燃焼装置
【課題】廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを利用して、被燃焼物を燃焼させる第2の燃焼室を備えた燃焼装置を提供する。
【解決手段】燃焼装置Aは、廃棄物を燃焼させる廃棄物燃焼室1と、この廃棄物燃焼室1からの燃焼ガスを外気へ排気する燃焼ガス排気通路2と、この燃焼ガス排気通路2の上流部位2a下流部位2bとを接続して燃焼ガス排気通路2をバイパスするバイパス通路3と、このバイパス通路3の中途に設けられると共に、被燃焼物を燃焼させる第2の燃焼室4と、バイパス通路3に設けられると共に、廃棄物燃焼室1からの燃焼ガスを第2の燃焼室4への導入を制御する第1の開閉部材10と、バイパス通路3に設けられると共に、第2の燃焼室4の燃焼ガスを燃焼ガス排気通路2への排出を制御する第2の開閉部材20と、第2の燃焼室4は、被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部を備えている。
【解決手段】燃焼装置Aは、廃棄物を燃焼させる廃棄物燃焼室1と、この廃棄物燃焼室1からの燃焼ガスを外気へ排気する燃焼ガス排気通路2と、この燃焼ガス排気通路2の上流部位2a下流部位2bとを接続して燃焼ガス排気通路2をバイパスするバイパス通路3と、このバイパス通路3の中途に設けられると共に、被燃焼物を燃焼させる第2の燃焼室4と、バイパス通路3に設けられると共に、廃棄物燃焼室1からの燃焼ガスを第2の燃焼室4への導入を制御する第1の開閉部材10と、バイパス通路3に設けられると共に、第2の燃焼室4の燃焼ガスを燃焼ガス排気通路2への排出を制御する第2の開閉部材20と、第2の燃焼室4は、被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部を備えている。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼装置に係り、特に、廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを利用して、被燃焼物を燃焼させる第2の燃焼室を備えた燃焼装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを利用して、含水廃棄物を乾燥させる燃焼装置がある(例えば、特許文献1参照)。
廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを利用する対象が、上述の燃焼装置のように、含水廃棄物を乾燥させる場合には、支障を生じない。
しかしながら、廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを利用する対象を燃焼させるには、熱源が不足するという問題点が生じた。
【特許文献1】特許第3779367号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、前記した問題点を除去するようにした燃焼装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記した目的を達成するための請求項1記載の燃焼装置は、廃棄物を燃焼させる廃棄物燃焼室と、この廃棄物燃焼室からの燃焼ガスを外気へ排気する燃焼ガス排気通路と、この燃焼ガス排気通路の上流部位とこの上流部位より廃棄ガス流れの下流側に位置する前記燃焼ガス排気通路の下流部位とを接続して前記燃焼ガス排気通路をバイパスするバイパス通路と、このバイパス通路の中途に設けられると共に、被燃焼物を燃焼させる第2の燃焼室と、前記バイパス通路に設けられると共に、前記廃棄物燃焼室からの燃焼ガスを前記第2の燃焼室への導入を制御する第1の開閉部材と、前記バイパス通路に設けられると共に、前記第2の燃焼室の燃焼ガスを前記燃焼ガス排気通路への排出を制御する第2の開閉部材と、前記第2の燃焼室は、前記被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部を備えているものである。
【0005】
また、請求項2記載の燃焼装置は、請求項1記載の燃焼装置において、第2の燃焼室は、第2の燃焼室本体と、この第2の燃焼室本体に対して、移動自在に設けられると共に、少なくとも、上方部が開放し、被燃焼物を載せるベース部とを備え、前記第2の燃焼室本体と前記ベース部とを連結する連結手段と、前記被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部は、前記連結手段を解除し、前記第2の燃焼室本体から前記ベース部が遠ざかる方向へ移動させ、前記ベース部の開放された部位である。
【0006】
