説明

熱定着装置、画像形成装置

【課題】記録媒体を分離する分離板の定着部材への当接部分の分離ギャップを一定に保ち、かつ劣化を防止できる定着装置を提供する。
【解決手段】分離板ユニット8には、分離板8aと定着ベルト2との隙間を確保する回転部材5がある。回転部材5は分離板8aと同じ熱膨張率の素材で形成し、定着ベルト2の外側に配置する。定着ローラ1は、定着ベルト2のベルト張架部分の弾性層のほか、その外側に同一軸上に当接ローラ101が配置され、この部分が回転部材5と一定圧で当接する。複数箇所設けた分離板8aと定着ベルト2との間で各々の隙間(ギャップ:G)を調整して設定する。当接ローラ101も定着ローラ1と同じ材質または同じ熱膨張係数をもつ素材で構成する。定着ローラ1のゴム硬度の低下を抑えることで、当接ローラ101への食込み量を抑え、その結果、分離板8aのギャップGの低減を抑える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、またはそれらの複合機などの画像形成装置に関し、詳細には、2つの部材の圧接により形成されるニップ部から送出される記録媒体を2つの部材のうち記録媒体の画像面に対向する部材から分離する分離手段を備えた定着装置、及びこれを用いた画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、熱定着装置は、内部に熱源を持つ定着手段(ローラやベルト)に加圧ローラを圧接させ、未定着トナー画像の載った転写紙をローラまたはベルトと加圧ローラとのニップ(圧接部位)を通過させる。トナーを転写紙に定着させるものが主で、定着手段とする部材表面はシリコーンゴムやフッ素コートなど、トナー付着防止のための工夫が施されている。しかし、環境、転写紙などの条件によっては、定着ニップを通過した転写紙の先端の分離性が悪い場合に定着分離ジャムといわれる紙詰まりを起こすことがある。
【0003】
そのため、定着部材の表面には分離手段として当接タイプの分離爪や非接触タイプの分離板が配置されているのが一般的である。前者の場合、定着部材との間で経時的に磨耗が発生して画像スジやオフセット等の異常画像の原因となる場合があり、その解決手段として、後者のような画像領域において定着部材との隙間を設けて分離を行う方法が有効である。
【0004】
特許文献1には、分離板を非通紙領域で突き当てて定着部材との隙間を得る方法が開示されている。また、特許文献2および特許文献3には、この部分の隙間の精度を維持させる工夫が記されている。しかし、いずれも通紙領域では非接触分離部材を配置しており、その隙間を得るために非通紙領域で定着部材に突き当て部材を当接させて管理している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そのためこれら従来の方式の場合、当接部分の定着部材の経時劣化、例えばローラの硬度低下による当接部材の食込み量の変化(食込み量増大)や、当接部と定着部材間との磨耗によって食込み量が増え、その結果分離板の隙間が小さくなり、通紙領域の分離板が定着ローラや定着ベルトに接触してその表面にキズをつけたりする場合がある。
【0006】
またこのほか、当接部分の食込み量増大の別の原因としては、定着ベルトの張架による定着部材へのストレスによる劣化(定着ローラの硬度低下)も挙げられる。
【0007】
そこで本発明は、分離手段において通紙範囲はベルトに非接触とし、非通紙部には位置決めのための当接部を持ちながら分離ギャップを一定に保ち、かつこの当接部分の劣化を防止させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の熱定着装置のうち請求項1に係るものは、内部に加熱手段を有する加熱ローラと表層が弾性層で構成された定着ローラ、およびこれらに張架された定着ベルト、該定着ベルトを加圧してニップを形成させる加圧ローラ、および前記ニップの出口部に分離手段を有する熱定着装置において、前記分離手段は、通紙範囲においては前記定着ベルトに非接触であり、かつ非通紙部には位置決めのための当接部を有し、該当接部は、前記分離手段と等しいかほぼ等しい熱膨張率の素材からなる回転部材であることを特徴とする。
【0009】
同請求項2に係るものは、請求項1に記載の熱定着装置において、前記回転部材が前記分離部材側にあることを特徴とする。
【0010】
同請求項3に係るものは、請求項1または2に記載の熱定着装置において、前記回転部材を当接させる相手側の部材が、前記定着ローラと同軸上に配置されかつ前記定着ベルトの張架領域の外側に配置されていることを特徴とする。
【0011】
同請求項4に係るものは、請求項1から3のいずれかに記載の熱定着装置において、前記回転部材を当接させる相手側の部材は定着ローラと同じ材質または同じ熱膨張部材を有していることを特徴とする。
【0012】
同請求項5に係るものは、請求項3または4の熱定着装置において、前記回転部材を当接させる相手側の部材に前記加圧ローラが当接していることを特徴とする。
【0013】
同請求項6に係るものは、請求項1から5のいずれかに記載の熱定着装置において、前記加圧ローラにヒートパイプを内蔵していることを特徴とする。
【0014】
