説明

特異点判定装置

【課題】デジタルサンプリングデータの特異点の判定を行う装置の小型化を実現する。
【解決手段】特異点判定装置10は、入力信号G0を遅延させて出力するFF11と、入力信号G0とFF11からの出力信号G1との差分を出力する減算器12と、減算器12からの出力信号D1と、しきい値b1とを比較する比較回路14と、減算器12からの出力信号D1を遅延させて出力するFF13と、FF13からの出力信号D2と、しきい値b2とを比較する比較回路15と、各比較回路14,15の各々の比較結果に応じて、入力信号G0の特異点の有無を判定するAND回路16とを備える。

【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
本発明は、デジタルサンプリングデータの特異点を判定する特異点判定装置に関する。
【0002】
従来の装置は、画素欠陥か否かの判定を行うために画素データの特異点を判定している(特許文献1参照)。図4は、特許文献1に開示された装置100の概略構成を示すブロック図である。図4では、注目画素の値がその周辺の画素の値に対して一定レベル以上突出しているか否かを検出する構成のみを示してある。
【0003】
図4に示すように、この装置100は、3つの画素データyn+1,yn,yn-1を抽出するFF(フリップフロップ)101,102と、減算器103,104と、比較回路105,106と、判定回路107とを備える。ここで、ynは注目画素の画素データ、yn+1,yn-1は注目画素に隣接する前後2つの画素の画素データを示している。
【0004】
具体的には、FF101は、入力信号として与えられた画像データyn+1を1クロック分遅延させて、画素データynを出力する。FF102は、FF101から出力された画素データynを1クロック分遅延させて、画素データyn-1を出力する。
【0005】
減算器103は、上述したFF101から出力された画素データynから、入力信号としての画素データyn+1を減算し、結果として、yn−yn+1の出力信号を比較回路105に与える。減算器104は、FF101から出力された画素データynから、FF102から出力された画素データyn-1を減算し、結果として、yn−yn-1の出力信号を比較回路106に与える。
【0006】
比較回路105は、減算器103の出力信号yn−yn+1と、しきい値a1とを比較し、その比較結果に応じた信号を判定回路107に出力する。例えば、減算器103の出力信号yn−yn+1がしきい値a1より大きいときは、比較回路105の出力信号は、ハイレベル(以下、Hレベルという。)となる。一方、yn−yn+1がしきい値a1以下のときは、比較回路105の出力信号は、ローレベル(以下、Lレベルという。)となる。比較回路105の出力信号がHレベルとなるのは、画素データynがyn+1に対して一定レベル以上突出した値をもつ場合である。
【0007】
比較回路106は、減算器104の出力信号yn−yn-1と、しきい値a2とを比較し、その比較結果に応じた信号を判定回路107に出力する。この場合にも、比較回路106の出力信号は、比較回路105の場合と同様の値をとる。すなわち、比較回路106の出力信号がHレベルとなるのは、yn−yn-1がしきい値a2より大きい場合である。
【0008】
判定回路107は、AND回路1071を備えており、AND回路1071によって、比較回路105,106から与えられた2つの出力信号の論理積をとり、その結果として、HレベルまたはLレベルの信号を出力する。この場合、Hレベルの信号となるのは、比較回路105,106からの出力信号がともにHレベルの場合である。この場合には、画素データynが、2つの画素データyn+1,yn-1に対してともに一定レベル以上突出した値をもつ場合となるため、画素データynが特異点をもち、画素データynをもつ画素が欠陥画素と判定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開平7−336699号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
しかしながら、特許文献1に開示された装置では、回路の小型化が難しいという問題があった。すなわち、この装置においては、画素データの差分を行う2つの減算器を備える必要があった。
【0011】
そこで本発明は、デジタルサンプリングデータの特異点の判定を行う装置の小型化を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記の課題を解決するための特異点判定装置は、クロック信号に応じて、入力信号を遅延させて出力する第1の遅延回路と、上記入力信号と上記第1の遅延回路からの出力信号との差分を出力する差分器と、上記差分器からの出力信号と、第1のしきい値とを比較する第1の比較回路と、上記差分器からの出力信号を、上記クロック信号に応じて遅延させて出力する第2の遅延回路と、上記第2の遅延回路からの出力信号、または、その出力信号の反転信号と、第2のしきい値とを比較する第2の比較回路と、上記第1の比較回路、および、上記第2の比較回路の各々の比較結果に応じて、上記入力信号の特異点の有無を判定する判定器とを備えたものである。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、デジタルサンプリングデータの特異点の判定を行う装置の小型化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の実施形態に係る特異点判定装置の構成例を示す図である。
