説明

片手での使用のために一体型ランセットデバイスおよびテストストリップ保管バイアルを有する血糖測定器、並びにそれを使用するための方法

デバイス本体(10)の同じ端部に配置されたテストストリップポート(20)と調節可能なランセットデバイス(30)とを有する血糖測定器が開示されている。デバイス本体(10)は、そのデバイス本体(10)の基端部に、テストストリップ保管バイアル(75)を収容し、そこに入れられているテストストリップへのアクセスを平易にするべくそのバイアル(75)の片手での開け閉めを容易にするエンクロージャ(70)を更に含む。エンクロージャ(70)にはウインドウ(72)が更に設けられていて、それはその中のテストストリップバイアル(75)のラベル上のロットナンバーの読み取りを、バイアル(75)の取り外しを必要とすることなしに可能にする。データコネクター(90)は、他のデバイスからのデータのアップロードあるいは他のデバイスへのデータのダウンロードをすることができるように、伝達アクセスのためにデバイス本体(10)にまた設けられている。単一のデバイス本体の中へこれら複数のコンポーネントを結合することで、血糖測定器は、サンプリングや試験のためにより少ないステップを必要とし、デバイスの使用をより容易に且つより便利にする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
この出願は、2004年4月16日に出願された、グレッグ・ドラウトらの米国仮特許出願第60/562,536号「片手での使用のために一体型ランセットおよびバイアル保管所を有する血糖測定器並びにそれを使用するための方法」からの35U.S.C.119条(e)に基づく優先権を主張し、それの全内容は参照により本願に組み込まれる。
【0002】
本発明は、ランセットデバイス、計測器およびテストストリップアクセス機能に対する片手での使用が可能であるように、一体型ランセットデバイス、およびテストストリップバイアルを収容するためのそのデバイスにおける場所を備える血糖測定器に関する。
【背景技術】
【0003】
糖尿病や類似した病状に苦しんでいる患者の数は増加しているので、患者が自分の血糖レベルを監視するところの血糖の自己監視はありふれたものになってきている。様々な機械が、これらの成果を得るために開発されていて、ランセットデバイスと血糖測定器とを典型的には含んでいる。
【0004】
血糖測定器は、しばしば、測定された血糖値、運動および食事を、対応データ、日時そして各々の期間のようなその他の関連のあるデータや、これら値や事象が測定されるときに使われた単位と共に記憶するメモリーを更に含んでいる。血糖測定器は、一般にまた、ディスプレイスクリーン、および、ユーザが表示する記憶値やアクセスするための機能の内のどれかを特定することが出来るユーザ入力ボタンあるいは制御装置を提供する。
【0005】
血糖測定器は、一滴の患者の血が置かれている挿入されるテストストリップを受け取り、そして読むために構成され得る。さらに他のデバイスは、自己監視の容易さのため一体型ランセットデバイスやグルコース測定器を含んでいる。そのようなシステムは、例えば、「グルコース・メディカル監視システム」と表題を付けられた、ガルシアらへの特許文献1に開示されていて、それの全内容は参照によりこの中に組み込まれる。
【0006】
【特許文献1】米国特許第4,787,398号明細書
【発明の開示】
【0007】
多くのデバイスでは、ランセット機構や検出機構は分けられている。そうすることで、ランセットを含むランセットデバイスや、テストストリップを含む検出装置は、別々に設けられ、あるいは、監視システムに別々に取り付けられ、結果として、ユーザにとても複雑な操作をもたらす。
【0008】
したがって、必要性は、ランセットデバイス、計測器、およびテストストリップアクセス機能に対する片手での使用が可能であるように、血糖測定器に、一体型ランセットデバイス、および、テストストリップバイアルを収容するためのデバイスにおける場所を提供するためのデバイスおよび方法に存在する。
【0009】
それ故、ランセットデバイス、計測器、およびテストストリップアクセス機能に対する片手での使用が可能であるように、一体型ランセットデバイス、および、テストストリップバイアルを収容するためのデバイスにおける場所を、血糖測定器に提供することが本発明の目的である。
【0010】
切開プロセスおよび試験プロセスが接近して十分近くに位置付けられ、各々の機能を達成するため、ユーザによる実際上連続した短い動きを許容するように、一体型ランセットデバイスを、血糖測定器に提供することが本発明の別の目的である。
【0011】
バイアルへのアクセスが片手の動きで成し遂げられ得るように、テストストリップバイアルを収容するためのデバイスにおける場所を、血糖測定器に提供することが本発明の別の目的である。
【0012】
デバイスからのバイアルの取り外しなしにバイアルの内容情報がユーザに可視的であるように、テストストリップバイアルを収容するためのデバイスにおける場所を、血糖測定器に提供することが本発明の別の目的である。
【0013】
他のデバイスとの伝達を含む分析機能を更に備える血糖測定器を提供することが本発明の別の目的である。
【0014】
