説明

燃料フィルタ装置

【課題】凝集エレメントの凝集力を低下させることなく、微細水粒子の捕集効率を上げる。
【解決手段】凝集エレメントは、繊維60を集合させた不織布からなる。この繊維60は、繊維60の長手方向に対して直交方向外側に向かって延びるとともに、繊維60の長手方向に沿って延びる腕部61を備え、この腕部61は、繊維60の周方向に沿って3個以上配置されている。これによると、繊維界面長(繊維と水粒子の接触部長さ)は、従来の断面が円形の繊維を用いた場合と略同等になるため、凝集力も従来と略同等になる。また、繊維60に向かって燃料が流れる際の抵抗が小さくなり、それにより燃料流れの拡がりが小さくなるため、捕集可能幅が大きくなり、ひいては単一繊維捕集効率が高くなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料中に含まれる水分を凝集させて分離する燃料フィルタ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の燃料フィルタ装置は、燃料中に含まれる水分を凝集させて分離する凝集エレメント、および、燃料中のダストを捕捉する濾過エレメントを備え、凝集エレメントよりも燃料流れ下流側に濾過エレメントが配置されている。
【0003】
凝集エレメントは、繊維を集合させた不織布からなる。そして、燃料が凝集エレメントを通過するとき、燃料中の水分が繊維に捕捉され、凝集されることで、水滴に成長する。水滴は、容器内の底部に沈降して貯留され、ドレン通路から適宜取り出される(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2010−223028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
近年、環境問題の取り組みとして、ディーゼルエンジン搭載車では、世界中でバイオ燃料の使用が広がっている。バイオ燃料は、軽油と比較して水と燃料の界面張力が低下するため水粒子が微細化し、また、凝集エレメントを用いる従来の燃料フィルタ装置では、凝集力の低下が考えられる。
【0006】
そして、凝集エレメントの孔径はダストが通過可能な孔径に設定されているため、バイオ燃料のように水粒子が微細化する場合、その微細水粒子(1〜30μm)が凝集エレメントを通り抜けやすくなるため微細水粒子の捕集が困難になるという問題が発生する。
【0007】
その問題の対策として、凝集エレメントの繊維径を細くすることが有効であるが、繊維径を細くすると凝集力がさらに低下するという新たな問題が発生する。
【0008】
本発明は上記点に鑑みて、凝集エレメントの凝集力を低下させることなく、微細水粒子の捕集効率を上げることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、繊維(60)を集合させた不織布からなる凝集エレメント(51)にて燃料中の水分を凝集させる燃料フィルタ装置であって、繊維(60)は、繊維(60)の長手方向に対して直交方向外側に向かって延びるとともに、繊維(60)の長手方向に沿って延びる腕部(61)を備え、腕部(61)は、繊維(60)の周方向に沿って3個以上配置されていることを特徴とする。
【0010】
これによると、繊維界面長(繊維と水粒子の接触部長さ)は、従来の断面が円形の繊維を用いた場合と略同等になるため、凝集力も従来と略同等になる。
【0011】
また、繊維(60)に向かって燃料が流れる際の抵抗が小さくなり、それにより燃料流れの拡がりが小さくなるため、捕集可能幅が大きくなり、ひいては単一繊維捕集効率が高くなる。
【0012】
したがって、凝集エレメント(51)の凝集力を低下させることなく、微細水粒子の捕集効率を上げることができる。
【0013】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の燃料フィルタ装置において、腕部(61)の先端は、円弧形状であることを特徴とする。これによると、繊維(60)に向かって燃料が流れる際の抵抗を小さくすることができる。
【0014】
請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の燃料フィルタ装置において、腕部(61)の先端は、テーパ状であることを特徴とする。これによると、繊維(60)に向かって燃料が流れる際の抵抗を小さくすることができる。
【0015】
請求項4に記載の発明のように、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料フィルタ装置において、腕部(61)を、繊維(60)の周方向に沿って等間隔に配置することができる。
【0016】
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の燃料フィルタ装置において、繊維(60)の外接円相当径は、1〜14μmであることを特徴とする。
【0017】
