上層付近に配置される管状の吸熱部とが一体的に連結されてなる伝熱体を備え、前記吸熱部で吸収した周囲の熱を放熱部に伝えて当該放熱部周囲の堆積灰を加熱し、堆積灰中に吸収されている水分を除去することを特徴としている。
【0008】
本発明の熱分解処理装置においては、伝熱体の少なくとも吸熱部の外周面に、伝熱フィンが設けられていることが望ましい。また、燃焼室の周壁内面に、前記燃焼室内面からの突出量が上方から下方に向けて連続的に減少するヒレ状のガイド板が縦方向に複数並行して設けられていることも望ましい。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の発明に係る熱分解処理装置によれば、堆積灰の上で燃焼する可燃性廃棄物から発生する熱を伝熱体の吸熱部が吸収し、熱伝導によって堆積灰の下層付近に埋没させて配置される放熱部に伝え、ここからその周囲の堆積灰に放熱して加熱するようにしているため、別途炉床に電熱ヒータ等を必要とせずに、堆積灰が吸収した水分を蒸発させ、堆積灰を乾燥した状態に保つことができる。
【0010】
また、請求項2記載の発明に係る熱分解処理装置によれば、伝熱体の少なくとも吸熱部の外周面に伝熱フィンを設けているため伝熱体の伝熱効率を高めることができ、堆積灰からより効率的に水分を除去することができる。
【0011】
また、請求項3記載の発明に係る熱分解処理装置によれば、燃焼室の周壁内面に、当該内面からの突出量が上方から下方に向けて連続的に減少するヒレ状のガイド板が縦方向に複数並行して設けられているため、ポリ袋などに入れられた生ごみ等の廃棄物が投入する途中で詰まったり引っ掛かることなく、炉床上の堆積灰の上にスムーズに落下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係る熱分解処理装置の外観を示す概略側面図である。
【図2】本発明に係る熱分解処理装置の内部構造を示す平面図である。
【図3】本発明に係る熱分解処理装置の左右方向に見た内部構造図である。
【図4】本発明に係る熱分解処理装置の前後方向に見た内部構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る熱分解処理装置の外観を示す斜視図であって、同図に示す熱分解処理装置1は、紙屑、木材、落ち葉、生ごみやプラスチック類のような種々の可燃性廃棄物を燃焼させ、その際発生する有害物質や臭い物質を熱分解処理するものである。
【0014】
熱分解処理装置1で燃焼処理された廃棄物の燃焼ガスは、隣接して設けられた消煙消臭装置2に送り込まれて清浄化された後、その排気口2Aから大気中に放出される。なお、前記消煙消臭装置2としては、燃焼ガスを水のシャワーの中を通過させ、且つ、オゾン発生装置によって発生させた高濃度オゾンと接触させることにより、前記燃焼ガス中の煙の微粒子や臭気を除去する既存の装置が用いられている。
【0015】
次に、図2は、熱分解処理装置1の内部構造を示す平面図、図3は、左右方向に見た内部構造図、図4は、前後方向に見た内部構造図であって、これらの図に示すように、本実施形態における熱分解処理装置1は、箱状に形成されていて、底面の4隅に設けられているキャスタ車輪3によって、移動可能になっている。
【0016】
また、熱分解処理装置1の周壁4は、角筒状に形成されており、断熱効果を高めるために、外壁板4Aと内壁板4Bからなる二重壁構造としてある。周壁4と底板5、及び、天板6によって仕切られた内部の空間は、被処理物(可燃性廃棄物)を燃焼処理する燃焼室7となっている。
【0017】
図1及び図3に示すように、天板6には、水平なヒンジ軸8によって投入蓋9が開閉自在に取り付けられた、被処理物の投入口10が設けられている。図3に示すように、投入口10の内部には、底が傾斜した投入受箱11が設けられている。
【0018】