また、請求項3記載の燃焼装置は、請求項1記載の燃焼装置において、第2の燃焼室は、第2の燃焼室本体と、この第2の燃焼室本体に対して、移動自在に設けられると共に、少なくとも、上方部が開放し、被燃焼物を載せるベース部とを備え、前記第2の燃焼室本体と前記ベース部とを連結する連結手段と、前記ベース部を垂直方向に移動させる昇降手段と、前記被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部は、前記連結手段を解除し、解除後、前記昇降手段を降下させ、降下後、前記第2の燃焼室本体から前記ベース部が遠ざかる方向へ移動させ、前記ベース部の開放された部位である。
【0007】
また、請求項4記載の燃焼装置は、請求項1記載の燃焼装置において、被燃焼物は、塗料を自動車部品に吹き付ける際、前記自動車部品を支持するハンガーに付着した前記塗料である。
【発明の効果】
【0008】
請求項1記載の燃焼装置によれば、廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを利用して、第2の燃焼室内の被燃焼物を燃焼させることができ、第2の燃焼室を使用しないときは、第1の開閉部材及び第2の開閉部材を閉じて、廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを第2の燃焼室に導入しないようにして、燃焼ガスを燃焼ガス排気通路を介して外気へ排気することができるものである。
【0009】
また、請求項2記載の燃焼装置によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部は、連結手段を解除し、第2の燃焼室本体からベース部が遠ざかる方向へ移動させ、前記ベース部の開放された部位であるため、被燃焼物の受け入れ及び取り出しを容易に行うことができる。
【0010】
また、請求項3記載の燃焼装置によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部は、連結手段を解除し、昇降手段を降下させ、第2の燃焼室本体から前記ベース部が遠ざかる方向へ移動させ、前記ベース部の開放された部位であるため、被燃焼物の受け入れ及び取り出しを容易に行うことができる。
【0011】
また、請求項4記載の燃焼装置によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、被燃焼物は、塗料を自動車部品に吹き付ける際、前記自動車部品を支持するハンガーに付着した前記塗料であるため、従来のように塩酸を使用せず、廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを利用して、塗料を燃焼させ、ハンガーの再利用を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の一実施例の燃焼装置を図面を参照して説明する。
図1乃至図5において、Aは燃焼装置で、燃焼装置Aは、概略的に、廃棄物を燃焼させる廃棄物燃焼室1と、この廃棄物燃焼室1で生じる燃焼ガスを外気へ排気する燃焼ガス排気通路2と、この燃焼ガス排気通路2の中途に設けられたバイパス通路3と、このバイパス通路3の中途に設けられた第2の燃焼室4とを備えている。
【0013】
廃棄物燃焼室1は、耐熱性コンクリート内を仕切り壁11により、廃棄物を燃焼させ
る廃棄物燃焼部12とサイクロン部13とに仕切られ、廃棄物燃焼部12とサイクロン部
13とは通路14で連通されている。また、廃棄物燃焼部12の上部は開口し、該開口し
た部位より廃棄物が投入されるようになっている。なお、廃棄物燃焼部12の開口した部
位12aは、蓋15により開閉するようになっている。
【0014】
バイパス通路3は、燃焼ガス排気通路2の上流部位2aとこの上流部位2aより廃棄
ガス流れの下流側に位置する燃焼ガス排気通路2の下流部位2bとを接続して燃焼ガス排
気通路2をバイパスするものである。このバイパス通路3の中途には、被燃焼物5を燃焼
させる第2の燃焼室4が設けられている。
この第2の燃焼室4内で燃焼される被燃焼物5は、廃棄物燃焼室1で生じる高温の燃焼ガスで燃焼する「可燃性の物質」であり、具体的には、図2(a)(b)に示すハンガー51に付着した塗料52である。塗料52は、塗料を自動車部品53に吹き付ける際、自動車部品53を支持するハンガー51に付着し、この塗料52の付着量が多くなると、自動車部品53を支持するハンガー51のフック部の機能が低下するため、付着した塗料を除去する必要がある。
かかる場合、従来、ハンガー51に付着した塗料52は、塩酸に溶かし、ハンガー51の再利用を図っていた。そのため、処理後の塗料52を含んだ液体の処理が新たに必要となっていたが、本実施例によれば、従来のような塩酸を使用せず、廃棄物燃焼室1で生じる高温の燃焼ガスを利用して、塗料52を燃焼させ、ハンガー51の再利用を図ることができる。
【0015】
また、図1に示す10は、バイパス通路3の通路を開閉する第1の開閉部材で、第
1の開閉部材10は、バイパス通路3に設けられると共に、廃棄物燃焼室1からの燃焼