これによると、水粒子が微細化しやすいバイオ燃料の場合、繊維(60)の外接円相当径が14μm以下のときに高い単一繊維捕集効率を得ることができる。また、繊維(60)の外接円相当径を1μm以上にすることにより、凝集エレメント(51)の強度を実用上十分なレベルにすることができる。
【0018】
請求項6に記載の発明では、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の燃料フィルタ装置において、繊維(60)は、親水性の繊維であることを特徴とする。
【0019】
これによると、繊維(60)に水分が捕捉されやすいため、水分の捕捉性能を向上することができる。
【0020】
請求項7に記載の発明では、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の燃料フィルタ装置において、燃料中のダストを捕捉する濾過エレメント(41)を備えることを特徴とする。これによると、燃料中のダストも捕捉することができる。
【0021】
請求項8に記載の発明では、請求項7に記載の燃料フィルタ装置において、濾過エレメント(41)は、凝集エレメント(51)よりも燃料流れ下流側に配置されていることを特徴とする。これによると、水分による濾過エレメント(41)の目詰まりを防止することができる。
【0022】
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の一実施形態に係る燃料フィルタ装置の模式的な断面図である。
【図2】図1の凝集エレメントの仕様を示す図表である。
【図3】図1の凝集エレメント用不織布の繊維の断面図である。
【図4】(a)は一実施形態に係る燃料フィルタ装置の作動説明に供する図、(b)は従来の燃料フィルタ装置の作動説明に供する図である。
【図5】一実施形態の変形例を示す凝集エレメント用不織布の繊維の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の一実施形態について説明する。本実施形態に係る燃料フィルタ装置は、ディーゼルエンジン等の内燃機関に燃料を供給するための燃料供給装置の部品であって、燃料供給経路に設けられている。内燃機関は、車両あるいは船舶等の動力源として搭載されたもの、あるいは発電用、空調用の動力源として定置されたものである。燃料は、バイオ燃料や軽油が用いられ、所定の水分を含有している。
【0025】
図1は一実施形態に係る燃料フィルタ装置の模式的な断面図である。図1に示すように、燃料フィルタ装置10は、容器20とフィルタアッセンブリ30とを備えている。
【0026】
容器20は、燃料通路を区画形成するものであって、少なくとも燃料の入口10aと、燃料の出口10bとを有している。容器20は、ベース部分21と、カップ部分22とを有する。ベース部分21とカップ部分22との間には、円柱状の収容空間が形成される。カップ部分22は、リテーナ23によってベース部分21に固定されている。ベース部分21とカップ部分22との間には、フィルタ収容空間24と、油水分離空間25とが形成されている。容器20の使用状態における重力方向の下端には手動操作可能なバルブ26が設けられている。油水分離空間25内に貯留された水および異物は、バルブ26を開くことにより燃料通路から外部へ取り出される。
【0027】
フィルタアッセンブリ30は、容器20内に収容されている。フィルタアッセンブリ30は、リテーナ23を解放状態として、カップ部分22をベース部分21から分離することにより交換可能である。
【0028】
フィルタアッセンブリ30は、主として燃料中の微小な固形物(ダスト)を捕捉するための濾過フィルタ40と、主として燃料中の水分を凝集させる凝集フィルタ50とを有する。
【0029】
濾過フィルタ40は、凝集フィルタ50よりも燃料流れ下流側に配置されている。そして、凝集フィルタ50は、濾過フィルタ40に到達する前に水分を除去し、濾過フィルタ40が水分によって目詰まりを起こすことを予防している。
【0030】
また、濾過フィルタ40は、凝集フィルタ50よりも上方に配置されている。この配置により、燃料は凝集フィルタ50から濾過フィルタ40へ向けて上向きに流れ、水滴は下向きに沈降してゆく。この結果、水滴の分離性能が高められている。
【0031】
濾過フィルタ40は、微小な固形物を捕捉するための濾過エレメント41と、樹脂製のフレーム42とを有している。濾過エレメント41は、濾紙をハニカム状あるいは菊花状に成形したものである。この実施形態では、ハニカム状フィルタエレメントを用いている。
【0032】
フレーム42は、濾過エレメント41を支持する支持部材である。フレーム42は、入口10aから流入した燃料を凝集フィルタ50に導入する燃料通路を提供するパイプを有している。濾過エレメント41は、パイプと容器20との間にシールされた状態で配置されている。この結果、濾過エレメント41は、図中下方から上方へ流れる燃料を濾過する。濾過エレメント41を通過した燃料は、出口10bから流出し、図示しない内燃機関に供給される。
