説明

現像システム、及び現像商品及び/又はサービスを得る方法

使い捨てカメラから生成される現像商品及び/又はサービスに特化した方法であって、使い捨てカメラのラベルを提供する段階を有し、前記ラベルは、使い捨てカメラにより撮像された画像に適用されるべき個々の現像商品及び/又はサービスを識別する第1の操作情報を有する少なくとも1つの領域を備える。続いて、第1の操作情報に基づいて、第2の操作情報を表示する。最後に、第2の操作情報を使い捨てカメラ内にあるフィルムに記録し、潜像させる。第2の操作情報は、特定の現像商品及び/又はサービスを、前記フィルムの潜像から生成するため、現像者により使用される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般に現像の分野に関連し、より詳細には、特注の又は専門の現像に関する。より具体的には、本発明は、現像者に特別な特徴の種類が要求されていることを示すために、固有の、付属ラベルを活用する方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
現像の修正は、多くの場合、フィルムの種類に基づき行われる。しかしながら、修正の内容は、特定のフィルム種類の特定の処理に限定される。異なる処理の特徴の検出及び実行は、写真処理の環境を混乱させるので、特殊な現像は奨励されない。
【0003】
特殊な現像の要求を現像者に伝える、簡単で信頼される方法が必要とされる。要求される現像の種類は、消費者にも伝えられなければならない。フィルムにデータフレームを印刷する方法が良く知られている。データフレームの感光とカメラのラベルへの印刷は、インクジェット技術により、同時に可能である。しかしながら、ラベルは、通常、製造過程において異なる行程で印刷され適用される。また、ラベルは、データフレームの感光速度と等しい速度に応じ調整されなければならない。
【0004】
APSフィルムシステムは、フィルムカセットに適用されるラベルから番号を読み取り、その番号をフィルムに感光させる。しかしながら、その番号は、カメラから読み取られず、フィルム現像処理の如何なる決定にも利用されない。
【0005】
現像者に、消費者により明示的に要求された、又は消費者のカメラの利用法から自動的に分かる特定の種類のフィルム現像処理を、簡単に伝える必要がある。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上述の問題の1つ以上を克服することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
簡潔に纏めると、本発明の1つの特長によると、使い捨てカメラから生成される現像商品及び/又はサービスに特化した方法であって、使い捨てカメラのラベルを提供する段階を有し、前記ラベルは、使い捨てカメラにより撮像された画像に適用されるべき個々の現像商品及び/又はサービスを識別する第1の操作情報を有する少なくとも1つの領域を備える。続いて、第1の操作情報に基づいて、第2の操作情報を表示する。最後に、第2の操作情報を使い捨てカメラ内にあるフィルムに記録し、潜像させる。第2の操作情報は、特定の現像商品及び/又はサービスを、前記フィルムの潜像から生成するため、現像者により使用される。
【0008】
本発明の別の特長は、現像商品及び/又はサービスを得る方法を提供する。前記方法は、現像商品及び/又はサービスと関連付けられた公共の被写体の画像の撮像を含む。続いて、撮像された公共の被写体の画像を現像者へ送る。最後に、ユーザーは公共の被写体に関連付けられた情報に基づき、少なくとも1つの現像商品及び/又はサービスを得る。
【実施例】
【0009】
上述の本発明の特長、特徴、及び利益は、以下の説明及び図を参照し、より明らかになるだろう。図中の同一の参照符号は、複数の図において同一の特徴を示す。
【0010】
理解のため、可能ならば、複数の図に共通の同一の要素を示すために、同一の参照符号が用いられる。
【0011】
本発明は、特定の現像の所望の種類を、消費者と現像者の両方に伝える手段を提供する。
【0012】
図1を参照する。事前に感光された画像フレームを有する使い捨てカメラ10(以後、OTUC10と称する)は、付属ラベル20を有する。付属ラベル20には、現像者にOTUC10が特定の写真現像サービスを必要とすることを警告するために、機械読み取り可能なコード30又は人間に解読可能なコード40が書かれている。機械読み取り可能なコード30及び人間に解読可能なコード40は、光学式文字認識のために設計され、ラベル20に書かれた文字のように一体化させて良い。ラベル20はまた、取り外し可能な受領書50を有する。取り外し可能な受領書50には、現像商品及び/又はサービスを受領又は注文するためのURLインターネットアドレスが書かれている。これらの現像商品及び/又はサービスは、取り外し可能な受領書50に含まれるパスワードを用いて利用できて良い。更に、ラベル20は、他の現像IDコードを含むデータベースに接続可能な固有のIDコードを備えたRFタグであって良い。
