説明

生ゴミ乾燥処理機

【課題】攪拌破砕翼を駆動されるモータの使用耐年数の向上を目的とする。
【解決手段】 本発明は、内鍋2と生ゴミ処理筐体3と蓋4と吸気通路41と排気通路42と、前記吸気通路内41に配置された送風する送風手段9と、前記内鍋2を加熱する加熱手段6と、攪拌破砕翼12と、攪拌破砕翼駆動部であるモータ13とを含む生ゴミ乾燥処理機1において、モータ13が前記吸気通路内41に配置され、前記蓋4に対し、前記攪拌破砕翼12を回転可能に軸支され、モータ13によって回転される第一の軸14を備え、前記第一の軸は、一端がモータ13に連結する第一のシャフト15と、一端が前記第一のシャフトの他端に係合可能であり、他端が前記攪拌破砕翼に連結する第二のシャフト16を備えており、前記第一のシャフト15及び第二のシャフト16は、前記蓋4が前記投入口を閉塞状態で連結し、前記投入口を開放状態で外れることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、生ゴミ乾燥処理機に関し、特に攪拌破砕翼を駆動させるモータの使用耐年数の向上に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、家庭で使用されている生ゴミ乾燥処理機は、一般的に、乾燥用ヒーターで130〜150度の高熱の熱風を、攪拌破砕翼で攪拌しながら、生ゴミに2時間程度吹きつけて乾燥させるものであった。また、体積を減らすべく、攪拌破砕翼は生ゴミを破砕し、粉末化するといった方法であった。従って、一般的な生ゴミ乾燥処理機には、生ゴミを加熱するための装置と攪拌破砕するための装置とが必要であった。
【0003】
そして、生ゴミを加熱する乾燥用ヒーターは、生ゴミに温風を供給するために蓋側に配置される一方で、攪拌破砕翼の駆動手段であるモータは、生ゴミ乾燥処理機の内鍋の底部側に設けられていた。
【特許文献1】特開2004−057864号公報
【特許文献2】特開2004−236506号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、当該モータの位置が生ゴミ乾燥処理機の本体内の底部に設けられていたために、モータが発する熱が発散しづらく、モータの寿命が短くなるとういう問題があった。
【0005】
また、当該問題を解決するために、別個冷却装置を設けても良いが、コストがかかってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するため、本発明である生ゴミ乾燥処理機は、生ゴミを処理するための内鍋と、前記内鍋を着脱可能に収納する収納部を有する生ゴミ処理筐体と、前記生ゴミ処理筐体に開閉可能に取り付けられ、前記の生ゴミ処理筐体の上部を覆い、かつ、前記内鍋の投入口を閉塞する蓋と、前記蓋内に設けられた前記内鍋内に連通する吸気通路と、前記蓋内に設けられた前記内鍋内に連通する排気通路と、前記吸気通路内に前記内鍋に対して送風する送風手段と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋内に投入される生ゴミを攪拌破砕する攪拌破砕翼と、前記攪拌破砕翼を回転駆動させる攪拌破砕翼駆動手段とを含む生ゴミ乾燥処理機において、前記攪拌破砕翼駆動手段が、前記吸気通路内に配置され、前記蓋に対し、前記攪拌破砕翼を回転可能に軸支され、前記攪拌破砕翼駆動手段によって回転される軸部を備え、前記軸部は、一端が前記攪拌破砕翼駆動部に連結する第一のシャフトと、一端が前記第一のシャフトの他端に係合可能であり、他端が前記翼に連結する第二のシャフトを備えており、前記第一のシャフト及び第二のシャフトは、前記蓋部が前記投入口を閉塞状態で連結し、前記投入口を開放状態で外れることを特徴とする。
【0007】
請求項1に係る発明によれば、攪拌破砕翼駆動部であるモータが吸気通路内に配置されることによって、モータから生じる熱を拡散することができ、別個の冷却装置を設けなくとも、モータの加熱を抑止することができる。
【0008】