前記投入受箱11には、燃焼室7内に連通する開口部12が設けられていて、前記開口部12には、水平な開閉軸13に固定された中蓋14が取り付けられている。前記開閉軸13は、その両端部で周壁4の左右に対向する両側部分に回動自在に軸受支持されていて、その一方の端部には、中蓋開閉アーム15が固定されている。
【0019】
前記中蓋開閉アーム15は、その一方の端部に手でつかむためのハンドル部15Aが設けられており、また、他方の端部と、周壁4外面に突設されている支持ピン16との間にはコイルバネ17が掛け渡されている。
【0020】
前記コイルバネ17は、中蓋開閉アーム15及び開閉軸13を介して中蓋14を常時開口部12を閉ざすように付勢しており、ハンドル部15Aをつかんで中蓋開閉アーム15を下向きに回動させたときにのみ、中蓋14が開いて開口部12が開かれるようになっている。
【0021】
一方、周壁4の前面下部には、燃焼室7内の底に溜まった灰を取り出したり、投入口10から燃焼室内7に投入された被処理物に着火するための灰取口18が設けられており、この灰取口18には灰取口扉19が開閉自在に取り付けられている。
【0022】
図3に示すように、周壁4の後面側の上端付近には、燃焼室7内から燃焼ガスを排気するための排気筒20が設けられている。本実施形態のものにおいては、図示していないが、この排気筒20は、連結管によって、図1に示す消煙消臭装置2の吸入口と連結されている。
【0023】
また、本実施形態のものにおいては、前記消煙消臭装置2に内蔵されているオゾン発生装置が発生した高濃度オゾンの一部が、オゾン誘導管21を通して熱分解処理装置1の燃焼室7内に供給されるようになっている。
【0024】
図2に示すように、オゾン誘導管21は、熱分解処理装置1の周壁4後面に沿って左右両側に分岐し、さらに左右それぞれの側面でさらに2股に分岐してそれぞれの末端が合計4つの筒状の磁気処理ユニット22に連結されている。
【0025】
また、図4に示すように、磁気処理ユニット22は、その内部にオゾン誘導管21から供給された高濃度オゾンを下方に通過させる垂直な流路を有しており、その内部には、高濃度オゾンが通過する隙間をあけて、水平方向に異極どうし対向配置された対の永久磁石22Aの組が上下2段に配置されている。
【0026】
これらの永久磁石22の組は、上段のものと下段のものとは極の配列方向が互いに水平方向に向きを90°回転させて配置されている。なお、これらの磁気処理ユニット22は、図1に示すカバー23の内側に配置されているが、他の図においては、前記カバー23は図示を省略してある。
【0027】
また、それぞれの磁気処理ユニット22の下端には、水平方向に周壁4を貫通して燃焼室7内の下部に連通するオゾン導入筒24の末端が連結されている。これらのオゾン導入筒24の互いに横に並んでいる組どうしは、高さが段違いに配置されており、また、燃焼室7内に突出しているこれらのオゾン導入筒24の筒端は、上側が下側よりも突出して、上方からの落下物で筒端開口部が詰まりにくい形状としてある。
【0028】
本実施形態の熱分解処理装置1においては、底板5の上面が、セラミック灰からなる堆積灰aが堆積された炉床5Aを構成している。この炉床5Aの上には、伝熱体25が設置されている。
【0029】
図2に示すように、伝熱体25は、平面視略矩形状に形成されたものが左右対称に2組設置されており、それぞれの伝熱体25は、炉床5A中央部の堆積灰aの上層付近に配置される管状の吸熱部25Aと、炉床5Aの周辺部に沿って堆積灰aの下層付近に埋没させて配置される管状の放熱部25Bとが一体的に連結されて構成されている。
【0030】
伝熱体25は、金属材料,例えばステンレス鋼や銅により、中実もしくは中空に形成されている。なお、伝熱体25は、耐熱鋼やステンレス鋼のような耐熱性・耐蝕性に優れた金属の管の内側に銅のような熱伝導性に優れた金属を同心状に設けたり、低融点金属を封入した構造としてもよい。
【0031】