【0013】
図2を参照する。システム5はOTUC10、及びバーコード読み取り機70を通じてラベル20を読み取れるカメラ保持用備品60を有する。バーコード読み取り機70を用いる代わりに、カメラは、RF読み取り機(図示されない)を通じて自動的に情報を通信するRFタグを有して良い。好適な実施例では、このラベルはOTUC10に恒久的に付属するが、必ずしもそうでなくて良い。ラベルは、製造過程において一時的なもの又は取り外し可能であって良い。
【0014】
視度調整装置80は、焦点の維持と同時に、ソフトディスプレイ90からカメラ保持用備品60に保持されたOTUC10との距離を縮めるために利用される。データベースはまた、固有のIDを「インターネット接続」のような特定の現像サービスと関連させるために利用される。
【0015】
特定の印又はRFタグのような他の通信手段を備えるラベル20は、OTUCに付属する。この場合、ラベルは説明のための一例であり、制限ではない。ラベル20は、購入者にこのOTUC10からのフィルムは、プリントされる又は所望の出力を生成するためにデジタル現像システムにより処理されることを、警告する。好適な実施例では、カメラ10は、KodakのMax Water&Sport(商標)のような水中で撮影できるOTUC10である。OTUC10のラベル20は、機械読み取り可能なコード30及び人間に解読可能なコード40のような操作情報を有する。操作情報は、デジタル現像システムに、イーストマン・コダックのSea Processing(商標)のような適切な現像処理が現像される画像に適用されるべきであることを警告する。
【0016】
図2は、カメラ保持用備品60に置かれたOTUC10を示す。バーコード読み取り機70は、機械読み取り可能なコード30を読み取り、それをコンピューター110へ付属品/コンピューターとの連結手段120を用いて送信する。また、デジタルカメラは、バーコード読み取り機70の位置で利用される。本実施例では、連結手段120は、線のように示されるが、無線送信のような他の手段が利用されても良い。コンピューター110は、機械読み取り可能なコード30を用い、ソフトディスプレイ90に表示する表示画像100を選択する。表示画像100は、機械読み取り可能なコード30又は他の画像であって良い。OTUC10はシャッターを開け、表示画像100の感光が行われる。表示画像100の感光に焦点を合わせることは、視度調整装置80を近付けるなどの焦点合わせの補助的な光学的手段を利用して達成される。OTUC10内のフィルムは、感光したフレームが二重に感光されないよう発展させて良い。又は前記フィルムは、OTUC10のユーザーにより発展させられて良い。
【0017】
図3及び4を参照する。ユーザーはOTUC10を通常の方法により小売店で入手し、所望の画像を撮影する。現像者がOTUC10を受け取ると、感光したフィルム190は、OTUC10から抜き出され、フィルム現像機200で処理される。現像されたフィルム片130は、スキャナー210で読み取られる。画像サーバー220は、読み取られた画像が通常の画像180か又はデータフレーム140かを識別する。データフレーム140は、固有のIDの形式で、操作情報を有して良い。データフレーム140を検出すると、画像サーバー220は、機械読み取り可能な固有のID160を読み取り、所望のアルゴリズムを撮影された画像に適用する。本実施例では、イーストマン・コダック社のSea Processing(商標)が、水中で撮影された画像に適用され、外見を向上させる。修正された画像のファイルは、画像を印刷するデジタルプリンター230へ送信される。データフレーム140は印刷されなくても良い。
【0018】
フィルムがフィルム現像機200で処理され、スキャナー210で読み取られると、データフレーム140内の機械読み取り可能な固有のID160は、スキャナー210により読み取られる。また、人間に解読可能な固有のID150は、スキャナー210により読み取られ、そして光学式文字認識(OCR)ソフトウェアにより解読されて良い。固有のID番号は、指定された現像サービスを提供するため、データベースへのアクセスに利用できる。
【0019】