【図2】入力信号の特異点が判定される場合の入力パターン例を示す図である。
【図3】実際に特異点を判定する場合において、実際に信号を入力したときの値の動作例を示す図であって、(a)は本実施形態の特異点判定装置によって実現される動作例、(b)は従来の装置によって実現される動作例を示す図である。
【図4】従来の装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態に係る特異点判定装置の構成について説明する。この実施形態の特異点判定装置は、サンプリングされた入力信号の特異点を判定する装置である。入力信号としては、例えば、CMOSセンサーの出力をデジタル変換した信号や、シリアルデジタル伝送路上の信号等のデジタルサンプリングデータである。
【0016】
[特異点判定装置10の構成]
図1は、特異点判定装置10の概略構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、特異点判定装置10は、入力信号G0を遅延させるFF(第1の遅延回路)11と、入力信号G0とFF11からの出力信号G1との差分を出力する減算器(差分器)12と、減算器12からの出力信号D1を遅延させるFF(第2の遅延回路)13と、2つの比較回路(第1の比較回路,第2の比較回路)14,15と、各比較回路14,15の比較結果に応じて、入力信号G0の特異点の有無を判定するAND回路(判定器)16とを備える。
【0017】
具体的には、FF11は、クロック信号を入力し、このクロック信号の入力に応じて、与えられた入力信号G0を1クロック分遅延させて出力信号G1を生成する。この場合、出力信号G1は、入力信号G0を1クロック分遅延させた信号に相当する。なお、このクロック信号は、例えば、FF13にも与えられる。
【0018】
減算器12は、FF11からの出力信号G1から、入力信号G0を減算し、G1−G0となる信号、すなわち出力信号D1を、FF13および比較回路14にそれぞれ与える。
【0019】
FF13は、上述したクロック信号を入力し、このクロック信号の入力に応じて、入力として与えられた減算器12からの出力信号D1を1クロック分遅延させて出力信号D2を生成する。この場合、出力信号D2は、減算器12からの出力信号D1を1クロック分遅延させた信号に相当する。
【0020】
比較回路14は、減算器12からの出力信号D1と、しきい値(第1のしきい値)b1とを比較する。この実施形態では、一例として、しきい値b1を15の値(正数)とする。比較回路14では、比較対象としての減算器12の出力信号D1が、しきい値b1より大きい場合は、Hレベルの結果信号E1を出力する。一方、比較対象としての出力信号D1が、しきい値b1以下の場合には、結果信号E1は、Lレベルとなる。
【0021】
比較回路15は、FF13からの出力信号D2と、しきい値(第2のしきい値)b2とを比較する。この実施形態では、しきい値b2の一例として、しきい値b1と同じ値、すなわち、15とする。比較回路15では、比較対象としてのFF13の出力信号D2が、しきい値b2より小さい場合は、Hレベルの結果信号E2を出力する。一方、比較対象としての出力信号D2が、しきい値b2以上の場合には、結果信号E2は、Lレベルとなる。
【0022】
結果信号E2のレベルが、結果信号E1の場合と逆になる理由については、後に詳細に説明する。
【0023】
AND回路16は、比較回路14からの結果信号E1と、比較回路15からの結果信号E2とを入力し、2つの結果信号E1,E2の論理積をとる。この場合、AND回路16の出力信号FがHレベルになる、すなわち、入力信号G0の特異点が判定されるのは、2つの結果信号E1,E2がともにHレベルの場合である。一方、2つの結果信号E1,E2がともにLレベル、または、結果信号E1,E2のいずれかがLレベルの場合は、AND回路16の出力信号Fは、Lレベルとなる。
【0024】
[特異点を含む入力パターン]
次に、入力信号G0の特異点が判定される場合の入力パターンについて、図2を参照して説明する。図2は、入力信号G0の特異点が判定される場合の信号パターン例を示す図である。なお、横軸はサンプリング時間n、縦軸は信号レベルsを示している。
【0025】
図2の例では、アナログ信号aが、サンプリング時間n(n=0,1,・・・,15,・・・)に応じてサンプリングされ、信号レベルsをもつサンプリングデータ、すなわち入力信号G0が得られている。
【0026】
図2に示すように、信号レベルsが最大になるのは、サンプリング時間nが5の場合である。この場合には、サンプリング時間n=4,6のときの信号レベルと比較して、n=5のときの信号レベルが突出しているので、n=5のときの入力信号G0は、特異点と判定される。
【0027】
[特異点判定装置10の動作]
以下、特異点判定装置10の動作について、図1、図3および図4を参照して説明する。図3では、入力信号G0として、5,8,6,・・・,9の信号レベルをもつ信号が、この特異点判定装置10と、従来の装置100(図4)にそれぞれ与えられて処理されていく例を示している。