これらのおよび他の目的は、デバイス本体の同じ端部に配置されたテストストリップポートと調節可能なランセットデバイスとを有する血糖測定器を提供することによって実質的に成し遂げられる。そのデバイスは、反対側の端部に、テストストリップバイアルを収容し、そして、入れられているテストストリップへのアクセスを平易にするべく、そのバイアルを片手で開くことと閉じることを更に容易にするエンクロージャを更に含む。データコネクターあるいは無線の伝達モジュールは、他のデバイスからデータをアップロードしたり、他のデバイスへデータをダウンロードしたりするように、伝達アクセスのためにデバイスのエンクロージャの底部に配置され得、そして、テストストリップバイアルのラベルのロットナンバーの読み取りを、デバイスからのバイアルの取り外しを必要とすることなしに可能にするウインドウはデバイス表面に設けられ得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
上記および他の目的および利点は、図面および詳細な説明の考慮に基づいて、より明らかになるだろう。
【0016】
図面の数字の全体にわたって、同様の数字は同様の構成物を指示することが理解されるだろう。
【0017】
以下に記述される本発明の典型的な実施形態は、一体型ランセットデバイス、並びに、複数のテストストリップを保持するテストストリップバイアルを収容するためのそのデバイスにおける場所を有する血糖測定器に関する。本発明の開示された実施形態は、血糖を監視する目的で、製品の使用を最適化する流線型のエンクロージャの中へ各々の上記機構の機能を結合して一体にする。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態に従う血糖測定器の頂面を表す斜視図である。本発明の開示された実施形態の主な特徴は、便利な片手での使用のために構成されたデバイス本体10、このデバイス本体10の同じ端部に配置されたテストストリップポート20およびランセットデバイス30であって、それによってランセットデバイス30によって採取された一滴の血液にテストストリップポート20のテストストリップ(不図示)上にすぐに置かれることを可能にするテストストリップポート20およびとランセットデバイス30、ランセットの取り替えを可能にし、またテストストリップポート20の中へのテストストリップの便利な装填を容易にするべく大きな導入領域45を提供する着脱式カバー40、切開中の楽な位置決めを可能にするデバイス本体10の側部にあるトリガーボタン50、デバイス本体10のエンクロージャの側部および底部にあり、ランセットデバイス30の切開機構を、そのデバイスの後部に向かって動かされるとき作動状態にするアーミングスライド60であって、アーミングスライド60の位置はデバイス本体10の外寸を出来る限り小さく保つアーミングスライド60、そして、複数のテストストリップを含むテストストリップバイアル75を収容し、片手でバイアルを開くことを許容するエンクロージャ70を含む。デバイス本体10は、テストストリップを処理するための血糖測定器80、および、電気ペン形式インジェクターあるいは他のデバイスとのデータ交換用にエンクロージャの底部に設置されたデータコネクター90(図2を見よ)を更に含んでいる。血糖測定器80は、ディスプレイウインドウ82および複数の測定器操作ボタンあるいは制御機器84を更に含み得る。エンクロージャ70は、デバイス本体10からストリップバイアルを取り外すことなしに、テストストリップバイアル75のラベル上のテストストリップロットナンバーの読み取りを可能にするウインドウ72を更に含み得る。単一のデバイス本体10の中へこれら複数のコンポーネントを組み込むことによって、血糖レベルを試験するのに理想的な位置にとどめられた、あるいは決して理想的な位置でないときでさえ、このデバイスは、試験のためにより少数のステップを必要とし、デバイスの使用をより容易にする。
【0019】
上で述べたように、多くの既存のデバイスは、別個の血糖測定器、ランセットデバイス、およびテストストリップ保管バイアルの使用を必要とする。それ故、これら既存のデバイスは、血糖の測定を容易にするために、多くの操作や、別個のデバイスの取り扱いを必要としなければならず、これは望ましくない結果である。本発明の典型的な実施形態は、血糖測定器、ランセットデバイスおよびテストストリップ保管所を組み合わせることによって、単一のデバイスの中にこれら別個のデバイスの特徴を組み合わせ、これにより、より少ない操作や取り扱いを必要とし、望ましい結果を達成する。
【0020】
図1に示された本発明の実施形態は、血糖測定器80の血糖検出回路/技術、ランセットデバイス30のランセット機構およびテストストリップ保管バイアル75を含む小さい大きさのサブコンポーネントを活用し、一つの魅力的で使い易いパッケージ内に各々をカプセル化する。図1の実施形態に示されているようなこれらサブシステムの結合体は、以下で詳述されるように、血糖を調べるのに必要とされるステップの数の減少をもたらす。血糖測定器80の血糖検出回路/技術、ランセットデバイス30のランセット機構およびテストストリップ保管バイアル75は、当業者に良く知られていて、各々の詳細な記述は明確さおよび簡潔さのために省略される。