また、攪拌破砕翼駆動部であるモータが蓋側に格納されているため、加熱手段を内鍋筐体側に配置し内鍋を熱することができ、乾燥用ヒーターに限らずとも、高温で生ゴミを乾燥させることが出来る。
【0009】
また、請求項2に係る発明は、前記蓋の底面側に、軟質の高温耐熱パッキンが外周面に固着された内蓋を備えることを特徴とする。
【0010】
請求項3に係る発明は、前記送風手段が、遠心ブローであることを特徴とする。
【0011】
請求項4に係る発明は、前記送風手段が、軸流ファンであることを特徴とする。
【0012】
請求項5に係る発明は、前記送風手段が、貫流ファンであることを特徴とする。
【0013】
請求項6に係る発明は、前記送風手段が、渦流ファンであることを特徴とする。
【0014】
請求項7に係る発明は、前記排気通路において、消臭装置を配置したことを特徴とする。
【0015】
請求項8に係る発明は、前記内鍋において、前記内鍋の内周側面と内周底面に耐熱付着防止加工をしていることを特徴とする。
【0016】
請求項9に係る発明は、前記内鍋において、前記内鍋内が真空であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
このような構成によれば、モータの使用耐年数を延ばし、かつ、乾燥用ヒーターによらなくとも、生ゴミが加熱可能である生ゴミ乾燥処理機を解決するものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る生ゴミ乾燥処理機の斜視図である。図2は、図1に図示した生ゴミ乾燥処理機の断面図である。図3は、軸部を構成する第1シャフトと第2シャフトの斜視図である。
【0019】
本実施形態に係る生ゴミ乾燥処理機1を、図1に示すが、図1(a)は蓋4が閉じている状態の図であって、図1(b)は、蓋4が開いている状態図である。
生ゴミ乾燥処理機1は、内鍋2と生ゴミ処理筐体3と蓋4とから構成される。また、生ゴミ処理筐体3は内鍋2を収納する一方で、蓋4が生ゴミ処理機に開閉可能に取り付けられ、前記生ゴミ処理機3と内鍋2との上部を覆う。開いている状態において、内鍋2に生ゴミを投入可能となる。
【0020】
内鍋2の形状は、図2の断面図に示すように、内鍋2の中心部には突起部2aが内鍋2と一体に形成されている。突起部2aは、円筒形の形状である。突起部2aの内部には、軸受部17が配置されている。軸受部17は、軸部14を構成する第2シャフトの一端を軸支する。当該構成により、軸部14を一端は蓋4で、他端は軸受け17で軸支し、安定して回転をすることができる。
また、突起部2aの上端面に、支持する攪拌破砕翼12を回転容易にすべく、ボールベアリング等の面受部22を設けられている。
また、内鍋2を生ゴミ処理筐体3から、取り出し易いように、内鍋2の投入口外周面を突起させ、取手部分22を設けても良い。
また、内鍋2の表面に、乾燥した生ゴミが付着しないように、フッ素加工等の耐熱付着防止加工されていることが望ましい。また、内鍋2は、内壁と外壁とからなり、前記内壁と外壁の間が真空に形成された、二重壁真空鍋いてもよい。また、内鍋2の材質は、本発明においては、特に限定されないが、後述する加熱手段6が、電磁波による場合には、鉄やステンレスであることが必要である。
【0021】
生ゴミ処理筐体3は、内鍋2を収納する内鍋加熱壁5が設けられている。また、内鍋加熱壁5の外周底面側には、内鍋2を加熱するための加熱手段6が配置されて、また、加熱手段6により生じた熱が、前記生ゴミ処理筐体3本体に伝導しないように、内鍋加熱壁5と加熱手段6の外周面を断熱材層7にて隔離する。また、加熱手段6と送風手段9とモータ13を制御するための電気回路制御基板8を設ける。生ゴミ処理筐体3は、材質を問わないが、持ち運びが容易な様に軽量な材質であることが望ましい。
【0022】
蓋4は、前記生ゴミ処理筐体3に開閉可能に接続され、生ゴミ処理筐体3に収納する内鍋2の投入口を閉塞する。