ガスを第2の燃焼室4への導入を制御する、つまり、廃棄物燃焼室1からの燃焼ガスの第
2の燃焼室4への導入は、第1の開閉部材10を、例えば、図1記載の第1の開閉部材
10を上方へ移動させ、逆に、第2の燃焼室4への導入を阻止するには、第1の開閉部
材10を図1記載の状態にしてバイパス通路3の通路を遮断するものである。
20は、バイパス通路3の通路を開閉する第2の開閉部材で、第2の開閉部材20
は、バイパス通路3に設けられると共に、第2の燃焼室4の燃焼ガスを燃焼ガス排気通路
2への排出を制御する、つまり、第2の燃焼室4の燃焼ガスを燃焼ガス排気通路2への排
出は、第2の開閉部材20を、例えば、図1記載の第2の開閉部材20を上方へ移動
させ、逆に、燃焼ガス排気通路2への排出を阻止するには、第2の開閉部材20を図1
記載の状態にしてバイパス通路3の通路を遮断するものである。
30は、燃焼ガス排気通路2の通路を開閉する第3の開閉部材で、第3の開閉部材3
0は、燃焼ガス排気通路2の上流部位2aと燃焼ガス排気通路2の下流部位2bとの間の
燃焼ガス排気通路2に設けられると共に、廃棄物燃焼室1で生じる燃焼ガスの量を第2の
燃焼室4への導入を制御する、つまり、第2の燃焼室4への導入量を多くしたいときには
、燃焼ガス排気通路2が狭まるように、第3の開閉部材30を図1記載の第3の開閉部
材30を水平右方向へ移動させる。その際、バイパス通路3の第1の開閉部材10は、
開状態となっている。
【0016】
第2の燃焼室4は、被燃焼物5の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部40(図3参
照)を備えている。第2の燃焼室4は、第2の燃焼室本体41と、この第2の燃焼室本体
41に対して、移動自在に設けられると共に、少なくとも、上方部が開放し、被燃焼物5
を載せるベース部42とを備えている。被燃焼物5は、本実施例では、図3に示すように
、籠50内に入れられ、籠50を介してベース部42に載せられている。
ベース部42は、断面L字形状をなし、前面部、両側面部及び上方部が開放し、下部
に車輪42aが取り付けられている。車輪42a、42aの内、一つの車輪42aは、モータ42bにより駆動するようになっている。
なお、図3に示す43は、第2の燃焼室4内の燃焼ガスが蛇行して滞留時間を多くとるための通路壁である。
また、第2の燃焼室本体41とベース部42とは、連結手段7により連結されるよう
になっている。
連結手段7は、例えば、図4及び図5に示すように、第2の燃焼室本体41に設けた穴71と、ベース部42に設けた雄螺子72と、この雄螺子72に螺合するナット73とを有し、ベース部42を第2の燃焼室本体41の側に雄螺子72が穴71を貫通するように移動させ、移動後、ナット73を雄螺子72に螺合させ締め付けて、第2の燃焼室本体41とベース部42とを連結するようにしている。
なお、上述した被燃焼物5の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部40は、図3に示すように、連結手段7を解除し、第2の燃焼室本体41からベース部42が遠ざかる方向へ移動させ、ベース部42の開放された部位である。
【0017】
従って、上述した燃焼装置Aによれば、第3の開閉部材30で燃焼ガス排気通路2
を閉、第1の開閉部材10及び第2の開閉部材20でバイパス通路3を開とすれば、廃棄
物燃焼室1で生じた高温の燃焼ガスは、第2の燃焼室4に導かれ、廃棄物燃焼室1で生じ
る燃焼ガスを利用して、第2の燃焼室4内の被燃焼物5(例えば、ハンガー51に付着し
た塗料52を燃焼させることができる。
第2の燃焼室4を使用しないときは、上述と逆に、第3の開閉部材30で燃焼ガス排気通路2を開、第1の開閉部材10及び第2の開閉部材20でバイパス通路3を閉とすれば、廃棄物燃焼室1で生じる燃焼ガスは、燃焼ガス排気通路2を介して外気へと導かれる。
特に、被燃焼物5の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部40は、連結手段7を解除し、第2の燃焼室本体41からベース部42が遠ざかる方向へ移動させ、ベース部42の開放された部位であるため、被燃焼物5の受け入れ及び取り出しを容易に行うことができる。
【0018】
なお、上述した廃棄物燃焼室1は、地下の凹所100に設けたが、図6乃至図9に示すように、廃棄物燃焼室1を地上に設けるようにしても良い。かかる場合、第2の燃焼室4と地面200との間に、大きなスペースが生じる。この場合には、昇降手段8を設けて対応することができる。
第2の燃焼室4は、上述の実施例と同様に、第2の燃焼室本体41と、この第2の燃焼室本体41に対して、移動自在に設けられると共に、少なくとも、上方部が開放し、被燃焼物5を載せるベース部42とを備えている。43、44は、第2の燃焼室4内の燃焼ガスが蛇行して滞留時間を多くとるための通路壁である。
