説明

球面継ぎ手

【課題】 球面軸受部における摩擦面が露出するほどのおおきな揺動が防止される球面継ぎ手を提供する。
【解決手段】 球面状の外周面を有する支持軸3と、この支持軸3の外周面に接する球面状の内周面によって前記支持軸3を揺動可能に支持する軸受部材11とを備えており、軸受部材11の内周面より支持軸3の軸方向外方の部分に、支持軸3の揺動を所定範囲に制限するストッパ部15が形成されており、このストッパ部15が、軸受部材11を貫通して外方へ露出した支持軸3の周囲を、隙間Gを空けて囲むように形成されており、支持軸3が軸受部材11を中心に所定角度揺動したときにストッパ部15に接触するように構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は球面継ぎ手に関する。さらに詳しくは、球状の内周面と球状の外周面とを接触させることにより、二部材を互いに揺動や回転を許容して接続するための球面継ぎ手に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、球面継ぎ手は種々の技術分野で種々の装置に採用されている。たとえば、駆動シリンダを回転および揺動が可能なようにその基端部を取り付けるためにも用いられる。この使用法はたとえば特許文献1に開示されている。
【0003】
図4に示すように、この球面継ぎ手は、シリンダ51の基部52と、この基部52を覆うように支持する支持部材53とから構成されている。換言すれば、シリンダ51の基部52が軸部材であり、支持部材53が球面軸受である。そのとおり基部52の外周面は球面状に形成されている。支持部材53の内周面である軸部材52との摩擦面(摺動面)も球面状に形成されている。
【0004】
前記支持部材53は、シリンダの基部52に対して着脱しうるように二つに分離可能であり、固定ボルト54によって一体化されている。支持部材53と基部52との摩擦面には潤滑油が供給されている。そして、支持部材53の摩擦面の両端縁にはそれぞれ、潤滑油の漏洩を防止するため、および、塵埃等の摩擦面への侵入を防止するためにリング状のシール部材55が設置されている。いわゆるロッドエンド等、球面部を有する軸とこの軸を揺動自在に支持する球面軸受からなる公知の球面継ぎ手は図示のような構成のものがほとんどである。
【0005】
かかる構成の球面継ぎ手では、図中に二点鎖線で示すように軸部材52が大きい角度揺動すると、軸部材52の摩擦面の端縁が支持部材53のシール部材55より内方へ回転してしまうおそれがある。そうすると支持部材53のシール部材55より内方の摩擦面が大気に露出することになる。その結果、支持部材53の摩擦面に塵埃が付着したり、シール部材が軸部材52の摩擦面の端部によって損傷させられる可能性も生じる。
【特許文献1】特開平9−14207号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、軸部材が揺動したときに、支持部側のシール部材より内方の摩擦面が露出することが防止される球面継ぎ手を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の球面継ぎ手は、
球面状の外周面を有する軸部と、この軸部の外周面に接する球面状の内周面によって前記軸部を揺動可能に支持する支持部とからなり、
前記支持部の内周面より軸部の軸方向外方の部分、または、当該部分に対向する軸部の部分に、軸部の揺動を所定範囲に制限するストッパ部が形成されている。
【0008】
かかる球面継ぎ手によれば、そのストッパ部によって軸部の揺動を所定範囲、たとえば支持部の摩擦面が露出しない範囲に制限することができる。
【0009】
支持部を貫通して外方へ露出した軸部の周囲を前記ストッパ部が隙間を空けて囲むように形成するとともに、支持部を中心に所定角度揺動したときにその軸部がストッパ部に接触するように構成することができる。
【0010】
このようなストッパ部を、支持部に形成された軸部貫通孔の内周面から軸部に向けて内方へ突出する鍔状部から構成し、その内周形状を軸部の横断面外形よりわずかに大きく且つほぼ相似形となるように構成することができる。
【0011】
または、ストッパ部を、軸部の横断面外形よりわずかに大きく且つほぼ相似形の内周形状を呈した環状の独立したストッパ部材として構成するとともに、支持部に着脱可能に構成することもできる。このように構成すれば、内周形状の異なるストッパ部材を複数個用意しておき、制限したい揺動角度に適合するようにストッパ部材を変更することができる。
【0012】
