説明

生体情報取得装置

【課題】体内導入後に誤停止しないカプセル型内視鏡10を提供する。
【解決手段】カプセル型内視鏡10は、被検体の体内情報を取得する生体情報取得部26と、電力を供給する電池19と、電池19から生体情報取得部26への電力供給をオン/オフする電源スイッチ25と、被検体の体内への導入を検知すると検知信号を出力する検知部20と、検知信号に応じて、電源スイッチ25を制御する制御部21と、を具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、被検体の内部に導入され、生体内の情報を取得する生体情報取得装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、内視鏡の分野においては、生体情報取得装置である飲み込み型のカプセル型内視鏡が登場している。カプセル型内視鏡は被検体の口から飲み込まれることで体内に導入され、自然排出されるまでの間、体腔内例えば胃および小腸などの臓器の内部を蠕動運動に従って移動し、順次撮像する機能を有する。
【0003】
体腔内を移動する間、カプセル型内視鏡によって体内で撮像された画像データは、無線通信により外部に送信され、外部の受信機内に設けられたメモリに蓄積される。患者は、この無線通信機能およびメモリ機能を備えた受信機を携帯することにより、カプセル型内視鏡を飲み込んだあと、排出されるまでの間、自由に行動できる。
【0004】
カプセル型内視鏡は筐体に内蔵した電池等から駆動電力を得るが、内部回路等も筐体内に密閉された構造のため筐体外面に配設したスイッチ等を使用者が操作して駆動をオン/オフ操作することができない。このため筐体内部に外部信号によってオン/オフするスイッチを備えたカプセル型内視鏡が提案されている。
【0005】
図1に、特開2001−224553号公報に開示されているカプセル型内視鏡110の電源スイッチ部分の回路図を示す。カプセル型内視鏡110は、磁界中に置かれると接点が開くリードスイッチ112とコンデンサ112Bとによって、電池119から主要回路への電力供給スイッチングが非接触で行われる。また、例えば輸送時または使用しないときなどには、磁石を備えた梱包箱または収納ケースにカプセル型内視鏡110を収納すれば、電源をオフにしておくことができる。
【0006】
しかし、カプセル型内視鏡110は、磁界により電源のオン/オフを制御しているため、意図しない磁界の印加によって誤動作するおそれがある。特に、カプセル型内視鏡110が被検者により嚥下されたあとに誤停止した場合には、観察部位を見落としたりして再検査が必要となったりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2001−224553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は体内導入後に誤停止しない生体情報取得装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一形態の生体情報取得装置は、被検体の体内の情報を取得する生体情報取得部と、電力を供給する電源と、前記電源から前記生体情報取得部への電力供給をオン/オフする電源スイッチと、前記被検体の体内への導入を検知すると検知信号を出力する検知部と、前記検知信号に応じて、前記電源スイッチを制御する制御部と、を具備する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、体内導入後に誤停止しない生体情報取得装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】公知のカプセル型内視鏡の電源スイッチ部分の回路図である。
【図2】第1実施形態のカプセル型内視鏡の構成を説明するための構成図である。
【図3】第1実施形態のカプセル型内視鏡の外観図である。
【図4】第1実施形態の変形例1〜4のカプセル型内視鏡の外観図である。
【図5】第2実施形態のカプセル型内視鏡の構成を説明するための構成図である。
【図6】第2実施形態のカプセル型内視鏡の動作を説明するためのタイムチャートである。
【図7】第3実施形態のカプセル型内視鏡の構成を説明するための構成図である。
【図8】第3実施形態のカプセル型内視鏡の受信部の動作を説明するためのタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0012】