【0021】
図1および図2は、本発明の第1実施形態を表している。図1はそのデバイスの頂面を表した斜視図であり、図2はそのデバイスの底面を表した斜視図である。
【0022】
図1のデバイスは便利な片手使用のために構成されたデバイス本体10を含む。デバイス本体10は、平らにされた頂面および底面を有し、しだいに細くなる円筒状ハウジングを備える。デバイス本体10は、任意の適した長さであり得、好ましくは約160mmの長さを含む。デバイス本体10の頂面および底面は、好ましくは、約25mmの幅を有する。デバイス本体10は任意の適した材料で構成され得るが、好ましくはエンジニアリング・プラスチック材料で構成される。
【0023】
図1のデバイスの先端部には、テストストリップポート20および調節可能なランセットデバイス30がデバイス本体10の同じ端部に配置されている。そうすることで、テストストリップ(不図示)はランセットデバイス30にとても近接して設けられ得る。テストストリップポート20への大きな導入領域45は使い勝手を改善するために設けられ、そして改善された視認性を提供するべくテストストリップポート20の開口部を囲む色強調領域を備え得る。導入領域45は、使用中にテストストリップを支えるために提供され得、デバイス本体10の先端部に、デバイスの先端部にある開口端部46からテストストリップポート20まで延び、開口端部46に約7.0mmのわずかに幅広い開口部を有し、それがテストストリップポート20の開口部と等しくなるまで狭くなるノッチとして構成され得る。導入領域45は、任意の適した長さを有して設けられ得るが、好ましくは約18mmの長さである。テストストリップポート20は、ランセットデバイス30の先端部の27.6mmの範囲内にあるべく、設けられ得る。それに応じて、テストストリップは、導入領域45に位置付けられたとき、ランセットデバイス30の先端部の3.8mmの範囲内にあるべく、設けられ得る。
【0024】
着脱式カバー40は設けられ、望まれているとき、便利なランセットの交換を可能にする。着脱式カバー40の外形および/または凹部は、テストストリップをテストストリップポート20の中へ導くための導入領域45を提供することが出来る。着脱式カバー40は、任意の適した材料で構成され得るが、好ましくは、デバイス本体10と同じ材料で構成される。着脱式カバー40は、任意の数の、スナップはめ機構のような取り付け機構を用いてデバイス本体10に固定され得る。複数の隆起リブを備える握り形状47は、着脱式カバー40の側部に設けられ、デバイス本体10からのカバー40の取り外しおよびそれに対する取り替えに役立つ。
【0025】
トリガーボタン50は、デバイス本体10の片側あるいは両側に配置され、右手あるいは左手のいずれかを使っての切開の間、快適な位置決めを可能にする。トリガーボタン50は、例えばユーザによって押されたとき、力がトリガーボタン50に及ぼされると、当業者に知られているようにランセットを作動させるべく、デバイス本体10を通じて、ランセットデバイス30のランセット機構と機械的にかみ合う。アーミングスライド60は、デバイスの全外皮を最少にするべく、デバイス本体10の側部および底部に配置されている。アーミングスライド60は、また、例えばユーザによってスライドされたとき、アーミングスライド60の滑り運動を介して当業者に知られているようにランセットを作動状態にするべく、デバイス本体10を通じて、ランセットデバイス30のランセット機構と機械的にかみ合う。したがって、アーミングスライド60は、デバイス本体10の側部および底部の上に延びる凹部65内に配置され得る。アーミングスライド60は、凹部65の各側部に沿って配置され、アーミングスライド60によって係合されたレイル(不図示)のような、任意の数の機構を用いて凹部65内で案内され得る。アーミングスライド60に複数の隆起部材62を更に設けることによって、ユーザは、片手でアーミングスライド60をしっかりと握り、そして、凹部65内でアーミングスライド60を動かすべくデバイス本体10の基端部を表面に対して押すことによって、ランセットを作動状態にすることが可能である。
【0026】
そのデバイスは、デバイス本体10の基端部に、テストストリップバイアル75を収容するエンクロージャ70を更に含み、それはテストストリップバイアル75の片手での開け閉めを容易にして、そこに収められたテストストリップへのアクセスを簡単にする。エンクロージャ70は、デバイス本体10における軸方向の開口部であり得、それは十分な直径を有し、テストストリップバイアル75を受けるべく十分な深さまで延びる。本発明の典型的な実施形態において、エンクロージャ70は、18mmの開口部と、35.4mmの深さを有することができる。エンクロージャ70は、テストストリップバイアル75のために、そこにテストストリップバイアル75を拘束し、それを保持するため、摩擦式保持機構あるいは機械式ポジティブロックのような保持機構を更に備え得る。テストストリップバイアル75の拡張キャップあるいは蓋78は、むき出し状態に保たれ、デバイス本体10の基端部から延在し、以下で詳述されるように、テストストリップバイアル75を片手で開くことを可能にする。
【0027】