7は、第2の燃焼室本体41とベース部42とを連結する連結手段で、連結手段7は、例えば、第2の燃焼室本体41に設けた雄螺子72と、ベース部42に設けられ、雄螺子72を通す穴71と、雄螺子72に螺合するナット73とを有し、ベース部42を第2の燃焼室本体41の側に雄螺子72が穴71を貫通するように移動させ、移動後、ナット73を雄螺子72に螺合させ締め付けて、第2の燃焼室本体41とベース部42とを連結するようにしている。
被燃焼物5の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部40は、連結手段7を解除し、解除後、図7に示すように、昇降手段8を降下させ、降下後、第2の燃焼室本体41からベース部42が遠ざかる方向へ移動させ、ベース部42の開放された部位である。
この実施例においても、被燃焼物5の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部40は、連結手段7を解除し、昇降手段8を降下させ、第2の燃焼室本体41からベース部42が遠ざかる方向へ移動させ、ベース部42の開放された部位であるため、被燃焼物5の受け入れ及び取り出しを容易に行うことができる。
なお、図6及び図7記載の実施例においては、図1乃至図9記載の実施例と同一部分に同一符号を付してその説明を一部省略している。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、本発明の一実施例の燃焼装置の概略的断面図である。
【図2】図2(a)は、図1の燃焼装置の第2の燃焼室で燃焼される被燃焼物である塗料が付着したハンガーの概略的斜視図であり、図2(b)は、塗料が付着する前のハンガーの概略的斜視図である。
【図3】図3は、図1の燃焼装置の第2の燃焼室で燃焼される被燃焼物を搭載したベース部が第2の燃焼室本体へ移動する状態を示す概略的断面図である。
【図4】図4は、図3のベース部と第2の燃焼室本体とが連結する前の状態を示す概略的断面図である。
【図5】図5は、図4のベース部と第2の燃焼室本体とが連結した状態を示す概略的断面図である。
【図6】図6は、図1の燃焼装置と異なる他の実施例の燃焼装置の概略的断面図である。
【図7】図7は、図6の燃焼装置の第2の燃焼室で燃焼される被燃焼物を搭載したベース部が第2の燃焼室本体へ移動する状態を示す概略的断面図である。
【図8】図8は、図7のベース部と第2の燃焼室本体とが連結する前の状態を示す概略的断面図である。
【図9】図9は、図7のベース部と第2の燃焼室本体とが連結した状態を示す概略的断面図である。
【符号の説明】
【0020】
A …………燃焼装置
1 …………廃棄物燃焼室
2 …………燃焼ガス排気通路
3 …………バイパス通路
4 …………第2の燃焼室
5 …………被燃焼物
10 …………第1の開閉部材
20 …………第2の開閉部材
40 …………搬出入部
【技術分野】
【0001】
本発明は、燃焼装置に係り、特に、廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを利用して、被燃焼物を燃焼させる第2の燃焼室を備えた燃焼装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを利用して、含水廃棄物を乾燥させる燃焼装置がある(例えば、特許文献1参照)。
廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを利用する対象が、上述の燃焼装置のように、含水廃棄物を乾燥させる場合には、支障を生じない。
しかしながら、廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを利用する対象を燃焼させるには、熱源が不足するという問題点が生じた。
【特許文献1】特許第3779367号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、前記した問題点を除去するようにした燃焼装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記した目的を達成するための請求項1記載の燃焼装置は、廃棄物を燃焼させる廃棄物燃焼室と、この廃棄物燃焼室からの燃焼ガスを外気へ排気する燃焼ガス排気通路と、この燃焼ガス排気通路の上流部位とこの上流部位より廃棄ガス流れの下流側に位置する前記燃焼ガス排気通路の下流部位とを接続して前記燃焼ガス排気通路をバイパスするバイパス通路と、このバイパス通路の中途に設けられると共に、被燃焼物を燃焼させる第2の燃焼室と、前記バイパス通路に設けられると共に、前記廃棄物燃焼室からの燃焼ガスを前記第2の燃焼室への導入を制御する第1の開閉部材と、前記バイパス通路に設けられると共に、前記第2の燃焼室の燃焼ガスを前記燃焼ガス排気通路への排出を制御する第2の開閉部材と、前記第2の燃焼室は、前記被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部を備えているものである。