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態の生体情報取得装置であるカプセル型内視鏡(以下「カプセル」ともいう)10について説明する。
【0013】
図2に示すように、カプセル10は、カプセル10からの画像信号を受信する受信装置3と、生体観察システム1を構成する。受信装置3はアンテナユニット3Cと、画像受信部3Bと、画像を記憶する外部メモリ3Aと、を有している。
【0014】
カプセル10は、検知部20と、生体情報取得部26と、電源である電池19と、制御部21と、電源スイッチ25と、を具備する。
【0015】
被検体の体内情報を取得する生体情報取得部26は、照明ユニット28と、撮像ユニット27と、RFユニット29とを有する。照明ユニット28は体内臓器の壁面を照らす、例えばLED28Aを有する。撮像ユニット27は体内臓器の壁面を撮像するCCD27AまたはCMOSイメージセンサなどの固体撮像素子を有する。RFユニット29は撮像ユニット27によって得られた映像情報を無線により体外へ無線送信する送信回路と送信アンテナとを有する。RFユニット29が送信した映像情報は、外部の受信装置3の外部メモリ3Aに蓄積される。
【0016】
図3に示すように、検知部20は、カプセル10の筐体の外面に配置された2個の電極20A、20Bを有する。すなわち、カプセル10は、細長いカプセル形状であり、CCD27AおよびLED28Aが配設された端部は透明材料によって構成されたドーム形状であり、中央の円筒部および反対側のドーム形状の端部は遮光性材料によって構成されている。
【0017】
そして、中央の円筒部には電極20Aと電極20Bとが配設されている。カプセル10が体外にあるときには、電極20Aと電極20Bとは絶縁状態にあるが、カプセル10が体内にあるときには、体液、例えば、胃液等により電極20Aと電極20Bとは、ほぼ導通状態となる。すなわち、検知部20は、電極20Aと電極20Bとの間のインピーダンス(抵抗)を検知することにより、生体の内部(体内)にあるかを検知する。そして後述するように検知部20は、被検体の体内への導入を検知するとLレベルの検知信号を出力する。
【0018】
電池19から生体情報取得部26への電力供給をオン(供給)/オフ(遮断)制御する電源スイッチ25は、制御部21により制御される、例えばPチャネル型FETである。すなわち、電源スイッチ25は、ソース(S)が電池19に、ゲート(G)が制御部21の出力に、ドレイン(D)が生体情報取得部26に接続されている。電源スイッチ25は、ゲートへの入力に応じてドレイン/ソース間が開状態または閉状態となる。
【0019】
制御部21はバッファ回路21Bと抵抗21Aと、を有する。バッファ回路21Bの入力端子は、抵抗21Aによって電源電圧へプルアップされると共に、検知部20の電極20Aと接続されている。
【0020】
次に、カプセル10の動作について説明する。
カプセル10は体外にある場合、バッファ回路21Bへの入力は抵抗21Aによってプルアップされており、電源スイッチ25のゲート端子はHighレベル(Hレベル)である。このため、カプセル10は、電源スイッチ25が開(オフ)状態になっている休止状態である。
【0021】
カプセル10が、嚥下され、被検者の体内に導入される。すると検知部20の電極20Aと電極20Bとの間の電気抵抗(インピーダンス)は、体内の内壁または体内の液体(唾液、胃液等)との接触によって低くなる。2つの電極間インピーダンスが低くなると、検知部20は、Lレベルの検知信号を出力する。すると、バッファ回路21Bの入力はLowレベル(Lレベル)となり、バッファ回路21Bの出力(スイッチ25のゲート電圧)は、Lレベルとなる。
【0022】
すると、電源スイッチ25は導通(オン)状態となり、カプセル10は、生体情報取得部26への電源供給がオン状態の起動状態となる。以上の説明のように、カプセル10では、検知部20の検知結果に応じて制御部21が電源スイッチ25を制御する。
【0023】
起動状態の生体情報取得部26は、所定の時間間隔で撮像を行い、画像信号を無線送信する。生体情報取得部26が送信した画像信号は、受信装置3により受信され、外部メモリ3Aに記憶される。
【0024】