また、人間に解読可能な固有のID170は、適切な現像処理を得るために、オペレーターにより利用されて良い。この人間に解読可能な固有のID170は、適切な現像処理を提供するため、機械読み取り可能な固有のID160の意味を理解しない現像者により利用されて良い。この現像者は、固有のIDにより示されたアルゴリズムを有してはならず、人間に解読可能な固有のID170の情報を、所望の種類と類似した現像処理を得るために、利用できる。
【0020】
データフレーム140を感光する別の方法は、図5に示されるように、反射された光学的経路を通じることができる。番号を読み取り、OTUC10にソフトディスプレイの画像を撮影させる代わりに、OTUC10は、カメラ自体のラベル20を撮像することを提供して良い。従って、データフレーム140の感光は、実際には、ラベル20の撮影された画像である。光源240は、ラベル20を照射する。ラベル20の画像は、反射鏡250及び260により反射される。密着した視度調整装置は、適切な焦点と倍率をOTUC10に提供し、データフレーム140を感光する。別の光学的経路(図示されない)は、OTUC10のフラッシュ15からの光でラベル20を照射するよう設けられて良い。
【0021】
指定された現像サービスは、固有のIDに依存する複数の異なるサービスであって良い。前述のSea Processing(商標)は、一例である。サービスは、写真の裏に日付又はロゴを印刷するような簡単なものであって良い。サービスの特殊化は、カメラ毎に特化した異なるサービスであって良い。
【0022】
良く知られたAPSシステムのような、消費者が画像を撮影する間に、切り替え可能な条件を検出する手段がある場合、単一のカメラで全てを感光する前に、サービスが要求されて良い。従って、データフレーム140により指定された特定のサービスは、一部の写真のために選択され、他の写真には選択されない。
【0023】
図6は、完全に固有のコードを備えた、取り外し可能な受領書50を有するラベル20を示す。ラベル20は、そのラベルを他の全てのラベルと区別する、複数の固有の識別子を有する。この場合、取り外し可能なラベル50は、URL52又はURLに対応する番号を有する。また、ラベル20は、スクラッチカードのコーティングにより見えないよう覆い隠されたパスワード54を有する。データベースはまた、固有のコードを「インターネットアクセス」のような特定の現像サービスに関連付けるために利用される。この固有のコードは、OTUC10、この場合使い捨てカメラ、内のフィルムに、上述の方法により感光される。消費者が撮影の後に現像されたフィルムを有する場合、コードは読み取られ、読み取られた画像は取り外し可能な受領書50のURL52へ掲載される。そして消費者はパスワード54を用いることにより、そのサイトの画像にアクセスできる。これにより、フィルムの固有の感光を通じて現像処理を制御する、本発明の可能性が示される。
【0024】
方法は、固有のIDが各OTUC10内のフィルムに適用されるようにする。固有のIDは、各OTUC10からの画像が違った方法で扱われるようにする。この場合、それぞれの個々のOTUC10からの画像は、異なるURL52へ掲載され、OTUC10毎に異なって良い特定のパスワード54によりアクセスされる。留意すべきことは、データベースがURL52と関連したパスワード54を有する場合、パスワード54はまた、データフレーム140への感光に含まれて良いことである。これは、ネガフィルムが返却された場合、又はURL52及びパスワード54が注文通りに返却された写真の何れかに印刷されている場合、ユーザーが取り外し可能な受領書50を用いずにURL52へ掲載された画像へアクセスできるようにする。また、パスワード54は、特別な照明条件の下でのみ見えるインクで印刷されて良い。URL52に対応するウェブサイトはまた、画像の格納及び画像の別の種類の選択へアクセスする手段を提供して良い。これらは大伸ばし、情緒的加工、挨拶状、複数画像、デジタルズーム指示、パノラマ指示、DVD注文、CD注文、又は大きいインデックスプリント注文を含むが、これらに限定されるものではない。
【0025】
データフレーム140はまた、セキュリティ情報を有して良い。透かし(図示されない)又は他のセキュリティ手段は、データフレーム140の信頼性を判断するために含まれる。購入価格が特別な現像サービスのための追加コストを含んでいる場合、これは重要であろう。現像者は透かしを検出し、カメラ製造者により提供されるデータベースで固有のIDのサービスの正当性を検索できる。
【0026】
図7を参照する。現像を制御する被写体を提供するシステム700を示す。システム700は、現像商品及び/又はサービスを選択する手段を提供するタッチスクリーン710、コンピューター720、プリンター725、及び現像制御コードを提供するために利用される被写体730を有する。ユーザー705は現像商品及び/又はサービスをモニター710上で選択し、コンピューター720は、適切な被写体730を印刷するようプリンター725に指示する。その後、ユーザー705は、被写体730の画像を撮影する。また、ユーザー705は直接モニター710の画像を撮影して良い。