【0033】
凝集フィルタ50は、扁平な円柱状の外観を有する。凝集フィルタ50は、フレーム42の下端に連結されている。凝集フィルタ50は、支持部材52と、凝集エレメント51とを有している。
【0034】
支持部材52は、フレーム42のパイプ下端に連結された環状の上板53と、上板53の外周端から下方へ垂下された円筒状の外板54と、上板53との間に所定の隙間を介して支持された円盤状の下板55とを有する。上板53と下板55は、図示しない連結手段によって着脱自在に連結されている。
【0035】
上板53の中央には燃料の入口としての第1開口52aが開設されている。外板54と下板55との間には環状の隙間が設けられている。この隙間は、燃料の出口としての第2開口52bである。第2開口52bは、連結手段によって複数の開口に分割されている。支持部材52は、凝集エレメント51へ燃料を流入させる第1開口52aと、凝集エレメント51を通過した燃料を流出させる第2開口52bとを有する通路を区画形成する容器としても把握できる。
【0036】
上板53と下板55との間には、凝集エレメント51が収納され、支持されている。凝集エレメント51は、親水性の繊維を集合させた不織布からなり、環状に形成されている。そして、凝集エレメント51は、燃料中の水分を捕捉し、捕捉された微小な水滴を凝集させて大きな水滴に成長させる。成長した水滴は、油水分離空間25へ排出され、重力によって沈降し、カップ部分22内の底部に貯留される。
【0037】
図2は凝集エレメント51の仕様を示す図表であり、この図2に示すように、本実施形態の凝集エレメント51は、レーヨン(登録商標)繊維、PA(ナイロン)66繊維、および、PA6とPA66とからなる繊維を集合させた不織布にて形成される。これらの3種類の繊維は、何れも親水性を有している。なお、これらの3種類の繊維を混ぜ合わせて加熱することにより、PA6が溶融し、溶融したPA6により3種類の繊維が結合されて不織布が形成される。
【0038】
これらの繊維の径および配合率は、図2に示す通りである。また、この不織布を用いて形成される本実施形態の凝集エレメント51の、厚さ、目付け、および狙い孔径は、図2に示す通りである。
【0039】
図3は、凝集エレメント51用の繊維のうちレーヨン繊維およびPA66繊維の、繊維の長手方向に対して直交する断面の形状を示している。
【0040】
この図3に示すように、繊維60は、繊維60の長手方向に対して直交方向外側に向かって延びるとともに、繊維60の長手方向に沿って延びる腕部61を備えている。この腕部61は、繊維60の周方向に沿って等間隔に3個配置されている。腕部61の先端(すなわち、外周部)の、繊維60の長手方向に対して直交する断面の形状は、円弧形状になっている。
【0041】
上記構成になる燃料フィルタ装置10は、入口10aから燃料が流入すると、燃料は凝集フィルタ50を通過する。凝集フィルタ50においては、燃料は、第1開口52aから供給され、凝集エレメント51内を通過し、第2開口52bから容器20内に流出する。燃料は、凝集エレメント51内を、主として径方向に流れる。
【0042】
凝集フィルタ50内において、燃料中に分散している水分は、凝集エレメント51の繊維60に捕捉される。捕捉された水分は、繊維60上を伝わって移動し徐々に凝集して水滴となる。水滴は徐々に大きく成長し、凝集エレメント51の出口側において最大化される。凝集エレメント51で捕捉され凝集した水滴は、第2開口52bから油水分離空間25に流出する。水滴は、重力によって油水分離空間25内を沈降し、カップ部分22の底部に貯留される。貯留された水は、バルブ26を開くことによって外部へ取り出される。一方、第2開口52bから流出した燃料は、油水分離空間25から上方へと流れ、濾過フィルタ40を通過して、出口10bから流出する。
【0043】
ここで、図4(a)は本実施形態に係る燃料フィルタ装置10における凝集エレメント51内での燃料流れのシミュレーション結果を示す図、図4(b)は従来の燃料フィルタ装置における凝集エレメント内での燃料流れのシミュレーション結果を示す図である。
【0044】
なお、図4(a)および図4(b)に示す繊維60の断面の形状は、繊維60の長手方向に対して直交する断面の形状である。因みに、図4(b)に示す従来の凝集エレメントの繊維60の断面形状は円形である。また、図4(a)および図4(b)において、矢印は燃料の流線であり、燃料は図4の紙面上方から下方に向かって流れる。
【0045】
本実施形態装置のシミュレーションの前提条件は、燃料中の水粒子の径が3μm、繊維60の外接円相当径Dが14μm、繊維60の幅tが4.5μmである。一方、従来装置のシミュレーションの前提条件は、燃料中の水粒子の径が3μm、繊維60の外接円相当径(すなわち直径)Dが14μmである。
【0046】