また、蓋4には、吸気通路41と排気通路42とが設けられ、前記吸気通路41内には送風手段9と攪拌破砕翼駆動手段であるモータ13が配置されている。モータ13は、吸気通路内42に固着され、モータ13と連結する軸部14を軸支するための穴部が蓋4と内蓋10に形成されている。また、本実施形態においては、蓋4の内蓋10を備えるが、前記内蓋10は、前記吸気通路41から、供給される空気が内鍋2へ、及び、前記内鍋から排気される蒸気等が、前記排気通路42を通過できるように、内鍋10は孔部11a、11bが形成される。
【0023】
内鍋加熱壁5は、外周底面に位置する加熱手段6から生じる熱を内鍋2に伝導するために、熱伝導率が高い材質であることが望ましい。
【0024】
加熱手段6は、内鍋2を加熱できれば、特に限定されるものでなく、電気ヒータ、ガスによる加熱、ハロゲンヒータ、電磁波が挙げられる。但し、加熱手段6が電磁波である場合には、前記内鍋2の材質が、電気抵抗が高い鉄やステンレスであることが必要である。
また、加熱手段6は、一般的な生ゴミ乾燥処理機における加熱用ヒータの温風の温度は、130〜150度であるが、本発明における加熱手段6は、内鍋2に投入された生ゴミを85度前後で加熱できれば良い。
【0025】
断熱材層7は、ガラス繊維やセラミック繊維が挙げられるが、本発明では特に限定されない。
【0026】
気回路制御基板8には、図示しないが、生ゴミ処理筐体3に固定されているマイクロコンピュータがあり、加熱手段6と送風手段9攪拌破砕駆動手段であるモータ13と電気的接続をし、これらの動作を制御する。
その他に、内鍋2に投入された生ゴミの温度を検知するために、図示しないが、温度センサが、内蓋10に、若しくは、内鍋2の外周底面に設けられ、マイクロコンピュータと電気的接続をする。また、図示しないが内鍋2の外周底面には、内鍋2内に投入された生ゴミ20の重量を量るための重量センサが配置され、マイクロコンピュータと電気的接続をする。
そして、重量センサが量った生ゴミの重量に従って加熱時間は変化するが、温度センサが生ゴミの温度を検知し、検知された温度及び重量に対して、生ゴミが乾燥するように電気回路制御基板8が加熱手段6と送風手段9攪拌破砕駆動手段であるモータ13を制御する。
【0027】
送風手段9は、蓋4の吸気通路41内に配置するが、当該送風手段41は、ファン用モータ46と連結するファン44から構成され、ファン用モータ46がファンを回転させることによって、内鍋2内に送風する。
【0028】
内蓋10は、蓋4が閉まっている場合、内鍋2内の熱が逃げないように、内鍋2の上部端面と係合するよう段差を形成、または、内蓋10の外周面に、Oリング等の高温耐熱パッキンが備えてもよい。衛生的観点から、内蓋4を洗浄可能とすべく、内蓋10は、蓋4と着脱可能に取り付けられることが望ましい。また、内鍋2内が熱せられているため、内蓋10についても、熱塑性変形しないよう金属を材料とすることが望ましい。内蓋10には、吸気通路41と排気通路42とが、内鍋2と連通する必要性から、パンチングマシーン等により孔部11aと11bを形成する必要がある。また、上側から生ゴミを加熱すべく、内蓋10には、補助加熱装置も設置してもよい。
【0029】
攪拌破砕翼12は、生ゴミを攪拌破砕する複数の羽根刃12aと前記羽根刃12aを支持するシャフト12bから構成される。また、シャフト12bを、駆動する第2シャフトと連動させるために、シャフト12bの一端を内側に折り曲げて、第2シャフト16と嵌合させ固定する。
【0030】
モータ13は、本発明の攪拌破砕翼駆動手段であって、吸気通路41内に固定されている。また、モータ13は、軸部14を構成する第1シャフト15と連結し、第1シャフトを回転させる。
【0031】
軸部14は、第1シャフト15と第2シャフト16から構成される。これを図3に例示する。
図3(a)は、第1シャフト15と第2シャフト16の構成を示す拡大図である。
第1シャフト15は、軸部15aと円盤部15bと凸部15cとが一体的に形成されてなる。また、円盤部15bの軸部15aが形成されている面の背面に、凸部15cが形成されている。凸部15cは円錐状であって、複数の溝が形成されている。
【0032】