また、本実施形態の熱分解処理装置1においては、内壁板4Bの内側に、縦方向に所定長さ並行するように、ヒレ状のガイド板26が取り付けられている。これらのガイド板26は、内壁板4Bの内面からの突出量が上方から下方に向けて直線的に減少する形状とし、前後または左右方向で対向するガイド板26の間の対向間隔が下方に向かって拡がるように構成されている。
【0032】
次に、前述したように構成されている熱分解処理装置1を用いた可燃性廃棄物の熱分解処理の手順について説明する。被処理物(可燃性廃棄物)は、熱分解処理装置1の天板6に設けられている投入蓋9を上方に回動することによって投入口10を開き、ここから投入受箱11内に投入する。(図1及び図3参照)
【0033】
この際、投入受箱11の開口部12に設けられている中蓋14は、コイルバネ17の付勢力によって閉じられていて、投入された被処理物は一旦、投入受箱11内に保留される。
【0034】
次いで、投入蓋9を閉じてから、ハンドル部15Aを手でつかんで前記コイルバネ17の付勢力に抗して中蓋開閉アーム15を下方へ回動させると、開閉軸13とともに中蓋14が回動して開口部12が開き、投入受箱11内の被処理物は燃焼室7内に排出される。
【0035】
この際、被処理物は、燃焼室7を4方から包囲している内壁板4Bの内面に取り付けられている複数のガイド板26に案内されて、炉床5Aの堆積灰aの上に落下するが、ガイド板26は、前述したように内壁板4Bの内面からの突出量が上方から下方に向けて直線的に減少する形状になっているため、ポリ袋などに入れられた生ごみ等の廃棄物も途中で引っ掛かることなく、堆積灰a上にスムーズに落下する。
【0036】
なお、本実施形態のものにおいては、それぞれのガイド板26は、内壁板4Bの内面からの突出量が上方から下方に向けて直線的に減少する形状としてあるが、これに限定するものではなく、前記突出量が、例えば、緩い曲線状に漸減するような形状としてもよい。
【0037】
こうして、被処理物を燃焼室7内に取り込んだら、灰取口扉19を開いて、灰取口18から着火具やマッチ等により、堆積灰a上に投下されている被処理物に点火する。この際、被処理物が燃えにくいものの場合には、灰取口18がら焚き付け用の紙屑や木片等を被処理物の周囲に置いて点火するか、投入口10から被処理物を投入するときに、これらの燃えやすいものを一緒に投入しておき、灰取口18から点火する。
【0038】
また、点火する際に、図1に示す消煙消臭装置2を稼働させ、内蔵されているオゾン発生装置で高濃度オゾンを発生させて、これをオゾン誘導管21を通じて熱分解処理装置1の周壁4の左右両側面にそれぞれ2つずつ設けられている磁気処理ユニット22に分配して送り込む。
【0039】
なお、磁気処理ユニット22へ供給する高濃度オゾンは、消臭消煙装置2に内蔵するオゾン発生装置で生成したものを使わずに、熱分解処理装置1専用に設けたオゾン発生装置によって生成してもよい。
【0040】
それぞれの磁気処理ユニット22に送り込まれた高濃度オゾンは、これらの磁気処理ユニット22の内部で、水平方向に異極どうし対向配置された対の永久磁石22A間を通過する過程で活性化され、オゾン導入筒24を通じて燃焼室7の下部に流入する。
【0041】
一方、燃焼室7内の被処理物に火がついたら灰取口扉19を閉じる。そうすると、その後前記被処理物は、オゾン導入筒24から供給される活性化された高濃度オゾンによって、燃焼時に発生する有害物質や臭気が分解されつつ、200℃〜300℃の温度で燃焼が継続する。
【0042】
このとき被処理物が発生する燃焼ガスや煙は、燃焼室7内から排気筒20を通じて外部に排出されるが、本実施形態のものにおいては、前記排気筒20は、熱分解処理装置1の後方に隣接して設置されている消煙消臭装置2に連結されていて、燃焼室7内で発生した燃焼ガスや煙は直ちに消煙消臭装置2内に取り込まれ、ここで燃焼ガスに含まれる煙の微粒子や残留している臭気成分が除去されて高度に清浄化された後、排気口2Aから大気中に放出される。
【0043】
