説明

燃焼装置

【課題】スクリューコンベアからエアを噴出させて籾殻等の木質系固形燃料を効率的に燃焼させ、加えてスクリューコンベアに補強構造を施して長期に亘って安定的な稼働を実現した燃焼装置を提供する。
【解決手段】供給された燃料を燃焼させる燃焼室1と、燃焼室1に挿通されて、燃焼室内で燃料を移送するスクリュー4と、スクリュー4の回転軸を駆動するモータと、燃焼室内で生じる燃焼灰を回収する排出通路7を備えた燃焼装置であって、前記スクリュー4の回転軸にはエアの噴射口24が配置され、前記スクリュー4の基部から燃料を供給してスクリュー4の先方へ送る構成とし、前記スクリュー4の回転軸の外周には燃料の移送羽が配設されており、その移送羽はクリュー基部の回転軸外周に螺旋状に巻回した螺旋羽19と、スクリューの基部先から先方にかけて軸方向に沿って配設された直状羽20から構成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は燃焼装置に関し、特に、スクリューコンベアからエアを噴出させて籾殻等の木質系固形燃料を効率的に燃焼させ、加えてスクリューコンベアに補強構造を施して長期に亘って安定的な稼働を実現した燃焼装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、温水ボイラーや暖房装置の燃料として石油、電気、ガス等が使用されているが、近年では環境問題の観点から、窒素酸化物等の有害物質が発生しない木質系固形燃料を燃焼させる燃焼装置が開発されている。
このような、木質系固形燃料を使用した装置として特許文献1、2の技術が知られている。
【特許文献1】特開2005−121337号公報
【特許文献2】特開2003−139328号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
前記特許文献1、2記載の技術は籾殻、木質ペレット等の木質系固形燃料をスクリューコンベアまたはコイルコンベアによって燃焼室に投入して燃焼させる構成となっている。
しかしながら、特許文献1,2の燃焼装置ではスクリューコンベアまたはコイルコンベアが燃焼室内に露出するために高熱によりそれらが破損または損壊するという問題があった。
本発明は係る従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、スクリューコンベアからエアを噴出させて籾殻等の木質系固形燃料を効率的に燃焼させ、加えてスクリューコンベアに補強構造を施して長期に亘って安定的な稼働を実現した燃焼装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
前記目的を達成するための手段として請求項1記載の燃焼装置では、供給された燃料を燃焼させる燃焼室と、燃焼室に挿通されて、燃焼室内で燃料を移送するスクリューと、スクリューの回転軸を駆動する駆動部と、燃焼室内で生じる燃焼灰を回収する回収部を備えた燃焼装置であって、前記スクリューの回転軸にはエアの噴出口が配置され、前記スクリューの基部から燃料を供給してスクリューの先方へ送る構成とし、前記スクリューの回転軸の外周には燃料の移送羽が配設されており、その移送羽はクリュー基部の回転軸外周に螺旋状に巻回した螺旋羽と、スクリューの基部先から先方にかけて軸方向に沿って配設された直状羽から構成されることを特徴とする。
【0005】
請求項2記載の燃焼装置では、請求項1記載の燃焼装置において、前記直状羽は燃料に移送作用を与えるべく、回転軸方向に燃料の流れを生む送り角を有していることを特徴とする。
【0006】
請求項3記載の燃焼装置では、請求項2記載の燃焼装置において、直状羽の基部側の送り角を大きく設定し、先端側の送り角はゆるやかに設定したことを特徴とする。
【0007】
請求項4記載の燃焼装置では、請求項1〜3いずれか記載の燃焼装置において、燃焼室のスクリューの先方には燃焼灰の落下口が配置され、燃焼室の落下口から落下した燃焼灰はコイルコンベアの回転に導かれてスクリューの下側を逆行して移送排出される構成とした。