【0027】
同様に、ユーザー705は、www.kodak.com\specialsへ行くよう指示され、OTUC10を「設定する」無数の選択肢を見つける。ウェブインターフェースは、ユーザーに、カメラからの1つのフレームを感光させるための指示を有する8.5×11のシートを印刷できるようにする(例えば、印刷物を床面に置く、シートの縁の先端に配置する、立った姿勢で印刷物を撮影する、等)。
【0028】
図8を参照する。被写体730は、小売店により写真小売りカウンター800に置かれ提供される。ユーザー705は、被写体730上の明示的なメッセージ810により、被写体730の画像を撮影するよう勧められる。この画像の撮影により、図3に示されるようなデータフレーム140が作成される。ユーザー705は、現像者がデータフレーム140を読み取る時に無料のもう1つのプリントのセットのような、特別な現像を受け取る。
【0029】
図9を参照する。データフレーム140を作成する別の方法は、公共の場所又はテーマに沿った場所等で、消費者に公共の被写体を提供する方法である。掲示板900は、「この掲示板の写真を撮り、フィルムをCVSへ送ると、B&Wプリントのセットをもう1つ受け取れます」のような、魅惑的な指示を示す。別の実施例は、消費者に、スポーツイベントで、特定の時間に、Jumbo−Tron(商標)のような、被写体ラベルを表示している大画面の屋外スクリーンを撮影させる。(図示されないが)カメラの利用者は、Jumbo−Tron(商標)を撮影し、無料の8×10の決勝のタッチダウンのプリントの又はスポーツイベントのテーマ(例えば、フットボール、野球、サッカー等)の縁を有するプリントのような特別なサービスのために、彼らのフィルムを特定の現像者へ送るよう奨励される。掲示板又は大画面画像の撮影は、フィルムを有するカメラ又はデジタルカメラを含む、如何なるカメラによっても可能であり、OTUC10に限定されない。
【0030】
図10を参照する。図10は、特定の現像商品及び/又はサービスと関連付けられた操作情報を撮影及び表示する一連の動作を示すフローチャート1000を示す。動作1010は、ラベル20の操作情報の画像の撮影を要求する。操作情報は、機械読み取り可能なコード30又は人間に解読可能なコード40を有する。第1の操作情報源からの要求された特定の現像商品及び/又はサービスの決定は、動作1020で生じる。動作1030は、第2の操作情報(第2の操作情報は、第1の操作情報に基づく)の表示を要求する。次に、動作1040は、OTUC10を経由して第2の操作情報の画像の撮影を要求する。
【0031】
また、特別なサービスは、フィルムの注文の部分のみに適用できる。消費者は、被写体ラベル1(B&Wプリント)を撮影し、その「モード」で複数の写真を撮像し、そして次の複数のフレームをカラープリントにしたいか決定する。消費者は、別のフレームに被写体ラベル2を撮像し、そして注文の残りを漫画のプリントにするよう決定する(別の被写体ラベルを撮像する)。現像システムにおいて、被写体は、別の被写体が検出されるまで、又は注文の最後まで有効である。この技術はまた、デジタルカメラで利用されて良い。被写体を撮像した第1の画像は、デジタル画像を受け取る現像者又はソフトウェアに、一連の中の次の画像はある特定の方法で処理されるよう要求されていることを警告して良い。第2の被写体又は第1の被写体もう1つの撮像は、ユーザーが通常の画像処理へ戻ることを要求していることを示して良い。
【0032】
本発明は、好適な実施例を参照して説明された。しかしながら、変形及び変更は、本発明の範囲から逸脱することなく、当業者により実施され得る。

【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】外部に固有のコードを印刷された使い捨てカメラの斜視図である。
【図2】印刷されたラベルから得た固有のコードを、使い捨てカメラ内のフィルムのデータフレームに感光するデジタルシステムの斜視図である。
【図3】感光及び加工されたデータ及び画像フレームを有するフィルム片の部分の正面図である。
【図4】データフレームから固有のIDを得るシステムの図である。
【図5】印刷されたラベルから得た固有のコードを、使い捨てカメラ内のフィルムのデータフレームに感光するアナログシステムの斜視図である。
【図6】使い捨てカメラの、取り外し可能な受領書を有するラベルの例、及び印刷された固有のコードの例である。
【図7】被写体を作成する、本発明のシステムの例である。