同請求項7に係る画像形成装置は、前記請求項1〜6のいずれかの熱定着装置を備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、分離板が磨耗によって相手部材を傷つけたりすることがなく、相手部材の劣化を防止させるとともに、分離板と相手部材が熱間時でも同じ熱膨張をすることで分離板のギャップを常に一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明を適用し得る画像形成装置の一例を示す概念的断面図
【図2】本発明に係る定着装置の実施例を示す拡大断面図
【図3】分離板ユニットの詳細を示す斜視図(A)と、分離板の斜視図(B)
【図4】分離板ユニットの配置関係を示す平面図
【図5】当接ローラの詳細を示す断面図
【図6】加圧ローラの断面図
【図7】ヒートパイプの概略構造を示す図
【図8】本発明の構成採用前後の分離板のギャップの値の推移を示す図
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明は、分離手段である分離板の位置決め部分を回転部材とする。このことによって、磨耗により相手部材を傷つけたりすることがなく、相手部材の劣化を防止する。相手部材を、分離板と同じ熱膨張をもつ回転部材で構成することで、熱間時でも同じ熱膨張をさせることができ、それにより分離板のギャップを常時一定に保つことができることが特徴になっている。
【0018】
また本発明では、前記回転部材が前記分離板側にあるようにすることで、分離板の当接部における回転部材の精度を確保できる。
【0019】
また本発明では、前記回転部材を当接させる相手側の部材を、前記定着ローラと同軸上に配置し、また前記定着ベルトの張架領域の外側に配置することで、分離板の当接部の相手部材の精度を確保できる。
【0020】
また本発明では、前記回転部材を当接させる相手側の部材が、前記定着ローラと同じ材質または同じ熱膨張部材を有して構成として、分離板の当接部の相手部材の仕様を規定して、分離部の隙間(ギャップ)の精度の向上を図り得る。
【0021】
また本発明では、前記回転部材を当接させる相手側の部材に前記加圧ローラが当接しているようにして、分離板の当接部の相手部材の熱膨張の状態を分離部分と同じ状態として分離部の隙間(ギャップ)の精度を確保可能とする。
【0022】
また本発明では、前記加圧ローラにヒートパイプを内蔵していることにより、分離板の当接部の相手部材の温度を分離板と同じ状態にする。
【0023】
さらに本発明の画像形成装置は、上述したいずれかの熱定着装置を備え、経時的にも安定した分離ギャップの維持と、定着分離ジャムのない装置を得るものである。
【実施例】
【0024】
まず、本発明を適用し得る画像形成装置の一例について図1を参照して説明を行う。図1において、100は画像形成装置本体、200はそれを載せる給紙テーブル、300は画像形成装置本体100上に取り付けるスキャナ、500はさらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置である。
【0025】
画像形成装置本体100には、潜像担持体としての感光体40の周囲に帯電、現像、クリーニング等の電子写真プロセスを実行する各手段を備えた画像形成手段18を、4つ並列にしたタンデム型画像形成装置20が備えられている。タンデム型画像形成装置20の上部には、画像情報に基づいて感光体40をレーザー光により露光し潜像を形成する露光装置21が設けられている。また、タンデム型画像形成装置20の各感光体40と対向する位置には、無端状のベルト部材からなる中間転写ベルト19が設けられている。中間転写ベルト19を介して感光体40と相対する位置には、感光体40上に形成された各色のトナー像を中間転写ベルト10に転写する一次転写手段62が配置されている。
【0026】
画像形成手段18の現像装置400には、上記のトナーを含んだ現像剤を用いる。現像装置400は、現像剤担持体が現像剤を担持、搬送して、感光体40との対向位置において交互電界を印加して感光体40上の潜像を現像する。交互電界を印加することで現像剤を活性化させ、トナーの帯電量分布をより狭くすることができ、現像性を向上させることができる。
【0027】
上記の画像形成装置の動作は以下の通りである。
初めに、原稿自動搬送装置500の原稿台30上に原稿をセットする、または、原稿自動搬送装置500を開いてスキャナ300のコンタクトガラス32上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置500を閉じてそれで押さえる。
【0028】
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿自動搬送装置500に原稿をセットしたときは、原稿を搬送してコンタクトガラス32上へと移動して後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第一走行体33および第二走行体34を走行する。そして、第一走行体33で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第二走行体34に向け、第二走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取センサ36に入れ、原稿内容を読み取る。