また、被処理物の燃焼処理の途中において、投入蓋9と中蓋14とを順に開閉することによって、燃焼室7内から煙や有害物質を外部に流出させることなく、新たな可燃性廃棄物を順次燃焼室7内に投入して焼却・熱分解処理を行うことができる。
【0044】
この際、生ごみや湿った落ち葉等、水分を含んだ廃棄物を処理すると、燃焼室7内に多量の水分が排出され、これが炉床5Aに積層されている堆積灰a中に吸収される。しかしながら、被処理物の燃焼により炉床5A中央部の堆積灰a上層部分は高温になっており、その熱は、この部分に配置されている伝熱体25の吸熱部25Aに吸収される。
【0045】
伝熱体25は金属製で、堆積灰aよりも熱伝導率の大きいため、吸熱部25Aに吸収された熱は、直ちに炉床5Aの周辺部に沿って堆積灰aの下層付近に埋没させて配置されている放熱部25Bへ伝達されて、ここから周囲の堆積灰aを高温に加熱し、その中に吸収されている水分を蒸発させて除去する。
【0046】
本実施形態のものにおいては、伝熱体25の吸熱部25Aにおける周囲からの熱の吸収効率を高めるために、当該吸熱部25Aの外周面に多数枚の伝熱フィン25Cを設けているが、伝熱体25の構造は本実施形態のものに限定するものではなく、製造コストの低減を優先する場合等においては、伝熱フィン25Cは省略してもよい。
【0047】
また、伝熱フィン25Cと同様な構造の伝熱フィンを放熱部25Bにも設けて放熱部25Bにおける放熱効率を高めることによって、伝熱体25による熱の伝達効率をより高めるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0048】
本発明の熱分解処理装置は、生ごみ、紙屑、木屑、布、プラスチック類等、様々な種類の可燃性廃棄物の熱分解処理に幅広く利用可能である。
【符号の説明】
【0049】
1 熱分解処理装置
2 消煙消臭装置
3 キャスタ車輪
4 周壁
4A 外壁板
4B 内壁板
5 底板
5A 炉床
6 天板
7 燃焼室
8 ヒンジ軸
9 投入蓋
10 投入口
11 投入受箱
12 開口部
13 開閉軸
14 中蓋
15 中蓋開閉アーム
15A ハンドル部
16 支持ピン
17 コイルバネ
18 灰取口
19 灰取口扉
20 排気筒
21 オゾン誘導管
22 磁気処理ユニット
22A 永久磁石
23 カバー
24 オゾン導入筒
25 伝熱体
25A 吸熱部
25B 放熱部
25C 伝熱フィン
26 ガイド板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
燃焼室の炉床上にセラミック灰等の灰を堆積し、その上に投入した可燃性廃棄物を高濃度オゾンを供給しつつ熱分解処理を行う熱分解処理装置であって、
前記燃焼室の炉床中央部の堆積灰の上層付近に配置される管状の吸熱部と前記炉床周辺部に沿って堆積灰の下層付近に埋没させて配置される管状の放熱部とが一体的に連結されてなる伝熱体を備え、
前記吸熱部で吸収した周囲の熱を放熱部に伝えて当該放熱部周囲の堆積灰を加熱し、堆積灰中に吸収されている水分を除去することを特徴とする熱分解処理装置。
【請求項2】
伝熱体の少なくとも吸熱部の外周面に、伝熱フィンが設けられていることを特徴とする請求項1記載の熱分解処理装置。
【請求項3】
燃焼室の周壁内面に、前記燃焼室内面からの突出量が上方から下方に向けて連続的に減少するヒレ状のガイド板が縦方向に複数並行して設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の熱分解処理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−137615(P2011−137615A)
【公開日】平成23年7月14日(2011.7.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−298608(P2009−298608)
【出願日】平成21年12月28日(2009.12.28)
【出願人】(390021902)
【Fターム(参考)】