エンクロージャ70はウインドウ72を備え、それはエンクロージャ70からのテストストリップバイアル75の取り外しを必要とせずに、テストストリップバイアル75のラベル上のロットナンバーの読み取りを可能にする。ウインドウ72は、任意の適した透明な材料で構成され得、テストストリップバイアル75のラベルの文字情報を拡大するためのレンズを更に備え得る。
【0028】
デバイス本体10は、皮膚表面を切開し、導入領域45に支えられているテストストリップ(不図示)に血液サンプルを供給するためのランセットデバイス30を更に含む。ランセットデバイス30の先端は実質的に円筒状の深さ制御機構32を備え、それに対してユーザは皮膚表面をたずさわらせる。したがって、ランセットデバイス30は調整可能であり得る。本発明の実施形態において、深さ設定は、深さ選択表示器48に隣接して位置付けられた所望の設定ナンバーに円筒状の深さ制御機構32を回転させることによって選択される。更に、ランセットデバイス30は、上記したように、作動状態にされて作動され得、着脱式カバー40を介して容易にアクセスされ得るランセット(不図示)を含み得る。
【0029】
デバイス本体10は、テストストリップポート20を経て受け入れられるテストストリップ(不図示)を処理するため血糖測定器80を更に含む。血糖測定器80は、任意の数のテスト結果を表示することができるLCDディスプレイあるいは同様のデバイスのようなディスプレイウインドウ82を更に含み得る。複数の血糖測定器の操作ボタンあるいは制御装置84は、ユーザに測定器80や測定器のディスプレイウインドウ82を制御することを許容するべく、設けられ得る。データコネクター90は、他のデバイスからデータをアップロードしたり、あるいは、このデバイスから他のデバイスへデータをダウンロードしたりするような伝達アクセスのために、血糖測定器80に設けられ得る。データコネクター90は、電気ペン形式インジェクターあるいは他のデバイスとのデータ交換用にデバイス本体10の底部に配置され得、任意の数の配線で接続された、あるいは無線の伝達コネクターを含み得る。好ましくは、データコネクター90は、三接触電気コネクターのような複数接触電気コネクターを備える。
【0030】
本発明の開示された実施形態の使用は、以下で詳細に述べられ、上で記述され、且つ図1および図2に示された、組み合わされた機構から十分に利益を得る。上で述べたように、本発明の実施形態は、一体型ランセットデバイス30や、(25あるいはそれ以上までの)複数のテストストリップを保持するテストストリップバイアル75を収容するためのデバイス本体10における場所70を備えた血糖測定器80を含む。この実施形態は、デバイス本体10の同じ端部に、グルコーステストストリップ用のテストストリップポート20、および、一体型ランセットデバイス30のランセットの先端を更に含む。そうすることで、本発明の実施形態は、ユーザに、最小限の無駄な動きおよび時間(すなわち、ほとんど連続的な短い動き)で、テストストリップを導入領域45の中へ差し込み、ランセットデバイス30を作動状態にし、指を切開し、そして導入領域45に保持されているテストストリップの縁部上に血液を集めることを可能にする。そのようなステップは、概説され、図3から図12に表されている。
【0031】
多数の既存のデバイスは、ランセットデバイスを、テストストリップから反対側の端部に提供し、切開の後、その装置を回転させる不便な操作を行うことをユーザに要求する。未だに他の既存のデバイスは、測定器のみの装置の場合には別個のランセットデバイスの使用を必要とし、あるいは、ランセットデバイスとテストストリップポートとを反対側の端部に備える測定器の場合には測定器の回転を必要とする。本発明の実施形態は、デバイス本体10の先端部に人間工学的に可能であるように、ぴったりと近くにテストストリップポート20とランセットデバイス30のランセットとを配置することによってこれらの問題を解決し、これにより無駄な動きを最小限に抑える。
【0032】
本発明の開示された実施形態において、近くに一緒に位置付けられたテストストリップポート20とランセットデバイス30とを含むデバイスの先端部あるいは先端のジオメトリーは、ランセットデバイス30に対するコンパクトな機構の使用、および、グルコース測定器80の電子機器回路に対するコンパクトな集積プリント基板の使用に起因する。そのデバイスは、その先端部に着脱式カバー40を更に提供し、それはテストストリップをテストストリップポート20の中へ案内するべく、大きいサイズの導入領域45を提供する。上で述べたように、導入領域45は、改善された可視性および人間工学的な効率のため、テストストリップポート20の開口部を囲む色強調領域(不図示)を更に含み得る。
【0033】