【0005】
また、請求項2記載の燃焼装置は、請求項1記載の燃焼装置において、第2の燃焼室は、第2の燃焼室本体と、この第2の燃焼室本体に対して、移動自在に設けられると共に、少なくとも、上方部が開放し、被燃焼物を載せるベース部とを備え、前記第2の燃焼室本体と前記ベース部とを連結する連結手段と、前記被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部は、前記連結手段を解除し、前記第2の燃焼室本体から前記ベース部が遠ざかる方向へ移動させ、前記ベース部の開放された部位である。
【0006】
また、請求項3記載の燃焼装置は、請求項1記載の燃焼装置において、第2の燃焼室は、第2の燃焼室本体と、この第2の燃焼室本体に対して、移動自在に設けられると共に、少なくとも、上方部が開放し、被燃焼物を載せるベース部とを備え、前記第2の燃焼室本体と前記ベース部とを連結する連結手段と、前記ベース部を垂直方向に移動させる昇降手段と、前記被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部は、前記連結手段を解除し、解除後、前記昇降手段を降下させ、降下後、前記第2の燃焼室本体から前記ベース部が遠ざかる方向へ移動させ、前記ベース部の開放された部位である。
【0007】
また、請求項4記載の燃焼装置は、請求項1記載の燃焼装置において、被燃焼物は、塗料を自動車部品に吹き付ける際、前記自動車部品を支持するハンガーに付着した前記塗料である。
【発明の効果】
【0008】
請求項1記載の燃焼装置によれば、廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを利用して、第2の燃焼室内の被燃焼物を燃焼させることができ、第2の燃焼室を使用しないときは、第1の開閉部材及び第2の開閉部材を閉じて、廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを第2の燃焼室に導入しないようにして、燃焼ガスを燃焼ガス排気通路を介して外気へ排気することができるものである。
【0009】
また、請求項2記載の燃焼装置によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部は、連結手段を解除し、第2の燃焼室本体からベース部が遠ざかる方向へ移動させ、前記ベース部の開放された部位であるため、被燃焼物の受け入れ及び取り出しを容易に行うことができる。
【0010】
また、請求項3記載の燃焼装置によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部は、連結手段を解除し、昇降手段を降下させ、第2の燃焼室本体から前記ベース部が遠ざかる方向へ移動させ、前記ベース部の開放された部位であるため、被燃焼物の受け入れ及び取り出しを容易に行うことができる。
【0011】
また、請求項4記載の燃焼装置によれば、上述した請求項1記載の発明の効果に加え、被燃焼物は、塗料を自動車部品に吹き付ける際、前記自動車部品を支持するハンガーに付着した前記塗料であるため、従来のように塩酸を使用せず、廃棄物燃焼室で生じる燃焼ガスを利用して、塗料を燃焼させ、ハンガーの再利用を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の一実施例の燃焼装置を図面を参照して説明する。
図1乃至図5において、Aは燃焼装置で、燃焼装置Aは、概略的に、廃棄物を燃焼させる廃棄物燃焼室1と、この廃棄物燃焼室1で生じる燃焼ガスを外気へ排気する燃焼ガス排気通路2と、この燃焼ガス排気通路2の中途に設けられたバイパス通路3と、このバイパス通路3の中途に設けられた第2の燃焼室4とを備えている。
【0013】
廃棄物燃焼室1は、耐熱性コンクリート内を仕切り壁11により、廃棄物を燃焼させ
る廃棄物燃焼部12とサイクロン部13とに仕切られ、廃棄物燃焼部12とサイクロン部
13とは通路14で連通されている。また、廃棄物燃焼部12の上部は開口し、該開口し
た部位より廃棄物が投入されるようになっている。なお、廃棄物燃焼部12の開口した部
位12aは、蓋15により開閉するようになっている。
【0014】
バイパス通路3は、燃焼ガス排気通路2の上流部位2aとこの上流部位2aより廃棄
ガス流れの下流側に位置する燃焼ガス排気通路2の下流部位2bとを接続して燃焼ガス排
気通路2をバイパスするものである。このバイパス通路3の中途には、被燃焼物5を燃焼
させる第2の燃焼室4が設けられている。
この第2の燃焼室4内で燃焼される被燃焼物5は、廃棄物燃焼室1で生じる高温の燃焼ガスで燃焼する「可燃性の物質」であり、具体的には、図2(a)(b)に示すハンガー51に付着した塗料52である。塗料52は、塗料を自動車部品53に吹き付ける際、自動車部品53を支持するハンガー51に付着し、この塗料52の付着量が多くなると、自動車部品53を支持するハンガー51のフック部の機能が低下するため、付着した塗料を除去する必要がある。