体内に導入されたときの、2つの電極(20A、20B)間のインピーダンスは、電極が接触する体内の部位および体液の種類等によって異なる。しかし体内における電極間のインピーダンスに対して、抵抗21Aの抵抗値を十分に大きな値にすることで、体内に導入されたときに、バッファ回路21Bの入力をLレベルにすることが可能である。
【0025】
カプセル10は、検知信号に応じて制御を行う制御部21の制御により、体外ではオフ(停止)状態であり、体内ではオン(起動)状態である。また、カプセル10の電源供給制御は2つの電極(20A、20B)間のインピーダンス変化にのみもとづいて制御されている。このためカプセル10は、体内へ導入したときから、生体情報取得部26への電源供給がオン状態となり、例えば、外部からの磁界の印加等によって電源供給がオフ状態となることはない。
【0026】
すなわち、カプセル型内視鏡10は、簡単な構成でありながら、体内導入後に誤停止することがない。
【0027】
なお、製造工程または使用前にカプセル10の動作確認が必要な場合には、2つの電極(20A、20B)間を短絡させればよい。また、カプセル10の輸送時などにおける収納ケースは、2つの電極20A、20Bが収納ケース内にて短絡しないよう、絶縁材料で構成したりすればよい。
【0028】
ここで、図2に示した電極20A、20Bは円筒部を取り囲む形状であるが、体内への導入によるインピーダンス変化を検知できる形状であれば、電極は如何なる形状でもよい。また、検知部20が、3個以上の電極を有し、いずれか2個の導通を検知してもよい。
【0029】
例えば、図4(A)に示す本実施形態の変形例1のカプセル型内視鏡10Aの電極20A1、20B1は、筐体外面に露出したパッド状電極である。図4(B)に示す変形例2のカプセル型内視鏡10Bの電極20A2、20B2は、筐体に沿ってリング状に配置されると共に、電極部が筐体面に対して凸構造である。図4(C)に示す変形例3のカプセル型内視鏡10Cの電極20A3、20B3は、筐体に沿ってリング状に配置されると共に、電極部が筐体面に対して凹構造である。図4(D)に示す変形例4のカプセル型内視鏡10Dの電極20A4、20B4は、それぞれが互いに絶縁され、筐体に沿ってリング状に配置されている4個の電極からなる。
【0030】
なお、検知部20の検知方法は、温度センサ、光センサ、音センサ、pHセンサまたは体内伝達信号センサ等にもとづいていてもよい。例えば、音センサは体内特有の心音を検出する。また体内伝達信号センサは、体外の高周波信号発生装置が発生し被検者の体表面に配設した体外電極を介して体内を伝達された信号を検出する。
【0031】
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態のカプセル型内視鏡10Eについて説明する。本実施形態のカプセル型内視鏡10Eは第1実施形態のカプセル型内視鏡10と類似しているため、異なる点についてのみ説明する。
【0032】
図5に示すように、カプセル型内視鏡10Eは、カプセル型内視鏡10Eの外部から磁界信号を送信する送信装置2と、カプセル型内視鏡10からの画像信号を受信する受信装置3と、生体観察システム1Eを構成する。送信装置2は電源2Aと、駆動部2Bと、磁界発生部である送信部2Cと、を有している。
【0033】
カプセル型内視鏡10Eは、信号受信部(以下、「受信部」ともいう)11E、を有している。受信部11Eは、リードスイッチ12Eと抵抗12Fとを有する。リードスイッチ12Eは2本の強磁性体リードが一端に隙間を持って相対し、ガラス管の中に封入されている。リードスイッチ12Eは外部磁界により、リードにN極とS極が誘導され、磁気吸引力により短絡し閉(オン)状態となる。また、磁界が除かれるとリードの弾性により開(オフ)状態となる。抵抗12Fは、リードスイッチ12Eが閉状態から開状態になったときに、制御部21Eの入力電圧をLレベルにするためのプルダウン抵抗である。
【0034】
制御部21Eは、分周回路であるD型フリップフロップ(FF)回路21Cとアンド回路21Dと抵抗21Aとを有する。分周回路であるフリップフロップ回路21CのxQ出力はアンド回路21Dの一方の入力端子に接続されている。
【0035】
アンド回路21Dの他方の入力端子は、抵抗21Aによってプルアップされると共に、検知部20の電極20Aに接続されている。
【0036】