【0029】
また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで支持ローラ15、16、17の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転し、中間転写ベルト19を回転搬送する。同時に、個々の画像形成手段18でその感光体40を回転して各感光体40上にそれぞれ、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト19の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写ベルト19上に合成カラー画像を形成する。
【0030】
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つからシートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送して複写機本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。または、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
【0031】
そして、中間転写ベルト19上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト19と二次転写装置22との間にシートを送り込み、二次転写装置22で転写してシート上にカラー画像を記録する。
【0032】
画像転写後のシートは、二次転写装置22で搬送して熱定着装置25へと送り込み、熱定着装置25で熱と圧力とを加えて転写画像を熱と圧力で定着させた後、排出ローラ56で排紙トレイ57上にスタックする。または、シート反転装置28に入れ、そこで反転させて再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
【0033】
一方、画像転写後の中間転写ベルト19は、中間転写ベルトクリーニング装置21で、画像転写後に中間転写ベルト19上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成装置20による再度の画像形成に備える。
【0034】
図2は本発明に係る定着装置の実施例を示す拡大断面図である。図1に係る説明と重複する部分もあるが、本実施例の熱定着装置25は、定着ローラ1とハロゲンヒータ7を有した加熱ローラ3に張架された定着ベルト2を備え、定着ローラ1は定着ベルト2を介してハロゲンヒータ7を有する加圧ローラ4との間で加圧されてニップ部Nを形成している。そして、トナーTを担持したシート(記録媒体:転写紙等種々のシート材)Pがこのニップ部Nに導かれて加熱・加圧定着される。定着されたシートPは定着ローラ1側に配置された分離板ユニット8と加圧ローラ4側に配置された分離爪9によって先端部が分離されて次工程に排出される。
【0035】
加圧ローラ4には離型剤が含浸された塗布ローラ10が摺接している。この塗布ローラ10にはクリーニングローラ6が当接している。一方、定着ベルト2は、ポリイミド樹脂からなる、例えば層厚90μmのベース層上に、弾性層、離型層が順次積層された多層構造の無端ベルトである(詳細な図示は省略する)。この定着ベルト2の弾性層は、層厚が例えば200μm程度であって、シリコーンゴム、フッ素ゴム、発泡性シリコーンゴム等の弾性材料で形成されている。定着ベルト2の離型層は、例えば層厚が20μm程度であって、PFA(4フッ化エチレンバーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体樹脂)、ポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)、等で形成されている。定着ベルト2の表層に離型層を設けることにより、トナーT(トナー像)に対する離型性(剥離性)が確保されることになる。定着ベルト2は、図中の矢印x方向に走行する。
【0036】
分離板ユニット8には、分離板8aと定着ベルト2との隙間を確保する為の位置決めのための回転部材5が配置されている。また、この回転部材5は分離板8aと同じ熱膨張率の素材、例えばポリイミド、ポリエーテルイミド、PES(ポリエーテルサルファイド)等のいずれかあるいは同様の素材でもって形成されている。
【0037】
図3(A)は分離板ユニット8の詳細を示す斜視図、図3(B)は分離板の斜視図、図4は分離板ユニット8の配置関係を示す平面図である。分離板ユニット8は、分離板8aを有し、その先端部は定着ベルト2の表面と隙間を設けられるように配置されている。分離板8aの下流側(シートPの搬送方向で)には分離ガイド55aおよび分離コロ55bが配置されている。なお図示の分離板8aは分割タイプであり、通紙範囲において複数個設置されており(図3参照)、各々独立で上述した隙間の設定が可能となっている。隙間の設定は圧縮スプリング58を調整ビス59で高さを調整することで分離板8aの回動支点8bを中心に分離板8aを回転させることにより管理する。なお、回転部材5は、分離板ユニット8の通紙幅方向の両端部に設けてある。