かかる場合、従来、ハンガー51に付着した塗料52は、塩酸に溶かし、ハンガー51の再利用を図っていた。そのため、処理後の塗料52を含んだ液体の処理が新たに必要となっていたが、本実施例によれば、従来のような塩酸を使用せず、廃棄物燃焼室1で生じる高温の燃焼ガスを利用して、塗料52を燃焼させ、ハンガー51の再利用を図ることができる。
【0015】
また、図1に示す10は、バイパス通路3の通路を開閉する第1の開閉部材で、第
1の開閉部材10は、バイパス通路3に設けられると共に、廃棄物燃焼室1からの燃焼
ガスを第2の燃焼室4への導入を制御する、つまり、廃棄物燃焼室1からの燃焼ガスの第
2の燃焼室4への導入は、第1の開閉部材10を、例えば、図1記載の第1の開閉部材
10を上方へ移動させ、逆に、第2の燃焼室4への導入を阻止するには、第1の開閉部
材10を図1記載の状態にしてバイパス通路3の通路を遮断するものである。
20は、バイパス通路3の通路を開閉する第2の開閉部材で、第2の開閉部材20
は、バイパス通路3に設けられると共に、第2の燃焼室4の燃焼ガスを燃焼ガス排気通路
2への排出を制御する、つまり、第2の燃焼室4の燃焼ガスを燃焼ガス排気通路2への排
出は、第2の開閉部材20を、例えば、図1記載の第2の開閉部材20を上方へ移動
させ、逆に、燃焼ガス排気通路2への排出を阻止するには、第2の開閉部材20を図1
記載の状態にしてバイパス通路3の通路を遮断するものである。
30は、燃焼ガス排気通路2の通路を開閉する第3の開閉部材で、第3の開閉部材3
0は、燃焼ガス排気通路2の上流部位2aと燃焼ガス排気通路2の下流部位2bとの間の
燃焼ガス排気通路2に設けられると共に、廃棄物燃焼室1で生じる燃焼ガスの量を第2の
燃焼室4への導入を制御する、つまり、第2の燃焼室4への導入量を多くしたいときには
、燃焼ガス排気通路2が狭まるように、第3の開閉部材30を図1記載の第3の開閉部
材30を水平右方向へ移動させる。その際、バイパス通路3の第1の開閉部材10は、
開状態となっている。
【0016】
第2の燃焼室4は、被燃焼物5の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部40(図3参
照)を備えている。第2の燃焼室4は、第2の燃焼室本体41と、この第2の燃焼室本体
41に対して、移動自在に設けられると共に、少なくとも、上方部が開放し、被燃焼物5
を載せるベース部42とを備えている。被燃焼物5は、本実施例では、図3に示すように
、籠50内に入れられ、籠50を介してベース部42に載せられている。
ベース部42は、断面L字形状をなし、前面部、両側面部及び上方部が開放し、下部
に車輪42aが取り付けられている。車輪42a、42aの内、一つの車輪42aは、モータ42bにより駆動するようになっている。
なお、図3に示す43は、第2の燃焼室4内の燃焼ガスが蛇行して滞留時間を多くとるための通路壁である。
また、第2の燃焼室本体41とベース部42とは、連結手段7により連結されるよう
になっている。
連結手段7は、例えば、図4及び図5に示すように、第2の燃焼室本体41に設けた穴71と、ベース部42に設けた雄螺子72と、この雄螺子72に螺合するナット73とを有し、ベース部42を第2の燃焼室本体41の側に雄螺子72が穴71を貫通するように移動させ、移動後、ナット73を雄螺子72に螺合させ締め付けて、第2の燃焼室本体41とベース部42とを連結するようにしている。
なお、上述した被燃焼物5の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部40は、図3に示すように、連結手段7を解除し、第2の燃焼室本体41からベース部42が遠ざかる方向へ移動させ、ベース部42の開放された部位である。
【0017】
従って、上述した燃焼装置Aによれば、第3の開閉部材30で燃焼ガス排気通路2
を閉、第1の開閉部材10及び第2の開閉部材20でバイパス通路3を開とすれば、廃棄
物燃焼室1で生じた高温の燃焼ガスは、第2の燃焼室4に導かれ、廃棄物燃焼室1で生じ
る燃焼ガスを利用して、第2の燃焼室4内の被燃焼物5(例えば、ハンガー51に付着し
た塗料52を燃焼させることができる。
第2の燃焼室4を使用しないときは、上述と逆に、第3の開閉部材30で燃焼ガス排気通路2を開、第1の開閉部材10及び第2の開閉部材20でバイパス通路3を閉とすれば、廃棄物燃焼室1で生じる燃焼ガスは、燃焼ガス排気通路2を介して外気へと導かれる。
特に、被燃焼物5の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部40は、連結手段7を解除し、第2の燃焼室本体41からベース部42が遠ざかる方向へ移動させ、ベース部42の開放された部位であるため、被燃焼物5の受け入れ及び取り出しを容易に行うことができる。