制御部21Eの出力であるアンド回路21Dの出力は、電源スイッチ25のゲートに接続されている。アンド回路21Dは、2つの入力端子が共にHレベル以外の場合に、出力がLレベルになる。
【0037】
以下、図6のタイムチャートにそって、カプセル型内視鏡10Eの動作を説明する。なお、説明の煩雑さを防ぐため、フリップフロップ回路21Cは立ち上がりエッジ動作とする。
【0038】
初期状態(T0〜T1)において、カプセル10Eは体外に位置しており、また、生体情報取得部26はオフ状態である。
【0039】
時刻T1の1回目の磁界を印加した状態において、リードスイッチ12Eはオンし、リードスイッチ12Eがオンしている期間のみノードN1はHレベルとなる。フリップフロップ回路21Cは入力であるck端子の電圧であるノードN1がHレベルになったことを受けて、xQ出力はHレベルからLレベルに反転し、Lレベル信号がアンド回路21Dに入力される。アンド回路21Dの他方の入力は抵抗21Aによってプルアップされ、かつ電極20Aは開放状態のため、アンド回路21Dの出力はLレベルとなり、電源スイッチ25がオンとなる。これにより、生体情報取得部26への電源供給がオンとなる。
【0040】
時刻T2において、2回目の磁界が印加されると、再度、リードスイッチ12Eはオンし、フリップフロップ回路21CのxQ出力はLレベルからHレベルに反転するため、生体情報取得部26への電源供給はオフとなる。
【0041】
すなわち、カプセル10Eが体外に位置している状態においては、磁界印加の度に生体情報取得部26の電源供給は、オンからオフ、またはオフからオンへと、トグル動作する。
【0042】
ここで、体内に10Eを嚥下したときの動作について説明する。
時刻T3にカプセル10Eが嚥下され体内に挿入される。すると、電極20Aと電極20Bとの間のインピーダンスは体内の内壁または体内の液体(唾液、胃液、など)との接触によって低くなる。2つの電極間インピーダンスが低くなると、検知部20はLレベルの検知信号を出力するために、アンド回路21Dの片方の入力はLレベルとなり、他方の入力の状態に依存せずアンド回路21Dの出力(電源スイッチ25のゲート電圧)はLレベルとなる。これにより、電源スイッチ25はオン状態となり、生体情報取得部26への電源供給はオン状態となる。
【0043】
2つの電極間のインピーダンスは、電極が接触する体内の部位、体液の種類によって異なるが、それらのインピーダンスに対して抵抗21Aを十分大きな値にすることで、アンド回路21Dの入力をLレベルにすることが可能である。
【0044】
時刻T4の3回目の磁界印加、時刻T5の4回目の磁界印加によってフリップフロップ回路21CのxQ出力はHレベル/Lレベルを遷移するが、アンド回路21Dの出力は変動しない。
【0045】
すなわち、カプセル型内視鏡10Eは体内へ導入されているため、生体情報取得部26への電源供給は常にオン状態であり、外部からの磁界印加によって誤って停止することはない。
【0046】
カプセル型内視鏡10Eは、第1実施形態のカプセル10が有する効果を有し、さらに体外では容易にオン/オフ動作が可能である。
【0047】
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態のカプセル型内視鏡10Fについて説明する。本実施形態のカプセル型内視鏡10Fは第2実施形態のカプセル型内視鏡10Eと類似しているため異なる点についてのみ説明する。すなわち、本実施形態のカプセル型内視鏡10Fの第2の実施の形態のカプセル10Eとの違いは、制御信号として交流磁界を用いる点である。
【0048】
カプセル型内視鏡10Fの受信部11Fは、受信センサ12と、受信回路13と、を有する。受信センサ12は交流磁界の強度に応じた大きさの交流信号を出力する磁界検知用コイル12Aと共振用コンデンサ12Bとからなる。受信回路13は、受信センサ12から出力される交流信号を整流するダイオード13Aおよびコンデンサ13Bと抵抗13Cとを有する。
送信装置2からの交流磁界信号は、磁界検知用コイル12Aにて受電され、受電信号は整流され、カプセル10Eの制御部21E等と同じ制御部(不図示)に送信される。
【0049】
カプセル10Fでは、受信部11Fは、外部からの交流磁界を受信センサ12で受信し、受信回路13を介して直流信号を出力する。
【0050】
図5に示すように、ノードN2には交流磁界を印加されている期間のみHレベルの内部信号が出力され、制御部21Eへ伝達する。