【0028】
図3は、実際に特異点を判定する場合において、実際に信号を入力したときの動作例を示す図であって、(a)は本実施形態の特異点判定装置10によって実現される動作例、(b)は従来の装置100によって実現される動作例を示す図である。図3では、サンプリング時間nが0〜11の場合を示している。
【0029】
図3(a)に示すように、特異点判定装置10のFF11には、サンプリング時間n=0〜11において、入力信号G0として、5,8,・・・,9の信号レベルをもつ信号が順次与えられる。この場合、FF11では、入力信号G0を1クロック分遅延させるので、FF11の出力信号G1は、図3(a)に示したように、1クロック前の入力信号G0となっている。したがって、出力信号G1は、サンプリング時間n=1〜11において、5,8,・・・,8となる。
【0030】
減算器12では、G1−G0の差分を算出するので、減算器12の出力信号D1は、図3(a)に示したように、サンプリング時間n=1〜11において、−3,2,・・・,−1となる。この場合、FF13では、減算器12の出力信号D1を1クロック分遅延させるので、FF13の出力信号D2は、図3(a)に示したように、1クロック前の出力信号D2となっている。したがって、出力信号D2は、サンプリング時間n=2〜11において、−3,2,・・・,2となる。
【0031】
比較回路14では、減算器12の出力信号D1としきい値b1(この実施形態では、b1=15)とを比較するので、比較回路14における比較の結果信号である出力信号E1は、図3(a)に示したように、サンプリング時間n=1〜11において、0,0,・・・,0となる。一方、比較回路15では、FF13の出力信号D2としきい値b2(この実施形態では、b2=15)とを比較するので、比較回路15における比較の結果信号である出力信号E2は、図3(a)に示したように、サンプリング時間n=2〜11において、0,0,・・・,0となる。
【0032】
AND回路16では、比較回路14,15の各出力信号E1,E2の論理積をとるので、図3(a)に示したように、サンプリング時間n=2〜11において、0,0,1,・・・,0となる。したがって、サンプリング時間n=4において、入力信号G0の特異点を判定することができる。
【0033】
次に、従来の装置100の動作について説明する。
図3(b)に示すように、サンプリング時間n=0〜11において、FF101の入力信号yn+1として、5,8,・・・,9の信号レベルをもつ信号が与えられると、FF101の出力信号ynは、1クロック前の入力信号yn+1、すなわち、サンプリング時間n=1〜11において、5,8,・・・,8となる。さらに、FF102の出力信号yn-1は、1クロック前のFF101の出力信号yn、すなわち、サンプリング時間n=2〜11において、5,8,・・・,10となる。
【0034】
減算器103では、yn−yn+1の差分を算出するので、減算器103の出力信号yn−yn+1は、図3(b)に示したように、サンプリング時間n=1〜11において、−3,2,・・・,−1となる。一方、減算器104では、yn−yn-1の差分を算出するので、減算器104の出力信号yn−yn-1は、図3(b)に示したように、サンプリング時間n=2〜11において、3,−2,・・・,−2となる。
【0035】
比較回路105では、減算器103の出力信号yn−yn+1としきい値a(図4の例では、a=15)とを比較するので、比較回路105の出力は、図3(b)に示したように、サンプリング時間n=1〜11において、0,0,・・・,0の信号となる。一方、比較回路106では、減算器104の出力信号yn−yn-1としきい値a(図4の例では、a=15)とを比較するので、比較回路106の出力は、図3(b)に示したように、サンプリング時間n=2〜11において、0,0,・・・,0の信号となる。
【0036】
AND回路1071では、比較回路105,106の各出力信号の論理積をとるので、図3(b)に示したように、サンプリング時間n=2〜11において、0,0,1,・・・,0となる。これは、図3(a)の場合と同一の結果となる。したがって、特異点が判定される場合の入力信号のサンプリング時間は、n=4となる。
【0037】
以上の観点から、本実施形態の特異点判定装置10は、従来の装置100と同様の判定結果を得る。
【0038】
ここで、本実施形態の特異点判定装置10においては、特に、従来の装置100の2つの減算器103,104の出力信号が時間軸方向に相関関係がある点に着目してFF102および減算器104の構成を変更することで、減算器としては、1つの減算器12のみを備える構成となっている。この点について、図4を参照して説明する。
【0039】
従来の装置100では、減算器103の出力信号yn−yn+1と、減算器104の出力信号yn−yn-1は、下記式(1)の関係がある。
【0040】
n(n)−yn+1(n)=yn-1(n+1)−yn(n+1) (1)
【0041】
なお、式(1)において、nはサンプリング時間を示す。
【0042】
式(1)は、さらに式(2)になる。
【0043】
n(n+1)−yn-1(n+1)=−(yn(n)−yn+1(n)) (2)
【0044】