【0018】
なお、上述した廃棄物燃焼室1は、地下の凹所100に設けたが、図6乃至図9に示すように、廃棄物燃焼室1を地上に設けるようにしても良い。かかる場合、第2の燃焼室4と地面200との間に、大きなスペースが生じる。この場合には、昇降手段8を設けて対応することができる。
第2の燃焼室4は、上述の実施例と同様に、第2の燃焼室本体41と、この第2の燃焼室本体41に対して、移動自在に設けられると共に、少なくとも、上方部が開放し、被燃焼物5を載せるベース部42とを備えている。43、44は、第2の燃焼室4内の燃焼ガスが蛇行して滞留時間を多くとるための通路壁である。
7は、第2の燃焼室本体41とベース部42とを連結する連結手段で、連結手段7は、例えば、第2の燃焼室本体41に設けた雄螺子72と、ベース部42に設けられ、雄螺子72を通す穴71と、雄螺子72に螺合するナット73とを有し、ベース部42を第2の燃焼室本体41の側に雄螺子72が穴71を貫通するように移動させ、移動後、ナット73を雄螺子72に螺合させ締め付けて、第2の燃焼室本体41とベース部42とを連結するようにしている。
被燃焼物5の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部40は、連結手段7を解除し、解除後、図7に示すように、昇降手段8を降下させ、降下後、第2の燃焼室本体41からベース部42が遠ざかる方向へ移動させ、ベース部42の開放された部位である。
この実施例においても、被燃焼物5の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部40は、連結手段7を解除し、昇降手段8を降下させ、第2の燃焼室本体41からベース部42が遠ざかる方向へ移動させ、ベース部42の開放された部位であるため、被燃焼物5の受け入れ及び取り出しを容易に行うことができる。
なお、図6及び図7記載の実施例においては、図1乃至図9記載の実施例と同一部分に同一符号を付してその説明を一部省略している。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】図1は、本発明の一実施例の燃焼装置の概略的断面図である。
【図2】図2(a)は、図1の燃焼装置の第2の燃焼室で燃焼される被燃焼物である塗料が付着したハンガーの概略的斜視図であり、図2(b)は、塗料が付着する前のハンガーの概略的斜視図である。
【図3】図3は、図1の燃焼装置の第2の燃焼室で燃焼される被燃焼物を搭載したベース部が第2の燃焼室本体へ移動する状態を示す概略的断面図である。
【図4】図4は、図3のベース部と第2の燃焼室本体とが連結する前の状態を示す概略的断面図である。
【図5】図5は、図4のベース部と第2の燃焼室本体とが連結した状態を示す概略的断面図である。
【図6】図6は、図1の燃焼装置と異なる他の実施例の燃焼装置の概略的断面図である。
【図7】図7は、図6の燃焼装置の第2の燃焼室で燃焼される被燃焼物を搭載したベース部が第2の燃焼室本体へ移動する状態を示す概略的断面図である。
【図8】図8は、図7のベース部と第2の燃焼室本体とが連結する前の状態を示す概略的断面図である。
【図9】図9は、図7のベース部と第2の燃焼室本体とが連結した状態を示す概略的断面図である。
【符号の説明】
【0020】
A …………燃焼装置
1 …………廃棄物燃焼室
2 …………燃焼ガス排気通路
3 …………バイパス通路
4 …………第2の燃焼室
5 …………被燃焼物
10 …………第1の開閉部材
20 …………第2の開閉部材
40 …………搬出入部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
廃棄物を燃焼させる廃棄物燃焼室と、
この廃棄物燃焼室からの燃焼ガスを外気へ排気する燃焼ガス排気通路と、
この燃焼ガス排気通路の上流部位とこの上流部位より廃棄ガス流れの下流側に位置する前記燃焼ガス排気通路の下流部位とを接続して前記燃焼ガス排気通路をバイパスするバイパス通路と、
このバイパス通路の中途に設けられると共に、被燃焼物を燃焼させる第2の燃焼室と、
前記バイパス通路に設けられると共に、前記廃棄物燃焼室からの燃焼ガスを前記第2の燃焼室への導入を制御する第1の開閉部材と、
前記バイパス通路に設けられると共に、前記第2の燃焼室の燃焼ガスを前記燃焼ガス排気通路への排出を制御する第2の開閉部材と、
前記第2の燃焼室は、前記被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部を備えている
ことを特徴とする燃焼装置。
【請求項2】
第2の燃焼室は、第2の燃焼室本体と、この第2の燃焼室本体に対して、移動自在に設けられると共に、少なくとも、上方部が開放し、被燃焼物を載せるベース部とを備え、