【図8】小売店における利用のために、事前に印刷された被写体の例である。
【図9】被写体を作成するために利用される掲示板の例である。
【図10】特定の現像商品及び/又はサービスと関連した操作情報を撮像及び表示するフローチャートの例である。
【符号の説明】
【0034】
5 システム
10 使い捨てカメラ
15 フラッシュ
20 ラベル
30 機械読み取り可能なコード
40 人間に解読可能なコード
50 取り外し可能な受領書
54 パスワード
60 カメラ保持用備品
70 バーコード読み取り機
80 視度調整装置
90 ソフトディスプレイ
100 表示画像
110 コンピューター
120 カメラ保持用備品/コンピューターとの連結手段
130 現像されたフィルム片
140 データフレーム
150 人間に解読可能な独自ID
160 機械読み取り可能なID
170 人間に解読可能な独自ID
180 画像フレーム
190 感光されたフィルム
200 現像機
210 フィルムスキャナー
220 画像サーバー
230 デジタルプリンター
240 光源
250 反射鏡
260 反射鏡
700 システム
705 ユーザー
710 タッチスクリーンモニター
720 コンピューター
725 プリンター
730 被写体
800 小売りカウンター
810 メッセージ
900 掲示板
1000 フローチャート
1010 操作情報の画像を撮影する
1020 要求された特別な現像商品及び/又はサービスを決定
1030 第2の操作情報を表示
1040 第2の操作情報の画像を撮影

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使い捨てカメラから生成される特別な現像商品及び/又はサービスを得る方法であって、
a)使い捨てカメラにより撮影された画像を用い、利用されるべき特定の現像商品及び/又はサービスを識別する第1の操作情報を有する少なくとも1つの領域を備える、使い捨てカメラのラベルを提供する段階、
b)ラベルから第1の操作情報を撮像する段階、
c)第1の操作情報に基づき、第2の操作情報を表示する段階、及び
d)第2の操作情報を使い捨てカメラ内のフィルムに記録し潜像させる段階
を有し、前記第2の操作情報は、フィルムの潜像から特別な現像商品及び/又はサービスを生成するために、現像者により利用される、方法。
【請求項2】
第1の操作情報及び第2の操作情報は同一である、請求項1記載の方法。
【請求項3】
第2の操作情報を表示する段階は、反射された光学的経路を利用する段階を有する、請求項1記載の方法。
【請求項4】
第1の操作情報は、機械読み取り可能なコードである、請求項1記載の方法。
【請求項5】
第1の操作情報は、人間に解読可能なコードである、請求項1記載の方法。
【請求項6】
第2の操作情報は、フィルムのデータフレームである、請求項1記載の方法。
【請求項7】
第2の操作情報を表示する段階は、使い捨てカメラの焦点をディスプレイ装置に合わせるための補助的な光学的手段を有する、請求項1記載の方法。
【請求項8】
第1の操作情報を撮影する段階は、ドキュメントスキャナー、機械コード読み取り機、光学式文字認識(OCR)機能を備えたスキャナーから構成されるグループから選択されたラベル読み取り機を利用する段階を有する、請求項1記載の方法。
【請求項9】
第2の操作情報を表示する手段は、画像を現像機へ転送するために、デジタルカメラ又はバーコード読み取り機を用い、現像機は、ラベル上の第1の操作情報を解読する、請求項1記載の方法。
【請求項10】
表示装置は、使い捨てカメラによる撮影のために、現像機により提供されるラベルの画像を表示する、請求項9記載の方法。
【請求項11】
第2の操作情報を記録する段階は、
c1)第2の操作情報を表示装置から撮像する段階
を更に有する、請求項1記載の方法。
【請求項12】
ラベルは、特別な現像商品及び/又はサービスをユーザー及び/又は現像システムに伝えるために利用される、請求項1記載の方法。
【請求項13】
ラベル上の第1の操作情報は、画像の格納のために指定されたURLウェブサイトである、請求項1記載の方法。
【請求項14】
特別な現像商品及び/又はサービスは、白黒写真を含む画像処理、水中の補正、色の強調、落ち着いた色彩、ロトスコープ、漫画入り、セピア着色、及び/又はディスクへの格納、URLへの格納、画像の電子メール送信、フォトアルバム、ステッカーの印刷、引き伸ばしプリント、縮小プリント、及びカレンダーを含む補助的な画像商品から成るグル―プから選択される、請求項1記載の方法。
【請求項15】
現像システムであって、
a)使い捨てカメラに、使い捨てカメラにより撮影された画像に適用されるべき特定の現像商品及び/又はサービスを識別する第1の操作情報をラベル付けする手段、