図3から図5に描かれた本発明の実施形態の使用法において、試験者は、指の底部表面あるいは指の側部表面のような皮膚表面上の任意の数の位置を切開することが出来る。具体的に、図3は指の底部表面上の切開手法を描き、図4は図3の切開手法の拡大図を描き、そして図5は指の側部表面上の切開手法の図である。更に、図6および図7に表されているように、皮膚表面を切開した後の多くの試験者は、切開された指を支持するべくデバイスの先端を使うことを好み、導入領域45に保持されているテストストリップの上に血液滴を付けるべく、デバイスの先端の上でそれをそっと回す。具体的に、図6はそのデバイスの先端にある底部が切開された指を表していて、図7はそれがデバイスの先端にあるとき、テストストリップの上に血液滴を付けるべくテストストリップに向かって回転されている図6の底部が切開された指を表している。しかしながら、図8および図9に表されているように、皮膚表面を切開した後の多くの試験者は、切開された指を支持するべくデバイスの先端を使用することを望んでいるわけではないかもしれないが、導入領域45に保持されている隣接したテストストリップの上に血液滴を付けるべく、デバイスの先端から切開された皮膚表面を単に動かすことを好む。具体的に、図8は、デバイスの先端からテストストリップまでの短い距離動かされる側部が切開された指を表していて、図9はテストストリップの上に血液滴を付けるのに用いられている図8の側部が切開された指を表している。
【0034】
未だ他の試験者は、デバイスを動かない状態に保つことを好み、皮膚表面を、実質的に連続的な動きで、ランセットデバイスの先端を横切り、そして隣接したテストストリップにまで回すだろう。以下で説明されるように、そのような「ストリップ・トゥー・ティップ回転」の使用方法は図10から図12に示されている。未だ皮膚表面を切開した後の他の試験者は、導入領域45に保持されているテストストリップの上に血液滴を付けるために、テストストリップの上でテストストリップに向けてそっとそれを回転させるべく、切開された指を支持するために人差し指あるいは隣の指を使うことを好み得る。
【0035】
図3から図5は、そのデバイスを作動状態にした後、指を切開することに対する本発明の実施形態の使用の典型的な様式を表す図である。上で述べたように、ユーザは、片手でアーミングスライド60をしっかりと握り、凹部65内でアーミングスライド60を動かすべく表面に対してデバイス本体10の基端部を押すことによって、ランセットデバイス30をまず作動状態にすることが出来る。
【0036】
図3から図5において、ユーザがランセットデバイス30を皮膚表面95にたずさわらせるとき、テストストリップ76は、デバイス本体10の先端部の導入領域45に位置付けられていて、ランセットデバイス30に隣接している。そうすることで、指の底部表面は、図3や図4に示されているように切開され得、あるいは、指の側部表面は図5に示されているように切開され得る。そして、ユーザは、各々が最小限の走行距離およびデバイス操作を必要とする複数の動きで、皮膚表面95からテストストリップ76へ血液滴を付けることができる。具体的に、ユーザは、隣接したテストストリップ76へ血液滴を動かす間、切開された指を置き、そしてガイドを提供するためにデバイスの先端を用いることが出来、ユーザは隣接したテストストリップ76に血液滴を動かす間、切開された指を置き、そしてガイドを提供するために人差し指を用いることが出来、ユーザは隣接したテストストリップ76に血液滴を提供するべく静止したデバイス周りに切開された指を回転させることが出来、あるいは、ユーザは隣接したテストストリップ76に血液滴を提供するべく切開された指を短い距離単に動かすことが出来る。
【0037】
図6および図7において、導入領域45に位置付けられたテストストリップ76の上に皮膚表面95から血液滴を付けるユーザが示されている。具体的には、ランセットデバイス30の先端の上で、皮膚表面95を回すことによって、ユーザはランセットデバイス30を皮膚表面95(この場合、指の底部表面)にたずさわらせる。ランセットデバイス30の先端は、実質的に円筒状の深さ制御機構32を含み、これに対してユーザは皮膚表面95を関係させる。一旦切開されると、ランセットデバイス30は、皮膚表面95上に血液滴の形成を可能にするべく、皮膚表面95からわずかに引っ込められる。そして、ユーザは、当て面/支持表面としてのランセットデバイス30の先端の頂部に、指の異なる部分(この場合、指の側部表面)を置くことができる。そのような当て場所/支持場所において、手間をほとんどかけないが、まだより大きな程度の制御および正確さを伴って、図6および図7に示されているようにテストストリップ76の上に皮膚表面95から血液滴を付けるべく、ユーザは、テストストリップ76に向かって切開された指を回転させることが出来る。本発明の実施形態は、血液滴をテストストリップ76の上に付けるべく、切開された指を回転させるとき、置くあるいは支持するように、人差し指あるいは隣の指を使うことを更にユーザに可能にする。
【0038】
置いたり支持したりすることがユーザによって必要とされず、あるいは望まれていない場合、図8および図9に示されているようにテストストリップ76の上に血液滴を付けるべく、ランセットデバイス30と隣接するテストストリップ76との間の短い距離を、ユーザは指を単に動かすことが出来る。図8および図9は、血液滴をテストストリップに提供するべく、側部が切開された指を、テストストリップまでの短い距離動かすことによる、本発明の実施形態の使用の典型的な様式を表す図である。
【0039】