前記第2の燃焼室本体と前記ベース部とを連結する連結手段と、
前記被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部は、前記連結手段を解除し、前記第2の燃焼室本体から前記ベース部が遠ざかる方向へ移動させ、前記ベース部の開放された部位である
ことを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
【請求項3】
第2の燃焼室は、第2の燃焼室本体と、この第2の燃焼室本体に対して、移動自在に設けられると共に、少なくとも、上方部が開放し、被燃焼物を載せるベース部とを備え、
前記第2の燃焼室本体と前記ベース部とを連結する連結手段と、
前記ベース部を垂直方向に移動させる昇降手段と、
前記被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部は、前記連結手段を解除し、解除後、前記昇降手段を降下させ、降下後、前記第2の燃焼室本体から前記ベース部が遠ざかる方向へ移動させ、前記ベース部の開放された部位である
ことを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
【請求項4】
被燃焼物は、塗料を自動車部品に吹き付ける際、前記自動車部品を支持するハンガーに付着した前記塗料である
ことを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
【請求項1】
廃棄物を燃焼させる廃棄物燃焼室と、
この廃棄物燃焼室からの燃焼ガスを外気へ排気する燃焼ガス排気通路と、
この燃焼ガス排気通路の上流部位とこの上流部位より廃棄ガス流れの下流側に位置する前記燃焼ガス排気通路の下流部位とを接続して前記燃焼ガス排気通路をバイパスするバイパス通路と、
このバイパス通路の中途に設けられると共に、被燃焼物を燃焼させる第2の燃焼室と、
前記バイパス通路に設けられると共に、前記廃棄物燃焼室からの燃焼ガスを前記第2の燃焼室への導入を制御する第1の開閉部材と、
前記バイパス通路に設けられると共に、前記第2の燃焼室の燃焼ガスを前記燃焼ガス排気通路への排出を制御する第2の開閉部材と、
前記第2の燃焼室は、前記被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部を備えている
ことを特徴とする燃焼装置。
【請求項2】
第2の燃焼室は、第2の燃焼室本体と、この第2の燃焼室本体に対して、移動自在に設けられると共に、少なくとも、上方部が開放し、被燃焼物を載せるベース部とを備え、
前記第2の燃焼室本体と前記ベース部とを連結する連結手段と、
前記被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部は、前記連結手段を解除し、前記第2の燃焼室本体から前記ベース部が遠ざかる方向へ移動させ、前記ベース部の開放された部位である
ことを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
【請求項3】
第2の燃焼室は、第2の燃焼室本体と、この第2の燃焼室本体に対して、移動自在に設けられると共に、少なくとも、上方部が開放し、被燃焼物を載せるベース部とを備え、
前記第2の燃焼室本体と前記ベース部とを連結する連結手段と、
前記ベース部を垂直方向に移動させる昇降手段と、
前記被燃焼物の受け入れ及び取り出しを行う搬出入部は、前記連結手段を解除し、解除後、前記昇降手段を降下させ、降下後、前記第2の燃焼室本体から前記ベース部が遠ざかる方向へ移動させ、前記ベース部の開放された部位である
ことを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
【請求項4】
被燃焼物は、塗料を自動車部品に吹き付ける際、前記自動車部品を支持するハンガーに付着した前記塗料である
ことを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【公開番号】特開2009−186036(P2009−186036A)
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−23426(P2008−23426)
【出願日】平成20年2月4日(2008.2.4)
【出願人】(593058880)株式会社 青野商会 (5)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年8月20日(2009.8.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年2月4日(2008.2.4)
【出願人】(593058880)株式会社 青野商会 (5)
【Fターム(参考)】
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