前記支持部の内周面より軸部の軸方向外方の部分、および、この部分に対向する軸部の部分のうちのいずれか一方に、他方に接触する弾性部材を設置することができる。かかる弾性部材を装備することにより、軸部がこの弾性部材に保持された状態にすることができる。そうすれば、軸部がストッパに接触しない、いわばニュートラルな位置に弾性的に保持され、揺動するときにはこの弾性部材を押圧変形させて動くので、とくに揺動にとっての障害とはならない。また、前述のストッパ部による揺動範囲の制限とともにニュートラル保持という機能がコンパクトな構成に集約されるので、製造コストの低減、保守作業時間の短縮および作業手順の簡略化が可能となる。
【0013】
前記弾性部材を、軸部の周囲を取り囲むように支持部に取り付けられた、環状の可撓性素材、たとえばゴムや軟質の合成樹脂等から形成することができる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の球面継ぎ手によれば、ストッパ部を備えていることにより、その軸部と支持部とが相対的に揺動したときでも、支持部の摩擦面が露出することが防止されうるので、軸部と支持部との摩擦面へ塵埃等の侵入が効果的に防止される。また、ストッパ部は球面継ぎ手自体に設置されているため、全体構造が簡素且つコンパクトなものとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
添付の図面を参照しながら本発明にかかる球面継ぎ手の実施形態を説明する。
【0016】
図1は本発明の球面継ぎ手の一実施形態が適用された装置の一部を示す縦断面図である。図2は図1のII−II線矢視図である。図3は本発明の球面継ぎ手の他の実施形態が適用された装置の一部を示す縦断面図である。
【0017】
図1および図2には、駆動シリンダ1のロッドエンド構造として採用された球面継ぎ手が例示されている。この球面継ぎ手は、駆動シリンダ1の基部2と、この駆動シリンダ1をその基部2を中心として揺動可能且つ回転可能に支持する円柱状の支持軸3とから構成されている。この支持軸3が軸部材に相当し、前記基部2がこの軸部材を相対的に揺動可能且つ自軸回り回転可能に支持する支持部材に相当する。
【0018】
この支持軸3には球面状に膨出した外周面を有する太鼓状の球面管部材5が外嵌されている。この球面管部材5は、その一端部が支持軸3に形成された段差部4に接触し、他端部が支持軸3に螺着される固定ナット6に接触することにより、支持軸3に固定されている。支持軸3の両端にはそれぞれ取付ブラケット7が設置されている。この取付ブラケット7が取付対象の基台8等にボルト9等によって固定される。球面管部材5の球面状の外周面が摩擦面となる。
【0019】
駆動シリンダ1の基部2には、支持軸3が挿通される貫通孔10が形成されている。この貫通孔10の内周面には、環状の球面滑り軸受部材(以下単に軸受部材という)11が貫通孔10と同軸状に嵌着されている。この軸受部材11はその内周面が凹陥した球面状を呈しており、前記球面管部材5の球面状の外周面が接する摩擦面となる。この軸受部材11はその内周面と球面管部材5の外周面とはほぼ同一曲率の球面にされている。軸受部材11は、その一端部が前記貫通孔10内の段差部12に接触し、他端部が軸受部材11の抜け止めのための軸受固定金具13に接触することにより、貫通孔10内に固定されている。軸受固定金具13は、貫通孔10の端部に配置され、軸受部材11の端部に接触した状態で固定ボルト18によって基部2に固定されている。また、軸受部材11の摩擦面の両端部にはそれぞれ、円環状のシールリング14が球面管部材5の摩擦面に接するように設置されている。球面管部材5の摩擦面は軸受部材11の摩擦面より、軸方向に広く形成されている。
【0020】
この構成により、駆動シリンダ1は支持軸3の回り(図1における紙面に垂直な方向)に回転可能であり、また、球面管部材5および軸受部材11の摩擦面の曲率中心Cの回りに揺動可能である。本実施形態では、軸部材である支持軸3が基台8に固定され、軸受である駆動シリンダ1の基部2が揺動するようにされている。本発明の球面継ぎ手としては、とくにこの支持軸3と基部2との組み合わせに限定されるものではない。球面継ぎ手はその軸部材と軸受とが相対的に揺動可能にされておればよい。
【0021】
貫通孔10の内周の一部分、すなわち、本実施形態では前記段差部12の反軸受部材11側に隣接した部分が、半径方向内方に鍔状に張り出している。この鍔状部分が、駆動シリンダ1の揺動を所定範囲に制限するストッパ部15として構成されている。張り出したストッパ部15の円形状内周縁15Aは貫通孔10と同軸にされている。内周縁15Aの直径は前記支持軸3の直径より所定寸法だけ大きくされている。したがって、支持軸3の中心軸が軸受部材11の中心軸と一致しているとき、すなわち、駆動シリンダ1が揺動していないとき(この状態をニュートラルの状態ともいう)、支持軸3の外周面とストッパ部内周縁15Aとの間に周方向に均一な隙間Gが形成される。この隙間Gと、前記曲率中心Cからストッパ部内周縁15Aまでの軸方向離間寸法とが、駆動シリンダ1の許容揺動角度を決定する。ストッパ部内周縁15Aが駆動シリンダ1の外周面に接触することによって駆動シリンダ1の揺動が制限されるからである。前記許容揺動角度は、駆動シリンダ1の揺動時に軸受部材11のシールリング14が前記球面管部材5の摩擦面から軸方向外方へ逸脱しない範囲に定められる。この範囲に基づく前記内周縁15Aの位置は球面継ぎ手の設計段階で容易に求めることができる。