【0008】
請求項5記載の燃焼装置では、請求項1〜4いずれか記載の燃焼装置において、エア噴出口は長尺形状とされていることを特徴とする。
【0009】
請求項6記載の燃焼装置では、請求項1〜5いずれか記載の燃焼装置において、エア噴出口から噴出するエアはスクリューの先端側から供給される構成とした。
【発明の効果】
【0010】
本発明では、前記構成を採用しているので以下の効果を有する。
請求項1記載の燃焼装置においては、スクリューによって燃焼室内に燃料を移送するので、連続的に燃焼が行われる。
スクリューの回転軸にはエアの噴出口が形成されているので、燃焼室内に燃焼に必要な酸素が供給される。
スクリューの回転軸の外周には燃料の移送羽が配設されており、その移送羽はスクリュー基部の回転軸外周に螺旋状に巻回した螺旋羽と、スクリューの基部先から先方にかけて軸方向に沿って配設された直状羽から構成されているので、スクリューの基部側では連続的に燃料が供給され、スクリューの先方では直状羽によって燃料が撹拌されながら効率的に燃焼が行われる。
【0011】
また、直状羽が回転軸を補強するリブの役目を果たし、燃焼室内の熱による回転軸の破損または損壊を防止する。つまり、燃焼装置の稼働を停止した直後は、発生熱が熱交換装置に吸収されないために、内部に熱が滞留してスクリューを直射する。そのため、高熱となる部位に螺旋羽を配置すると長期の稼働に絶えず短期間で破損するという問題があった。
しかし、本発明では回転軸の外周に直状羽を配置するので、螺旋羽よりも容易で強固な取付け構造が実現され、しかも、直状羽が回転軸を補強するリブの役目を果たし、回転軸の破損、損壊を防止する。
【0012】
請求項2記載の燃焼装置においては、直状羽は回転軸方向に燃料の流れを生む送り角を有しているので、スクリューの回転に伴って燃焼を先方に移送する作用を有する。
【0013】
請求項3記載の燃焼装置においては、直状羽の基部側の送り角を大きく設定し、先端側の送り角はゆるやかに設定したので、燃焼室に投入された初期の燃料を早く先方に送り、その後燃焼中の燃料は撹拌しながら効率的に燃焼させることができる。
【0014】
請求項4記載の燃焼装置においては、燃焼室のスクリューの先方には燃焼灰の落下口が配置され、燃焼室の落下口から落下した燃焼灰は螺旋管の回転に導かれてスクリューの下側を逆行して移送排出される構成としたので、自動的に燃焼灰が排出される。
また、スクリューの下側に排出通路を配置するので酸素の入り込まない閉塞通路を確保でき、排出時に無酸素状態として燃焼灰を確実に消火できる。
【0015】
請求項5記載の燃焼装置においては、エア噴出口を長尺形状としたので、耐熱性ステンレス等の硬材であって噴射口の穿孔形成が容易である。
【0016】
請求項6記載の燃焼装置においては、エア噴出口から噴出するエアはスクリューの先端側から供給される構成としたので、燃焼室内の火炎が強い部位に効果的にエアを送り込むことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
本発明を実施するための最良の形態を説明する。
【実施例1】
【0018】
[全体構成]
以下、本発明の具体的実施例を説明する。
本発明の燃焼装置Aは図1〜6に示すように、燃料を燃焼させる燃焼室1と、燃焼室1の中央上側に接続された熱交換部2を備え、本体は耐熱性金属板からなる外郭によって囲われている。
燃焼室1にはV字に陥没した陥没部3が形成され、燃焼室1には燃料を移送するスクリューコンベア4が挿通されている。
スクリュー4の基部にはモータ5及び着火装置6が配置されて、投入された燃料がここで着火されてモータ5の駆動により燃焼室1へ送られる。
燃焼室1の下側には燃焼灰の排出通路7が配置されて、落下した燃焼灰がコイルコンベア8の回転によって排出される構成となっている。
熱交換部2は燃焼室で発生した熱を水または液体と熱交換を行い各所へ送る装置である。
【0019】
[燃焼室]