【0051】
ノードN2は第1の実施の形態のノードN1に相当するため、その後の動作については第2の実施の形態のカプセル10Eと同様である。
【0052】
本実施の形態のカプセル10Fは受信部11Fが磁界検知用コイル12Aにより交流磁界を受電するため、比較的、弱い磁界でも動作すると共に、周波数の異なる交流磁界は受電しない。このため、カプセル10Fはカプセル10Eが有する効果を有し、さらに輸送中などにおける振動または外乱ノイズによる誤起動防止効果、機械的強度増加効果を有する。
【0053】
上記説明は、生体情報取得装置としてカプセル型内視鏡を例に説明したが、本発明の生体情報取得システムは、消化器液採取用カプセル型医療装置、カプセル型pHセンサ、またはカプセル型温度センサのような各種カプセル型生体情報取得装置に適用できる。
【0054】
本発明は、上述した実施形態または変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、実施形態または変形例の組み合わせ、種々の変更、改変等ができる。
【符号の説明】
【0055】
1、1E…生体観察システム、2…送信装置、3…受信装置、10、10A〜10F…カプセル型内視鏡、11E…受信部、11F…受信部、12…受信センサ、12A…磁界検知用コイル、12B…共振用コンデンサ、12E…リードスイッチ、12F…抵抗、13…受信回路、13A…ダイオード、13B…コンデンサ、13C…抵抗、19…電池、20…検知部、20A〜20D…電極、21A…抵抗、21B…バッファ回路、21C…フリップフロップ回路、21D…アンド回路、21E…制御部、25…電源スイッチ、26…生体情報取得部、27…撮像ユニット、28…照明ユニット、29…RFユニット、110…カプセル型内視鏡、112…リードスイッチ、112B…コンデンサ、119…電池

【特許請求の範囲】
【請求項1】
被検体の体内情報を取得する生体情報取得部と、
電力を供給する電源と、
前記電源から前記生体情報取得部への電力供給をオン/オフする電源スイッチと、
前記被検体の体内への導入を検知すると検知信号を出力する検知部と、
前記検知信号に応じて、前記電源スイッチを制御する制御部と、を具備することを特徴とする生体情報取得装置。
【請求項2】
前記検知部が、筐体の外面に配置された少なくとも2個の電極を有し、前記電極の間の電気抵抗変化により、前記被検体の体内への導入を検知することを特徴とする請求項1に記載の生体情報取得装置。
【請求項3】
前記電極が、円筒状の前記筐体を巻回していることを特徴とする請求項2に記載の生体情報取得装置。
【請求項4】
前記電極が、前記筐体の表面から凸状に形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の生体情報取得装置。
【請求項5】
前記電極が、前記筐体の表面から凹状に形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の生体情報取得装置。
【請求項6】
外部からの制御信号を受信し内部信号を出力する信号受信部を、さらに具備し、
前記制御部が、前記検知信号および前記内部信号に応じて、前記電源スイッチを制御することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の生体情報取得装置。
【請求項7】
前記制御信号が直流磁界信号であり、
前記信号受信部がリードスイッチを有することを特徴とする請求項6に記載の生体情報取得装置。
【請求項8】
前記制御信号が交流磁界信号であり、
前記信号受信部が、磁界検知用コイルと、前記磁界検知用コイルが受電した前記交流磁界信号を整流する受信回路と、を有することを特徴とする請求項6に記載の生体情報取得装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−81017(P2012−81017A)
【公開日】平成24年4月26日(2012.4.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−228974(P2010−228974)
【出願日】平成22年10月8日(2010.10.8)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】