上記使用の様式において、ユーザは、血液滴をテストストリップ76の上に付けるべく、実質的には連続動作で、ランセットデバイス30に対してそしてテストストリップ76に向けて指を回転させるか、指を動かすかすることが出来る。例えば、本発明の実施形態は、指が、静止したあるいは実質的に静止したデバイスに対して回転させられる使用の様式を提供する。図10から図12は、血液滴をテストストリップに与えるべく、実質的に連続的な動きにおいて、動かないデバイスの上で、テストストリップに向かって指を回すことによる、本発明の実施形態の使用の典型的な様式を表した図である。具体的には、そのような「ストリップ・トゥー・ティップ回転」の方法において、ユーザは、図10に示されているように血液滴を生み出すべく、ランセットデバイス30の先端の上で、皮膚表面95を回すことによって、ランセットデバイス30を皮膚表面95と関係させる。一旦切開されると、ランセットデバイス30は、血液滴の形成を可能にするべく、皮膚表面95からわずかに引き離される。そして、手間をほとんどかけないが、まだより大きな程度の制御および正確さを伴って、図11および図12に示されているようにテストストリップ76の上に血液滴を付けるべく、ユーザは、近接したテストストリップ76に向かって血液滴を導くために指を回転させることが出来る。使用のこの様式において、指は、静止したデバイス周りに回転される。
【0040】
上記された本発明の実施形態の別の特徴は、デバイス本体10の基端部にあるエンクロージャ70に配置されたテストストリップバイアル75にアクセスすることに対する、この実施形態の片手使用である。図13から図16に、片手でテストストリップバイアル75を開いたり閉じたりするユーザが示されている。図13から図16は、テストストリップバイアルにアクセスするために片手を使用することに対して、本発明の実施形態の使用の典型的な様式を表した図である。
【0041】
したがって、本発明の実施形態は、一体型ランセットデバイス30および複数のテストストリップを保持するテストストリップバイアル75を収容するべくデバイス本体10に設けられたエンクロージャ70を伴った血糖測定器80を含むことが出来る。図1および図2に留意すると、その実施形態は、デバイスの基端部に配置された区画あるいはエンクロージャ70に、グルコーステストストリップバイアル75を収容する。そうすることで、検査のために典型的に必要とされる必需品の全ては、デバイスの本体に配置される。
【0042】
大部分の既存の血糖測定器は、別個のテストストリップバイアルを有し、少なくとも一つの既存のデバイスは、分配用回転台に取り付けられたテストストリップを有する。しかしながら、上記した本発明の実施形態は、血糖測定器80、ランセットデバイス30およびテストストリップ保管所70を結合して一のデバイスにする。しかしながら、これらの実施形態は、任意の数のバリエーションを含み得、各々は、ランセットデバイス30および血糖測定器80と、テストストリップバイアル75を保管するための設備とを合体させている。
【0043】
本発明の実施形態は、測定器−ランセットのデバイスの組み合わせにおいて、ストリップバイアル75のための任意の数の形式の中央寄りのあるいはデバイス上の保管所を提供することができ、またテストストリップバイアル75をエンクロージャ70内に留めて保持するための摩擦式保持機構、機械式ポジティブロックあるいは他の同様の機構のようなテストストリップバイアル75のための任意の数の形式の保持機構を含むことができる。しかしながら、各実施形態およびそのバージョンにおいて、テストストリップバイアル75およびエンクロージャ70は、テストストリップバイアル75が図13から図16に示されたように片手で操作され得るように、好ましくは構成されている。
【0044】
図13から図16は、テストストリップバイアル75およびエンクロージャ70を、結合されたランセットデバイス30および血糖測定器80と共に含む、本発明の実施形態の片手での使用を表している。図13において、ユーザは、片手でデバイス本体10を掴み、デバイス本体10の基端部に指を位置付けている。そして、片手の指を使うことで、ユーザは、使用のためにテストストリップを取り出すべく、図14に示されているように、デバイス本体の基端部のエンクロージャ70に配置されたテストストリップバイアル75を開くことが出来る。やはり、ユーザは、図15に示されているように、デバイス本体の基端部に配置されたテストストリップバイアル75を更に閉じることが出来る。テストバイアル75の開閉操作は、図16に詳細に示されているように、拡張テストバイアルキャップ78の使用を介して更に成し遂げられ得る。
【0045】
本発明の装置および方法の幾つかの典型的な実施形態のみは上で詳細に記述されたけれども、当業者は、本発明の新奇な教えおよび利益から実質的に逸脱することなしに、多くの変更が典型的な実施形態において可能であることを容易に理解するだろう。したがって、全てのそのような変更は、添付された特許請求の範囲に定められた本発明の範囲およびその等価物内に含まれることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の実施形態に従う血糖測定器の頂面を表す斜視図である。
【図2】図1の実施形態の底面を表した斜視図である。
【図3】血液滴を提供するべく指を切開するための本発明の実施形態の典型的な使用様式を表した図である。
【図4】血液滴を提供するべく指を切開するための本発明の実施形態の典型的な使用様式を表した図である。