ここで、式(2)において、n+1をmに置き換えると、式(2)は、式(3)になる。
【0045】
n(m)−yn-1(m)=−(yn(m−1)−yn+1(m−1)) (3)
【0046】
ここで、減算器103の出力信号yn(n+1)−yn+1(n+1)をH1(m)、減算器104の出力信号yn(n+1)−yn-1(n+1)をH2(m)と置くと、式(4)、(5)が成立する。
【0047】
H1(m)=yn(m)−yn+1(m) (4)
H2(m)=yn(m)−yn-1(m) (5)
【0048】
ここで、式(5)に式(3)を代入すると、式(5)は、式(6)となる。
【0049】
H2(m)=−(yn(m−1)−yn+1(m−1) (6)
【0050】
式(6)に式(4)を代入すると、式(6)は、式(7)となる。
【0051】
H2(m)=−H1(m−1) (7)
【0052】
式(7)から、H2(m)は、H1(m)を、1サンプリング時間分遅延させて、反転させた信号となる。これは、従来の装置100の減算器103の出力をFFで遅延させて反転させることで、H2(m)を得ることができることを意味する。
【0053】
この観点から、本実施形態の特異点判定装置10では、図1に示したように、減算器12の出力にFF13を接続した構成としている。そして、比較回路15の出力信号E2は、FF13の出力信号D2が、しきい値b2より小さいときにHレベルとし、逆に、しきい値b2以上のときにLレベルとしている。これは、FF13の出力信号D2が、減算器12の出力信号D1の反転信号となるためである。
【0054】
以上説明したように、本実施形態の特異点判定装置10によれば、1つの減算器12を含む構成となるため、従来の装置100に比べて、回路の小型化を実現することができる。また、その結果として、例えば、FPGA(Field programmable Gate Array)のゲート数が削減し、装置の低価格化に寄与し得る。あるいはまた、例えば、FPGA内の動作処理が高速化し、あるいは、回路の信頼性が向上する。
【0055】
次に、本実施形態の特異点判定装置10の変形例について説明する。
【0056】
(変形例1)
図1に示した特異点判定装置10では、FF13の出力信号D2が比較回路15に与えられる場合について説明したが、FF13の出力信号D2の反転信号が比較回路15に与えられるようにしてもよい。この場合、FF13と比較回路15との間に反転回路を備え、この反転回路が、FF13からの出力信号D2を反転させた反転信号を比較回路15に与えるようにする。
【0057】
この場合には、比較回路15は、上述した反転信号が、しきい値b2より大きいときは、Hレベルとし、一方、しきい値b2以下の場合は、Lレベルとする結果信号を、出力信号E2としてAND回路16に与える。
【0058】
以上、実施形態を説明してきたが、具体的な構成は、本実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更なども含まれる。例えば、上述したしきい値b1,b2はともに15としたが、変更してもよい。
【符号の説明】
【0059】
11,13 FF
12 減算器
14,15 比較回路
16 AND回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クロック信号に応じて、入力信号を遅延させて出力する第1の遅延回路と、
前記入力信号と前記第1の遅延回路からの出力信号との差分を出力する差分器と、
前記差分器からの出力信号と、第1のしきい値とを比較する第1の比較回路と、
前記差分器からの出力信号を、前記クロック信号に応じて遅延させて出力する第2の遅延回路と、
前記第2の遅延回路からの出力信号、または、その出力信号の反転信号と、第2のしきい値とを比較する第2の比較回路と、
前記第1の比較回路、および、前記第2の比較回路の各々の比較結果に応じて、前記入力信号の特異点の有無を判定する判定器と
を備えたことを特徴とする特異点判定装置。
【請求項2】
前記第1のしきい値および前記第2のしきい値がともに正数で、かつ、前記第2の比較回路が、前記第2の遅延回路からの出力信号と、前記第2のしきい値とを比較する場合、
前記判定器は、
前記第1の比較器の比較結果として、前記差分器からの出力信号が、前記第1のしきい値より大きく、かつ、前記第2の比較回路の比較結果として、前記第2の遅延回路からの出力信号が、前記第2のしきい値より小さいときに、前記入力信号の特異点を判定することを特徴とする請求項1に記載の特異点判定装置。
【請求項3】
前記第1のしきい値および前記第2のしきい値がともに正数で、かつ、前記第2の比較回路が、前記第2の遅延回路からの出力信号の反転信号と、前記第2のしきい値とを比較する場合、
前記判定器は、
前記第1の比較回路の比較結果として、前記差分器からの出力信号が、前記第1のしきい値より大きく、かつ、前記第2の比較器の比較結果として、前記第2の遅延回路からの出力信号が、前記第2のしきい値より大きいときに、前記入力信号の特異点を判定することを特徴とする請求項1に記載の特異点判定装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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