b)ラベルから第1の操作情報を撮像する手段、
c)第1の操作情報に基づき、第2の操作情報を表示する手段、及び
d)第2の操作情報を、使い捨てカメラ内のフィルムに撮像し潜像にする手段、
を有し、第2の操作情報は、現像者により、ユーザーがフィルムに撮像した潜像から、特定の現像商品及び/サービスを生成するために利用される、現像システム。
【請求項16】
第1の操作情報は、機械読み取り可能なコードである、請求項15記載の現像システム。
【請求項17】
第1の操作情報は、人間に解読可能なコードである、請求項15記載の現像システム。
【請求項18】
第2の操作情報は、フィルムのデータフレームである、請求項15記載の現像システム。
【請求項19】
第1の操作情報及び第2の操作情報は同一である、請求項15記載の現像システム。
【請求項20】
第2の操作情報は、記憶データベースに格納された特定の現像の指示を識別するために用いられ及びフィルムに撮像されるべき画像を生成するために用いられるIDを提供する、請求項15記載の現像システム。
【請求項21】
現像された潜像は、現像者により、少なくとも1つの撮像された潜像に関連している現像商品及び/又はサービスを決定するために用いられる、請求項15記載の現像システム。
【請求項22】
反射された光学的経路は、第2の操作情報からフィルムへ画像を撮像するために提供される、請求項15記載の現像システム。
【請求項23】
第2の操作情報を表示する手段は、コンピューターにより駆動されるディスプレイ装置を有する、請求項15記載の現像システム。
【請求項24】
密着した視度調整装置は、第2の操作情報をフィルムに撮像するために用いられる、請求項15記載の現像システム。
【請求項25】
第2の操作情報は、撮像された画像がどのように操作されるべきかを伝える、請求項15記載の現像システム。
【請求項26】
第2の操作情報は、現像者にフィルムから得た画像をどのように操作するかの指示を提供する、請求項15記載の現像システム。
【請求項27】
現像商品及び/又はサービスを得る方法であって、
a)現像商品及び/又はサービスに関連付けられた公共の被写体の画像を撮像する段階、
b)公共の被写体の撮像された画像を現像者へ送る段階、
c)公共の被写体に関連付けられた情報に基づき、少なくとも1つの現像商品及び/又はサービスを得る段階、
を有する、方法。
【請求項28】
公共の被写体は掲示板を含む、請求項27記載の方法。
【請求項29】
公共の被写体は大画面の屋外スクリーンを含む、請求項27記載の方法。
【請求項30】
現像商品及び/又はサービスを得る方法であって、
a)被写体は、連続する画像の現像の特性の変化を示し、現像商品及び/又はサービスに関連付けられた被写体の画像を撮像する段階、
b)撮像された被写体の画像を現像者へ送る段階、及び
c)被写体に関連した情報に基づき、少なくとも1つの現像商品及び/又はサービスを得る段階
を有する、方法。
【請求項31】
現像商品及び/又はサービスを得る方法であって、
a)第1の被写体は、連続する画像の現像の特性の変化を示し、現像商品及び/又はサービスに関連付けられた第1の被写体の画像を撮像する段階、
b)第2の被写体は、連続する画像の現像の元の特性へ戻ることを示し、現像商品及び/又はサービスに関連付けられた第2の被写体の画像を撮像する段階、
c)撮像された第1及び/又は第2の被写体の画像を現像者へ送る段階、及び
d)第1及び/又は第2の被写体に関連付けられた情報に基づき、少なくとも1つの現像商品及び/又はサービスを得る段階
を有する、方法。
【請求項32】
第2の操作情報は、特定の現像商品及び/又はサービスを提供するための指示を得るために、現像されたフィルムの画像スキャナーにより読み取られる、請求項15記載の現像システム。
【請求項33】
ラベル付けする手段は、ユーザーの画像を格納するための固有のURLを開設するための固有のID番号及び関連したパスワード及びユーザーが前記画像を配置しアクセスする手段を提供する、請求項15記載の現像システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公表番号】特表2007−511932(P2007−511932A)
【公表日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−535502(P2006−535502)
【出願日】平成16年9月17日(2004.9.17)
【国際出願番号】PCT/US2004/030609
【国際公開番号】WO2005/041555
【国際公開日】平成17年5月6日(2005.5.6)
【出願人】(590000846)イーストマン コダック カンパニー (1,594)
【Fターム(参考)】