【図5】血液滴を提供するべく指を切開するための本発明の実施形態の典型的な使用様式を表した図である。
【図6】テストストリップに血液滴を提供するべく、切開された指の置き場として静止したデバイスを用いて、テストストリップの上で底部が切開された指を回転させることによる、本発明の実施形態の典型的な使用様式を表した図である。
【図7】テストストリップに血液滴を提供するべく、切開された指の置き場として静止したデバイスを用いて、テストストリップの上で底部が切開された指を回転させることによる、本発明の実施形態の典型的な使用様式を表した図である。
【図8】テストストリップに血液滴を提供するべく、側部が切開された指をテストストリップに対して短い距離動かすことによる、本発明の実施形態の典型的な使用様式を表した図である。
【図9】テストストリップに血液滴を提供するべく、側部が切開された指をテストストリップに対して短い距離動かすことによる、本発明の実施形態の典型的な使用様式を表した図である。
【図10】テストストリップに血液滴を提供するべく、静止したデバイスの上で指を回転させることによる、本発明の実施形態の典型的な使用様式を表した図である。
【図11】テストストリップに血液滴を提供するべく、静止したデバイスの上で指を回転させることによる、本発明の実施形態の典型的な使用様式を表した図である。
【図12】テストストリップに血液滴を提供するべく、静止したデバイスの上で指を回転させることによる、本発明の実施形態の典型的な使用様式を表した図である。
【図13】テストストリップにアクセスするべくテストストリップバイアルを開けたり閉めたりするのに片手を用いることに対する、本発明の実施形態の典型的な使用様式を表した図である。
【図14】テストストリップにアクセスするべくテストストリップバイアルを開けたり閉めたりするのに片手を用いることに対する、本発明の実施形態の典型的な使用様式を表した図である。
【図15】テストストリップにアクセスするべくテストストリップバイアルを開けたり閉めたりするのに片手を用いることに対する、本発明の実施形態の典型的な使用様式を表した図である。
【図16】テストストリップにアクセスするべくテストストリップバイアルを開けたり閉めたりするのに片手を用いることに対する、本発明の実施形態の典型的な使用様式を表した図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1端部および第2端部を有する本体と、
前記本体の前記第1端部に配置されたランセットデバイスと、
前記ランセットデバイスに隣接してテストストリップを位置付けるため、前記本体の前記第1端部に配置されたテストストリップポートと、そして、
前記本体の前記第2端部に配置されたテストストリップバイアルを収容するためのエンクロージャと、
を備えることを特徴とする片手での使用のための血糖測定器デバイス。
【請求項2】
前記本体は、前記テストストリップポートと前記ランセットデバイスとの間に延びるテストストリップ導入領域を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の血糖測定器デバイス。
【請求項3】
前記テストストリップバイアルを収容するための前記エンクロージャは、前記テストストリップバイアルを入れるために前記本体の前記第2端部に開口部を備えることを特徴とする請求項1に記載の血糖測定器。
【請求項4】
前記テストストリップバイアルを収容するための前記エンクロージャは、そこに入れられている前記テストストリップバイアルへの視覚によるアクセスを許すためのウインドウを更に備えることを特徴とする請求項3に記載の血糖測定器。
【請求項5】
前記テストストリップバイアルを収容するための前記エンクロージャは、前記テストストリップバイアルを保持するため、摩擦式保持機構あるいは機械式ポジティブロックの少なくとも一つを更に備えることを特徴とする請求項3に記載の血糖測定器。
【請求項6】
前記本体は、
ディスプレイと、そして、
前記ディスプレイを通してのデータ入力および見直しのための、少なくとも一つの操作制御機器と、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の血糖測定器デバイス。
【請求項7】
伝達アクセスのため、前記本体に配置されたデータコネクターを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の血糖測定器デバイス。
【請求項8】
前記伝達アクセスは、データアップロードオペレーションおよびデータダウンロードオペレーションの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項7に記載の血糖測定器。
【請求項9】
前記ランセットデバイスは、
前記ランセットデバイスを作動させるために前記本体に配置されたトリガーボタンと、
前記ランセットデバイスを作動状態にするために前記本体に配置されたアーミングスライドと、そして、
ランセットの皮膚侵入深さを合わせ、そして皮膚表面にたずさわるための円筒状の深さ制御機構と、
を備えることを特徴とする請求項1に記載の血糖測定器デバイス。
【請求項10】