前記燃焼室1は主として籾殻を燃焼させるための空間であり、耐熱性金属からなる側面9及び底面10を備え、側面9は上側に向かって開いた傾斜を有し、底面10は側面の下端同士を水平方向に連結している。そのため、燃焼室1はV字に陥没した溝型構造、あるいは、断面が上方に向かって開いた台形をなしている。
尚、燃料としては籾殻の他、鋸屑、ペレット状木片等の粒状燃料を使用することができる。
燃焼室1は水平方向に延設されており、延設された底面10に沿ってスクリュー4が挿通されている。
燃料の移送方向の上流側には燃料の移送部11が配置されており、移送部11の基部の上方には燃料の投入口12が配置されている。投入口12の直下にはスクリュー4の基部が位置しており、投入口12に投入された燃料は螺旋羽19の回転により先方の燃焼室1へ送られ、燃焼後の燃焼灰がスクリュー4先方の落下口13から落下して排出装置によって排出される。
【0020】
[供給部]
燃料供給部14は籾殻を燃焼室1に供給する装置であり、籾殻を集積した集積槽15とパイプ16によって接続され、パイプ16を介して連続的に所定量の籾殻を投入口12へ投入する機能を有している。
籾殻の搬送方法は、パイプ16内に配設されたコイルコンベアの回転により所定量の籾殻を連続的に送る方法等による。連続的に移送される燃料は投入口12から順次スクリュー4の基部に落下する。
籾殻の供給量、コイルコンベアの回転速度は、スクリュー4の回転速度または燃焼室の熱量等に応じて適宜制御される。
【0021】
[排出装置]
排出装置はスクリュー4下側に沿った排出通路7を備え、スクリュー先端の落下口13から落下した燃焼灰が排出通路7に挿通されたコイルコンベア8によって移送排出される構成となっている。
落下口13はスクリュー先方の燃焼室1の下流端に形成されており、移送羽(19,20)の送り作用により送られた燃焼灰がここから順次落下する。
排出通路7はスクリュー下側に軸心に沿って配設された溝または筒状の通路であり、排出通路7は外気が入り込まないように閉塞されており、落下口13の上部は燃焼室1に連通しているために、排出通路7には酸素の浸入が阻止されて燃焼灰は完全に消火される構成となっている。
排出通路7から本体外に出された燃焼灰は延長パイプ17によってタンク、袋等に集約される。
【0022】
[スクリュー]
前記スクリュー4は燃焼室内で燃料を移送する推進装置である。
スクリュー4はモータ5によって駆動される回転軸18と、回転軸18の外周に設けられた移送羽(19,20)を備えている。スクリュー4の基端にはモータの接続ギア21が備えられ、先方にはコイルコンベア8へ動力を伝達する伝達ギア22が備えられ、スクリュー4の先端にはエアの供給口23が形成されている。
回転軸18は筒状とされて空気の通過孔が形成され、表面には所定間隔でエアの噴射口24が形成されている。
エア供給装置は図示していないが、本体に付設した電動ファンによりスクリュー4の先端からエアを吹き込む構成とされ、吹き込まれたエアは噴射口24から燃焼室1内に噴射される。
【0023】
前記移送羽はスクリュー基部の螺旋羽19と、スクリューの中間部から先方にかけて配置された直状羽20から構成されている。
螺旋羽19は金属板が所定ピッチで軸18を螺旋状に周回しながら移送部11を通過し、燃料の投入口12部位から熱交換部2の直前部位まで達している。
熱交換部2の直下は火炎の勢いが最も強くなる部位であり、この部位に螺旋羽19に続く直状羽20が配置されている。
燃焼室1では熱交換部の入口直下の部位で螺旋羽19から直状羽20へ切り替わり、その後直状羽20が燃焼室1の下流端まで伸びている。
【0024】
直状羽20は所定幅の金属板を回転軸18の軸心と平行に回転軸外周に配設したものであり、軸心と平行に伸びている。直状羽20は燃焼室1内の熱交換部2の下方に位置している。
直状羽20が燃焼室1内のスクリュー4の外周に沿って配設されることにより、回転軸18を補強するリブの役目を果たし、高熱照射を受ける回転軸18の強度を維持する。
本実施例では回転軸18の外周に4枚の直状羽20を配置しているが、この直状羽20の数は適用する燃焼装置Aに応じて適宜設定される。