第2シャフト16は、軸部16aと円盤部16bと凹部16cとが一体的に形成されてなる。円盤部16bの軸部16aが形成されている面の背面側に、凹部16cが形成されている。凹部16cは円錐状の穴であって、凸部15cと係合するように複数の溝が形成される。また、第2シャフト16は、軸受部17に軸支されるが、衛生面の観点から、第2シャフト16に連結する攪拌破砕翼12が、洗うことが出来るように着脱可能である。
【0033】
前記構成によれば、蓋4の開閉に連動して上下する第1シャフト15は、蓋4を閉めた場合、第1シャフト15の凸部15cは、第2シャフト16の凹部16cに当接し、係合する。そして、凸部15cと凹部16cが係合しているため、モータ13と連結する第1シャフトが回転すれば、第1シャフト15の回転力が第2シャフト16に伝わる。
これによって、第2シャフトに連結する攪拌破砕翼12も回転し、生ゴミを攪拌破砕可能となる。
ただし、第1シャフト15と第2シャフト16は、前記した形状に限らず、図3(b)と(c)に示す形状であってもよい。図3(b)に示す第1シャフト18は、軸部18aに連結する凸部18bの山部18cは複数の三角錐からなり、第2シャフト19に連結する凹部19bには、前記山部18cに噛合するように複数の三角錐の溝からなる溝部19cが形成されてもよい。また、図3(c)に示すように、第1シャフト20の山部20cと、第2シャフト21の溝部21cが略十字型であってもよい。
【0034】
軸受部17は、第2シャフトの一端を収納するよう円筒形であって、その両端にボールベアリング等を配置する。また、軸受部17は、上側に位置するのが望ましい。加熱手段6の熱により、ボールベアリング等が焼きつくことを防止するためである。
【0035】
吸気通路41は、蓋4内に設けられた空間であって蓋4の上側表面から、下側に向かって、孔が形成されればよい。図2に示す本実施形態においては、蓋4内部が空間となっており、その空間に仕切り板43を設けることにより、前記空間を二分し、一方が吸気通路41、他方が排気通路42となっている。
【0036】
ファン44は、数枚の羽根と、ファン用モータ46と連結し、前記数枚の羽根を支持する軸とからなる。ファンは、遠心ブローであれば静かであるが、これに限定されるものでなく、内鍋2内に送風できればよいため、貫流ファン、軸流ファン、渦流ファンであってもよい。
【0037】
消臭装置45は、生ゴミ20を加熱することにより生じるための臭気を抑制するためのものである。従って、前記消臭装置45は、排気通路42内に配置される必要がある。また、消臭装置としては、ハニカム状の白金触媒を含む高温触媒装置や、活性炭類装置、銅イオン含浸消臭剤、銀イオンハニカムコア、オゾン発生装置、二酸化チタン消臭装置、活性炭素繊維不織布、植物抽出エキス塗布材及び植物抽出エキスの散布装置などが挙げられる。
【0038】
本実施形態に係る生ゴミ処理機1の使用方法は、開閉可能な蓋4を開けて、生ゴミを内鍋2に投入するが、投入された生ゴミの重量を重量センサが量る。これに対し、その重量に合わせ内鍋2の温度を上げるべく、電気回路制御基板8が内鍋2を加熱するよう加熱手段6を制御する。また、電気回路制御基板8は、投入された生ゴミを粉末化すべく、攪拌破砕駆動手段であるモータ13を駆動させる。そして、モータ13に連結する攪拌破砕翼12が回転し、生ゴミを破砕する一方で、粉末化した生ゴミを攪拌するため、内鍋2から熱が生ゴミ全体に伝導する。また、生ゴミから排出した蒸気等を外部に排出すべく、電気回路制御基板8が送風手段9を駆動させる。これによって、吸気通路41を通じて外気が内鍋2内に送り込まれ、内鍋2内の蒸気等は押し出されるように、排気通路42を通って、外部に排出される。また、生ゴミから排出する臭気は、排気通路42内に配置される消臭装置44によって除去される。以上の過程により、生ゴミは乾燥する。
【0039】
本構成によれば、前記したように供給通路41から送風手段9にて、内鍋2内に外気を送り込むが、攪拌破砕翼12を駆動させる攪拌破砕駆動手段であるモータ13が前記供給通路41内に配置されるため、モータ13の発する熱は、生ゴミ乾燥処理機1内に滞留しないことが可能となる。