前記ランセットデバイスは、前記隣接したテストストリップに向かって回されるときの皮膚表面を支持するための表面を更に備えることを特徴とする請求項9に記載の血糖測定器デバイス。
【請求項11】
前記本体は、ランセットの装備および取り外し用に前記ランセットデバイスへのアクセスを提供するため、前記本体の前記第1端部に着脱式カバーを更に備えることを特徴とする請求項1に記載の血糖測定器デバイス。
【請求項12】
血糖測定器デバイスの片手での使用を容易にする方法であって、
ランセット機構に隣接したテストストリップポートを提供すること、
前記デバイスに入れられているテストストリップバイアルから前記テストストリップポートへ、テストストリップを、前記テストストリップが前記ランセット機構に隣接して置かれるように移すこと、
血液滴を提供するべく、皮膚表面に対して前記ランセット機構を作動させること、そして、
前記皮膚表面から前記隣接したテストストリップへ前記血液滴を移すこと、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項13】
前記隣接したテストストリップへ前記血液滴を移すステップは、
前記ランセット機構に前記皮膚表面を置くこと、そして、
前記血液滴を前記隣接したテストストリップへ動かすべく、実質的には連続動作で前記テストストリップへ向けて前記皮膚表面を回すこと、
を備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
血液滴を提供するべく、皮膚表面に対して前記ランセット機構を作動させるステップおよび前記隣接したテストストリップへ前記血液滴を移すステップは、
前記血液滴を前記隣接したテストストリップへ動かすべく、実質的には連続動作で、前記ランセット機構の上で、そして前記隣接したテストストリップに向けて、前記皮膚表面を回すことを備えることを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項15】
血糖測定器デバイスを片手で使用する方法であって、
血糖測定器デバイスの第1端部のテストストリップバイアルを開き、テストストリップを取り出すこと、
前記デバイスの第2端部のテストストリップポートに、ランセット機構に隣接して前記テストストリップを位置付けること、
血液滴を提供するべく、前記デバイスの前記第2端部の前記ランセット機構を、皮膚表面にたずさわらせること、
前記皮膚表面から前記隣接したテストストリップの上に前記血液滴をつけること、
を備えることを特徴とする方法。
【請求項16】
前記ランセット機構を前記皮膚表面にたずさわらせるステップは、
前記皮膚表面を前記ランセット機構の上に位置付けること、そして、
前記皮膚表面上に前記血液滴の形成を許容するべく、前記皮膚表面から前記ランセット機構を引き離すこと、
を備えることを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記皮膚表面から前記テストストリップの上に前記血液滴をつけるステップは、
前記血液滴に対してぴったりと近くに前記皮膚表面の一部を、支持表面としての前記ランセット機構に置くこと、そして、
前記皮膚表面から前記隣接したテストストリップの上に前記血液滴をつけるべく、実質的には連続動作で、前記皮膚表面を、前記隣接したテストストリップに向けて回すこと、
を備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。
【請求項18】
血液滴を提供するべく前記デバイスの前記第2端部の前記ランセット機構を皮膚表面にたずさわらせるステップおよび前記皮膚表面から前記隣接したテストストリップの上に前記血液滴をつけるステップは、
前記皮膚表面から前記隣接したテストストリップの上に前記血液滴をつけるべく、実質的には連続動作で、前記ランセット機構の上で、前記隣接したテストストリップに向けて、前記皮膚表面を回すことを備えることを特徴とする請求項16に記載の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate

【図11】
image rotate

【図12】
image rotate

【図13】
image rotate

【図14】
image rotate

【図15】
image rotate

【図16】
image rotate


【公表番号】特表2007−532266(P2007−532266A)
【公表日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−508607(P2007−508607)
【出願日】平成17年4月15日(2005.4.15)
【国際出願番号】PCT/US2005/013031
【国際公開番号】WO2005/102154
【国際公開日】平成17年11月3日(2005.11.3)
【出願人】(595117091)ベクトン・ディキンソン・アンド・カンパニー (539)
【氏名又は名称原語表記】BECTON, DICKINSON AND COMPANY
【住所又は居所原語表記】1 BECTON DRIVE, FRANKLIN LAKES, NEW JERSEY 07417−1880, UNITED STATES OF AMERICA
【Fターム(参考)】