【0038】
なお回転部材5は、分離板ユニット8の構成の一部であり、定着ベルト2の外側に配置される。一方、定着ローラ1は、定着ベルト2のベルト張架部分の弾性層のほか、その外側に同一軸上に当接ローラ101が配置され、この部分が回転部材5と図示しない加圧手段により、一定圧Fで当接している。その結果、複数箇所設けられた分離板8aと定着ベルト2との間で前述の調整手段により各々、隙間(ギャップ:G)が設定される。
【0039】
図5は当接ローラ101の詳細を示す断面図である。この当接ローラは、弾性部材101b、およびその表層に形成された樹脂被覆材101aから構成されている。弾性部材101bは、例えばソリッドゴムや発泡ゴム製であり、定着ローラ1と同じ材質または同じ熱膨張係数をもつ素材で構成されている。なお、図4で示すように、加圧ローラ4は定着ローラ1およびその両端部の当接ローラ101全体に渡って当接するように構成されている。
【0040】
図6は加圧ローラ4の断面図である。加圧ローラ4は、中空の芯金4a内側に突条部を設け、その中にヒートパイプ4bが例えば熱拡管により圧入されている。このヒートパイプ4bの概略構造を図7に示す。ヒートパイプ4bは熱伝導性の高い銅などの真空化された金属パイプ等であり、加圧ローラ4の芯金4bに圧入することで、軸方向に均一な温度分布を得ることができる。
【0041】
図8は本発明の構成採用前後の分離板8aのギャップの値の推移を示す。図8(A)中の記号xの推移は、分離板突き当て部分に対応する定着ローラのゴム硬度の推移を示し、記号○は本発明の実施例に係る分離板8aを突き当てる部位の当接ローラ101のゴム硬度の推移を示す。
【0042】
図8(B)に示すように、従来例では、分離板8aの突き当て部の定着ローラ1への食込みの増加とともに、分離板8aは定着ベルト2のほうに接近して分離板8aのギャップGが小さくなり、ギャップG=0となって定着ベルトに接触してしまうのに対し(記号×を結ぶ線がギャップ0に近づき、最終的に0になっている)、本発明の実施例により定着ローラ1のゴム硬度の低下を抑えることで、当接ローラ101への食込み量が抑えられ、その結果分離板8aのギャップGの低減が抑えられる。
【符号の説明】
【0043】
1:定着ローラ
2:定着ベルト
3:加熱ローラ
4:加圧ローラ
4a:加圧ローラの芯金
4b:ヒートパイプ
5:回転部材
6:クリーニングローラ
7:ハロゲンヒータ
8:分離板ユニット
8a:分離板
8b:分離板の回動支点
9:分離爪
10:塗布ローラ
25:熱定着装置
55a:分離ガイド
55b:分離コロ
58:圧縮スプリング
59:調整ビス
101:当接ローラ
101b:弾性部材
101a:樹脂被覆材
101b:弾性部材
N:ニップ部
T:トナー
P:シート(記録媒体)
G:ギャップ
【先行技術文献】
【特許文献】
【0044】
【特許文献1】特開2009−122632号公報
【特許文献2】特開2005−173447号公報
【特許文献3】特開2008−224833号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に加熱手段を有する加熱ローラと表層が弾性層で構成された定着ローラ、およびこれらに張架された定着ベルト、該定着ベルトを加圧してニップを形成させる加圧ローラ、および前記ニップの出口部に分離手段を有する熱定着装置において、
前記分離手段は、通紙範囲においては前記定着ベルトに非接触であり、かつ非通紙部には位置決めのための当接部を有し、
該当接部は、前記分離手段と等しいかほぼ等しい熱膨張率の素材からなる回転部材である
ことを特徴とする熱定着装置。
【請求項2】
前記回転部材が前記分離部材側にあることを特徴とする請求項1に記載の熱定着装置。
【請求項3】
前記回転部材を当接させる相手側の部材が、前記定着ローラと同軸上に配置されかつ前記定着ベルトの張架領域の外側に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の熱定着装置。
【請求項4】
前記回転部材を当接させる相手側の部材が、前記定着ローラと同じ材質または同じ熱膨張部材を有していることを特徴とする請求項3に記載の熱定着装置。
【請求項5】
前記回転部材を当接させる相手側の部材に前記加圧ローラが当接していることを特徴とする請求項3または4の熱定着装置。
【請求項6】
前記加圧ローラにヒートパイプを内蔵していることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の熱定着装置。
【請求項7】
前記請求項1〜6のいずれかの熱定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2011−191702(P2011−191702A)
【公開日】平成23年9月29日(2011.9.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−59957(P2010−59957)
【出願日】平成22年3月16日(2010.3.16)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】