以上、生ゴミ乾燥処理機の実施形態について説明したが、本発明は本実施形態に限るものではない。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】実施形態に係る生ゴミ乾燥処理機の全体を表す斜視図である。
【図2】実施形態に係る生ゴミ乾燥処理機の断面図である
【図3】軸部を構成する第1シャフトと、第2シャフトを表す拡大斜視図である。
【符号の説明】
【0041】
1 生ゴミ乾燥処理機
2 内鍋
2a 突起部
3 生ゴミ処理筐体
4 蓋
5 内鍋加熱壁
6 加熱手段
7 断熱材
8 電気回路制御基板
9 送風手段
10 内蓋
11a 孔部
11b 孔部
12 攪拌破砕翼
12a 羽根刃
12b 軸部
13 モータ(攪拌破砕翼駆動部)
14 軸部
15 第一のシャフト
15a 軸部
15b 円盤部
15c 凸部
16 第二のシャフト
16a 軸部
16b 円盤部
16c 凹部
17 軸受部
18 第一のシャフト
18a 軸部
18b 凸部
18c 溝部
19 第二のシャフト
19a 軸部
19b 凹部
19c 溝部
20 第一のシャフト
20 軸部
20b 凸部
20c 溝部
21 第二のシャフト
21a 軸部
21b 凹部
21c 溝部
22 面受部
41 吸気通路
42 排気通路
43 仕切り板
44 ファン
45 消臭装置
46 ファン用モータ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
生ゴミを処理するための内鍋と、前記内鍋を着脱可能に収納する収納部を有する生ゴミ処理筐体と、前記生ゴミ処理筐体に開閉可能に取り付けられ、前記の生ゴミ処理筐体の上部を覆い、かつ、前記内鍋の投入口を閉塞する蓋と、前記蓋内に設けられた前記内鍋内に連通する吸気通路と、前記蓋内に設けられた前記内鍋内に連通する排気通路と、前記吸気通路内に前記内鍋に対して送風する送風手段と、前記内鍋を加熱する加熱手段と、前記内鍋内に投入される生ゴミを攪拌破砕する攪拌破砕翼と前記攪拌破砕翼を回転駆動する攪拌破砕翼駆動手段とを含む生ゴミ乾燥処理機において、前記攪拌破砕翼駆動部が、前記吸気通路内に配置され、前記蓋に対し、前記攪拌破砕翼を回転可能に軸支し、前記攪拌破砕翼駆動部によって回転される軸部を備え、前記軸部は、一端が前記攪拌翼駆動部に連結する第一のシャフトと、一端が前記第一のシャフトの他端に係合可能であり、他端が前記攪拌破砕翼に連結する第二のシャフトを備えており、前記第一のシャフト及び第二のシャフトは、前記蓋部が前記投入口を閉塞状態で連結し、前記投入口を開放状態で外れることを特徴とする生ゴミ乾燥処理機
【請求項2】
前記蓋の底面側に、軟質の高温耐熱パッキンが外周面に固着された内蓋を備えることを特徴とする請求項1に記載する生ゴミ乾燥処理機
【請求項3】
前記送風手段が、遠心ブローであることを特徴とする請求項1に記載する生ゴミ乾燥処理機
【請求項4】
前記送風手段が、軸流ファンであることを特徴とする請求項1に記載する生ゴミ乾燥処理機
【請求項5】
前記送風手段が、貫流ファンであることを特徴とする請求項1に記載する生ゴミ乾燥処理機
【請求項6】
前記送風手段が、渦流ファンであることを特徴とする請求項1に記載する生ゴミ乾燥処理機
【請求項7】
前記排気通路において、消臭装置を配置したことを特徴とする請求項1に記載する生ゴミ乾燥処理機
【請求項8】
前記内鍋において、前記内鍋の内周側面と内周底面に耐熱付着防止加工をしていることを特徴とする請求項1に記載する生ゴミ乾燥処理機
【請求項9】
前記内鍋が、二重壁真空鍋であることを特徴とする請求項1に記載する生ゴミ処理機

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2008−178856(P2008−178856A)
【公開日】平成20年8月7日(2008.8.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−101673(P2007−101673)
【出願日】平成19年4月9日(2007.4.9)
【出願人】(591220148)伸洋産業株式会社 (69)
【Fターム(参考)】