【0022】
ストッパ部15は、駆動シリンダ1の揺動時に支持軸3の外周面以外には干渉しない位置および形状に形成されている。ストッパ部内周縁15Aは、駆動シリンダ1の揺動時に支持軸3の外周面と面接触しうるように、図示のごとく軸方向に沿って前記曲率中心Cに近づくにつれて縮径したテーパ状に形成されている。
【0023】
本実施形態では、前述のごとくストッパ部15を機械加工等によって基部2に一体に形成している。しかし、かかる構成に限定されない。基部2とは別体に形成された円環状のストッパ部材を貫通孔10内に装着しうるように構成してもよい。内径のみ異なる複数個のストッパ部材を用意しておけば、それらを取り替えることにより、駆動シリンダ1の許容揺動角度を変更することができる。
【0024】
前記貫通孔10内において、ストッパ部15に隣接して円環状の溝16が、貫通孔10と同軸状に形成されている。この溝16内には円環状の弾性部材17が着脱可能に嵌着されている。この弾性部材17は、たとえばゴムや軟質合成樹脂等の弾力性および可撓性を有する材料から形成されている。この弾性部材17の内径は支持軸3の外径とほぼ同じである。そして、この弾性部材17は、その内周縁17Aによって、支持軸3の中心軸が軸受部材11の中心軸と一致するように支持軸3を弾力的に保持する寸法および位置に形成されている。この弾性部材17の弾力は、駆動シリンダ1の揺動を阻害するほど大きいものではない。しかし、駆動シリンダ1がニュートラルの状態から揺動させられると、揺動角度にほぼ比例して駆動シリンダ1をニュートラル位置へ戻そうとする弾力的な復元力が生じる。また、弾性部材17は、不用意にストッパ部15が支持軸3にカチカチ当たることを防止する。
【0025】
前記弾性部材としては、とくに連続した円環状に限定されることはなく、多数個の円弧状部材を円上に配置してもよい。また、ゴムや軟質合成樹脂等からなる部材に限定されない。前記貫通孔10の内周に周方向に多数個のバネ部材を配置してもよい。各バネ部材の先端には支持軸3の外周面とほぼ同じ曲率の曲面を持つ円弧状パッドを設置しておいてもよい。
【0026】
前述したストッパ部15および弾性部材17はそれぞれ、図1中の軸受部材11の軸方向右側外方に配置されているが、この配置に限定されない。曲率中心Cから軸方向に離間した位置であれば軸受部材11の軸方向いずれ側に配置されていてもよい。また、ストッパ部15および弾性部材17のいずれを軸方向外方に配置してもよい。しかし、着脱可能に装着されている弾性部材17を図示のごとく外方に配置する方が着脱作業が容易となるので好ましい。
【0027】
また、これらストッパ部15および弾性部材17はともに基部2の貫通孔10内に設けられているが、かかる構成に限定されない。前記支持軸3の外周面にストッパ部および弾性部材を形成して、基部2の貫通孔10の内周面に接するようにしてもよい。また、ストッパ部および弾性部材のいずれか一方を支持軸3の外周面に形成し、他方を貫通孔10の内周面に形成してもよい。
【0028】
図3には球面継ぎ手の他の適用例が示されている。すなわち、この球面継ぎ手は、駆動シリンダ21の基部22と、この基部22を覆うように支持する支持部材23とから構成されている。図1の球面継ぎ手とは逆に、この球面継ぎ手においてはその駆動シリンダ21が軸部材に相当し、球面滑り軸受としての支持部材23によって揺動可能に支持されている。基部22の外周面は球面状に形成されており、この球面状外周面と接触する支持部材23の内周面も球面状に形成されている。前記支持部材23は、駆動シリンダの基部22に着脱が容易となるように二つに分離可能に構成されており、固定ボルト24によって一体化されている。支持部材23の摩擦面の両端縁にはそれぞれシールリング25が設置されている。
【0029】
支持部材23の駆動シリンダ側にはストッパ部材26が固定ボルト27によって取り付けられている。このストッパ部材26は、その円形状の中央開口28を円筒状の駆動シリンダ21が貫通するように配置されている。中央開口28の内周のうち、駆動シリンダ21の外周面と対向する一部分が半径方向内方に鍔状に張り出している。この鍔状部分が、駆動シリンダ1の揺動を所定範囲に制限するストッパ部29として構成されている。張り出したストッパ部29の円形状内周縁29Aは支持部材23の内周面と同軸にされている。ストッパ部内周縁29Aは、駆動シリンダ21の揺動時にその外周面と面接触しうるように、図示のごとく軸方向に沿って球状摩擦面の曲率中心Cに近づくにつれて縮径したテーパ状に形成されている。