【0025】
前記噴射口24は孔幅:数mm、孔長:数mm〜数十mmの長尺形状(縦長形状)とされている。この長尺形状の孔は、円盤状の回転刃による切断穿孔によるものであり、耐熱ステンレス鋼の硬材であっても加工が容易となっている。すなわち、ドリルによる穿孔では小径の孔しか穿孔できず、しかもドリル先端に負荷が集中するために摩耗が激しく多数の穿孔が困難という欠点があるが、本実施例のように長尺形状の孔であれば硬材であっても大径の穿孔が容易に可能である。
【0026】
[送り角]
直状羽20は板状材を軸に巻回せずに直線として配設することも可能であるが、本実施例の直状羽は図6に示すように軸心に対して僅かに送り角αを有している。
この送り角は軸心に対するねじれであり、図6に示すように、軸心方向に対して傾斜(α)を有して固定されている。この送り角(α)が付与されていることにより、スクリュー4が回転すると燃料と接触しながら燃料を先方へ送り出す機能が付与される。
送り角は適用するスクリューの径、長さ等によって適宜設定されるが、傾斜角度1〜10度、好ましくは1〜5度、あるいは数度の設定とする。または、一枚の直状羽のねじれが回転軸の軸回りを1/4周を越えて周回しない範囲とする。すなわち、直状羽は回転軸を螺旋状に周回させずに、ほぼ直状に伸ばしている。
【0027】
図7は他の実施例に係る直状羽20を示しているが、図7に示すように、燃料移送方向の上流側の直状羽20aの送り角(β)を大きく確保し、それ以降の下流側の直状羽20bの送り角(γ)をゆるやかに設定することも可能である。
【0028】
[熱交換部]
熱交換部2は、燃焼室1の上方に接続されて水との熱交換を行う装置であり、燃焼室の直上に配置された円盤状タンク25、周囲外周に配置された貯水タンク26、貯水タンクの中心部分に配置された螺旋配管27を備え、貯水タンク26には水の給水管28と温水の送水管29が接続されている。
燃焼室1で発生した排気ガスは上部の排気口30から排出される。
給水口28から導入された水は円盤状タンク25、貯水タンク26、螺旋配管27を通過する間に加熱されて温水とされ、生成された温水は送水口29から各所へ送られる。
尚、本装置は熱交換部内に不凍液を循環させて冬期の暖房用として使用することも可能である。
【0029】
[着火装置]
着火装置6は、投入口12直後のスクリュー4の側面に配置され、投入された籾殻に接触して電気的作用により着火する装置である。
燃焼装置Aの稼働初期に着火装置6を作動させて着火し、燃焼室1で燃焼が開始した後は着火装置6の作動は停止することも可能である。
【0030】
[モータ]
モータ5は電動式とされ、制御装置によって制御されて低速または間欠的に回転する構成となっている。モータ5の駆動軸31はギアまたはチェーンが架け渡されてスクリューのギア21に連結されている。
モータ5がスクリュー4を回転させると、スクリュー先端のギア22がチェーンを介してコイルコンベア8を回転させ、コイルコンベア8が燃焼灰の排出を行う構成となっている。
【0031】
[作用]
次に、本発明の作用を説明する。
燃料供給部14によって搬送された燃料は移送部11の投入口12へ投下され、投入された燃料はスクリューの螺旋羽19の作用により前方へ送られる。このとき、移送部11の側部に設けられた着火装置6により籾殻に着火される。
着火された燃料は燃焼室1へ送られ、スクリュー4のエア噴出口24からエアの供給を受けて燃焼する。
熱交換部2では、給水管28から導入された水が円盤状タンク25、貯水タンク26、螺旋配管27を通過する間に加熱され、生成された温水が送水管29から各所へ送られる。
【0032】
燃焼室1のスクリュー4の直状羽20には送り角αが付与されているので、回転軸18の回転に伴って燃料が燃焼室1内を送られ、燃焼しながら質量は徐々に減少して燃焼灰とされ、その燃焼灰は落下口13から落下する。
燃焼室1において燃焼火炎が最も強くなる部位のスクリュー4には直状羽20が配設されているので、直状羽20が回転軸18を補強するリブの役目を果たし、回転軸18の高熱による破損、損壊を防止する。