図4(a)および図4(b)に示すように、本実施形態装置における繊維60に近接した部位の燃料流線は、従来装置における繊維60に近接した部位の燃料流線よりも、曲がり(すなわち、拡がり)が小さくなっている。これは、本実施形態装置の場合、繊維60に向かって燃料が流れる際の抵抗が小さくなるため、燃料流れの拡がりが小さくなるものと推測される。
【0047】
その結果、従来装置の場合、捕集可能幅が0.2μmであるのに対し、本実施形態装置の場合、捕集可能幅が0.6μmとなった。したがって、本実施形態装置の単一繊維捕集効率(=捕集可能幅/繊維の外接円相当径)は、従来装置の単一繊維捕集効率の3倍になる。
【0048】
なお、本実施形態装置における繊維界面長(繊維60と水粒子の接触部長さ)は、従来装置のように断面が円形の繊維60を用いた場合と略同等になるため、凝集力は従来と略同等になる。したがって、凝集エレメント51の凝集力を低下させることなく、微細水粒子の捕集効率を上げることができる。
【0049】
なお、種々の条件を設定したシミュレーションによると、水粒子が微細化しやすいバイオ燃料の場合、繊維60の外接円相当径Dが14μm以下のときに高い単一繊維捕集効率を得ることができる。また、繊維60の外接円相当径Dを1μm以上にすることにより、凝集エレメント51の強度を実用上十分なレベルにすることができる。
【0050】
次に、上記実施形態の変形例について、図5に基づいて説明する。なお、図5に示す繊維60の断面の形状は、繊維60の長手方向に対して直交する断面の形状である。
【0051】
まず、図5(a)に示す第1変形例のように、腕部61を4個設けてもよいし、図5(b)に示す第2変形例のように、腕部61を5個設けてもよい。その際、腕部61は、繊維60の周方向に沿って等間隔に配置するのが望ましい。
【0052】
また、図5(c)に示す第3変形例のように、腕部61の厚さtを小さくしてもよい。これによると、繊維60に向かって燃料が流れる際の抵抗が小さくなるため、捕集可能幅が大きくなり、ひいては単一繊維捕集効率が高くなる。
【0053】
さらに、図5(d)に示す第4変形例のように、腕部61の先端の、繊維60の長手方向に対して直交する断面の形状を、外周側から中心部に向かって拡がるテーパ状にしてもよい。これによると、繊維60に向かって燃料が流れる際の抵抗が小さくなるため、捕集可能幅が大きくなり、ひいては単一繊維捕集効率が高くなる。
【0054】
(他の実施形態)
上記実施形態では、不織布の繊維として、レーヨン、PA66、PA6を採用したが、不織布の繊維として、親水性を有するPET(ポリエチレンテレフタレート)を採用してもよい。
【符号の説明】
【0055】
51 凝集エレメント
60 繊維
61 腕部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
繊維(60)を集合させた不織布からなる凝集エレメント(51)にて燃料中の水分を凝集させる燃料フィルタ装置であって、
前記繊維(60)は、前記繊維(60)の長手方向に対して直交方向外側に向かって延びるとともに、前記繊維(60)の長手方向に沿って延びる腕部(61)を備え、
前記腕部(61)は、前記繊維(60)の周方向に沿って3個以上配置されていることを特徴とする燃料フィルタ装置。
【請求項2】
前記腕部(61)の先端は、円弧形状であることを特徴とする請求項1に記載の燃料フィルタ装置。
【請求項3】
前記腕部(61)の先端は、テーパ状であることを特徴とする請求項1に記載の燃料フィルタ装置。
【請求項4】
前記腕部(61)は、前記繊維(60)の周方向に沿って等間隔に配置されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料フィルタ装置。
【請求項5】
前記繊維(60)の外接円相当径は、1〜14μmであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の燃料フィルタ装置。
【請求項6】
前記繊維(60)は、親水性の繊維であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の燃料フィルタ装置。
【請求項7】
燃料中のダストを捕捉する濾過エレメント(41)を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の燃料フィルタ装置。
【請求項8】
前記濾過エレメント(41)は、前記凝集エレメント(51)よりも燃料流れ下流側に配置されていることを特徴とする請求項7に記載の燃料フィルタ装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2013−83192(P2013−83192A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−223163(P2011−223163)
【出願日】平成23年10月7日(2011.10.7)
【出願人】(000004260)株式会社デンソー (27,639)
【Fターム(参考)】