【0030】
内周縁29Aの直径は駆動シリンダ21の直径より所定寸法だけ大きくされている。駆動シリンダ21の中心軸と中央開口28の中心軸が一致するニュートラルの状態においては、駆動シリンダ21の外周面とストッパ部29の内周縁29Aとの間に周方向に均一な隙間Gが形成される。この隙間Gは、駆動シリンダ21の揺動時に支持部材23のシールリング25が前記基部22の摩擦面から外方へ逸脱しない範囲に定められる。
【0031】
中央開口28内における、ストッパ部29に隣接して円環状の溝30が、中央開口28と同軸状に形成されている。この溝30内には円環状の弾性部材31が着脱可能に嵌着されている。この弾性部材31の目的、材質および形状は前述した弾性部材17(図1および図2)と同様にして決定されるので、その説明を省略する。
【0032】
以上説明した球面継ぎ手の実施形態では、球面滑り軸受を例示しているが、滑り軸受には限定されない。摩擦面への塵埃の侵入防止という課題はないが、たとえば、軸部材と軸受との間に多数個の遊星球を保持したリテーナを介在させた転がり球面継ぎ手にも本発明を適用することは可能である。何らかの理由によって相対揺動の角度を制限する必要があるときには有効である。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明の球面継ぎ手は、その支持部側のシール部材より内方の摩擦面が露出するほどの大きな軸部材の揺動が防止されるので、たとえば、揺動可能ないわゆるロッドエンド等として有用である。
【図面の簡単な説明】
【0034】
【図1】本発明の球面継ぎ手の一実施形態が適用された装置の一部を示す一部断面図である。
【図2】図1のII−II線矢視図である。
【図3】本発明の球面継ぎ手の他の実施形態が適用された装置を示す一部断面図である。
【図4】従来の球面継ぎ手が適用された装置の一例を示す一部断面図である。
【符号の説明】
【0035】
1・・・・駆動シリンダ
2・・・・基部
3・・・・支持軸
4・・・・段差部
5・・・・球面管部材
6・・・・固定ナット
7・・・・取付ブラケット
8・・・・基台
9・・・・ボルト
10・・・・貫通孔
11・・・・軸受部材
12・・・・段差部
13・・・・軸受固定金具
14・・・・シールリング
15・・・・ストッパ部
16・・・・溝
17・・・・弾性部材
18・・・・固定ボルト
21・・・・駆動シリンダ
22・・・・基部
23・・・・支持部材
24・・・・固定ボルト
25・・・・シールリング
26・・・・ストッパ部材
27・・・・固定ボルト
28・・・・中央開口
29・・・・ストッパ部
30・・・・溝
31・・・・弾性部材
G・・・・隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
球面状の外周面を有する軸部と、該軸部の外周面に接する球面状の内周面によって前記軸部を揺動可能に支持する支持部とからなり、
前記支持部の内周面より軸部の軸方向外方の部分、または、当該部分に対向する軸部の部分に、軸部の揺動を所定範囲に制限するストッパ部が形成されてなる球面継ぎ手。
【請求項2】
前記ストッパ部が、支持部を貫通して外方へ露出した軸部の周囲を、隙間を空けて囲むように形成されており、
軸部が支持部を中心に所定角度揺動したときにストッパ部に接触するように構成されてなる請求項1記載の球面継ぎ手。
【請求項3】
前記ストッパ部が、支持部に形成された軸部貫通孔の内周面から軸部に向けて内方へ突出する鍔状部から構成され、軸部の横断面外形よりわずかに大きく且つほぼ相似形の内周形状を呈してなる請求項2記載の球面継ぎ手。
【請求項4】
前記ストッパ部が、軸部の横断面外形よりわずかに大きく且つほぼ相似形の内周形状を呈した環状の独立した部材から構成され、支持部に着脱可能に構成されてなる請求項2記載の球面継ぎ手。
【請求項5】
前記支持部の内周面より軸部の軸方向外方の部分、および、該部分に対向する軸部の部分のうちのいずれか一方に、他方に接触する弾性部材が配置されてなる請求項1記載の球面継ぎ手。
【請求項6】
前記弾性部材が、軸部の周囲を取り囲むように支持部に取り付けられた、環状の可撓性素材から形成されてなる請求項5記載の球面継ぎ手。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2008−248989(P2008−248989A)
【公開日】平成20年10月16日(2008.10.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−89412(P2007−89412)
【出願日】平成19年3月29日(2007.3.29)
【出願人】(592216188)株式会社カワサキプレシジョンマシナリ (67)
【出願人】(000000974)川崎重工業株式会社 (1,710)
【Fターム(参考)】