【0033】
落下口13から落下した燃焼灰はコイルコンベア8によって排出通路7を送られて外部に排出される。
排出通路7は閉塞され、その無酸素状態の中を搬送されるので燃焼灰は完全に消火されて排出される。排出された燃焼灰は堆肥、くん炭等の土壌改良材として利用される。
本発明の燃焼装置では籾殻を使用するのでカーボンニュートラルの観点から二酸化炭素の排出量は0となる。
【0034】
以上、実施例を説明したが、本発明の具体的な構成は前記実施例に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では一連の直状羽20を配設する構成としたが、この一連の直状羽を長さ方向に数枚に分割することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】燃焼装置の全体図である。
【図2】燃焼装置を前後方向に切断した切断面を側面から見た概略断面図である。
【図3】燃焼装置を左右方向に切断した切断面を背面から見た概略断面図である。
【図4】燃焼装置を水平方向に切断した切断面を平面から見た概略断面図である。
【図5】スクリューの斜視図である。
【図6】スクリューの側面図である。
【図7】他の実施例に係るスクリューの側面図である。
【符号の説明】
【0036】
1 燃焼室
2 熱交換部
3 陥没部
4 スクリュー
5 モータ
6 着火装置
7 排出通路
8 コイルコンベア
9 側面
10 底面
11 移送部
12 投入口
13 落下口
14 燃料供給部
15 集積槽
16 パイプ
17 延長パイプ
18 回転軸
19 螺旋羽
20 直状羽
21 接続ギア
22 伝達ギア
23 供給口
24 噴射口
25 円盤状タンク
26 貯水タンク
27 螺旋配管
28 給水管
29 送水管
30 排気口
31 駆動軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
供給された燃料を燃焼させる燃焼室と、
燃焼室に挿通されて、燃焼室内で燃料を移送するスクリューと、
スクリューの回転軸を駆動する駆動部と、
燃焼室内で生じる燃焼灰を回収する回収部を備えた燃焼装置であって、
前記スクリューの回転軸にはエアの噴出口が配置され、
前記スクリューの基部から燃料を供給してスクリューの先方へ送る構成とし、
前記スクリューの回転軸の外周には燃料の移送羽が配設されており、その移送羽はクリュー基部の回転軸外周に螺旋状に巻回した螺旋羽と、スクリューの基部先から先方にかけて軸方向に沿って配設された直状羽から構成されることを特徴とする燃焼装置。
【請求項2】
前記直状羽は燃料に移送作用を与えるべく、回転軸方向に燃料の流れを生む送り角を有していることを特徴とする請求項1記載の燃焼装置。
【請求項3】
直状羽の基部側の送り角を大きく設定し、先端側の送り角はゆるやかに設定したことを特徴とする請求項2記載の燃焼装置。
【請求項4】
燃焼室のスクリューの先方には燃焼灰の落下口が配置され、燃焼室の落下口から落下した燃焼灰はコイルコンベアの回転に導かれてスクリューの下側を逆行して移送排出される構成とした請求項1〜3いずれか記載の燃焼装置。
【請求項5】
エア噴出口は長尺形状とされていることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の燃焼装置。
【請求項6】
エア噴出口から噴出するエアはスクリューの先端側から供給される構成とした請求項1〜5いずれか記載の燃焼装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−2401(P2012−2401A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−136038(P2010−136038)
【出願日】平成22年6月15日(2010.6.15)
【出願人】(394010403)日本パーク株式会社 (2)
【Fターム(参考)】